JP2009279826A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性の低下や作業環境の悪化を伴うことなしに、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなるインナーライナー層を形成するようにした空気入りタイヤの製造方法を提供する。
【解決手段】未加硫タイヤ又は加硫後のタイヤの内面に平均粒子径が1mm以下の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体8を吹付けて付着させた後、タイヤ内面を加圧加熱して粉体8をタイヤの内面に熱融着させることによりインナーライナー層を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は空気入りタイヤの製造方法に関し、さらに詳しくは、熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー組成物からなるインナーライナー層を備えた空気入りタイヤを製造するに際して、熱可塑性樹脂などのフィルム成形工程を経ることなしに、均一かつ欠損のないインナーライナー層を形成するようにした空気入りタイヤの製造方法に関する。
空気入りタイヤのインナーライナー層として、従来のブチル系ゴム組成物を用いたものに代えて、ゴムよりも耐空気透過性に著しく優れた熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー組成物を使用するようにした空気入りタイヤが実用化されている。
しかし、熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー組成物をインナーライナー層として設けるには、これらの材料をあらかじめフィルム状に形成しておき、これを未加硫タイヤの内面に組み込む必要があるため、フィルム成形用の設備を必要とするうえに、薄膜のフィルムを扱う上での手間のかかる作業工程が多いために生産性が悪いという問題があった。
このような問題の対策の一環として、特定の高分子物質溶液やエマルジョンをタイヤ内面に散布又は塗布してインナーライナー層を形成するようにした提案がある(例えば、特許文献1、2参照)。しかし、これらの提案では、塗布した溶液やエマルジョンから飛散する有機溶剤により作業環境が悪化するという問題がある。したがって、作業環境の悪化を防ぐために、飛散した有機溶剤を除去するための設備やこれに伴う新たな工程が必要になることから、経済性や生産性を著しく低下させるという問題がある。
特開平5−318618号公報 特開平7−81306号公報
本発明の目的は、上述する問題点を解消するもので、生産性の低下や作業環境の悪化を伴うことなしに、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなるインナーライナー層を形成するようにした空気入りタイヤの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤの製造方法は2つの発明からなり、第1の発明は、インナ−ライナ−層を除いて未加硫タイヤを成形した後,該未加硫タイヤの内面に平均粒子径が1mm以下の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体を吹付け、次いで該未加硫タイヤを加硫することにより前記粉体を前記未加硫タイヤの内面に熱融着させてインナ−ライナ−層を形成することを特徴とする。
また、第2の発明は、インナ−ライナ−層を除いて空気入りタイヤを加硫成形した後,加硫後の空気入りタイヤの内面に平均粒子径が1mm以下の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体を吹付け、次いで該空気入りタイヤの内面を加圧加熱することにより前記粉体を前記空気入りタイヤの内面に熱融着させてインナ−ライナ−層を形成することを特徴とする。
さらに、上述する第1の発明及び第2の発明の構成において、以下に記載するように構成することが好ましい。
(1)前記粉体の吹付けに先立って、あらかじめ前記未加硫タイヤの内面に接着剤を塗布しておく。
(2)前記粉体の吹付けに先立って、該粉体にあらかじめ粘着剤を配合しておく。
本発明の空気入りタイヤの製造方法によれば、第1の発明では未加硫タイヤの内面に平均粒子径が1mm以下の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体を吹付けた後、この未加硫タイヤを加硫し、また第2の発明では加硫後の空気入りタイヤの内面に平均粒子径が1mm以下の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体を吹付けた後、この空気入りタイヤの内面を加圧加熱し、それぞれ粉体を未加硫タイヤ又は加硫後の空気入りタイヤの内面に熱融着させてインナ−ライナ−層を形成するようにしたので、粉体を微細な粒子径に形成したことにより、粉体のタイヤ内面への均一な付着を可能にすると同時に、付着された粉体を熱溶融により膜状に拡散してタイヤ内面に熱融着させることを可能にするため、均一でかつ欠損のないインナ−ライナ−層を形成することができる。しかも、インナ−ライナ−層を形成するにあたっては、事前のフィルム成形工程を経ることがなく、また有機溶剤を使用することがないので、生産性の低下や作業環境の悪化を伴うことがない。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の製造方法により製造された空気入りタイヤの一例を示す半断面図である。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。タイヤの内側には、カーカス層4がトレッド部1からそれぞれ左右のサイドウォール部2を経てビード部3に延長すると共に、それぞれビード部3で両端部を折り返すように配置されている。このカーカス層4の内側には空気透過防止層としてインナーライナー層7が設けられ、また、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には2層のベルト層6が設けられている。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、インナーライナー層7を形成する方法に特徴を有する2つの発明からなり、第1の発明は、インナ−ライナ−層7を除いて未加硫タイヤを成形した後,この未加硫タイヤの内面に、図2に例示するように、平均粒子径が1mm以下、好ましくは1〜100μmの熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体8を、噴射機9のノズル10から吹付け、次いでこの未加硫タイヤを、通常の加硫方法と同様に金型内で加硫することにより粉体8を未加硫タイヤの内面に熱融着させて、この熱融着された熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物によりインナ−ライナ−層7を形成することを特徴とする。
このように、未加硫タイヤの内面に吹付ける熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体8を微細な粒子径にしたことにより、粉体8の未加硫タイヤの内面への均一な付着を可能にすると同時に、付着された粉体8を熱溶融により膜状に拡散してタイヤ内面に熱融着させることを可能にするため、均一でかつ欠損のないインナ−ライナ−層7を形成することができる。
しかも、インナ−ライナ−層7を形成するにあたっては、事前のフィルム成形工程を経ることがなく、また有機溶剤を使用することがないので、生産性の低下や作業環境の悪化を伴うことがない。
また、第2の発明は、インナ−ライナ−層7を除いて空気入りタイヤを加硫成形した後,加硫後の空気入りタイヤの内面に、図2に例示するように、平均粒子径が1mm以下、好ましくは1〜100μmの熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体8を、噴射機9のノズル10から吹付け、次いでこの空気入りタイヤの内面を加圧加熱することにより粉体8を加硫後のタイヤの内面に熱融着させて、この熱融着された熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物によりインナ−ライナ−層7を形成することを特徴とする。
このように、加硫後の空気入りタイヤの内面に吹付ける熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体8を微細な粒子径としたことにより、粉体8の加硫後のタイヤの内面への均一な付着を可能にすると同時に、付着された粉体8を熱溶融により膜状に拡散してタイヤ内面に熱融着させることを可能にするため、均一でかつ欠損のないインナ−ライナ−層7を形成することができる。
上述する第1の発明及び第2の発明(以下、総称して本発明という)において、タイヤ内面に吹付ける粉体8の平均粒子径が1mm超になると、粉体8のタイヤ内面への付着が不均一になると同時に、粉体8の熱溶融が不均一になって、インナ−ライナ−層7に凹凸や穴あきなどの欠損が生じるため、インナ−ライナ−層7としての機能を果たすことができなくなる。一方、粉体8の平均粒子径をあまり小さくし過ぎると、粉体8のタイヤの内面への付着が不均一になり易くなるため、平均粒子径の下限値を1〜2μm程度に調整するとよい。
なお、上述する第2の発明における空気入りタイヤの内面の加圧加熱手段は特に限定されるものではないが、加熱した金型又はブラダーを内面側から押し付ける方法により行うとよい。この場合の加熱条件は、例えば、温度を180℃、圧力を2.5MPa、加熱時間を5分程度に設定するとよい。
上述する粉体8の平均粒子径とは、レーザー回析/散乱粒子径測定により得られた体積平均粒子径をいう。
本発明において、粉体8を構成する熱可塑性樹脂は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリアミド系樹脂〔例えば、ナイロン6(N6)、ナイロン66(N66)、ナイロン46(N46)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン610(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロン6/66共重合体(N6/66)、ナイロン6/66/610共重合体(N6/66/610)、ナイロンMXD6(MXD6)、ナイロン6T、ナイロン6/6T共重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66/PPS共重合体〕及びそれらのN−アルコキシアルキル化物、例えば、ナイロン6のメトキシメチル化物、ナイロン6/610共重合体のメトキシメチル化物、ナイロン612のメトキシメチル化物、ポリエステル系樹脂〔例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイソフタレート(PEI)、PET/PEI共重合体、ポリアリレート(PAR)、ポリブチレンナフタレート(PBN)、液晶ポリエステル、ポリオキシアルキレンジイミドジ酸/ポリブチレンテレフタレート共重合体などの芳香族ポリエステル〕、ポリニトリル系樹脂〔例えば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメタクリロニトリル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(AS)、(メタ)アクリロニトリル/スチレン共重合体、(メタ)アクリロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体〕、ポリメタクリレート系樹脂〔例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル〕、ポリビニル系樹脂〔例えば、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルアルコール/エチレン共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PDVC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニリデン/メチルアクリレート共重合体、塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体(ETFE)〕、セルロース系樹脂〔例えば、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース〕、フッ素系樹脂〔例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリクロルフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフロロエチレン/エチレン共重合体〕、イミド系樹脂〔例えば、芳香族ポリイミド(PI)〕等を好ましく用いることができる。
また、本発明で使用する熱可塑性エラストマー組成物は、上述した熱可塑性樹脂とエラストマーとをブレンドして構成することができる。
熱可塑性エラストマー組成物を構成するエラストマーとしては、例えば、ジエン系ゴム及びその水添物〔例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、エポキシ化天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR、高シスBR及び低シスBR)、ニトリルゴム(NBR)、水素化NBR、水素化SBR〕、オレフィン系ゴム〔例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、マレイン酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)、ブチルゴム(IIR)、イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー共重合体、アクリルゴム(ACM)、アイオノマー〕、含ハロゲンゴム〔例えば、Br−IIR、CI−IIR、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化物(Br−IPMS)、クロロプレンゴム(CR)、ヒドリンゴム(CHR)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、塩素化ポリエチレンゴム(CM)、マレイン酸変性塩素化ポリエチレンゴム(M−CM)〕、シリコンゴム〔例えば、メチルビニルシリコンゴム、ジメチルシリコンゴム、メチルフェニルビニルシリコンゴム〕、含イオウゴム〔例えば、ポリスルフィドゴム〕、フッ素ゴム〔例えば、ビニリデンフルオライド系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系ゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン系ゴム、含フッ素シリコン系ゴム、含フッ素ホスファゼン系ゴム〕、熱可塑性エラストマー〔例えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ボリアミド系エラストマー〕等を好ましく使用することができる。
前記した特定の熱可塑性樹脂とエラストマーとの相溶性が異なる場合は、第3成分として適当な相溶化剤を用いて両者を相溶化させることができる。ブレンド系に相溶化剤を混合することにより、熱可塑性樹脂とエラストマーとの界面張力が低下し、その結果、分散層を形成しているゴム粒子径が微細になることから両成分の特性はより有効に発現されることになる。そのような相溶化剤としては、一般的に熱可塑性樹脂及びエラストマーの両方又は片方の構造を有する共重合体、或いは熱可塑性樹脂又はエラストマーと反応可能なエポキシ基、カルボニル基、ハロゲン基、アミノ基、オキサゾリン基、水酸基等を有した共重合体の構造をとるものとすることができる。これらは混合される熱可塑性樹脂とエラストマーの種類によって選定すればよいが、通常使用されるものには、スチレン/エチレン・ブチレンブロック共重合体(SEBS)及びそのマレイン酸変性物、EPDM、EPM、EPDM/スチレン又はEPDM/アクリロニトリルグラフト共重合体及びそのマレイン酸変性物、スチレン/マレイン酸共重合体、反応性フェノキシン等を挙げることができる。かかる相溶化剤の配合量には特に限定はないが、好ましくは、ポリマー成分(熱可塑性樹脂とエラストマーとの合計)100重量部に対して、0.5〜10重量部がよい。
熱可塑性エラストマー組成物において、特定の熱可塑性樹脂とエラストマーとの組成比は、特に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂のマトリクス中にエラストマーが不連続相として分散した構造をとるように適宜決めればよいが、好ましい範囲は重量比90/10〜30/70である。
本発明において、インナーライナー7を構成する熱可塑性樹脂および熱可塑性エラストマー組成物には、インナーライナー7としての必要特性を損なわない範囲で前記した相溶化剤などの他のポリマーを混合することができる。他のポリマーを混合する目的は、熱可塑性樹脂とエラストマーとの相溶性を改良するため、材料の成型加工性をよくするため、耐熱性向上のため、コストダウンのため等があり、これに用いられる材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS、SBS、ポリカーボネート(PC)等を例示することができる。また、一般的にポリマー配合物に配合される充填剤(炭酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ等)、カーボンブラック、ホワイトカーボン等の補強剤、軟化剤、可塑剤、加工助剤、顔料、染料、老化防止剤等をインナーライナーとしての必要特性を損なわない限り任意に配合することもできる。
このようにして得られた熱可塑性エラストマー組成物は、熱可塑性樹脂(A)のマトリクス中にエラストマー成分(B)が不連続相として分散した構造からなる。かかる構造をとることにより、十分な柔軟性と連続相としての樹脂層の効果による十分な剛性とを併せ付与することができると共に、成形に際しては、エラストマー成分の多少によらず、熱可塑性樹脂と同等の成形加工性を得ることができる。
このような観点から、本発明において使用する粉体8を構成する熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物をJIS K6215に準拠して測定したヤング率が10〜100MPa、好ましくは20〜50MPaとなるように調整するとよい。
さらに好ましくは、上述する熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物がインナーライナー層7としての良好な空気透過防止機能を有するように、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物をJIS K7126に準拠して測定した空気透過率が(1.5〜3.0)×10-11 cc・cm/cm2 ・sec・cmHg、好ましくは(1.5〜2.0)×10-11 cc・cm/cm2 ・sec・cmHgとなるように調整するとよい。
また、上述するエラストマーは熱可塑性樹脂との混合の際、動的に加硫することもできる。動的に加硫する場合の加硫剤、加硫助剤、加硫条件(温度、時間)等は、添加するエラストマーの組成に応じて適宜決定すればよく、特に限定されるものではない。
加硫剤としては、一般的なゴム加硫剤(架橋剤)を用いることができる。具体的には、イオン系加硫剤としては粉末イオウ、沈降性イオウ、高分散性イオウ、表面処理イオウ、不溶性イオウ、ジモルフォリンジサルファイド、アルキルフェノールジサルファイド等を例示でき、例えば、0.5〜4phr〔本明細書において、「phr」は、エラストマー成分100重量部あたりの重量部をいう。以下、同じ。〕程度用いることができる。
また、有機過酸化物系の加硫剤としては、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ(パーオキシルベンゾエート)等が例示され、例えば、1〜20phr程度用いることができる。
更に、フェノール樹脂系の加硫剤としては、アルキルフェノール樹脂の臭素化物や、塩化スズ、クロロプレン等のハロゲンドナーとアルキルフェノール樹脂とを含有する混合架橋系等が例示でき、例えば、1〜20phr程度用いることができる。
その他として、亜鉛華(5phr程度)、酸化マグネシウム(4phr程度)、リサージ(10〜20phr程度)、p−キノンジオキシム、p−ジベンゾイルキノンジオキシム、テトラクロロ−p−ベンゾキノン、ポリ−p−ジニトロソベンゼン(2〜10phr程度)、メチレンジアニリン(0.2〜10phr程度)が例示できる。
また、必要に応じて、加硫促進剤を添加してもよい。加硫促進剤としては、アルデヒド・アンモニア系、グアニジン系、チアゾール系、スルフェンアミド系、チウラム系、ジチオ酸塩系、チオウレア系等の一般的な加硫促進剤を、例えば、0.5〜2phr程度用いることができる。
具体的には、アルデヒド・アンモニア系加硫促進剤としては、ヘキサメチレンテトラミン等、グアジニン系加硫促進剤としては、ジフェニルグアジニン等、チアゾール系加硫促進剤としては、ジベンゾチアジルジサルファイド(DM)、2−メルカプトベンゾチアゾール及びそのZn塩、シクロヘキシルアミン塩等、スルフェンアミド系加硫促進剤としては、シクロヘキシルベンゾチアジルスルフェンアマイド(CBS)、N−オキシジエチレンベンゾチアジル−2−スルフェンアマイド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアマイド、2−(チモルポリニルジチオ)ベンゾチアゾール等、チウラム系加硫促進剤としては、テトラメチルチウラムジサルファイド(TMTD)、テトラエチルチウラムジサルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファイド(TMTM)、ジペンタメチレンチウラムテトラサルファイド等、ジチオ酸塩系加硫促進剤としては、Zn−ジメチルジチオカーバメート、Zn−ジエチルジチオカーバメート、Zn−ジ−n−ブチルジチオカーバメート、Zn−エチルフェニルジチオカーバメート、Te−ジエチルジチオカーバメート、Cu−ジメチルジチオカーバメート、Fe−ジメチルジチオカーバメート、ピペコリンピペコリルジチオカーバメート等、チオウレア系加硫促進剤としては、エチレンチオウレア、ジエチルチオウレア等を挙げることができる。
また、加硫促進助剤としては、一般的なゴム用助剤を併せて用いることができ、例えば、亜鉛華(5phr程度)、ステアリン酸やオレイン酸及びこれらのZn塩(2〜4phr程度)等が使用できる。
熱可塑性エラストマー組成物の製造方法は、予め熱可塑性樹脂とエラストマー(ゴムの場合は未加硫物)とを2軸混練押出機等で溶融混練し、連続相(マトリックス)を形成する熱可塑性樹脂中に分散相(ドメイン)としてエラストマーを分散させることによる。エラストマーを加硫する場合には、混練下で加硫剤を添加し、エラストマーを動的加硫させてもよい。また、熱可塑性樹脂またはエラストマーへの各種配合剤(加硫剤を除く)は、上記混練中に添加してもよいが、混練の前に予め混合しておくことが好ましい。熱可塑性樹脂とエラストマーの混練に使用する混練機としては、特に限定はなく、スクリュー押出機、ニーダ、バンバリミキサー、2軸混練押出機等が使用できる。中でも熱可塑性樹脂とエラストマーの混練およびエラストマーの動的加硫には、2軸混練押出機を使用するのが好ましい。更に、2種類以上の混練機を使用し、順次混練してもよい。溶融混練の条件として、温度は熱可塑性樹脂が溶融する温度以上であればよい。また、混練時の剪断速度は1000〜7500sec-1であるのが好ましい。混練全体の時間は30秒から10分、また加硫剤を添加した場合には、添加後の加硫時間は15秒から5分であるのが好ましい。上記方法で製作されたポリマー組成物は、射出成形、押出し成形等、通常の熱可塑性樹脂の成形方法によって所望の形状にすることができる。
本発明において、タイヤ内面に粉体8を吹付けるに先立って、あらかじめ未加硫タイヤ又は加硫後の空気入りタイヤの内面には、接着剤を塗布しておくとよい。これにより、粉体8のタイヤ内面への付着が一層良好になり、より均一でかつ欠損のないインナ−ライナ−層7を形成することができる。
上述する接着剤としては、通常のゴム系、フェノール樹脂系、アクリル共重合体系、イソシアネート系等のポリマーと架橋剤を溶剤に溶かした接着剤が好ましく使用される。これらの接着剤を未加硫タイヤ又は加硫後の空気入りタイヤの内面に吹き付けるか、又は塗布することによって行うとよい。溶剤系接着剤としては、例えば、フェノール樹脂系(ケムロック220・ロード社)、塩化ゴム系(ケムロック205、ケムロック234B)、イソシアネート系(ケムロック402)等を例示することができる。
さらに好ましくは、粉体8の吹付けに先立って、粉体8にあらかじめ粘着剤を配合しておくとよい。これにより、粉体8のタイヤ内面への付着が一層確実になり、より均一でかつ欠損のないインナ−ライナ−層7を形成することができる。
上述する粘着剤としては、タイヤ内面のゴム及び粉体8を構成する熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物と相溶性のある粘着剤、例えば、パラフィンオイル、スルフォンアミド、テルペン樹脂、リン酸又はトリメリット酸などのエステル化合物、液状ゴム等を使用するとよい。
上述するように、本発明の空気入りタイヤの製造方法は、未加硫タイヤ又は加硫後のタイヤの内面に平均粒子径が1mm以下の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体を吹付けて付着させた後、タイヤ内面を加圧加熱して粉体をタイヤ内面に熱融着させることによりインナ−ライナ−層を形成するもので、インナ−ライナ−層を形成するためのフィルム成形工程を経ることがなく、また有機溶剤を使用することがないので、生産性の低下や作業環境の悪化を伴うことなしに、均一でかつ欠損のないインナ−ライナ−層を形成することができることから、チューブレスタイヤの製造方法として幅広く利用することができる。
<熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体の調整>
インナーライナー層を構成する粉体の材料として表1に掲げる配合による熱可塑性エラストマー組成物を2軸混練機を使用して混練し、得られたペレット(ヤング率:35MPa、空気透過率;1.8×10-11 cc・cm/cm2 ・sec・cmHg)を粉砕して平均粒子径を100μmとする粉体Aと、平均粒子径を2000μmとする粉体Bとをそれぞれ製造した。
Figure 2009279826
<タイヤの評価>
タイヤサイズを165SR13、タイヤ構造を図1、インナーライナー層の製造仕様を除く全ての製造仕様を共通にして、インナーライナー層の製造仕様を以下のように異ならせた本発明タイヤ(実施例1〜4)及び比較タイヤ(比較例1、2)をそれぞれ30本作製した。なお、実施例1、2及び比較例1、2におけるタイヤの加硫条件を185℃×15分、圧力2.5MPaとし、実施例3、4におけるタイヤ内面の加圧加熱の条件を185℃×15分、圧力2.5MPaとした。
(i)実施例1
第1の発明により未加硫タイヤの内面にインナーライナー層を形成した。ここで、未加硫タイヤの内面にはあらかじめ接着剤としてフェノール樹脂系接着剤(ケムロック220)を塗布しておき、吹き付ける粉体として粉体Aを採用し、この粉体Aを市販の噴射機を使用して未加硫タイヤの内面に吹き付けた。
(ii)実施例2
第1の発明により未加硫タイヤの内面にインナーライナー層を形成した。ここで、未加硫タイヤの内面にはあらかじめ接着剤としてフェノール樹脂系接着剤(ケムロック220)を塗布しておき、吹き付ける粉体としてあらかじめ粘着剤(パラフィン油)を配合した粉体Aを採用し、この粉体Aを市販の噴射機を使用して未加硫タイヤの内面に吹き付けた。
(iii)実施例3
第2の発明により加硫後の空気入りタイヤの内面にインナーライナー層を形成した。ここで、加硫後の空気入りタイヤの内面にはあらかじめ接着剤としてフェノール樹脂系接着剤(ケムロック220)を塗布しておき、吹き付ける粉体として粉体Aを採用し、この粉体Aを市販の噴射機を使用して加硫後の空気入りタイヤの内面に吹き付けた。なお、空気入りタイヤの内面の加圧加熱は、加熱したブラダーをタイヤ内面に押し付けることによって行った。
(iv)実施例4
第2の発明により加硫後の空気入りタイヤの内面にインナーライナー層を形成した。ここで、加硫後の空気入りタイヤの内面にはあらかじめ接着剤としてフェノール樹脂系接着剤(ケムロック220)を塗布しておき、吹き付ける粉体としてあらかじめ粘着剤(パラフィン油)を配合した粉体Aを採用し、この粉体Aを市販の噴射機を使用して未加硫タイヤの内面に吹き付けた。なお、空気入りタイヤの内面の加圧加熱は、加熱したブラダーをタイヤ内面に押し付けることによって行った。
(v)比較例1
第1の発明により未加硫タイヤの内面にインナーライナー層を形成した。ここで、未加硫タイヤの内面にはあらかじめ接着剤としてフェノール樹脂系接着剤(ケムロック220)を塗布しておき、吹き付ける粉体として粉体Bを採用し、この粉体Bを市販の噴射機を使用して未加硫タイヤの内面に吹き付けた。
(vi)比較例2
表1に掲げる配合による熱可塑性エラストマー組成物を円筒状フィルムに成形し、この円筒状フィルムをインナーライナー層として成形ドラムに挿し込み、その上にタイヤ構成部材を組み込むことによって未加硫タイヤを成形した。
これら6種類のタイヤについて、以下に示す試験方法によりタイヤ内面におけるインナーライナー層の欠損の有無、インナーライナー層とタイヤ内面ゴムとの間における剥離の有無(以下、インナーライナー層/タイヤ内面ゴム間の剥離の有無という)、及び耐久走行後のタイヤにおけるインナーライナー層とタイヤ内面ゴムとの間における剥離の有無(以下、耐久走行後のインナーライナー層/タイヤ内面ゴム間の剥離の有無という)、をそれぞれ調べた。その結果を、欠損又は剥離が認められたタイヤの本数を分子に、試験の対象としたタイヤの総本数を分母にして、それぞれ表1に記載した。
〔タイヤ内面におけるインナーライナー層の欠損の有無〕
製造後の各タイヤの内面を目視により観察して、インナーライナー層に凹凸や穴あきなどの欠損が生じているか否かを調べた。
〔インナーライナー層/タイヤ内面ゴム間の剥離の有無〕
製造後の各タイヤにおけるインナーライナー層とタイヤ内面ゴムとの間に剥離が生じているか否かを調べた。
〔耐久走行後のインナーライナー層/タイヤ内面ゴム間の剥離の有無〕
製造後の各タイヤをリム組み(サイズ:13×4.5J)し、空気圧150kPaを充填して、室内ドラム試験機(直径:1707mm)を使用して、室温38℃、負荷荷重5.8kN、速度80km/hの条件下で1万km走行させた。走行後のタイヤについて、インナーライナー層とタイヤ内面ゴムとの間に剥離が生じたか否かを調べた。
Figure 2009279826
表2に示すように、本発明タイヤは、インナーライナー層における欠損が殆ど認められず、さらには、インナーライナー層とタイヤ内面ゴムとの間の剥離も認められなかった。また、本発明タイヤは、耐久走行後においても、インナーライナー層とタイヤ内面ゴムとの間に剥離が認められなかった。
なお、比較例1は吹き付けた粉体の平均粒子径が大き過ぎたので、製造後のタイヤのインナーライナー層に凹凸や偏肉などの欠損が多く見られ、比較例2はインナーライナー層としてシート材料を使用したので、製造後のタイヤのインナーライナー層とタイヤ内面ゴムとの間における接着力が不足して剥離が生じていることがわかった。
本発明の製造方法により製造された空気入りタイヤの一例を示す半断面図である。 本発明の実施形態による粉体のタイヤ内面への吹付け工程を示す説明図である。
符号の説明
7 インナーライナー層
8 粉体

Claims (6)

  1. インナ−ライナ−層を除いて未加硫タイヤを成形した後,該未加硫タイヤの内面に平均粒子径が1mm以下の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体を吹付け、次いで該未加硫タイヤを加硫することにより前記粉体を前記未加硫タイヤの内面に熱融着させてインナ−ライナ−層を形成する空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記粉体の吹付けに先立って、あらかじめ前記未加硫タイヤの内面に接着剤を塗布しておく請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記粉体の吹付けに先立って、該粉体にあらかじめ粘着剤を配合しておく請求項1又は2に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. インナ−ライナ−層を除いて空気入りタイヤを加硫成形した後,加硫後の空気入りタイヤの内面に平均粒子径が1mm以下の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成物からなる粉体を吹付け、次いで該空気入りタイヤの内面を加圧加熱することにより前記粉体を前記空気入りタイヤの内面に熱融着させてインナ−ライナ−層を形成する空気入りタイヤの製造方法。
  5. 前記粉体の吹付けに先立って、あらかじめ前記空気入りタイヤの内面に接着剤を塗布しておく請求項4に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  6. 前記粉体の吹付けに先立って、該粉体にあらかじめ粘着剤を配合しておく請求項4又は5に記載の空気入りタイヤの製造方法。
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