JPH05330781A - ツインフックの脱索機構 - Google Patents
ツインフックの脱索機構Info
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- JPH05330781A JPH05330781A JP16187892A JP16187892A JPH05330781A JP H05330781 A JPH05330781 A JP H05330781A JP 16187892 A JP16187892 A JP 16187892A JP 16187892 A JP16187892 A JP 16187892A JP H05330781 A JPH05330781 A JP H05330781A
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- gear
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 12
- 230000009191 jumping Effects 0.000 claims description 40
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 9
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 4
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】クレーンのフックを掛止した索材の取外し作業
を遠隔操作で行う脱索機構で、作業員の労力を軽減し、
危険な作業から開放する。 【構成】フックを二個設けた索材の脱索機構であり、懸
下部1aと一対の袖部1bを設けた垂下部材1と、一対
の袖部1bへ夫々設けた第一フック3と第二フック5
と、ストッパー9を軸着し第1ギア7を固定した第一枢
動軸2へ突設したストッパー支持部材6と、跳上アーム
支持部材10へ第一フック3を内抱する跳上棒部12a
を備えた跳上アーム12とから成り、垂下させた第一フ
ック3をコ字状に形成した跳上アーム12で内抱できる
ように配設して枠体Yより下方へ枢動させ、索材Wを第
二フック5に掛止させたままで、第一フック3に掛止さ
れている索材Wを跳上棒部12aが跳上げて脱索するも
のである。
を遠隔操作で行う脱索機構で、作業員の労力を軽減し、
危険な作業から開放する。 【構成】フックを二個設けた索材の脱索機構であり、懸
下部1aと一対の袖部1bを設けた垂下部材1と、一対
の袖部1bへ夫々設けた第一フック3と第二フック5
と、ストッパー9を軸着し第1ギア7を固定した第一枢
動軸2へ突設したストッパー支持部材6と、跳上アーム
支持部材10へ第一フック3を内抱する跳上棒部12a
を備えた跳上アーム12とから成り、垂下させた第一フ
ック3をコ字状に形成した跳上アーム12で内抱できる
ように配設して枠体Yより下方へ枢動させ、索材Wを第
二フック5に掛止させたままで、第一フック3に掛止さ
れている索材Wを跳上棒部12aが跳上げて脱索するも
のである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンのフックに掛
止した索材を遠隔操作によって脱索させる、索材の脱索
機構に関するものであって、詳しくは、フックを二個設
けたフックの脱索機構に関するものである。
止した索材を遠隔操作によって脱索させる、索材の脱索
機構に関するものであって、詳しくは、フックを二個設
けたフックの脱索機構に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、クレーンを用いて資材
等を運搬する場合、運搬を開始する位置でワイヤ、スリ
ング等の索材の一端側を運搬物の周囲に巻き、他端側を
フックに掛止しており、その作業及び、運搬終了位置に
て索材をフックから外す作業は人手により行っていた。
等を運搬する場合、運搬を開始する位置でワイヤ、スリ
ング等の索材の一端側を運搬物の周囲に巻き、他端側を
フックに掛止しており、その作業及び、運搬終了位置に
て索材をフックから外す作業は人手により行っていた。
【0003】運搬中の運搬物は宙空を移動するものであ
るから、運搬開始位置で索材を運搬物に巻きつける作業
及びフックに掛止する作業は確実且つ正確に行わなけれ
ばならず、人手による作業及び確認が必要である。
るから、運搬開始位置で索材を運搬物に巻きつける作業
及びフックに掛止する作業は確実且つ正確に行わなけれ
ばならず、人手による作業及び確認が必要である。
【0004】然し乍ら、運搬を終了する位置に於いて、
索材をフックから取り外す作業は作業員が取り外す位置
まで移動して行っており、その運搬物が重量を伴う大型
の場合や、長尺物を束ねて移動させる場合、開放によっ
て運搬物がばらけ人体の一部が下敷きになる等の恐れも
あり極めて危険度の高い作業であるばかりか、作業現場
が広く運搬範囲が広い場合や、作業員が少数の場合は、
作業現場内を運搬終了位置まで上に下に左に右に移動す
るという苦労をも有していた。
索材をフックから取り外す作業は作業員が取り外す位置
まで移動して行っており、その運搬物が重量を伴う大型
の場合や、長尺物を束ねて移動させる場合、開放によっ
て運搬物がばらけ人体の一部が下敷きになる等の恐れも
あり極めて危険度の高い作業であるばかりか、作業現場
が広く運搬範囲が広い場合や、作業員が少数の場合は、
作業現場内を運搬終了位置まで上に下に左に右に移動す
るという苦労をも有していた。
【0005】
【発明の目的】本考案は、前述の問題点に鑑み、研鑽の
結果、従来の危険を伴った索材の取外し作業や、例えば
1階から10階への資材の運搬時にわざわざ10階まで
行く必要がなく、危険防止と作業の合理化を達成できる
フックに掛止した索材を遠隔操作により取外し、運搬物
の開放を行えるフックの脱索機構を提供するものであ
る。
結果、従来の危険を伴った索材の取外し作業や、例えば
1階から10階への資材の運搬時にわざわざ10階まで
行く必要がなく、危険防止と作業の合理化を達成できる
フックに掛止した索材を遠隔操作により取外し、運搬物
の開放を行えるフックの脱索機構を提供するものであ
る。
【0004】
【発明の構成】本発明の構成は、懸下部を設けると共に
一対の袖部を設けた垂下部材と、垂下部材の一方の袖部
へ第一枢動軸を介して軸着した第一フックと、垂下部材
の他方の袖部へ第四枢動軸を介して軸着した第二フック
と、第一枢動軸へ固着したストッパー支持部材と、スト
ッパー支持部材と第一枢動軸とに固定した第一ギアと、
ストツパー支持部材へ第三枢動軸を介して軸着したスト
ッパーと、ストッパーへ備えた脱索防止部と、垂下部材
に近設した跳上アーム支持部材と、跳上アーム支持部材
へ配設した第二枢動軸を介して軸着した跳上棒部を備え
た跳上アームと、跳上アーム支持部材と第二枢動軸とに
固定した第二ギアと、第二ギアと第一ギアとを噛合する
第三ギアと、第二ギアを駆動させる駆動系と、要部を覆
う枠体Yとから成る構成である。
一対の袖部を設けた垂下部材と、垂下部材の一方の袖部
へ第一枢動軸を介して軸着した第一フックと、垂下部材
の他方の袖部へ第四枢動軸を介して軸着した第二フック
と、第一枢動軸へ固着したストッパー支持部材と、スト
ッパー支持部材と第一枢動軸とに固定した第一ギアと、
ストツパー支持部材へ第三枢動軸を介して軸着したスト
ッパーと、ストッパーへ備えた脱索防止部と、垂下部材
に近設した跳上アーム支持部材と、跳上アーム支持部材
へ配設した第二枢動軸を介して軸着した跳上棒部を備え
た跳上アームと、跳上アーム支持部材と第二枢動軸とに
固定した第二ギアと、第二ギアと第一ギアとを噛合する
第三ギアと、第二ギアを駆動させる駆動系と、要部を覆
う枠体Yとから成る構成である。
【0005】
【発明の実施例】斯る目的を達成した本発明を以下実施
例の図面により具体的に説明する。
例の図面により具体的に説明する。
【0006】図1は概要正面図であり、図2は概要側面
図である。
図である。
【0007】本発明は、クレーンのフックに関するもの
であって、詳しくは、クレーンのフックに掛止した索材
を遠隔操作によって脱索させる索材の脱索機構に関する
ものであり、クレーン本体の主フックへ懸下するための
懸下部1aを上端に設けて下方へ略コ字状に対峙する一
対の袖部1b.1cを設けた垂下部材1と、該垂下部材
1の前記一方の袖部1cの下端へ第一枢動軸2を介して
枢動自在に軸着した第一フック3と、同じく前記垂下部
材1の前記他方の袖部1bの下端へ第四枢動軸4を介し
て枢動自在に軸着した第二フック5と、前記第一枢動軸
2へ固着したストッパー支持部材6と、該ストッパー支
持部材6と前記第一枢動軸2とに固定した第一ギア7
と、前記ストツパー支持部材6の下辺へ第三枢動軸8を
介して枢動自在に軸着した脱索防止機構となるストッパ
ー9と、該ストッパー9の一端へ備えた脱索を防止する
脱索防止部9aと、前記垂下部材1に近設した跳上アー
ム支持部材10と、該跳上アーム支持部材10へ前記第
一枢着軸2と平行に配設した第二枢動軸11を介して枢
動自在に軸着した前記第一フック3を内抱するように形
成し索材Wを跳ね上げるための跳上棒部12aを先端に
備えたクランク式の跳上アーム12と、前記跳上アーム
支持部材10と前記第二枢動軸11とに固定した第二ギ
ア13と、該第二ギア13と前記第一ギア7とを噛合す
る第三ギア14と、前記第二ギア13を無端チェーン、
差動ギア、モーター等を機械的に接続させ駆動させる駆
動系15と、上方に前記懸下部1aと下方へ前記第一フ
ック3及び第二フック5とを突出させてバッテリーA.
受信機Bを収納し要部を覆う枠体Yとから成り、前記受
信機Bの指示を受けてバッテリーAにより駆動系15を
駆動させて第二ギア13を回動させ、該第二ギア13の
回動と共に跳上アーム13を枠体Yより下方へクランク
式に枢動させ、該跳上アーム13の跳上棒部13aによ
って前記第一フック3と第二フック5に掛止した一本の
索材Wの前記第一フック3に係止した索材Wを押し上げ
ると同時に前記第二ギア13と噛合させた第三ギア14
及び第一ギア7を回動させ、該第一ギア7の回動によっ
てストッパー9を枢動させ脱索防止機構を解除し、索材
Wを前記第二フック5には掛止したままで前記第一フッ
ク3から脱索させるものである。
であって、詳しくは、クレーンのフックに掛止した索材
を遠隔操作によって脱索させる索材の脱索機構に関する
ものであり、クレーン本体の主フックへ懸下するための
懸下部1aを上端に設けて下方へ略コ字状に対峙する一
対の袖部1b.1cを設けた垂下部材1と、該垂下部材
1の前記一方の袖部1cの下端へ第一枢動軸2を介して
枢動自在に軸着した第一フック3と、同じく前記垂下部
材1の前記他方の袖部1bの下端へ第四枢動軸4を介し
て枢動自在に軸着した第二フック5と、前記第一枢動軸
2へ固着したストッパー支持部材6と、該ストッパー支
持部材6と前記第一枢動軸2とに固定した第一ギア7
と、前記ストツパー支持部材6の下辺へ第三枢動軸8を
介して枢動自在に軸着した脱索防止機構となるストッパ
ー9と、該ストッパー9の一端へ備えた脱索を防止する
脱索防止部9aと、前記垂下部材1に近設した跳上アー
ム支持部材10と、該跳上アーム支持部材10へ前記第
一枢着軸2と平行に配設した第二枢動軸11を介して枢
動自在に軸着した前記第一フック3を内抱するように形
成し索材Wを跳ね上げるための跳上棒部12aを先端に
備えたクランク式の跳上アーム12と、前記跳上アーム
支持部材10と前記第二枢動軸11とに固定した第二ギ
ア13と、該第二ギア13と前記第一ギア7とを噛合す
る第三ギア14と、前記第二ギア13を無端チェーン、
差動ギア、モーター等を機械的に接続させ駆動させる駆
動系15と、上方に前記懸下部1aと下方へ前記第一フ
ック3及び第二フック5とを突出させてバッテリーA.
受信機Bを収納し要部を覆う枠体Yとから成り、前記受
信機Bの指示を受けてバッテリーAにより駆動系15を
駆動させて第二ギア13を回動させ、該第二ギア13の
回動と共に跳上アーム13を枠体Yより下方へクランク
式に枢動させ、該跳上アーム13の跳上棒部13aによ
って前記第一フック3と第二フック5に掛止した一本の
索材Wの前記第一フック3に係止した索材Wを押し上げ
ると同時に前記第二ギア13と噛合させた第三ギア14
及び第一ギア7を回動させ、該第一ギア7の回動によっ
てストッパー9を枢動させ脱索防止機構を解除し、索材
Wを前記第二フック5には掛止したままで前記第一フッ
ク3から脱索させるものである。
【0008】即ち、本発明のクレーンのフックにおける
脱索機構は、クレーン本体の主フックへ懸下するための
懸下部1aを上端に設けて下方へ略コ字状に対峙する一
対の袖部1b.1cを設けた垂下部材1と、該垂下部材
1の前記一方の袖部1cの下端へ第一枢動軸2を介して
枢動自在に軸着した第一フック3と、同じく前記垂下部
材1の前記他方の袖部1bの下端へ第四枢動軸4を介し
て枢動自在に軸着した第二フック5と、前記第一枢動軸
2へ固着したストッパー支持部材6と、該ストッパー支
持部材6と前記第一枢動軸2とに固定した第一ギア7
と、前記ストツパー支持部材6の下辺へ第三枢動軸8を
介して枢動自在に軸着した脱索防止機構となるストッパ
ー9と、該ストッパー9の一端へ備えた脱索を防止する
脱索防止部9aと、前記垂下部材1に近設した跳上アー
ム支持部材10と、該跳上アーム支持部材10へ前記第
一枢着軸2と平行に配設した第二枢動軸11を介して枢
動自在に軸着した前記第一フック3を内抱するように形
成し索材Wを跳ね上げるための跳上棒部12aを先端に
備えたクランク式の跳上アーム12と、前記跳上アーム
支持部材10と前記第二枢動軸11とに固定した第二ギ
ア13と、該第二ギア13と前記第一ギア7とを噛合す
る第三ギア14と、前記第二ギア13を無端チェーン、
差動ギア、モーター等を機械的に接続させ駆動させる駆
動系15と、上方に前記懸下部1aと下方へ前記第一フ
ック3及び第二フック5とを突出させてバッテリーA.
受信機Bを収納し要部を覆う枠体Yとから成っているも
のである。
脱索機構は、クレーン本体の主フックへ懸下するための
懸下部1aを上端に設けて下方へ略コ字状に対峙する一
対の袖部1b.1cを設けた垂下部材1と、該垂下部材
1の前記一方の袖部1cの下端へ第一枢動軸2を介して
枢動自在に軸着した第一フック3と、同じく前記垂下部
材1の前記他方の袖部1bの下端へ第四枢動軸4を介し
て枢動自在に軸着した第二フック5と、前記第一枢動軸
2へ固着したストッパー支持部材6と、該ストッパー支
持部材6と前記第一枢動軸2とに固定した第一ギア7
と、前記ストツパー支持部材6の下辺へ第三枢動軸8を
介して枢動自在に軸着した脱索防止機構となるストッパ
ー9と、該ストッパー9の一端へ備えた脱索を防止する
脱索防止部9aと、前記垂下部材1に近設した跳上アー
ム支持部材10と、該跳上アーム支持部材10へ前記第
一枢着軸2と平行に配設した第二枢動軸11を介して枢
動自在に軸着した前記第一フック3を内抱するように形
成し索材Wを跳ね上げるための跳上棒部12aを先端に
備えたクランク式の跳上アーム12と、前記跳上アーム
支持部材10と前記第二枢動軸11とに固定した第二ギ
ア13と、該第二ギア13と前記第一ギア7とを噛合す
る第三ギア14と、前記第二ギア13を無端チェーン、
差動ギア、モーター等を機械的に接続させ駆動させる駆
動系15と、上方に前記懸下部1aと下方へ前記第一フ
ック3及び第二フック5とを突出させてバッテリーA.
受信機Bを収納し要部を覆う枠体Yとから成っているも
のである。
【0009】そして、前記受信機Bの指示を受けてバッ
テリーAにより駆動系15を駆動させて第二ギア13を
回動させ、該第二ギア13の回動と共に跳上アーム13
を枠体Yより下方へクランク式に枢動させ、該跳上アー
ム13の跳上棒部13aによって前記第一フック3と第
二フック5に掛止した一本の索材Wの前記第一フック3
に係止した索材Wを押し上げると同時に前記第二ギア1
3と噛合させた第三ギア14及び第一ギア7を回動さ
せ、該第一ギア7の回動によってストッパー9を枢動さ
せ脱索防止機構を解除し、索材Wを前記第二フック5に
は掛止したままで前記第一フック3から脱索させるもの
である。
テリーAにより駆動系15を駆動させて第二ギア13を
回動させ、該第二ギア13の回動と共に跳上アーム13
を枠体Yより下方へクランク式に枢動させ、該跳上アー
ム13の跳上棒部13aによって前記第一フック3と第
二フック5に掛止した一本の索材Wの前記第一フック3
に係止した索材Wを押し上げると同時に前記第二ギア1
3と噛合させた第三ギア14及び第一ギア7を回動さ
せ、該第一ギア7の回動によってストッパー9を枢動さ
せ脱索防止機構を解除し、索材Wを前記第二フック5に
は掛止したままで前記第一フック3から脱索させるもの
である。
【0010】本発明の懸下部1aは垂下部材1の上端と
軸着し、クレーン本体の主フックへ懸下するための環状
のものであり、前記垂下部材1は強度を有するもので、
略コ字状に対峙する一対の袖部1b.1cを設けたもの
で、該一方の袖部1cの下端へ第一枢動軸2を介して枢
動自在に軸着した第一フック3と、同じく前記垂下部材
1の前記他方の袖部1bの下端へ第四枢動軸4を介して
枢動自在に軸着した第二フック5とを枢着垂下させるも
ので、前記第一枢動軸2は前記垂下部材1と前記第一フ
ック3を前記第四枢動軸4は前記垂下部材1と前記第二
フック5を夫々枢動可能に軸着させるものであれば形状
等は問わないものであり、前記第一フック3及び第二フ
ック5は通常のクレーンに用いられているフックと同等
の材質.強度を有するものである。
軸着し、クレーン本体の主フックへ懸下するための環状
のものであり、前記垂下部材1は強度を有するもので、
略コ字状に対峙する一対の袖部1b.1cを設けたもの
で、該一方の袖部1cの下端へ第一枢動軸2を介して枢
動自在に軸着した第一フック3と、同じく前記垂下部材
1の前記他方の袖部1bの下端へ第四枢動軸4を介して
枢動自在に軸着した第二フック5とを枢着垂下させるも
ので、前記第一枢動軸2は前記垂下部材1と前記第一フ
ック3を前記第四枢動軸4は前記垂下部材1と前記第二
フック5を夫々枢動可能に軸着させるものであれば形状
等は問わないものであり、前記第一フック3及び第二フ
ック5は通常のクレーンに用いられているフックと同等
の材質.強度を有するものである。
【0011】ストッパー支持部材6は前記第一枢動軸2
へ前記第一フック3の外側へ位置するよう該第一フック
3の先端方へ向けて固着させたものであり、先端辺へは
第三枢動軸8を介設しストッパー9を枢動可能に軸着し
たものであり、前記第三枢動軸8は前記ストッパー支持
部材6と前記ストッパー9を枢動可能に軸着させるもの
であれば形状等は問わないものであり、前記ストッパー
9は一端へ通常は前記第一フック3に掛止した索材Wが
外れ落ちるのを防止する脱索防止部9aを備えたもので
ある。
へ前記第一フック3の外側へ位置するよう該第一フック
3の先端方へ向けて固着させたものであり、先端辺へは
第三枢動軸8を介設しストッパー9を枢動可能に軸着し
たものであり、前記第三枢動軸8は前記ストッパー支持
部材6と前記ストッパー9を枢動可能に軸着させるもの
であれば形状等は問わないものであり、前記ストッパー
9は一端へ通常は前記第一フック3に掛止した索材Wが
外れ落ちるのを防止する脱索防止部9aを備えたもので
ある。
【0012】そして、跳上アーム支持部材10は前記ス
トッパー支持部材6の傍へ適宜手段で枠体内に近設した
ものであり、第二枢動軸11を介して跳上アーム12を
軸着したものであり、前記第三枢動軸11は前記跳上ア
ーム支持部材10へ前記第一枢動軸2と平行に配設した
ものであり、前記跳上アーム支持部材10と前記跳上ア
ーム12を枢動可能に軸着させるものであれば形状等は
問わないものであり、該跳上アーム12は上部材12b
と下部材12cが枢着軸12dを介して折畳式に軸着さ
せたものであり、前記第一フック3を内抱するように形
成し索材Wを跳ね上げるための跳上棒部12aを先端に
備えた略コ字状としたもので、アームを内抱する側には
索材の噛み込みを防止する膨出部を設けたものであり、
図1に図示の如く枠体Y内に効率良く収納されており、
脱索時にはクランク式に枢動するものである。
トッパー支持部材6の傍へ適宜手段で枠体内に近設した
ものであり、第二枢動軸11を介して跳上アーム12を
軸着したものであり、前記第三枢動軸11は前記跳上ア
ーム支持部材10へ前記第一枢動軸2と平行に配設した
ものであり、前記跳上アーム支持部材10と前記跳上ア
ーム12を枢動可能に軸着させるものであれば形状等は
問わないものであり、該跳上アーム12は上部材12b
と下部材12cが枢着軸12dを介して折畳式に軸着さ
せたものであり、前記第一フック3を内抱するように形
成し索材Wを跳ね上げるための跳上棒部12aを先端に
備えた略コ字状としたもので、アームを内抱する側には
索材の噛み込みを防止する膨出部を設けたものであり、
図1に図示の如く枠体Y内に効率良く収納されており、
脱索時にはクランク式に枢動するものである。
【0013】第一ギア7は前記第一枢動軸2と前記スト
ッパー支持部材6とへ固定したものであり、第二ギア1
3は前記跳上アーム支持部材10と前記第二枢動軸11
とへ固定したものであり、第三ギア13は前記第二ギア
13と前記第一ギア7とを噛合するものであり、前記第
一.第二.第三ギア7.13.14は連動する通常のギ
アであり、その大きさは枢動させる部材に応じたギア比
によって決められるものであり、駆動系15をリモート
コントローラー等を遠隔操作して作動させ、前記跳上ア
ーム12びストッパー支持部材6を枢動させるものであ
る。
ッパー支持部材6とへ固定したものであり、第二ギア1
3は前記跳上アーム支持部材10と前記第二枢動軸11
とへ固定したものであり、第三ギア13は前記第二ギア
13と前記第一ギア7とを噛合するものであり、前記第
一.第二.第三ギア7.13.14は連動する通常のギ
アであり、その大きさは枢動させる部材に応じたギア比
によって決められるものであり、駆動系15をリモート
コントローラー等を遠隔操作して作動させ、前記跳上ア
ーム12びストッパー支持部材6を枢動させるものであ
る。
【0014】前記駆動系15は前記第二ギア32へ無端
チェーン、差動ギア、モーター等を機械的に接続させた
ものであり、無端チェーンは公知のエンドレスチェーン
であり、差動ギアも公知の減速ギアであり、モーターも
公知のモーターを使用するものであり、前記駆動系15
は本発明の脱索機構を駆動させるものであれば特に限定
するものではなく適宜の手段にて行うことが可能であ
る。
チェーン、差動ギア、モーター等を機械的に接続させた
ものであり、無端チェーンは公知のエンドレスチェーン
であり、差動ギアも公知の減速ギアであり、モーターも
公知のモーターを使用するものであり、前記駆動系15
は本発明の脱索機構を駆動させるものであれば特に限定
するものではなく適宜の手段にて行うことが可能であ
る。
【0015】枠体Yは上方に前記懸下部1と下方へ前記
第一フック3及び第二フック5とを突出させてバッテリ
ーA、受信機Bを収納し要部を覆い内部を保護できるも
のであれば材質及び形状等は問うものでなく、バッテリ
ーAは従来公知のバッテリーで良く、受信機Bも図示し
ない送信機よりの支持を受信できる従来公知のリモート
コントロール装置に使用する受信機を使用するものであ
る。
第一フック3及び第二フック5とを突出させてバッテリ
ーA、受信機Bを収納し要部を覆い内部を保護できるも
のであれば材質及び形状等は問うものでなく、バッテリ
ーAは従来公知のバッテリーで良く、受信機Bも図示し
ない送信機よりの支持を受信できる従来公知のリモート
コントロール装置に使用する受信機を使用するものであ
る。
【0016】本発明のフック脱索機構は、垂下させた第
一フック3をコ字状に形成した跳上アーム12で内抱で
きるように配設して、枢動させることによって跳上棒部
12aで索材Wを跳上て脱索するものであり、リモート
コントローラーの送信機(図示せず)により送られた指
示を前記受信機Bで受けてバッテリーAでモーターを駆
動させ、該モーターと無端チェーン.作動ギアを機械的
に接続させた駆動系15により第二ギア13を回動さ
せ、該第二ギア13の回動に伴い跳上アーム12を図1
に矢印で示した如く枠体Yより下方へ第二枢動軸11を
支点としてクランク式に枢動させ、前記跳上アーム12
の跳上棒部12aによって第一フック3に掛止した索材
Wを押し上げて行く、その時、該跳上アーム12が枢動
すると、前記第二ギア13と噛合させた第三ギア14は
第一ギア7を回動させ前記ストッパー支持部材6を連動
させることにより、前記ストッパー支持部材6に軸着さ
れている前記ストッパー9は前記ストッパー支持部6の
枢動と共に上方に向かって動き索材Wの脱索を防止する
ストッパーとしての役目を果たせなくなり、脱索防止機
構を解除し索材Wを脱索させるものである。そして、前
記駆動系15を逆方向に駆動させることによって、前記
跳上アーム12を逆方向に枢動させて再び元の位置にも
どるものである。
一フック3をコ字状に形成した跳上アーム12で内抱で
きるように配設して、枢動させることによって跳上棒部
12aで索材Wを跳上て脱索するものであり、リモート
コントローラーの送信機(図示せず)により送られた指
示を前記受信機Bで受けてバッテリーAでモーターを駆
動させ、該モーターと無端チェーン.作動ギアを機械的
に接続させた駆動系15により第二ギア13を回動さ
せ、該第二ギア13の回動に伴い跳上アーム12を図1
に矢印で示した如く枠体Yより下方へ第二枢動軸11を
支点としてクランク式に枢動させ、前記跳上アーム12
の跳上棒部12aによって第一フック3に掛止した索材
Wを押し上げて行く、その時、該跳上アーム12が枢動
すると、前記第二ギア13と噛合させた第三ギア14は
第一ギア7を回動させ前記ストッパー支持部材6を連動
させることにより、前記ストッパー支持部材6に軸着さ
れている前記ストッパー9は前記ストッパー支持部6の
枢動と共に上方に向かって動き索材Wの脱索を防止する
ストッパーとしての役目を果たせなくなり、脱索防止機
構を解除し索材Wを脱索させるものである。そして、前
記駆動系15を逆方向に駆動させることによって、前記
跳上アーム12を逆方向に枢動させて再び元の位置にも
どるものである。
【0018】その時、索材Wは運搬物開放地点に落下さ
せず、第二フック5に掛止されたままであるから、連続
して運搬する場合に別に索材を数本用意したり、運搬物
開放地点まで索材を拾いに行くという不都合は皆無とな
る。
せず、第二フック5に掛止されたままであるから、連続
して運搬する場合に別に索材を数本用意したり、運搬物
開放地点まで索材を拾いに行くという不都合は皆無とな
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は前述の構成によって、危険度が
高く苦労を要する索材の取外し作業を遠隔操作により容
易に行える索材の脱索機構を提供することができ、作業
員の苦労の軽減と、危険な作業からの開放及び作業能率
の向上をはかることができ、極めて有意義な効果を奏す
るものである。
高く苦労を要する索材の取外し作業を遠隔操作により容
易に行える索材の脱索機構を提供することができ、作業
員の苦労の軽減と、危険な作業からの開放及び作業能率
の向上をはかることができ、極めて有意義な効果を奏す
るものである。
【0020】
【図1】図1は本発明のツインフックの脱索機構の概要
正面図である。
正面図である。
【図2】図2は本発明のツインフックの脱索機構の概要
側面図である。
側面図である。
【0021】
1 垂下部材 1a 懸下部 1b 袖部 1c 袖部 2 第一枢動軸 3 第一フック 4 第四枢動軸 5 第二フック 6 ストッパーム支持部材 7 第一ギア 8 第三枢動軸 9 ストッパー 9a 脱索防止部 10 跳上アーム支持部材 11 第二枢動軸 12 跳上アーム 12a 跳上棒部 12b 上部材 12c 下部材 12d 枢着軸 13 第二ギア 14 第三ギア 15 駆動系 A バッテリー B 受信機 W 索材 Y 枠体
Claims (1)
- 【請求項1】フックに掛止した索材の脱索機構であっ
て、 クレーン本体の主フックへ懸下するための懸下部を上端
に設けて下方へ略コ字状に対峙する一対の袖部を設けた
垂下部材と、該垂下部材の前記一方の袖部の下端へ第一
枢動軸を介して枢動自在に軸着した第一フックと、同じ
く前記垂下部材の前記他方の袖部の下端へ第四枢動軸を
介して枢動自在に軸着した第二フックと、前記第一枢動
軸へ固着したストッパー支持部材と、該ストッパー支持
部材へ前記第一枢動軸と共に固定した第一ギアと、前記
ストツパー支持部材の下辺へ第三枢動軸を介して枢動自
在に軸着した脱索防止機構となるストッパーと、該スト
ッパーの一端へ備えた脱索を防止する脱索防止部と、前
記垂下部材に近設した跳上アーム支持部材と、該跳上ア
ーム支持部材へ前記第一枢着軸と平行に配設した第二枢
動軸を介して枢動自在に軸着した前記第一フックを内抱
するように形成し索材を跳ね上げるための跳上棒部を先
端に備えたクランク式の跳上アームと、前記跳上アーム
支持部材へ前記第二枢動軸と共に固定した第二ギアと、
該第二ギアと前記第一ギアとを噛合する第三ギアと、前
記第二ギアを無端チェーン、差動ギア、モーター等を機
械的に接続させ駆動させる駆動系と、上方に前記懸下部
と下方へ前記第一フック及び第二フックとを突出させて
バッテリー.受信機を収納し要部を覆う枠体とから成
り、前記受信機の指示を受けてバッテリーにより駆動系
を駆動させて第二ギアを回動させ、該第二ギアの回動と
共に跳上アームを枠体より下方へクランク式に枢動さ
せ、該跳上アームの跳上棒部によって前記第一フックと
第二フックに掛止した一本の索材の前記第一フックに係
止した索材を押し上げると同時に前記第二ギアと噛合さ
せた第三ギア及び第一ギアを回動させ、該第一ギアの回
動によってストッパーを枢動させ脱索防止機構を解除
し、索材を前記第二フックには掛止したままで前記第一
フックから脱索させることを特徴とするフックの脱索機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16187892A JPH05330781A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ツインフックの脱索機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16187892A JPH05330781A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ツインフックの脱索機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330781A true JPH05330781A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15743705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16187892A Pending JPH05330781A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ツインフックの脱索機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05330781A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103010938A (zh) * | 2012-11-13 | 2013-04-03 | 大连钛鼎重工有限公司 | 自动吊钩 |
JP2013129463A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Ebara Kiko Kk | 自動脱索機構付きフック構造体 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP16187892A patent/JPH05330781A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013129463A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Ebara Kiko Kk | 自動脱索機構付きフック構造体 |
CN103010938A (zh) * | 2012-11-13 | 2013-04-03 | 大连钛鼎重工有限公司 | 自动吊钩 |
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