JPH10269418A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タバコや紙パック入り飲料といった、バー
コードが付された商品を販売する自動販売機において、
以前に購入した商品を容易かつ確実に選択することので
きる自動販売機を提供する。 【解決手段】複数の商品から所望の商品を選択するため
の商品選択手段が、前記バーコードを読み取るバーコー
ドリーダーを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、タバコや紙パック
入り飲料といった、バーコードが付された商品を販売す
る自動販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】タバコや缶ジュースを販売する自動販売
機においては、近年、２０種類以上の商品を販売するの
が一般的になっている。商品の種類が増えるにつれて、
自動販売機の正面に展示される多数の商品見本の中から
所望の商品を探し当てる労力が増大している。特に、似
たような名前や図柄をもつ商品が複数あると間違えて買
ってしまうこともある。自動販売機で購入した場合、商
品の返品や交換はほとんど不可能である。

【０００３】店主が手持ち無沙汰に待っている昔ながら
のタバコ屋ならば、空き箱を取り出して、またはタバコ
が何本か残った箱を取り出して同じものが欲しいと何の
気兼ねもなく頼むことができる。また、子供がタバコを
買ってくるお使いを言いつけられたときにも、空き箱を
もっていくならば間違えずに買ってくることができる。
しかし、昔ながらのタバコ屋が近くにあることは少な
い。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、以前に購入した商品を容易かつ確実に選択する
ことのできる自動販売機を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１の自動販売機に
おいては、商品または商品の包装もしくは容器にバーコ
ードが付されたものを販売する自動販売機において、複
数の商品から所望の商品を選択するための商品選択手段
として、前記バーコードを読み取るバーコードリーダー
が備えられたことを特徴とする。

【０００６】上記構成により、商品または商品の包装も
しくは容器を持ち寄ってそれらに付されたバーコードを
入力するだけで商品を選択することができるため、商品
の選択が容易かつ確実となる。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の実施例を図１〜４に基づ
き説明する。

【０００８】図１は、本実施例のタバコの自動販売機１
０の電気的構成を表すブロック図であり、図２は、自動
販売機１０の正面図である。また、図３は、図２の部分
拡大図である。

【０００９】図２に示すように、自動販売機１０の正面
扉１５には、バーコードリーダー１、複数の商品見本２
０、対応する複数の商品選択ボタン２、硬貨及び紙幣の
投入口４１，４２、金銭返却レバー４３、釣り銭取り出
し口４４、及び、商品取り出し口２５が備えられる。各
商品選択ボタン２の傍らには、販売可能ランプ２２及び
売切表示ランプ２３が備えられる。

【００１０】図１に示すように、自動販売機１０の商品
選択制御部２１には、客が持ち寄った商品包装のバーコ
ード６を読み取るバーコードリーダー１とバーコードリ
ーダー制御部１１、商品選択ボタン２、販売可能ランプ
２２、及び、売切表示ランプ２３が備えられる。商品選
択制御部２１には、さらに、商品払出部３及び金銭取扱
部４が接続される。

【００１１】バーコードリーダー１は、そのスキャン面
１ａが自動販売機の正面に露出するように配され、商品
包装のパーコード面が押し当てられた場合に商品包装の
バーコード６を読み取る。バーコードリーダー１として
は、ＰＯＳシステムに通常用いられているものを用いる
ことができる。バーコードリーダーの機種によっては、
客がバーコード面をスキャン面１ａに摺動させる動作を
行う必要がある。

【００１２】金銭取扱部４は、硬貨投入口４１または紙
幣投入口４２からの所定料金の投入を検知するものであ
り、必要な場合には釣り銭や投入料金の返却を行う。

【００１３】商品選択制御部２１は、バーコードリーダ
ー１から読み取られたバーコードデータをバーコードリ
ーダー制御部１１より受け取り、選択された商品につい
て対応する販売可能ランプ２２の点滅等により表示す
る。バーコードデータを受け取った時点で、金銭取扱部
４によって所定の金額が投入されていると判断されるな
らば、選択された商品に係る販売可能ランプ２２のみを
点灯させるとともに、商品払出部３に指令して選択され
た商品を商品取り出し口２５に払い出す。所定の金額が
投入されていないと判断されるならば、販売可能ランプ
２３を所定時間、点滅状態にする。

【００１４】自動販売機１０には、商品の選択のために
上記バーコードリーダー１とともに商品選択ボタン２が
備えられる。所定金額の投入後に商品選択ボタン２が押
し下げられたならば、バーコードデータを受け取った場
合と同様に、商品が商品取り出し口２５に払い出され
る。

【００１５】商品払出部３は、上記の商品の払出ととも
に、各商品が販売可能であるかどうかの検知を行う。売
り切れ、所定温度への加熱中、または、販売禁止時間帯
などの理由で販売不能である場合には、商品選択制御部
２１に通知して、その商品に係る売切表示ランプ２３を
点灯させる。

【００１６】図４は、実施例の自動販売機１０の動作を
説明するフローチャートである。

【００１７】ステップａ１では、金銭取扱部４によって
所定の金額の投入がなされたかどうかが判別される。所
定の金額の投入がなされたと判定された場合にはステッ
プａ２に進み、なされなかったと判定された場合には、
ステップａ５に進む。

【００１８】ステップａ２では、バーコードリーダー１
からバーコードが正常に入力されるか、または、選択ボ
タン２の押し下げが検知されるかのいずれかによる商品
選択がなされたかどうかを判定する。商品選択がなされ
たと判定された場合には次のステップａ３に進み、なさ
れなかったと判定された場合にはステップａ１に戻る。

【００１９】ステップａ３では、選択された商品が販売
可能であるかどうかを判定する。販売可能と判定された
場合にはステップａ４に進み、販売不能と判定された場
合には、ステップａ７に進む。

【００２０】ステップａ４では、選択された商品に係る
販売可能ランプ２２のみ点灯させるとともに、この商品
を商品取り出し口２５に払い出す。この後、ステップａ
１に戻る。

【００２１】ステップａ１から分岐するステップａ５で
は、バーコードリーダー１からバーコードが正常に入力
されたかどうかが判定される。正常に入力されたと判定
された場合には、次のステップａ６に進み、正常な入力
がなされなかったと判定された場合にはステップａ１に
戻る。

【００２２】ステップａ６では、バーコード入力により
選択された商品に係る販売可能ランプを点滅表示する。

【００２３】ステップａ３から分岐するステップａ７で
は、選択された商品に係る売切表示ランプ２３を点滅表
示する。この後、ステップａ１に戻る。

【００２４】上記実施例により、商品または商品の包装
もしくは容器を持ち寄ってバーコードが付された面をバ
ーコードリーダーのスキャン面１ａに押し当てるだけで
商品を選択することができる。そのため、多数の展示見
本の中から所望の商品を探し当てる手間が省ける。ま
た、前回購入したものと同一のものを購入したい場合に
商品を間違えることがない。

【００２５】上記実施例において、金銭投入前のバーコ
ード入力によって商品を選択しておき、選択された商品
に係る販売可能ランプが点滅される状態で所定の金額を
投入することによって商品の購入が可能となるようにす
ることもできる。また、商品選択ボタンの押し下げによ
っても販売可能ランプが点滅され、この状態で金銭を投
入することによっても商品の購入が可能であるようにす
ることができる。

【００２６】上記実施例において、商品の価格にばらつ
きがあって投入金額より高額の商品が選択された場合に
は、該商品の販売可能ランプを点滅させることにより料
金不足を表示することができる。

【００２７】

【発明の効果】商品または商品の包装もしくは容器を持
ち寄ってそれらに付されたバーコードを入力するだけで
商品を選択することができるため、商品の選択が容易か
つ確実となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の自動販売機の電気的構成を表すブロッ
ク図である。

【図２】実施例の自動販売機の正面図である。

【図３】図２の部分拡大図であって、一つの選択ボタン
とその周辺を示す。

【図４】実施例の自動販売機の作動を表すフローチャー
トである。

【符号の説明】

１ バーコードリーダー 10 自動販売機 11 バーコードリーダー制御部 15 自動販売機の扉 ２ 商品選択ボタン 20 商品見本 21 商品選択制御部 22 販売可能ランプ 23 売切表示ランプ ３ 商品払出部 ４ 金銭取扱部 ６ 商品包装のバーコード

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品または商品の包装もしくは容器にバー
   コードが付されたものを販売する自動販売機において、 複数の商品から所望の商品を選択するための商品選択手
   段として、前記バーコードを読み取るバーコードリーダ
   ーが備えられることを特徴とする自動販売機。