JPH10263225A - 車両用シートの成形装置及び成形方法 - Google Patents

車両用シートの成形装置及び成形方法

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JPH10263225A
JPH10263225A JP9095027A JP9502797A JPH10263225A JP H10263225 A JPH10263225 A JP H10263225A JP 9095027 A JP9095027 A JP 9095027A JP 9502797 A JP9502797 A JP 9502797A JP H10263225 A JPH10263225 A JP H10263225A
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JP
Japan
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molding
pad material
pair
die
pad
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JP9095027A
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Masanobu Kikuchi
地 昌 伸 菊
Masae Chihaya
早 正 栄 千
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/02Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material
    • B29C63/025Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material applied by a die matching with the profile of the surface of resilient articles, e.g. cushions, seat pads
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor
    • Y10T156/1002Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
    • Y10T156/1028Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina by bending, drawing or stretch forming sheet to assume shape of configured lamina while in contact therewith

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形装置の設置面積を小さくする。待ち時間
や仕掛かり品を少なくし、作業を簡易迅速に行う。作業
能率を向上させる。シートの感触及び外観を向上させ
る。 【解決手段】 左右一対の成形型11L,11Rの下型
12を上下昇降可能に設ける。成形型11L,11Rの
上型13を基板17に取付ける。基板17の端部を回動
軸19により回動可能に取付ける。上型13にパッド材
3をセットし、上型13を回動軸19により反転させて
パッド材3に接着剤5を塗布した後、成形型11L,1
1R間に配設した加熱装置21によりパッド材3に塗布
した接着剤5を加熱活性化し、上型13を回動軸19に
より回動させ、表皮材2の配設された下型12を上昇さ
せ、表皮材2をパッド材3に順次圧接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートの成形
装置及び成形方法に関し、更に詳細に説明すると、表皮
材を成形型の下型に取付け、該表皮材により被覆される
パッド材を上型に取付け、前記成形型を型締めし、前記
パッド材に塗布した接着剤により前記表皮材をパッド材
に接着する車両用シートの成形装置及び成形方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等のシート1は、図6に
示す如く、表皮材2を成形型11の表皮材セット型であ
る下型12に取付け、該表皮材2により被覆されるパッ
ド材3をパッド材セット型である上型13に取付け、前
記成形型11の下型12と上型13とを型締めし、前記
パッド材3に予め塗布した接着剤5により前記表皮材2
をパッド材3に接着して形成されている。
【0003】前記パッド材3に予め塗布する接着剤5は
反応型ホットメルト接着剤等が用いられている。この反
応型ホットメルト接着剤は100℃以下の温度で活性化
するもので、特公平7−85757号公報、特開平5−
76664号公報等に示されているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のシー
ト1の表皮材2とパッド材3とを成形型11の下型12
と上型13とに夫々取付ける際に、パッド材3に予め塗
布された反応型ホットメルト接着剤5等を加熱炉または
熱風により接着剤5を100℃以下の温度で活性化して
から上型13に取付けており、またこれらの各工程を単
独で行っているため、例えば、接着剤の塗布装置や加熱
装置が複数の成形型毎に設けられているため装置が大型
化し、各工程で待ち時間、仕掛かり品の移動台車の数等
が増大し、作業が煩雑で作業能率を向上させることがで
きないものであった。
【0005】本発明の目的は、成形装置の設置面積を小
さくすることができ、待ち時間や仕掛かり品を少なくす
ることができ、作業を簡易迅速に行うことができ、作業
能率を向上させることができ、然も表皮材とパッド材と
を位置ずれを発生することがなく正確に接着することが
でき、感触及び外観を向上させることができる経済性に
優れた車両用シートの成形装置及び成形方法を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートの成形装置は、表皮材を成形型の下型に取付
け、該表皮材により被覆されるパッド材を上型に取付
け、前記成形型を型締めし、前記パッド材に塗布した接
着剤により前記表皮材をパッド材に接着する車両用シー
トの成形装置において、前記成形型は左右一対設けら
れ、該成形型の下型は上下昇降可能に設けられ、該成形
型の上型は基板に取付けられていると共に、該基板の端
部が回動軸により回動可能に取付けられ、左右一対の上
型の回動軸が相互に近接する側に設けられ、前記左右一
対の成形型間に加熱装置が配設され、前記上型を所定の
角度に保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回
動軸により反転状態としてパッド材に塗布された接着剤
を前記左右一対の成形型間に設けられた加熱装置により
加熱活性化し得るようになされ、前記上型を前記回動軸
により回動させて元の状態とし、表皮材の配設された下
型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接させ得るように
なされていることを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載の車両用シートの成形
装置は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置におい
て、前記成形型は左右一対設けられ、該成形型の下型は
上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型はL字状に屈
折された基板に取付けられていると共に、該基板の端部
が回動軸により回動可能に取付けられ、左右一対の上型
の回動軸が相互に近接する側に設けられ、前記左右一対
の成形型間に加熱装置が配設され、該加熱装置が左右一
対の成形型間で左右方向に移動可能に設けられ、前記上
型を所定の角度に保持してパッド材をセットし、前記上
型を前記回動軸により反転状態としてパッド材に塗布さ
れた接着剤を前記左右一対の成形型間に設けられた加熱
装置を左右方向に移動させて順次加熱活性化し得るよう
になされ、前記上型を前記回動軸により回動させて元の
状態とし、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材
をパッド材に圧接させ得るようになされていることを特
徴とする。
【0008】また請求項3に記載の車両用シートの成形
方法は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法におい
て、前記成形型は左右一対設けられ、該成形型の下型は
上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は基板に取付
けられていると共に、該基板の端部が回動軸により回動
可能に取付けられ、左右一対の上型の回動軸が相互に近
接する側に設けられ、前記上型を所定の角度に保持して
パッド材をセットし、前記上型を前記回動軸により反転
させてパッド材に接着剤を塗布した後、前記左右一対の
成形型間に配設した加熱装置によりパッド材に塗布した
接着剤を加熱活性化し、次いで前記上型を前記回動軸に
より回動させて元の状態とし、表皮材の配設された下型
を上昇させて表皮材をパッド材に順次圧接させることを
特徴とする。
【0009】また請求項4に記載の車両用シートの成形
方法は、表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮材によ
り被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形型を型
締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前記表皮
材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法におい
て、前記成形型は左右一対設けられ、該成形型の下型は
上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型はL字状に屈
折された基板に取付けられていると共に、該基板の端部
が回動軸により回動可能に取付けられ、左右一対の上型
の回動軸が相互に近接する側に設けられ、前記左右一対
の成形型間に加熱装置が配設され、該加熱装置が左右一
対の成形型間で左右方向に移動可能に設けられ、前記上
型を所定の角度に保持してパッド材をセットし、前記上
型を前記回動軸により反転させてパッド材に接着剤を塗
布した後、前記左右一対の成形型間の加熱装置を左右方
向に順次移動させて左右のパッド材に塗布した接着剤を
順次加熱活性化し、次いで前記上型を前記回動軸により
回動させて元の状態とし、表皮材の配設された下型を上
昇させて表皮材をパッド材に順次圧接させることを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項1に記載の車両用シートの
成形装置によれば、成形型は左右一対設けられ、該成形
型の下型は上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は
基板に取付けられていると共に、該基板の端部が回動軸
により回動可能に取付けられ、左右一対の上型の回動軸
が相互に近接する側に設けられ、前記左右一対の成形型
間に加熱装置が配設され、前記上型を所定の角度に保持
してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸により
反転状態としてパッド材に塗布された接着剤を前記左右
一対の成形型間に設けられた加熱装置により加熱活性化
し得るようになされ、前記上型を前記回動軸により回動
させて元の状態とし、表皮材の配設された下型を上昇さ
せて表皮材をパッド材に圧接させ得るようになされてい
るので、成形装置の設置面積を小さくすることができ、
接着工程でのトータル工数を削減することができ、各工
程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装
置を簡易化することができる。
【0011】本発明の請求項2に記載の車両用シートの
成形装置によれば、成形型は左右一対設けられ、該成形
型の下型は上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は
L字状に屈折された基板に取付けられていると共に、該
基板の端部が回動軸により回動可能に取付けられ、左右
一対の上型の回動軸が相互に近接する側に設けられ、前
記左右一対の成形型間に加熱装置が配設され、該加熱装
置が左右一対の成形型間で左右方向に移動可能に設けら
れ、前記上型を所定の角度に保持してパッド材をセット
し、前記上型を前記回動軸により反転状態としてパッド
材に塗布された接着剤を前記左右一対の成形型間に設け
られた加熱装置を左右方向に移動させて順次加熱活性化
し得るようになされ、前記上型を前記回動軸により回動
させて元の状態とし、表皮材の配設された下型を上昇さ
せて表皮材をパッド材に圧接させ得るようになされてい
るので、成形装置の設置面積を小さくすることができ、
接着工程でのトータル工数を削減することができ、各工
程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装
置を簡易化することができる。
【0012】本発明の請求項3に記載の車両用シートの
成形方法によれば、成形型は左右一対設けられ、該成形
型の下型は上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は
基板に取付けられていると共に、該基板の端部が回動軸
により回動可能に取付けられ、左右一対の上型の回動軸
が相互に近接する側に設けられ、前記上型を所定の角度
に保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸
により反転させてパッド材に接着剤を塗布した後、前記
左右一対の成形型間に配設した加熱装置によりパッド材
に塗布した接着剤を加熱活性化するので、接着剤をパッ
ド材に十分に密着させることができ、接着剤が垂れるの
を防止することができ、次いで前記上型を前記回動軸に
より回動させて元の状態とし、表皮材の配設された下型
を上昇させて表皮材をパッド材に順次圧接させるので、
接着工程でのトータル工数を削減することができ、各工
程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装
置を簡易化することができ、装置の設置面積を減少させ
ることができる。
【0013】本発明の請求項4に記載の車両用シートの
成形方法によれば、成形型は左右一対設けられ、該成形
型の下型は上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は
L字状に屈折された基板に取付けられていると共に、該
基板の端部が回動軸により回動可能に取付けられ、左右
一対の上型の回動軸が相互に近接する側に設けられ、前
記左右一対の成形型間に加熱装置が配設され、該加熱装
置が左右一対の成形型間で左右方向に移動可能に設けら
れ、前記上型を所定の角度に保持してパッド材をセット
し、前記上型を前記回動軸により反転させてパッド材に
接着剤を塗布した後、前記左右一対の成形型間の加熱装
置を左右方向に順次移動させて左右のパッド材に塗布し
た接着剤を順次加熱活性化するので、接着剤をパッド材
に十分に密着させることができ、接着剤が垂れるのを防
止することができ、次いで前記上型を前記回動軸により
回動させて元の状態とし、表皮材の配設された下型を上
昇させて表皮材をパッド材に順次圧接させるので、接着
工程でのトータル工数を削減することができ、各工程で
待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装置を
簡易化することができ、装置の設置面積を減少させるこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
の成形装置及び成形方法を図面を参照して詳述する。図
1(a),(b),(c)乃至図5には本発明に係る車
両用シートの成形装置及び成形方法の実施の形態が夫々
示されており、この実施の形態においては、車両用シー
トのシートバックに適用した場合として説明するが、こ
れに限定されるものではない。また図6に示した車両用
シート1及び成形型11と対応する部分には同一符号を
付して説明する。
【0015】図1(a),(b),(c)及び図2
(a),(b)に示す如く、成形型11は少なくとも左
右一対設けられ、これらの成形型11L,11Rが、図
示説明は省略するも、前後方向に複数列設けられてい
る。左右一対の成形型11L,11Rの下型12は夫々
基台15上に上下昇降機構により上下昇降可能に設けら
れている。
【0016】左右一対の成形型11L,11Rの上型1
3は夫々L字状に屈折された基板17に取付けられてい
ると共に、該基板17の端部がヒンジ機構を構成する回
動軸19により回動可能に取付けられ、左右一対の上型
13の回動軸19が相互に近接する側に設けられてい
る。
【0017】前記左右一対の成形型11L,11R間
に、図3に示す如く、加熱装置21及び接着剤5の塗布
装置23が配設されている。尚、図3中、符号25は加
熱装置21及び塗布装置23の制御盤である。
【0018】表皮材2を成形型11L,11Rの表皮材
セット型としての下型12に夫々取付ける。またこの表
皮材2により被覆されるパッド材3を、パッド材セット
型としての上型13に夫々取付ける。またパッド材3に
ヘッドレストステーの挿入穴が形成されている場合に
は、このヘッドレストステーの挿入穴を上型13に位置
規制して配設することができる。
【0019】前記成形型11L,11Rの下型12と上
型13とに夫々取付けられるパッド材3または表皮材2
の何れか一方に、本実施の形態では前記パッド材3に塗
布装置23より接着剤5を塗布する。尚、この接着剤5
の塗布工程は塗布ロボットを用いることができ、また接
着剤5の塗布工程はパッド材3を上型13に取付けた後
に限定されるものではなく、上型13に取付ける前であ
ってもよい。
【0020】前記パッド材3に塗布する接着剤5は反応
型ホットメルト接着剤等が用いられる。この反応型ホッ
トメルト接着剤は60℃程度の温度で活性化するもの
で、特公平7−85757号公報、特開平5−7666
4号公報等に示されているものを用いることができる。
【0021】図1(a),(b),(c)及び図2
(a),(b)の左側に示される成形型11Lと右側に
示される成形型11Rとは成形工程に時間的なずれが設
けられて連続的に行われる成形工程を夫々示すものであ
る。図1(a)の左側に示す成形型11Lの状態より、
図1(b)の左側に示すように、成形型11Lの上型1
3の回動軸19を回動させ、前記上型13を所定の角
度、例えば、水平面から60度回動させ、この状態で上
型13を保持してパッド材3をセットする。
【0022】次いで、図1(c)に示す如く、前記上型
13を前記回動軸19により反転状態としてパッド材3
に塗布装置23より反応型ホットメルト接着剤5を塗布
する。この接着剤5の塗布はパッド材3の表面に塗布さ
れるが、表面にマスキングを施して塗布することがで
き、例えば、表皮材2のパターンとしての合わせ縫い部
で接着面と非接着面とを形成することもできる。
【0023】また上方が開放された下型12に表皮材2
をセットする。この間にパッド材3に塗布された反応型
ホットメルト接着剤5を前記左右一対の成形型11L,
11R間に設けられた加熱炉,熱風または赤外線ヒータ
ー等の加熱装置21により60℃程度に加熱活性化す
る。
【0024】次いで、図2(a)に示す如く、成形型1
1Lの上型13を前記回動軸19により回動させて、図
1(a)に示す元の状態とし、次いで表皮材2の配設さ
れた下型12を基台15上より上下昇降機構により上昇
させて表皮材2をパッド材3に圧接させる。
【0025】また、表皮材2とパッド材3とを圧接した
後、図2(b)に示す如く、下型12を下降させ、上型
13のパッド材3に表皮材2が接合された状態として上
型13を、図1(b)に示す如く、上型13を所定の角
度に型開きし、パッド材3に表皮材2が接合された車両
用シート1を脱型させる。
【0026】更に、図1(a),(b),(c)及び図
2(a),(b)の右側に示される成形型11Rの成形
工程を説明すると、先ず、図1(a)の右側に示す成形
型11Rは反応型ホットメルト接着剤5を60℃程度に
加熱活性化した後、成形型11Rの上型13を前記回動
軸19により回動させて、水平状態に保持したものであ
る。
【0027】次いで、図1(b),(c)に示す成形型
11Rの成形工程は、図2(a),(b)に示す成形型
11Lの圧着工程、及び下型12の下降工程と夫々対応
するものである。また図2(a),(b)に示す成形型
11Rの成形工程は、図1(b),(c)に示す成形型
11Lのパッド材3の取付け工程及び表皮材2のセッ
ト,接着剤5の塗布工程及び接着剤5の加熱活性化工程
と夫々対応するものである。
【0028】図4(a),(b),(c)及び図5には
本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成形方法の
異なる実施の形態が夫々示されており、前述せる実施の
形態と対応する部分には同一符号を付してこれ以上の詳
細説明はこれを省略するも、図4(a),(b),
(c)に示す実施の形態は、前記左側に示される成形型
11Lと右側に示される成形型11Rの左右一対の上型
13を夫々同時に、または時間をずらして回動させるこ
とができるように、成形型11L,11Rを配設し、成
形型11L,11Rの反転された上型13の上方に加熱
装置21を横方向に移動可能に設けたものである。
【0029】また、図5に示す実施の形態は、前記左右
一対の成形型11L,11Rの前方に加熱装置21を左
右方向に移動可能に設けると共に、上型13の回動軸1
9が加熱装置21側に設けたものである。この図5に示
す実施の形態においても、加熱装置21を左右方向に移
動させて左右のパッド材3に塗布した接着剤5を順次加
熱活性化することができる。尚、図5中符号27はパッ
ド材3の受台であり、この受台27にパッド材3を載置
して接着剤5を塗布することもできる。
【0030】尚、本実施の形態では、パッド材3を成形
型11L,11Rに夫々取付けた後に、パッド材3に接
着剤5を塗布する場合につき説明したが、パッド材3に
予め接着剤5を塗布した状態で、パッド材3を上型13
に取付けるものであってもよく、前述せる実施の形態で
説明した成形装置及び成形方法よりパッド材3を上型1
3に取付けた状態での接着剤5の塗布工程を省略するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの成形
装置及び成形方法であるが、本発明の請求項1に記載の
車両用シートの成形装置によれば、成形型は左右一対設
けられ、該成形型の下型は上下昇降可能に設けられ、該
成形型の上型は基板に取付けられていると共に、該基板
の端部が回動軸により回動可能に取付けられ、左右一対
の上型の回動軸が相互に近接する側に設けられ、前記左
右一対の成形型間に加熱装置が配設され、前記上型を所
定の角度に保持してパッド材をセットし、前記上型を前
記回動軸により反転状態としてパッド材に塗布された接
着剤を前記左右一対の成形型間に設けられた加熱装置に
より加熱活性化し得るようになされ、前記上型を前記回
動軸により回動させて元の状態とし、表皮材の配設され
た下型を上昇させて表皮材をパッド材に圧接させ得るよ
うになされているので、成形装置の設置面積を小さくす
ることができ、接着工程でのトータル工数を削減するこ
とができ、各工程で待ち時間、仕掛かり品を減少させる
ことができ、装置を簡易化することができる。
【0032】本発明の請求項2に記載の車両用シートの
成形装置によれば、成形型は左右一対設けられ、該成形
型の下型は上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は
L字状に屈折された基板に取付けられていると共に、該
基板の端部が回動軸により回動可能に取付けられ、左右
一対の上型の回動軸が相互に近接する側に設けられ、前
記左右一対の成形型間に加熱装置が配設され、該加熱装
置が左右一対の成形型間で左右方向に移動可能に設けら
れ、前記上型を所定の角度に保持してパッド材をセット
し、前記上型を前記回動軸により反転状態としてパッド
材に塗布された接着剤を前記左右一対の成形型間に設け
られた加熱装置を左右方向に移動させて順次加熱活性化
し得るようになされ、前記上型を前記回動軸により回動
させて元の状態とし、表皮材の配設された下型を上昇さ
せて表皮材をパッド材に圧接させ得るようになされてい
るので、成形装置の設置面積を小さくすることができ、
接着工程でのトータル工数を削減することができ、各工
程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装
置を簡易化することができる。
【0033】本発明の請求項3に記載の車両用シートの
成形方法によれば、成形型は左右一対設けられ、該成形
型の下型は上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は
基板に取付けられていると共に、該基板の端部が回動軸
により回動可能に取付けられ、左右一対の上型の回動軸
が相互に近接する側に設けられ、前記上型を所定の角度
に保持してパッド材をセットし、前記上型を前記回動軸
により反転させてパッド材に接着剤を塗布した後、前記
左右一対の成形型間に配設した加熱装置によりパッド材
に塗布した接着剤を加熱活性化するので、接着剤をパッ
ド材に十分に密着させることができ、接着剤が垂れるの
を防止することができ、次いで前記上型を前記回動軸に
より回動させて元の状態とし、表皮材の配設された下型
を上昇させて表皮材をパッド材に順次圧接させるので、
接着工程でのトータル工数を削減することができ、各工
程で待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装
置を簡易化することができ、装置の設置面積を減少させ
ることができる。
【0034】本発明の請求項4に記載の車両用シートの
成形方法によれば、成形型は左右一対設けられ、該成形
型の下型は上下昇降可能に設けられ、該成形型の上型は
L字状に屈折された基板に取付けられていると共に、該
基板の端部が回動軸により回動可能に取付けられ、左右
一対の上型の回動軸が相互に近接する側に設けられ、前
記左右一対の成形型間に加熱装置が配設され、該加熱装
置が左右一対の成形型間で左右方向に移動可能に設けら
れ、前記上型を所定の角度に保持してパッド材をセット
し、前記上型を前記回動軸により反転させてパッド材に
接着剤を塗布した後、前記左右一対の成形型間の加熱装
置を左右方向に順次移動させて左右のパッド材に塗布し
た接着剤を順次加熱活性化するので、接着剤をパッド材
に十分に密着させることができ、接着剤が垂れるのを防
止することができ、次いで前記上型を前記回動軸により
回動させて元の状態とし、表皮材の配設された下型を上
昇させて表皮材をパッド材に順次圧接させるので、接着
工程でのトータル工数を削減することができ、各工程で
待ち時間、仕掛かり品を減少させることができ、装置を
簡易化することができ、装置の設置面積を減少させるこ
とができる。
【0035】本発明によれば、成形装置の設置面積を小
さくすることができ、待ち時間や仕掛かり品を少なくす
ることができ、作業を簡易迅速に行うことができ、作業
能率を向上させることができ、然も表皮材とパッド材と
を位置ずれを発生することがなく正確に接着することが
でき、感触及び外観を向上させることができる経済性に
優れた車両用シートの成形装置及び成形方法を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法を夫々示すもので、(a),(b),(c)は成
形型の側面説明図。
【図2】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法を夫々示すもので、(a),(b)は成形型の側
面説明図。
【図3】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法を示す平面説明図。
【図4】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法の異なる実施の形態を夫々示すもので、(a),
(b),(c)は成形型の側面説明図。
【図5】本発明に係わる車両用シートの成形装置及び成
形方法の更に異なる実施の形態を示す平面説明図。
【図6】従来の車両用シートの成形型を示す断面図。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 表皮材 3 パッド材 5 接着剤 11 成形型 11L 成形型 11R 成形型 12 下型 13 上型 15 基台 17 基板 19 回動軸 21 加熱装置 23 塗布装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
    材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
    型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
    記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置
    において、 前記成形型は左右一対設けられ、該成形型の下型は上下
    昇降可能に設けられ、該成形型の上型は基板に取付けら
    れていると共に、該基板の端部が回動軸により回動可能
    に取付けられ、左右一対の上型の回動軸が相互に近接す
    る側に設けられ、前記左右一対の成形型間に加熱装置が
    配設され、前記上型を所定の角度に保持してパッド材を
    セットし、前記上型を前記回動軸により反転状態として
    パッド材に塗布された接着剤を前記左右一対の成形型間
    に設けられた加熱装置により加熱活性化し得るようにな
    され、前記上型を前記回動軸により回動させて元の状態
    とし、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材をパ
    ッド材に圧接させ得るようになされていることを特徴と
    する車両用シートの成形装置。
  2. 【請求項2】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
    材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
    型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
    記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形装置
    において、 前記成形型は左右一対設けられ、該成形型の下型は上下
    昇降可能に設けられ、該成形型の上型はL字状に屈折さ
    れた基板に取付けられていると共に、該基板の端部が回
    動軸により回動可能に取付けられ、左右一対の上型の回
    動軸が相互に近接する側に設けられ、前記左右一対の成
    形型間に加熱装置が配設され、該加熱装置が左右一対の
    成形型間で左右方向に移動可能に設けられ、前記上型を
    所定の角度に保持してパッド材をセットし、前記上型を
    前記回動軸により反転状態としてパッド材に塗布された
    接着剤を前記左右一対の成形型間に設けられた加熱装置
    を左右方向に移動させて順次加熱活性化し得るようにな
    され、前記上型を前記回動軸により回動させて元の状態
    とし、表皮材の配設された下型を上昇させて表皮材をパ
    ッド材に圧接させ得るようになされていることを特徴と
    する車両用シートの成形装置。
  3. 【請求項3】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
    材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
    型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
    記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法
    において、 前記成形型は左右一対設けられ、該成形型の下型は上下
    昇降可能に設けられ、該成形型の上型は基板に取付けら
    れていると共に、該基板の端部が回動軸により回動可能
    に取付けられ、左右一対の上型の回動軸が相互に近接す
    る側に設けられ、前記上型を所定の角度に保持してパッ
    ド材をセットし、前記上型を前記回動軸により反転させ
    てパッド材に接着剤を塗布した後、前記左右一対の成形
    型間に配設した加熱装置によりパッド材に塗布した接着
    剤を加熱活性化し、次いで前記上型を前記回動軸により
    回動させて元の状態とし、表皮材の配設された下型を上
    昇させて表皮材をパッド材に順次圧接させることを特徴
    とする車両用シートの成形方法。
  4. 【請求項4】 表皮材を成形型の下型に取付け、該表皮
    材により被覆されるパッド材を上型に取付け、前記成形
    型を型締めし、前記パッド材に塗布した接着剤により前
    記表皮材をパッド材に接着する車両用シートの成形方法
    において、 前記成形型は左右一対設けられ、該成形型の下型は上下
    昇降可能に設けられ、該成形型の上型はL字状に屈折さ
    れた基板に取付けられていると共に、該基板の端部が回
    動軸により回動可能に取付けられ、左右一対の上型の回
    動軸が相互に近接する側に設けられ、前記左右一対の成
    形型間に加熱装置が配設され、該加熱装置が左右一対の
    成形型間で左右方向に移動可能に設けられ、前記上型を
    所定の角度に保持してパッド材をセットし、前記上型を
    前記回動軸により反転させてパッド材に接着剤を塗布し
    た後、前記左右一対の成形型間の加熱装置を左右方向に
    順次移動させて左右のパッド材に塗布した接着剤を順次
    加熱活性化し、次いで前記上型を前記回動軸により回動
    させて元の状態とし、表皮材の配設された下型を上昇さ
    せて表皮材をパッド材に順次圧接させることを特徴とす
    る車両用シートの成形方法。
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