JPH10260085A - 測温装置における測温素子の組付構造 - Google Patents

測温装置における測温素子の組付構造

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JPH10260085A
JPH10260085A JP8441297A JP8441297A JPH10260085A JP H10260085 A JPH10260085 A JP H10260085A JP 8441297 A JP8441297 A JP 8441297A JP 8441297 A JP8441297 A JP 8441297A JP H10260085 A JPH10260085 A JP H10260085A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測温装置において端子箱のソケットに測温素
子を強固かつ気密シール状態で組付けるための構造を提
供する。 【構成】 絶縁管に熱電対を内挿して成る測温素子の尾
端部を端子箱に組付けた構成の測温装置において、端子
箱に固着されるソケットと、該ソケットに進退自在に螺
着される締付部材と、圧縮変形可能な耐熱材により一体
成形されると共にソケットの被保持部と締付部材の間に
挟着される連結部材とを備え、前記連結部材の保持部に
設けた保持穴に絶縁管を嵌入すると共に、該連結部材の
シール部に設けた一対の挿通孔に熱電対素線を挿通せし
めた状態で、前記締付部材を締着することにより、保持
部を圧縮し保持穴を絶縁管に密着させると共に、シール
部を圧縮し挿通孔を熱電対素線に密着させる構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属等の溶融物に
浸漬せしめられ、該溶融物の温度を測定するための測温
装置における測温素子の組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶融物の温度を測定するための測
温装置は、絶縁管に熱電対を内挿してなる測温素子の尾
端部を端子箱に組付けると共に、測温素子の外周を保護
管により保護した構成とされ、絶縁管から挿出された熱
電対素線を端子箱の内部端子に接続せしめている。
【0003】測温素子の尾端部を端子箱に組付けるに際
しては、端子箱に固着したソケットに、絶縁管の尾端部
を挿入すると共に、絶縁管から挿出された熱電対素線を
挿通せしめ、この状態でエポキシ樹脂等の充填剤をソケ
ット内部に充填し、硬化した充填剤に絶縁管の挿入端を
接着せしめると共に、熱電対素線の挿通部を埋入固定せ
しめる構成とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、ソケット
にエポキシ樹脂等の充填剤を充填する構成であるため、
充填から硬化までの時間経過を必要とし、しかも、その
間、組付部品を位置決め状態で定置しなければならず、
生産性の点に問題がある。
【0005】また、高温雰囲気での測温作業中、絶縁管
が熱膨張すると、充填剤から容易に剥離する虞れがあ
り、しかも、この際、測温素子は、充填剤に埋入固定さ
れた熱電対素線により吊持された状態であるから、断線
の原因となる。
【0006】更に、熱電対素線の交換の必要を生じた場
合、前述のように絶縁管から挿出された熱電対素線をエ
ポキシ樹脂等の充填剤に埋入固定した構成であるため、
容易に交換できないという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した測温装置における測温素子の組付構造を提供する
ものであり、その第一の手段として構成したところは、
絶縁管に熱電対を内挿して成る測温素子の尾端部を端子
箱に組付けた構成の測温装置において、端子箱に固着さ
れるソケットと、測温素子の絶縁管の尾端を保持し且つ
絶縁管から挿出された熱電対素線を挿通せしめた状態で
前記ソケットの被保持部に内嵌される連結部材と、連結
部材から挿出された熱電対素線を挿通せしめると共に前
記ソケットに進退自在に螺着される締付部材とを備え、
前記連結部材は、絶縁管の尾端部を嵌入せしめる保持穴
を形成した保持部と、前記熱電対素線を挿通せしめる一
対の挿通孔を形成したシール部とを、圧縮変形可能な耐
熱材により一体成形されて成り、前記連結部材をソケッ
トの被保持部に内嵌し且つ該ソケットに螺入した締付部
材を連結部材に圧着せしめた状態で、前記ソケットの被
保持部と連結部材の保持部との相互間に、前記保持穴を
収縮して絶縁管の外周面に密着せしめる保持作用手段を
構成すると共に、前記締付部材と連結部材のシール部と
の相互間に、前記挿通孔を収縮して熱電対素線の外周面
に密着せしめるシール作用手段を構成して成る点にあ
る。
【0008】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、絶縁管に熱電対を内挿して成る測温素子の尾
端部を端子箱に組付けた構成の測温装置において、端子
箱に固着されるソケットと、測温素子の絶縁管の尾端を
保持し且つ絶縁管から挿出された熱電対素線を挿通せし
めた状態で前記ソケットの被保持部に内嵌される連結部
材と、連結部材から挿出された熱電対素線を挿通せしめ
ると共に前記ソケットに進退自在に螺着される締付部材
とを備え、前記連結部材は、絶縁管の尾端部を嵌入せし
める保持穴を形成した保持部と、前記熱電対素線を挿通
せしめる一対の挿通孔を形成したシール部とを、圧縮変
形可能な耐熱材により一体成形されて成り、前記保持部
の外周に絶縁管の先端方向に次第に径小となる保持テー
パ部を形成すると共に、前記シール部の外周に熱電対素
線の挿出方向に次第に径小となるシールテーパ部を形成
して成り、前記連結部材をソケットの被保持部に内嵌し
且つ該ソケットに螺入した締付部材を連結部材に圧着せ
しめた状態で、前記ソケットの被保持部が、連結部材の
保持テーパ部にほぼ合致して前記保持穴を収縮せしめる
ように保持部を圧縮せしめる保持作用テーパ部を形成す
ると共に、前記締付部材の先端部が、連結部材のシール
テーパ部にほぼ合致して前記挿通孔を収縮せしめるよう
にシール部を圧縮せしめるシール作用テーパ部を形成し
て成る点にある。
【0009】本発明の実施形態においては、連結部材を
フッ素樹脂により一体成形し、ソケットの被保持部に設
けた保持作用テーパ部と、連結部材の保持部に設けた保
持テーパ部とにより、気密シール部を構成することが好
ましい。
【0010】
【実施形態】以下、図面に基づいて本発明の実施形態を
説明する。
【0011】(測温装置の全体的構成)図1に示すよう
に、測温装置は、端子箱1に設けたソケット2に測温素
子組立体3の尾端部を連結固着せしめており、測温素子
組立体3の適所に取付フランジ4を設けている。従っ
て、取付フランジ4を炉壁等に固着することにより、測
温素子組立体3の先端側が炉内に挿入され溶融金属等の
溶融物に浸漬され、端子箱1は炉外に位置される。
【0012】図1及び図2に示すように、測温素子組立
体3は、碍子から成る絶縁管5と、該絶縁管5に内挿さ
れた熱電対6とから構成された測温素子7を有してお
り、該測温素子7の外周を内部保護管8と外部保護管9
により二重に保護している。
【0013】前記ソケット2は、端子箱1にネジ部10
を介して着脱自在に螺入される取付部11と、スパナ等
の工具を係合自在とする多角形のフランジ部12と、該
フランジ部12から延びるネジ筒部13と、該ネジ筒部
13から更に延びるスリーブ14を備えており、ステン
レス等の金属により形成されている。
【0014】外部保護管9は、ソケット2のネジ筒部1
3にネジ部15を介して着脱自在に螺合される金属管を
構成し、先端を金属製の蓋部材16により閉塞してい
る。尚、外部保護管9の内周とソケット2のスリーブ1
4の外周との間には空間が形成されている。
【0015】内部保護管8は、先端にほぼ球面状の閉塞
部17を設けた磁製管を構成し、ソケット2のスリーブ
14からネジ筒部13の基端に至り挿入され、耐熱セメ
ント等の充填剤18により接着されている。即ち、充填
剤18は、ソケット2のネジ筒部13及びスリーブ14
の内周面と内部保護管8の外周面との間に充填されてい
る。
【0016】測温素子7を構成する絶縁管5は、熱電対
6を絶縁状態で挿通せしめる一対の貫通孔5a、5bを
設けると共に、先端において両貫通孔5a、5bを開口
せしめる直径方向のスリット19を形成し、該スリット
19内に熱電対6の温接点部6cを臨ませている。
【0017】測温素子7は、内部保護管8の中心に同心
状に挿入され、該測温素子7と内部保護管8の間に空間
を形成した状態で、測温素子7の尾端部をソケット2の
内部で保持固定される。
【0018】(測温素子を組付けるための構成)測温素
子7を組付けるため、ソケット2は、フランジ部12か
ら取付部11にかけて内側に環状を成して膨出する被保
持部20を設けると共に、該被保持部20に続いて取付
部11の内周に雌ネジ部21を設けている。そして、測
温素子7の尾端部を連結する連結部材22と、該連結部
材22を被保持部20に固定する締付部材23とが設け
られる。
【0019】連結部材22は、図3(A)に示すよう
に、絶縁管5の尾端部を嵌入せしめる保持穴24を形成
した保持部25と、絶縁管5から挿出された熱電対6の
素線6a、6bを挿通せしめる一対の挿通孔26a、2
6bを形成したシール部27とを、圧縮変形可能な耐熱
材、好ましくは可撓性を有する耐熱樹脂、例えば、フッ
素樹脂(商標:テフロン)により一体成形することによ
り構成される。そして、保持部25の外周には絶縁管5
の先端方向に次第に径小となる保持テーパ部25aを形
成し、シール部27の外周には熱電対素線6a、6bの
挿出方向に次第に径小となるシールテーパ部27aを形
成している。好ましい実施形態において、連結部材22
の軸線に対する保持テーパ部25aの傾斜角度θ1は、
15〜20度であり、連結部材22の軸線に対するシー
ルテーパ部27aの傾斜角度θ2は、30〜35度であ
る。この際、図示のように、連結部材22の軸方向に関
する保持穴24の長さ寸法を挿通孔26a、26bの長
さ寸法よりも長く形成し(図例の場合、約2:1)、θ
1<θ2とすることが好ましい。
【0020】連結部材22の保持テーパ部25aをソケ
ット2の被保持部20に合致せしめるため、被保持部2
0の内面は、ソケット2の尾端に向けてラッパ状に開口
する保持テーパ部25aを形成しており、該保持作用テ
ーパ部20aは前記保持テーパ部25aにほぼ合致す
る。また、連結部材22のシールテーパ部27aを締付
部材23の先端部に合致せしめるため、締付部材23の
中心部から先端面に向けてラッパ状に開口するシール作
用テーパ部23aを形成しており、該シール作用テーパ
部23aは前記シールテーパ部27aにほぼ合致する。
【0021】締付部材23は、ソケット2における取付
部10の雌ネジ部21に進退自在に螺入される筒状ボル
トを構成し、前記シール作用テーパ部23aから該締付
部材23の軸方向に貫通孔28を穿設すると共に、尾端
にスパナ等の工具を係合自在とする多角面を備えた頭部
29を設けている。
【0022】(測温素子を組付ける際の作用)上記構成
に基づいて測温素子7をソケット2に組付ける際して
は、図3(B)に示すように、連結部材22の挿通孔2
6a、26bに熱電対素線6a、6bを挿通せしめると
共に、絶縁管5の尾端部を連結部材22の保持穴24に
嵌入せしめる。その後、連結部材22をソケット2の被
保持部20に臨ませた状態で、熱電対素線6a、6bを
貫通孔28に挿通せしめた締付部材23をソケット2の
取付部11に螺入せしめる。
【0023】締付部材23を螺進すると、連結部材22
の保持テーパ部25aとソケット2の保持作用テーパ部
20aが合致し、連結部材22のシールテーパ部27a
と締付部材23のシール作用テーパ部23aが合致す
る。そこで、更に締付部材23を螺進すると、図3
(C)に示すように、前記保持テーパ部25aと保持作
用テーパ部20aが保持作用手段として機能し、連結部
材22の保持部25を求心方向に圧縮することにより、
保持穴24を収縮せしめ絶縁管5の外周面に密着せしめ
る。同時に、ソケット2の保持作用テーパ部20aと連
結部材22の保持テーパ部25aが相互に密着され、気
密シール部30を構成する。また、シールテーパ部27
aとシール作用テーパ部23aがシール作用手段として
機能し、連結部材22のシール部27を求心方向に圧縮
することにより、挿通孔26a、26bを収縮せしめ熱
電対素線6a、6bの外周面に密着せしめる。
【0024】従って、図2に示すように、測温素子7
は、連結部材22と締付部材23を介してソケット2の
被保持部20に強固に取付け固着される。
【0025】この際、絶縁管5の尾端部が連結部材22
の保持部25に締着され、測温素子7の荷重を強力に支
持しており、絶縁管5の熱膨張による該絶縁管の脱落を
防止できる。
【0026】また、熱電対素線6a、6bが連結部材2
2の挿通孔26a、26bに締着され、しかも、個別に
設けられた挿通孔26a、26bに分けて熱電対素線6
a、6bを保持せしめているので、両素線6a、6bが
短絡する虞れもない。
【0027】ところで、万一、外部保護管9の内部に炉
内ガスが浸入し、耐熱セメント等の充填剤18を透過し
てソケット2の内部に至るような事故が発生した場合で
も、前述のように連結部材22と被保持部20との間に
は気密シール部30が構成されているので、該ガスが端
子箱1の内部に浸入することを確実に防止する。
【0028】また、長時間にわたる測温作業等に際し、
万一、外部保護管9及び内部保護管8が破損するような
事故が発生した場合、炉内ガスが絶縁管5の内部に浸入
し端子箱1に向けて噴出することになるが、前述のよう
に連結部材22の挿通孔26a、26bが収縮して熱電
対素線6a、6bに密着せしめられ気密的にシールして
いるので、該ガスが端子箱1の内部に浸入することを阻
止する。
【0029】更に、測温作業等を終え、疲労した測温装
置から測温素子7だけを取出し再利用するに際しては、
締付部材23を取外すことにより、連結部材22と測温
素子7を装置から容易に取出すことが可能であり、しか
も、連結部材22は引抜くことにより測温素子7の尾端
部から容易に取外せるので、絶縁管5及び熱電対6の一
方又は両方を好適に再利用することができる。
【0030】
【発明の効果】従来のようなエポキシ樹脂等の充填剤に
より測温素子7を固定する技術に比して、本発明によれ
ば、圧縮変形可能な耐熱材により成形した連結部材22
により測温素子7の尾端部を固定する構成であるから、
生産性を大幅に向上できる利点がある。
【0031】特に、連結部材22により測温素子7の尾
端部を固定するに際し、本発明によれば、連結部材22
が絶縁管5の尾端部を嵌入せしめる保持穴24を形成し
た保持部25と、熱電対素線6a、6bを挿通せしめる
一対の挿通孔26a、26bを形成したシール部27と
を構成し、連結部材22をソケット2の被保持部20に
内嵌し且つ該ソケット2に締付部材23を螺入した状態
で、前記保持穴24を収縮して絶縁管5の外周面に密着
せしめると共に、前記挿通孔26a、26bを収縮して
熱電対素線6a、6bの外周面に密着せしめる構成であ
るから、測温素子7を強力に保持し脱落せしめる虞れが
なく、しかも、個別に設けられた挿通孔26a、26b
に分けて熱電対素線6a、6bを保持せしめているの
で、両素線6a、6bが短絡する虞れもない。
【0032】しかも、万一、破損事故等により炉内ガス
が絶縁管5に浸入するような事態が発生した場合でも、
ソケット2と端子箱1の間において、連結部材22が、
該連結部材22の外周域においては気密シール部30を
構成し、連結部材22の内部においては挿通孔26a、
26bを熱電対素線6a、6bに密着せしめるように収
縮せしめたシール部を構成しているので、ガスの浸入を
確実に阻止し、ガスが端子箱1に噴出することを好適に
防止できる。
【0033】更に、締付部材23をソケット2から取外
した状態で、連結部材22を測温素子7から容易に抜取
ることができる構成であるから、測温素子7を再利用で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を一部断面にて示す外観図
である。
【図2】本発明の1実施形態を拡大して示す縦断面図で
ある。
【図3】本発明の要部を示しており、(A)は連結部材
の断面図、(B)は組付構造を分解して示す断面図、
(C)は組付構造の組付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 端子箱 2 ソケット 3 測温素子組立体 5 絶縁管 6 熱電対 6a、6b 熱電対素線 7 測温素子 20 被保持部 20a 保持作用テーパ部 22 連結部材 23 締付部材 23a シール作用テーパ部 24 保持穴 25 保持部 25a 保持テーパ部 26a、26b 挿通孔 27 シール部 27a シールテーパ部 30 気密シール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁管に熱電対を内挿して成る測温素子
    の尾端部を端子箱に組付けた構成の測温装置において、 端子箱に固着されるソケットと、測温素子の絶縁管の尾
    端を保持し且つ絶縁管から挿出された熱電対素線を挿通
    せしめた状態で前記ソケットの被保持部に内嵌される連
    結部材と、連結部材から挿出された熱電対素線を挿通せ
    しめると共に前記ソケットに進退自在に螺着される締付
    部材とを備え、 前記連結部材は、絶縁管の尾端部を嵌入せしめる保持穴
    を形成した保持部と、前記熱電対素線を挿通せしめる一
    対の挿通孔を形成したシール部とを、圧縮変形可能な耐
    熱材により一体成形されて成り、 前記連結部材をソケットの被保持部に内嵌し且つ該ソケ
    ットに螺入した締付部材を連結部材に圧着せしめた状態
    で、前記ソケットの被保持部と連結部材の保持部との相
    互間に、前記保持穴を収縮して絶縁管の外周面に密着せ
    しめる保持作用手段を構成すると共に、前記締付部材と
    連結部材のシール部との相互間に、前記挿通孔を収縮し
    て熱電対素線の外周面に密着せしめるシール作用手段を
    構成して成ることを特徴とする測温装置における測温素
    子の組付構造。
  2. 【請求項2】 絶縁管に熱電対を内挿して成る測温素子
    の尾端部を端子箱に組付けた構成の測温装置において、 端子箱に固着されるソケットと、測温素子の絶縁管の尾
    端を保持し且つ絶縁管から挿出された熱電対素線を挿通
    せしめた状態で前記ソケットの被保持部に内嵌される連
    結部材と、連結部材から挿出された熱電対素線を挿通せ
    しめると共に前記ソケットに進退自在に螺着される締付
    部材とを備え、 前記連結部材は、絶縁管の尾端部を嵌入せしめる保持穴
    を形成した保持部と、前記熱電対素線を挿通せしめる一
    対の挿通孔を形成したシール部とを、圧縮変形可能な耐
    熱材により一体成形されて成り、前記保持部の外周に絶
    縁管の先端方向に次第に径小となる保持テーパ部を形成
    すると共に、前記シール部の外周に熱電対素線の挿出方
    向に次第に径小となるシールテーパ部を形成して成り、 前記連結部材をソケットの被保持部に内嵌し且つ該ソケ
    ットに螺入した締付部材を連結部材に圧着せしめた状態
    で、前記ソケットの被保持部が、連結部材の保持テーパ
    部にほぼ合致して前記保持穴を収縮せしめるように保持
    部を圧縮せしめる保持作用テーパ部を形成すると共に、
    前記締付部材の先端部が、連結部材のシールテーパ部に
    ほぼ合致して前記挿通孔を収縮せしめるようにシール部
    を圧縮せしめるシール作用テーパ部を形成して成ること
    を特徴とする測温装置における測温素子の組付構造。
  3. 【請求項3】 連結部材をフッ素樹脂により一体成形
    し、ソケットの被保持部に設けた保持作用テーパ部と、
    連結部材の保持部に設けた保持テーパ部とにより、気密
    シール部を構成して成ることを特徴とする請求項2に記
    載の測温装置における測温素子の組付構造。
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