JPH10268121A - ブラックマトリックス用インキとこれを用いたブラックマトリックス - Google Patents

ブラックマトリックス用インキとこれを用いたブラックマトリックス

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JPH10268121A
JPH10268121A JP6836897A JP6836897A JPH10268121A JP H10268121 A JPH10268121 A JP H10268121A JP 6836897 A JP6836897 A JP 6836897A JP 6836897 A JP6836897 A JP 6836897A JP H10268121 A JPH10268121 A JP H10268121A
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black
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resin
carbon black
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JP6836897A
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Inventor
Yasuhiko Kondo
康彦 近藤
Masanori Yoshida
正典 吉田
Takehiko Matsuyama
武彦 松山
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた遮光性、電気特性および印刷形状と充
分な硬度とを有するブラックマトリックスを形成できる
ブラックマトリックス用インキと、これを用いたブラッ
クマトリックスを提供する。 【解決手段】 本発明のブラックマトリックス用インキ
は、樹脂、揮発分が5%以上のカーボンブラック、ペリ
レン系黒色顔料および酸化チタンを含有し、酸化チタン
の含有量が樹脂100重量部に対して5〜50重量部で
あることを特徴とする。かかるインキを用いて得られた
本発明のブラックマトリックスは、光学濃度が2.5以
上で、かつ体積固有抵抗が1×106 Ω・cm以上であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮光性や電気特性
が優れたブラックマトリックスを形成できるブラックマ
トリックス用インキと、これを用いて形成されたカラー
フィルタのブラックマトリックスに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ等のカラー表示を実現
するのに用いられるカラーフィルタは、通常、透明基板
上に、赤(R) 、緑(G) および青(B) 色のカラーフィルタ
層と、ブラックマトリックス(遮光層)とのパターンを
形成したものである。このカラーフィルタにおけるブラ
ックマトリックスには、液晶ディスプレイの画像品質を
優れたものとするため、光学濃度(OD値)が高いこと
(すなわち、遮光性が優れていること)が求められてい
る。また、STN方式やMIM方式の液晶パネルに用い
られるカラーフィルタには、短絡等による液晶の誤動作
を防止するといった観点から、ブラックマトリックスの
電気抵抗が大きいこと(すなわち、電気特性が優れてい
ること)が求められている。
【0003】そこで従来より、ブラックマトリックスの
製造には、金属クロム等をフォトリソグラフィによって
パターン化する方法が用いられている。一方、近年、製
造工程の簡略化、低コスト化等を目的として、透明基板
上にインキを印刷してブラックマトリックスを製造する
印刷法が検討されており、特開平6−9915号公報に
は、樹脂とカーボンブラックとを含有するブラックマト
リックス用インキが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブラッ
クマトリックスの遮光性を充分なものとするために、カ
ーボンブラックを樹脂中に多量に配合したインキを用い
た場合には、通常用いられるカーボンブラックが導電性
に優れていることに起因して、ブラックマトリックスの
電気抵抗が小さくなって、電気特性が低下するという問
題が生じる。
【0005】また、カーボンブラックの配合量が少なく
ても、膜厚を大きくすれば、充分な遮光性を有するブラ
ックマトリックスを製造できるものの、表面の平坦性等
の観点から、ブラックマトリックスの膜厚が約1.3μ
m以下となるように抑制されている。このため、従来の
ブラックマトリックス用インキを用いて、遮光性と電気
特性との両方が優れており、かつ膜厚が小さいブラック
マトリックスを製造するのは困難であった。
【0006】一方、本発明者らは、揮発分が5%以上で
あるカーボンブラックと、ペリレン系黒色顔料とがいず
れも電気抵抗の大きい顔料であることに着目し、これら
を併用することによって、遮光性および電気特性の両方
に優れたブラックマトリックスを形成できるブラックマ
トリックス用インキを提案している(特願平9−193
06号)。
【0007】しかしながら、インキ成分中の顔料の割合
が上昇して樹脂分の割合が低下すると、インキが粉っぽ
くなって、パターン表面の断面形状が平坦でなくなった
り、パターンの印刷形状が低下したり、ブラックマトリ
ックスの硬度が低下したりするおそれがある。このた
め、ブラックマトリックスの遮光性や電気特性だけでな
く、印刷形状や硬度をより一層向上させるために、カー
ボンブラックやペリレン系黒色顔料の配合量をより一層
少なくすることが求められている。
【0008】そこで、本発明の主たる目的は、ブラック
マトリックスに要求される諸特性を維持させつつ、カー
ボンブラックおよびペリレン系黒色顔料の配合量を少な
くすることが可能なブラックマトリックス用インキを提
供することである。本発明の他の目的は、優れた遮光
性、電気特性および印刷形状と充分な硬度とを有するブ
ラックマトリックスを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、樹脂、揮発分
が5%以上のカーボンブラック、ペリレン系黒色顔料お
よび酸化チタンを含有し、酸化チタンの含有量が樹脂1
00重量部に対して5〜50重量部であるブラックマト
リックス用インキを用いたときは、カーボンブラックお
よびペリレン系黒色顔料の配合量を少なくしても、遮光
性および電気特性が優れたブラックマトリックスを形成
でき、その結果、優れた印刷形状を実現し、かつ充分な
硬度を有するブラックマトリックスを形成できるという
新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】前記酸化チタンは、屈折率が非常に大き
く、隠蔽力が高いために、少ない添加量で遮光性を充分
に向上させることができる。本発明のブラックマトリッ
クス用インキにおいては、充分に優れた遮光性を得る上
で、揮発分が5%以上のカーボンブラックの含有量が樹
脂100重量部に対して10〜30重量部で、ペリレン
系黒色顔料の含有量が樹脂100重量部に対して30〜
100重量部であるのが好ましい。
【0011】また、前記カーボンブラックとしては、イ
ンキ中でのカーボンブラックの分散性とブラックマトリ
ックスの遮光性を高める上で、チャンネルブラックを用
いるのが好ましい。一方、本発明のブラックマトリック
スは、揮発分が5%以上のカーボンブラック、ペリレン
系黒色顔料および酸化チタンを含有し、光学濃度が2.
5以上で、体積固有抵抗が1×106 Ω・cm以上であ
ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のブラックマトリッ
クス用インキについて詳細に説明する。本発明のブラッ
クマトリックス用インキに用いられる酸化チタンとして
は、ルチル型、アナターゼ型等のいずれの結晶系のもの
であってもよいが、隠蔽性に優れたルチル型のものを用
いるのが、ブラックマトリックスの遮光性を向上させる
という観点から好ましい。また、酸化チタンの製造方法
には硫酸法と塩素法とがあるが、本発明においては特に
限定されない。
【0013】また、酸化チタンの粒径も特に限定されな
いが、隠蔽性の観点から、平均粒径で1μm以下、好ま
しくは0.05〜0.5μmのものが好適に用いられ
る。なお、酸化チタンの粒径が、例えば1μmを超える
ような極端に大きなものであるときは、ブラックマトリ
ックスの表面に突起が生じたりして、カラーフィルタに
異物欠点が生じるなどのおそれがあるため好ましくな
い。
【0014】本発明に使用可能な酸化チタンとしては、
例えば石原産業(株)の登録商標「タイペーク」の型番
R820、R830、R930、R950、R970、
R550、R630、R680、R670、R580、
R850、R855、A100、A220、W10(以
上、硫酸法による製品)、CR50、CR50−2、C
R57、CR80、CR90、CR93、CR95、C
R97、CR60、CR60−2、CR63、CR6
7、CR58、CR58−2、CR85(以上、塩素法
による製品);帝国化工(株)製の型番MT100S、
MT100T、MT150W、MT500B、MT60
0B、MT100F;チタン工業(株)製の型番KR3
10、KR380、KR460、KR480、KR27
0等があげられる。
【0015】本発明のブラックマトリックス用インキに
おいて、酸化チタンの配合量は、樹脂100重量部に対
して5〜50重量部、好ましくは10〜40重量部、よ
り好ましくは15〜25重量部である。酸化チタンの配
合量が5重量部を下回るときは、充分な遮光性を得るた
めに、カーボンブラックやペリレン系黒色顔料を多量に
配合する必要が生じる。このため、ブラックマトリック
スの電気抵抗が低下したり、インキが粉っぽくなったり
するという問題が生じる。
【0016】逆に、酸化チタンの配合量が50重量部を
超えると、ペリレン系黒色顔料を大量に配合したときと
同様に、インキが粉っぽくなって、印刷形状が低下する
という問題が生じる。また、酸化チタンはほぼ白色の顔
料であるため、酸化チタンの配合量が上記範囲を超える
とブラックマトリックスの反射率が高くなり、好ましく
ない。
【0017】本発明のブラックマトリックス用インキに
用いられるカーボンブラックは、揮発分が5%以上、好
ましくは5〜25%のものである。揮発分が5%を下回
るカーボンブラックは電気抵抗値が小さく、その結果、
ブラックマトリックスの電気特性が低下するために好ま
しくない。なお、本発明において、揮発分は大きいほど
好ましいが、25%を超えるものを製造するのは技術的
に困難である。
【0018】カーボンブラックの揮発分とは、JIS
K 6221−6.4.1 に規定のように、カーボンブラッ
クを950℃で7分間加熱したときに、揮発によって減
少した質量(主に、カーボンブラックの表面に存在する
水酸基、カルボニル基、カルボキシル基等の官能基が揮
発した量)の割合を示すものである。この揮発分の値に
よってカーボンブラックの電気抵抗の大小を推測でき、
カーボンブラックの揮発分が大きいほど電気抵抗が大き
いことを示している。
【0019】カーボンブラックの揮発分を5%以上とす
るには、カーボンブラックの表面に酸化処理を施せばよ
い。酸化処理を施すことにより、カーボンブラックの表
面に水酸基やカルボキシル基等の官能基が生成し、その
結果、カーボンブラック粒子の接触抵抗が上昇して、電
気抵抗が高くなると推測される。本発明に用いられるカ
ーボンブラックの粒径は、一次粒子径で15〜30nm
の範囲であるのが好ましい。一次粒子径が上記範囲を超
えると、インキ中でのカーボンブラックの分散状態が極
めて悪くなり、ブラックマトリックスの表面に突起が生
じたりするおそれがある。一方、一次粒子径が上記範囲
を下回ると、導電性が高くなるおそれがある。
【0020】カーボンブラックはチャンネルブラックや
ファーネスブラックのように、製造方法によって大きく
2つに分けられるが、本発明には、粒子径の均一性、樹
脂への分散性、光学濃度等の観点から、チャンネル法で
製造されたチャンネルブラックが好適に用いられる。本
発明のブラックマトリックス用インキにおいて、カーボ
ンブラックの配合量は、樹脂100重量部に対して10
〜30重量部、好ましくは15〜25重量部である。カ
ーボンブラックの配合量が10重量部を下回るときは、
酸化チタンやペリレン系黒色顔料を所定量配合しても、
充分な光学濃度を有するブラックマトリックスを形成で
きなくなる。また、充分な光学濃度を得るには酸化チタ
ンやペリレン系黒色顔料を大量に配合する必要が生じる
ため、電気特性や印刷形状の観点から好ましくない。逆
に、カーボンブラックの配合量が30重量部を超える
と、ブラックマトリックスの体積固有抵抗が低下する。
【0021】本発明のブラックマトリックス用インキに
用いられるペリレン系黒色顔料としては、例えばC.
I.ピグメントブラック32等があげられ、より具体的
には、例えばBASF社製の「Paliogen Bl
ack S0084」(ペリレン系赤紫顔料に緑色の発
色基をつけたもので、透過光では緑色のかかった黒色に
見える顔料)等があげられる。
【0022】上記ペリレン系黒色顔料の粒径は、一次粒
子径で15〜30nmの範囲であるのが好ましい。一次
粒子径が上記範囲を超えると、インキ中でのペリレン系
黒色顔料の分散状態が極めて悪くなり、ブラックマトリ
ックスの表面に突起が生じたりするおそれがある。一
方、一次粒子径が上記範囲を下回ると、インキを混練す
る際あるいは硬化させる際に顔料が再凝集しやすくなる
というおそれがある。
【0023】本発明のブラックマトリックス用インキに
おいて、ペリレン系黒色顔料の配合量は、樹脂100重
量部に対して30〜100重量部、好ましくは60〜9
0重量部である。ペリレン系黒色顔料の配合量が30重
量部を下回ると、酸化チタンやカーボンブラックを所定
量配合しても、充分な光学濃度を有するブラックマトリ
ックスを形成できなくなる。また、充分な光学濃度を得
るには、酸化チタンやカーボンブラックを大量に配合す
る必要が生じるため、電気特性や印刷形状の観点から好
ましくない。逆に、ペリレン系黒色顔料の配合量が10
0重量部を超えると、インキ中の樹脂成分の割合が少な
くなり、ブラックマトリックスの硬度が低下するために
好ましくない。
【0024】本発明に用いられる樹脂としては、印刷適
性が優れていることとともに、液晶カラーフィルタの製
造工程における熱処理に耐え得るもの、具体的には25
0℃で1時間の加熱処理に耐え得るものであればよい。
かかる樹脂としては、例えばポリエステル−メラミン樹
脂、エポキシ−メラミン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、ポリエステル−エポキシ−メラミン樹脂等が使用
可能である。これらの樹脂は単独でまたは2種以上を混
合して使用される。上記樹脂中には、樹脂の硬化速度を
調整することを目的として、酸触媒等を適宜配合しても
よい。
【0025】本発明のブラックマトリックス用インキ
は、上記のカーボンブラック、ペリレン系黒色顔料、樹
脂および必要に応じて溶剤等を所定量混合した後、3本
ロール等を用いて混練することによって得られる。その
際、あらかじめプラネタリーミキサー等で充分に混合し
ておくのが好ましい。本発明のブラックマトリックス用
インキの粘度は、通常10〜30,000ポアズ
(P)、好ましくは500〜10,000Pの範囲に設
定するのが適当である。インキの粘度が上記範囲から外
れると、インキの印刷適性が著しく悪化するために好ま
しくない。
【0026】ブラックマトリックス用インキの粘度は、
例えば溶剤の配合量によって調整できる。本発明に使用
可能な溶剤としては、例えばn−ブチルアルコール、シ
クロヘキシルアルコール、2−メチルシクロヘキシルア
ルコール、オクチルアルコール、オレイルアルコール、
デシルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシルア
ルコール、ペンタデシルアルコール等の炭素数が4〜1
5のアルコール;メチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、ブチルカルビトール(ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル)、セロソルブアセテート、ブチルセロソ
ルブアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカル
ビトールアセテート等のアルキルエーテルまたはこれら
と酢酸等とのエステル;トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン
等のケトン等があげられるが、これらに限定されるもの
ではなく、印刷適性(インキの転移性)や作業性等を考
慮して適宜選択すればよい。高級アルコールを使用する
場合には、インキの乾燥性や流動性を考慮して、乾燥速
度の速いブチルカルビトール、ブチルセロソルブ等を併
用してもよい。
【0027】溶剤の配合量は、インキの粘度のほか、使
用する樹脂等の成分の溶解性または分散性、作業性、印
刷適性等を考慮して適宜設定すればよく、通常、インキ
の総量に対して、10〜60重量%、好ましくは20〜
40重量%の割合で設定される。次に、本発明のブラッ
クマトリックスについて説明する。
【0028】本発明のブラックマトリックスは、前述の
ように、揮発分が5%以上のカーボンブラック、ペリレ
ン系黒色顔料および酸化チタンを含有するものであっ
て、光学濃度が2.5以上で、体積固有抵抗が1×10
6 Ω・cm以上である。ブラックマトリックスの膜厚は
薄いことが好ましい。しかし、ブラックマトリックスの
厚さは光学濃度(OD値)とのバランスによって決定さ
れるものであって、充分なOD値を得るために所定の厚
み(例えば、0.5μm以上)が必要となる。一方、
R,G,Bのカラーフィルタ層の膜厚は1〜1.3μm
程度であって、ブラックマトリックスの膜厚がこの範囲
を超えると、カラーフィルタに突起が生じるため好まし
くない。従って、ブラックマトリックスの膜厚は、イン
キを硬化させた後の厚みで1.3μm以下、好ましくは
0.5〜1.0μmであるのが適当である。
【0029】ブラックマトリックスの線幅は、通常10
〜40μmであるのが適当である。なお、線幅が細いほ
ど液晶パネルの開口率が高くなるために好ましいが、液
晶パネルにおける対向電極との合わせ精度等を考慮する
と、上記範囲の中でも15〜25μm程度であるの好ま
しい。かかるブラックマトリックスは、本発明のブラッ
クマトリックス用インキを用いて製造したものである。
【0030】本発明のブラックマトリックス用インキを
印刷した後、加熱硬化させると、ポリエステル−メラミ
ン樹脂の体積および重量が反応により減少し、かつ溶剤
分の重量も揮発により減少する。従って、本発明のブラ
ックマトリックス中における酸化チタン、カーボンブラ
ックおよびペリレン系黒色顔料の配合量は、特に限定さ
れないものの、本発明のブラックマトリックス用インキ
からポリエステル−メラミン樹脂および溶剤の減量分を
差し引いた上で計算よって求められる範囲にあるのが好
ましい。
【0031】本発明のブラックマトリックスを製造する
には、優れた印刷形状を得るという観点から、凹版オフ
セット印刷法を用いるのが好ましい。すなわち、凹版の
凹部に本発明のブラックマトリックス用インキを充填し
た後、このインキを凹版凹部からブランケットの表面に
転移し、さらにブランケットから透明基板の表面に転移
することにより、透明基板上にブラックマトリックスの
パターンを印刷形成する方法を用いるのが好ましい。
【0032】上記印刷に用いられる凹版は、その表面
に、ブラックマトリックスの形状に応じた凹部が形成さ
れたものである。凹部の深さは、ブラックマトリックス
の膜厚に応じて調整すればよい。凹版の基板には、従来
公知のものが使用できるが、なかでもソーダライムガラ
ス、ノンアルカリガラス等のガラス板を用いるのが好ま
しい。また、印刷形状が優れたブラックマトリックスを
形成するために、凹版表面のインキ離型性が優れたもの
が好ましい。
【0033】ブランケットとしては、印刷形状が優れた
ブラックマトリックスを形成するために、表面ゴム層が
シリコーンゴムからなるものを用いるのが好ましい。ま
た、表面ゴム層は表面が平坦であるほど好ましく、具体
的には、表面粗さ(十点平均粗さ)が0.5μm以下、
好ましくは0.3μm以下のものが適当である。また、
表面ゴム層の硬度はJIS−Aで20〜80度、好まし
くは40〜60度であるのが適当である。
【0034】液晶カラーフィルタの透明基板には、例え
ばノンアルカリガラス、ソーダライムガラス、低アルカ
リガラス等のガラス基板や、ポリエーテル、ポリスルホ
ン、ポリアクリレート、ポリアリレート等のフィルムが
用いられる。ブラックマトリックスは、透明基板上にブ
ラックマトリックス用インキを印刷した後、このインキ
を加熱して硬化させることによって得られる。インキの
硬化は、通常80〜300℃で10〜240分間、好ま
しくは150〜250℃で80〜180分間加熱して行
えばよい。
【0035】
【実施例】以下、実施例および比較例をあげて本発明を
説明する。 実施例1〜9 (ブラックマトリックス用インキの作製)ポリエステル
−メラミン樹脂100重量部に対し、揮発分10%のカ
ーボンブラック(チャンネルブラック、デグッサ社製の
スペシャルブラック4)、ペリレン系黒色顔料(BAS
F社製のPaliogen Black S0084)、酸化チタン
(石原産業(株)の型番R820、前出)および溶剤
(酢酸ブチルカルビトール)を下記の表1に示す割合で
混合した。
【0036】次いで、チャンネルブラックの二次粒子径
が0.1μm以下になるまで3本ロールで攪拌して、ブ
ラックマトリックス用インキを得た。 (ブラックマトリックスの作製)上記実施例のブラック
マトリックス用インキをソーダライムガラス製の透明基
板上に印刷し、250℃で1時間加熱して、硬化後の厚
みが1.0μmのブラックマトリックスを形成した。な
お、印刷は、深さ3.0μmの凹部を有するソーダライ
ムガラス製の凹版と、表面印刷層がシリコーンゴムから
なるブランケットとを用いて、通常の平台印刷機にて行
った。
【0037】(光学濃度の測定)上記の印刷によって得
られたブラックマトリックスの光透過率Tを、オリンパ
ス(株)製の顕微分光計「OPS−SP−100」を用
いて測定し(測定波長550nm)、次式: OD値=log(1/T) により光学濃度(OD値)を求めた。次いで、この値
を、ブラックマトリックスの厚みが1.3μmのときの
OD値に換算した。なお、前記OD値は、ブラックマト
リックスの厚みとOD値とが比例関係にあるものとした
上で、OD値が0.5、1.0および1.5であるとき
のブラックマトリックスの厚みを測定し、この3点のデ
ータから近似計算により求めた。
【0038】(体積固有抵抗の測定)ブラックマトリッ
クスの体積固有抵抗R(Ω・cm)を、アドバンテスト
社のウルトラハイレジスタンスメーターR8340Aを
用いて、印加電圧100Vで測定し、その対数値log
Rを求めた。 (鉛筆硬度の測定)ブラックマトリックスの硬度を、J
IS K 5400に記載の「鉛筆引っかき値」の方法
(機械法)に従って求めた。
【0039】(印刷形状の評価)ブラックマトリックス
の印刷形状をレーザー顕微鏡(レーザーテック社製の
「1LM21」)にて観察し、以下の基準にて評価し
た。 〇:印刷方向の縦・横ともに直線性に優れており、かつ
表面の平坦性に優れたパターンを形成できた。
【0040】×:パターンの直線性および表面の平坦性
がいずれも不十分であった。以上の結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】比較例1〜11 (ブラックマトリックス用インキの作製)ポリエステル
−メラミン樹脂100重量部に対し、揮発分3%のカー
ボンブラック(チャンネルブラック、デグッサ社製のス
ペシャルブラック550)、揮発分10%のカーボンブ
ラック(チャンネルブラック、前出のスペシャルブラッ
ク4)、ペリレン系黒色顔料(前出のS0084)、酸
化チタン(前出のR820)および溶剤(酢酸ブチルカ
ルビトール)を下記の表2に示す割合で混合した。
【0043】次いで、チャンネルブラックの二次粒子径
が0.1μm以下になるまで3本ロールで攪拌して、ブ
ラックマトリックス用インキを得た。 (ブラックマトリックスの作製)上記比較例のブラック
マトリックス用インキを用いて、前述の実施例1〜9と
同様にしてブラックマトリックスを形成した。
【0044】上記ブラックマトリックスの光学濃度(O
D値)、体積固有抵抗R(Ω・cm)および鉛筆硬度を
実施例1〜9と同様にして測定した。その結果を表2に
示す。
【0045】
【表2】
【0046】上記表1に示すように、実施例1〜9のブ
ラックマトリックス用インキを用いて形成したブラック
マトリックスは、いずれも膜厚が1.3μmのときの光
学濃度(OD値)が2.5以上で、体積固有抵抗Rが1
×106 Ω・cm以上(すなわち、log Rが6以
上)であることから、遮光性および電気特性が優れてい
ることがわかる。また、ブラックマトリックスの鉛筆硬
度はいずれも4H以上で、実用上充分な硬度を有してい
る。印刷形状についても、いずれの実施例も良好であっ
た。
【0047】一方、表2に示すように、比較例1〜6の
ブラックマトリックス用インキは、顔料としてカーボン
ブラックのみを用いているため、遮光性と電気特性とを
両立することができなかった。比較例7のインキは、カ
ーボンブラック、ペリレン系黒色顔料および酸化チタン
の配合量が実施例1と同じであるものの、使用したカー
ボンブラックの揮発分が低いため、体積抵抗が低く、電
気特性が低下した。
【0048】比較例8〜9のインキは、顔料として酸化
チタンを含有していないため、比較例1〜6と同様に、
遮光性と電気特性とを両立することができなかった。一
方、比較例10のように、ペリレン系黒色顔料を多量に
配合すれば、遮光性と電気特性とを両立できるものの、
この場合には、ブラックマトリクスの硬度および印刷形
状が不十分であった。
【0049】また、比較例11のインキは、酸化チタン
の含有量が多過ぎるため、遮光性と電気特性とを両立で
きたものの、比較例10と同様に、硬度や印刷形状が低
下するという問題が生じた。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のブラック
マトリックス用インキによれば、優れた遮光性、電気特
性および印刷形状と、充分な硬度とを有するブラックマ
トリックスを形成することができる。従って、本発明の
ブラックマトリックス用インキおよびこれを用いて得ら
れたブラックマトリックスは、STN方式やMIM方式
等の種々の液晶パネルに好適に使用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂、揮発分が5%以上のカーボンブラッ
    ク、ペリレン系黒色顔料および酸化チタンを含有し、酸
    化チタンの含有量が樹脂100重量部に対して5〜50
    重量部であることを特徴とするブラックマトリックス用
    インキ。
  2. 【請求項2】前記カーボンブラックの含有量が樹脂10
    0重量部に対して10〜30重量部で、ペリレン系黒色
    顔料の含有量が樹脂100重量部に対して30〜100
    重量部である請求項1記載のブラックマトリックス用イ
    ンキ。
  3. 【請求項3】前記カーボンブラックがチャンネルブラッ
    クである請求項1または2記載のブラックマトリックス
    用インキ。
  4. 【請求項4】揮発分が5%以上のカーボンブラック、ペ
    リレン系黒色顔料および酸化チタンを含有し、光学濃度
    が2.5以上で、体積固有抵抗が1×106 Ω・cm以
    上であることを特徴とするブラックマトリックス。
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