JPH09300921A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH09300921A
JPH09300921A JP8117993A JP11799396A JPH09300921A JP H09300921 A JPH09300921 A JP H09300921A JP 8117993 A JP8117993 A JP 8117993A JP 11799396 A JP11799396 A JP 11799396A JP H09300921 A JPH09300921 A JP H09300921A
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reinforcing layer
tire
thermoplastic resin
bead
circumferential direction
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Masatoshi Kuwajima
雅俊 桑島
Kunihiko Kakigi
邦彦 垣木
Jiro Watanabe
次郎 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量の増加を極力抑えながら、極低周波域の
ロードノイズを低減することが可能な空気入りタイヤを
提供することにある。 【解決手段】 ヤング率が50〜500MPa の熱可塑性
樹脂または熱可塑性樹脂成分とエラストマー成分とをブ
レンドした熱可塑性エラストマー組成物からなるサイド
部補強層8をサイドウォール部3にタイヤ周方向に沿っ
て埋設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気入りタイヤに
関わり、更に詳しくは、タイヤ重量の増加を抑制しつ
つ、極低周波域のロードノイズを改善するようにした空
気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤの軽量化が進むにつれ、様々な対
策が採られるようになってきている。従来、例えば、ビ
ードフィラーを小型化して軽量化を図る提案がある。し
かし、このようにビードフィラーを小さくすると、サイ
ドウォール部の剛性、特に周方向剛性が大幅に低下す
る。そのため、40Hz付近の周波数帯にある極低周波域
のロードノイズが悪化するという問題があった。
【0003】そこで、上記解決策として、補強コードを
配列したビードフィラー補強層をビードフィラーに沿っ
てサイドウォール部に設ける提案がある。しかし、それ
によって重量が大幅に増加し、軽量化と極低周波域のロ
ードノイズ改善とを両立させることが極めて難しいとい
う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重量
の増加を極力抑えながら、極低周波域のロードノイズを
低減することが可能な空気入りタイヤを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、ヤング率が50〜500MPa の熱可塑性樹脂また
は熱可塑性樹脂成分とエラストマー成分とをブレンドし
た熱可塑性エラストマー組成物からなるサイド部補強層
をサイドウォール部にタイヤ周方向に沿って埋設したこ
とを特徴とする。
【0006】このようにヤング率を50〜500MPa と
ゴムよりも大幅に高くした熱可塑性樹脂または熱可塑性
エラストマー組成物からなるサイド部補強層を設けるた
め、サイド部補強層の肉厚を極めて薄くしながら、サイ
ドウォール部の周方向剛性を増大させることができる。
従って、サイドウォール部の周方向剛性に起因するタイ
ヤのねじり共振周波数が高い方へ移動し、車体振動との
共振を避けることができるので、重量が増加するのを極
力抑えながら、40Hz付近の周波数帯にある極低周波域
のロードノイズの改善を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明
の空気入りタイヤの一例を示し、1はトレッド部、2は
ビード部、3はサイドウォール部である。左右のビード
部2に連接してタイヤ径方向外側(外径側)に左右のサ
イドウォール部3が延設され、この左右のサイドウォー
ル部3間にタイヤ周方向に延在するトレッド部1が設け
られている。タイヤ内側にはカーカス層4が1層配設さ
れている。このカーカス層4は2層設けたものであって
もよい。左右のビード部2にはビートコア5がそれぞれ
配置され、そのビートコア5の外周にはサイドウォール
部3に延在する小型化して軽量にしたビードフィラー6
が設けられている。カーカス層4の両端部4aがビード
フィラー6を包み込むようにしてビートコア5の周りに
タイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1
のカーカス層外周側には、複数のベルト層7が埋設され
ている。CLはタイヤ赤道線を通るタイヤセンターライ
ンである。本発明では、上述した構成の空気入りタイヤ
において、サイドウォール部3のカーカス層4外側にタ
イヤ周方向に沿って延在するサイド部補強層8が埋設さ
れている。このサイド部補強層8は、熱可塑性樹脂また
は熱可塑性樹脂成分とエラストマー成分とをブレンドし
た熱可塑性エラストマー組成物から構成され、その熱可
塑性樹脂及び熱可塑性エラストマー組成物のヤング率は
50〜500MPa になっている。
【0008】このようにゴムよりも大幅にヤング率が高
く、硬い熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー組成
物を用いてサイド部補強層8を構成するため、該サイド
部補強層8を極めて薄くしながら、サイドウォール部3
の周方向剛性を高めることができる。そのため、重量が
増加するのを極力抑制しながら、40Hz付近の周波数帯
にある極低周波域のロードノイズを低減することができ
る。
【0009】即ち、極低周波のロードノイズは、サイド
ウォール部のタイヤ周方向のねじりと密接に関係してお
り、そのねじり共振周波数fは、f=1/2π・(K/
I) 1/2 の式で表される。但し、Kはねじり剛性、Iは
回転軸回りの慣性モーメントである。極低周波のロード
ノイズはそのねじり共振周波数fを上下にずらすことで
改善することができ、本発明では、サイド部補強層8の
介設により、サイドウォール部3におけるねじり剛性K
が高くなるため、サイドウォール部3のねじり共振周波
数fが上昇し、車両振動との共振を回避させ、極低周波
域のロードノイズの低減が可能になる。サイド部補強層
8は、上記のようにヤング率を高くした熱可塑性樹脂ま
たは熱可塑性エラストマー組成物を用いて肉厚を極めて
薄くすることができるため、重量の増加が極力抑えられ
るのである。
【0010】上記ヤング率が50MPa よりも小さいと、
サイド部補強層8のヤング率(剛性)が低くなりすぎ
て、サイドウォール部3の周方向剛性を十分に高めるこ
とができない。逆に、500MPa を越えると、サイド部
補強層8のヤング率(剛性)が高くなりすきて、壊れ易
くなり、タイヤ故障の原因となる。上記サイド部補強層
8は、図1では、その内周端8aが折り返されたカーカ
ス層端部4aのタイヤ外側でビートフィラー6の外周部
に位置し、外周端8b側がサイドウォール部3のタイヤ
最大幅位置を越えてタイヤ外径側のサイドウォール部中
間部まで延在しているが、その外周端8bは、ベルト層
7よりもタイヤ径方向内側(内径側)に位置させればよ
い。また、内周端8a側はビード部2まで延在させるこ
とができ、その場合、内周端8aはビードコア5の内周
端5aよりもタイヤ外径側に位置させるのがよい。
【0011】上記サイド部補強層8は、図2,3のよう
に、小型化したビートフィラー6に対して、そのビート
フィラーに沿って並設するようにしてもよい。その場
合、サイド部補強層8は、例えば、図2(a)に示すよ
うな、折り返されたカーカス層端部4aのタイヤ外側、
或いは、図2(b)のような、ビートフィラー6のタイ
ヤ外側で、折り返されたカーカス層端部4aの内側に配
置させることができる。更に、図2(c)のように、ビ
ートフィラー6のタイヤ内側で、該ビートフィラー6と
カーカス層4との間に配設するようにしてもよい。
【0012】また、サイド部補強層8は、図3(a)の
ように、ビードコア5の周りにタイヤ外側から内側に折
り返し、ビードコア5とビードフィラー6とを包み込む
ように設けることもでき、更に、図3(b)に示すよう
に、ビードコア5とビードフィラー6の周囲に巻き付け
て完全に包み込み囲繞するように配置してもよい。この
ようにビードコア5とビードフィラー6とを包み込むよ
うにサイド部補強層8を配設することにより、タイヤ周
方向の剛性を一層高め、極低周波域のロードノイズをよ
り低減することができる。
【0013】上記のようにビートフィラー6に並設した
サイド部補強層8は、その外周端8bが少なくともビー
トフィラー6の外周端6bを越え、内周端8aは外周端
8b及びビードフィラー6の外周端6bと一致しなけれ
ばよいが、より高いタイヤ周方向剛性を得る位置まで延
在させるのがよい。上述したサイド部補強層8は、シー
ト状に形成した薄いフィルム層から構成することができ
る。その肉厚としては、0.1〜1.0mmの範囲がよ
い。
【0014】また、図4に示すように、フィルム層fに
所定方向(図ではタイヤ周方向Tと交差する方向)に配
列した空隙部mを設け、そのフィルム層fのフィルム本
体部f1をタイヤ周方向Tに対して所定の方向性をもっ
て格子状に並ぶような構成してもよく、これにより、タ
イヤ周方向の剛性を必要に応じて高めながら、より重量
の増加を抑えることができる。格子状に並ぶ方向(タイ
ヤ周方向に対する角度)を調整することにより周方向剛
性をコントロールすることができる。
【0015】このフィルム層fは、例えば、テープ状の
薄いフィルムをタイヤ周方向Tに対して交差するように
バイアス状に組み合わせて配置することにより形成する
ことができる。また、貼り付け形状に成形されたシート
状のフィルムに所定の方向性を有する空隙部mを予め形
成し、それを貼り合わせるようにしてもよい。図3
(b)のように、ビードコア5とビードフィラー6とを
囲繞する構成にする場合には、テープ状の薄いフィルム
をビードコア5とビードフィラー6の周りに螺旋状に隙
間なく巻き付けることにより、タイヤ加硫成形後、シー
ト状に形成したフィルム層を容易に得ることができる。
【0016】また、図3(b)のように配置したサイド
部補強層8を格子状にする場合には、タイヤ周方向と交
差する2方向から、テープ状の薄いフィルムを交差する
ようにビードコア5とビードフィラー6の周りに螺旋状
に所定の間隔を置いて巻き付けることにより、タイヤ加
硫成形後、空隙部mを有するフィルム層fを容易に形成
することができる。
【0017】本発明では、上記熱可塑性樹脂としては、
ヤング率を50〜500MPa にすることができるもので
あれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリアミ
ド系樹脂〔例えば、ナイロン6(N6)、ナイロン66
(N66)、ナイロン46(N46)、ナイロン11
(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン610
(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロン
6/66共重合体(N6/66)、ナイロン6/66/
610共重合体(N6/66/610)、ナイロンMX
D6(MXD6)、ナイロン6T、ナイロン6/6T共
重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66/
PPS共重合体〕及びそれらのN−アルコキシアルキル
化物、例えば、6−ナイロンのメトキシメチル化物、6
−610−ナイロンのメトキシメチル化物、612−ナ
イロンのメトキシメチル化物、ポリエステル系樹脂〔例
えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイソフ
タレート(PEI)、PET/PEI共重合体、ポリア
リレート(PAR)、ポリブチレンナフタレート(PB
N)、液晶ポリエステル、ポリオキシアルキレンジイミ
ドジ酸/ポリブチレンテレフタレート共重合体などの芳
香族ポリエステル〕、ポリニトリル系樹脂〔例えば、ポ
リアクリロニトリル(PAN)、ポリメタクリロニトリ
ル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(AS)、
(メタ)アクリロニトリル/スチレン共重合体、(メ
タ)アクリロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合
体〕、ポリメタクリレート系樹脂〔例えば、ポリメタク
リル酸メチル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチ
ル〕、ポリビニル系樹脂〔例えば、酢酸ビニル、ポエビ
ニルアルコール(PVA)、ビニルアルコール/エチレ
ン共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PDV
C)、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビ
ニリデン共重合体、塩化ビニリデン/メチルアクリレー
ト共重合体、塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合
体〕、セルロース系樹脂〔例えば、酢酸セルロース、酢
酸酪酸セルロース〕、フッ素系樹脂〔例えば、ポリフッ
化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PV
F)、ポリクロルフルオロエチレン(PCTFE)、テ
トラフロロエチレン/エチレン共重合体(ETF
E)〕、イミド系樹脂〔例えば、芳香族ポリイミド(P
I)〕等を好ましく用いることができる。
【0018】上記熱可塑性エラストマー組成物は、上述
した熱可塑性樹脂の成分にエラストマー成分を混合して
構成することができ、これもヤング率を50〜500MP
a となるようにブレンドしたものであれば、その材料の
種類や混合比等は特に限定されるものではない。前記エ
ラストマーとしては、例えば、ジエン系ゴム及びその水
添物〔例えば、NR、IR、エポキシ化天然ゴム、SB
R、BR(高シスBR及び低シスBR)、NBR、水素
化NBR、水素化SBR〕、オレフィン系ゴム〔例え
ば、エチレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、マ
レイン酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)、
IIR、イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノ
マー共重合体、アクリルゴム(ACM)、アイオノマ
ー〕、含ハロゲンゴム(例えば、Br−IIR、CI−
IIR、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭
素化物(Br−IPMS)、クロロプレンゴム(C
R)、ヒドリンゴム(CHR)、クロロスルホン化ポリ
エチレンゴム(CSM)、塩素化ポリエチレンゴム(C
M)、マレイン酸変性塩素化ポリエチレンゴム(M−C
M)〕、シリコンゴム〔例えば、メチルビニルシリコン
ゴム、ジメチルシリコンゴム、メチルフェニルビニルシ
リコンゴム〕、含イオウゴム〔例えば、ポリスルフィド
ゴム〕、フッ素ゴム〔例えば、ビニリデンフルオライド
系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系ゴム、テトラフルオ
ロエチレン−プロピレン系ゴム、含フッ素シリコン系ゴ
ム、含フッ素ホスファゼン系ゴム〕、熱可塑性エラスト
マー〔例えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系
エラストマー、エステル系エラストマー、ウレタン系エ
ラストマー、ボリアミド系エラストマー)等を好ましく
使用することができる。
【0019】前記した特定の熱可塑性樹脂成分とエラス
トマー成分との相溶性が異なる場合は、第3成分として
適当な相溶化剤を用いて両者を相溶化させることができ
る。ブレンド系に相溶化剤を混合することにより、熱可
塑性樹脂とエラストマー成分との界面張力が低下し、そ
の結果、分散層を形成しているゴム粒子径が微細になる
ことから両成分の特性はより有効に発現されることにな
る。そのような相溶化剤としては、一般的に熱可塑性樹
脂及びエラストマー成分の両方又は片方の構造を有する
共重合体、或いは熱可塑性樹脂又はエラストマー成分と
反応可能なエポキシ基、カルボニル基、ハロゲン基、ア
ミノ基、オキサゾリン基、水酸基等を有した共重合体の
構造をとるものとすることができる。これらは混合され
る熱可塑性樹脂とエラストマー成分の種類によって選定
すればよいが、通常使用されるものには、スチレン/エ
チレン・ブチレンブロック共重合体(SEBS)及びそ
のマレイン酸変性物、EPDM、EPM、EPDM/ス
チレン又はEPDM/アクリロニトリルグラフト共重合
体及びそのマレイン酸変性物、スチレン/マレイン酸共
重合体、反応性フェノキシン等を挙げることができる。
かかる相溶化剤の配合量には特に限定はないが、好まし
くは、ポリマー成分(熱可塑性樹脂とエラストマー成分
との合計)100重量部に対して、0.5〜10重量部
がよい。
【0020】熱可塑性樹脂とエラストマーとをブレンド
する場合の特定の熱可塑性樹脂成分(A)とエラストマ
ー成分(B)との組成比は、特に限定はなく、ヤング
率、フィルムの厚さにより適宜決めればよいが、好まし
い範囲は重量比90/10〜30/70である。本発明
に係るポリマー組成物には、上記必須ポリマー成分に加
えて、本発明のタイヤ用ポリマー組成物の必要特性を損
なわない範囲で前記した相溶化剤ポリマーなどの他のポ
リマーを混合することができる。他のポリマーを混合す
る目的は、熱可塑性樹脂とエラストマー成分との相溶性
を改良するため、材料のフィルム成型加工性をよくする
ため、耐熱性向上のため、コストダウンのため等があ
り、これに用いられる材料としては、例えば、ポリエチ
レン(PE)ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン
(PS)、ABS、SBS、ポリカーボネート(PC)
等を例示することができる。本発明に係るポリマー組成
物には、更に一般的にポリマー配合物に配合される充填
剤(炭酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ等)、カー
ボンブラック、ホワイトカーボン等の補強剤、軟化剤、
可塑剤、加工助剤、顔料、染料、老化防止剤等を上記ヤ
ング率の要件を損なわない限り任意に配合することもで
きる。
【0021】また、前記エラストマー成分は熱可塑性樹
脂との混合の際、動的に加硫することもできる。動的に
加硫する場合の加硫剤、加硫助剤、加硫条件(温度、時
間)等は、添加するエラストマー成分の組成に応じて適
宜決定すればよく、特に限定されるものではない。加硫
剤としては、一般的なゴム加硫剤(架橋剤)を用いるこ
とができる。具体的には、イオン系加硫剤としては粉末
イオウ、沈降性イオウ、高分散性イオウ、表面処理イオ
ウ、不溶性イオウ、ジモルフォリンジサルファイド、ア
ルキルフェノールジサルファイド等を例示でき、例え
ば、0.5〜4phr 〔ゴム成分(ポリマー)100重量
部あたりの重量部〕程度用いることができる。
【0022】また、有機過酸化物系の加硫剤としては、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキ
サイド、2,4−ビクロロベンゾイルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ
(パーオキシルベンゾエート)等が例示され、例えば、
1〜20phr 程度用いることができる。
【0023】更に、フェノール樹脂系の加硫剤として
は、アルキルフェノール樹脂の臭素化物や、塩化スズ、
クロロプレン等のハロゲンドナーとアルキルフェノール
樹脂とを含有する混合架橋系等が例示でき、例えば、1
〜20phr 程度用いることができる。その他として、亜
鉛華(5phr 程度)、酸化マグネシウム(4phr 程度)
、リサージ(10〜20phr 程度) 、p−キノンジオ
キシム、p−ジベンゾイルキノンジオキシム、テトラク
ロロ−p−ベンゾキノン、ポリ−p−ジニトロソベンゼ
ン(2〜10phr 程度) 、メチレンジアニリン(0.2
〜10phr 程度) が例示できる。
【0024】また、必要に応じて、加硫促進剤を添加し
てもよい。加硫促進剤としては、アルデヒド・アンモニ
ア系、グアニジン系、チアゾール系、スルフェンアミド
系、チウラム系、ジチオ酸塩系、チオウレア系等の一般
的な加硫促進剤を、例えば、0.5〜2phr 程度用いる
ことができる。具体的には、アルデヒド・アンモニア系
加硫促進剤としては、ヘキサメチレンテトラミン等、グ
アジニン系加硫促進剤としては、ジフェニルグアジニン
等、チアゾール系加硫促進剤としては、ジベンゾチアジ
ルジサルファイド(DM)、2−メルカプトベンゾチア
ゾール及びそのZn塩、シクロヘキシルアミン塩等、ス
ルフェンアミド系加硫促進剤としては、シクロヘキシル
ベンゾチアジルスルフェンアマイド(CBS)、N−オ
キシジエチレンベンゾチアジル−2−スルフェンアマイ
ド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェン
アマイド、2−(チモルポリニルジチオ)ベンゾチアゾ
ール等、チウラム系加硫促進剤としては、テトラメチル
チウラムジサルファイド(TMTD)、テトラエチルチ
ウラムジサルファイド、テトラメチルチウラムモノサル
ファイド(TMTM)、ジペンタメチレンチウラムテト
ラサルファイド等、ジチオ酸塩系加硫促進剤としては、
Zn−ジメチルジチオカーバメート、Zn−ジエチルジ
チオカーバメート、Zn−ジ−n−ブチルジチオカーバ
メート、Zn−エチルフェニルジチオカーバメート、T
e−ジエチルジチオカーバメート、Cu−ジメチルジチ
オカーバメート、Fe−ジメチルジチオカーバメート、
ピペコリンピペコリルジチオカーバメート等、チオウレ
ア系加硫促進剤としては、エチレンチオウレア、ジエチ
ルチオウレア等を挙げることができる。
【0025】また、加硫促進助剤としては、一般的なゴ
ム用助剤を併せて用いることができ、例えば、亜鉛華
(5phr 程度)、ステアリン酸やオレイン酸及びこれら
のZn塩(2〜4phr 程度)等が使用できる。熱可塑性
エラストマー組成物の製造方法は、予め熱可塑性樹脂成
分とエラストマー成分(ゴムの場合は未加硫物)とを2
軸混練押出機等で溶融混練し、連続相(マトリックス
相)を形成する熱可塑性樹脂中にエラストマー成分を分
散相(ドメイン)分散させることによる。エラストマー
成分を加硫する場合には、混練下で加硫剤を添加し、エ
ラストマー成分を動的加硫させてもよい。また、熱可塑
性樹脂またはエラストマー成分への各種配合剤(加硫剤
を除く)は、上記混練中に添加してもよいが、混練の前
に予め混合しておくことが好ましい。熱可塑性樹脂とエ
ラストマー成分の混練に使用する混練機としては、特に
限定はなく、スクリュー押出機、ニーダ、バンバリミキ
サー、2軸混練押出機等が使用できる。中でも熱可塑性
樹脂とエラストマー成分の混練およびエラストマー成分
の動的加硫には、2軸混練押出機を使用するのが好まし
い。更に、2種類以上の混練機を使用し、順次混練して
もよい。溶融混練の条件として、温度は熱可塑性樹脂が
溶融する温度以上であればよい。また、混練時の剪断速
度は1000〜7500Sec -1であるのが好ましい。混
練全体の時間は30秒から10分、また加硫剤を添加し
た場合には、添加後の加硫時間は15秒から5分である
のが好ましい。上記方法で作製されたポリマー組成物
は、次に押出し成形またはカレンダー成形によってシー
ト状のフィルムに形成される。フィルム化の方法は、通
常の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーをフィル
ム化する方法によればよい。
【0026】このようにして得られる薄膜は、熱可塑性
樹脂(A)のマトリクス中にエラストマー成分(B)が
分散相(ドメイン)として分散した構造をとる。かかる
状態の分散構造をとることにより熱可塑の加工が可能と
なり、かかる構造をとることにより、サイド部補強層に
十分な柔軟性と連続相としての樹脂層の効果により十分
な剛性を併せ付与することができると共に、エラストマ
ー成分の多少によらず、成形に際し、熱可塑性樹脂と同
等の成形加工性を得ることができるため、通常の樹脂用
成形機、即ち押出し成形、またはカレンダー成形によっ
て、フィルム化することが可能となる。
【0027】これらフィルムと相対するゴム層との接着
は、通常のゴム系、フェノール樹脂系、アクリル共重合
体系、イソシアネート系等のポリマーと架橋剤を溶剤に
溶かした接着剤をフィルムに塗布し、加硫成形時の熱と
圧力により接着させる方法、または、スチレンブタジエ
ンスチレン共重合体(SBS)、エチレンエチルアクリ
レート(EEA)、スチレンエチレンブチレンブロック
共重合体(SEBS)等の接着用樹脂を熱可塑性フィル
ムと共に共押出、或いはラミネートして多層フィルムを
作製しておき、加硫時にゴム層と接着させる方法があ
る。溶剤系接着剤としては、例えば、フェノール樹脂系
(ケムロック220・ロード社)、塩化ゴム系(ケムロ
ック205、ケムロック234B)、イソシアネート系
(ケムロック402)等を例示することができる。
【0028】なお、本発明は、ビードフィラーを小型化
して軽量化した空気入りタイヤに好適に用いることがで
きるが、それに限定されず、重量の増加を極力抑えなが
ら、サイドウォール部の周方向剛性が高め、極低周波域
のロードノイズを改善するものであれば、いずれの空気
入りタイヤであっても好適に使用することができる。
【0029】
【実施例】
サイド部補強層材料の作製 本発明に用いたサイド部補強層材料を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】これらの材料は通常Tダイ押出成形にて、
厚み0.3mmのフィルムに加工した。特に、ヤング率4
0,50MPa のフィルムについては、表1中組成に亜鉛
華、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸をエラストマーに
対して、それぞれ0.4phr,2phr,1phr を動的加硫系
として2軸混練機で樹脂成分中にゴム成分を分散せしめ
た後に連続的に添加混練し、動的加硫して熱可塑性エラ
ストマーを作製しておき、これをTダイで押出成形して
フィルム化した。
【0032】また、サイド部補強層とゴム材料間の接着
剤としては、フィルムに予めケムロック234B(ロー
ド社)を塗布しておいた。 タイヤの作製 成形ドラム上でタイヤ部材を積層する際に、上記補強層
をサイド部分に埋設し、常法に従ってタイヤ成形、加硫
した。(本発明タイヤ1〜4,比較タイヤ1,2) また、比較例として、サイド部補強層のない従来タイヤ
1、サイド部補強層に補強コード(ナイロン繊維)を配
列したタイヤ(従来タイヤ2)も合わせて作製した。作
製したタイヤのサイズは205/65R15,94S
で、サイド部補強層の配置は図2(b)に示す通りであ
る。
【0033】これら各試験タイヤを以下に示す測定条件
により、極低周波域のロードノイズ(R/N)、サイド
部補強層の重量、及び耐久性の評価試験を行ったとこ
ろ、表2に示す結果を得た。 極低周波域のロードノイズ 各試験タイヤをJATMA標準リムに装着し、空気圧を
200kPa にして、排気量3000ccの乗用車に取付
け、粗い路面(舗装修復路)を50km/hの速度で走行し
た時の運転席窓側における40Hz域ロードノイズのフィ
ーリングテストを5人のパネラーにより実施し、その結
果を10点法により評価し、5人の各値の平均を評価値
とした。その値が大きい程、極低周波域のロードノイズ
が低い。 サイド部補強層の重量 各試験タイヤの成型前のサイド部補強層の重量を測定
し、その結果を従来タイヤ2のサイド部補強層を100
とする指数値で評価した。その値が大きい程、重量が大
きい。 耐久性 各試験タイヤ(従来タイヤを除く)をJATMA標準リ
ムに装着し、空気圧180kPa 、速度81km/hの条件
(JISDー4230に基づいた試験条件)で室内ドラ
ム試験を行い、2754km走行後におけるサイド部補強
層の状態を調べた。○は異常なし、×はサイド部補強層
に破壊が発生したことを示す。
【0034】
【表2】
【0035】表2から明らかなように、ヤング率が50
〜500MPa の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマ
ー組成物からなるサイド部補強層を配置した本発明タイ
ヤは、サイド部補強層に破壊が生じることなく、重量の
増加を極力抑えながら、極低周波域のロードノイズを改
善することができるのが判る。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明は、ヤング率が5
0〜500MPa の熱可塑性樹脂または熱可塑性樹脂成分
とエラストマー成分とをブレンドした熱可塑性エラスト
マー組成物からなるサイド部補強層をサイドウォール部
にタイヤ周方向に沿って埋設したので、重量の増加を極
力抑制しながら、極低周波域のロードノイズを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子
午線半断面図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の空気入りタイヤの他
の例をそれぞれ示す要部拡大説明図である。
【図3】(a)及び(b)は本発明の空気入りタイヤの
更に他の例をそれぞれ示す要部拡大説明図である。
【図4】サイド部補強層の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 ビード部 3 サイドウォール部 4 カーカス層 5 ビードコア 6 ビードフィラ
ー 6b 外周端 7 ベルト層 8 サイド部補強層 8a 内周端 8b 外周端 f フィルム層 m 空隙部 T タイヤ周方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヤング率が50〜500MPa の熱可塑性
    樹脂または熱可塑性樹脂成分とエラストマー成分とをブ
    レンドした熱可塑性エラストマー組成物からなるサイド
    部補強層をサイドウォール部にタイヤ周方向に沿って埋
    設した空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記サイド部補強層をシート状に形成し
    たフィルム層から構成した請求項1記載の空気入りタイ
    ヤ。
  3. 【請求項3】 前記フィルム層に所定方向に配列した空
    隙部を設けた請求項2記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記サイド部補強層をビード部に延在さ
    せた請求項1乃至3記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記サイド部補強層をビード部に配置し
    たビードコアとその外周に設けたサイドウォール部に延
    在するビードフィラーを包み込むように設けた請求項2
    または3記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記サイド部補強層の外周端を左右のビ
    ード部に設けたビードコア外周のサイドウォール部に延
    在するビードフィラーの外周端を越えて延設した請求項
    1乃至4記載の空気入りタイヤ。
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