JPH10272269A - 車両用シートの成形装置及び成形方法 - Google Patents
車両用シートの成形装置及び成形方法Info
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- JPH10272269A JPH10272269A JP9657297A JP9657297A JPH10272269A JP H10272269 A JPH10272269 A JP H10272269A JP 9657297 A JP9657297 A JP 9657297A JP 9657297 A JP9657297 A JP 9657297A JP H10272269 A JPH10272269 A JP H10272269A
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- Japan
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- pad material
- die
- mold
- sequentially
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形装置の設置面積を小さくすることがで
き、待ち時間や仕掛かり品を少なくする。作業を簡易迅
速に行う。作業能率を向上させる。表皮材とパッド材と
を位置ずれを発生することなく正確に接着する。 【解決手段】 左右一対の下型12L,12Rをスライ
ドレール23に取付けられた基板25に載置する。基板
25の内枠25bを上型13の下方位置で上下昇降可能
に設ける。成形型の上型13a,13bを回動軸33に
取付けられた取付基板35に複数取付ける。成形型11
に加熱装置43を配設する。上型13a,13bを回動
させて順次加熱装置43側に回動させ、パッド材3に塗
布された接着剤5を順次加熱活性化する。表皮材2の配
設された下型12を上型13の下方位置で順次上昇さ
せ、表皮材2をパッド材3に順次圧接させる。
き、待ち時間や仕掛かり品を少なくする。作業を簡易迅
速に行う。作業能率を向上させる。表皮材とパッド材と
を位置ずれを発生することなく正確に接着する。 【解決手段】 左右一対の下型12L,12Rをスライ
ドレール23に取付けられた基板25に載置する。基板
25の内枠25bを上型13の下方位置で上下昇降可能
に設ける。成形型の上型13a,13bを回動軸33に
取付けられた取付基板35に複数取付ける。成形型11
に加熱装置43を配設する。上型13a,13bを回動
させて順次加熱装置43側に回動させ、パッド材3に塗
布された接着剤5を順次加熱活性化する。表皮材2の配
設された下型12を上型13の下方位置で順次上昇さ
せ、表皮材2をパッド材3に順次圧接させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートの成形
装置及び成形方法に関し、更に詳細に説明すると、表皮
材を成形型の下型に取付け、該表皮材により被覆される
パッド材を上型に取付け、前記成形型を型締めし、前記
パッド材に塗布した接着剤により前記表皮材をパッド材
に接着する車両用シートの成形装置及び成形方法に関す
る。
装置及び成形方法に関し、更に詳細に説明すると、表皮
材を成形型の下型に取付け、該表皮材により被覆される
パッド材を上型に取付け、前記成形型を型締めし、前記
パッド材に塗布した接着剤により前記表皮材をパッド材
に接着する車両用シートの成形装置及び成形方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等のシート1は、図8に
示す如く、表皮材2を成形型11の表皮材セット型であ
る下型12に取付け、該表皮材2により被覆されるパッ
ド材3をパッド材セット型である上型13に取付け、前
記成形型11の下型12と上型13とを、例えば上型1
3を取付けた基板15を油圧シリンダー17等により下
降させることにより型締めし、前記パッド材3に予め塗
布した接着剤5により前記表皮材2をパッド材3に接着
して形成されている。
示す如く、表皮材2を成形型11の表皮材セット型であ
る下型12に取付け、該表皮材2により被覆されるパッ
ド材3をパッド材セット型である上型13に取付け、前
記成形型11の下型12と上型13とを、例えば上型1
3を取付けた基板15を油圧シリンダー17等により下
降させることにより型締めし、前記パッド材3に予め塗
布した接着剤5により前記表皮材2をパッド材3に接着
して形成されている。
【0003】前記パッド材3に予め塗布する接着剤5は
反応型ホットメルト接着剤等が用いられている。この反
応型ホットメルト接着剤は100℃以下の温度で活性化
するもので、特公平7−85757号公報、特開平5−
76664号公報等に示されているものである。
反応型ホットメルト接着剤等が用いられている。この反
応型ホットメルト接着剤は100℃以下の温度で活性化
するもので、特公平7−85757号公報、特開平5−
76664号公報等に示されているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のシー
ト1の表皮材2とパッド材3とを成形型11の下型12
と上型13とに夫々取付ける際に、パッド材3に予め塗
布された反応型ホットメルト接着剤5等を加熱炉または
熱風により接着剤5を100℃以下の温度で活性化して
から上型13に取付けており、また上型13は単に上下
動させるだけであり、またこれらの各工程を単独で行っ
ているため、例えば、接着剤の塗布装置や加熱装置が複
数の成形型毎に設けられているため装置が大型化し、各
工程で待ち時間、仕掛かり品の移動台車の数等が増大
し、作業が煩雑で作業能率を向上させることができない
ものであった。
ト1の表皮材2とパッド材3とを成形型11の下型12
と上型13とに夫々取付ける際に、パッド材3に予め塗
布された反応型ホットメルト接着剤5等を加熱炉または
熱風により接着剤5を100℃以下の温度で活性化して
から上型13に取付けており、また上型13は単に上下
動させるだけであり、またこれらの各工程を単独で行っ
ているため、例えば、接着剤の塗布装置や加熱装置が複
数の成形型毎に設けられているため装置が大型化し、各
工程で待ち時間、仕掛かり品の移動台車の数等が増大
し、作業が煩雑で作業能率を向上させることができない
ものであった。
【0005】本発明の目的は、成形装置の設置面積を小
さくすることができ、待ち時間や仕掛かり品を少なくす
ることができ、作業を簡易迅速に行うことができ、作業
能率を向上させることができ、然も表皮材とパッド材と
を位置ずれを発生することがなく正確に接着することが
でき、感触及び外観を向上させることができる経済性に
優れた車両用シートの成形装置及び成形方法を提供する
ものである。
さくすることができ、待ち時間や仕掛かり品を少なくす
ることができ、作業を簡易迅速に行うことができ、作業
能率を向上させることができ、然も表皮材とパッド材と
を位置ずれを発生することがなく正確に接着することが
でき、感触及び外観を向上させることができる経済性に
優れた車両用シートの成形装置及び成形方法を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートの成形装置は、表皮材を成形型の下型に取付
け、該表皮材により被覆されるパッド材を上型に取付
け、前記成形型を型締めし、前記パッド材に塗布した接
着剤により前記表皮材をパッド材に接着する車両用シー
トの成形装置において、前記成形型の下型は上下昇降手
段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回
動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型
に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保持し
てパッド材をセットし、前記複数の上型を回動軸を回動
させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布され
た接着剤を加熱装置により加熱活性化し得るようになさ
れ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対向さ
せ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材をパッ
ド材に圧接し得るようになされていることを特徴とす
る。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートの成形装置は、表皮材を成形型の下型に取付
け、該表皮材により被覆されるパッド材を上型に取付
け、前記成形型を型締めし、前記パッド材に塗布した接
着剤により前記表皮材をパッド材に接着する車両用シー
トの成形装置において、前記成形型の下型は上下昇降手
段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回
動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型
に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保持し
てパッド材をセットし、前記複数の上型を回動軸を回動
させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布され
た接着剤を加熱装置により加熱活性化し得るようになさ
れ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対向さ
せ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材をパッ
ド材に圧接し得るようになされていることを特徴とす
る。
【0007】また請求項2に記載の車両用シートの成形
装置は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置におい
て、前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、
該左右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板
に載置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けら
れ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段に
より上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸
に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に加
熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保持してパ
ッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させて
順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布された接着
剤を前記加熱装置により加熱活性化し得るようになさ
れ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対向さ
せ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材をパッ
ド材に圧接し得るようになされていることを特徴とす
る。
装置は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置におい
て、前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、
該左右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板
に載置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けら
れ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段に
より上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸
に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に加
熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保持してパ
ッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させて
順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布された接着
剤を前記加熱装置により加熱活性化し得るようになさ
れ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対向さ
せ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材をパッ
ド材に圧接し得るようになされていることを特徴とす
る。
【0008】また請求項3に記載の車両用シートの成形
装置は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置におい
て、前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、
該左右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板
に載置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けら
れ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段に
より上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸
に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に複
数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は前記回動
軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装置と第2
の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に保持して
パッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させ
て順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、パッド材
に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置により予備加
熱し、前記第2の加熱装置により本加熱し、前記接着剤
を加熱活性化し得るようになされ、前記上型を前記回動
軸を回動させて下型と対向させ、表皮材の配設された下
型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接し得るようにな
されていることを特徴とする。
装置は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置におい
て、前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、
該左右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板
に載置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けら
れ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段に
より上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸
に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に複
数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は前記回動
軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装置と第2
の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に保持して
パッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させ
て順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、パッド材
に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置により予備加
熱し、前記第2の加熱装置により本加熱し、前記接着剤
を加熱活性化し得るようになされ、前記上型を前記回動
軸を回動させて下型と対向させ、表皮材の配設された下
型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接し得るようにな
されていることを特徴とする。
【0009】また請求項4に記載の車両用シートの成形
方法は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法におい
て、前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、
該左右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板
に載置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けら
れ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段に
より上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸
に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に加
熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保持してパ
ッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させて
順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布された接着
剤を前記加熱装置により加熱活性化し、前記複数の上型
を前記回動軸を回動させて下型と順次対向させ、表皮材
の配設された下型をスライドレールに沿って上型の下方
位置に順次移動させ、次いで、表皮材の配設された下型
を上型の下方位置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に
順次圧接させることを特徴とする。
方法は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法におい
て、前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、
該左右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板
に載置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けら
れ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段に
より上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸
に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に加
熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保持してパ
ッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させて
順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布された接着
剤を前記加熱装置により加熱活性化し、前記複数の上型
を前記回動軸を回動させて下型と順次対向させ、表皮材
の配設された下型をスライドレールに沿って上型の下方
位置に順次移動させ、次いで、表皮材の配設された下型
を上型の下方位置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に
順次圧接させることを特徴とする。
【0010】また請求項5に記載の車両用シートの成形
方法は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法におい
て、前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、
該左右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板
に載置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けら
れ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段に
より上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸
に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に複
数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は前記回動
軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装置と第2
の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に保持して
パッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させ
て順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、パッド材
に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置により予備加
熱し、次いで前記第2の加熱装置により本加熱し、前記
接着剤を加熱活性化し、前記複数の上型を前記回動軸を
回動させて順次下型と対向させ、表皮材の配設された下
型をスライドレールに沿って上型の下方位置に順次移動
させ、次いで、表皮材の配設された下型を上型の下方位
置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に順次圧接させる
ことを特徴とする。
方法は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法におい
て、前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、
該左右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板
に載置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けら
れ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段に
より上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸
に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に複
数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は前記回動
軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装置と第2
の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に保持して
パッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させ
て順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、パッド材
に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置により予備加
熱し、次いで前記第2の加熱装置により本加熱し、前記
接着剤を加熱活性化し、前記複数の上型を前記回動軸を
回動させて順次下型と対向させ、表皮材の配設された下
型をスライドレールに沿って上型の下方位置に順次移動
させ、次いで、表皮材の配設された下型を上型の下方位
置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に順次圧接させる
ことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項1に記載の車両用シートの
成形装置によれば、成形型の下型は上下昇降手段により
上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸に取
付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に加熱装
置が配設され、前記上型を所定の角度に保持してパッド
材をセットし、前記複数の上型を回動軸を回動させて順
次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布された接着剤
を加熱装置により加熱活性化し得るようになされ、前記
上型を前記回動軸を回動させて下型と対向させ、表皮材
の配設された下型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接
し得るようになされているので、上型を回動させて順次
パッド材をセットし、パッド材に塗布された接着剤を順
次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを圧着することが
でき、複数の工程を同時に進行させることができ、成形
装置の設置面積を小さくすることができ、接着工程での
トータル工数を削減することができ、各工程で待ち時
間、仕掛かり品を減少させることができ、装置を簡易化
することができる。
成形装置によれば、成形型の下型は上下昇降手段により
上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸に取
付けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に加熱装
置が配設され、前記上型を所定の角度に保持してパッド
材をセットし、前記複数の上型を回動軸を回動させて順
次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布された接着剤
を加熱装置により加熱活性化し得るようになされ、前記
上型を前記回動軸を回動させて下型と対向させ、表皮材
の配設された下型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接
し得るようになされているので、上型を回動させて順次
パッド材をセットし、パッド材に塗布された接着剤を順
次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを圧着することが
でき、複数の工程を同時に進行させることができ、成形
装置の設置面積を小さくすることができ、接着工程での
トータル工数を削減することができ、各工程で待ち時
間、仕掛かり品を減少させることができ、装置を簡易化
することができる。
【0012】本発明の請求項2に記載の車両用シートの
成形装置によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保
持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回
動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布さ
れた接着剤を前記加熱装置により加熱活性化し得るよう
になされ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対
向させ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材を
パッド材に圧接し得るようになされているので、上型を
回動させて順次パッド材をセットし、パッド材に塗布さ
れた接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを
圧着することができ、複数の工程を同時に進行させるこ
とができ、成形装置の設置面積を小さくすることがで
き、接着工程でのトータル工数を削減することができ、
各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることがで
き、装置を簡易化することができる。
成形装置によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保
持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回
動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布さ
れた接着剤を前記加熱装置により加熱活性化し得るよう
になされ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対
向させ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材を
パッド材に圧接し得るようになされているので、上型を
回動させて順次パッド材をセットし、パッド材に塗布さ
れた接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを
圧着することができ、複数の工程を同時に進行させるこ
とができ、成形装置の設置面積を小さくすることがで
き、接着工程でのトータル工数を削減することができ、
各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることがで
き、装置を簡易化することができる。
【0013】本発明の請求項3に記載の車両用シートの
成形装置によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に複数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は
前記回動軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装
置と第2の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を
回動させて順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、
パッド材に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置によ
り予備加熱し、前記第2の加熱装置により本加熱し、前
記接着剤を加熱活性化し得るようになされ、前記上型を
前記回動軸を回動させて下型と対向させ、表皮材の配設
された下型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接し得る
ようになされているので、第1の加熱装置により接着剤
をパッド材の溝部等に密着させることができ、第2の加
熱装置により接着剤を十分に加熱活性化することがで
き、接着剤が垂れるのを防止することができ、パッド材
に塗布された接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッ
ド材とを圧着することができ、複数の工程を同時に進行
させることができ、成形装置の設置面積を小さくするこ
とができ、接着工程でのトータル工数を削減することが
でき、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させること
ができ、装置を簡易化することができる。
成形装置によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に複数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は
前記回動軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装
置と第2の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を
回動させて順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、
パッド材に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置によ
り予備加熱し、前記第2の加熱装置により本加熱し、前
記接着剤を加熱活性化し得るようになされ、前記上型を
前記回動軸を回動させて下型と対向させ、表皮材の配設
された下型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接し得る
ようになされているので、第1の加熱装置により接着剤
をパッド材の溝部等に密着させることができ、第2の加
熱装置により接着剤を十分に加熱活性化することがで
き、接着剤が垂れるのを防止することができ、パッド材
に塗布された接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッ
ド材とを圧着することができ、複数の工程を同時に進行
させることができ、成形装置の設置面積を小さくするこ
とができ、接着工程でのトータル工数を削減することが
でき、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させること
ができ、装置を簡易化することができる。
【0014】本発明の請求項4に記載の車両用シートの
成形方法によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保
持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回
動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布さ
れた接着剤を前記加熱装置により加熱活性化し、前記複
数の上型を前記回動軸を回動させて下型と順次対向さ
せ、表皮材の配設された下型をスライドレールに沿って
上型の下方位置に順次移動させ、次いで、表皮材の配設
された下型を上型の下方位置で順次上昇させ、表皮材を
パッド材に順次圧接させるので、上型を回動させて順次
パッド材をセットし、パッド材に塗布された接着剤を順
次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを圧着することが
でき、複数の工程を同時に進行させることができ、接着
工程でのトータル工数を削減することができ、各工程で
待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装置を
簡易化することができ、装置の設置面積を減少させるこ
とができる。
成形方法によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保
持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回
動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布さ
れた接着剤を前記加熱装置により加熱活性化し、前記複
数の上型を前記回動軸を回動させて下型と順次対向さ
せ、表皮材の配設された下型をスライドレールに沿って
上型の下方位置に順次移動させ、次いで、表皮材の配設
された下型を上型の下方位置で順次上昇させ、表皮材を
パッド材に順次圧接させるので、上型を回動させて順次
パッド材をセットし、パッド材に塗布された接着剤を順
次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを圧着することが
でき、複数の工程を同時に進行させることができ、接着
工程でのトータル工数を削減することができ、各工程で
待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装置を
簡易化することができ、装置の設置面積を減少させるこ
とができる。
【0015】本発明の請求項5に記載の車両用シートの
成形方法によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に複数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は
前記回動軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装
置と第2の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を
回動させて順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、
パッド材に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置によ
り予備加熱し、次いで前記第2の加熱装置により本加熱
し、前記接着剤を加熱活性化し、前記複数の上型を前記
回動軸を回動させて順次下型と対向させ、表皮材の配設
された下型をスライドレールに沿って上型の下方位置に
順次移動させ、次いで、表皮材の配設された下型を上型
の下方位置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に順次圧
接させるので、第1の加熱装置により接着剤をパッド材
の溝部等に密着させることができ、第2の加熱装置によ
り接着剤を十分に加熱活性化することができ、接着剤が
垂れるのを防止することができ、表皮材をパッド材に順
次圧接させるので、接着工程でのトータル工数を削減す
ることができ、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少さ
せることができ、装置を簡易化することができ、装置の
設置面積を減少させることができる。
成形方法によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に複数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は
前記回動軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装
置と第2の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を
回動させて順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、
パッド材に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置によ
り予備加熱し、次いで前記第2の加熱装置により本加熱
し、前記接着剤を加熱活性化し、前記複数の上型を前記
回動軸を回動させて順次下型と対向させ、表皮材の配設
された下型をスライドレールに沿って上型の下方位置に
順次移動させ、次いで、表皮材の配設された下型を上型
の下方位置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に順次圧
接させるので、第1の加熱装置により接着剤をパッド材
の溝部等に密着させることができ、第2の加熱装置によ
り接着剤を十分に加熱活性化することができ、接着剤が
垂れるのを防止することができ、表皮材をパッド材に順
次圧接させるので、接着工程でのトータル工数を削減す
ることができ、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少さ
せることができ、装置を簡易化することができ、装置の
設置面積を減少させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
の成形装置及び成形方法を図面を参照して詳述する。図
1及び図2(a),(b)には本発明に係る車両用シー
トの成形装置及び成形方法の実施の形態が夫々示されて
おり、この実施の形態において、図8に示した車両用シ
ート1及び成形型11と対応する部分には同一符号を付
して説明する。
の成形装置及び成形方法を図面を参照して詳述する。図
1及び図2(a),(b)には本発明に係る車両用シー
トの成形装置及び成形方法の実施の形態が夫々示されて
おり、この実施の形態において、図8に示した車両用シ
ート1及び成形型11と対応する部分には同一符号を付
して説明する。
【0017】図1及び図2(a),(b)に示す如く、
成形型11の下型12は少なくとも左右一対設けられ、
この左右一対の下型12L,12Rは基台21上に設け
られた横方向に延びるスライドレール23に取付けられ
た基板25に載置されて上型13の下方位置である中央
位置Pに順次独立して移動可能に設けられている。尚、
スライドレール23を延長して更に複数の下型12を待
機させておくこともできる。
成形型11の下型12は少なくとも左右一対設けられ、
この左右一対の下型12L,12Rは基台21上に設け
られた横方向に延びるスライドレール23に取付けられ
た基板25に載置されて上型13の下方位置である中央
位置Pに順次独立して移動可能に設けられている。尚、
スライドレール23を延長して更に複数の下型12を待
機させておくこともできる。
【0018】また基板25はスライドレール23に取付
けられた外枠25aと、この外枠25aに取付けられた
内枠25bとからなり、この基板25が上型13の下方
位置である中央位置Pでストッパーにより位置規制され
ると共に、中央位置Pで内枠25bが上下昇降手段29
により上下昇降可能に設けられている。
けられた外枠25aと、この外枠25aに取付けられた
内枠25bとからなり、この基板25が上型13の下方
位置である中央位置Pでストッパーにより位置規制され
ると共に、中央位置Pで内枠25bが上下昇降手段29
により上下昇降可能に設けられている。
【0019】成形型11の中央位置Pの左右に支柱3
1,31が設けられ、この左右の支柱31,31間に回
動軸33が回動可能に取付けられている。この回動軸3
3には上下一対の取付基板35が固着され、この上下一
対の取付基板35に上下一対の上型13a,13bが取
付けられている。前記回動軸33は駆動用モーター36
にチェーン37とギャー39を介して連結されている。
1,31が設けられ、この左右の支柱31,31間に回
動軸33が回動可能に取付けられている。この回動軸3
3には上下一対の取付基板35が固着され、この上下一
対の取付基板35に上下一対の上型13a,13bが取
付けられている。前記回動軸33は駆動用モーター36
にチェーン37とギャー39を介して連結されている。
【0020】尚、回動軸33の中央に1枚の取付基板3
5を設け、この取付基板35の表裏に夫々上下一対の上
型13a,13bを取付けることもでき、また側面三角
形状または四角形状の取付基板35を設け、これらの取
付基板35の複数の面に夫々対応する複数の上型13を
設けることもできる。
5を設け、この取付基板35の表裏に夫々上下一対の上
型13a,13bを取付けることもでき、また側面三角
形状または四角形状の取付基板35を設け、これらの取
付基板35の複数の面に夫々対応する複数の上型13を
設けることもできる。
【0021】前記成形型11の中央位置の複数の上型1
3a,13bの回動範囲よりも上方位置に、接着剤5の
塗布装置41が設けられ、この塗布装置41の塗布ノズ
ル41aが反転された上型13aの上方に位置してい
る。また前記回動軸33の背面側には、図2(a),
(b)に示す如く、熱風装置または赤外線ヒーター等か
らなる加熱装置43が配設されている。
3a,13bの回動範囲よりも上方位置に、接着剤5の
塗布装置41が設けられ、この塗布装置41の塗布ノズ
ル41aが反転された上型13aの上方に位置してい
る。また前記回動軸33の背面側には、図2(a),
(b)に示す如く、熱風装置または赤外線ヒーター等か
らなる加熱装置43が配設されている。
【0022】図4(a),(b)に示す如く、前記回動
軸33の一方の端部には回動位置の検出装置51が設け
られている。この検出装置51は回動軸33に固着され
た検出盤53を有し、この検出盤53には複数の切欠部
53aが形成されている。これらの複数の切欠部53a
の位置をセンサー55で検出し、この検出出力により前
記回動軸33の駆動用モーター36を制御させることが
できる。
軸33の一方の端部には回動位置の検出装置51が設け
られている。この検出装置51は回動軸33に固着され
た検出盤53を有し、この検出盤53には複数の切欠部
53aが形成されている。これらの複数の切欠部53a
の位置をセンサー55で検出し、この検出出力により前
記回動軸33の駆動用モーター36を制御させることが
できる。
【0023】また下型12の動作と連動させて上型13
を回動制御させることができる。前記検出盤53の切欠
部53aを90°毎に設ければ、4工程の動作ができ、
また切欠部53aを60°毎に設ければ、6工程の動作
が均等な回動角で行うことができる。また複数の切欠部
53aを均等に設ける必要がない場合には、適宜の位置
に設定することができる。
を回動制御させることができる。前記検出盤53の切欠
部53aを90°毎に設ければ、4工程の動作ができ、
また切欠部53aを60°毎に設ければ、6工程の動作
が均等な回動角で行うことができる。また複数の切欠部
53aを均等に設ける必要がない場合には、適宜の位置
に設定することができる。
【0024】図5(a),(b)には、回動軸33の回
動が各工程で停止されている場合に、上型13a,13
bの揺動を防止するための揺動防止機構61が示されて
おり、この揺動防止機構61は回動軸33に固着された
揺動防止プレート63と、この揺動防止プレート63に
穿設された複数のロック穴65に挿通される進退自在な
複数のロックピン67とからなり、前記回動軸33の回
動位置の検出装置51の検出出力が得られた時に、ロッ
クピン67が揺動防止プレート63のロック穴65に挿
通される。
動が各工程で停止されている場合に、上型13a,13
bの揺動を防止するための揺動防止機構61が示されて
おり、この揺動防止機構61は回動軸33に固着された
揺動防止プレート63と、この揺動防止プレート63に
穿設された複数のロック穴65に挿通される進退自在な
複数のロックピン67とからなり、前記回動軸33の回
動位置の検出装置51の検出出力が得られた時に、ロッ
クピン67が揺動防止プレート63のロック穴65に挿
通される。
【0025】また、図1に示す如く、上型13aの上方
には、シリンダー73により上下動する押さえ機構71
の押さえプレート75が設けられている。押さえプレー
ト75には上方に延びるガイド杆77が設けられ、この
ガイド杆77がガイド筒79に挿通され、表皮材2とパ
ッド材3の接合時等に押さえプレート75が下降し、上
型13aまたは13bの揺動やぶれを防止することがで
きる。
には、シリンダー73により上下動する押さえ機構71
の押さえプレート75が設けられている。押さえプレー
ト75には上方に延びるガイド杆77が設けられ、この
ガイド杆77がガイド筒79に挿通され、表皮材2とパ
ッド材3の接合時等に押さえプレート75が下降し、上
型13aまたは13bの揺動やぶれを防止することがで
きる。
【0026】前記パッド材3に塗布する接着剤5は反応
型ホットメルト接着剤等が用いられる。この反応型ホッ
トメルト接着剤は60℃程度の温度で活性化するもの
で、特公平7−85757号公報、特開平5−7666
4号公報等に示されているものを用いることができる。
型ホットメルト接着剤等が用いられる。この反応型ホッ
トメルト接着剤は60℃程度の温度で活性化するもの
で、特公平7−85757号公報、特開平5−7666
4号公報等に示されているものを用いることができる。
【0027】尚、前記接着剤5の塗布工程は塗布ロボッ
トを用いることができ、また接着剤5の塗布工程はパッ
ド材3を上型13aまたは13bに取付けた後に限定さ
れるものではなく、上型13に取付ける前であってもよ
い。
トを用いることができ、また接着剤5の塗布工程はパッ
ド材3を上型13aまたは13bに取付けた後に限定さ
れるものではなく、上型13に取付ける前であってもよ
い。
【0028】次に、図6(a),(b),(c)及び図
7(a),(b)を参照して、本発明に係わる車両用シ
ートの成形方法を説明する。先ず、図6(a)に示す如
く、前記上型13a,13bの何れか一方が所定の角度
に保持されている状態、例えば、上型13aを90°回
動して前方に向いている状態でパッド材3をセットす
る。また下型12Rには表皮材2の裏面を上にしてセッ
トする。
7(a),(b)を参照して、本発明に係わる車両用シ
ートの成形方法を説明する。先ず、図6(a)に示す如
く、前記上型13a,13bの何れか一方が所定の角度
に保持されている状態、例えば、上型13aを90°回
動して前方に向いている状態でパッド材3をセットす
る。また下型12Rには表皮材2の裏面を上にしてセッ
トする。
【0029】次に、図6(b)に示す如く、更に回動軸
33を90°回動させて前記上型13aを反転させた状
態で接着剤5の塗布装置41より接着剤5を塗布する。
この接着剤5の塗布作業時に、表皮材2のセットされた
下型12Rを上型13bの下方に移動させる。
33を90°回動させて前記上型13aを反転させた状
態で接着剤5の塗布装置41より接着剤5を塗布する。
この接着剤5の塗布作業時に、表皮材2のセットされた
下型12Rを上型13bの下方に移動させる。
【0030】更に、図6(c)に示す如く、前記回動軸
33を90°回動させて上型13aを加熱装置41側に
回動させ、パッド材3に塗布された接着剤5を前記加熱
装置41により60℃程度に加熱し、順次加熱活性化す
る。この加熱装置41により上型13aに取付けられた
パッド材3の接着剤5を加熱している間に、上型13b
が前方に位置しているので、この上型13bにパッド材
3をセットする。
33を90°回動させて上型13aを加熱装置41側に
回動させ、パッド材3に塗布された接着剤5を前記加熱
装置41により60℃程度に加熱し、順次加熱活性化す
る。この加熱装置41により上型13aに取付けられた
パッド材3の接着剤5を加熱している間に、上型13b
が前方に位置しているので、この上型13bにパッド材
3をセットする。
【0031】次いで、図7(a)に示す如く、前記回動
軸33を90°回動させて左右一対の下型12L,12
Rのうち、表皮材2が配設され、中央位置Pに移動され
た下型12Rと前記上型13aとを対向させ、下型12
Rの内枠25bを上下昇降手段29により上昇させれ
ば、表皮材2をパッド材3に順次圧接することができ
る。この際、押さえ機構71の押さえプレート75が下
降し、上型13aの揺動が防止される。更に、この下型
12Rを上昇させ、表皮材2をパッド材3に圧接してい
る際に、下型12Lに表皮材2をセットする。
軸33を90°回動させて左右一対の下型12L,12
Rのうち、表皮材2が配設され、中央位置Pに移動され
た下型12Rと前記上型13aとを対向させ、下型12
Rの内枠25bを上下昇降手段29により上昇させれ
ば、表皮材2をパッド材3に順次圧接することができ
る。この際、押さえ機構71の押さえプレート75が下
降し、上型13aの揺動が防止される。更に、この下型
12Rを上昇させ、表皮材2をパッド材3に圧接してい
る際に、下型12Lに表皮材2をセットする。
【0032】また、図7(b)に示す如く、表皮材2を
パッド材3に圧接した後、下型12Rを下降させ、下型
12Rを基板25と共にスライドレール23に沿って元
の位置である右側に移動させる。また前記回動軸33を
90°回動させて上型13aが前方に向いている状態で
パッド材3に表皮材2が接合されたシート1を脱型す
る。この状態では、上型13bが加熱装置41に対向す
る位置にあり、上型13bに取付けられたパッド材3の
接着剤5は加熱されている。
パッド材3に圧接した後、下型12Rを下降させ、下型
12Rを基板25と共にスライドレール23に沿って元
の位置である右側に移動させる。また前記回動軸33を
90°回動させて上型13aが前方に向いている状態で
パッド材3に表皮材2が接合されたシート1を脱型す
る。この状態では、上型13bが加熱装置41に対向す
る位置にあり、上型13bに取付けられたパッド材3の
接着剤5は加熱されている。
【0033】従って、表皮材2がセットされた下型12
Lを中央位置Pに移動させ、前記上型13bを前記回動
軸33を90°回動させて中央位置Pに移動された下型
12Lの表皮材2と対向させ、下型12Lの内枠25b
を上下昇降手段29により上昇させれば、連続して表皮
材2をパッド材3に順次圧接することができる。
Lを中央位置Pに移動させ、前記上型13bを前記回動
軸33を90°回動させて中央位置Pに移動された下型
12Lの表皮材2と対向させ、下型12Lの内枠25b
を上下昇降手段29により上昇させれば、連続して表皮
材2をパッド材3に順次圧接することができる。
【0034】図3には本発明に係わる車両用シートの成
形装置及び成形方法の異なる実施の形態が示されてお
り、前述せる実施の形態と対応する部分には同一符号を
付してこれ以上の詳細説明はこれを省略するも、前記成
形型11に複数の加熱装置43a,43bが配設されて
いることを特徴とするものである。
形装置及び成形方法の異なる実施の形態が示されてお
り、前述せる実施の形態と対応する部分には同一符号を
付してこれ以上の詳細説明はこれを省略するも、前記成
形型11に複数の加熱装置43a,43bが配設されて
いることを特徴とするものである。
【0035】この複数の加熱装置43a,43bは前記
回動軸33の異なる回動位置に設けられ、本実施の形態
では、成形型11の上部に第1の加熱装置43aとして
熱風機が設けられ、第2の加熱装置43bとして赤外線
ヒーターが成形型11の背面側に設けられているもので
ある。尚、第1及び第2の加熱装置43a,43bの配
設位置は図示のものに限定されるものではなく、また熱
風機,赤外線ヒーターに限定されるものではない。
回動軸33の異なる回動位置に設けられ、本実施の形態
では、成形型11の上部に第1の加熱装置43aとして
熱風機が設けられ、第2の加熱装置43bとして赤外線
ヒーターが成形型11の背面側に設けられているもので
ある。尚、第1及び第2の加熱装置43a,43bの配
設位置は図示のものに限定されるものではなく、また熱
風機,赤外線ヒーターに限定されるものではない。
【0036】前記上型13a,13bを前記回動軸33
を回動させて順次第1及び第2の加熱装置43a,43
b側に回動させ、パッド材3に塗布された接着剤5を前
記第1の加熱装置43aにより予備加熱し、次いで前記
第2の加熱装置43bにより本加熱し、前記接着剤5を
加熱活性化し得るようになされている。
を回動させて順次第1及び第2の加熱装置43a,43
b側に回動させ、パッド材3に塗布された接着剤5を前
記第1の加熱装置43aにより予備加熱し、次いで前記
第2の加熱装置43bにより本加熱し、前記接着剤5を
加熱活性化し得るようになされている。
【0037】この実施の形態においても、前記複数の上
型13a,13bを前記回動軸33を回動させて順次下
型12L,12Rと対向させ、表皮材2の配設された下
型12L,12Rをスライドレール23に沿って上型1
3a,13bの下方位置に順次移動させ、次いで、表皮
材2の配設された下型12L,12Rを上型13a,1
3bの下方位置で順次上昇させ、前述と同様に表皮材2
をパッド材3に順次圧接させることができる。
型13a,13bを前記回動軸33を回動させて順次下
型12L,12Rと対向させ、表皮材2の配設された下
型12L,12Rをスライドレール23に沿って上型1
3a,13bの下方位置に順次移動させ、次いで、表皮
材2の配設された下型12L,12Rを上型13a,1
3bの下方位置で順次上昇させ、前述と同様に表皮材2
をパッド材3に順次圧接させることができる。
【0038】尚、本実施の形態では、パッド材3に予め
接着剤5を塗布した状態で、パッド材3を上型13に取
付けるものであり、前述せる実施の形態で説明した成形
装置及び成形方法よりパッド材3を上型13に取付けた
状態での接着剤5の塗布工程を省略することができる。
接着剤5を塗布した状態で、パッド材3を上型13に取
付けるものであり、前述せる実施の形態で説明した成形
装置及び成形方法よりパッド材3を上型13に取付けた
状態での接着剤5の塗布工程を省略することができる。
【0039】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの成形
装置及び成形方法であるが、本発明の請求項1に記載の
車両用シートの成形装置によれば、成形型の下型は上下
昇降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上
型は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記
成形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記複数の上型を回動軸
を回動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗
布された接着剤を加熱装置により加熱活性化し得るよう
になされ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対
向させ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材を
パッド材に圧接し得るようになされているので、上型を
回動させて順次パッド材をセットし、パッド材に塗布さ
れた接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを
圧着することができ、複数の工程を同時に進行させるこ
とができ、成形装置の設置面積を小さくすることがで
き、接着工程でのトータル工数を削減することができ、
各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることがで
き、装置を簡易化することができる。
装置及び成形方法であるが、本発明の請求項1に記載の
車両用シートの成形装置によれば、成形型の下型は上下
昇降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上
型は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記
成形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記複数の上型を回動軸
を回動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗
布された接着剤を加熱装置により加熱活性化し得るよう
になされ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対
向させ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材を
パッド材に圧接し得るようになされているので、上型を
回動させて順次パッド材をセットし、パッド材に塗布さ
れた接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを
圧着することができ、複数の工程を同時に進行させるこ
とができ、成形装置の設置面積を小さくすることがで
き、接着工程でのトータル工数を削減することができ、
各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることがで
き、装置を簡易化することができる。
【0040】本発明の請求項2に記載の車両用シートの
成形装置によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保
持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回
動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布さ
れた接着剤を前記加熱装置により加熱活性化し得るよう
になされ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対
向させ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材を
パッド材に圧接し得るようになされているので、上型を
回動させて順次パッド材をセットし、パッド材に塗布さ
れた接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを
圧着することができ、複数の工程を同時に進行させるこ
とができ、成形装置の設置面積を小さくすることがで
き、接着工程でのトータル工数を削減することができ、
各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることがで
き、装置を簡易化することができる。
成形装置によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保
持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回
動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布さ
れた接着剤を前記加熱装置により加熱活性化し得るよう
になされ、前記上型を前記回動軸を回動させて下型と対
向させ、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材を
パッド材に圧接し得るようになされているので、上型を
回動させて順次パッド材をセットし、パッド材に塗布さ
れた接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを
圧着することができ、複数の工程を同時に進行させるこ
とができ、成形装置の設置面積を小さくすることがで
き、接着工程でのトータル工数を削減することができ、
各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることがで
き、装置を簡易化することができる。
【0041】本発明の請求項3に記載の車両用シートの
成形装置によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に複数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は
前記回動軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装
置と第2の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を
回動させて順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、
パッド材に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置によ
り予備加熱し、前記第2の加熱装置により本加熱し、前
記接着剤を加熱活性化し得るようになされ、前記上型を
前記回動軸を回動させて下型と対向させ、表皮材の配設
された下型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接し得る
ようになされているので、第1の加熱装置により接着剤
をパッド材の溝部等に密着させることができ、第2の加
熱装置により接着剤を十分に加熱活性化することがで
き、接着剤が垂れるのを防止することができ、パッド材
に塗布された接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッ
ド材とを圧着することができ、複数の工程を同時に進行
させることができ、成形装置の設置面積を小さくするこ
とができ、接着工程でのトータル工数を削減することが
でき、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させること
ができ、装置を簡易化することができる。
成形装置によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に複数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は
前記回動軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装
置と第2の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を
回動させて順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、
パッド材に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置によ
り予備加熱し、前記第2の加熱装置により本加熱し、前
記接着剤を加熱活性化し得るようになされ、前記上型を
前記回動軸を回動させて下型と対向させ、表皮材の配設
された下型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接し得る
ようになされているので、第1の加熱装置により接着剤
をパッド材の溝部等に密着させることができ、第2の加
熱装置により接着剤を十分に加熱活性化することがで
き、接着剤が垂れるのを防止することができ、パッド材
に塗布された接着剤を順次加熱活性化し、表皮材とパッ
ド材とを圧着することができ、複数の工程を同時に進行
させることができ、成形装置の設置面積を小さくするこ
とができ、接着工程でのトータル工数を削減することが
でき、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させること
ができ、装置を簡易化することができる。
【0042】本発明の請求項4に記載の車両用シートの
成形方法によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保
持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回
動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布さ
れた接着剤を前記加熱装置により加熱活性化し、前記複
数の上型を前記回動軸を回動させて下型と順次対向さ
せ、表皮材の配設された下型をスライドレールに沿って
上型の下方位置に順次移動させ、次いで、表皮材の配設
された下型を上型の下方位置で順次上昇させ、表皮材を
パッド材に順次圧接させるので、上型を回動させて順次
パッド材をセットし、パッド材に塗布された接着剤を順
次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを圧着することが
でき、複数の工程を同時に進行させることができ、接着
工程でのトータル工数を削減することができ、各工程で
待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装置を
簡易化することができ、装置の設置面積を減少させるこ
とができる。
成形方法によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保
持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を回
動させて順次加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布さ
れた接着剤を前記加熱装置により加熱活性化し、前記複
数の上型を前記回動軸を回動させて下型と順次対向さ
せ、表皮材の配設された下型をスライドレールに沿って
上型の下方位置に順次移動させ、次いで、表皮材の配設
された下型を上型の下方位置で順次上昇させ、表皮材を
パッド材に順次圧接させるので、上型を回動させて順次
パッド材をセットし、パッド材に塗布された接着剤を順
次加熱活性化し、表皮材とパッド材とを圧着することが
でき、複数の工程を同時に進行させることができ、接着
工程でのトータル工数を削減することができ、各工程で
待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装置を
簡易化することができ、装置の設置面積を減少させるこ
とができる。
【0043】本発明の請求項5に記載の車両用シートの
成形方法によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に複数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は
前記回動軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装
置と第2の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を
回動させて順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、
パッド材に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置によ
り予備加熱し、次いで前記第2の加熱装置により本加熱
し、前記接着剤を加熱活性化し、前記複数の上型を前記
回動軸を回動させて順次下型と対向させ、表皮材の配設
された下型をスライドレールに沿って上型の下方位置に
順次移動させ、次いで、表皮材の配設された下型を上型
の下方位置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に順次圧
接させるので、第1の加熱装置により接着剤をパッド材
の溝部等に密着させることができ、第2の加熱装置によ
り接着剤を十分に加熱活性化することができ、接着剤が
垂れるのを防止することができ、表皮材をパッド材に順
次圧接させるので、接着工程でのトータル工数を削減す
ることができ、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少さ
せることができ、装置を簡易化することができ、装置の
設置面積を減少させることができる。
成形方法によれば、成形型の下型は少なくとも左右一対
設けられ、該左右一対の下型はスライドレールに取付け
られた基板に載置されて上型の下方位置に順次移動可能
に設けられ、且つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇
降手段により上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型
は回動軸に取付けられた基板に複数取付けられ、前記成
形型に複数の加熱装置が配設され、該複数の加熱装置は
前記回動軸の異なる回動位置に設けられた第1の加熱装
置と第2の加熱装置とを備え、前記上型を所定の角度に
保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸を
回動させて順次第1及び第2の加熱装置側に回動させ、
パッド材に塗布された接着剤を前記第1の加熱装置によ
り予備加熱し、次いで前記第2の加熱装置により本加熱
し、前記接着剤を加熱活性化し、前記複数の上型を前記
回動軸を回動させて順次下型と対向させ、表皮材の配設
された下型をスライドレールに沿って上型の下方位置に
順次移動させ、次いで、表皮材の配設された下型を上型
の下方位置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に順次圧
接させるので、第1の加熱装置により接着剤をパッド材
の溝部等に密着させることができ、第2の加熱装置によ
り接着剤を十分に加熱活性化することができ、接着剤が
垂れるのを防止することができ、表皮材をパッド材に順
次圧接させるので、接着工程でのトータル工数を削減す
ることができ、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少さ
せることができ、装置を簡易化することができ、装置の
設置面積を減少させることができる。
【0044】本発明によれば、成形装置の設置面積を小
さくすることができ、待ち時間や仕掛かり品を少なくす
ることができ、作業を簡易迅速に行うことができ、作業
能率を向上させることができ、然も表皮材とパッド材と
を位置ずれを発生することがなく正確に接着することが
でき、感触及び外観を向上させることができる経済性に
優れた車両用シートの成形装置及び成形方法を得ること
ができる。
さくすることができ、待ち時間や仕掛かり品を少なくす
ることができ、作業を簡易迅速に行うことができ、作業
能率を向上させることができ、然も表皮材とパッド材と
を位置ずれを発生することがなく正確に接着することが
でき、感触及び外観を向上させることができる経済性に
優れた車両用シートの成形装置及び成形方法を得ること
ができる。
【図1】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法を示す成形型の正面図。
形方法を示す成形型の正面図。
【図2】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法を示すもので、(a)は成形型の平面図、(b)
は成形型の側面図。
形方法を示すもので、(a)は成形型の平面図、(b)
は成形型の側面図。
【図3】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法の異なる実施の形態を示す側面図。
形方法の異なる実施の形態を示す側面図。
【図4】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法の回動軸の回動位置の検出装置を夫々示すもの
で、(a)は斜視図,(b)は側面説明図。
形方法の回動軸の回動位置の検出装置を夫々示すもの
で、(a)は斜視図,(b)は側面説明図。
【図5】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法の揺動防止機構を夫々示すもので、(a)は斜視
図,(b)は側面説明図。
形方法の揺動防止機構を夫々示すもので、(a)は斜視
図,(b)は側面説明図。
【図6】本発明に係わる車両用シートの成形方法を夫々
示すもので、(a),(b),(c)は正面説明図。
示すもので、(a),(b),(c)は正面説明図。
【図7】本発明に係わる車両用シートの成形方法を夫々
示すもので、(a),(b)は正面説明図。
示すもので、(a),(b)は正面説明図。
【図8】従来の車両用シートの成形型を示す断面図。
1 車両用シート 2 表皮材 3 パッド材 5 接着剤 11 成形型 12 下型 12L 下型 12R 下型 13 上型 13a 上型 13b 上型 21 基台 23 スライドレール 25 基板 25a 外枠 25b 内枠 29 上下昇降手段 33 回動軸 35 取付基板 36 駆動用モーター 41 塗布装置 43 加熱装置 43a 第1の加熱装置 43b 第2の加熱装置 51 回動位置の検出装置 61 揺動防止機構 71 押さえ機構
Claims (5)
- 【請求項1】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置
において、 前記成形型の下型は上下昇降手段により上下昇降可能に
設けられ、該成形型の上型は回動軸に取付けられた基板
に複数取付けられ、前記成形型に加熱装置が配設され、
前記上型を所定の角度に保持してパッド材をセットし、
前記複数の上型を回動軸を回動させて順次加熱装置側に
回動させ、パッド材に塗布された接着剤を加熱装置によ
り加熱活性化し得るようになされ、前記上型を前記回動
軸を回動させて下型と対向させ、表皮材の配設された下
型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接し得るようにな
されていることを特徴とする車両用シートの成形装置。 - 【請求項2】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置
において、 前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、該左
右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板に載
置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けられ、且
つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段により上
下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸に取付
けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に加熱装置
が配設され、前記上型を所定の角度に保持してパッド材
をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させて順次加
熱装置側に回動させ、パッド材に塗布された接着剤を前
記加熱装置により加熱活性化し得るようになされ、前記
上型を前記回動軸を回動させて下型と対向させ、表皮材
の配設された下型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接
し得るようになされていることを特徴とする車両用シー
トの成形装置。 - 【請求項3】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置
において、 前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、該左
右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板に載
置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けられ、且
つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段により上
下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸に取付
けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に複数の加
熱装置が配設され、該複数の加熱装置は前記回動軸の異
なる回動位置に設けられた第1の加熱装置と第2の加熱
装置とを備え、前記上型を所定の角度に保持してパッド
材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させて順次
第1及び第2の加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布
された接着剤を前記第1の加熱装置により予備加熱し、
前記第2の加熱装置により本加熱し、前記接着剤を加熱
活性化し得るようになされ、前記上型を前記回動軸を回
動させて下型と対向させ、表皮材の配設された下型を上
昇させて表皮材をパッド材に圧接し得るようになされて
いることを特徴とする車両用シートの成形装置。 - 【請求項4】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法
において、 前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、該左
右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板に載
置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けられ、且
つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段により上
下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸に取付
けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に加熱装置
が配設され、前記上型を所定の角度に保持してパッド材
をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させて順次加
熱装置側に回動させ、パッド材に塗布された接着剤を前
記加熱装置により加熱活性化し、前記複数の上型を前記
回動軸を回動させて下型と順次対向させ、表皮材の配設
された下型をスライドレールに沿って上型の下方位置に
順次移動させ、次いで、表皮材の配設された下型を上型
の下方位置で順次上昇させ、表皮材をパッド材に順次圧
接させることを特徴とする車両用シートの成形方法。 - 【請求項5】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法
において、 前記成形型の下型は少なくとも左右一対設けられ、該左
右一対の下型はスライドレールに取付けられた基板に載
置されて上型の下方位置に順次移動可能に設けられ、且
つ基板の一部が上型の下方位置で上下昇降手段により上
下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は回動軸に取付
けられた基板に複数取付けられ、前記成形型に複数の加
熱装置が配設され、該複数の加熱装置は前記回動軸の異
なる回動位置に設けられた第1の加熱装置と第2の加熱
装置とを備え、前記上型を所定の角度に保持してパッド
材をセットし、前記上型を前記回動軸を回動させて順次
第1及び第2の加熱装置側に回動させ、パッド材に塗布
された接着剤を前記第1の加熱装置により予備加熱し、
次いで前記第2の加熱装置により本加熱し、前記接着剤
を加熱活性化し、前記複数の上型を前記回動軸を回動さ
せて順次下型と対向させ、表皮材の配設された下型をス
ライドレールに沿って上型の下方位置に順次移動させ、
次いで、表皮材の配設された下型を上型の下方位置で順
次上昇させ、表皮材をパッド材に順次圧接させることを
特徴とする車両用シートの成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9657297A JPH10272269A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 車両用シートの成形装置及び成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9657297A JPH10272269A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 車両用シートの成形装置及び成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10272269A true JPH10272269A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=14168720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9657297A Pending JPH10272269A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 車両用シートの成形装置及び成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10272269A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040032535A (ko) * | 2002-10-10 | 2004-04-17 | 윤관원 | 자동차용 롤매트 성형장치 및 성형방법 |
KR100523411B1 (ko) * | 2005-04-06 | 2005-10-24 | 주식회사 세원정공 | 자동차 대쉬판넬의 패드접착방법 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9657297A patent/JPH10272269A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040032535A (ko) * | 2002-10-10 | 2004-04-17 | 윤관원 | 자동차용 롤매트 성형장치 및 성형방법 |
KR100523411B1 (ko) * | 2005-04-06 | 2005-10-24 | 주식회사 세원정공 | 자동차 대쉬판넬의 패드접착방법 |
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