JPH10268382A - フィルタ交換式カメラ - Google Patents

フィルタ交換式カメラ

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Publication number
JPH10268382A
JPH10268382A JP6852697A JP6852697A JPH10268382A JP H10268382 A JPH10268382 A JP H10268382A JP 6852697 A JP6852697 A JP 6852697A JP 6852697 A JP6852697 A JP 6852697A JP H10268382 A JPH10268382 A JP H10268382A
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JP
Japan
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filter
aperture
type
data
control
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6852697A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kamiyama
雅之 上山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10268382A publication Critical patent/JPH10268382A/ja
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絞りの制御データとしてフィルタの種類に対
応するデータを用いることにより、好適に絞りの制御を
行う。 【解決手段】 フィルタ種類検出スイッチ11のスイッ
チ11a,11bは、オフ位置とオン位置との間で移動
可能で、かつ付勢手段によりオフ位置に付勢されてい
る。フィルタ保持枠16のスイッチ11a,11bの対
向位置に各フィルタに応じて凹部を設けており、スイッ
チ11a,11bの位置の組合せにより装着フィルタの
種類が判別される。ROM141はフィルタの種類に対
応して制御Fナンバーに対する絞り込み時の絞り駆動モ
ータ13の駆動パルス数のテーブルデータを記憶してお
り、レンズマイコン14は絞り駆動用モータ13の駆動
パルス数の決定に用いるテーブルデータを装着フィルタ
の種類に応じて切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタを着脱可
能に保持するフィルタ装着部を備えたフィルタ交換式カ
メラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アポダイゼーションフィルタなど
の特殊効果フィルタが写真撮影に用いられることがあっ
た。アポダイゼーションフィルタは、光軸中心から光軸
と垂直な方向に離れるに従って透過率が低下するように
構成されたフィルタで、このアポダイゼーションフィル
タを用いて写真を撮影すると、焦点はずれ像が全体にふ
わりとボケて良好なボケ具合の像になる効果が得られ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アポダイゼ
ーションフィルタは、上述したように光束の透過率が位
置によって異なるため、平板のNDガラスで形成された
ノーマルフィルタが装着された場合と同様に絞りを制御
したのでは、所望の制御を行えない。
【0004】本発明は、上記問題を解決するもので、絞
りの制御データとしてフィルタの種類に対応するデータ
を用いることにより、好適に絞りの制御を行い得るフィ
ルタ交換式カメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、測光手段から
の測光データを用いて絞りの制御を行うカメラにおい
て、光軸上にフィルタを着脱可能に保持するフィルタ装
着部と、このフィルタ装着部に装着されたフィルタの種
類を判別する判別手段と、フィルタの種類に対応して予
め設定された絞り特性データを記憶する記憶手段と、絞
りを駆動して絞りの開口径を変化させる絞り駆動手段
と、判別された装着フィルタの種類に応じて上記記憶手
段に記憶された絞り特性データを選択し、この選択され
た絞り特性データ及び上記測光データを用いて上記絞り
駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを備えたもの
である(請求項1)。
【0006】この構成によれば、フィルタ装着部に装着
されたフィルタの種類が判別され、判別された装着フィ
ルタの種類に応じて絞り特性データが選択され、選択さ
れた絞り特性データ及び測光手段からの測光データを用
いて絞り駆動手段の駆動が制御されることにより、絞り
は、装着されたフィルタの種類に応じた適正な開口径に
制御されることとなる。
【0007】また、請求項1記載のフィルタ交換式カメ
ラにおいて、上記記憶手段は、上記絞り特性データとし
て、絞り開放時の開放Fナンバーと、絞りを開放状態か
ら絞り込んだときの上記絞り駆動手段の駆動量に対する
制御Fナンバー特性とを、フィルタの種類に対応してそ
れぞれ記憶するもので、上記駆動制御手段は、判別され
た装着フィルタの種類に応じて制御Fナンバー特性を選
択し、この選択された制御Fナンバー特性及び上記測光
データを用いて、上記開放Fナンバーから絞り込むべき
制御Fナンバーを求め、この求められた制御Fナンバー
に対応する駆動量だけ上記絞り駆動手段を駆動するもの
である(請求項2)。
【0008】この構成によれば、フィルタ装着部に装着
されたフィルタの種類が判別され、この判別された装着
フィルタの種類に応じて制御Fナンバー特性が選択さ
れ、この選択された制御Fナンバー特性及び測光手段か
らの測光データを用いて、開放Fナンバーから絞り込む
べき制御Fナンバーが求められ、この求められた制御F
ナンバーに対応する駆動量だけ絞り駆動手段が駆動され
ることにより、絞りは、装着されたフィルタの種類に応
じた適正な開口径に制御されることとなる。
【0009】また、請求項2記載のフィルタ交換式カメ
ラにおいて、上記フィルタ装着部に装着されるフィルタ
として光軸中心から光軸と垂直な方向に離れるに従って
透過率が低下するように構成されたアポダイゼーション
フィルタを用いたものである(請求項3)。
【0010】この構成によれば、フィルタ装着部に装着
されたフィルタの種類が判別され、フィルタ装着部によ
って光軸上に保持されたフィルタがアポダイゼーション
フィルタであると判別されると、アポダイゼーションフ
ィルタに対応して予め設定された絞り特性データ及び測
光手段からの測光データを用いて絞り駆動手段が制御さ
れることにより、絞りは、アポダイゼーションフィルタ
に応じた適正な開口径に制御されることとなる。
【0011】また、請求項3記載のフィルタ交換式カメ
ラにおいて、上記Fナンバーのデータとして、Tナンバ
ーによるデータを用いたものである(請求項4)。
【0012】この構成によれば、Fナンバーのデータと
して、Fナンバーに透過率を加味したTナンバーによる
データを用いることにより、光の透過位置によって透過
率が異なるアポダイゼーションフィルタを用いた場合で
も、測光手段からの測光データなどの絞り制御のための
データを透過率が一定のフィルタと同様に取り扱うこと
が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、図2は本発明に係るフィル
タ交換式カメラの一実施形態の構成図で、図1は撮影レ
ンズ群が無限遠に合焦した状態、図2は撮影レンズ群が
最大寸法まで繰り出された状態を示している。このフィ
ルタ交換式カメラは、図1に示すように、レンズ部Lと
ボディ部Bとからなり、レンズ部Lはボディ部Bに設け
られたレンズ取付部20に着脱可能に取り付けられてい
る。
【0014】レンズ部Lは、円筒形状の鏡筒1の内周に
隣接して配設された円筒形状のフォーカスカム環2と、
このフォーカスカム環2の内周に隣接して配設された円
筒形状の固定筒3と、フォーカスカム環2及び固定筒3
に支持された第1群移動枠4及び第2群移動枠5と、第
1群移動枠4に支持されたレンズ6,7、絞り8及びこ
の絞り8を操作するための絞り操作板9と、第2群移動
枠5に支持されたレンズ10とを備えるとともに、フィ
ルタ種類検出スイッチ11と、フォーカシングモータ1
2と、パルスモータからなる絞り駆動モータ13と、レ
ンズ部Lの上記各部の制御を行うレンズマイコン14と
を備えている。このレンズマイコン14は、後述する予
め設定されたデータを記憶するROM141を内蔵して
いる。
【0015】第1群移動枠4及び第2群移動枠5は、そ
れぞれ固定筒3に穿設された直進溝及びフォーカスカム
環2に穿設されたカム溝に係合する案内ピン41,51
を備えている。また、第1群移動枠4には、絞り8の近
傍に、フィルタ15が配設されたフィルタ保持枠16を
着脱可能に保持するフィルタ装着部17(図3)が設け
られ、鏡筒1の表面には、後述するレンズ表示部18が
設けられている。フィルタ保持枠16は、フィルタ15
の中心がレンズ部Lの光軸に一致するように配設されて
いる。
【0016】一方、ボディ部Bは、レンズ部Lの光軸上
に光軸に対して45°傾斜して配置されたハーフミラー2
1及び反射ミラー22と、上部にハーフミラー21と平
行に配置された反射ミラー23と、図略のファインダ光
学系とを備えるとともに、測距を行うためのAFモジュ
ール24と、絞り制御を行うための測光(AE)モジュー
ル25と、撮影者に後述する警告表示を行う液晶表示パ
ネルからなるボディ表示部26と、表面適所に配設され
たシャッターボタン27と、シャッターボタン27の半
押しでオンになるロックスイッチSW1と、このロック
スイッチSW1のオン状態からシャッターボタン27を
更に深く押し込むとオンになるレリーズスイッチSW2
と、ボディ部Bの上記各部の制御を行うボディマイコン
28とを備えている。
【0017】そして、フォーカシング時にフォーカシン
グモータ12が回転すると、フォーカスカム環2が回転
し、固定筒3上の直進溝及びフォーカスカム環2のカム
溝に係合する案内ピン41,51によって、第1群移動
枠4及び第2群移動枠5がそれぞれ移動し、これによっ
てレンズ6,7及びフィルタ15は一体的に、レンズ1
0は独立に繰り出されて、図1の状態から図2の状態ま
で移動することができる。
【0018】そして、図2に示すように、レンズが最大
寸法まで繰り出された状態でフィルタ保持枠16がフォ
ーカスカム環2の外側に露出するように構成されてい
る。これによって、後述するように、フィルタ保持枠1
6の着脱をフォーカスカム環2に妨げられることなく行
うことができる。
【0019】なお、マニュアルフォーカスは、フォーカ
スカム環2の先端部に設けられた操作部2bを手動で回
転させることによって行うことができる。
【0020】次に、図3〜図5を用いてフィルタの着脱
について説明する。図3、図4は第1群移動枠4に設け
られたフィルタ装着部17の正面図で、図3はフィルタ
未装着状態、図4はフィルタ装着状態を示している。図
5はフィルタ未装着状態における係止レバー171bの
係止解除部174bとフォーカスカム環2の位置関係を
示す部分断面図である。
【0021】フィルタ装着部17が形成された位置の第
1群移動枠4には、図3に示すように、上部にスリット
状の開口部40が設けられ、この開口部40の左右ほぼ
中央部の対称位置に貫通孔42a,42bが穿設されて
おり、この貫通孔42a,42bの周囲には、貫通孔4
2a,42bより多少広い凹部が形成されている。
【0022】フィルタ装着部17は、図3に示すよう
に、第1群移動枠4の外周部で左右の対称位置に設けら
れた支持軸170a,170bと、この支持軸170
a,170bにより基端部が回動可能に支持された一対
の係止レバー171a,171bとを備え、支持軸17
0aには係止レバー171aを反時計回り方向に付勢す
るばね172aが配設され、支持軸170bには係止レ
バー171bを時計回り方向に付勢するばね172bが
配設されている。
【0023】係止レバー171a,171bは、先端部
に形成された係止部173a,173bと、係止部17
3a,173bから外方に延びた係止解除部174a,
174bと、この係止解除部174a,174bの基部
に形成された当接部175a,175bとを備えてい
る。また、第1群移動枠4の下部中央には、板ばね17
6が配設されている。
【0024】フィルタ保持枠16は、図4に示すよう
に、フィルタ15の左右外側に形成された係合突起16
1a,161bを備えている。
【0025】そして、フィルタの未装着状態では、図3
に示すように、係止レバー171a,171bは、それ
ぞればね172a,172bに付勢されて当接部175
a,175bが第1群移動枠4の内壁に当接するととも
に、係止解除部174a,174bが貫通孔42a,4
2bに嵌合してその先端が第1群移動枠4の外壁から突
出している。
【0026】このフィルタ未装着状態において、フィル
タを装着する際には、図2に示すようにレンズを繰り出
した状態で、フィルタ保持枠16を上方からフィルタ装
着部17に挿入して押し込むと、フィルタ保持枠16の
係合突起161a,161bが係止レバー171a,1
71bの係止部173a,173bに係合してフィルタ
保持枠16が係止される。
【0027】このフィルタ装着状態では、図4に示すよ
うに、係止レバー171a,171bの係止解除部17
4a,174bの先端及びフィルタ保持枠16の外周壁
は、第1群移動枠4の外壁から突出しておらず、その外
径が固定筒3やフォーカスカム環2の内径より小さいの
で、レンズの繰り出し動作及び繰り込み動作が正常に行
われる。
【0028】一方、フィルタを取り外す際には、図2に
示すようにレンズを最大寸法まで繰り出した状態で、係
止レバー171a,171bの係止解除部174a,1
74bを貫通孔42a,42bの凹部の表面まで同時に
押し込むと、係合突起161a,161bと係止部17
3a,173bの係合が外れ、板ばね176によりフィ
ルタ保持枠16が上方に付勢されて、フィルタ保持枠1
6の上部外周壁が第1群移動枠4の外壁から突出するこ
とにより、取り外すことができる。
【0029】このように、レンズを最大寸法まで繰り出
した状態でフィルタ保持枠16がフォーカスカム環2の
外側に露出するように構成し、この露出状態で係止解除
部174a,174bを同時に押し込むことによって、
フィルタ保持枠16を取外し可能に構成したので、フィ
ルタ保持枠16の着脱を容易に、かつ確実に行うことが
できる。
【0030】ここで、フィルタ15は、図1、図2に示
すように、レンズ6,7に挾まれて配置されており、撮
影光学系の一部を構成しているため、フィルタ未装着状
態ではピントその他の光学的性能が維持できない。
【0031】しかしながら、フィルタ未装着状態では、
図3に示すように、係止レバー171a,171bの係
止解除部174a,174bの先端が第1群移動枠4の
外周壁から突出している。従って、図5に示すように、
この係止解除部174a(図略),174bがフォーカス
カム環2に当接することによって、レンズを繰り込むこ
とが不可能に構成されている。
【0032】これによって、フィルタ装着時のみ撮影を
可能とし、フィルタ未装着状態での撮影を確実に防止す
ることができる。
【0033】なお、フィルタ保持枠16を着脱する着脱
部材としての係止レバー171a,171bは、いずれ
か一方のみを備えるようにしてもよい。
【0034】次に、図2、図6を用いてフィルタの種類
について説明する。図6はアポダイゼーションフィルタ
の光の透過特性図で、r0はフィルタの半径である。本
実施形態では、フィルタ15として、アポダイゼーショ
ンフィルタ、ソフトフォーカスフィルタ及び平板のND
ガラスで形成されたノーマルフィルタを用いることがで
きる。
【0035】アポダイゼーションフィルタは、図2に示
すように、所定濃度に着色することにより透過率を低下
させたNDガラスからなる凹レンズ151と、透明ガラ
スからなる凸レンズ152とを張り合わせて形成したも
ので、図6に示すように、光軸中心から光軸と垂直な方
向に離れるに従って透過率が低下するような特性を有す
るフィルタである。
【0036】このアポダイゼーションフィルタを用いる
と、ボケ像の周辺部の光量が低下するため、二線ボケの
無い美しい写真を得ることができる。
【0037】ソフトフォーカスフィルタは、平板ガラス
の表面に合成樹脂の薄膜を張り合わせて非球面を形成す
ることによって球面収差を故意に増大させたものであ
る。このソフトフォーカスフィルタを用いると、球面収
差によって芯のあるボケ像が得られるとともに、芯の周
囲にフレアがかかった美しいソフトフォーカスの写真を
得ることができる。
【0038】本実施形態によれば、フィルタ15を絞り
8の近傍に配置しているので、フィルタの種類がいずれ
の場合であっても、レンズ6の光軸から離れた周辺部の
光束もフィルタの中央部を通過させることができる。こ
れによって、光軸近傍の中心部と同様に、画面の周辺部
までフィルタによる効果をバランス良く得ることができ
る。
【0039】次に、図2、図7、図8を用いて、装着フ
ィルタの種類の判別及びフィルタ未装着の判別について
説明する。図7、図8はフィルタ種類検出スイッチ11
及びフィルタ保持枠16を示す図で、図7はソフトフォ
ーカスフィルタ、図8はノーマルフィルタの装着状態を
示している。
【0040】フィルタ種類検出スイッチ11は、図2に
示すように、スイッチ11a,11bを有し、このスイ
ッチ11a,11bは、突出したオフ位置とオフ位置か
ら押し込まれたオン位置との間で移動可能で、かつばね
などの図略の付勢手段により突出する方向に付勢されて
おり、スイッチ11a,11bの位置情報は、レンズマ
イコン14に送出されるように構成されている。
【0041】一方、フィルタ15としてアポダイゼーシ
ョンフィルタを保持するフィルタ保持枠16は、装着状
態でスイッチ11aの対向位置にのみ形成された凹部を
有し、フィルタ15としてソフトフォーカスフィルタを
保持するフィルタ保持枠16は、装着状態でスイッチ1
1bの対向位置にのみ形成された凹部を有する。また、
フィルタ15としてノーマルフィルタを保持するフィル
タ保持枠16は、スイッチ11a,11bの対向面は平
坦で凹部が形成されていない。
【0042】そして、凹部に対向するスイッチ11a,
11bはオフ位置になり、平坦面に対向するスイッチ1
1a,11bはオン位置になるように、フィルタ保持枠
16とフィルタ種類検出スイッチ11の間隔が設定され
ている。
【0043】このように、フィルタ保持枠16の表面の
スイッチ11a,11bの対向位置に凹部を設けたの
で、フィルタ種類検出スイッチ11のスイッチ11a,
11bの位置を検出することによって、装着フィルタの
種類及びフィルタ未装着を確実に判別することができ
る。
【0044】次に、図1、図9を用いてレンズ表示部1
8について説明する。図9はレンズ表示部18を示す図
で、(a)はノーマルフィルタ、(b)はアポダイゼー
ションフィルタ、(c)はソフトフォーカスフィルタが
装着された場合をそれぞれ示している。
【0045】レンズ表示部18は、図9に示すように、
中心の下端に設けられた合焦位置を示すための指示線1
81と、その上方に配設された被写界深度表示部182
と、その上方に配設された透明な距離目盛窓183と、
右端部に配設されたフィルタ種類表示部184とを備え
ている。
【0046】被写界深度表示部182は、一列に配列さ
れた複数の液晶表示セルからなり、オンにするセル数に
よって被写界深度を表示するものである。距離目盛窓1
83は、フォーカスカム環2上に形成された距離目盛2
aを撮影者が観察可能にするもので、フォーカスカム環
2と一体的に回転する距離目盛2aの指示線181と一
致する数値によってカメラから被写体までの距離が判別
可能になっている。
【0047】フィルタ種類表示部184は、3個の液晶
表示マークからなり、装着フィルタを表示するもので、
装着フィルタがノーマルフィルタのときは、図9(a)
に示すように「N」に対応するマークがオンにされ、装
着フィルタがアポダイゼーションフィルタのときは、図
9(b)に示すように「AP」に対応するマークがオン
にされ、装着フィルタがソフトフォーカスフィルタのと
きは図9(c)に示すように「S」に対応するマークが
オンにされる。
【0048】このように、液晶表示マークからなるフィ
ルタ種類表示部184を備え、装着されたフィルタの種
類に応じてオンにする液晶表示マークを切り換えるよう
にしたので、装着フィルタの種類を表示することがで
き、これによって、撮影者は、図2に示すようにレンズ
を最大寸法まで繰り出すことなく装着フィルタの種類を
識別することができる。
【0049】次に、図10、図11を用いてFナンバ
ー、Tナンバーについて説明する。図10はアポダイゼ
ーションフィルタが装着された場合の絞り開口径に対す
るFナンバー及びTナンバーを示す図、図11は各フィ
ルタにおける制御Fナンバーに対する絞り込み時の絞り
駆動モータ13の駆動パルス数のテーブルデータを示す
図である。
【0050】なお、図10においてR0は開放時の絞り
開口径とする。また、図11において、ラインAPはア
ポダイゼーションフィルタの場合を示し、ラインNはノ
ーマルフィルタの場合を示し、ラインSはソフトフォー
カスフィルタの場合を示している。
【0051】Fナンバーは、下記数1に示すように、レ
ンズの焦点距離及び有効口径によって決まるため、ノー
マルフィルタやソフトフォーカスフィルタが装着された
場合のFナンバーは、図10に示すアポダイゼーション
フィルタが装着された場合と同一になる。なお、本実施
形態は、図10に示すように、絞り開放時のFナンバー
が2.8で、開放Fナンバー2.8からFナンバー32まで7段
絞り込めるように構成されている。
【0052】
【数1】FNo=f/D 但し、FNoはFナンバー、fはレンズの焦点距離、Dは
レンズの有効口径である。
【0053】一方、Tナンバーは、下記数2に示すよう
に、Fナンバー及び透過率によって決まる。アポダイゼ
ーションフィルタは、光軸中心から光軸と垂直な方向に
離れるに従って透過率が低下する特性を有するので、ア
ポダイゼーションフィルタが装着された場合のTナンバ
ーは、図10に示すように、Fナンバーに比べて低下す
る。例えば、絞り開放時のTナンバーが5.6になってい
る。なお、ノーマルフィルタやソフトフォーカスフィル
タが装着された場合のTナンバーは、Fナンバーと同一
になる。
【0054】
【数2】TNo=FNo√(100/τ) 但し、TNoはTナンバー、FNoはFナンバー、τは透
過率(%)である。
【0055】図1において、後述するようにボディマイ
コン28において開放Fナンバーから絞り込むべき段数
が加算されて制御Fナンバーが求められ、レンズマイコ
ン14は、ボディマイコン28から送られてくる制御F
ナンバーに従って、絞り駆動用モータ13の駆動パルス
数を制御し、これによって絞り操作板9が回転して絞り
8が開放状態から絞り込まれる。
【0056】ここで、アポダイゼーションフィルタが装
着されると透過率が低下するので、図11に示すよう
に、絞り込むときの駆動パルス数がノーマルフィルタや
ソフトフォーカスフィルタの場合と異なる。
【0057】図11において、ノーマルフィルタ及びソ
フトフォーカスフィルタの場合には、開放Fナンバー2.
8から8パルスずつ駆動すると、Fナンバー4,5.6,…と
いうように絞り込まれる。従って、ボディマイコン28
から送られる制御Fナンバーが8のときは、絞り駆動用
モータ13の駆動パルス数を24パルスに制御する。
【0058】一方、アポダイゼーションフィルタの場合
には、開放Fナンバー2.8から16パルスの駆動によりF
ナンバー4に、28パルスの駆動によりFナンバー5.6に絞
り込まれる。
【0059】従って、ボディマイコン28から送られて
くる制御Fナンバーが4のときは、絞り駆動用モータ1
3の駆動パルス数を16パルスに制御する。このとき、制
御Fナンバーは4であるが、モータ13が16パルス駆動
しているので、実際の絞り開口径、すなわち実Fナンバ
ーは5.6となる。
【0060】なお、図11に示すように、ノーマルフィ
ルタ及びソフトフォーカスフィルタの最小Fナンバーは
32であるのに対して、アポダイゼーションフィルタの最
小Fナンバーは19になり、制御可能なFナンバーの範囲
が減少している。
【0061】次に、図12を用いて被写界深度について
説明する。図12は各フィルタにおける制御Fナンバー
に対する被写界深度表示部182のオンにするセル数の
テーブルデータを示す図である。なお、図12におい
て、ラインAPはアポダイゼーションフィルタの場合を
示し、ラインNはノーマルフィルタの場合を示し、ライ
ンSはソフトフォーカスフィルタの場合を示している。
【0062】被写界深度は、アポダイゼーションフィル
タが装着されると、ノーマルフィルタが装着された場合
に比べて大きくなる。従って、図12に示すように、被
写界深度表示部182のオンにするセル数を同一Fナン
バーに対して増加させるようにしている。
【0063】次に、表1、図1を用いて、装着フィルタ
の種類に応じて切り換えられるレンズマイコン14の制
御について説明する。表1は各フィルタで用いられるデ
ータを示すものである。
【0064】
【表1】
【0065】図1において、レンズマイコン14内のR
OM141は、フィルタの種類に対応して、開放測光に
使用する開放測光補正値、測距に使用する測距補正値、
開放Fナンバー、最小Fナンバー、図11に示した制御
Fナンバーに対する絞り込み時の絞り駆動モータ13の
駆動パルス数のテーブルデータ及び図12に示した制御
Fナンバーに対する被写界深度のテーブルデータを記憶
するものである。
【0066】そして、レンズマイコン14は、フィルタ
種類検出スイッチ11のスイッチ11a,11bが、そ
れぞれオン位置にあるか、又はオフ位置にあるかを判別
するとともに、表1に示すように、 スイッチ11aがオフ位置、スイッチ11bがオン位
置の場合は装着フィルタがアポダイゼーションフィルタ
であると判別し、 スイッチ11aがオン位置、スイッチ11bがオフ位
置の場合は装着フィルタがソフトフォーカスフィルタで
あると判別し、 スイッチ11a,11bが両方ともオン位置の場合は
装着フィルタがノーマルフィルタであると判別し、 スイッチ11a,11bが両方ともオフ位置の場合は
フィルタが未装着であると判別する。
【0067】また、レンズマイコン14は、フィルタが
未装着のときはボディマイコン28に送信する未装着フ
ラグを「1」にセットし、フィルタが装着されていると
きは未装着フラグを「0」にリセットする。
【0068】また、レンズマイコン14は、ボディマイ
コン28に送信する開放測光補正値及び測距補正値を、
ROM141に記憶された補正値の内から装着フィルタ
の種類に応じて切り換える。
【0069】また、レンズマイコン14は、絞り駆動用
モータ13の駆動パルス数の決定に用いるテーブルデー
タを、ROM141に記憶された図11に示すテーブル
データの内から装着フィルタの種類に応じて切り換え
る。また、レンズマイコン14は、装着フィルタの種類
に応じてフィルタ種類表示部184の表示マークの点灯
を制御する。
【0070】また、レンズマイコン14は、被写界深度
表示部182のオンにするセル数の決定に用いるテーブ
ルデータを、ROM141に記憶された図12に示すテ
ーブルデータの内から装着フィルタの種類に応じて切り
換える。
【0071】このように、フィルタの種類に対応して開
放測光補正値及び測距補正値をROM141に記憶し、
判別したフィルタの種類に応じてボディマイコン28に
送信する補正値を切り換えるようにしたので、絞り8や
フォーカシングの制御を的確に行うことができる。
【0072】また、フィルタの種類に対応して制御Fナ
ンバーに対する絞り駆動用モータ13の駆動パルス数の
テーブルデータをROM141に記憶し、判別したフィ
ルタの種類に応じて絞り駆動用モータ13の駆動パルス
数の決定に用いるテーブルデータを切り換えるようにし
たので、絞り8の開口径の制御を的確に行うことができ
る。
【0073】また、フィルタの種類に対応して制御Fナ
ンバーに対する被写界深度表示部182のオンにするセ
ル数のテーブルデータをROM141に記憶し、判別し
たフィルタの種類に応じて被写界深度表示部182のオ
ンにするセル数の決定に用いるテーブルデータを切り換
えるようにしたので、被写界深度表示を正確に行うこと
ができる。
【0074】次に、図13を用いて撮影制御について説
明する。図13は撮影手順のフローチャートである。ま
ず、ボディマイコン28において、ロックスイッチSW
1がオフからオンに切り換えられたか否かが判別され
(#100)、切り換えられなければ(#100でN
O)、本動作を終了し、一方、オフからオンに切り換え
られると(#100でYES)、レンズマイコン14か
らのデータを受信し(#110)、未装着フラグを読み
取ってフィルタが未装着であるか否かが判別される(#
120)。そして、未装着フラグが「1」であれば(#
120でYES)、ボディ表示部26にその旨が表示さ
れて警告が行われる(#130)。
【0075】一方、フィルタが装着されていれば(#1
20でNO)、絞り8の開放状態で得られる測光モジュ
ール25による測光データと、#110においてレンズ
マイコン14から送信された開放測光補正値とを用いて
露出制御値、すなわち絞り込むべき段数が算出され、こ
の段数がレンズマイコン14から送られる開放Fナンバ
ーに加算されて制御Fナンバーが算出され、この制御F
ナンバーがレンズマイコン14に送信される(#14
0)。そして、送信された制御Fナンバーを用いてレン
ズマイコン14により、絞り駆動用モータ13の駆動が
制御される(#150)。
【0076】次いで、#110においてレンズマイコン
14から送信される測距補正値とAFモジュール24の
出力とを用いてデフォーカス量が算出され、フォーカシ
ング用モータ12の駆動量に関するデータがレンズマイ
コン14に送信され、レンズマイコン14によりフォー
カシング用モータ12が駆動されてフォーカシングが行
われる(#160)。
【0077】次いで、レリーズスイッチSW2がオンか
どうかが判別され(#170)、オンであれば(#17
0でYES)、シャッター動作などの所定の撮影動作が
行われ(#180)、一方、オフであれば(#170で
NO)、ロックスイッチSW1がオンかどうかが判別さ
れ(#190)、オンであれば(#190でYES)、
#170に戻り、オフであれば(#190でNO)、本
動作を終了する。
【0078】次に、表2、図14、図15を用いて、装
着フィルタの種類に応じて切り換えられる撮影制御の変
形形態について説明する。表2は変形形態において各フ
ィルタで用いられるデータを示すもので、図14は変形
形態の各フィルタにおける制御Fナンバーに対する絞り
込み時の絞り駆動モータ13の駆動パルス数のテーブル
データを示す図、図15は変形形態の各フィルタにおけ
る制御Fナンバーに対する被写界深度のテーブルデータ
を示す図である。
【0079】図14、図15において、ラインAPはア
ポダイゼーションフィルタの場合を示し、ラインNはノ
ーマルフィルタの場合を示し、ラインSはソフトフォー
カスフィルタの場合を示している。
【0080】
【表2】
【0081】この変形形態は、Fナンバーのデータとし
て、Tナンバーによる数値を用いるようにしたものであ
る。
【0082】従って、上記表2に示すように、アポダイ
ゼーションフィルタの場合の開放Fナンバーの数値が5.
6、最小Fナンバーの数値が38に変化しているほかは、
各データは表1の場合と同一数値になっている。
【0083】また、絞り駆動用モータ13の駆動パルス
数のテーブルデータは、図14に示すように、ラインA
Pのみが図11の場合に比べて下方に平行移動したもの
になっている。また、被写界深度表示部182のオンに
するセル数のテーブルデータは、図15に示すように、
ラインAPのみが図12の場合に比べて右方に平行移動
したものになっている。
【0084】このように、本変形形態によれば、ボディ
部Bで表示するFナンバーの数値を装着フィルタの種類
に関わりなくTナンバーに一致させることができるの
で、露出計として外部メータを使用するときに有効であ
る。
【0085】なお、本発明は、上記実施形態及び変形形
態に限られず、以下の(1)〜(7)に示す形態を採用する
ことができる。
【0086】(1)Fナンバーとして上記実施形態のよう
にFナンバーによる数値をそのまま用いるか、上記変形
形態のようにTナンバーによる数値を用いるかを切り換
える切換スイッチをレンズ部L又はボディ部Bの表面適
所に備え、レンズマイコン14又はボディマイコン28
により切換スイッチの状態を判別して切り換えるように
してもよい。
【0087】(2)フィルタの装着位置を撮影レンズ群の
外側、すなわちレンズ6の前方としてもよい。この場合
には、フィルタ無しでも撮影が可能になる。
【0088】(3)使用するフィルタをアポダイゼーショ
ンフィルタのみとし、フィルタの装着位置を撮影レンズ
群の外側、すなわちレンズ6の前方としてもよい。この
場合には、フィルタ無しでも撮影が可能になるので、フ
ィルタ種類検出スイッチ11に代えて、フィルタ装着の
有無のみが検出可能なセンサ、例えば光センサや近接ス
イッチなどを備えるようにすればよい。
【0089】(4)上記実施形態では単焦点レンズのカメ
ラに適用した形態で説明したが、ズームレンズのカメラ
に適用し、フィルタ装着部がズーミング動作によって移
動するように構成してもよい。この場合には、ズーミン
グ動作を行ったときにフィルタ装着部が鏡筒の外側に露
出するように構成すればよい。
【0090】(5)フィルタ未装着の警告は、ボディ表示
部26による表示に代えて、LEDによる点滅表示、フ
ァインダ内の表示によって行ったり、音声合成部又はブ
ザーなどを用いて音声によって行うようにしてもよい。
【0091】(6)上記実施形態では、アポダイゼーショ
ンフィルタ及びソフトフォーカスフィルタをそれぞれ1
種類としているが、それぞれ2種類以上のフィルタを使
用可能にしてもよい。この場合には、フィルタの使用可
能な種類数に応じてフィルタ種類検出スイッチ11のス
イッチ数を設定すれば、各フィルタの判別を行うことが
できる。
【0092】(7)図1、図2に一点鎖線で示すように、
レンズ取付部20の近傍に、レンズ部Lがボディ部Bに
完全に装着されているかどうかを検出するレンズ装着検
出部29を備え、レンズ部Lの装着が不完全なときに、
レンズマイコン14からボディマイコン28に送る未装
着フラグを「1」にセットするようにしてもよい。この
場合には、レンズ部Lからボディ部Bに送信する未装着
フラグを兼用することができ、これによって構成の簡素
化を図ることができる。また、フィルタ未装着を警告す
るためのボディ表示部26をレンズ部不完全装着の警告
に兼用することができ、これによって部品点数の増大を
抑制することができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルタ装着部に装着されたフィルタの種類を判別し、
判別されたフィルタの種類に対応して予め設定された絞
り特性データと測光手段からの測光データとを用いて絞
りの開口径を制御するようにしたので、装着されたフィ
ルタの種類に応じた適正な開口径に絞りを制御すること
ができる。
【0094】また、判別された装着フィルタの種類に応
じて制御Fナンバー特性を選択し、この選択された制御
Fナンバー特性及び測光手段からの測光データを用い
て、開放Fナンバーから絞り込むべき制御Fナンバーを
求め、この求められた制御Fナンバーに対応する駆動量
だけ絞り駆動手段を駆動することにより、装着されたフ
ィルタの種類に応じた適正な開口径に絞りを制御するこ
とができる。
【0095】また、フィルタとしてアポダイゼーション
フィルタを用いると、アポダイゼーションフィルタに応
じた適正な開口径に絞りを制御することができる。
【0096】また、Fナンバーのデータとして、Tナン
バーによるデータを用いることにより、アポダイゼーシ
ョンフィルタを用いた場合でも、測光手段からの測光デ
ータなどの絞り制御のためのデータを、透過率が一定の
フィルタと同様に取り扱うことができる。従って、測光
手段として外部メータを使用してもデータの補正などを
行う必要がなく、外部メータを容易に使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルタ交換式カメラの一実施形
態の構成図で、撮影レンズ群が無限遠に合焦した状態を
示している。
【図2】本発明に係るフィルタ交換式カメラの一実施形
態の構成図で、撮影レンズ群が最大寸法まで繰り出され
た状態を示している。
【図3】第1群移動枠に設けられたフィルタ装着部の正
面図で、フィルタ未装着状態を示している。
【図4】第1群移動枠に設けられたフィルタ装着部の正
面図で、フィルタ装着状態を示している。
【図5】フィルタ未装着状態における係止レバーの突起
部とフォーカスカム環の位置関係を示す部分断面図であ
る。
【図6】アポダイゼーションフィルタの光の透過率を示
す特性図である。
【図7】フィルタ種類検出スイッチ及びフィルタ保持枠
を示す図で、ソフトフォーカスフィルタの装着状態を示
している。
【図8】フィルタ種類検出スイッチ及びフィルタ保持枠
を示す図で、ノーマルフィルタの装着状態を示してい
る。
【図9】レンズ表示部を示す図で、装着フィルタが
(a)はノーマルフィルタ、(b)はアポダイゼーショ
ンフィルタ、(c)はソフトフォーカスフィルタの場合
を示している。
【図10】アポダイゼーションフィルタが装着された場
合の絞り開口径に対するFナンバー及びTナンバーを示
す図である。
【図11】各フィルタにおける制御Fナンバーに対する
絞り込み時の絞り駆動モータの駆動パルス数のテーブル
データを示す図である。
【図12】各フィルタにおける制御Fナンバーに対する
被写界深度表示部のオンにするセル数のテーブルデータ
を示す図である。
【図13】撮影手順のフローチャートである。
【図14】変形形態の各フィルタにおける制御Fナンバ
ーに対する絞り込み時の絞り駆動モータの駆動パルス数
のテーブルデータを示す図である。
【図15】変形形態の各フィルタにおける制御Fナンバ
ーに対する被写界深度表示部のオンにするセル数のテー
ブルデータを示す図である。
【符号の説明】
1 鏡筒 2 フォーカスカム環 3 固定筒 4 第1群移動枠 40 開口部 5 第2群移動枠 6,7,10 レンズ 8 絞り 9 絞り操作板 11 フィルタ種類検出スイッチ(判別手段) 11a,11b スイッチ 12 フォーカシングモータ 13 絞り駆動モータ(絞り駆動手段) 14 レンズマイコン(判別手段、駆動制御手段) 141 ROM(記憶手段) 15 フィルタ 16 フィルタ保持枠 161a,161b 係合突起 17 フィルタ装着部 170a,170b 支持軸 171a,171b 係止レバー 172a,172b ばね 173a,173b 係止部 174a,174b 係止解除部 175a,175b 当接部 176 板ばね 18 レンズ表示部 182 被写界深度表示部 184 フィルタ種類表示部 20 レンズ取付部 21 ハーフミラー 22,23 反射ミラー 24 AFモジュール 25 測光モジュール(測光手段) 26 ボディ表示部 27 シャッターボタン 28 ボディマイコン 29 レンズ装着検出部 B ボディ部 L レンズ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測光手段からの測光データを用いて絞り
    の制御を行うカメラにおいて、光軸上にフィルタを着脱
    可能に保持するフィルタ装着部と、このフィルタ装着部
    に装着されたフィルタの種類を判別する判別手段と、フ
    ィルタの種類に対応して予め設定された絞り特性データ
    を記憶する記憶手段と、絞りを駆動して絞りの開口径を
    変化させる絞り駆動手段と、判別された装着フィルタの
    種類に応じて上記記憶手段に記憶された絞り特性データ
    を選択し、この選択された絞り特性データ及び上記測光
    データを用いて上記絞り駆動手段の駆動を制御する駆動
    制御手段とを備えたことを特徴とするフィルタ交換式カ
    メラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルタ交換式カメラに
    おいて、上記記憶手段は、上記絞り特性データとして、
    絞り開放時の開放Fナンバーと、絞りを開放状態から絞
    り込んだときの上記絞り駆動手段の駆動量に対する制御
    Fナンバー特性とを、フィルタの種類に対応してそれぞ
    れ記憶するもので、上記駆動制御手段は、判別された装
    着フィルタの種類に応じて制御Fナンバー特性を選択
    し、この選択された制御Fナンバー特性及び上記測光デ
    ータを用いて、上記開放Fナンバーから絞り込むべき制
    御Fナンバーを求め、この求められた制御Fナンバーに
    対応する駆動量だけ上記絞り駆動手段を駆動するもので
    あることを特徴とするフィルタ交換式カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のフィルタ交換式カメラに
    おいて、上記フィルタ装着部に装着されるフィルタとし
    て光軸中心から光軸と垂直な方向に離れるに従って透過
    率が低下するように構成されたアポダイゼーションフィ
    ルタを用いたことを特徴とするフィルタ交換式カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフィルタ交換式カメラに
    おいて、上記Fナンバーのデータとして、Tナンバーに
    よるデータを用いたことを特徴とするフィルタ交換式カ
    メラ。
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