JPH0540059Y2 - - Google Patents

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JPH0540059Y2
JPH0540059Y2 JP5802288U JP5802288U JPH0540059Y2 JP H0540059 Y2 JPH0540059 Y2 JP H0540059Y2 JP 5802288 U JP5802288 U JP 5802288U JP 5802288 U JP5802288 U JP 5802288U JP H0540059 Y2 JPH0540059 Y2 JP H0540059Y2
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JP
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crane hook
shaft
pin
retaining pin
hanging fitting
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばスクラツプ鋼を排出する際に
使用するシユートバツグ等に代表される物品箱
(以下単に「シユートバツグ」という)の後端部
(以下「テール部」という)をクレーンによつて
巻き上げることによつてシユートバツグを傾けて
スクラツプ鋼を転炉等に装入する時、シユートバ
ツグのテール部がクレーンフツクより外れるのを
防止するための装置の改良に関するものである。
(従来の技術及びその課題) 第3図に示すように前記シユートバツグ1はテ
ール部2と中央より若干前方寄りの位置でクレー
ンフツク3,3を用いて水平に吊り下げられて所
定の排出位置迄搬送され、各排出位置で第4図に
示すようにテール部2に掛合させたクレーンフツ
ク3を更に引き上げることによりシユートバツグ
1を傾けてシユートバツグ1中のスクラツプ4を
排出する。
しかして、このスクラツプ4の排出時、スクラ
ツプ4が排出されることによつてテール部2のク
レーンフツク3に作用する荷重が変動して時々テ
ール部2の吊り金具5が第5図に示すようにクレ
ーンフツク3から浮き上がることがあり、かかる
場合クレーンフツク3が外れ易くなる状態が続い
て危険である。
そこで従来は前記吊り金具5に外れ止めピン6
を挿入することによつてクレーンフツク3が外れ
るのを防止しているが、この外れ止めピンの抜き
差し作業は、クレーンフツクが吊り金具のシヤフ
トに掛合した時点で玉掛作業者がピンを差し込
み、また作業終了時吊り金具からクレーンフツク
を外す直前にピンを抜くという人為的作業によつ
て行つている。
すなわち玉掛作業者が吊り金具に近づいて抜き
差しするという従来の方法は危険を伴い、作業性
や安全性に欠けるという問題があつた。
本考案はかかる問題を解決し、クレーン操作員
一人で上記した作業を安全にかつ自動的に行える
外れ止め装置を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、シユートバツグのテール部に枢着さ
れた吊り金具に設置されてクレーンフツクの前記
吊り金具からの外れを防止する装置であつて、前
記吊り金具の先端部に横設されたクレーンフツク
掛合用シヤフトの両端にかつこのシヤフトと同軸
状に一対 のベルクランクをその中央部で枢着
し、これらベルクランクのテール部側端部にクレ
ーンフツクの外れ止めピンを横架すると共に、他
方端部にはウエイトを設け、また吊り金具の前記
シヤフトの下方位置に設けられたクレーンフツク
の挿入ガイドには前記外れ止めピンの挿入用切欠
きを設け、更に前記ベルクランクのテール部側上
端にはシユートバツグの吊り上げ時にテール時の
側板を突設したピンに当接してベルクランクを所
定量回動させるストライカーを突設したことを要
旨とするクレーンフツクの外れ止め装置である。
(作用) 本考案に係るクレーンフツクの外れ止め装置
は、シユートバツグのテール部に枢着された吊り
金具に設置されてクレーンフツクの前記吊り金具
からの外れを防止する装置であつて、前記吊り金
具の先端部に横設されたクレーンフツク掛合用シ
ヤフトの両端にかつこのシヤフトと同軸状に一対
のベルクランクをその中央部で枢着し、これらベ
ルクランクのテール部側端部にクレーンフツクの
外れ止めピンを横架すると共に、他方端部にはウ
エイトを設け、また吊り金具の前期シヤフトの下
方位置に設けられたクレーンフツクの挿入ガイド
には前期外れ止めピンの挿入用切欠きを設け、更
に前記ベルクランクのテール部側上端にはシユー
トバツグの吊り上げ時にテール部の側板に突設し
たピンに当接してベルクランクを所定量回動させ
るストライカーを突設した構成であり、装入ガイ
ドに誘導されてシヤフトに掛合したクレーンフツ
クを更に吊り上げると、ストライカーがピンに当
接する迄は、ベルクランクはウエイトによる回転
モーメントの作用で外れ止めピンが吊り金具の下
端面に当接した状態で吊り金具と一体的にテール
部の枢着点を支点として回動し、ストライカーが
ピンに当接後は、吊り金具は前記と同様枢着点を
支点と回動し、他方ベルクランクはストライカー
のピンへの当接により吊り金具と同様の回動が規
制され、その中央枢着部を支点として外れ止めピ
ンが切欠きの奥部に到達する迄吊り金具と別個に
同方向に回動する。そして吊り上げ完了時にはウ
エイトの回転モーメントにより前記外れ止めピン
は切欠きから出ることはない。
(実施例) 以下、本考案を第1図に示す一実施例に基づい
て説明する。
第1図において、11はシユートバツグのテー
ル部であり、このテール部11にはリンク式の吊
り金具12が回動自在に枢着されている。
本考案に係るクレーンフツクの外れ止め装置は
前記吊り金具12に設置されるものであり、次の
如く構成されている。
13はベルクランクであり、前記吊り金具12
の先端部に横設されたクレーンフツク掛合用シヤ
フト14の両側に夫々設置されている。これらベ
ルクランク13は前記シヤフト14と同軸状に設
置された軸受15に夫々その中央部を回動自在に
取付けている。そして、これらベルクランク13
のテール部11側の端部にはクレーンフツク16
の外れ止めピン17が横架され、これらベルクラ
ンク13の第1図イにおける時計回り方向の回動
を規制している。またベルクランク13の他方側
の端部には夫々ウエイト18が設けられ、シユー
トバツグがソレーンフツクを介して吊り上げられ
た状態になるまではベルクランク13が吊り金具
12と一体的に回動するように作用している。
19は前記ベルクランク13のテール部11側
の上端に突設されたストライカーであり、シユー
トバツグの吊り上げ時にテール部11の側板上方
に突設したピン20に当接してベルクランク13
を前記ウエイト18の回転モーメントに抗して第
1図イにおける反時計回り方向に回動させる作用
をするものである。従つて、このストライカーに
よる作用でベルクランク13が反時計回り方向に
回動した際に、吊り金具12におけるシヤフト1
4の下方位置に設けせれたクレヘンフツク16の
挿入ガイド21に前記外れ止めピン17が当接し
て回動不能になるのを防止するための例えば円弧
状の挿入用切欠き22を設けている。この切欠き
22の奥部すなわち外れ止めピン17の最終静止
位置は、吊り金具12の両枢軸を結ぶ線に対し、
一方の枢軸すなわちシヤフト14から直角に下し
た線と交差する位置以上が好ましい。これ未満で
あれば吊り上げ状態時におけるウエイト18によ
る回転モーメントが小さくなつて、排出時におい
てクレーンフツク16に作用する荷重の変動によ
り吊り金具12が浮き上がつた際に外れ止めピン
17が切欠き22より外れることがあるからであ
る。
23は前記外れ止めピン17が切損した場合に
落下するのを防止するため、ピン20と外れ止め
ピン17を連結するチエーンであり、吊り金具1
2が最も降下する位置の若干手前でチエーン23
が張るように取付けられている。
本考案に係る外れ止め装置は上記した如く構成
され、次の如く作用する。
吊り上げられたクレーンフツク16が挿入ガ
イド21に誘導されて吊り金具12のシヤフト
14に掛合する。
更にクレーンフツク16を吊り上げると、ベ
ルクランク13は吊り金具12と一体的にテー
ル部11の枢着点を支点として第1図イにおけ
る反時計方向に回動する(第1図イに示す実線
の状態)。
そしてストライカー19がピン20に当接し
た後も、更にクレーンフツク16を吊り上げて
ゆくと吊り金具12は前記と同様枢着点を支
点として回動するが、他方ベルクランク13は
その中央枢着部を支点として第1図イにおける
反時計方向に回動し、外れ止めピン17が切欠
き22の奥部に到達する。ここにおいて外れ止
め装置がクレーンフツク16にセツトされたこ
とになる。かかる状態下(第1図イに想像線で
示す)では、外れ止めピン17にはウエイト1
8の回転モーメントにより常に上向きの力が作
用している為、吊り下げている途中でリセツト
されることはない。
次にクレーンフツク16のシヤフト14への
掛合を解除する場合には、クレーンフツク16
を降ろし終わる直前にウエイト18がベルクラ
ンク13の中央枢着部より第1図イにおける右
側に位置してウエイト18の自重でベルクラン
ク13が自動的に時計回り方向に回動して外れ
止めピン17が切欠き22から外れリセツトさ
れる。
仮にベルクランク13の形状やウエイト18の
重量等に変動があつた場合に自動的にリセツトし
ない場合には、チエーン23の長さを調節してお
くことにより、ベルクランク13の外れ止めピン
17が強制的に引張られ、ウエイト18が時計回
り方向に回転し、重力の釣り合いよりベルクラン
ク13は元の状態(リセツト状態)に戻る。
なお、本実施例においてはウエイト18は両方
のベルクランク13,13に設置したものを示し
たが、片方のベルクランク13のみに設置しても
よい。
一般にクレーンフツク外れ止め装置は、フツク
側に取付けてあるものが多いが、本考案の外れ止
め装置は吊り具側に取付けるものであり、従来の
シユートバツグのテール部に使えるだけではな
く、第2図に示す中型や大型の吊り具全般のフツ
ク自動外れ止め装置として幅広く利用できる。
従つて本考案は前記実施例に限られずこうした
類似の一般のフツク自動外れ止め装置にも適用で
きるものである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るクレーンフツ
クの外れ止め装置は、シユートバツグのテール部
に枢着された吊り金具に設置されてクレーンフツ
クの前記吊り金具からの外れを防止する装置であ
つて、前記吊り金具の先端部に横設されたクレー
ンフツク掛合用シヤフトの両端にかつこのシヤフ
トと同軸状に一対のベルクランクをその中央部で
枢着し、これらベルクランクのテール部側端部に
クレーンフツクの外れ止めピンを横架すると共
に、他方端部にはウエイトを設け、また吊り金具
の前記シヤフトの下方位置に設けられたクレーン
フツクの挿入ガイドには前記外れ止めピンの挿入
用切欠きを設け、更に前記ベルクランクのテール
部側上端にはシユートバツグの吊り上げ時にテー
ル部の側板に突設したピンに当接してベルクラン
クを所定量回動させるストライカーを突設した構
成であり、上記した一連の動作により、クレーン
フツクの外れ止めピンは人が関与することなく、
自動的にセツト及びリセツトされる為、作業の安
全性が確保され、且つ能率化・合理化が推進され
る。
またクレーンフツクを降ろした時、従来ではク
レーンフツクの下端が外れ止めピンに接して外れ
止めピンを傷つけたり、曲げたりしていたが、本
考案ではクレーンフツクを降ろして終わる直前に
ベルクランクが反転して外れ止めピンが逃げる
為、クレーンフツクと外れ止めピンとの衝突がな
くなり、外れ止めピンの損傷、疲労を来さない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図面であり、
イは正面図、ロは平面図、第2図は本考案の他の
分野への適用例を示す平面図、第3図〜第5図は
従来の説明図である。 11はテール部、12は吊り金具、13はベル
クランク、14はシヤフト、16はクレーンフツ
ク、17は外れ止めピン、18はウエイト、19
はストライカー、20はピン、21は挿入ガイ
ド、22は切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 物品箱の後端部に枢着された吊り金具に設置さ
    れてクレーンフツクの前記吊り金具からの外れを
    防止する装置であつて、前記吊り金具の先端部に
    横設されたクレーンフツク掛合用シヤフトの両端
    にかつこのシヤフトと同軸状に一対のベルクラン
    クをその中央部で枢着し、これらベルクランクの
    前記後端部側端部にクレーンフツクの外れ止めピ
    ンを横架すると共に、他方端部にはウエイトを設
    け、また吊り金具の前記シヤフトの下方位置に設
    けられたクレーンフツクの挿入ガイドには前記外
    れ止めピンの挿入用切欠きを設け、更に前記ベル
    クランクの後端部側上端には物品箱の吊り上げ時
    に後端部の側板に突設したピンに当接してベルク
    ランクを所定量回動させるストライカーを突設し
    たことを特徴とするクレーンフツクの外れ止め装
    置。
JP5802288U 1988-04-28 1988-04-28 Expired - Lifetime JPH0540059Y2 (ja)

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JPH01162482U JPH01162482U (ja) 1989-11-13
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