JPS6143209Y2 - - Google Patents

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JPS6143209Y2
JPS6143209Y2 JP4084281U JP4084281U JPS6143209Y2 JP S6143209 Y2 JPS6143209 Y2 JP S6143209Y2 JP 4084281 U JP4084281 U JP 4084281U JP 4084281 U JP4084281 U JP 4084281U JP S6143209 Y2 JPS6143209 Y2 JP S6143209Y2
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JP
Japan
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heat
metal sleeve
porcelain
resistant cement
open end
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JP4084281U
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JPS57155442U (ja
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特に高温部測定の際熱電対を保護す
るのに使用される器具に関する。
一般に高温部の温度測定の際には、一端を閉塞
された磁器製の保護管内に熱電対を挿入すること
によつて、この熱電対を保護している。熱電対を
構成する2本の線の一端側の熱接点は保護管の閉
塞端部に配置されるが、これら線の他端は端子箱
内の端子に接続されるようになつている。上記磁
器製保護管は上記端子箱に連結する必要がある
が、切削加工によつて端子箱への連結部たとえば
ねじ部を形成することが非常に困難であり、この
ため金属製スリーブを介して間接的に端子箱に取
りつけるようになつている。この金属製スリーブ
は一端部にねじ部を有しこのねじ部によつて端子
箱に連結されるようになつており、その他端開口
から磁器製保護管が挿入固定されるようになつて
いる。
上記磁器製保護管を金属製スリーブ内に固定す
るための従来の手段は次のようであつた。すなわ
ち、磁器製保護管の開口端の近傍部分に耐熱繊維
製の巻装部材たとえば石綿糸を巻くとともにこの
石綿糸の外周面に耐熱セメントを塗布し、この後
金属製スリーブ内に挿入し、この耐熱セメントの
固化により、磁器製保護管を金属製スリーブ内に
固定させていた。
しかしながら上述した従来の熱電対保護器具に
あつては、磁器製保護管と金属製スリーブとの固
着状態は堅固なものであつて分離するのが困難で
あるから、脆弱で衝撃に弱い磁器製保護管が使用
中、輸送中等に破損した場合には、何ら損傷のな
い金属製スリーブも使用不能になつてしまい、材
料の無駄があつた。
本考案は上記事情にもとづきなされたもので、
その目的とするところは、金属線を巻装部材の外
周面に巻くとともに耐熱セメントに固着させ、磁
器製保護管の破損時には金属線を引つ張ることに
よつて金属製スリーブから磁器製保護管を容易に
分離でき、金属製スリーブの再使用を可能にする
ことにある。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図中1は一端1aが閉塞され他端1bが開
口された磁器製の保護管であり、この保護管1は
無機物質例えば酸化アルミニウム、酸化マグネシ
ウム等の粉末を成形焼成することにより形成され
ている。この磁器製保護管1の開口端1bの近傍
部分には耐熱繊維製の巻装部材たとえば石綿糸2
が多層に巻かれている。このようにして巻かれた
状態の石綿糸2の外面には、金属線3が螺旋状に
巻回されている。
第2図は金属製スリーブ5を示している。この
金属製スリーブ5は磁器製保護管1より大径でか
つ短尺に形成されており、一端には端子箱(図示
しない)への連結部としてねじ部5aが形成され
ている。このねじ部5aは他の部分より小径に形
成されている。上記金属製スリーブ5は、そのね
じ部5aを端子箱のねじ孔にねじ込むことによつ
てこの端子箱に連結されるものである。上記金属
製スリーブ5の内周面には螺旋状の溝5bが形成
されているが、これは金属製スリーブ5と後述す
る耐熱セメントとの結合を強くするためのもので
ある。
第3図は組立終了後の熱電対保護器具を示して
おり、磁器製保護管1は金属製スリーブ5内に挿
入固定されている。この挿入固定は次に示すよう
にしてなされる。すなわち、上記磁器製保護管1
の開口端1bの近蔽部分に巻かれた石綿糸2、金
属線3の外周面に泥状の耐熱セメント4を塗布
し、これを金属製スリーブ5におけるねじ部5a
とは反対側の開口端5cから挿入する。そして、
耐熱セメント4が乾燥固化することにより、磁器
製保護管1と金属製スリーブ5との間の強固な連
結がなされる。
第3図に示す熱電対保護器具において重要なこ
とは、金属線3の一部が金属製スリーブ5の開口
端5cの近傍に配置されるということである。こ
の実施例では金属線3の両端(図示しない)が、
開口端5cとほぼ同位置にある耐熱セメント4の
露出面4aより数mm内側に配置されている。
このような構成をなす熱電対保護器具にあつて
は、温度測定時に熱電対(図示しない)が金属製
スリーブ5のねじ部5aを通つて磁器製保護管1
中に挿入され、その一端側の熱接点は保護管1の
閉塞端1aに位置され、その他端は端子箱内の端
子に接続される。また、金属製スリーブ5は、前
述したようにねじ部5aによつて端子箱に連結さ
れる。この状態で磁器製保護管1の先端すなわち
閉塞端1aを被測定部に配置して温度の測定を行
なう。
ところで、磁器製保護管1が温度測定の際ある
いは輸送の際に破損した場合には、金属製スリー
ブ5の開口端5c近傍における耐熱セメント4の
一部を破壊し、金属線3の端部をペンチ等の器具
を用いて引つ張り出す。この際、金属線3に固着
されている耐熱セメント4が、石綿糸2、磁器製
保護管1を伴つて引き出される。
このようにして、破損していない金属製スリー
ブ5は、破損した磁器製保護管1、石綿糸2、耐
熱セメント4から容易に分離でき、再使用するこ
とができる。このため、材料の節約が可能とな
り、ひいては熱電対保護器具の製造コストを安価
にできる。
なお、本考案は上述した実施例に制約されず
種々の態様が可能である。たとえば、上記実施例
では金属線の両端を金属製スリーブの開口端近傍
において耐熱セメントの露出面より数mm程度内側
に配置したが、これらは露出面から外部へ導出さ
せてもよい。また、金属線の一端のみまたは中途
部を金属製スリーブの開口端近傍に配置させても
よい。要は金属線の一部をつまんで金属製スリー
ブの開口端から耐熱セメント、巻装部材、磁器製
保護管を引き出せる構成であれば良いのである。
さらに、耐熱繊維製の巻装部材は、石綿糸に限
らず石綿帯、石綿布であつても良く、さらにガラ
ス繊維によつて形成してもよい。
また、金属製スリーブの連結部はねじ部に制約
されず他の構成であつてもよい。さらに上述した
実施例では金属製スリーブにおいて連結部の内径
が他の部分より小さく形成されているが、この連
結部の内径を他の部分と同径にしてもよい。この
場合、金属線の一部を連結部側の開口端近傍に配
置してもよい。
以上説明したように本考案は、磁器製保護管を
耐熱繊維製の巻装部材、耐熱セメントを介して金
属製スリーブに挿入固定した熱電対保護器具にお
いて、金属線を上記巻装部材の外面に巻回すると
ともに上記耐熱セメントに固着させ、しかもこの
金属線の一部を金属製スリーブの開口端近傍に配
置させたものである。このことにより、磁器製保
護管が破損した時には金属線を引つ張ることによ
り、金属製スリーブ内の磁器製保護管、巻装部
材、耐熱セメントを容易に引き出すことができ、
金属製スリーブの再使用が可能となるから、材料
の節約をなすことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は耐熱セメントを塗布する前の磁器製保護管を上
半部断面にして示す側面図、第2図は金属製スリ
ーブを上半部断面にして示す側面図、第3図は組
立て終了後の熱電対保護器具を一部断面にして示
す側面図である。 1……磁器製保護管、1a……閉塞端、1b…
…開口端、2……石綿糸(耐熱繊維製の巻装部
材)、3……金属線、4……耐熱セメント、5…
…金属製スリーブ、5a……ねじ部(連結部)、
5c……開口端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が閉塞された熱電対収納用の磁器製保護管
    における少なくともその開口端の近傍部分に耐熱
    繊維製の巻装部材を巻き、この巻装部材の外周面
    には金属線を巻くとともに耐熱セメントを塗布
    し、この耐熱セメントによつて、磁器製保護管の
    少なくとも開口端の近傍部分を、端子箱への連結
    部を有する金属製スリーブ内に固定し、かつ前記
    金属線の一部をこの金属製スリーブの開口端の近
    傍に配置したことを特徴とする熱電対保護器具。
JP4084281U 1981-03-25 1981-03-25 Expired JPS6143209Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4084281U JPS6143209Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25

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JP4084281U JPS6143209Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25

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JPS57155442U JPS57155442U (ja) 1982-09-30
JPS6143209Y2 true JPS6143209Y2 (ja) 1986-12-06

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ID=29837940

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JP4084281U Expired JPS6143209Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25

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US11243119B2 (en) 2020-02-14 2022-02-08 General Electric Company Protective sleeve for a component of a turbine engine and method of installing the same

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JPS57155442U (ja) 1982-09-30

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