JP2014125180A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気入りタイヤは、インナーライナー4がビードコア3aの周りに、その両端部がビード3及びカーカスプライ5の間に延在するようにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き上げられ、ビードコアの周りにラバーチェーハー6が配置された空気入りタイヤにおいて、ラバーチェーハーは、300%モジュラス値が相違する低モジュラス層6aと高モジュラス層6bとを有し、低モジュラス層6aは、少なくともラバーチェーハーがインナーライナーに接触する箇所に配置されている構成である。
【選択図】図2
Description
次に本発明に係る空気入りタイヤについて、以下の条件の下に、下記の従来例、上記の実施例1〜3及び下記の比較例1〜3について比較試験を行った。
テストタイヤ:195/65R15 91H
試験車両: 国産1.8Lクラス セダン
リム擦れ防止性能を評価するために、ドラム耐久試験機により空気圧180kPa、荷重6kN、速度80km/hでの条件で、内部構造が露出するまでの時間を測定した。従来例の結果を100として指数で評価し、当該指数が大きいほどリム擦れ防止性能に優れていることを示す。
従来例の空気入りタイヤの概要は、図示を省略するが、一般的なタイヤ構造である。すなわち、ビードコアの周りにカーカスプライをタイヤ幅方向内側から外側へ巻き上げ、カーカスプライの外側に重ねてインナーライナーをタイヤ幅方向内側から外側へ巻き上げた構造であり、ラバーチェーハーは低モジュラス層を有しておらず、300%モジュラス値が14MPaの高モジュラス層のみが配置されている構成である。
比較例1の空気入りタイヤの概要は、図5に示すように、ビード103において、カーカスプライ105がビードコア103aの周りをタイヤ幅方向外側からタイヤ幅方向内側へ巻き上げられ、インナーライナー104がビードコア103aの周りに、その両端部がビード103及びカーカスプライ105の間に延在するようにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き上げられ、ビードコア103aの周りにラバーチェーハー106が配置された空気入りタイヤにおいて、ラバーチェーハー106は、低モジュラス層を有しておらず、300%モジュラス値が14MPaの高モジュラス層106bのみが配置されている構成である。すなわち、インナーライナー104には300%モジュラス値が14MPaの高モジュラス層106bが接触している構成である。
比較例2の空気入りタイヤの概要は、図6に示すように、ビード203において、カーカスプライ205がビードコア203aの周りをタイヤ幅方向外側からタイヤ幅方向内側へ巻き上げられ、インナーライナー204がビードコア203aの周りに、その両端部がビード203及びカーカスプライ205の間に延在するようにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き上げられ、ビードコア203aの周りにラバーチェーハー206が配置された空気入りタイヤにおいて、ラバーチェーハー206は300%モジュラス値が5MPaの低モジュラス層206aをカーカスプライ205の底面に接するようにビード下部中央部付近のみに配置されており、カーカスプライ205のビード下部中央部以外は、ビードの全表面を含めて300%モジュラス値が14MPaの高モジュラス層206bが配置されている構成である。すなわち、インナーライナー204には300%モジュラス値が14MPaの高モジュラス層206bが接触している構成である。
比較例3の空気入りタイヤの概要は、図7に示すように、ビード303において、カーカスプライ305がビードコア303aの周りをタイヤ幅方向外側からタイヤ幅方向内側へ巻き上げられ、インナーライナー304がビードコア303aの周りに、その両端部がビード303及びカーカスプライ305の間に延在するようにタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ巻き上げられ、ビードコア303aの周りにラバーチェーハー306が配置された空気入りタイヤにおいて、ラバーチェーハー306は300%モジュラス値が5MPaの低モジュラス層306aをカーカスプライ305の底面中央部のビード下部中央部付近からタイヤ幅方向外側に配置されており、カーカスプライ305の底面中央部のビード下部中央部付近からタイヤ幅方向内側には300%モジュラス値が14MPaの高モジュラス層306bが配置されている構成である。すなわち、インナーライナー304には300%モジュラス値が14MPaの高モジュラス層306bが接触している構成である。
[比較試験の結果]
比較例1〜3については、インナーライナーには300%モジュラス値が14MPaの高モジュラス層が接触している構成であるため、従来例の一般構造の空気入りタイヤに比較して、耐久性が低下していた。
1………タイヤトレッド
1a……ベルト及びベルト補強
1b……トレッドゴム
2………サイドウォール
3………ビード
3a……ビードコア
3b……ビードフィラー
4………インナーライナー
4a……インナーライナーの端部
5………カーカスプライ
5a……カーカスプライの端部
6………ラバーチェーハー
6a……低モジュラス層
6b……高モジュラス層
6c……ビードトウ
22………サイドウォール
23………ビード
23a……ビードコア
23b……ビードフィラー
24………インナーライナー
24a……インナーライナーの端部
25………カーカスプライ
25a……カーカスプライの端部
26………ラバーチェーハー
26a……低モジュラス層
26b……高モジュラス層
26c……ビードトウ
32………サイドウォール
33………ビード
33a……ビードコア
33b……ビードフィラー
34………インナーライナー
34a……インナーライナーの端部
35………カーカスプライ
35a……カーカスプライの端部
36………ラバーチェーハー
36a……低モジュラス層
36b……高モジュラス層
36c……ビードトウ
103………ビード
103a……ビードコア
104………インナーライナー
105………カーカスプライ
106………ラバーチェーハー
106a……低モジュラス層
106b……高モジュラス層
203………ビード
203a……ビードコア
204………インナーライナー
205………カーカスプライ
206………ラバーチェーハー
206a……低モジュラス層
206b……高モジュラス層
303………ビード
303a……ビードコア
304………インナーライナー
305………カーカスプライ
306………ラバーチェーハー
306a……低モジュラス層
306b……高モジュラス層
Claims (3)
- ビードコアを含む左右一対のビードと、前記ビードコアに架け渡されたカーカスプライと、前記カーカスプライの内周側に配置されるインナーライナーを有する空気入りタイヤにおいて、
前記カーカスプライがビードコアの周りをタイヤ幅方向外側からタイヤ幅方向内側へ巻き上げられてなり、
前記インナーライナーの両端部が前記ビード及び前記カーカスプライの間に延在してなり、
ビードコアの周りにおいて、ラバーチェーハーが配置されてなり、
前記ラバーチェーハーは、300%モジュラス値が相違する低モジュラス層と高モジュラス層とを有し、
低モジュラス層は、少なくともラバーチェーハーがインナーライナーに接触する箇所に配置されている
ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記低モジュラス層は、その300%モジュラス値が3.5MPa〜8.0MPaであり、インナーライナーの300%モジュラス値以上であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- ラバーチェーハーは、その外面側に配置される低モジュラス層が、タイヤ内面側のラバーチェーハー上端部からビードトウまでであることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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