JP2011240998A - 吊り具及びこれを用いた吊り荷の吊り上げ搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クレーンやウインチなどの揚重装置により吊り荷を吊り上げる際に、熟練を要せず簡単に当該吊り荷を略水平などの要求される姿勢に保持することができる吊り具、及びこれを用いた吊り荷の吊り上げ搬送方法を提供する。
【解決手段】 吊り荷を吊り下げる吊り具本体と、前記吊り荷の一端部領域に先端を係止可能な索体と、当該索体の巻き出し、巻き上げに用いられ、巻き上げ時には前記索体の巻き出しを阻止するラチェット機構を有する巻き上げ装置とを備えてなる吊り具。この吊り具を用い、釣り具本体に吊り荷を吊り下げるとともに、巻き上げ装置から巻出した索体を吊り荷の一端部領域に係止し、ラチェット機構により索体の巻き出しを阻止しつつ当該索体を巻き上げ、吊り荷を略水平などの要求される姿勢に保持する吊り荷の搬送方法。前記巻き上げ装置は、離隔した位置から外力を伝達することで操作可能であることが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】 吊り荷を吊り下げる吊り具本体と、前記吊り荷の一端部領域に先端を係止可能な索体と、当該索体の巻き出し、巻き上げに用いられ、巻き上げ時には前記索体の巻き出しを阻止するラチェット機構を有する巻き上げ装置とを備えてなる吊り具。この吊り具を用い、釣り具本体に吊り荷を吊り下げるとともに、巻き上げ装置から巻出した索体を吊り荷の一端部領域に係止し、ラチェット機構により索体の巻き出しを阻止しつつ当該索体を巻き上げ、吊り荷を略水平などの要求される姿勢に保持する吊り荷の搬送方法。前記巻き上げ装置は、離隔した位置から外力を伝達することで操作可能であることが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、吊り荷を吊り下げた状態で搬送する際に、当該吊り荷を略水平などの要求される姿勢に保持するのに適した吊り具及び当該吊り具を用いた吊り上げ搬送方法に関する。
長尺の資材の搬出入の際などには、当該資材を略水平な姿勢にして吊り上げることが必要になる場合がある。その場合、資材搬送に係わる作業者は、資材の荷姿などからその重心を求め、資材を略水平な姿勢で吊挙げられるようにスリングなどで結束したうえで、当該巣リングなどをウインチやチェンブロックから垂らしたフックに係止し、資材を吊り上げるのが一般的である。このように予め資材の重心を求めることができる場合には、荷吊りの際に容易に吊り荷の姿勢を保持することができる。
他方、吊り荷を略水平な姿勢で吊り上げ搬送するのに、予め吊り荷の重心を直接求めることが困難なケースもある。配電線路における以下のような電柱の保守工事などがこの具体例として挙げられる。すなわち、配電線路の電柱上部で碍子を介して配電線を支持する腕金が、強風により、あるいは強風により周囲の樹木が倒れて接触するなどして、電線を支持した状態のまま脱落し、宙吊りとなることがある。この場合、当該配電線の系統を一旦停電し、高所作業車が進入可能な場所であれば、そのウインチ等を使って、また高所作業車の進入できない場所では、作業者が電柱に足場を仮設しその上からシメラなどを用いて脱落した腕金を元の位置まで水平に吊上げて再度固定する復旧作業が実施されることになる。
しかし、腕金にはピン碍子に固定された電線の重量や当該電線にかかる張力などが作用するために、当該腕金の重心の位置を判断するのが困難であり、その判断も経験に頼らざるを得ないことから,当該腕金を吊り上げる際に略水平な姿勢に保持できず、斜めに傾いた姿勢になることが多い。その結果、当該腕金を電柱上部の所定の位置に固定するまでに、何度も重心決めをやり直し吊り上げ直さねばならず、そのために必然的に作業時間が長くなるという問題がある。また、吊り上げの際の腕金には偏荷重が作用しているので、この吊り荷が作業者に予測できない挙動を示すことがあり,作業者が手を挟まれる可能性があるなど、安全上の問題がある。
ところで、吊り荷を水平あるいは要求される姿勢に保持するための装置としては、従来より幾つか提案がなされている。例えば、特許文献1に記載の提案では、中央で吊り下げ可能な横長のフレームの長手方向に間隔をおいて回転自在に軸支され、ラチェット機能を備える巻取りドラムを設け、それぞれのドラムからのワイヤなどの巻出し長さを調整できる吊り具が提案されている。
しかしながら、この特許文献1の吊り上げ装置については、以下のような問題がある。
(1)装置自体が大型であり、特に柱上作業の場合には、限られた空間での作業を余儀なくされるため、作業が困難となり安全上も問題がある。
(2)吊り上げ装置のフックに取り付けるため,汎用性が乏しい。
(3)2つのラチェット装置を備えるため,吊り荷を水平な姿勢に保持するために両者の微調整が難しい。
(4)充電部に接近しないと作業ができないので,作業停電が必要となる。
(1)装置自体が大型であり、特に柱上作業の場合には、限られた空間での作業を余儀なくされるため、作業が困難となり安全上も問題がある。
(2)吊り上げ装置のフックに取り付けるため,汎用性が乏しい。
(3)2つのラチェット装置を備えるため,吊り荷を水平な姿勢に保持するために両者の微調整が難しい。
(4)充電部に接近しないと作業ができないので,作業停電が必要となる。
本発明は、前記事情に鑑みなされたものであり、クレーンやウインチなどの揚重装置により吊り荷を吊り上げる際に、熟練を要せず簡単に当該吊り荷を略水平などの要求される姿勢に保持することができる吊り具、およびこれを用いた吊り荷の吊り上げ搬送方法を提供することを目的とする。
前記目的は、本発明の一局面によれば、吊り荷を吊り下げる吊り具本体と、前記吊り荷の一端部領域に先端を係止可能な索体と、当該索体の巻き出し、巻き上げに用いられ、巻き上げ時には前記索体の巻き出しを阻止するラチェット機構を有する巻き上げ装置とを備えてなることを特徴とする吊り具によって達成される。
前記巻き上げ装置は、離隔した位置から外力を伝達することで索体の巻き上げ操作が可能なものであることが好ましい。このような外力伝達の方式としては、巻き上げ装置の巻胴駆動手段に長尺の棒状体の一端を連結し、これを上下または左右に揺動させることで巻胴を回転駆動させるものなどが含まれる。
また、前記目的は、本発明の別の局面によれば、吊り具本体と、これに併設され、ラチェット機構を有する巻き上げ装置と、当該巻き上げ装置にかけられる索体とを備える吊り具を用い、前記吊り具本体に吊り荷を吊り下げるとともに、前記巻き上げ装置から巻き出した索体を当該吊り荷の長手方向の一端領域に係止し、前記ラチェット機構により巻出しを阻止しつつ前記索体を巻き上げその巻出し長さを調整することで前記吊り荷を要求される姿勢に保持しつつ吊り上げ搬送することを特徴とする吊り荷の搬送方法によって達成される。
前記吊り綱は、吊り荷の長手方向に適宜の間隔だけ離れた2箇所に両端をそれぞれ固定し、その中央部を前記フックにかけるようにするのが好ましい。また、前記巻き上げ装置は、離隔した位置から外力を伝達することで操作可能であることが好ましい。
本発明によれば、フック本体にラチェット機能を備えた巻き上げ装置を組み合わせ、フック本体で吊り荷を吊り上げ、巻き上げ装置にてその姿勢を保持する構成とし、巻き上げ装置が吊り荷の重量を支持する必要がないので、吊り具自体を小型にでき、柱上作業においても安全に作業ができる。
以下、添付図面を参照し、本発明の吊り具について詳細に説明するが、本発明の吊り具は以下に示す実施形態に限定されない。図1は、本発明の吊り具の実施形態の一例を示しており、(a)は正面図、(b)は図に向って右側から見た断面図である。この図に示すように、本実施形態の吊り具1は、吊り具本体10と、これに併設される巻き上げ装置14とを備える。なお、以下の説明において「上端」または「下端」というときは、図に向かって上端または下端を指している。
吊り具本体10は、下端に吊り荷を吊り下げるフック11を備え、上端には連結手段としてクレーンやウインチなどの吊り上げ(揚重)装置におけるワイヤ先端のフックなどに掛け止めるための掛止部12を備えている。フック11は、従来公知のものを使用できる。また、掛止部12は、揚重装置などのフックなどに掛け止め可能であれば、その形状や機能には特に制限はなく、例えば、上向きにしたフックのほか、適宜の長さのワイヤロープの両端を吊り具本体10に固着し環状に形成したものであってもよい。また、吊り具本体10において、フック11及び掛止部12を除く部分の形状は、図1では模式的に棒状体として示しているが、これに限定されない。この吊り具本体10には、吊り荷を吊り上げる際にその重量がそのまま引張荷重としてかかるので、当該引張荷重に耐える材質、形状及びサイズのものを用いるのが好ましい。
巻き上げ装置14は、軸15に回転自在に軸支された爪車16および巻胴17と、当該爪車16を回転させるための巻胴駆動手段28と、爪車16及び巻胴17の逆転を防止するための逆転防止手段24とを内蔵している。爪車16と巻胴17とはそれぞれ軸15を挿通させるための貫通孔をこれらの中心に厚さ方向に備え、互いに接する側面同士が公知の方法によって固着結合されている。この爪車16と巻胴17との結合体の貫通穴に軸15が挿通され、当該結合体が一体に回転するようになっている。この結合体が軸15の軸心方向に移動しないように、当該方向両側から結合体を挟むようにスリーブ18、19が外嵌されている。
巻胴17には、これに一端が固定された索体20が巻き付けられており、この索体20が巻胴17の回転により巻出されまたは巻き上げられるようになっている。索体20の先端には、従来公知のフック21が固定されている。この索体20は、適度の耐引っ張り性を備えていれば、その素材やサイズについては特に制限されず、例えば従来公知のロープ、ワイヤロープ、チェンなどは好適に使用できる。また、索体20の先端のフック21は、索体20を吊り荷の一端部領域に係止可能であれば、他の治具であってもよい。
巻胴駆動手段28は、その中間が軸29に回動可能に軸支された操作アーム32と、その先端(爪車16側)に形成された爪部31と、その反対(基端)側の端部に固定されたツイストロック式の連結具33とから構成されている。爪部31は、先端に向けて厚さが小さくなるように形成されており、軸29によってその先端が爪車16の外周の爪に係合可能な位置に配置されている。また、連結具33には、相手方である連結金具(図3、符号37a参照)を先端に備える棒状体(図3、符号37参照)を差し込み回転させることで当該棒状体が操作アーム28の基端側に連結固定できる。この棒状体37の他端を離隔した位置から作業者が上下に揺動させ、その外力を操作アーム32の爪部31を介して爪車16に伝達し爪車16と巻胴17との結合体を回転させることで、索体20の出し入れが可能になる。本実施形態においては、この操作アーム28の基端側を軸29の周りに図に向って上方向に向けて反時計回りに回動させることで、前記結合体は、軸15の回りに時計方向に回転し、索体20を巻き上げることができる。
爪車16の回動駆動手段28とは離れた位置には、ラチェット機構を構成する逆転防止手段24が設けられている。この逆転防止手段24は、軸25とこれに基端側が軸支され、先端に向けて厚さが小さくなる爪部26とから形成されている。爪車26は、軸25の周りを自重で回動可能とされ、これが爪車16に倒れ掛かるようにしてその連続する爪の谷部に係合することで当該爪車16が逆転しないようになっている。この逆転防止手段24は、軸15の軸心方向(図中、矢印Tの方向)に移動させ爪車16から外すようにし、爪車16と巻胴17との結合体が軸15の回りにラチェット機構なしで回転自在にしておくことが好ましい。
次に、図2〜図4を参照しつつ、本発明の吊り具を用いた吊り荷の搬送方法について説明する。以下では、電柱上部で電線を支持する腕金がその取付位置から脱落した場合の当該腕金の復旧工事を例にとり、幾つかの工程に分けて説明することとする。なお、この電柱を有する電線路は、復旧作業に備えて停電状態とされているものとする。
図2(a)は、ピン碍子54〜56を介して3条の電線をそれぞれ支持する腕金53が電柱50の上部の取付位置から脱落した状態を示している。なお、以下の各図では、それぞれのピン碍子で支持されている電線については図示を省略している。脱落した腕金53は、固定バンド51及びこれに一端が支持されたアーム帯52の他端に連結されているが、その長さ方向に3条の電線の重量及び張力の偏荷重を受けているために傾いて宙吊りの状態となっている。なお、図2のみならず、以下の図3及び図4では、腕金53の各ピン碍子に支持される電線は、図を簡略化するために図示を省略している。
図2(b)は、脱落した腕金の本発明の吊り具による吊り上げ準備工程を示している。この図に示すように、傾いた状態の腕金53の3個のピン碍子54〜56のうちの2個(54、55)にそれぞれ吊り綱35の両端を係止し、当該吊り綱35の中間部分を本発明のフック11にかける。この吊り綱35としては、例えばロープ、ワイヤロープ、スリング、チェンなどを使用できる。その後、巻き上げ装置14の内部の巻胴(不図示。図1、符号17参照。)からワイヤ20を引き出し、腕金53の吊り綱35が係止されていない残りのピン碍子56にこれを係止する。この腕金の復旧作業に高所作業車を使用できる場合には、この腕金53の吊り上げ準備作業は、当該高所作業車のバケット(図3、符号B参照)を腕金の近傍に寄せた上で、当該バケットB上から作業者が直接行なうことができる。
図3は、腕金53を吊り上げた状態で、本発明の吊り具1を用いて当該腕金を略水平な姿勢に保持する工程を示している。フック21を用いてワイヤ20の先端側を残りのピン碍子56に係止した上で、作業者Wは、連結具33と係合する連結金具を先端に備えた棒状体37を操作アーム32の連結具33に差込み、回転させて当該棒状体37を操作アーム32に連結固定する。この棒状体37としては適宜の長さを有し、先端に前記のような取り付け金具を備えたものであれば特に制限なく使用可能である。具体的には、間接活線工法において常用される共用(絶縁)操作棒が好適に使用できる。
棒状体37を操作アーム32の連結具33に連結した後、作業者Wは棒状体37を上下に回動させる。このとき、棒状体37を上向きに押し上げるように回動させると、操作アーム32の先端の爪部31が爪車16を回転させ、ワイヤ20は巻き戻され、棒状体37を下方向に回動させると、爪部31は爪車16の外面を上方向に摺動するが、爪車16は逆転防止手段24によって回転しない(図1参照)。
作業者Wが前記作業を繰り返すことで、ワイヤ20の巻き出し長さが短縮され、吊り上げられている腕金53は略水平な姿勢に近づいていく。吊り下げられた腕金53の姿勢が変化するとともに、フック11の内面を吊り綱35がずれ、腕金53への吊り綱35の2箇所の係止位置とフック11との間の当該吊り綱35の長さが自然に調整される。腕金53が略水平な姿勢に保持されたところで、棒状体37を操作アーム32から抜き去るのが好ましい。
このようにして、図4に示すように腕金53が略水平な姿勢に保持されたら、今度は不図示の楊重装置を操作し、腕金53を上下に移動させその高さ位置を調整し、腕金53が電柱50上部の元の固定位置に配置されたところで、公知の方法により腕金53を電柱50に固定し、これにより電柱上部への腕金の復旧工事は完了する。
以上説明したように、本発明の吊り具は、フック本体にラチェット機能を有する巻き上げ装置を組み合わせ、フック本体で吊り荷を吊り上げ、巻き上げ装置にてその姿勢を保持する構成としたので、巻き上げ装置自体が吊り荷の重量を直接支持することがなく、その結果、吊り具自体を小型にできる。また、吊り具が小型にできることで、柱上作業において本発明の吊り具を用いる場合でも安全に作業ができる。
また、本発明の吊り具における巻き上げ装置の操作アームに棒状体の一端を簡単に連結固定できるようにすることで、当該棒状体を梃子棒として使用できるため、作業者は吊り荷の姿勢を調整する際に大きな力を要しない。また、このように、離隔した位置から巻き上げ装置の操作を行なうことができることから、作業者が吊り荷に接近しなければならない場合と異なり、安全性も向上する。
なお、本発明の吊り具における巻き上げ装置は、前記に例示した機構、形態を備えたものに限定されず、例えば公知のチェンブロックなどを用いることもできる。チェンブロックを用いる場合、これが備える操作用のチェンを地上に垂らすようにすることで、作業者が地上から吊り上げられた吊り荷の姿勢を調整できるようになる。
本発明の吊り具は、クレーンやウインチなどの楊重装置で吊り上げ搬送する吊り荷を略水平ないしは所定の姿勢に保持する必要がある場合に有効に使用できる。
1 吊り具
10 吊り具本体
11 フック
12 掛止部
14 巻き上げ装置
15 軸
16 爪車
17 巻胴
18、19 スリーブ
20 ワイヤ(索体)
24 逆転防止手段
25 軸
26 爪部
28 巻胴駆動手段
29 軸
31 爪部
32 操作アーム
33 連結具
35 吊り綱
37 共用操作棒
37a 連結金具
50 電柱
51 固定バンド
52 アーム帯
53 腕金
54、55、56 ピン碍子
10 吊り具本体
11 フック
12 掛止部
14 巻き上げ装置
15 軸
16 爪車
17 巻胴
18、19 スリーブ
20 ワイヤ(索体)
24 逆転防止手段
25 軸
26 爪部
28 巻胴駆動手段
29 軸
31 爪部
32 操作アーム
33 連結具
35 吊り綱
37 共用操作棒
37a 連結金具
50 電柱
51 固定バンド
52 アーム帯
53 腕金
54、55、56 ピン碍子
Claims (5)
- 吊り荷を吊り下げる吊り具本体と、前記吊り荷の一端部領域に先端を係止可能な索体と、当該索体の巻き出し、巻き上げに用いられ、巻き上げ時には前記索体の巻き出しを阻止するラチェット機構を有する巻き上げ装置とを備えてなることを特徴とする吊り具。
- 前記巻き上げ装置は、離隔した位置から外力を伝達することで前記索体の巻き上げ操作が可能なものである請求項1に記載の吊り具。
- 吊り具本体と、これに併設され、ラチェット機構を有する巻き上げ装置と、当該巻き上げ装置にかけられる索体とを備える吊り具を用い、前記吊り具本体に吊り荷を吊り下げるとともに、前記巻き上げ装置から巻き出した索体を当該吊り荷の長手方向の一端領域に係止し、前記ラチェット機構により巻出しを阻止しつつ前記索体を巻き上げその巻出し長さを調整することで前記吊り荷を要求される姿勢に保持しつつ吊り上げ搬送することを特徴とする吊り荷の吊り上げ搬送方法。
- 前記吊り綱は、吊り荷の長手方向に適宜の間隔だけ離れた2箇所に両端をそれぞれ固定し、その中央部を前記フックにかけるようにした請求項3に記載の吊り荷の吊り上げ搬送方法。
- 前記巻き上げ装置は、離隔した位置から外力を伝達することで前記索体の巻き上げ操作が可能なものである請求項3または4に記載の吊り荷の吊り上げ搬送方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010111547A JP2011240998A (ja) | 2010-05-13 | 2010-05-13 | 吊り具及びこれを用いた吊り荷の吊り上げ搬送方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103754760A (zh) * | 2013-12-26 | 2014-04-30 | 柳州正菱集团有限公司 | 一种用于螺伞从动轮铣齿工装的吊装夹具 |
CN107381353A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-11-24 | 郑州远东耐火材料有限公司 | 锆刚玉电熔砖吊装翻转装置 |
CN108249308A (zh) * | 2018-01-25 | 2018-07-06 | 宜昌市微特电子设备有限责任公司 | 一种用于起重机的间接取力装置 |
CN111824942A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-10-27 | 扬州市众达气弹簧有限公司 | 石墨电极提升装置 |
-
2010
- 2010-05-13 JP JP2010111547A patent/JP2011240998A/ja active Pending
Cited By (6)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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