JP2013184534A - 空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐損傷性に優れた2層構造のカーカス層を採用した場合において、操縦安定性と乗心地性を高い次元で両立することを可能にした空気入りタイヤ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 内側のカーカス層41と外側のカーカス層42を一対のビード部3i,3o間に装架し、車両装着時におけるタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、車両内側のビード部3iでは、カーカス層41をビードコア5iの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げ、その巻き上げ高さをビードフィラー6iの高さよりも低くし、カーカス層42をビードフィラー6iよりもタイヤ幅方向外側に配置し、カーカス層42をビードコア5iの廻りに巻き込むことなく該ビードコア5iの側方で終端させた構造とし、車両外側のビード部3oでは、カーカス層41,42をビードコア5oの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、そのうちの少なくとも一方をビードフィラー6oの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、耐損傷性に優れた2層構造のカーカス層を採用した空気入りタイヤ及びその製造方法に関し、更に詳しくは、操縦安定性と乗心地性を高い次元で両立することを可能にした空気入りタイヤ及びその製造方法に関する。
空気入りタイヤにおいて、耐損傷性を確保するために2層構造のカーカス層を採用することが提案されている。特に近年では、耐損傷性を確保した高級セダン用タイヤの需要が増大しており、この種の空気入りタイヤでは耐損傷性を確保することに加えて操縦安定性と乗心地性を高い次元で両立することが求められている。
ところで、操縦安定性と乗心地性のように二律背反する複数のタイヤ特性を同時に満足するための手法として、車両装着時におけるタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、カーカス層の係止構造を車両内側のビード部と車両外側のビード部とで互いに異ならせることが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
しかしながら、上述した手法は単層構造のカーカス層を備えた空気入りタイヤに関するものであり、2層構造のカーカス層の係止構造に基づいて操縦安定性と乗心地性の両立を図ることを教えるものではない。
特開2004−237808号公報 特開2005−75295号公報
本発明の目的は、耐損傷性に優れた2層構造のカーカス層を採用した場合において、操縦安定性と乗心地性を高い次元で両立することを可能にした空気入りタイヤ及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部においてタイヤ径方向内側となる第1カーカス層とトレッド部においてタイヤ径方向外側となる第2カーカス層を一対のビード部間に装架し、車両装着時におけるタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、
車両内側のビード部では、第1カーカス層をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げ、該第1カーカス層の巻き上げ高さをビードフィラーの高さよりも低くする一方で、第2カーカス層をビードフィラーよりもタイヤ幅方向外側に配置し、該第2カーカス層をビードコアの廻りに巻き込むことなく該ビードコアの側方で終端させた構造とし、
車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、そのうちの少なくとも一方をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造としたことを特徴とするものである。
ここで、車両外側のビード部における第1カーカス層及び第2カーカス層の係止構造としては、以下のような構造を採用することができる。
第1の係止構造として、車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、第1カーカス層をビードコアの内周側で終端させる一方で、第2カーカス層をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造を採用することができる。
第2の係止構造として、車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、第2カーカス層をビードコアの内周側で終端させる一方で、第1カーカス層をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造を採用することができる。
第3の係止構造として、車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、これら第1カーカス層及び第2カーカス層の双方をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造を採用することができる。
上記第1の係止構造を有する空気入りタイヤを製造するための本発明の空気入りタイヤの製造方法は、成形ドラムの外周面上にインナーライナー層を巻き付け、該インナーライナー層上に第2カーカス層の車両外側の分割片を巻き付け、該第2カーカス層の車両外側の分割片に対して車両外側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、前記インナーライナー層上に第1カーカス層を巻き付け、該第1カーカス層の車両外側の端部を車両外側のビードコアの内周側に巻き込み、該第1カーカス層に対して車両内側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、該第1カーカス層の車両内側の端部を車両内側のビードコアの廻りに巻き上げ、第2カーカス層の車両外側の分割片を車両外側のビードコアの廻りに巻き上げ、第1カーカス層上に第2カーカス層の車両内側の分割片を巻き付け、これら第1カーカス層及び第2カーカス層を含む1次グリーンタイヤを成形し、該1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、該2次グリーンタイヤを加硫することを特徴とするものである。
上記第2の係止構造を有する空気入りタイヤを製造するための本発明の空気入りタイヤの製造方法は、成形ドラムの外周面上にインナーライナー層を巻き付け、該インナーライナー層上に第1カーカス層の車両内側の分割片と車両外側の分割片をそれぞれ巻き付け、該第1カーカス層の車両内側の分割片に対して車両内側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、該第1カーカス層の車両外側の分割片に対して車両外側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、該第1カーカス層の車両内側の分割片を車両内側のビードコアの廻りに巻き上げ、該第1カーカス層の車両外側の分割片を車両外側のビードコアの廻りに巻き上げ、該第1カーカス層の両分割片上に第2カーカス層を巻き付け、該第2カーカス層の車両外側の端部を車両外側のビードコアの内周側に巻き込み、これら第1カーカス層及び第2カーカス層を含む1次グリーンタイヤを成形し、該1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、該2次グリーンタイヤを加硫することを特徴とするものである。
上記第3の係止構造を有する空気入りタイヤを製造するための本発明の空気入りタイヤの製造方法は、成形ドラムの外周面上にインナーライナー層を巻き付け、該インナーライナー層上に第1カーカス層の車両内側の分割片と車両外側の分割片をそれぞれ巻き付け、該第1カーカス層の車両外側の分割片上に第2カーカス層の車両外側の分割片を巻き付け、該第1カーカス層の車両内側の分割片に対して車両内側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、第2カーカス層の車両外側の分割片に対して車両外側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、該第1カーカス層の車両内側の分割片を車両内側のビードコアの廻りに巻き上げ、該第1カーカス層の車両外側の分割片及び第2カーカス層の車両外側の分割片を車両外側のビードコアの廻りに巻き上げ、該第1カーカス層の車両内側の分割片上に第2カーカス層の車両内側の分割片を巻き付け、これら第1カーカス層及び第2カーカス層を含む1次グリーンタイヤを成形し、該1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、該2次グリーンタイヤを加硫することを特徴とするものである。
本発明者は、2層のカーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げた構造(2−0構造)と、一方のカーカス層をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げる一方で他方のカーカス層をビードフィラーよりもタイヤ幅方向外側に配置してビードコアの側方で終端させた構造(1−1F構造)と、2層のカーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込んだ構造(0−2構造)を含む種々のタイヤ構造について鋭意研究を重ねた結果、1−1F構造を有するタイヤは2−0構造を有するタイヤに比べて操縦安定性に劣るものの乗心地性に優れ、0−2構造を有するタイヤは2−0構造を有するタイヤに比べて乗心地性に劣るものの操縦安定性に優れることを知見した。そして、車両装着時におけるタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、車両内側のビード部に1−1F構造を採用すると同時に車両外側のビード部に0−2構造を採用することにより、操縦安定性の改善効果と乗心地性の改善効果とを同時に享受できることを知見し、本発明に至ったのである。
即ち、耐損傷性に優れた2層構造のカーカス層を採用するにあたって、車両内側のビード部では、第1カーカス層をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げ、該第1カーカス層の巻き上げ高さをビードフィラーの高さよりも低くする一方で、第2カーカス層をビードフィラーよりもタイヤ幅方向外側に配置し、該第2カーカス層をビードコアの廻りに巻き込むことなく該ビードコアの側方で終端させた構造とし、車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、そのうちの少なくとも一方をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造とすることにより、操縦安定性と乗心地性を高い次元で両立することができる。
本発明において、車両内側のビード部に配置されるビードフィラーの高さは車両外側のビード部に配置されるビードフィラーの高さよりも低くすることが好ましい。これにより、操縦安定性と乗心地性を両立する効果を更に高めることができる。
また、トレッド部を接地幅の3等分に相当する車両内側領域と中央領域と車両外側領域とに区分したとき、車両外側領域での溝面積比率を車両内側領域での溝面積比率よりも小さくすることが好ましい。これにより、車両外側領域のブロック剛性を相対的に高くして操縦安定性を更に向上することはできる。
更に、上記第1乃至第3の係止構造を有する空気入りタイヤは、上述した空気入りタイヤの製造方法に基づいて簡単に製造することができる。
本発明において、接地幅は、タイヤを正規リムにリム組して正規内圧を充填した状態で該タイヤを平面に対して垂直に置き正規荷重を加えたときの平面との接触面におけるタイヤ軸方向の最大直線距離である。「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えば、JATMAであれば標準リム、TRAであれば“Design Rim”、或いはETRTOであれば“Measuring Rim”とする。「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“INFLATION PRESSURE”であるが、タイヤが乗用車である場合には180kPaとする。「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“LOAD CAPACITY”であり、タイヤが乗用車の場合には前記荷重の70%に相当する荷重とする。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 図1の空気入りタイヤのケーシング構造を概略的に示す断面図である。 本発明の空気入りタイヤのケーシング構造の変形例を概略的に示す断面図である。 図4のケーシング構造を有する空気入りタイヤの製造工程を概略的に示し、(a)〜(f)は各工程の断面図である。 本発明の空気入りタイヤのケーシング構造の更なる変形例を概略的に示す断面図である。 図6のケーシング構造を有する空気入りタイヤの製造工程を概略的に示し、(a)〜(f)は各工程の断面図である。 本発明の空気入りタイヤのケーシング構造の更なる変形例を概略的に示す断面図である。 図8のケーシング構造を有する空気入りタイヤの製造工程を概略的に示し、(a)〜(d)は各工程の断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図3は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。この空気入りタイヤは、車両装着時におけるタイヤ表裏の装着方向が指定されたタイヤである。図1〜図3において、INは車両装着時の車両内側であり、OUTは車両装着時の車両外側である。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、該トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2i,2oと、これらサイドウォール部2i,2oのタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3i,3oとを備えている。
一対のビード部3i,3o間にはタイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含む2層のカーカス層4が装架されている。カーカス層4の補強コードとしては、一般には有機繊維コードが使用されるが、スチールコードを使用しても良い。これらカーカス層4は、トレッド部1においてタイヤ径方向内側となるカーカス層41(第1カーカス層)とトレッド部1においてタイヤ径方向外側となるカーカス層42(第2カーカス層)とから構成されている。ビード部3i,3oにはそれぞれ環状のビードコア5i,5oが埋設されており、そのビードコア5i,5oの外周上に断面三角形状のゴム組成物からなるビードフィラー6i,6oが配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層7が埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。ベルト層7の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。ベルト層7の外周側には、高速耐久性の向上を目的として、補強コードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で配列してなる少なくとも1層のベルトカバー層8を配置されている。ベルトカバー層8は少なくとも1本の補強コードを引き揃えてゴム被覆してなるストリップ材をタイヤ周方向に連続的に巻回したジョイントレス構造とすることが望ましい。また、ベルトカバー層8はベルト層7の幅方向の全域を覆うように配置しても良く、或いは、ベルト層7の幅方向外側のエッジ部のみを覆うように配置しても良い。ベルトカバー層8の補強コードとしては、ナイロンやアラミド等の有機繊維コードが好ましく使用される。
また、タイヤ内面にはカーカス層41,42に沿ってインナーライナー層9が配置されており、このインナーライナー層9が空気透過防止層として機能する。
図2に示すように、トレッド部1には、タイヤ周方向にストレート状に延びる4本の主溝11と、タイヤ周方向にストレート状に延びる2本の細溝12と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝13とが形成されている。これにより、トレッド部1には、センターリブ14と、該センターリブ14に沿って延在する細リブ15と、該細リブ15よりもタイヤ幅方向外側に配置された複数のブロック16とが区画されている。
上記空気入りタイヤにおいて、車両内側のビード部3iでは、タイヤ径方向内側のカーカス層41がビードコア5iの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げられ、該カーカス層41の巻き上げ高さH1iがビードフィラー6iの高さFHiよりも低くなっている。また、車両内側のビード部3iでは、タイヤ径方向外側のカーカス層42がビードフィラー6iよりもタイヤ幅方向外側に配置され、該カーカス層42がビードコア5iの廻りに巻き込まれることなく該ビードコア5iの側方で終端している。つまり、車両内側のビード部3iでは1−1F構造(F:フローティング)が採用されている。
車両外側のビード部3oでは、カーカス層41,42はいずれもビードコア5i,5oの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込まれ、そのうちの少なくとも一方がビードフィラー6oの頂点よりも高い位置まで巻き上げられている。本実施形態では、カーカス層42がビードフィラー6oの頂点よりも高い位置まで巻き上げられ、カーカス層42の巻き上げ高さH2oがビードフィラー6oの高さFHoよりも高くなっている。つまり、車両外側のビード部3oでは0−2構造が採用されている。
このように車両装着時におけるタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、耐損傷性に優れた2層構造のカーカス層4を採用するにあたって、車両内側のビード部3iに1−1F構造を採用すると同時に車両外側のビード部3oに0−2構造を採用することにより、0−2構造に基づく優れた操縦安定性と1−1F構造に基づく優れた乗心地性を同時に享受することができる。これにより、耐損傷性を確保しながら、操縦安定性と乗心地性を高い次元で両立することが可能になる。
上記空気入りタイヤにおいて、車両内側のビード部3iに配置されるビードフィラー6iの高さFHiと車両外側のビード部3oに配置されるビードフィラー6oの高さFHoはタイヤ断面高さの20%〜60%の範囲に設定されている。ビードフィラー6iの高さFHiとビードフィラー6oの高さFHoは同一であっても良いが、ビードフィラー6iの高さFHiをビードフィラー6oの高さFHoよりも低くすることが好ましい。このようにビードフィラー6i,6oを非対称構造とし、車両内側のビード部3iと車両外側のビード部3oとの間に剛性差を設けることにより、操縦安定性と乗心地性を両立する効果を更に高めることができる。この場合、ビードフィラー6iの高さFHiとビードフィラー6oの高さFHoとの差は10mm〜30mmとすることが望ましい。なお、全ての高さはリム径位置に相当するビードヒール位置を基準とする高さである。
上記空気入りタイヤにおいて、図2に示すように、トレッド部1を接地幅TCWの3等分に相当する車両内側領域Aiと中央領域Acと車両外側領域Aoとに区分したとき、車両外側領域Aoでの溝面積比率は車両内側領域Aiでの溝面積比率よりも小さくなるように設定されている。これにより、車両外側領域Aoのブロック剛性を相対的に高くして操縦安定性を更に向上することができる。各領域の溝面積比率5%〜40%の範囲に設定し、車両外側領域Aoでの溝面積比率Soと車両内側領域Aiでの溝面積比率Siとの差は3%〜10%とすることが好ましい。
図3において、カーカス層41,42は一対のビード部3i,3o間で連続的に延在しているが、これらカーカス層41,42の少なくとも一方がトレッド部1において分断されていても良い。カーカス層41,42の少なくとも一方をトレッド部1において分断した場合、後述する製造上の利点が得られるが、性能上の悪影響が生じることはない。
図4は本発明の空気入りタイヤのケーシング構造の変形例を示すものである。図4において、車両外側のビード部3oでは、カーカス層41,42をいずれもビードコア5oの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、カーカス層41をビードコア5oの内周側で終端させる一方で、カーカス層42をビードフィラー6oの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造を採用している。つまり、カーカス層42の巻き上げ高さH2oがビードフィラー6oの高さFHoよりも高くなっている。更に、カーカス層42はトレッド部1において分断されていて車両内側の分割片42iと車両外側の分割片42oとから構成されている。
図5(a)〜(f)は上述のような係止構造を有する空気入りタイヤの製造方法を示すものである。先ず、図5(a)に示すように、成形ドラムDの外周面上にインナーライナー層9を巻き付け、そのインナーライナー層9上にカーカス層42の車両外側の分割片42oを巻き付ける。次に、図5(b)に示すように、カーカス層42の車両外側の分割片42oに対して車両外側のビードコア5o及びビードフィラー6oを組み付ける。次に、図5(c)に示すように、インナーライナー層9上にカーカス層41を巻き付ける。次に、図5(d)に示すように、カーカス層41の車両外側の端部を車両外側のビードコア5oの内周側に巻き込み、カーカス層41に対して車両内側のビードコア5i及びビードフィラー6iを組み付ける。次に、図5(e)に示すように、カーカス層41の車両内側の端部を車両内側のビードコア5iの廻りに巻き上げ、カーカス層42の車両外側の分割片42oを車両外側のビードコア5oの廻りに巻き上げる。次に、図5(f)に示すように、カーカス層41上にカーカス層42の車両内側の分割片42iを巻き付け、これらカーカス層41,42を含む1次グリーンタイヤを成形する。
その後、上記1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、その2次グリーンタイヤを加硫することにより、所望の空気入りタイヤを得ることができる。つまり、カーカス層42を分割片42i,42oから構成し、その巻き付け手順を工夫することにより、図4に示す空気入りタイヤを簡単に製造することができる。
図6は本発明の空気入りタイヤのケーシング構造の更なる変形例を示すものである。図6において、車両外側のビード部3oでは、カーカス層41,42をいずれもビードコア5oの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、カーカス層42をビードコア5oの内周側で終端させる一方で、カーカス層41をビードフィラー6oの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造を採用している。つまり、カーカス層41の巻き上げ高さH1oがビードフィラー6oの高さFHoよりも高くなっている。更に、カーカス層41はトレッド部1において分断されていて車両内側の分割片41iと車両外側の分割片41oとから構成されている。
図7(a)〜(f)は上述のような係止構造を有する空気入りタイヤの製造方法を示すものである。先ず、図7(a)に示すように、成形ドラムDの外周面上にインナーライナー層9を巻き付け、そのインナーライナー層9上にカーカス層41の車両内側の分割片41iと車両外側の分割片41oをそれぞれ巻き付ける。次に、図7(b)に示すように、カーカス層41の車両内側の分割片41iに対して車両内側のビードコア5i及びビードフィラー6iを組み付け、カーカス層41の車両外側の分割片41oに対して車両外側のビードコア5o及びビードフィラー6oを組み付ける。次に、図7(c)に示すように、カーカス層41の車両内側の分割片41iを車両内側のビードコア5iの廻りに巻き上げ、カーカス層41の車両外側の分割片41oを車両外側のビードコア5oの廻りに巻き上げる。次に、図7(d)に示すように、カーカス層41の両分割片41i,41o上にカーカス層42を巻き付ける。次に、図7(e)に示すように、カーカス層42の車両外側の端部を車両外側のビードコア5oの内周側に巻き込む、次に、図7(f)に示すように、インナーライナー層9を整えることにより、カーカス層41,42を含む1次グリーンタイヤを成形する。
その後、上記1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、その2次グリーンタイヤを加硫することにより、所望の空気入りタイヤを得ることができる。つまり、カーカス層41を分割片41i,41oから構成し、その巻き付け手順を工夫することにより、図6に示す空気入りタイヤを簡単に製造することができる。
図8は本発明の空気入りタイヤのケーシング構造の更なる変形例を示すものである。図8において、車両外側のビード部3oでは、カーカス層41,42をいずれもビードコア5oの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、これらカーカス層41,42の双方をビードフィラー6oの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造を採用している。つまり、カーカス層41,42の巻き上げ高さH1o,H2oがビードフィラー6oの高さFHoよりも高くなっている。更に、カーカス層41はトレッド部1において分断されていて車両内側の分割片41iと車両外側の分割片41oとから構成され、カーカス層42はトレッド部1において分断されていて車両内側の分割片42iと車両外側の分割片42oとから構成されいる。
図9(a)〜(d)は上述のような係止構造を有する空気入りタイヤの製造方法を示すものである。先ず、図9(a)に示すように、成形ドラムDの外周面上にインナーライナー層9を巻き付け、そのインナーライナー層9上にカーカス層41の車両内側の分割片41iと車両外側の分割片41oをそれぞれ巻き付け、カーカス層41の車両外側の分割片41o上にカーカス層42の車両外側の分割片42oを巻き付ける。先ず、図9(b)に示すように、カーカス層41の車両内側の分割片41iに対して車両内側のビードコア5i及びビードフィラー6iを組み付け、カーカス層42の車両外側の分割片42oに対して車両外側のビードコア5o及びビードフィラー6oを組み付ける。先ず、図9(c)に示すように、カーカス層41の車両内側の分割片41iを車両内側のビードコア5iの廻りに巻き上げ、カーカス層41の車両外側の分割片41o及びカーカス層42の車両外側の分割片42oを車両外側のビードコア5oの廻りに巻き上げる。先ず、図9(d)に示すように、カーカス層41の車両内側の分割片41i上にカーカス層42の車両内側の分割片42iを巻き付け、これらカーカス層41,42を含む1次グリーンタイヤを成形する。
その後、上記1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、その2次グリーンタイヤを加硫することにより、所望の空気入りタイヤを得ることができる。つまり、カーカス層41を分割片41i,41oから構成すると共に、カーカス層42を分割片42i,42oから構成し、その巻き付け手順を工夫することにより、図8に示す空気入りタイヤを簡単に製造することができる。
タイヤサイズ205/60R16 92Vで、一対のビード部間に装架された2層のカーカス層を有し、車両装着時におけるタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、車両内側のビード部におけるカーカス層の係止構造、車両外側のビード部におけるカーカス層の係止構造、車両内側のビードフィラーの高さFHiと車両外側のビードフィラーの高さFHoとの大小関係、車両内側領域での溝面積比率Siと車両外側領域での溝面積比率Soとの大小関係を表1及び表2のように設定した従来例1、比較例1〜4及び実施例1〜6のタイヤを製作した。
表1及び表2において、「2−0構造 Hi−Lo」は2層のカーカス層をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げ、一方のカーカス層の巻き上げ高さをビードフィラー高さよりも大きくし、他方のカーカス層の巻き上げ高さをビードフィラー高さよりも小さくした構造を意味する。「1−1F構造 Lo」は一方のカーカス層をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げ、その巻き上げ高さをビードフィラー高さよりも小さくし、他方のカーカス層をビードフィラーの外側に配置した構造を意味する。「1−1F構造 Hi」は一方のカーカス層をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げ、その巻き上げ高さをビードフィラー高さよりも大きくし、他方のカーカス層をビードフィラーの外側に配置した構造を意味する。「0−2構造 Lo−Lo」は2層のカーカス層をビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、両方のカーカス層をビードコアの内周側で終端させた構造を意味する。「0−2構造 Hi−Lo」は2層のカーカス層をビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、一方のカーカス層をビードコアの内周側で終端させる一方で、他方のカーカス層をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造を意味する。「0−2構造 Hi−Hi」は2層のカーカス層をビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、両方のカーカス層をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造を意味する。
これら試験タイヤについて、下記の評価方法により、操縦安定性及び乗心地性を評価し、その結果を表1及び表2に併せて示した。
操縦安定性:
各試験タイヤをリムサイズ16×6.5Jのホイールに組み付けて排気量1800ccの試験車両に装着し、空気圧240kPaの条件にて、ドライ路面での操縦安定性についてテストドライバーによる官能評価を行った。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどドライ路面での操縦安定性が優れていることを意味する。
乗心地性:
各試験タイヤをリムサイズ16×6.5Jのホイールに組み付けて排気量1800ccの試験車両に装着し、空気圧240kPaの条件にて、乗心地性についてテストドライバーによる官能評価を行った。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど路面入力が少なく乗心地性が優れていることを意味する。
Figure 2013184534
Figure 2013184534
表1及び表2から判るように、実施例1〜8のタイヤは、両側で2−0構造を採用した従来例1との対比において、操縦安定性と乗心地性を高次元で両立することができた。一方、両側で1−1F構造を採用した比較例1のタイヤは、従来例1との対比において、乗心地性が改善されたものの操縦安定性が大幅に悪化していた。両側で0−2F構造を採用した比較例2のタイヤは、従来例1との対比において、操縦安定性が改善されたものの乗心地性が大幅に悪化していた。比較例3のタイヤは、車両内側におけるカーカス層の巻き上げ高さが過大であるため、乗心地性の改善効果が得られなかった。比較例4のタイヤは、車両外側においてカーカス層が十分に巻き上げられていないため、操縦安定性の改善効果が得られなかった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4,41,42 カーカス層
41i,41o,42i,42o カーカス層の分割片
5i,5o ビードコア
6i,6o ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルトカバー層
9 インナーライナー層

Claims (9)

  1. トレッド部においてタイヤ径方向内側となる第1カーカス層とトレッド部においてタイヤ径方向外側となる第2カーカス層を一対のビード部間に装架し、車両装着時におけるタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、
    車両内側のビード部では、第1カーカス層をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げ、該第1カーカス層の巻き上げ高さをビードフィラーの高さよりも低くする一方で、第2カーカス層をビードフィラーよりもタイヤ幅方向外側に配置し、該第2カーカス層をビードコアの廻りに巻き込むことなく該ビードコアの側方で終端させた構造とし、
    車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、そのうちの少なくとも一方をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造としたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 車両内側のビード部に配置されるビードフィラーの高さを車両外側のビード部に配置されるビードフィラーの高さよりも低くしたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. トレッド部を接地幅の3等分に相当する車両内側領域と中央領域と車両外側領域とに区分したとき、車両外側領域での溝面積比率を車両内側領域での溝面積比率よりも小さくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、第1カーカス層をビードコアの内周側で終端させる一方で、第2カーカス層をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、第2カーカス層をビードコアの内周側で終端させる一方で、第1カーカス層をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 車両外側のビード部では、第1カーカス層及び第2カーカス層をいずれもビードコアの廻りにタイヤ外側から内側へ巻き込み、これら第1カーカス層及び第2カーカス層の双方をビードフィラーの頂点よりも高い位置まで巻き上げた構造としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 請求項4に記載の空気入りタイヤを製造する方法であって、成形ドラムの外周面上にインナーライナー層を巻き付け、該インナーライナー層上に第2カーカス層の車両外側の分割片を巻き付け、該第2カーカス層の車両外側の分割片に対して車両外側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、前記インナーライナー層上に第1カーカス層を巻き付け、該第1カーカス層の車両外側の端部を車両外側のビードコアの内周側に巻き込み、該第1カーカス層に対して車両内側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、該第1カーカス層の車両内側の端部を車両内側のビードコアの廻りに巻き上げ、第2カーカス層の車両外側の分割片を車両外側のビードコアの廻りに巻き上げ、第1カーカス層上に第2カーカス層の車両内側の分割片を巻き付け、これら第1カーカス層及び第2カーカス層を含む1次グリーンタイヤを成形し、該1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、該2次グリーンタイヤを加硫することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  8. 請求項5に記載の空気入りタイヤを製造する方法であって、成形ドラムの外周面上にインナーライナー層を巻き付け、該インナーライナー層上に第1カーカス層の車両内側の分割片と車両外側の分割片をそれぞれ巻き付け、該第1カーカス層の車両内側の分割片に対して車両内側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、該第1カーカス層の車両外側の分割片に対して車両外側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、該第1カーカス層の車両内側の分割片を車両内側のビードコアの廻りに巻き上げ、該第1カーカス層の車両外側の分割片を車両外側のビードコアの廻りに巻き上げ、該第1カーカス層の両分割片上に第2カーカス層を巻き付け、該第2カーカス層の車両外側の端部を車両外側のビードコアの内周側に巻き込み、これら第1カーカス層及び第2カーカス層を含む1次グリーンタイヤを成形し、該1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、該2次グリーンタイヤを加硫することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  9. 請求項6に記載の空気入りタイヤを製造する方法であって、成形ドラムの外周面上にインナーライナー層を巻き付け、該インナーライナー層上に第1カーカス層の車両内側の分割片と車両外側の分割片をそれぞれ巻き付け、該第1カーカス層の車両外側の分割片上に第2カーカス層の車両外側の分割片を巻き付け、該第1カーカス層の車両内側の分割片に対して車両内側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、第2カーカス層の車両外側の分割片に対して車両外側のビードコア及びビードフィラーを組み付け、該第1カーカス層の車両内側の分割片を車両内側のビードコアの廻りに巻き上げ、該第1カーカス層の車両外側の分割片及び第2カーカス層の車両外側の分割片を車両外側のビードコアの廻りに巻き上げ、該第1カーカス層の車両内側の分割片上に第2カーカス層の車両内側の分割片を巻き付け、これら第1カーカス層及び第2カーカス層を含む1次グリーンタイヤを成形し、該1次グリーンタイヤを用いてトロイダル形状の2次グリーンタイヤを成形し、該2次グリーンタイヤを加硫することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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