JPH0797049B2 - 温度センサの製造方法 - Google Patents

温度センサの製造方法

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JPH0797049B2
JPH0797049B2 JP61124439A JP12443986A JPH0797049B2 JP H0797049 B2 JPH0797049 B2 JP H0797049B2 JP 61124439 A JP61124439 A JP 61124439A JP 12443986 A JP12443986 A JP 12443986A JP H0797049 B2 JPH0797049 B2 JP H0797049B2
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健三 名桐
恭平 林
庄次 前田
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガス等の温度を測定する温度センサの製造方
法に関するものである。
[従来の技術] 従来より、ガス温、液温、水温等の測定や検出に、種々
の温度センサが用いられている。
その一種として、例えばサーミスタを絶縁管の先端から
突出させ、更にサーミスタを保護するために、この絶縁
管を金属管中に保持するようにした温度センサがある。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記の如き温度センサに振動が加わるとその
振動によってサーミスタが飛び跳ねたり、サーミスタの
引出し線が共振して、サーミスタあるいはサーミスタの
引出し線が破壊される恐れがあった。
それを防ぐためサーミスタ周辺にエポキシ、フッ素樹脂
等の樹脂を充填してサーミスタを絶縁管の先端に固定し
たものがある。
しかし、上述の様に樹脂でサーミスタを固定するものは
樹脂の耐熱性が低い(エポキシの使用限度は200℃、フ
ッ素樹脂は300℃)ため高温での使用はできなかった。
又、耐熱性を確保するためにタルク等の粉末を充填して
サーミスタを固定したものがあるが、サーミスタの位置
設定が難しく、充填時にサーミスタに外力が加わりサー
ミスタを破壊したり、あるいはサーミスタの引出し線
(細いため強度が低い)を切断する場合があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記問題点を解決するために次の手段を採用し
た。
即ち、本発明の要旨は、 サーミスタを、該サーミスタの引出し線と接続されたリ
ード線を挿通した絶縁管の先端から突出させ、更に該サ
ーミスタを、前記絶縁管とともに先端が閉塞した金属管
内に挿入固定する温度センサの製造方法において、 上記サーミスタと上記引出し線と上記リード線との少な
くとも一部を覆うとともに、上記絶縁管内部に固着用の
耐熱セメントを配置し、該耐熱セメントによって上記サ
ーミスタと上記引出し線と上記リード線と上記絶縁管と
を固着し一体化して中間組付体とした後に、該中間組付
体を上記先端が閉塞された金属管内に挿入するととも
に、上記中間組付体と上記金属管との空隙に耐熱セメン
トを充填して、該耐熱セメントによって上記中間組付体
を上記金属管に固着して固定することを特徴とする温度
センサの製造方法にある。
ここで、サーミスタは、温度によってその抵抗値が大き
く変化するものである。またサーミスタには、負の温度
係数を持つもの(NTC)、正の温度係数を持つもの(PT
C)、ある温度域で抵抗値が急激に変化するもの(CTR)
の種類があるが、本発明では何れも使用することがで
き、用途に合わせて選べば良い。
絶縁管は、サーミスタの引出し線を絶縁保護するもので
あり、通常は2穴のものが使われる。
耐熱セメントとしてはアルミナセメント、特殊アルミナ
セメント、燐酸セメント等の耐熱性に優れるものであれ
ば特に限定はない。
[作用] 本発明の温度センサの製造方法では、サーミスタと引出
し線とリード線と絶縁管とを耐熱セメントによって固着
して一体化した中間組付体とする工程と、この一体化し
た中間組付体を金属管に挿入して耐熱セメントで固着し
て固定する工程とからなっている。
従って、製造過程で、サーミスタ,リード部,絶縁体及
び金属管を、所定位置に容易に且つ確実に配置できる。
また、従来の様に、粉末を充填してサーミスタを固定す
る方法でないので、温度センサ内にサーミスタを配置す
る際に、サーミスタが外力を受けて破損することを防止
できる。
また、相互の部品間の空隙に耐熱セメントを充填するこ
とで、各部品を安定且つ確実に固定でき、そのため、引
張や振動に対して極めて強い温度センサを製造すること
ができる。
[実施例] 本発明の一実施例を第1図の断面図、第2図の部分破断
図を用いて説明する。
先ず、第1図の如く、サーミスタ10の一対の引出し線
(通常0.2〜1.2mmφ)12を0.4〜1.2mmφのリード線14に
溶接し、該リード線14を2穴の絶縁管16に通し、該絶縁
管16とサーミスタ10とを耐熱セメント18を用いて固定す
る。又、耐熱セメント18は上記絶縁管16の穴にも充填さ
れ、上記リード線14を絶縁管16に固定する。ここで引出
し線12をリード線14に溶接するのは引出し線12が細すぎ
てよわいためである。かくして中間組付体が製作され
る。
次に、第2図の如く、この中間組付体は金属管20に挿入
されるとともに、耐熱セメント22を用いて計隙に充填さ
れるようにして固定される。これは、例えば、金属管20
内に予め所定量の耐熱セメントを注入しておき、その上
から中間組付体を挿入することによって、容易に行なう
ことができる。この金属管20は下部に取り付け用のねじ
部24を有する固定金具26と結合される。又、固定金具26
にはガスケット28が取り付けられる。上記リード線14は
更に撚り線であるセンサ出力取出し線30に接合され、シ
リコンゴム製補助リング32に通される。補助リング32は
金属管20に嵌合され、加締め部34で加締められて金属管
20に固定されて温度センサSとされる。
この様に、本実施例の温度センサSの製造方法では、予
めサーミスタ10等を耐熱セメントを用いて絶縁管16に固
着して(中間組付体として)いるので、組み立て時にサ
ーミスタ10の位置設定が容易であり、また絶縁管16と金
属管20との接合時に、サーミスタ10に外力が加わること
はないので、サーミスタ10の破損を防止できる。
また、本実施例の製造方法で得られた温度センサSは、
上記構造であるため、温度センサSに振動が加わっても
その振動によってサーミスタ10が飛び跳ねたり、引出し
線12が共振したりすることはない。そのため、上記振動
によりサーミスタ10やその引出し線12が破壊されること
はない。
更に、耐熱セメント18は耐熱性に優れるため、温度セン
サSは従来の温度センサより高温(300〜600℃)で使用
しても耐振性が劣下せず、安定して使用できる。
その上、耐熱セメント18、22は熱伝導性が樹脂より良い
ので本発明の温度センサは応答性に優れたものとなる
(耐熱セメントの熱伝導率はエポキシ等の樹脂の10倍以
上である)。
尚、本実施例の製造方法で得られた温度センサSは、上
記リード線14と絶縁管16とが耐熱セメント18によって強
固に固着されているため、リード線14に引っ張り力が加
わっても、サーミスタ10あるいはサーミスタ10の細い引
出し線12が破壊されることはない。そのため温度センサ
Sの取り扱いは非常に簡単である。
[発明の効果] 本発明の温度センサの製造方法では、サーミスタとリー
ド部と絶縁管とを耐熱セメントによって固定して中間組
付体とし、その後、この中間組付体を金属管に挿入して
耐熱セメントで固定している。よって、組み立て時にサ
ーミスタの位置設定が容易であり、しかも確実である。
また、従来の粉末充填の方法の様に、サーミスタに外力
が加わることがないので、温度センサの組み立て時にサ
ーミスタが破壊されることはない。
また、本発明の製造方法によって得られる温度センサ
は、サーミスタと引出し線とリード線と絶縁管と金属管
とが耐熱セメントによって一体に固着されて固定されて
いるために、振動が加わっても、サーミスタが飛び跳ね
たり、サーミスタの引出し線やリード線が共振して、サ
ーミスタが破壊されることはない。
更に、耐熱セメントは耐熱性に優れるため、従来より高
温(300〜600℃)で使用しても耐振性が劣下せず、安定
して使用できる。
その上、耐熱セメントは熱伝導性が樹脂より良いので、
本発明の温度センサは応答性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の絶縁管における中間組付体
の断面図、第2図は一実施例における温度センサの部分
破断図である。 S……温度センサ、10……サーミスタ 12……引出し線、14……リード線 16……絶縁管、18……耐熱セメント 20……金属管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーミスタを、該サーミスタの引出し線と
    接続されたリード線を挿通した絶縁管の先端から突出さ
    せ、更に該サーミスタを、前記絶縁管とともに先端が閉
    塞した金属管内に挿入固定する温度センサの製造方法に
    おいて、 上記サーミスタと上記引出し線と上記リード線との少な
    くとも一部を覆うとともに、上記絶縁管内部に固着用の
    耐熱セメントを配置し、該耐熱セメントによって上記サ
    ーミスタと上記引出し線と上記リード線と上記絶縁管と
    を固着し一体化して中間組付体とした後に、該中間組付
    体を上記先端が閉塞された金属管内に挿入するととも
    に、上記中間組付体と上記金属管との空隙に耐熱セメン
    トを充填して、該耐熱セメントによって上記中間組付体
    を上記金属管に固着して固定することを特徴とする温度
    センサの製造方法。
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