JP2796682B2 - 錨型自動玉外しフック装置 - Google Patents

錨型自動玉外しフック装置

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JP2796682B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフック装置に係り、特に自動的にスリングワ
イヤの玉外しが行える錨型のフック装置に関する。
〔従来の技術〕 一般に、倉庫作業、岸壁作業、あるいは船内荷役作業
では、錨型のフックを用いる場合、スリングワイヤの両
方のツボを2個所の玉掛け部に掛け、運搬品を移動後、
いったんワイヤをゆるめて人力によってツボを外してい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来の方法では、ワイヤの取り外し作業
に際し、いったん運搬品を下ろし、ワイヤをゆるめてフ
ックのところに人が近づいたり、あるいはフックを引き
寄せたりして人手によって取り外さなければならず、多
大の作業時間と手間を必要とするばかりか、例えば運搬
品がパイプなどの崩れやすい物である場合は危険でさえ
あった。
この発明の目的は上記問題点を解消するためになされ
たもので、自動的にワイヤのツボを取り外すことがで
き、しかも右外し、左外しの選択が可能であり、運搬品
により玉掛けワイヤを容易に引き抜くことのできる錨型
自動玉外しフック装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、ワイヤを掛け
る玉掛け部を左右に有する錨型のフックを、左右方向に
回動且つ揺動可能に駆動シャフトに取り付けると共に、
該シャフト部には該フックと別個に駆動可能な回転レバ
ーを取り付け、該フックには前記玉掛け部の開口部を自
重により閉塞するワイヤ外れ止めを設けて、該ワイヤ外
れ止めに設けた水平ピンに前記回転レバーを当接させて
該ワイヤ外れ止めを連動させることにより、前記玉掛け
部の開口部を開放するものである。
〔作用〕
上記構成によれば、ワイヤ外れ止めはウエイトの重力
によってフックの玉掛け部の開口部を閉塞するので、玉
掛け部に掛けられたワイヤが外れることがない。また回
転レバーがいずれかの方向に回転して一方の水平ピンに
当接し、更にそのワイヤ外れ止めを回動させることによ
って玉掛け部の開口部を開放することができると共に、
フックを別個に回動させることができるので、いずれか
の方向にフックを傾むけ、それと同方向に回転レバーを
回転させることによって、玉掛け部の開口部が解放さ
れ、ワイヤは自重によって自由落下することになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例を正面から見た説明図、第2図は側
面から見た説明図である。第1図及び第2図に示すよう
に、本実施例の装置では、フレーム2、錨型フック4、
ワイヤ外れ止め6、回転レバー8、シャフト10、トルク
リミッタ12、減速機付きモータ14、近接スイッチ16等を
有し、ワイヤを掛ける玉掛け部18A,18Bを両側に有する
錨型のフック4を両側方向に回動可能にシャフト10に取
り付け、それぞれの玉掛け部18A,18Bの開口部近傍に、
背部に水平ピン20A,20Bを有すると共にウエイト22A,22B
を有して該ウエイトの荷重により該開口部を閉塞するワ
イヤ外れ止め6A,6Bを回動可能に設けると共に、該水平
ピン20A又は20Bのうち回転方向によりいずれかに当接し
てそのワイヤ外れ止め6A又は6Bを回動させる回転レバー
8を前記シャフト10に取り付け、該回転レバー8及び前
記フック4をそれぞれ別個に駆動するようにしたもので
ある。
即ち、2枚のフレーム2の板間の直角方向にシャフト
10を水平に取付け、その間に錨型フック4の回転軸受部
と回転レバー8が取付けられ、且つ錨型フック4の軸受
部は回転フリーな状態になるような構造であり、吊製品
の揺れに対して耐久性、揺動性を確保している。
フック4は左右にワイヤを掛けることができる2つの
玉掛け部18A,18Bが形成され、それぞれワイヤ外れ止め6
A,6Bがピン24A,24Bによって取り付けられている。ま
た、ワイヤ外れ止め6A,6Bはそれぞれコの字型の形状で
あり、後部のウエイト22A,22Bの重力によってフック4
の錨型の先端に接触して常に押つけ状態となっており、
ワイヤが外力によっても外れないようになっている。ま
た、ワイヤ外れ止め6A,6Bの背面中央部に固定されたピ
ン20A,20Bがあり、回転レバー8が当接してワイヤ外れ
止め6A,6Bを玉掛け部18A,18Bから開放する機能を持って
いる。
回転レバー8はシャフト10とキー26でもって固定され
ており、シャフト10が回転すると同時に回転するように
なっている。回転レバー8の方向は通常上向きにありモ
ータ14の回転動作により、ワイヤの外し方向へ回転でき
る構造となっている。検出機能として、近接スイッチ16
を3個そなえ、各設定位置(上向/中央位置、右回転限
位置、左回転限位置)にて自動停止が可能となってい
る。
カバー28内にはシャフト10と回転レバー8を同時に回
転させるためモータ14(電動減速機付きギヤードモータ
0.2KW)を備え、シャフト10との間にトルクリミッタカ
ップリング12を軸継手として使用している。そこでフッ
ク4に荷重がかかっている場合は回転レバー8を回転さ
せてもフック4を回転させるトルクが発生しないように
安全性を考慮している。又、フック4の上限にて近接ス
イッチ16が作動不良の場合は、フック4の先端が機械式
ストッパに接触し、トルクリミッタ12によりスリップし
て過負荷を防止するようになっている。
第3図はこのような錨型のフック装置30の構造部材を
兼ねた機体であり、本装置30はジョイント部によりクレ
ーン等のビーム32に吊持されるようになっている。尚、
本機にはその他のフック34,36も取り付けられている。
又、符号38は半割のキープレートである。
次に本実施例の操作及び本実施例を用いた作業方法に
ついて説明する。
本実施例のフック装置は、クレーン運転室より操作が
可能であり運搬品に掛けられた玉掛けワイヤをフック左
右に引っ掛け、クレーンにて巻き上げ、船内又はその他
の指定場所に積み付ける。積み付けされた運搬品よりワ
イヤーを抜き出す為に、クレーンオペレータがフックに
掛けられているワイヤの外す方向を選択し、回転操作ス
イッチを右、又は左にONする。すると、モータがその方
向に回転しトルクリミッタを通してシャフトを回転さ
せ、それに固定されている回転レバーが中央上部より、
モータの回転される方向に回り、先端がワイヤ外れ止め
のピンに当たりワイヤの外れ防止状態を解く。この場合
ワイヤ外れ止めの後部ウエイト部において、反対側のワ
イヤ外れ止めが解かれないように押しつけ状態をつくっ
ている。更にフックが回転していくと、その途中でワイ
ヤは、自重でフックから外れ自由落下する。ワイヤが落
下した後、フックは回転限度まで回転し、近接スイッチ
により自動停止する。次に操作スイッチを元の位置に戻
せば、回転レバーが逆回転すると同時にフックは自重で
下方へ回転し元の位置に戻りフリーな状態となり、その
後、ワイヤ外れ止めも元の閉じ状態になる。回転レバー
は、元の中央上部まで戻り近接スイッチにより自動停止
する。フックの反対側には、ワイヤの片側が掛かってお
りクレーン操作により(第3図ビーム本体)を巻き上げ
ることで玉掛けワイヤは運搬品より巻き抜かれる。
〔発明の効果〕
上述のとおり本発明によれば、次のような優れた効果
がある。
(1) 指定された方向のワイヤのツボを、フックの回
転により自由落下させることができる。
(2) 反対側のワイヤはフックより外れることはなく
保持したままで、クレーンで巻き上げた際に製品より玉
掛けワイヤを引き抜き、取り出すことができる。
(3) 船内作業において、玉掛けワイヤの右外し、左
外し方向を選択する必要があり、どちらの方向でもクレ
ーン運転室より操作し、玉外すことができる。
(4) 錨型フックに、各々スリングワイヤの両方のツ
ボを人手で簡単に掛けることができる。
そのために、本発明の装置は、倉庫作業、岸壁作業を
問わず、玉掛け作業全般に利用できる。特に作業者の玉
外し作業ができない場合に顕著な効果を発揮する。ま
た、例えばパイプ製品などの船内荷役作業において、巻
き抜き作業(右巻き、左巻き)に特に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を正面から見た説明図、第2
図は本実施例を側面から見た説明図、第3図は本実施例
を装着したクレーンビームの正面図である。 4……錨型フック、 6,6A,6B……ワイヤ外れ止め、 8……回転レバー、 10……シャフト、 18A,18B……玉掛け部、 20A,20B……水平ピン、 22A,22B……ウエイト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤを掛ける玉掛け部を左右に有する錨
    型のフックを、左右方向に回動且つ揺動可能に駆動シャ
    フトに取り付けると共に、該シャフト部には該フックと
    別個に駆動可能な回転レバーを取り付け、該フックには
    前記玉掛け部の開口部を自重により閉塞するワイヤ外れ
    止めを設けて、該ワイヤ外れ止めに設けた水平ピンに前
    記回転レバーを当接させて該ワイヤ外れ止めを連動させ
    ることにより、前記玉掛け部の開口部を開放するもので
    ある錨型自動玉外しフック装置。
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