JPH10264607A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

Info

Publication number
JPH10264607A
JPH10264607A JP9070158A JP7015897A JPH10264607A JP H10264607 A JPH10264607 A JP H10264607A JP 9070158 A JP9070158 A JP 9070158A JP 7015897 A JP7015897 A JP 7015897A JP H10264607 A JPH10264607 A JP H10264607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
layer
finishing
thermoplastic resin
finishing layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9070158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3953135B2 (ja
Inventor
Tei Higuchi
樋口  禎
Yoshiaki Hashimura
嘉章 橋村
Zenichirou Shinoda
全一郎 信田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP07015897A priority Critical patent/JP3953135B2/ja
Priority to KR1019980700270A priority patent/KR19990028968A/ko
Priority to PCT/JP1997/001568 priority patent/WO1997043136A1/ja
Priority to EP97920944A priority patent/EP0842793A1/en
Publication of JPH10264607A publication Critical patent/JPH10264607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3953135B2 publication Critical patent/JP3953135B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐空気漏れ性や転がり抵抗を損うことなく、
加硫後のフィルムの剥離を防止した、生産性が良好で軽
量の空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 空気透過防止層に、空気透過係数が25
×10-12 [cc・cm/cm 2 ・sec ・cmHg]以下の熱可塑
性樹脂もしくは熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレン
ドよりなる熱可塑性エラストマー組成物のフィルムを用
い、かつビード部においてカーカス層とフィニッシング
層の間にフィルムが挟まる構造を有する空気入りタイヤ
において、少なくともカーカス層とフィニッシング層に
挟まれるフィルムの一部が切り欠かれ、フィニッシング
層とカーカス層が直接接着する部分を有するか、又はフ
ィニッシング層とフィルムのラップ量が10mm以下であ
る空気入りタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂を主
成分とする樹脂フィルムを空気透過防止層として有する
空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、空気透過防止層
に、空気透過係数が25×10-12 [cc・cm/cm2 ・se
c ・cmHg]以下の熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性樹脂と
エラストマーとのブレンドよりなる熱可塑性エラストマ
ー組成物のフィルムを用い、かつビード部においてカー
カス層とフィニッシング層の間にフィルムが挟まる構造
を有する、耐空気漏れ性や転がり抵抗を損うことなく、
加硫後のフィニッシング層とカーカス層の間のフィルム
層での剥離を防止した、生産性が良好で軽量の空気入り
タイヤに関する。
【0002】空気入りタイヤは、図1に示されるよう
に、一般に、左右一対のビードコア10,10間にカー
カス層11が装架され、トレッド部12においては2層
のベルト層13,13がタイヤ1周に亘って配置されて
いる。タイヤ内壁面には、熱可塑性樹脂を主成分とする
樹脂フィルムが内貼りされてカーカス層11の内面を実
質的に覆う空気透過防止層14が形成されている。
【0003】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤの内面には空気漏
れを防止してタイヤ空気圧を一定に保つために、ハロゲ
ン化ブチルゴムなどの低気体透過性ゴムからなるインナ
ーライナー層(空気透過防止層)が設けられている。し
かしながら、ハロゲン化ブチルゴムをタイヤの空気透過
防止材料として用いた場合、これを直接カーカスに貼り
付けるとブチルゴムがカーカスコードの間隙にくい込ん
で転がり抵抗が悪化するという問題があった。このた
め、タイゴムを間に挿入しているが、層全体の厚さが1
mm以上となるために質量が増大していた。このためハロ
ゲン化ブチルゴムに比較して、空気透過性の低いフィル
ムを用いて厚さを薄くし、軽量化することが考えられて
いる(特願平8−119198号出願など参照)。
【0004】しかしながら、例えば図2に示すように、
ビードコア部10においてカーカス層11とフィニッシ
ング層15の間に空気透過防止層(フィルム)14が挟
まる構造を取った場合には、加硫時の熱により、フィル
ム層14からガスが発生し、フィルムはゴムと比較して
融点が低く、高温での強度が得られないため、図3
(a)及び図3(b)に示すように、加硫直後にフィニ
ッシング層15とカーカス層11の間のフィルム層14
で剥離したり、フィルム層14が破壊してしまうという
製造上の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、耐
空気漏れ性や転がり抵抗を損うことなく、加硫後のフィ
ニッシング層とカーカス層の間のフィルム層での剥離を
防止した、生産性が良好で軽量の空気入りタイヤを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、空気透
過防止層に、空気透過係数が25×10-12 [cc・cm/
cm2 ・sec ・cmHg]以下の熱可塑性樹脂もしくは熱可塑
性樹脂とエラストマーとのブレンドよりなる熱可塑性エ
ラストマー組成物のフィルムを用い、かつビード部にお
いてカーカス層とフィニッシング層の間にフィルムが挟
まる構造を有する空気入りタイヤにおいて、少なくとも
カーカス層とフィニッシング層に挟まれるフィルムの一
部が切り欠かれ、フィニッシング層とカーカス層が直接
接着する部分を有する空気入りタイヤが提供される。
【0007】本発明に従えば、空気透過防止層に、空気
透過係数が25×10-12 [cc・cm/cm2 ・sec ・cmH
g]以下の熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性樹脂とエラス
トマーとのブレンドよりなる熱可塑性エラストマー組成
物のフィルムを用い、かつビード部においてカーカス層
とフィニッシング層の間にフィルムが挟まる構造を有す
る空気入りタイヤにおいて、フィニッシング層とフィル
ムのラップ量が10mm以下である空気入りタイヤが提供
される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第一の態様において、前
記ビード部において、カーカス層とフィニッシング層に
挟まれるフィルム部分に「切り欠き」等を設けることに
よってカーカス層とフィニッシング層が直接接着する部
分を設け、この部分でカーカス層とフィニッシング層を
強固に接着させることによりフィルム層の剥離を効果的
に防止することができる。
【0009】本発明の第二の態様では、カーカス層とフ
ィニッシング層の間にフィルムが挟まる構造を有する空
気入りタイヤにおいて、前記ビード部において、フィニ
ッシング層とフィルム層とのラップ量を10mm以下とす
ることによって、フィルム層の剥離を効果的に防止する
ことができる。
【0010】図4及び図5(a)、(b)に示すよう
に、本発明の第一の態様におけるフィニッシング層とカ
ーカス層間のフィルムの切り欠き16は、少なくとも針
刺し(プリッキング)による切り欠き16が施されてい
れば、フィニッシング層は剥がれないが、フィニッシン
グ層とフィルムが重なる面積に対し、単位面積当りの平
均の切り欠き率が少なくとも5%以上であれば、剥離が
抑えられるので好ましく、30%以上であると更に好ま
しい。この切り欠き率が逆に80%を越えると、成形は
可能であるものの、フィルムに「こし」がなくなること
により成形機のガイド機構が正常に働かなくなり、セン
タリングができにくくなくなるので、フィルムの単位面
積当りの平均の切り欠き率は80%以下であることが望
ましい。
【0011】フィニッシング層とカーカス層の接着性を
考慮すると、切り欠き部16は均一に施してもよく、ま
た、図5(a)、(b)に示すように偏在させてもよ
い。この切り欠き16はフィニッシング層とカーカス層
に挟まれた領域に存在する方が望ましいが、図6
(a)、(b)及び(c)に示すように、切り欠き16
がフィニッシング層と重なる領域17より上部にあって
もよい(はみ出ても良い)。また切り欠き16がはみ出
す場合には、はみ出した切り欠き部の面積がタイヤ内表
面積に対し15%以内であれば、耐空気漏れ性に問題は
ないが、15%を越えると耐空気漏れ性が低下するおそ
れがあるので好ましくない。図7(a)〜(b)に示す
ように、フィルムの切り欠きの形状は、針刺し(プリッ
キング)18、任意形状の穴19、その他の切り欠き2
0などの種々の形状のものが挙げられ、特に限定はな
い。
【0012】更に図8(a)及び(b)に示すように、
フィニッシング層15とフィルム14のラップ量が少な
い構造としても良い。この時、フィニッシング層15と
フィルム14のラップ量が10mm以下であれば、発生ガ
スがフィニッシング層上端より逃げやすくなる上、発生
ガスの絶対量も少なくなるので有効であり、フィニッシ
ング層15とフィルム14のラップ量が5mm以下であれ
ば更に望ましい。なお、フィニッシング層15とフィル
ム14のラップ量が10mm以下で、フィルム14に切り
欠きが施されていてもよい。ラップ量を少なくする構造
としては、図8(a)のAで示すようにフィルム14の
幅をせまくしてもよいし、図8(b)のBで示すように
フィニッシング層15の立上り高さを低くしてもよい。
【0013】また、本発明で用いる空気透過防止層フィ
ルム14を構成する熱可塑性樹脂は、空気透過係数が2
5×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下、好ましく
は5×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下のもので
ある。空気透過係数が25×10-12 cc・cm/cm2 ・se
c ・cmHgを越えると、タイヤ空気圧を保持するため空気
透過防止層の厚さを厚くしなければならず、タイヤの軽
量化の目的に反することになる。また、フィルムのヤン
グ率には特に限定はないが、タイヤ成形時のシワなどの
発生や耐久性を考慮すると1〜500MPa であるのが好
ましい。
【0014】この熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ
アミド系樹脂(例えば、ナイロン6(N6)、ナイロン
66(N66)、ナイロン46(N46)、ナイロン1
1(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン61
0(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロ
ン6/66共重合体(N6/66)、ナイロン6/66
/610共重合体(N6/66/610)、ナイロンM
XD6(MXD6)、ナイロン6T、ナイロン6/6T
共重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66
/PPS共重合体)、及びそれらのN−アルコキシアル
キル化物、例えば6−ナイロンのメトキシメチル化物、
6−610−ナイロンのメトキシメチル化物、612−
ナイロンのメトキシメチル化物、ポリエステル系樹脂
(例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイ
ソフタレート(PE10)、PET/PEI共重合体、
ポリアリレート(PAR)、ポリブチレンナフタレート
(PBN)、液晶ポリエステル、ポリオキシアルキレン
ジイミド酸/ポリブチレートテレフタレート共重合体な
どの芳香族ポリエステル)、ポリニトリル系樹脂(例え
ば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメタクリロ
ニトリル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(A
S)、メタクリロニトリル/スチレン共重合体、メタク
リロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体)、ポリ
メタクリレート系樹脂(例えば、ポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル)、ポリビニ
ル系樹脂(例えば、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール
(PVA)、ビニルアルコール/エチレン共重合体(E
VOH)、ポリ塩化ビニリデン(PDVC)、ポリ塩化
ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニリデン/メチルアクリレート共重合体、塩
化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体)、セルロー
ス系樹脂(例えば、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロー
ス)、フッ素系樹脂(例えば、ポリフッ素化ビニリデン
(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリクロ
ルフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフロロエチ
レン/エチレン共重合体)、イミド系樹脂(例えば、芳
香族ポリイミド(PI)などを挙げることができ、2種
以上であってもよい。
【0015】また、本発明に用いられる熱可塑性樹脂フ
ィルムとしては、上記の熱可塑性樹脂にエラストマーを
ブレンドしたフィルムでも良い。前記熱可塑性樹脂とブ
レンドすることができるエラストマー成分としては、熱
可塑性樹脂成分とブレンドした状態で組成物をなし、結
果として上記空気透過係数及びヤング率を有するもので
あれば、その種類及び量は特に限定されない。
【0016】この熱可塑性樹脂とブレンドするエラスト
マーとしては、例えば、ジエン系ゴム及びその水添物
(例えば、NR,IR、エポキシ化天然ゴム、SBR,
BR(高シスBR及び低シスBR)、NBR、水素化N
BR、水素化SBR)、オレフィン系ゴム(例えば、エ
チレンプロピレンゴム(EPDM,EPM)、マレイン
酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)、II
R、イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー
共重合体)、アクリルゴム(ACM)、アイオノマー、
含ハロゲンゴム(例えば、Br−IIR,CI−II
R、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化
物(Br−IPMS)、CR、ヒドリンゴム(CHR・
CHC)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、
塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポ
リエチレン(M−CM))、シリコンゴム(例えば、メ
チルビニルシリコンゴム、ジメチルシリコンゴム、メチ
ルフェニルビニルシリコンゴム)、含イオウゴム(例え
ば、ポリスルフィドゴム)、フッ素ゴム(例えば、ビニ
リデンフルオライド系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系
ゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン系ゴム、含
フッ素シリコン系ゴム、含フッ素ホスファゼン系ゴ
ム)、熱可塑性エラストマー(例えば、スチレン系エラ
ストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラ
ストマー、ウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラ
ストマー)などを挙げることができ、2種以上であって
もよい。
【0017】前記した特定の熱可塑性樹脂とエラストマ
ー成分との相溶性が異なる場合は、第3成分として適当
な相溶化剤を添加するのが好ましい。系に相溶化剤を混
合することにより、熱可塑性樹脂とエラストマー成分と
の界面張力が低下し、その結果、分散層を形成している
ゴムの粒子が微細になることから両成分の特性はより有
効に発現されることになる。そのような相溶化剤として
は一般的に熱可塑性樹脂及びエラストマー成分の両方又
は片方の構造を有する共重合体、或いは熱可塑性樹脂又
はエラストマー成分と反応可能なエポキシ基、カルボニ
ル基、ハロゲン基、アミノ基、オキサゾリン基、水酸基
等を有した共重合の構造をとるものとすることができ
る。これらは混合される熱可塑性樹脂とエラストマー成
分の種類によって選定すれば良いが、通常使用されるも
のにはスチレン/エチレン・ブチレンブロック共重合体
(SEBS)及びそのマレイン酸変性物、EPDM:E
PDM/スチレン又EPDM/アクリロニトリルグラフ
ト共重合体及びそのマレイン酸変性物、スチレン/マレ
イン酸共重合体、反応性フェノキシン等を挙げることが
できる。かかる相溶化剤の配合量には特に限定はない
が、好ましくはポリマー成分(熱可塑性樹脂とエラスト
マー成分の総和)100重量部に対して、0.5〜10
重量部が良い。
【0018】熱可塑性樹脂とエラストマーとをブレンド
する場合の特定の熱可塑性樹脂(A)とエラストマー成
分(B)との組成比は、特に限定はなく、フィルムの厚
さ、耐空気透過性、柔軟性のバランスで適宜決めればよ
いが、好ましい範囲は重量比(A)/(B)で10/9
0〜90/10、更に好ましくは15/85〜90/1
0である。
【0019】本発明に係わるポリマー組成物(樹脂フィ
ルム30)は、上記必須ポリマー成分に加えて、本発明
のタイヤ用ポリマー組成物の必要特性を損なわない範囲
で前記した相溶化剤ポリマーなどの他のポリマーを混合
することができる。他ポリマーを混合する目的は、熱可
塑性樹脂とエラストマー成分との相溶性を改良するた
め、材料のフィルム成形加工性を良くするため、耐熱性
向上のため、コストダウンのため等であり、これに用い
られる材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、
ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、AB
S,SBS、ポリカーボネート(PC)等が挙げられ
る。また、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィ
ン共重合体、そのマレイン酸変性体、又はそのグリシジ
ル基導入体なども挙げることができる。本発明に係わる
ポリマー組成物には、更に一般的にポリマー配合物に配
合される充填剤、カーボンブラック、石英粉体、炭酸カ
ルシウム、アルミナ、酸化チタンなどを上記空気透過係
数(及びヤング率)の要件を損なわない限り任意に配合
することもできる。
【0020】また、前記エラストマー成分は熱可塑性樹
脂との混合の際、動的に加硫することもできる。動的に
加硫する場合の加硫剤、加硫助剤、加硫条件(温度、時
間)等は、添加するエラストマー成分の組成に応じて適
宜決定すればよく、特に限定されるものではない。加硫
剤としては、一般的なゴム加硫剤(架橋剤)を用いるこ
とができる。具体的には、イオン系加硫剤としては粉末
イオウ、沈降イオウ、高分散性イオウ、表面処理イオ
ウ、不溶性イオウ、ジモルフォリンジサルファイド、ア
ルキルフェノールジサルファイド等を例示でき、例え
ば、0.5〜4phr [ゴム成分(ポリマー)100重量
部あたりの重量部]程度用いることができる。
【0021】また、有機過酸化物系の加硫剤としては、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキ
サイド、2,4−ビクロロベンゾイルパーオキサイド、
2,Te−ジエチルジチオカーバメート、Cu−ジメチ
ルジチオカーバメート、Fe−ジメチルジチオカーバメ
ート、ピペコリンピペコリルジチオカーバメート等、チ
オウレア系加硫促進剤としては、エチレンチオウレア、
ジエチルチオウレア等を挙げることができる。
【0022】また、加硫促進助剤としては、一般的なゴ
ム用助剤を併せて用いることができ、例えば、亜鉛華
(5phr 程度)、ステアリン酸やオレイン酸及びこれら
のZn塩(2〜4phr 程度)等が使用できる。熱可塑性
エラストマー組成物の製造方法は、予め熱可塑性樹脂成
分とエラストマー成分(ゴムの場合は未加硫物)とを2
軸混練押出機等で溶融混練し、連続相(マトリックス
相)を形成する熱可塑性樹脂中にエラストマー成分を分
散相(ドメイン)として分散させることによる。エラス
トマー成分を加硫する場合には、混練下で加硫剤を添加
し、エラストマー成分を動的に加硫させてもよい。ま
た、熱可塑性樹脂またはエラストマー成分への各種配合
剤(加硫剤を除く)は、上記混練中に添加してもよい
が、混練の前に予め混合しておくことが好ましい。熱可
塑性樹脂とエラストマー成分の混練に使用する混練機と
しては、特に限定はなく、スクリュー押出機、ニーダ、
バンバリミキサー、2軸混練押出機等が使用できる。な
かでも熱可塑性樹脂とエラストマー成分の混練およびエ
ラストマー成分の動的加硫には、2軸混練押出機を使用
するのが好ましい。更に、2種類以上の混練機を使用
し、順次混練してもよい。溶融混練の条件として、温度
は熱可塑性樹脂が溶融する温度以上であればよい。ま
た、混練時の剪断速度は1000〜7500 sec-1であ
るのが好ましい。混練全体の時間は30秒から10分、
また加硫剤を添加した場合には、添加後の加硫時間は1
5秒から5分であるのが好ましい。上記方法で作製され
たポリマー組成物は、次に押出し成形またはカレンダー
成形によってシート状のフィルムに形成される。フィル
ム化の方法は、通常の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラ
ストマーをフィルム化する方法によればよい。
【0023】このようにして得られるフィルムは、熱可
塑性樹脂(A)のマトリックス中にエラストマー成分
(B)が分散相(ドメイン)として分散した構造をと
る。かかる状態の分散構造をとることにより、熱可塑の
加工が可能となり、かつベルト補強層としてのフィルム
に十分な柔軟性と連続相としての樹脂層の効果により十
分な剛性を併せ付与することができると共に、エラスト
マー成分の多少によらず、成形に際し、熱可塑性樹脂と
同等の成形加工性を得ることができるため、通常の樹脂
用成形機、即ち押出し成形、またはカレンダー成形によ
って、フィルム化することが可能となる。
【0024】フィルムと相対するゴム層との接着は、通
常のゴム系、フェノール樹脂系、アクリル共重合体系、
イソシアネート系等のポリマーと架橋剤を溶剤に溶かし
た接着剤をフィルムに塗布し、加硫成形時の熱と圧力に
より接着させる方法、または、スチレンブタジエンスチ
レン共重合体(SBS)、エチレンエチルアクリレート
(EEA)、スチレンエチレンブチレンブロック共重合
体(SEBS)等の接着用樹脂を熱可塑性フィルムと共
に共押出、或いはラミネートして多層フィルムを作製し
ておき、加硫時にゴム層と接着させる方法がある。溶剤
系接着剤としては、例えば、フェノール樹脂系(ケムロ
ック220・ロード社)、塩化ゴム系(ケムロック20
5、ケムロック234B)、イソシアネート系(ケムロ
ック402)等を例示することができる。
【0025】なお、本発明では、上記実施形態におい
て、2層のベルト層13を配置した例を示したが、それ
に限定されず、ベルト層を3層以上設けた複数のベルト
層を配置するものであっても好適に用いることができ
る。
【0026】
【実施例】以下、標準例、実施例及び比較例によって本
発明を更に説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例
に限定するものでないことは言うまでもない。
【0027】標準例、実施例1〜6及び比較例1〜3 下記の材料からなるフィルムを空気透過防止層としてタ
イヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41
/2−J)の本発明の第一の態様に従った実施例を含む
空気入りタイヤを製造した。得られた各タイヤについ
て、下記の方法により空気漏れ試験(圧力低下率)、フ
ィニッシング層の剥がれ及び成形時の生産性を評価し
た。結果を表Iに示す。なお、材料の部は全て重量部を
示す。
【0028】予め、SBR100部、カーボンブラック
HAF60部、ステアリン酸1部、石油系炭化水素樹脂
(エスコレッツ1102、エッソ)10部、パラフィン
オイル(マシン油22・昭和シェル)10部をゴム用バ
ンバリーで混練し、マスターバッチを作製しておいた。
次に、2軸混練機にて、ナイロン6(アミランCM10
41、東レ)50部と、上記マスターバッチ90.5部
を混練して、樹脂成分中にゴム成分を分散せしめた後、
ZnO1.5部、DM(ノクセラーDM、大内新興化
学)0.5部及び、イオウ0.3部を加え動的加硫して
ペレット化した。これをTダイにて、押出成形し、厚さ
0.1mmのフィルムを作製した。フィルムの空気透過係
数は、4.33×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHgで
ヤング率は91MPa であった。
【0029】フィルムの空気透過係数測定法:JIS
K7126「プラスチックフィルム及びシートの気体透
過度試験方法(A法)」に準じた。 試験片:各例で作成したフィルムサンプルを用いた。 試験気体:空気(N2 :O2 =8:2) 試験温度:30℃
【0030】空気漏れ試験法(圧力低下率):初期圧力
200kPa 、室温21℃、無負荷条件にて3ヵ月間放置
する。内圧の測定間隔は4日毎とし、測定圧力Pt、初
期圧力Po、経過日数tとして、次の式
【0031】
【数1】 に回帰してα値を求める。得られたαを用い、t=30
(日)を代入し、 β=[1−exp(−αt)]×100 を得る。βを1ヵ月当たりの圧力低下率(%/月)とす
る。
【0032】成形時の生産性(2レベルで表示) ×:成形可能であるが量産の実用性はない、○:成形に
問題はない
【0033】フィニッシングの剥がれ(3レベルで表
示) ×:完全に剥がれる、△:使用に耐えうるレベル、○:
接着している
【0034】評価結果を表Iに示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】標準例は従来のブチルライナー(空気透過
係数55×10-12 [cc・cm/cm2・sec ・cmHg])の
一般的な例を示し、ライナーゲージは空気透過防止層及
びタイゴムの両方で1.2mmである。比較例1は、フィ
ルムに切り欠きを施さないもので実用的な使用には耐え
ない結果を示した。
【0038】これに対し、実施例1は、針刺し(プリッ
キング)を施したもので、これでもフィニッシング層は
剥がれず、実用に耐え得るものであった。更に、実施例
2〜4はフィルム面積に対する切り欠き面積の比率を5
%、30%及び80%としたもので、この比率が5〜8
0%の時に良好な結果が得られることを示している。比
較例2は、切り欠き面積の比率を90%としたものであ
るが、ここまで大きくすると成形しにくくなり、量産に
耐え得ないものであった。
【0039】実施例5〜6は、切り欠きのはみ出し率が
15%以下の範囲であれば切り欠きがはみ出しても問題
のないことを示している。これに対し、比較例3に示さ
れるように、切り欠きのはみ出し率が15%を越える
と、空気透過率が悪化するので好ましくないことを示し
ている。
【0040】実施例7〜8及び比較例4 前記材料を用いたフィルムを空気透過防止層としたタイ
ヤサイズ:165SR13(リムサイズ:13×41/
2−J)の本発明の第二の態様に従った実施例を含む空
気入りタイヤを製造し、上と同様にして評価した。結果
を表IIに示す。実施例7及び8の結果から明らかなよう
に、フィニッシング層とフィルムのラップ量が10mm以
下であるとフィニッシング層の剥離が抑えられ、ラップ
量5mm以下であると更に望ましい。しかし、このラップ
量を15mmとすると、比較例4に示されるように、フィ
ニッシングが剥がれてしまう。
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従えば、
耐空気漏れ性能や転がり抵抗を損なうことなく、かつフ
ィニッシング層とカーカス層の間のフィルム層での剥離
を生ずることなく、生産性の良い軽量なタイヤを得るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気入りタイヤの一般的構造を示す図面であ
る。
【図2】従来のビード部の構造を示す図面である。
【図3】従来の図2に示すようなビード部が加硫時にフ
ィルムからガスが発生し、それによって層剥離が起こる
状態を示す図面である((a)図及び(b)図)。
【図4】本発明に係る空気透過防止層フィルムの切り欠
き部の構造とフィニッシング層との重なり領域を示す図
面である。
【図5】本発明に係る空気透過防止層フィルムの切り欠
き部の構造とフィニッシング層との重なり領域を示す他
の図面である。
【図6】本発明に係る空気透過防止層フィルムの切り欠
き部の構造とフィニッシング層との重なり領域を示す他
の図面で、この態様では切り欠きがフィニッシング層が
重なる領域よりはみ出している。
【図7】本発明に係る空気透過防止層フィルムの切り欠
き部の種々の形状を示す図面である。
【図8】本発明に係る空気透過防止層の第二の態様を示
す図面で、フィニッシング層とフィルムのラップ量が少
ない構造を有する。
【符号の説明】
10…ビードコア部 11…カーカス層 12…トレッド部 13…ベルト層 14…空気透過防止層(フィルム層) 15…フィニッシング層 16…切り欠き部 17…切り欠き部とフィニッシッグ層との重なり領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 30:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気透過防止層に、空気透過係数が25
    ×10-12 [cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg]以下の熱可塑
    性樹脂もしくは熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレン
    ドよりなる熱可塑性エラストマー組成物のフィルムを用
    い、かつビード部においてカーカス層とフィニッシング
    層の間にフィルムが挟まる構造を有する空気入りタイヤ
    において、少なくともカーカス層とフィニッシング層に
    挟まれるフィルムの一部が切り欠かれ、フィニッシング
    層とカーカス層が直接接着する部分を有する空気入りタ
    イヤ。
  2. 【請求項2】 フィニッシング層とカーカス層に挟まれ
    たフィルム面積の5%〜80%の面積でフィニッシング
    層とカーカス層に挟まれたフィルムが切り欠かれている
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 空気透過防止層に、空気透過係数が25
    ×10-12 [cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg]以下の熱可塑
    性樹脂もしくは熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレン
    ドよりなる熱可塑性エラストマー組成物のフィルムを用
    い、かつビード部においてカーカス層とフィニッシング
    層の間にフィルムが挟まる構造を有する空気入りタイヤ
    において、フィニッシング層とフィルムのラップ量が1
    0mm以下である空気入りタイヤ。
JP07015897A 1996-05-14 1997-03-24 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP3953135B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07015897A JP3953135B2 (ja) 1997-03-24 1997-03-24 空気入りタイヤ
KR1019980700270A KR19990028968A (ko) 1996-05-14 1997-05-09 공기 주입 타이어
PCT/JP1997/001568 WO1997043136A1 (fr) 1996-05-14 1997-05-09 Pneumatique
EP97920944A EP0842793A1 (en) 1996-05-14 1997-05-09 Pneumatic tyre

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07015897A JP3953135B2 (ja) 1997-03-24 1997-03-24 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10264607A true JPH10264607A (ja) 1998-10-06
JP3953135B2 JP3953135B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=13423488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07015897A Expired - Fee Related JP3953135B2 (ja) 1996-05-14 1997-03-24 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3953135B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003211557A (ja) * 2002-01-21 2003-07-29 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ
JP2006248439A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2007216961A (ja) * 2007-05-30 2007-08-30 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ用インナーライナー及び空気入りタイヤ
WO2007123220A1 (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 The Yokohama Rubber Co., Ltd. 低透過性ゴム積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2009132160A (ja) * 2009-03-13 2009-06-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤの製造方法
JP2010168033A (ja) * 2008-12-22 2010-08-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ及びその製造方法
KR101063972B1 (ko) * 2004-06-24 2011-09-14 코오롱인더스트리 주식회사 공기 타이어의 이너라이너
JP2011530449A (ja) * 2008-08-14 2011-12-22 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン スリット付き内側ライナを備えたチューブレスタイヤ及びその製造方法
JP5304248B2 (ja) * 2006-10-30 2013-10-02 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
WO2014103110A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2014125180A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
JP2014125120A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2014125179A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
JP2020006822A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
US11198153B2 (en) 2016-03-18 2021-12-14 Ppg Industries Ohio, Inc. Multi-layer coatings and methods of preparing the same
US11718764B2 (en) 2016-03-18 2023-08-08 Ppg Industries Ohio, Inc. Coating compositions, elastic barrier coatings formed therefrom, and methods of applying such coatings

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003211557A (ja) * 2002-01-21 2003-07-29 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ
KR101063972B1 (ko) * 2004-06-24 2011-09-14 코오롱인더스트리 주식회사 공기 타이어의 이너라이너
JP2006248439A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP4661280B2 (ja) * 2005-03-11 2011-03-30 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
WO2007123220A1 (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 The Yokohama Rubber Co., Ltd. 低透過性ゴム積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP5071383B2 (ja) * 2006-04-18 2012-11-14 横浜ゴム株式会社 低透過性ゴム積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP5304248B2 (ja) * 2006-10-30 2013-10-02 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2007216961A (ja) * 2007-05-30 2007-08-30 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ用インナーライナー及び空気入りタイヤ
JP2011530449A (ja) * 2008-08-14 2011-12-22 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン スリット付き内側ライナを備えたチューブレスタイヤ及びその製造方法
JP2010168033A (ja) * 2008-12-22 2010-08-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2009132160A (ja) * 2009-03-13 2009-06-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤの製造方法
WO2014103110A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2014125120A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ及びその製造方法
US9944133B2 (en) 2012-12-26 2018-04-17 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire and method of manufacturing the same
JP2014125180A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
JP2014125179A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
US11198153B2 (en) 2016-03-18 2021-12-14 Ppg Industries Ohio, Inc. Multi-layer coatings and methods of preparing the same
US11718764B2 (en) 2016-03-18 2023-08-08 Ppg Industries Ohio, Inc. Coating compositions, elastic barrier coatings formed therefrom, and methods of applying such coatings
JP2020006822A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3953135B2 (ja) 2007-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4275148B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP4952263B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4346666B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5304248B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JPWO2005007423A1 (ja) 耐久性の改良された空気入りタイヤ
KR100297536B1 (ko) 공기 주입 타이어 및 이의 제조방법
JPH11240108A (ja) 積層体およびこれを使用したタイヤ
JP3620928B2 (ja) 空気入りタイヤおよびその製造方法
JP4867175B2 (ja) 積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ
EP2143569A1 (en) Pneumatic tire and process for manufacturing the same
JP3953135B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2002080644A (ja) 加工性が改良された熱可塑性エラストマー組成物およびそれを用いたタイヤ
JP3126321B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH08216610A (ja) 空気入りタイヤ
JP3568324B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP3568322B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2009279826A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP3859338B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH1110779A (ja) ゴム/熱可塑性樹脂積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ、並びにこれらの製造方法
JPH1035221A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2010125890A (ja) 空気入りタイヤ
JPH09300921A (ja) 空気入りタイヤ
JP3678500B2 (ja) 空気入りタイヤおよびその製造方法
JP2006168447A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP3640467B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物およびそれを使用した空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140511

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees