JP2521598Y2 - 吊掛具 - Google Patents

吊掛具

Info

Publication number
JP2521598Y2
JP2521598Y2 JP1988165358U JP16535888U JP2521598Y2 JP 2521598 Y2 JP2521598 Y2 JP 2521598Y2 JP 1988165358 U JP1988165358 U JP 1988165358U JP 16535888 U JP16535888 U JP 16535888U JP 2521598 Y2 JP2521598 Y2 JP 2521598Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
hanging
arm
metal fitting
sling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988165358U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0286990U (ja
Inventor
北村  精男
Original Assignee
株式会社 技研製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 技研製作所 filed Critical 株式会社 技研製作所
Priority to JP1988165358U priority Critical patent/JP2521598Y2/ja
Publication of JPH0286990U publication Critical patent/JPH0286990U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2521598Y2 publication Critical patent/JP2521598Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はクレーン等の吊下装置のフックと荷役対象物
との間を結合する際に使用される玉掛け用の吊掛具に関
するものである。
(従来の技術) 従来より、荷役作業には各種の玉掛け用の吊下げ用の
金具が使用されている。本件考案人は実開昭62-164285
号において、第8図に示すような金具10を提案した。
この金具10は、ワイヤロープWを挿通させる開口12を
有する金具本体11に、一端を蝶着し他端を上記開口端に
係止される留め具13を設けてなる。そして上記留め具13
を係止する金具本体11の開口端に対向する他方の開口端
近傍に、玉掛けロープ16を係着した。
これにより吊下げ完了後、金具10をフックFに留めた
ワイヤーロープWから取外すことは容易となった。しか
し取り外れた金具10は杭等の荷役対象物Pに取付けられ
たままとなっていた。
そのため、この金具10を杭圧入引抜作業の際の鋼矢板
搬送に使用した場合、玉掛けロープを外すために作業人
が杭圧入引抜機のチャックの上に乗り、玉掛けロープ16
が手で取れる高さまで鋼矢板が圧入された時に玉掛けロ
ープ16を取り外さなければならなかった。
(考案が解決しようとする課題) このように従来の金具は、荷役対象物を吊り下げて移
動終了する度に人手を使って荷役対象物から金具を取外
す必要があるため、作業時間の損失が生じ、クレーン等
の吊下装置を能率的に使用できず、かつ作業に危険が伴
った。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために、荷役対象物を吊
り下げる吊下金具の取付部の上端部に、吊下金具の吊下
げロープと回収ロープを連結し、該回収ロープの他端に
は輪部を介して玉掛けロープと連結する一方、玉掛けロ
ープの他端にも輪部を構成し、上記吊下金具の取付部の
下端に係止部を形成すると共に、略中央部には第1アー
ムを回動自在に軸着し、該第1アームの他端に第2アー
ムを回動自在に軸着し、該第2アームの先端には上記係
止部に係止可能な鈎部を構成してなり、吊下げロープを
弛緩させて吊下金具を玉掛けロープで吊り下げ、その後
吊下ロープを引き上げて吊下金具の取付部が略水平とな
る状態において、第1アームと第2アームとの軸着部が
玉掛けロープの輪部近傍に位置することを特徴とする。
(作用) 吊下げロープを吊下装置に接続し、玉掛けロープを荷
役対象物に玉掛けし、玉掛けロープの端部を吊下用金具
の第2アームに係止する。次に第1アーム及び第2アー
ムを回動させて第2アーム先端部を吊下用金具の係止部
に係止する。
この状態のまま吊下装置を駆動させて荷役対象物を吊
下げ搬送する。
荷役対象物の搬送完了後、吊下ロープを弛緩させて吊
下金具を玉掛けロープで吊り下げ、その後、吊下ロープ
を引き上げて揺動させると、吊下金具の取付部が略水平
となる状態において、第1アームと第2アームとの軸着
部が玉掛けロープの輪部近傍に位置する時点で第2アー
ムの鈎部が取付部の係止部から開放され、さらに吊下ロ
ープを引き上げると玉掛けロープが外れる。さらに吊下
げロープを引き上げると荷役対象物から玉掛けロープが
外れ吊掛具が回収される。
(実施例) 次に図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は全体の側面図、第2図は吊金具の拡大側面
図、第3図は同開放後の拡大側面図、第4図は同拡大正
面図である。
本実施例は第1図に示すように吊下金具Aと、この吊
下金具Aをクレーン等の吊下装置のフックFに接続する
吊下げロープWと、この吊下げロープWに連結された回
収ロープ19および玉掛けロープRからなる。
第2図乃至第4図に示すように、吊下金具Aは取付部
1の中央部に穿設した第1アーム収納部4に、第1アー
ム6をピン3により回動自在に軸着してなる。上記第1
アーム6の下端両側に第2アーム9の接続部8をピン7
により回動自在に取付けてなる。
第2アーム9は上端部に接続部8を形成した、全体と
してフック状であり、先端に鈎部9aを形成してなる。そ
してこの鈎部9aが、上記第1アーム収納部4の下端に構
成された係止部5に係止可能な構成としている。
また上記取付部1上端にはU形金具2を回動自在に取
付け、このU形金具2に環体30を遊嵌すると共に、この
環体30に吊下げロープWを接続し、吊下げロープWの端
部に輪部22を構成する。
さらに前記環体30に回収ロープ19の端部を接続する。
この回収ロープ19の他端部は玉掛けロープRに接続され
ている。玉掛けロープRは、一端に輪部20を構成し、こ
の輪部20に荷役対象物Pを玉掛けする。そして他端部に
は上記吊下金具Aの第2アーム9に掛止可能な輪部21を
構成する。
上記のように構成した本実施例の作用を第5図乃至第
7図を参照して説明する。
ここでは、一例として荷役対象物Pを鋼矢板とした場
合を述べる。
第5図に示すように、玉掛けロープRを鋼矢板Pに玉
掛けし、玉掛けロープRの輪部21を輪部20にくぐり抜け
させる。
次にこの輪部21を吊下金具Aの第2アーム9に掛止
し、ピン3、7を軸として第1アーム6と第2アーム9
を回動させて第2アーム9の鈎部9aを取付部1の係止部
5に係止する。
一方、吊下げロープWの輪部22をクレーンのフックF
に係止して本実施例をクレーンに吊下げる。このままク
レーンを駆動して吊下げロープWを第5図中矢印方向に
引上げると、鋼矢板Pは吊下げられる。
このとき、鋼矢板Pの重量により第2アーム9は下方
に引張られ、第2アーム9の鈎部9aは係止部5に確実に
係止された状態を保つ。そのため、輪部21が吊下金具A
より外れるおそれがなく鋼矢板Pは脱落しない。
なお本実施例は、上述のようにクレーンのフックFに
吊下げロープWを取付け、この吊下げロープWに吊下金
具Aを取付けているが、吊下金具Aを直接クレーンのロ
ープに取付けて吊下金具Aをクレーンのフックとして使
用してもよい。
鋼矢板Pを搬送させた後、フックFを下降させて吊下
げロープWを弛緩させると、吊下金具Aは第6図に示す
ように、今度は玉掛けロープRに吊り下げられた状態と
なる。この状態で吊下げロープWを少し引き上げ、吊下
金具Aの取付部1が略水平となる時点では、第1アーム
6と第2アーム9との軸着部をなすピン7の近傍で吊下
金具Aが玉掛けロープRによって吊り下げられることと
なり、第2アーム9は殆ど荷重を受けることなく第2ア
ーム9と取付部1との間の係合が緩やかとなることか
ら、この時、例えばクレーン等によって吊下ロープWを
揺動させることにより、第2アーム9はピン7を中心に
回動され、第2アーム9の鈎部9aが取付部1の係止部5
から外れる。
さらに吊下げロープWを引き上げると、第7図に示す
ように玉掛けロープRの輪部21が外れ、鋼矢板Pから玉
掛けロープRが外れる。
つまり、この玉掛けロープRは回収ロープ19に結合さ
れているため、クレーンのフックFの移動に伴って吊下
金具Aと共に迅速、確実に回収できるのである。
このように本実施例によれば鋼矢板Pを搬送する度に
人手を使って鋼矢板Pから玉掛けロープを取外す必要が
なく時間的なロスがない。そのためクレーンを作業時間
内に有効に使用できる。
(考案の効果) 上記のように本考案による吊掛具を使用すれば、荷役
対象物を吊り下げた後に吊下ロープを弛緩させ、再度引
き上げる際に揺動させることによって玉掛けロープが吊
掛具から外れるとともに、吊掛具と玉掛けロープが一体
的に取扱われることから、荷役対象物を搬送する際に人
手を使って荷役対象物から玉掛けロープを取外す必要が
ないため、作業時間を短縮することができ、かつ安全に
作業を行うことができる。
さらに、クレーン等の各種機器類を能率的に使用する
ことが可能となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は全体の側
面図、第2図は吊下金具の拡大側面図、第3図は同開放
後の拡大側面図、第4図は同拡大正面図、第5図は吊下
げ作業中の説明図、第6図は同回収前の説明図、第7図
は同回収状態の説明図、第8図は従来例の説明図であ
る。 A……吊下金具、R……玉掛けロープ W……吊下げロープ、1……取付部 5……係止部、6……第1アーム 9……第2アーム、19……回収ロープ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷役対象物を吊り下げる吊下金具の取付部
    の上端部に、吊下金具の吊下げロープと回収ロープを連
    結し、該回収ロープの他端には輪部を介して玉掛けロー
    プと連結する一方、玉掛けロープの他端にも輪部を構成
    し、上記吊下金具の取付部の下端に係止部を形成すると
    共に、略中央部には第1アームを回動自在に軸着し、該
    第1アームの他端に第2アームを回動自在に軸着し、該
    第2アームの先端には上記係止部に係止可能な鈎部を構
    成してなり、吊下げロープを弛緩させて吊下金具を玉掛
    けロープで吊り下げ、その後吊下ロープを引き上げて吊
    下金具の取付部が略水平となる状態において、第1アー
    ムと第2アームとの軸着部が玉掛けロープの輪部近傍に
    位置することを特徴とする吊掛具。
JP1988165358U 1988-12-21 1988-12-21 吊掛具 Expired - Lifetime JP2521598Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988165358U JP2521598Y2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 吊掛具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988165358U JP2521598Y2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 吊掛具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0286990U JPH0286990U (ja) 1990-07-10
JP2521598Y2 true JP2521598Y2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=31451773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988165358U Expired - Lifetime JP2521598Y2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 吊掛具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2521598Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094430A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Manabu Kaseyama プール用コースロープ保持具
CN103381994A (zh) * 2013-06-28 2013-11-06 中淳高科桩业股份有限公司 预制桩吊桩方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4524031B2 (ja) * 2000-09-29 2010-08-11 株式会社トーテツ 重量物吊上げ材の取外し機構
FR2959222B1 (fr) * 2010-04-26 2012-04-20 Pms Internat Elingue et systeme de levage comportant plusieurs elingues pour le levage et le sauvetage d'animaux
KR101593447B1 (ko) * 2015-09-17 2016-02-12 항진해양개발 주식회사 리치스택커를 이용하여 테트라포드를 운송하기 위한 거치장비, 운송장치 및 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917484A (ja) * 1982-07-19 1984-01-28 株式会社芳賀自動車工場 クレ−ン作業用掛止装置
JPS6023187U (ja) * 1983-07-21 1985-02-16 鈴木 久 クレ−ンフックに使用する吊り荷用ワイヤ−の自動回収装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094430A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Manabu Kaseyama プール用コースロープ保持具
CN103381994A (zh) * 2013-06-28 2013-11-06 中淳高科桩业股份有限公司 预制桩吊桩方法
CN103381994B (zh) * 2013-06-28 2016-01-27 中淳高科桩业股份有限公司 预制桩吊桩方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0286990U (ja) 1990-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2521598Y2 (ja) 吊掛具
JPH10273281A (ja) 吊りフック自動掛け外し装置
JP6861460B1 (ja) 吊り具
JPH065339Y2 (ja) 荷物搬送用補助具
HU182785B (en) Automatic device for disengaging binding materials
JPH08277086A (ja) 自動フック
JPH061585A (ja) 軸受箱付きロールの自動玉掛吊具
JP2612431B2 (ja) 玉外しフック
JP2018002396A (ja) 玉掛け手鉤棒
JPH094037A (ja) コンクリート製側溝蓋の挾持装置の構造
JP2832453B2 (ja) クレーン用吊り下げフック装置
CN217437525U (zh) 一种防脱自动卸载挂钩装置
JPH065338Y2 (ja) タマ掛け自在離脱吊り具
JPS63503454A (ja) 詰められている大袋の首部をつかむ装置
JPH0540059Y2 (ja)
JPH0435346Y2 (ja)
JPS6032060Y2 (ja) 荷物揚げ降ろし用フツク
JP5564984B2 (ja) 遠隔玉掛機構
JP2599334Y2 (ja) 梁部材吊り具
JPS6030288Y2 (ja) クレ−ンフツク用外れ止め装置
JPS6016619Y2 (ja) モ−ルド吊りハンガ−の取り外し装置
JPH02198998A (ja) 吊具のフック用外れ止め装置
JPH0333758Y2 (ja)
JPS6016631Y2 (ja) ブ−ムヘッドの構造
JP2514727Y2 (ja) 吊り具