JPH10261566A - ビーム電流測定用貫通孔の製造方法 - Google Patents

ビーム電流測定用貫通孔の製造方法

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JPH10261566A
JPH10261566A JP6489197A JP6489197A JPH10261566A JP H10261566 A JPH10261566 A JP H10261566A JP 6489197 A JP6489197 A JP 6489197A JP 6489197 A JP6489197 A JP 6489197A JP H10261566 A JPH10261566 A JP H10261566A
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潤 高松
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Tetsuo Nakasugi
哲郎 中杉
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善光 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形ビームの高精度測定に必要となる0.1
μmφ程度の微小貫通孔を、ビームを遮るための薄膜に
精度良く形成することができ、電子ビーム露光装置にお
ける描画精度向上等に寄与する。 【解決手段】 電子ビーム露光装置におけるビーム電流
測定に使用されるビーム電流測定用貫通孔の製造方法に
おいて、Si基板61の表面側にW薄膜63を成膜した
後、基板61の裏面側から該基板61を選択エッチング
して開口を設け、次いでFIBを用いたエッチングによ
ってW薄膜63に所望の貫通孔径よりも大きな径の第1
の開口63bを形成し、しかるのちFIBを用いたエッ
チングによって第1の開口63bの底部に所望の貫通孔
径の第2の開口63aを形成して開口を貫通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクやウェハ等
の試料へのパターン描画或いはパターン転写に用いられ
る荷電ビーム露光装置において、ビームの寸法,形状,
位置,電流密度,電流密度分布等を測定するために使用
するビーム電流測定用貫通孔の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIデバイスの集積化が進むにつれ
て、LSIの製造に用いられるリソグラフィ装置の精度
及びスループットに対する要求は、益々厳しくなってき
ている。現在、リソグラフィ装置として用いられている
電子ビーム露光装置では、十分なスループットを確保す
るために、可変成形ビーム(Variable Shaped Beam: V
SB)方式、又はキャラクタプロジェクション(Charac
ter Projection:CP)方式という描画方式を採用して
いる。
【0003】図1は、VSB方式の電子ビーム露光装置
を示す模式図であり、図中の10は試料基板(ウェ
ハ)、11は電子銃、12はコンデンサレンズ、13は
第1成形アパーチャ、14はプロジェクションレンズ、
15は成形偏向器、16は第2成形アパーチャ、17は
副偏向器、18は対物レンズ、19は主偏向器を示して
いる。VSB方式では、図中の2つのアパーチャ、即ち
第1成形アパーチャ13と第2成形アパーチャ15を用
いてビームの成形を行う。
【0004】一方、CP方式では、第2成形アパーチャ
に図2のようなCP用アパーチャを用いる。図中の21
はSi基板、22はアパーチャ薄膜、23はCP用アパ
ーチャである。LSIデバイスのパターンには、DRA
Mに代表されるように、繰り返しパターンを多く含むも
のがある。CPアパーチャ上には、このような繰り返し
パターンから抽出した単位パターンを形成しておく。こ
れによってCP方式は、VSB方式と比較して大幅にシ
ョット数を減らすことができるため、描画のスループッ
トを格段に向上させることができる。
【0005】VSB方式,CP方式とは異なるパターン
露光方法として、パターン転写方式がある。これは、形
成しようとするパターンの全体或いは一部分を予めマス
クに形成しておき、転写するという方式である。パター
ン転写方式は、比較的広い領域を一括して転写する。そ
のため、CP方式と比較して、成形ビームの面積が大き
いことが特徴である。
【0006】VSB方式,CP方式,或いは転写方式の
いずれにおいても、成形されたビームの形状,寸法,位
置,及びビームエッジの解像度等を測定し、これらを最
適値に調整することは、高精度の描画のために不可欠な
作業である。また、特にCP方式や転写方式において
は、成形されたビームの面積が大きいため、成形ビーム
の電流密度分布を知りそれを調整することは、高精度の
パターン形成のために不可欠になる。
【0007】成形ビームの形状等を測定する従来方法と
して、金(Au)或いはタングステン(W)等の微小マ
ーク(大きさは、例えば0.1〜0.5μm)を用いる
方法があるが、この方法では、十分なS/N比(コント
ラスト)を得ることができない、高精度の測定ができな
い、反射電子信号の強度をビーム電流に換算することが
難しい等の問題がある。
【0008】そこで最近、微小マークからの反射電子信
号を測定するという方法の他に、図3に示すように、微
小貫通孔を通過したビームの電流を直接測定するという
方法が検討されている。図中の30は電子ビーム、31
は微小貫通孔31aを有する薄膜、32は制限アパーチ
ャ、33はファラデーカップ、34は電流計を示してい
る。この電流測定の方法を用いれば、微小マークの方法
に比べて、ビームの形状,寸法,位置,ビームエッジの
解像度の測定において、S/N比,解像度,及び位置分
解能が向上し、高精度の測定ができる。この方法は、電
流密度分布の測定にも応用することができる。
【0009】この微小貫通孔31aを用いたビーム電流
測定の概要は、以下の通りである。まず、薄膜31に測
定対象となる成形ビームの断面積よりも微小な貫通孔3
1aを形成する。そして、この微小貫通孔31a上を成
形ビームでスキャンし、微小貫通孔31aを通過してき
たビームの電流をファラデーカップ33で測定する。こ
のビーム電流の測定値とスキャン信号とを用いれば、成
形ビームの形状、或いは電流密度分布等を知ることがで
きる。
【0010】このような微小貫通孔を構成するには、薄
膜としてシリコン(Si)が用いられ、また微小貫通孔
の形成にはリソグラフィの手法が用いられてきた。具体
的に述べると、パターニングしたレジストをマスクにし
てRIEによってSi薄膜をパターニングし、微小貫通
孔を形成するのである。Si薄膜のパターニングに、パ
ターン・トランスファの手法を用いることもある。即
ち、レジストとSi薄膜との間にSi酸化膜の中間層を
形成しておき、まずパターニングされたレジストをマス
クにしてSi酸化膜の中間層をエッチングし、さらにこ
の中間層をマスクにしてSi薄膜をエッチングするので
ある。
【0011】しかしながら、この種の方法にあっては次
のような問題があった。まず、従来用いられてきたRI
E等によるエッチングの手法によって、アスペクト比の
高い貫通孔を形成することは、一般的には容易ではな
い。薄膜が厚い場合、エッチング中に微小開口の径が徐
々に大きくなり、所望の径の貫通孔を得ることが難しく
なる。
【0012】薄膜を薄くすることによって、貫通孔のア
スペクト比を小さくし微細な貫通孔を形成しやすくする
という手法が考えられるが、この場合、薄膜がビームの
透過限度膜厚よりも薄くなる。例えば、Si薄膜の場
合、0.1μmφの貫通孔を形成するためには、薄膜の
厚さを1μm程度にするのが望ましい。しかし、50k
eVの電子に対する透過限度膜厚は20μmであるの
で、薄膜に照射されたビームのかなりの部分は、薄膜を
透過してファラデーカップに到達してしまう。このよう
な薄膜部分を透過してきたビームは、S/N比を劣化さ
せる要因になる。
【0013】この問題を解決するために、微小貫通孔3
1とaファラデーカップ33との間に、制限アパーチャ
32を設けるという方法が提案されている。この方法で
は、微小貫通孔31aを有する薄膜部分31を透過して
きた電子ビーム30の多くは、薄膜31によって散乱さ
れて進行方向が変化する。そこで、制限アパーチャ32
を設けることによって、薄膜31中で散乱されて進行方
向が変わったビームを遮断して、S/N比を大幅に向上
させるのである。
【0014】しかしながら、この方法にも次のような問
題がある。即ち、薄膜31中で散乱されたビームの中
で、小さな散乱角のビームを遮断するためには、制限ア
パーチャ32の開口径を小さくするか、又は薄膜31と
制限アパーチャ32との間の距離を大きくしなければな
らない。制限アパーチャ32の開口径を小さくした場
合、薄膜31に設けた微小貫通孔31aと制限アパーチ
ャ32とのアライメントに高い精度が要求されるように
なる。また、装置上の制約から、薄膜31と制限アパー
チャ32との間の距離の大きさには制限がある。従っ
て、制限アパーチャ32の開口径をできるだけ小さくす
ると共に、制限アパーチャ32と薄膜31の微小貫通孔
31aとのアライメントを高精度に行う必要がある。し
かし、これらを容易に行える方法がないのが現状であ
る。
【0015】これらの問題を軽決するには、薄膜に電子
阻止能の高い重金属を用いるという方法がある。重金属
薄膜を用いれば、Si薄膜よりも薄い膜厚で入射電子ビ
ームを遮断することができ、また制限アパーチャを設け
なくても、高いS/N比を得ることができる。しかし、
重金属薄膜にRIE等によるエッチングの手法を用いて
微小貫通孔を形成する場合にも、Si薄膜の場合と同様
に、微小貫通孔の径を小さくするのが容易ではないとい
う問題が生じる。
【0016】薄膜に微小貫通孔を形成する別の方法とし
て、パターニングされたレジストを鋳型にしたリフトオ
フ法がある。この方法では、薄膜に重金属を用いること
ができるので、薄い膜厚でも電子阻止能を高くできる。
しかし、鋳型として用いるレジストの孤立パターンが細
く、かつアスペクト比が高くなるにつれ、レジストが倒
れやすくなるという問題がある。例えば、レジストにP
MMAを用いた場合、外径が1μmφ以下では、アスペ
クト比が2〜3より大きくなると、孤立パターンは容易
に倒れてしまう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、微小
貫通孔を用いてビームを高精度に測定するには、貫通孔
を形成する薄膜の膜厚を電子透過限度膜厚より厚くし、
かつ貫通孔の径を0.1μmφ程度と極めて小さくしな
ければならないが、このような微細孔を形成するのは困
難であった。
【0018】本発明は、上記の事情を考慮して成された
もので、その目的とするところは、成形ビームの高精度
測定に必要となる0.1μmφ程度の微小貫通孔を、ビ
ームを遮るための薄膜に精度良く形成することができ、
荷電ビーム露光装置における描画精度向上等に寄与し得
るビーム電流測定用貫通孔の製造方法を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。即ち本発明は、荷電ビーム露光
装置におけるビーム電流測定に使用されるビーム電流測
定用貫通孔の製造方法において、基板の表面側に薄膜を
成膜する工程と、前記基板の裏面側から該基板を選択エ
ッチングして開口を設ける工程と、集束イオンビーム
(FIB)を用いたエッチングにより前記薄膜に貫通孔
を形成する工程とを含み、前記貫通孔を形成する工程と
して、所望の貫通孔径よりも大きな径の第1の開口を形
成したのち、第1の開口の底部に所望の貫通孔径の第2
の開口を形成して開口を貫通させることを特徴とする。
【0020】また本発明は、荷電ビーム露光装置におけ
るビーム電流測定に使用されるビーム電流測定用貫通孔
の製造方法において、基板の表面側に集束イオンビーム
或いは電子ビームを用いて柱状の堆積物を堆積させる工
程と、前記柱状堆積物を鋳型として前記基板上に薄膜を
成膜する工程と、前記基板の裏面から該基板を選択エッ
チングして開口を設ける工程と、前記薄膜を成膜後に前
記柱状堆積物を除去して該薄膜に貫通孔を形成する工程
とを含むことを特徴とする。
【0021】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 薄膜の材料として、Be,B,C,Si,Al,T
i,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Mo,
Pd,Ag,Ta,W,Re,Os,Ir,Au,P
t,Pbの単体、或いはそれらの合金を用いること。ま
た、これらの成膜方法として、メッキ法,スパッタリン
グ法,真空蒸着法,或いはCVD法を用いること。
【0022】(2) FIBによるエッチングにXeF2
Cl2 ,I2 をエッチング用アシストとして用いてもよ
いこと。 (3) FIBによる柱状堆積物の堆積法に代わりに、電子
ビームを用いて柱状堆積物を堆積させること。
【0023】(4) 柱状堆積物が、炭素,炭化水素,或い
は酸化シリコンを単独、又は複合して含むこと。 (5) 鋳型として用いる柱状堆積物を堆積させる工程が、
所望の外径よりも大きな径の柱状堆積物を堆積させる第
1の工程と、この大きな径の柱状堆積物の上部に所望の
外径の柱状堆積物を堆積させる第2の工程からなるこ
と。
【0024】(6) 貫通孔の内径が、測定対象のビームの
断面よりも小さいこと。 (7) 同一基板上に、大きさの異なる複数の貫通孔を配置
すること。 (8) 貫通孔は、内径の異なる2つ以上の部分から成るこ
と。
【0025】(作用)本発明によれば、FIBを用いた
2段階のエッチング又はFIBを用いた柱状堆積物の形
成に続くリフトオフにより貫通孔を形成することによっ
て、RIEによるエッチングでは形成が困難な薄膜上の
微小貫通孔を容易に形成することができる。
【0026】また、本発明では、薄膜に電子阻止能の大
きい重金属を用いることができるので、従来のSi製の
薄膜の場合と比較して、同程度の膜厚であっても、より
高いS/N比を得ることができる。
【0027】しかも貫通孔の内径を、径が小さくしかも
一様な部分と、径が大きい部分との2段階の構成にして
いるため、薄膜の膜厚が厚い場合でも、貫通孔の形成が
容易で、かつ制限アパーチャを設けなくても十分なS/
N比を得ることができる。これは、径の小さい部分の薄
膜を透過してきた電子ビームの一部は、薄膜中で散乱さ
れて進行方向が変わり、散乱された電子ビームの一部は
径の大きい部分の薄膜で阻止されるためである。
【0028】
【発明の実施の形態】発明の実施形態の形成を説明する
前に、本発明の基本的プロセスについて説明する。 (1)微小貫通孔を形成する手段として、集束イオンビ
ーム(FIB)によるエッチング作用を応用する。FI
Bのビーム径は、30nm程度、或いはそれ以下に絞
り、微小貫通孔の形成に適するようにする。貫通孔の形
成には、FIBのスパッタリング作用を用いたFIBス
パッタエッチング、或いはアシストガスを用いたFIB
アシストエッチングを適用する。
【0029】薄膜が厚く、微小な貫通孔を形成するのが
困難な場合には、以下に述べるような2段階(又はそれ
以上の段階)のエッチング工程を適用する。まず、第1
段階として、所望の開口径よりも大きな径の第1の開口
を形成する。この第1の開口は貫通させないようにす
る。この段階においては、FIBアシストエッチングを
用いてもよい。第2段階では、FIBスパッタエッチン
グを行い、第1段階で形成した第1の開口の底部に、所
望とする微小な径の第2の開口(貫通孔)を形成し、開
口を貫通させる。これにより、図4(a)に示すような
貫通孔が形成される。図中の41は微小貫通孔41aを
有する薄膜、42は開口を有するSi基板である。
【0030】このような2段階のエッチング工程を行う
理由は、以下の通りである。FIBスパッタリングにお
いては、エッチングされた原子が開口の側壁に再び付着
するという、いわゆる再付着の現象が起こる。この再付
着現象のために、径が小さくかつ深い開口を形成しよう
とする場合、開口を貫通できない場合がある。しかし、
開口の径が大きい場合には、深い開口の形成も容易にな
ってくる。
【0031】また、特にFIBアシストエッチングは、
スパッタリング作用のみの通常のエッチングと比較し
て、エッチングレートを大きくすることができ、深い開
口を得るのが容易である。しかし、FIBアシストエッ
チングは、開口径の制御が難しく、同じ径のビームを用
いた場合でも、FIBスパッタリングの場合よりも大き
な径の貫通孔が形成される。そこで、ある深さまでは、
アシストエッチングを用いて開口を形成し、その後、こ
の開口を貫通させるのには、アシストガスを用いずにス
パッタリング作用のみでエッチングを行うという、2段
階のエッチングを行うとよい。
【0032】また、径の異なる孔を設ける代わりに、図
4(b)に示すように、テーパ状の孔を設けるようにし
てもよい。 (2)集束イオンビームを用いて基板上に柱状の堆積物
を形成し、これを微小貫通孔の鋳型としてリフトオフ法
で微小貫通孔を形成する。
【0033】(3)電子ビームを用いて基板上に柱状の
堆積物を形成し、これを微小貫通孔の鋳型としてリフト
オフ法で微小貫通孔を形成する。 上記の(2)、(3)において、リフトオフ法をメッキ
によって行う場合には、柱状の鋳型は、図4(c)に示
したようにメッキ下地層43上に形成される。或いは、
リフトオフ法で形成される薄膜と基板41との密着性が
良くない場合、層43は接着用の層としても良い。ま
た、層43を用いず直接に基板41にリフトオフ用の薄
膜を形成しても良い。ここで、柱状鋳型の形状は、外径
が一様で所望の太さを持つもの44でもよいし、外径が
場所によって異なるような形態45であってもよい。製
造の容易さからは、後者のように2つの径を有するもの
或いはテーパ形状となり、先端側の径が小さくなってい
るものが望ましい。
【0034】このように本発明では、先にも説明したよ
うに、RIEによるエッチングでは形成が困難な薄膜上
の微小貫通孔を、容易に形成することができる。そし
て、薄膜に電子阻止能の大きい重金属を用いることがで
きるので、従来のSi製の薄膜の場合と比較して、同程
度の膜厚であっても、より高いS/N比を得ることがで
きる。
【0035】しかも貫通孔の内径を、径が小さくしかも
一様な部分と、径が大きい部分との2段階の構成にして
いるため、薄膜の膜厚が厚い場合でも、貫通孔の形成が
容易で、かつ制限アパーチャを設けなくても十分なS/
N比を得ることができる。その理由を、図5で説明す
る。図中の50は電子ビーム、51は微小貫通孔51a
を有する薄膜、53はファラデーカップ、54は電流計
である。径の小さい部分の薄膜を透過してきた電子ビー
ムの一部は、薄膜中で散乱されて、進行方向が変わって
いる。このため、これら散乱された電子ビームの一部を
径の大きい部分の薄膜で阻止することができるのであ
る。
【0036】以下、本発明の各実施形態を説明する。 (第1の実施形態)FIBを用いた2段階のエッチング
によって、薄膜に微小貫通孔を形成する例を述べる。
【0037】FIBを用いたエッチングで、薄膜に微小
開口を形成する場合、前述した再付着の現象のために、
例えば厚さ4μm程度の薄膜に、一様な内径0.1μm
φ程度の微小な貫通孔を形成するのは難しい。そこで、
次のような2段階の工程を用いる。まず、第1段階とし
て径が大きく、かつ深い第1の開口をまず形成し、次い
で第2段階として、この開口の底に径が小さく浅い第2
の開口を形成する。このような2段階のエッチングの手
法を用いれば、薄膜に微小貫通孔を形成することができ
る。
【0038】ここでは、スパッタリング成膜によって、
Si(100)基板上に形成した厚さ4μmのW薄膜に
貫通孔を形成する例を述べる。まず、図6(a)に示す
ように、Si(100)基板60の両面に、LPCVD
によって、厚さ100nmのシリコン窒化膜62を成膜
する。続いて、基板60の一方の面上にスパッタリング
成膜によって、厚さ4μmのW薄膜63を成膜する。
【0039】次いで、基板裏面にレジスト(図示せず)
を塗布し、露光装置を用いてレジストをパターニング
し、このレジストをマスクにしてRIEによって、図6
(b)に示すように、裏面側のシリコン窒化膜62に開
口形成用パターンを形成する。そして、シリコン窒化膜
62をマスクにして、KOH水溶液により基板61をエ
ッチングすることによって、基板裏面に開口を形成す
る。
【0040】次いで、CDEを用いて、基板61の裏面
及び開口の底部に露出している主表面側のシリコン窒化
膜62を除去した後、図6(d)(e)に示すように、
FIBによるW薄膜の2段階エッチングを、基板の裏面
側から行う。
【0041】第1段階のエッチングでは、図6(c)に
示すように、径が0.5μm、深さが3μmの第1の開
口63bを形成する。この場合、エッチングレートを速
くするために、XeF2 ,Cl2 ,I2 等のアシストガ
スを用いてもよい。
【0042】第2段階のエッチングでは、図6(d)に
示すように、第1段階で形成した開口63bの底部に、
径が0.1μmの第2の開口(微小貫通孔)63aを薄
膜63が貫通するように形成する。このようにして、厚
さ4μmのW薄膜63に微小貫通孔を形成できる。
【0043】そして、上記のような微小貫通孔を有する
治具を前記図5に示すように設置してビーム電流測定等
に用いることにより、成形ビームの形状,寸法,位置,
及びビームエッジの解像度等の測定を高精度に行うこと
ができる。これにより、電子ビーム露光装置における描
画精度向上等に寄与することが可能となる。
【0044】このように本実施形態によれば、大きさが
0.1μmφ以下の内径を持つ、ビーム電流測定用の微
小な貫通孔を持つW薄膜63を容易に形成できる。そし
てこの場合、貫通孔を内径の大きい部分63bと小さな
部分63aとからなる構造にすることによって、薄膜6
3の厚さを電子ビームが遮断できる程度に厚くしても、
貫通孔の形成は容易である。また、内径の小さな部分6
3aに相当する薄膜部分を透過してしまったビームの一
部分を、内径の大きな部分63bに相当する薄膜部分で
遮断できるので、貫通孔と電流測定用ファラデーカップ
との間に制限アパーチャを設けなくても、十分なS/N
比で測定が可能になる。
【0045】なお、本実施形態では、W薄膜63の成膜
にスパッタリング法を用いたが、CVD法を用いてもよ
い。また、W薄膜の代わりに、Co,Ni,Cu,M
o,Pd,Ag,Ta,Re,Os,Ir,Au,P
t,Pbの単体、或いはそれらの合金を用いてもよい。
この場合の成膜の方法には、スパッタリング法,メッキ
法,蒸着法,CVD法等を用いればよい。
【0046】(第2の実施形態)FIBによるアシスト
成膜によって基板上に鋳型を形成して、リフトオフの手
法によって微小貫通孔を形成する方法を述べる。図7に
形成プロセスの概略を示す。
【0047】まず、図7(a)に示すように、主表面の
面方位が(100)のSi基板71の両面に、LPCV
D法を用いて、100nm厚のシリコン窒化膜72を成
膜する。これらシリコン窒化膜72は、KOHエッチン
グのマスクとして用いる。続いて、この基板71の主表
面に、チタン(Ti)膜73を100nm厚さに、パラ
ジウム(Pd)膜74を50nm厚さにスパッタによっ
て成膜する。Ti膜73はシリコン窒化膜72とPd膜
74との接着層として、Pd膜74は電解メッキの下地
として用いる。
【0048】次いで、図7(b)に示すように、FIB
を用いて、カーボン(或いはハイドロカーボン)のピラ
ー75を基板上(Pd上)に形成する。カーボンのピラ
ー75を形成するには、成膜用ガスとして、スチレン或
いはピレン等を用いればよい。FIBには、30KeV
のGa+ を用いた。この条件では、1イオン当たり10
個のカーボン原子を堆積させることができる。ピラー7
5の太さは、照射ビームの径で調節することができる。
ここでは、30nm径のビームを用いて、直径0.1μ
m、高さ4μmのカーボン製ピラーを形成した。このピ
ラーは、根元に近ずくにつれ、やや太さを増すような形
状を持っている。根元の径は0.3μmであった。
【0049】次いで、図7(c)に示すように、このピ
ラー75を鋳型として、電解メッキによってAu薄膜7
6を厚さ3.5μm成膜する。次いで、図7(d)に示
すように、基板71の裏面から開口を形成する。具体的
には、基板71の裏面にレジスト(図示せず)を塗布
し、基板71の裏面開口と主表面に設けたピラー75の
位置とが合うように、両面アライナーを用いて基板開口
用パターンを形成する。そして、パターニングしたレジ
ストをマスクにして、シリコン窒化膜72をRIEを用
いてパターニングする。
【0050】基板71の開口工程には、このシリコン窒
化膜72をマスクにしたKOH水溶液による異方性エッ
チングを適用する。Si(100)基板を用いた場合、
開口はテーパ角が54.7度のピラミッド状になるの
で、基板の厚さが分れば開口パターンの大きさを決める
ことができる。開口パターンの大きさは、開口が主表面
に到達する部分での大きさが10μmφになるようにす
る。
【0051】次いで、O2 とCF4 を用いたケミカルド
ライエッチング(CDE)により、基板71の裏面及び
基板開口によって露出したシリコン窒化膜72を除去す
る。次いで、希HFで基板開口内に露出しているTi膜
73を除去し、さらに塩酸:硝酸:酢酸(3:30:2
00)の混合液で同様のPd膜74を除去する。
【0052】次いで、酸素アッシャ装置を用いて、カー
ボンのピラー75を除去すると、この部分が貫通孔とな
る。以上の製作工程によって、図7(e)に示すよう
に、厚さ3.5μmのAu薄膜76に、最小部分の径が
0.1μmφの微小貫通孔76aを形成することができ
る。
【0053】なお、メッキする金属薄膜としては、Au
の他に、Co,Ni,Cu,Pd,Ag,Pt,の単
体、或いはそれらの合金を用いてもよい。 (第3の実施形態)本実施形態では、第2の実施形態の
微小貫通孔形成法において、ピラーの形成方法に、電子
ビームを用いた方法を適用した場合について述べる。電
子ビーム照射装置としては、例えばSEM(走査型電子
顕微鏡)を用いる。この方法では、電子ビーム照射の結
果として生じるエネルギーの低い2次電子SEMによっ
て、試料表面及び試料室内の残留ガスが励起分解され、
ピラー状の堆積物が生じるという現象を利用している。
このピラー状の堆積物の組成は、主に炭化水素化合物と
水であることが知られている。堆積物が生じる原因とな
る残留ガス成分は、試料室内に残留している油分子であ
ると考えられている。これは、主として真空ポンプに由
来すると考えられている。
【0054】細くかつ高いピラーをSEMを用いて形成
するためのポイントは2つある。1つは、ビームを十分
細く絞ることである。ここでは、0.1μmφにビーム
を絞った。加速電圧は、30kVとした。2つめは、ピ
ラーの形成中に、焦点を時々調節することによって、電
子ビームの焦点が常にピラーの先端に合うようにするこ
とである。もし、焦点を最初の状態のまま固定してピラ
ーを形成すると、ピラーの径はビーム径よりも太く形成
される。
【0055】ここでは、焦点を細かく調整することによ
って、径が0.1μmφで、高さが4μmの、ほぼ一様
の太さのピラーを形成した。ピラーは、電子ビームに沿
った方向に形成されるため、電子ビームを試料面に垂直
に入射させると、試料を動かさない限り、垂直なピラー
を形成することができる。
【0056】このSEMを用いたピラーを、第2の実施
形態で述べたTi/Pdのメッキ下地の上に形成し、そ
の他の工程は、第2の実施形態に準拠すれば、第2の実
施形態と同様の微小貫通孔を製作することができる。ピ
ラーの組成は炭化水素化合物であるので、酸素アッシャ
ー装置によって簡単に除去することができる。この実施
形態においては、厚さ4μmのAu薄膜に、ほぼ一様な
内径0.1μmφの貫通孔が形成できた。
【0057】(第4の実施形態)第2の実施形態におい
て、カーボンのピラーの代わりに二酸化シリコンのピラ
ーを用いてもよい。この二酸化シリコンのピラーの形成
法を以下に説明する。
【0058】二酸化シリコンのピラーをFIBを用いて
形成するには、例えばTMCTS(1.3.5.7-tetramethy
1cyclotetrasiloxane )と酸素の混合ガスを用いればよ
い。FIBには、30KeVのGa+ を用いる。二酸化
シリコンは絶縁物である。そのため、ピラー形成中にお
けるピラーのチャージアップを防ぐために、ピラーに電
子ビームを照射して、イオンビームのチャージを中和す
る。
【0059】ピラーを形成する以外の工程は、第2の実
施形態に準拠する。但し、微小開口を貫通させるために
鋳型として用いた二酸化シリコン製ピラーを除去する工
程には、フッ酸或いは弗化アンモニウム水溶液を用いた
ウェットエッチングを適用する。以上の製作工程によっ
て、厚さ3.5μmのAu膜に最小部分の径が0.1μ
mφの微小貫通孔を形成することができた。
【0060】なお、メッキする金属薄膜として、Auの
他に、Co,Ni,Cu,Pd,Ag,Ptの単体、或
いはそれらの合金を用いてもよい。 (第5の実施形態)第2〜第4の実施形態で述べた、鋳
型を用いた微小貫通孔の形成方法においては、メッキ工
程の代わりに、他の成膜法を用いてもよい。例えば、ス
パッタリング成膜法を用いて成膜を行う。この場合、薄
膜としては、Auの他に、Co,Ni,Cu,Mo,P
d,Ag,Ta,W,Re,Os,Ir,Pt,Pbの
単体、或いはそれらの合金でもよい。
【0061】また、CVD法を用いて成膜してもよい。
例えば、熱CVD法を用いてW等を成膜する。さらに、
真空蒸着法を用いて成膜を行ってもよい。この場合に
も、スパッタリング成膜法で用いられるのと同様の金属
を用いることができる。
【0062】(第6の実施形態)FIBを用いたアシス
ト成膜では、太さが均一でかつ高いピラーを形成するの
が難しい場合がある。例えば、高さが5μmで、均一な
外径0.1μmφのピラーを形成するのは容易ではな
い。
【0063】そこで本実施形態では、ピラーの形状を前
記図4(c)に示したように太いピラーに細いピラーが
載っているような構成にする。例えば、外径0.5μm
φ、高さ4μmの第1のピラーを最初に形成しておき、
次いでその頂上に外径0.1μmφ、高さ1μmの第2
のピラーを形成する。外径が0.5μmφ程度であれ
ば、高さ4μmのほぼ一様な太さのピラーを形成するの
は、比較的容易である。また、高さが1μm程度であれ
ば、外径0.1μmφのほぼ一様な太さのピラーを形成
するのも難しくない。
【0064】このような釣り鐘型の鋳型を用い、全体の
工程は第2の実施形態に準じれば、例えば厚さ5μmの
Au薄膜に、内径0.5μm,高さ4μmの部分と、内
径0.1μm,高さ1μmの部分とからなる貫通孔を形
成できる。なお、本発明は上述した各実施形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、F
IBを用いた2段階のエッチング又はFIBを用いた柱
状堆積物の形成に続くリフトオフにより貫通孔を形成す
ることによって、RIEによるエッチングでは形成が困
難な薄膜上の微小貫通孔を容易に形成することができ
る。このため、成形ビームの高精度測定に必要となる
0.1μmφ程度の微小貫通孔を、ビームを遮るための
薄膜に精度良く形成することができ、荷電ビーム露光装
置における描画精度向上等に寄与することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】VSB方式の電子ビーム露光装置の概略構成を
示す図。
【図2】CP用アパーチャの構造を示す図。
【図3】微小貫通孔を用いたビーム電流測定システムの
構成例を示す図。
【図4】本発明による微小貫通孔及び該貫通孔形成のた
めのピラー形状を示す図。
【図5】本発明の微小貫通孔を用いたビーム電流測定シ
ステムの構成例を示す図。
【図6】第1の実施形態に係わる微小貫通孔の製造工程
を示す図。
【図7】第2の実施形態に係わる微小貫通孔の製造工程
を示す図。
【符号の説明】
41…薄膜 41a…微小貫通孔 42…Si基板 43…メッキ層 44,45…柱状鋳型 61,71…Si基板 62,72…シリコン窒化膜 63…W薄膜 63a…第2の開口(微小貫通孔) 63b…第1の開口 73…Ti膜 74…Pd膜 75…カーボンのピラー 76…Au薄膜 76a…微小貫通孔
フロントページの続き (72)発明者 加藤 善光 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷電ビーム露光装置におけるビーム電流測
    定に使用されるビーム電流測定用貫通孔の製造方法にお
    いて、 基板の表面側に薄膜を成膜する工程と、前記基板の裏面
    側から該基板を選択エッチングして開口を設ける工程
    と、集束イオンビームを用いたエッチングにより前記薄
    膜に貫通孔を形成する工程とを含み、 前記貫通孔を形成する工程として、所望の貫通孔径より
    も大きな径の第1の開口を形成したのち、第1の開口の
    底部に所望の貫通孔径の第2の開口を形成して開口を貫
    通させることを特徴とするビーム電流測定用貫通孔の製
    造方法。
  2. 【請求項2】荷電ビーム露光装置におけるビーム電流測
    定に使用されるビーム電流測定用貫通孔の製造方法にお
    いて、 基板の表面側に集束イオンビーム或いは電子ビームを用
    いて柱状の堆積物を堆積させる工程と、前記柱状堆積物
    を鋳型として前記基板上に薄膜を成膜する工程と、前記
    基板の裏面から該基板を選択エッチングして開口を設け
    る工程と、前記薄膜を成膜後に前記柱状堆積物を除去し
    て該薄膜に貫通孔を形成する工程とを含むことを特徴と
    するビーム電流測定用貫通孔の製造方法。
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