JP2500475B2 - クイックリリ―ス付き吊り金具接続機構 - Google Patents
クイックリリ―ス付き吊り金具接続機構Info
- Publication number
- JP2500475B2 JP2500475B2 JP29635093A JP29635093A JP2500475B2 JP 2500475 B2 JP2500475 B2 JP 2500475B2 JP 29635093 A JP29635093 A JP 29635093A JP 29635093 A JP29635093 A JP 29635093A JP 2500475 B2 JP2500475 B2 JP 2500475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- pin
- metal fitting
- quick release
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、重量物の吊り上げ移動
作業に使用する機材に関し、特に吊り上げワイヤーと吊
り上げ対象物に取付られた接続金具類の接続機構部分に
関する。
作業に使用する機材に関し、特に吊り上げワイヤーと吊
り上げ対象物に取付られた接続金具類の接続機構部分に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、吊り上げワイヤーと吊り上げ対象
物との接続には、一般的な接続用金具（シャックル、ア
イボルト等）が使用されていた。又、高所などでの作業
性を良くするため、クイックリリース用ピンを利用した
吊り金具接続用部品を、吊り上げ対象物に取り付けて使
用していた。
物との接続には、一般的な接続用金具（シャックル、ア
イボルト等）が使用されていた。又、高所などでの作業
性を良くするため、クイックリリース用ピンを利用した
吊り金具接続用部品を、吊り上げ対象物に取り付けて使
用していた。
【０００３】図３は、従来のクイックリリース用ピン付
吊り金具接続構造の断面図を示す。本図において、１は
吊り上げワイヤー，１１はワイヤー先端の金具、６は吊
り上げ対象物に取り付けた受け側の金具、１０は吊り金
具接続用部品，９はクイックリリース用ピン，１２は抜
け防止用突起，１３は吊り上げ対象物である。吊り上げ
対象物１３と受け金具６とはボルト１４にて接続されて
いる。本図において、ワイヤー先端の金具１１と受け金
具６には、クイックリリースピン９が嵌入できるようク
イックリリースピン９の形状にて欠切されている。ワイ
ヤー先端の金具１１と受け金具６との間に、前記クイッ
クリリースピン９が嵌入されることにより、吊り上げワ
イヤー１と吊り上げ対象物１３とが確実に接続されてい
た。尚、クイックリリース９の先端部１０によって嵌入
位置止めを行なっていた。
吊り金具接続構造の断面図を示す。本図において、１は
吊り上げワイヤー，１１はワイヤー先端の金具、６は吊
り上げ対象物に取り付けた受け側の金具、１０は吊り金
具接続用部品，９はクイックリリース用ピン，１２は抜
け防止用突起，１３は吊り上げ対象物である。吊り上げ
対象物１３と受け金具６とはボルト１４にて接続されて
いる。本図において、ワイヤー先端の金具１１と受け金
具６には、クイックリリースピン９が嵌入できるようク
イックリリースピン９の形状にて欠切されている。ワイ
ヤー先端の金具１１と受け金具６との間に、前記クイッ
クリリースピン９が嵌入されることにより、吊り上げワ
イヤー１と吊り上げ対象物１３とが確実に接続されてい
た。尚、クイックリリース９の先端部１０によって嵌入
位置止めを行なっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の吊り金具の接続
構造では、吊り上げワイヤーと吊り上げ対象物との接続
部分は、一般的接続用金具（シャックル、アイボルト）
等を使用するために、高所での接続の作業性の悪さによ
る接続部品（ネジ類）の落下により吊り上げ対象物へ損
傷を与える問題点があった。
構造では、吊り上げワイヤーと吊り上げ対象物との接続
部分は、一般的接続用金具（シャックル、アイボルト）
等を使用するために、高所での接続の作業性の悪さによ
る接続部品（ネジ類）の落下により吊り上げ対象物へ損
傷を与える問題点があった。
【０００５】図３に示す様な、従来のクイックリリース
用ピン９を使用した吊り金具接続用部品を、吊り上げ対
象物に取り付けて使用した場合でも、ワイヤー先端の金
具１１の穴と吊り上げ対象物側の金具６の穴と一致させ
ピン９を嵌入することになり、ピン９の嵌入又は嵌脱の
作業時に、ピン落下や接触による破損の危険性は十分に
回避出来ない問題点があった。
用ピン９を使用した吊り金具接続用部品を、吊り上げ対
象物に取り付けて使用した場合でも、ワイヤー先端の金
具１１の穴と吊り上げ対象物側の金具６の穴と一致させ
ピン９を嵌入することになり、ピン９の嵌入又は嵌脱の
作業時に、ピン落下や接触による破損の危険性は十分に
回避出来ない問題点があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの欠点
を解決するために止め金具として使用しているクイック
リリースピンの構造を、吊り上げワイヤーを接続する金
具と一体構造とし、ワイヤーを金具に挿入することによ
り固定ピンが自動的に挿入される機構を有している。更
にワイヤーを取り外す際には、ピンを所定の位置まで引
き、ワイヤーを外すことにより再び、ピンが固定される
構造を有している。
を解決するために止め金具として使用しているクイック
リリースピンの構造を、吊り上げワイヤーを接続する金
具と一体構造とし、ワイヤーを金具に挿入することによ
り固定ピンが自動的に挿入される機構を有している。更
にワイヤーを取り外す際には、ピンを所定の位置まで引
き、ワイヤーを外すことにより再び、ピンが固定される
構造を有している。
【０００７】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明の実施例の構造断面図であ
り、吊り上げワイヤー１と、ワイヤー先端の接続金具２
と，バネ４と，クイックリリース機構を持つピン５と，
吊り上げ対象物に取り付けた受け側金具６と，レバー７
と，吊り上げ対象物１３から構成されている。レバー７
は、接続金具２に取り付けられた軸３を中心として回転
できる構造をしている。本図は、受け金具６が接続金具
２より抜けた状態であり、ピン５の先端金具１５がバネ
４の力で金具２の嵌入方向に動くのをレバー７の先端金
具の８により係止されている。本図において、吊り上げ
ワイヤー１の先端の接続金具２に、図３のクイックリリ
ース用ピン９の代わりにクイックリリース機構を持つピ
ン５を取り付け、レバー７を上側に押し上げることによ
りレバー７の先端８の係止が外れ、パネ４の力でピン５
が金具２の方向に嵌入する構造を有している。
り、吊り上げワイヤー１と、ワイヤー先端の接続金具２
と，バネ４と，クイックリリース機構を持つピン５と，
吊り上げ対象物に取り付けた受け側金具６と，レバー７
と，吊り上げ対象物１３から構成されている。レバー７
は、接続金具２に取り付けられた軸３を中心として回転
できる構造をしている。本図は、受け金具６が接続金具
２より抜けた状態であり、ピン５の先端金具１５がバネ
４の力で金具２の嵌入方向に動くのをレバー７の先端金
具の８により係止されている。本図において、吊り上げ
ワイヤー１の先端の接続金具２に、図３のクイックリリ
ース用ピン９の代わりにクイックリリース機構を持つピ
ン５を取り付け、レバー７を上側に押し上げることによ
りレバー７の先端８の係止が外れ、パネ４の力でピン５
が金具２の方向に嵌入する構造を有している。
【０００９】図２は、本発明の図１においてピン５が接
続金具２及び吊り上げ金具６に嵌入した状態を示す。吊
り上げ対象物１３に取り付けた受け側の金具６が挿入さ
れると、その先端がレバー７を上側に押し上げられ、レ
バー７の反対側先端８の固定が外れ、ピン５がワイヤー
側の接続金具部分２と吊り上げ側の金具６を結合させる
状態に嵌入される。
続金具２及び吊り上げ金具６に嵌入した状態を示す。吊
り上げ対象物１３に取り付けた受け側の金具６が挿入さ
れると、その先端がレバー７を上側に押し上げられ、レ
バー７の反対側先端８の固定が外れ、ピン５がワイヤー
側の接続金具部分２と吊り上げ側の金具６を結合させる
状態に嵌入される。
【００１０】尚、取り外す場合は、ピン５を引き、金具
２と６を分離させ、レバー７が戻り、レバーの反対側先
端８により、ピン５が再び固定される。
２と６を分離させ、レバー７が戻り、レバーの反対側先
端８により、ピン５が再び固定される。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
接続金具にクイックリリース機能を持つ固定ピンの構造
を一体化することにより、吊り具構成部品点数が少なく
なり、高所での接続の作業性が改善され、吊り具部品の
落下、及びワイヤー、吊り具部品等を吊り上げ対象物に
接触させて破損させる可能性も少なくなる。
接続金具にクイックリリース機能を持つ固定ピンの構造
を一体化することにより、吊り具構成部品点数が少なく
なり、高所での接続の作業性が改善され、吊り具部品の
落下、及びワイヤー、吊り具部品等を吊り上げ対象物に
接触させて破損させる可能性も少なくなる。
【００１２】又、取り付け作業が容易で１人で実施でき
るため、高所かつ狭い作業台上で安全に、接続及び確認
作業が容易に実施できる。
るため、高所かつ狭い作業台上で安全に、接続及び確認
作業が容易に実施できる。
【図１】本発明のクイックリリース付き吊り金具機構の
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明のクイックリリース付き吊り金具機構の
断面図である。
断面図である。
【図３】従来のクイックリリース付き金具機構の断面図
である。
である。
１ 吊り上げワイヤー ２ ワイヤー先端の接続金具 ３ レバー軸 ４ バネ ５ ピン ６ 受け金具 ７ レバー ８ レバー先端金具 １３ 吊り上げ対象物 １４ ボルト １５ ピン先端金具
Claims (1)
- 【請求項１】 吊り上げワイアの先端に取り付けられた
接続金具と受け金具とをピンを嵌入することにより継合
する機構において、前記接続金具内にてバネを介して取
り付けられた前記ピンと、前記接続金具に取り付けられ
た軸を中心として前記ピンを引き抜いたとき係止させる
レバーと、前記受け金具を接続金具に挿入することによ
り、前記ピンとレバーとの係止を解除し、自動的に前記
ピンが接続金具及び受け金具に嵌入する手段を有するこ
とを特徴とするクイックリリース付き吊り金具接続機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29635093A JP2500475B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | クイックリリ―ス付き吊り金具接続機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29635093A JP2500475B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | クイックリリ―ス付き吊り金具接続機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07144872A JPH07144872A (ja) | 1995-06-06 |
| JP2500475B2 true JP2500475B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=17832422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29635093A Expired - Lifetime JP2500475B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | クイックリリ―ス付き吊り金具接続機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500475B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103596843B (zh) * | 2010-10-18 | 2017-04-26 | 本田专利技术北美有限责任公司 | 用于飞机起落架的快速释放组件 |
| KR200481717Y1 (ko) * | 2014-12-05 | 2016-11-02 | 삼성중공업 주식회사 | 섀클 핀 분리 및 체결용 지그 |
| KR101636057B1 (ko) * | 2015-08-31 | 2016-07-04 | 김병연 | 풍력발전기 타워 설치용 지그 |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP29635093A patent/JP2500475B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07144872A (ja) | 1995-06-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4123882A (en) | Method of and apparatus for erectign concrete wall panels | |
| US5707168A (en) | Heavy object lifting connector device | |
| JP2500475B2 (ja) | クイックリリ―ス付き吊り金具接続機構 | |
| AU598844B2 (en) | Apparatus for lifting concrete panels | |
| US5340181A (en) | Hook apparatus for lifting a heavy object | |
| JP2833674B2 (ja) | 重量物吊上げ用フック装置 | |
| JP2745322B2 (ja) | 鉄塔用鋼管の吊り金具 | |
| JP6488763B2 (ja) | ワーク用吊具 | |
| JP2612431B2 (ja) | 玉外しフック | |
| JPH09328284A (ja) | 吊り荷の自動玉掛け外し装置 | |
| JP3116263B2 (ja) | 吊り荷の自動玉掛け外し装置 | |
| JP2832453B2 (ja) | クレーン用吊り下げフック装置 | |
| JP2551532B2 (ja) | 吊り上げ用治具 | |
| JPH07215658A (ja) | クレーン用吊り下げフック装置 | |
| JPH09301671A (ja) | 吊り上げ用クランプ並びに該クランプに用いるクランプ操作装置及びロック装置 | |
| JPH05172190A (ja) | ロープ連結具 | |
| JP2833671B2 (ja) | 敷鉄板吊上げ用フック装置 | |
| KR200200195Y1 (ko) | 크레인용 걸고리 | |
| JPH0532399Y2 (ja) | ||
| JPH0581518B2 (ja) | ||
| JPS6316713Y2 (ja) | ||
| JP2007039189A (ja) | フック | |
| JP2946278B2 (ja) | コンクリート製品吊上方法 | |
| JPH0540059Y2 (ja) | ||
| KR200233110Y1 (ko) | 개폐식 도르래 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960116 |