JPH1026118A - 止め輪 - Google Patents

止め輪

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JPH1026118A
JPH1026118A JP17763496A JP17763496A JPH1026118A JP H1026118 A JPH1026118 A JP H1026118A JP 17763496 A JP17763496 A JP 17763496A JP 17763496 A JP17763496 A JP 17763496A JP H1026118 A JPH1026118 A JP H1026118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retaining ring
shaft
diameter
ring
notch
Prior art date
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Pending
Application number
JP17763496A
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English (en)
Inventor
Kenji Sato
健司 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設計や製作が容易な安価なものでありながら、
着脱性を向上させることができる止め輪を提供する。 【解決手段】半円開口部11が軸20の外壁面に形成さ
れた係合溝20aの内径L2以上で且つ軸20の直径L
3未満の最大開口径L1で形成され、端縁に開放する切
欠部12が半円開口部11と連通され、切欠部12を形
成する脚部13,13の中途部を折曲することでストッ
パ部14,14が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、軸の先端
をパネルに貫通させた後に、このパネルに対する軸の抜
け止めや位置決めのために軸に係合させる止め輪に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図4に示した正面視C型
形状の所謂Cリング1、図5に示した正面視E型形状の
所謂Eリング2、或は、図6に示した板バネタイプの止
め輪3(実開昭62−87206号公報参照)、図7に
示した一部を波型に湾曲させた波型Cリング4(実開昭
60−52406号公報参照)等の各種止め輪1,2,
3,4がパネル5を貫通した軸6の先端に形成された係
合溝6aに係合され、この各種止め輪1,2,3,4に
よってパネル5に対する軸6の抜け止めや位置決め等を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この際、例えば、図
4,図6に示したCリング1,4は、軸6に対してラジ
アル方向(図4の矢印方向)に強い弾性力を有している
ため、その装着・離脱時には専用の工具が必要で着脱性
が悪いという問題が生じていた。
【0004】しかも、波型Cリング4にあっては、湾曲
させる大きさ(曲率)の適正値を求めるのが難しく、形
状設計に時間と費用の負担が大きかった。また、曲率が
変化しやすいため、着脱の繰り返しの使用には不向きで
あるばかりでなく、溝6aの幅に対して、スラスト方向
のガタを防止している構造であるため、軸6を回転させ
た際に波型Cリング4と軸6との間に擦れが強く発生
し、この擦れに伴う摩滅等の耐久性にも問題が生じてい
た。
【0005】また、図5に示したEリング2は、上述し
たCリング1,4と同様に、軸6に対してラジアル方向
の弾力性を用いているため、同様に着脱性が悪いという
問題の他、強い弾力性を用いているため、1/100m
m単位の部品精度が求められる。また、強い弾性力を用
いていることと任意の着脱性が悪いことから、軸6から
離脱させる際にEリング2に変形(塑性変形)が生じや
すく、繰り返しの使用に不向きであった。
【0006】さらに、図6に示した止め輪3は、コ字形
状に折り曲げ(折り返し)ているため、形状が複雑で加
工作業も煩雑となるため高コストであるばかりでなく、
コ字型に折り曲げているために板厚が2倍以上となり、
軸6につける溝6aのスラスト方向の幅も2倍以上とな
ってしまうため、溝6aが止め具3の専用溝となり、他
の止め輪1,2,4との互換性がなくなるという問題が
生じていた。
【0007】一方、このような止め輪1,2,3,4
は、例えば、アゼリア組立工程での現像ユニットへの治
具トナー補給部の装着・離脱時の止め輪として使用され
ている場合等のように、製品の組み立てや修理時などに
おいて、止め輪1,2,3,4を一時的に装着した後、
すぐに離脱するという工程や作業が多々ある。
【0008】しかしながら、現在ある止め輪1,2,
3,4は、上述したように、軸6への装着・離脱が困難
な構造となっているため、アゼリア組立工程等のよう
に、一時的な止め輪として用いるには不向きであった。
【0009】本発明は、設計や製作が容易な安価なもの
でありながら、着脱性を向上させることができる止め輪
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、軸の外壁面に形成された
係合溝の内径以上で且つ前記軸の直径未満の半円開口部
と、該半円開口部と連通し且つ端縁に開放する切欠部
と、該切欠部を形成する脚部の中途部を折曲させること
により形成されたストッパ部とを備えているバネ板材か
らなることを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の止め輪の実施の形
態を、図面に基づいて説明する。
【0012】図1において、止め輪10は、薄肉の矩形
金属板等から形成されており、その一端縁寄りに形成さ
れた半円開口部11と、半円開口部11を形成した一端
縁と対向する端縁に開放し且つ半円開口部11に連通す
る切欠部12と、切欠部12を形成する脚部13,13
の中途部を折曲することによって全体をバネ板とするス
トッパ部14,14とを備えている。
【0013】半円開口部11は、その開口最大径L1
(直径に同じ)を軸20の外壁面に形成された係合溝2
1aの内径L2以上で且つ軸20の直径L3未満に設定
されており、切欠部12は開口最大径L1と同幅のまま
端縁に開放している。
【0014】ストッパ部14,14は、脚部13,13
の延出方向、即ち、切欠部12の開放端方向に半円開口
部11の頂点Pからその半径rの2倍の距離L4の位置
で折曲されている。また、その折曲角度θは、止め輪1
0の表面と脚部13,13の先端との間L5が軸20の
溝20aの軸線方向に沿う幅L6よりも広くなるように
角度設定されている。
【0015】上記の構成において、軸20に止め輪10
を係合させるには、図2(A)に示すように、切欠部1
2が一致するように脚部13側から溝20aへと挿入す
る。すると、止め輪10と軸20とは、L5>L6の関
係で設計されているため、図2(B)に示すように、止
め輪10を溝20aに対して斜めの状態で挿入すること
で脚部13,13にストッパ部14,14の折曲に伴う
弾性(軸20に対してスラスト方向の弱い弾性力)が発
生して角度θが少し開かれた状態となり、さらに溝20
aに止め輪10を挿入すると、図2(C)に示すよう
に、軸20に止め輪10を係合させることができる。
【0016】この係合が完了すると、ストッパ部14,
14の角度θが脚部13,13の復帰力によって元に復
帰するため、挿入操作者にクリック感を発生させること
ができ、中途誤セットの防止効果を得ることができる。
また、上述したように、L5>L6の関係であるので、
止め輪10が溝20aから自然に外れることが防止され
ている。さらに、ストッパ部14,14は半径rの2
倍、即ち、溝20aの内径L2と略同じ距離L4の位置
に形成されているため、係合完了状態においてストッパ
部14,14が溝20aに引っ掛かることもない。な
お、止め輪10を軸20から離脱させる場合には、上述
した係合操作と逆の操作で簡単に(理由は装着時に同
じ)離脱させることができる。
【0017】また、薄肉金属板を打抜によって半円開口
部11と切欠部12とを形成した後に、ストッパ部1
4,14を折曲形成するだけの簡単な加工工程であるた
め、設計並びに製作は至極容易なものとすることができ
る。
【0018】ところで、図3(A),(B)に示すよう
に、止め輪10と同様に、半円開口部31、切欠部3
2、脚部33,33、ストッパ部34,34を形成し、
さらに係合溝20aに装着・離脱操作する際の取手とし
て止め輪着脱操作用操作片35を一体に形成して操作性
を向上させた止め輪30としてもよい。この際、ストッ
パ部34,34の位置を、半径rの2倍以上の距離L
4’としてもよい。
【0019】このように、止め輪10は、その設計並び
に製作が容易な上、軸20に対してスラスト方向の弱い
弾性力で係合するため、その着脱操作をも容易に行うこ
とができる。
【0020】従って、各種製品本体の量産工程、製品組
立工程、製品検査工程等の工程において、止め輪10に
よる仮組立工程を必要とする場合の作業時間を短縮させ
ることが可能になる。また、止め輪10を離脱させる際
の作業ミスによる製品本体へのキズ付け(特に、離脱し
にくいことや工具を必要とすることが原因で発生)を防
止することができる。尚、製品本体出荷後の製品修理や
部品交換等においても同様の効果を奏することができ
る。
【0021】さらに、部品単体やサブユニット製品を一
時的に寄せて組み立てる時などのように一時的な押さえ
用の止め輪としても利用することができ、作業性の向上
並びに汎用性の向上を実現することができる。
【0022】止め輪10の寸法精度は一般公差で良いた
め、形状が単純であることと相俟って加工や設計が容易
となり、コストの低減を実現することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の止め輪にあ
っては、軸の外壁面に形成された係合溝の内径以上で且
つ前記軸の直径未満の半円開口部と、該半円開口部と連
通し且つ端縁に開放する切欠部と、該切欠部を形成する
脚部の中途部を折曲させることにより形成されたストッ
パ部とを備えているバネ板材からなることにより、設計
や製作が容易な安価なものでありながら、着脱性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる止め輪を示し、止
め輪と軸との関係を示す斜視図である。
【図2】同じく、(A)は止め輪を軸から外した状態の
要部の側面図、(B)は止め輪と軸との係合状態が中途
状態である要部の側面図、(C)は止め輪を軸に係合さ
せた状態の説明図である。
【図3】同じく、本発明の実施の形態に係わる止め輪の
変形例を示し、(A)は止め輪の正面図、(B)は止め
輪の側面図である。
【図4】従来の止め輪の一例を示し、Cリングの正面図
である。
【図5】同じく、Eリングの正面図である。
【図6】同じく、板バネタイプの止め輪の斜視図であ
る。
【図7】同じく、波型Cリングを軸に装着した状態の説
明図である。
【符号の説明】
10…止め輪 11…半円開口部 12…切欠部 13…脚部 14…ストッパ部 20…軸 20a…係合溝 L1…最大開口径 L2…内径 L3…直径

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸の外壁面に形成された係合溝の内径以上
    で且つ前記軸の直径未満の半円開口部と、該半円開口部
    と連通し且つ端縁に開放する切欠部と、該切欠部を形成
    する脚部の中途部を折曲することで形成されたストッパ
    部とを備えているバネ板材からなることを特徴とする止
    め輪。
  2. 【請求項2】前記ストッパ部は、前記半円開口部の頂点
    からその半径の2倍を越える位置に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の止め輪。
  3. 【請求項3】前記脚部の折曲に伴う前記止め輪の厚さは
    前記係合溝の軸線方向に沿う幅よりも大きいことを特徴
    とする請求項1乃び請求項2に記載の止め輪。
  4. 【請求項4】前記切欠部の開放端と対向する端縁に止め
    輪着脱用操作片が一体に形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3に記載の止め輪。
JP17763496A 1996-07-08 1996-07-08 止め輪 Pending JPH1026118A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001208710A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Saginomiya Seisakusho Inc 電気伝導度センサ
CN101776112A (zh) * 2010-03-04 2010-07-14 王泳 一种构建薄壁板材空间组合结构的弹片连接件
CN108033005A (zh) * 2017-10-16 2018-05-15 顺丰科技有限公司 一种桨夹与折叠桨
KR102199749B1 (ko) * 2019-07-25 2021-01-07 (주)대양정밀 비트 정밀 결합장치

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