JP2006093579A - マスク検査装置、マスク検査方法及び電子ビーム露光装置 - Google Patents

マスク検査装置、マスク検査方法及び電子ビーム露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】露光用マスクパターンの検査を実際に使用する電子ビーム露光装置を用いて高精度に行う電子ビーム露光用のマスク検査装置、マスク検査方法及び電子ビーム露光装置を提供すること。
【解決手段】電子ビームを発生する電子銃と、前記電子ビームを所定の断面形状に整形する露光用マスクと、前記露光用マスクによって整形された電子ビームを走査する走査手段と、前記走査手段により走査された電子ビームを透過する微小透過口を有する薄膜と、前記微小透過口よりも大きな開口を有し、前記薄膜の厚さより厚い基板とを含んで構成され、前記整形された電子ビームの一部を選択して透過する選択手段と、前記選択手段により透過した電子ビームを検出して電流信号を出力する検出手段とを備えたことを特徴とするマスク検査装置による。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子ビーム露光用マスクを検査するマスク検査装置、マスク検査方法及び電子ビーム露光装置に関する。
半導体集積回路等のリソグラフィ工程では、マスクに形成されたパターンをウェハ上に露光し転写する。マスクに欠陥があるとウェハに転写されるパターンの形状等が異常になるため、マスクの検査を行う必要がある。
従来、露光用マスクのパターンの検査は、光学顕微鏡を用い所定の参照画像と比較したり、SEM等で観察されたマスクパターンの実画像データを所定の参照画像と比較して行っていた。
また、特許文献1には、集束された電子ビームをマスクに照射し、マスクを透過した電子ビームを光に変換し、光に変換した光像をCCDカメラによって画像信号に変換することによりマスクの画像を得て検査を行う手法が開示されている。
特開2001−227932号公報
ところで、顕微鏡等を用いて露光用マスクを検査する場合は、露光用マスクを電子ビーム露光装置から取り外し、顕微鏡等にセットして検査する。よって、検査工程に時間がかかり、マスクの取り外しや取り付けの際にマスクが損傷したり、ごみ等が付着する危険がある。
また、特許文献1に開示された方法は、マスク検査の専用機を用いてマスクの検査をしており、電子ビーム露光装置にマスクを取り付けた状態でマスクの検査をすることができず、マスクの損傷や汚染等の同様の問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、露光用マスクのパターン欠陥検査を実際に使用する露光装置を用いて高精度に行うことのできる電子ビーム露光用のマスク検査装置、マスク検査方法及び電子ビーム露光装置を提供することである。
上記した課題は、電子ビームを発生する電子銃と、前記電子ビームを所定の断面形状に整形する露光用マスクと、前記露光用マスクによって整形された電子ビームを走査する走査手段と、前記走査手段により走査された電子ビームを透過する微小透過口を有する薄膜と、前記微小透過口よりも大きな開口を有し、前記薄膜の厚さより厚い基板とを含んで構成され、整形された電子ビームの一部を選択して透過する選択手段と、前記選択手段により透過した電子ビームを検出して電流信号を出力する検出手段とを備えたことを特徴とするマスク検査装置によって解決する。
ここで、前記検出手段は、前記選択手段により選択された電子ビームを反射させる反射体と、電子ビームを検出する検出器とを含んで構成されることを特徴とし、前記反射体は、金属又は半導体であることを特徴とし、前記検出器は、PINダイオードであることを特徴とする。
また、上記した課題は、前記マスク検査装置を有することを特徴とする電子ビーム露光装置によって解決する。
さらに、上記した課題は、電子ビームを検査対象の露光用マスクによって所定の断面形状に整形し、前記露光用マスクによって整形された電子ビームを走査し、前記電子ビームを透過する微小透過口を有する薄膜と、前記微小透過口よりも大きな開口を有し前記薄膜の厚さより厚い基板とにより、前記電子ビームの一部を選択し透過して、前記露光用マスクのパターンに対応した第1の信号波形を取得し、前記第1の信号波形と前記露光用マスクの欠陥のないパターンに対応した第2の信号波形とを比較し、比較結果に基づいて前記露光用マスクの欠陥を検査することを特徴とするマスク検査方法によって解決する。
本発明では、露光用マスクを電子ビーム露光装置に搭載して実際に電子ビーム露光を行う状態で露光用マスクの検査を行っている。これにより、検査のためにマスクを取り外したり取り付けたりする間に、マスクが損傷したりごみが付着することを防ぐことができる。
また、本発明で使用する透過型電子ビーム検出器160は、電子ビーム検出部22で検出される電子ビームEBが、電子ビーム透過部21の微小透過口27を透過する電子ビームEBだけにするような構成をしている。これにより、電子ビームの検出においてSN比が向上し、より正確なマスクの検査を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(電子ビーム露光装置の構成)
図1は、本実施形態に係る電子ビーム露光装置の構成図である。
この電子ビーム露光装置は、電子光学系コラム100と、電子光学系コラム100の各部を制御する制御部200とに大別される。このうち、電子光学系コラム100は、電子ビーム生成部130、マスク偏向部140及び基板偏向部150によって構成され、その内部が減圧される。
電子ビーム生成部130では、電子銃101から生成した電子ビームEBが第1電磁レンズ102で収束作用を受けた後、ビーム整形用マスク103の矩形アパーチャ103aを透過し、電子ビームEBの断面が矩形に整形される。
その後、電子ビームEBは、マスク偏向部140の第2電磁レンズ105によって露光マスク110上に結像される。そして、電子ビームEBは、第1、第2静電偏向器104、106により、露光マスク110に形成された特定のパターンSに偏向され、その断面形状がパターンSの形状に整形される。
なお、露光マスク110はマスクステージ123に固定されるが、そのマスクステージ123は水平面内において移動可能であって、第1、第2静電偏向器104、106の偏向範囲(ビーム偏向領域)を超える部分にあるパターンSを使用する場合、マスクステージ123を移動することにより、そのパターンSをビーム偏向領域内に移動させる。
露光マスク110の上下に配された第3、第4電磁レンズ108、111は、それらの電流量を調節することにより、電子ビームEBを基板W上で結像させる役割を担う。
露光マスク110を通った電子ビームEBは、第3、第4静電偏向器112、113の偏向作用によって光軸Cに振り戻された後、第5電磁レンズ114によってそのサイズが縮小される。
マスク偏向部140には、第1、第2補正コイル107、109が設けられており、それらにより、第1〜第4静電偏向器104、106、112、113で発生するビーム偏向収差が補正される。
その後、電子ビームEBは、基板偏向部150を構成する遮蔽板115のアパーチャ115aを通過し、第1、第2投影用電磁レンズ116、121によって基板W上に投影される。これにより、露光マスク110のパターンの像が、所定の縮小率、例えば1/60の縮小率で基板Wに転写されることになる。
基板偏向部150には、第5静電偏向器119と電磁偏向器120とが設けられており、これらの偏向器119、120によって電子ビームEBが偏向され、基板Wの所定の位置に露光マスクのパターンの像が投影される。
更に、基板偏向部150には、基板W上における電子ビームEBの偏向収差を補正するための第3、第4補正コイル117、118が設けられる。
基板Wは、モータ等の駆動部125により水平方向に移動可能なウェハステージ124に固定されており、ウェハステージ124を移動させることで、基板Wの全面に露光を行うことが可能となる。
また、透過型電子ビーム検出装置160がウェハステージに設置される。これにより電子ビーム露光装置がマスク検査装置として機能し、露光マスクのパターンに欠陥があるか否かを検査することができる。
(制御部の説明)
一方、制御部200は、電子銃制御部202、電子光学系制御部203、マスク偏向制御部204、マスクステージ制御部205、ブランキング制御部206、基板偏向制御部207及びウェハステージ制御部208を有する。これらのうち、電子銃制御部202は電子銃101を制御して、電子ビームEBの加速電圧やビーム放射条件等を制御する。また、電子光学系制御部203は、電磁レンズ102、105、108、111、114、116及び121への電流量等を制御して、これらの電磁レンズが構成される電子光学系の倍率や焦点位置等を調節する。ブランキング制御部206は、ブランキング電極127への印加電圧を制御することにより、露光開始前から発生している電子ビームEBを遮蔽板115上に偏向し、露光前に基板W上に電子ビームEBが照射されるのを防ぐ。
基板偏向制御部207は、第5静電偏向器119への印加電圧と、電磁偏向器120への電流量を制御することにより、基板Wの所定の位置上に電子ビームEBが偏向されるようにする。ウェハステージ制御部208は、駆動部125の駆動量を調節して基板Wを水平方向に移動させ、基板Wの所望の位置に電子ビームEBが照射されるようにする。上記の各部202〜208は、ワークステーション等の統合制御系201によって統合的に制御される。
(透過型電子ビーム検出装置の説明)
図2は本実施形態で使用される透過型電子ビーム検出装置160を示す構成図である。この透過型電子ビーム検出装置160は、シリコンからなる薄膜23に形成した微小透過口27を透過した電子ビームEBだけを透過し、シリコンからなる薄膜23で散乱する電子ビームを透過させないようにした電子ビーム透過部21と、電子ビーム透過部21を透過した電子ビームEBを検出する電子ビーム検出部22とを含んで構成される。
電子ビーム透過部21は、シリコン単結晶よりなる基板25、埋め込み酸化層24及びシリコンからなる薄膜23で構成されるSOI(Silicon On Insulator)基板が用いられる。本実施形態では、シリコンからなる薄膜23の厚さを約2μmとする。また、埋め込み酸化層24(SiO2)の厚さを約1μmとし、シリコン単結晶よりなる基板25の厚さを約500μmとする。このように、基板25の厚さはシリコンからなる薄膜23の厚さよりも厚く形成される。
シリコン単結晶よりなる基板25には直径が10μmの開口26が形成される。また、本実施形態では、シリコンからなる薄膜23には中心をシリコン単結晶よりなる基板25に設けた開口26の中心と一致させて、直径50nmの微小透過口27が形成されている。
このように電子ビーム透過部21が形成されることにより、薄膜23で散乱する電子ビームEBは薄膜23の下部の10μmの開口26を通ることができず、基板25のシリコンに吸収される。従って、薄膜23で散乱した電子ビームEBはこの基板25を通過できず、薄膜23上に形成した微小透過口27を通過した電子ビームEBのみが基板25を通過することができる。
電子ビーム検出部22は、電子ビーム透過部21を透過した電子ビームEBを横方向に反射させる金属よりなる反射体28と、電子ビームEBを検出する検出部30を含んで構成される。本実施形態では検出部30(検出器)にPINダイオードを使用する。反射体28は、金属でもよいし半導体であってもよい。また、反射体28は基盤29の電子ビームEBが反射する部分に金メッキ等が施されたものでもよい。
なお、本実施形態では、電子ビームEBを直接検出部30にあてずに、一旦、反射体28に反射させてから検出部30にあてている。これは、電子ビームEBを直接PINダイオードにあてるとPINダイオードの寿命が短くなってしまうためである。実際、電子ビームEBがPINダイオードの1箇所に当たり続けるとPINダイオードの寿命が数十時間と短くなってしまう。しかし、一旦電子ビームEBを反射体28に反射させてPINダイオードが受けるようにすると、直接受ける場合よりもPINダイオードの寿命が長くなることが発明者等によって確認されている。
このように、電子ビーム透過部21を透過した電子ビームEBのみが電子ビーム検出部22の検出部30によって検出されるので、余分な電子ビームは検出されず、SN比が向上する。これにより、精度良いマスクパターンの検査ができる。
また、電子ビームを一旦金属で反射させてからPINダイオードにあてているので、直接受ける場合よりもPINダイオードの寿命が長くなる。
(露光用マスク検査方法)
図3は、透過型電子ビーム検出装置160を用いて露光用マスクを検査する方法の概要を説明する図である。ここでは、図3に示す露光用マスクのパターン(部分一括パターン)31について検査する。
まず、露光用マスクを電子ビーム露光装置のマスクステージに搭載して電子ビームを照射する。露光用マスクを通過した電子ビームEBは、基板偏向部150の第5静電偏向器119と電磁偏向器120によって偏向される。これにより、透過型電子ビーム検出装置160の所定の位置に露光用マスクのパターン32の像が投影される。この偏向器を用いて露光用マスクを透過した電子ビームEBを走査し、ウェハステージ上に設置した透過型電子ビーム検出装置160の電子ビーム検出器22により電子ビームを検出する。電子ビームの検出は、微小透過口27を通過した電子をPINダイオードが受けてPINダイオードに発生する電流波形35を獲得する。
次に、透過型電子ビーム検出装置160で得られた電流波形35(第1の信号波形)と参照用の電流波形36(第2の信号波形)との比較を行う。ここで、参照用の電流波形とは、欠陥のないパターンで想定される理想的な波形である。例えば、露光用マスクパターン31の点線で示した部分の参照用の電流波形は、露光パターンと点線で示したラインと交差する31a〜31fの部分に電流が発生し、波形36のようになる。
電流波形35から分かるように、参照用の電流波形36と異なる部分Aがあるため、露光用マスク31に欠陥があることが判明する。また、参照用の電流波形36と実際の電流波形35との波形マッチングをとることにより波形37が得られ、欠陥発生箇所が明らかになる。
図4は、露光用マスクを検査する手順をまとめたフローチャートである。
まず、ステップS11で、検査対象となる露光用マスクを選択する。
次に、ステップS12で、露光用マスクのX方向及びY方向の走査間隔を決定する。
次に、ステップS13で、対象となる露光用マスクの走査部分を抽出し、参照用の電流波形を作成する。
次に、ステップS14で、実際に電子ビーム露光装置を操作し、露光用マスクを透過した電子ビームを基板偏向部により偏向することにより、電子ビームを走査する。そして、走査された電子ビームを透過型電子ビーム検出装置160により検出された電子によって発生する電流波形を取得する。
次に、ステップS15で、ステップS13で求めた参照用の電流波形とステップS14で得られる実際の電流波形とを比較する。電流波形が一致すれば検査対象となった露光用マスクの走査した部分については欠陥がないことになる。そして、ステップS17に移行する。
ステップS17では、対象となるマスクについてすべて走査したか否かを判断する。すべての走査が終了していなければステップS12に戻り、Y方向に走査部分をずらして、同様な処理をする。
一方、ステップS15で、電流波形が一致しなければ、露光用マスクの走査した部分に欠陥があったと判断される。その場合、ステップS16で欠陥があったと判断される部分を記憶装置等に記録し、ステップS17に移行する。
以上の処理を、対象とする露光用マスクについてすべての走査が終了するまで行う。
なお、本実施形態において、透過型電子ビーム検出装置160の微小透過口27の形状として、図5に示すように、ドット52、縦長の線53(Y方向に長い線)、横長の線54(X方向に長い線)が用意されている。また、ドット52と縦長の線53及び横長の線54をまとめて形成した形状55も用意されている。
また、図5に示した4種の微小透過口27はエリア51内に形成され、エリア51毎に透過口のサイズも種々用意されている。例えば、ドットの直径は100nm、120nm、140nm、160nm、180nm及び200nmのものが用意されている。また、縦長の線及び横長の線の長辺の長さは7μm、短辺の長さは40nm、50nm、60nm、80nm、100nm及び300nmのものが用意されている。これにより、微小透過口27の形状として何を選択するかにより、電子ビームを走査する間隔を適宜決定することが可能である。例えば、Y方向に長い縦長の線53を選択した場合には、Y方向の走査間隔を縦長の線の長さ毎にすればよく、より短時間で走査をすることができる。また、パターンの形状によって、縦長の線53だけでは形状を正確に検出できない場合に、縦長の線53だけでなくドット52を選択して電子ビームEBを走査することもでき、検査対象のマスクを過不足なく正確に走査することができる。
以上説明したように、本実施形態では、露光用マスクを電子ビーム露光装置に搭載して実際に電子ビーム露光を行う状態で露光用マスクの検査を行っている。これにより、検査のためにマスクを取り外したり取り付けたりする間に、マスクが損傷したりごみが付着することを防ぐことができる。
また、本実施形態で使用する透過型電子ビーム検出器160は、電子ビーム検出部22で検出される電子ビームEBが、電子ビーム透過部21の微小透過口27を透過する電子ビームEBだけにするような構成をしている。これにより、電子ビームの検出においてSN比が向上し、より正確なマスクの検査を行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施形態で使用される電子ビーム露光装置の構成図である。 図2は、本発明の実施形態で使用される透過型電子ビーム検出装置の構成図である。 図3は、露光用マスク検査方法の概略を示す説明図である。 図4は、露光用マスク検査方法の手順を示すフローチャートである。 図5は、電子ビーム検出装置の微小透過口を示す平面図である。
符号の説明
21…電子ビーム透過部、22…電子ビーム検出部、23…シリコンからなる薄膜、24…埋め込み酸化層、25…基板、26…開口、27…微小透過口、28…反射体、30…検出部、31、32…露光用マスクパターン、35…電流波形、36…参照用の電流波形、37…マッチング後の電流波形、51…微小透過口が形成されたエリア、52、53、54、55…微小透過口、100…電子光学系コラム、101…電子銃、102…第1電磁レンズ、103…ビーム整形用マスク、103a…矩形アパーチャ、104…第1静電偏向器、105…第2電磁レンズ、106…第2静電偏向器、107…第1補正コイル、108…第3電磁レンズ、109…第2補正コイル、110…露光用マスク、111…第4電磁レンズ、112…第3静電偏向器、113…第4静電偏向器、114…第5電磁レンズ、115…遮蔽板、115a…アパーチャ、116…第1投影用電磁レンズ、117…第3補正コイル、118…第4補正コイル、119…第5静電偏向器、120…電磁偏向器、121…第2投影用電磁レンズ、123…マスクステージ、124…ウェハステージ、125…駆動部、127…ブランキング電極、160…透過型電子ビーム検出装置。

Claims (6)

  1. 電子ビームを発生する電子銃と、
    前記電子ビームを所定の断面形状に整形する露光用マスクと、
    前記露光用マスクによって整形された電子ビームを走査する走査手段と、
    前記走査手段により走査された電子ビームを透過する微小透過口を有する薄膜と、前記微小透過口よりも大きな開口を有し、前記薄膜の厚さより厚い基板とを含んで構成され、前記整形された電子ビームの一部を選択して透過する選択手段と、
    前記選択手段により透過した電子ビームを検出して電流信号を出力する検出手段と
    を備えたことを特徴とするマスク検査装置。
  2. 前記検出手段は、前記選択手段により選択された電子ビームを反射させる反射体と、
    前記反射体により反射する電子ビームを検出する検出器とを有することを特徴とする請求項1に記載のマスク検査装置。
  3. 前記反射体は、金属又は半導体であることを特徴とする請求項2に記載のマスク検査装置。
  4. 前記検出器は、PINダイオードであることを特徴とする請求項2に記載のマスク検査装置。
  5. 電子ビームを検査対象の露光用マスクによって所定の断面形状に整形し、
    前記露光用マスクによって整形された電子ビームを走査し、
    前記電子ビームを透過する微小透過口を有する薄膜と、前記微小透過口よりも大きな開口を有し前記薄膜の厚さより厚い基板とにより、前記電子ビームの一部を選択し透過して、前記露光用マスクのパターンに対応した第1の信号波形を取得し、
    前記第1の信号波形と前記露光用マスクの欠陥のないパターンに対応した第2の信号波形とを比較し、
    比較結果に基づいて前記露光用マスクの欠陥を検査することを特徴とするマスク検査方法。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のマスク検査装置としても機能することを特徴とする電子ビーム露光装置。
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