JPH10255898A - 防水圧接コネクタ及び圧接方法 - Google Patents
防水圧接コネクタ及び圧接方法Info
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- JPH10255898A JPH10255898A JP9059554A JP5955497A JPH10255898A JP H10255898 A JPH10255898 A JP H10255898A JP 9059554 A JP9059554 A JP 9059554A JP 5955497 A JP5955497 A JP 5955497A JP H10255898 A JPH10255898 A JP H10255898A
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- terminal
- rubber plug
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5205—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
- H01R13/5208—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet having at least two cable receiving openings
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被覆電線の圧接端子への圧接時にゴム栓の圧
接端子上への移動を防止する。 【解決手段】 本発明の防水圧接コネクタ１５は、電線
７を挿通した状態でこの電線７の端末７ａが圧接部２３
上に位置し電線７の軸方向への移動が規制された仮係止
位置と、電線端末７ａが圧接部２３に圧入された本係止
位置とでゴム栓２０を、ハウジング１８の電線引き出し
側の後端部に支持する位置決め係止手段２１を設けたこ
とで、電線７の軸方向へのゴム栓２０の移動を防止し
た。
接端子上への移動を防止する。 【解決手段】 本発明の防水圧接コネクタ１５は、電線
７を挿通した状態でこの電線７の端末７ａが圧接部２３
上に位置し電線７の軸方向への移動が規制された仮係止
位置と、電線端末７ａが圧接部２３に圧入された本係止
位置とでゴム栓２０を、ハウジング１８の電線引き出し
側の後端部に支持する位置決め係止手段２１を設けたこ
とで、電線７の軸方向へのゴム栓２０の移動を防止し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接刃間に電線端
末が圧入される圧接端子が収容されたハウジングの後端
部をゴム栓で防水する防水圧接コネクタ及び圧接方法に
関する。
末が圧入される圧接端子が収容されたハウジングの後端
部をゴム栓で防水する防水圧接コネクタ及び圧接方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、特開平５−１５２０２８号公報
に記載された防水圧接コネクタ１を示す。この防水圧接
コネクタ１は、圧接端子２が収容される端子収容室３を
有するハウジング４と、このハウジング４が挿入されて
覆われる筒状のカバー５と、このカバー５の一方の開口
を閉鎖するゴム栓６とからなる。
に記載された防水圧接コネクタ１を示す。この防水圧接
コネクタ１は、圧接端子２が収容される端子収容室３を
有するハウジング４と、このハウジング４が挿入されて
覆われる筒状のカバー５と、このカバー５の一方の開口
を閉鎖するゴム栓６とからなる。
【０００３】圧接端子２は、圧接刃を有し、この圧接刃
間に被覆電線７の端末７ａが圧入されて接続される。ま
た、ゴム栓６は、複数の電線挿通孔８が形成されてお
り、これらの電線挿通孔８を挿通した被覆電線７の端末
７ａが圧接端子２に圧入される。
間に被覆電線７の端末７ａが圧入されて接続される。ま
た、ゴム栓６は、複数の電線挿通孔８が形成されてお
り、これらの電線挿通孔８を挿通した被覆電線７の端末
７ａが圧接端子２に圧入される。
【０００４】なお、図５において符号９はカバー５の他
方の開口から挿入されるシールリングであり、符号１０
は相手コネクタ、１１はパッキンである。
方の開口から挿入されるシールリングであり、符号１０
は相手コネクタ、１１はパッキンである。
【０００５】このような防水圧接コネクタ１を被覆電線
７の端末７ａに接続するには、図６（ａ）に示すよう
に、ゴム栓６の挿通孔８を挿通した被覆電線７の端末７
ａを、ハウジング４の端子収容室３内に予め収容された
圧接端子２の圧接部１２上に位置させ、上方から圧入治
具１３で押圧する。この圧入治具１３の押圧により被覆
電線７の端末７ａが圧接端子２に圧接されて電気的に接
続される。そして、この状態からカバー５内に挿入し、
ゴム栓６をカバー５の一方の開口の内壁に密着挿入する
ことにより、圧接端子２、被覆電線７の端末７ａが防水
された状態でカバー５内に収容されるようになってい
る。
７の端末７ａに接続するには、図６（ａ）に示すよう
に、ゴム栓６の挿通孔８を挿通した被覆電線７の端末７
ａを、ハウジング４の端子収容室３内に予め収容された
圧接端子２の圧接部１２上に位置させ、上方から圧入治
具１３で押圧する。この圧入治具１３の押圧により被覆
電線７の端末７ａが圧接端子２に圧接されて電気的に接
続される。そして、この状態からカバー５内に挿入し、
ゴム栓６をカバー５の一方の開口の内壁に密着挿入する
ことにより、圧接端子２、被覆電線７の端末７ａが防水
された状態でカバー５内に収容されるようになってい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被覆電
線７の被覆部分は一般的に油分を含んでいるため摩擦係
数が低く、図６（ａ）に示すように、被覆電線７の軸方
向に移動し易い。この結果、圧接端子２上にゴム栓６が
移動してしまい、この状態で圧入治具１３により被覆電
線７を圧接端子２側へ押圧すると、ゴム栓６を圧接端子
２と圧入治具１３との間にゴム栓６が入り込み、被覆電
線７と圧接端子２との正規な接続が得られないという問
題がある。
線７の被覆部分は一般的に油分を含んでいるため摩擦係
数が低く、図６（ａ）に示すように、被覆電線７の軸方
向に移動し易い。この結果、圧接端子２上にゴム栓６が
移動してしまい、この状態で圧入治具１３により被覆電
線７を圧接端子２側へ押圧すると、ゴム栓６を圧接端子
２と圧入治具１３との間にゴム栓６が入り込み、被覆電
線７と圧接端子２との正規な接続が得られないという問
題がある。
【０００７】そこで、本発明は、被覆電線の圧接端子へ
の圧接時にゴム栓が圧接端子上へ移動することのない防
水圧接コネクタ及び圧接方法の提供を目的とする。
の圧接時にゴム栓が圧接端子上へ移動することのない防
水圧接コネクタ及び圧接方法の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、電線端末が圧接刃間に圧入され
て電線端末と接続される圧接端子収容用の端子収容室を
有するハウジングと、このハウジングが挿入されて覆わ
れる筒状のカバーと、このカバーの一方の開口を閉鎖す
ると共に、前記圧接端子と接続された電線が挿通し前記
カバー内を防水するゴム栓とを備えた防水圧接コネクタ
であって、前記電線を挿通した状態でこの電線端末が圧
接刃上に位置し前記電線の軸方向への移動が規制された
仮係止位置と、電線端末が圧接刃間に圧入された本係止
位置とで前記ゴム栓を、前記ハウジングの電線引き出し
側の後端部に支持する位置決め係止手段を設けたことを
特徴としている。
め、請求項１の発明は、電線端末が圧接刃間に圧入され
て電線端末と接続される圧接端子収容用の端子収容室を
有するハウジングと、このハウジングが挿入されて覆わ
れる筒状のカバーと、このカバーの一方の開口を閉鎖す
ると共に、前記圧接端子と接続された電線が挿通し前記
カバー内を防水するゴム栓とを備えた防水圧接コネクタ
であって、前記電線を挿通した状態でこの電線端末が圧
接刃上に位置し前記電線の軸方向への移動が規制された
仮係止位置と、電線端末が圧接刃間に圧入された本係止
位置とで前記ゴム栓を、前記ハウジングの電線引き出し
側の後端部に支持する位置決め係止手段を設けたことを
特徴としている。
【０００９】この防水圧接コネクタでは、被覆電線の端
末を圧接端子の圧接刃間に圧接する際に、ゴム栓は位置
決め係止手段により仮係止位置に支持され、この状態で
被覆電線の端末が圧接端子の圧接刃間に圧入される。被
覆電線を圧接刃間に圧入すると、ゴム栓は本係止位置に
位置決め係止手段により本係止される。したがって、被
覆電線の端末を圧接端子の圧接刃間に正規に圧入するこ
とができる。
末を圧接端子の圧接刃間に圧接する際に、ゴム栓は位置
決め係止手段により仮係止位置に支持され、この状態で
被覆電線の端末が圧接端子の圧接刃間に圧入される。被
覆電線を圧接刃間に圧入すると、ゴム栓は本係止位置に
位置決め係止手段により本係止される。したがって、被
覆電線の端末を圧接端子の圧接刃間に正規に圧入するこ
とができる。
【００１０】請求項２の発明は、請求項１記載の発明で
あって、前記位置決め係止手段が、前記圧接刃間への電
線端末の圧接方向に向けて前記ハウジングの前記電線引
き出し側の後端部から突設された一対の突起と、前記ゴ
ム栓に設けられて前記突起が嵌合する凹部と、一対の凹
部内で前記一対の突起を、前記ハウジングに対して前記
ゴム栓を仮係止位置及び本係止位置に位置するように支
持する支持部とからなることを特徴としている。
あって、前記位置決め係止手段が、前記圧接刃間への電
線端末の圧接方向に向けて前記ハウジングの前記電線引
き出し側の後端部から突設された一対の突起と、前記ゴ
ム栓に設けられて前記突起が嵌合する凹部と、一対の凹
部内で前記一対の突起を、前記ハウジングに対して前記
ゴム栓を仮係止位置及び本係止位置に位置するように支
持する支持部とからなることを特徴としている。
【００１１】この防水圧接コネクタでは、被覆電線を圧
接端子の圧接刃間に圧接する際に、突起を凹部内に挿入
し支持部に支持することでゴム栓を仮係止位置に支持す
る。この状態で被覆電線を圧接刃間に圧入した後に、ゴ
ム栓を本係止位置に支持部により支持させる。
接端子の圧接刃間に圧接する際に、突起を凹部内に挿入
し支持部に支持することでゴム栓を仮係止位置に支持す
る。この状態で被覆電線を圧接刃間に圧入した後に、ゴ
ム栓を本係止位置に支持部により支持させる。
【００１２】請求項３の発明は、請求項２記載の発明で
あって、前記凹部が前記ゴム栓のハウジング側のから突
設したブロック状の延長部に設けられた筒状の孔部から
なり、前記突起が円筒状のボスからなり、前記支持部が
前記孔部の軸方向中間部に設けられて前記孔部内に挿入
・嵌合した前記ボスと当接してゴム栓を仮係止位置に位
置決め支持すると共に、前記ボスの前記孔部内への圧入
で破断して前記ゴム栓を本係止位置へ移動可能とする薄
肉部からなることを特徴としている。
あって、前記凹部が前記ゴム栓のハウジング側のから突
設したブロック状の延長部に設けられた筒状の孔部から
なり、前記突起が円筒状のボスからなり、前記支持部が
前記孔部の軸方向中間部に設けられて前記孔部内に挿入
・嵌合した前記ボスと当接してゴム栓を仮係止位置に位
置決め支持すると共に、前記ボスの前記孔部内への圧入
で破断して前記ゴム栓を本係止位置へ移動可能とする薄
肉部からなることを特徴としている。
【００１３】この防水圧接コネクタでは、被覆電線を圧
接端子の圧接刃間に圧接する際に、ゴム栓に設けたボス
を、ハウジングに設けた筒状の孔部内に挿入、ボスの先
端を薄肉部に当接させ、仮係止位置に位置決めする。こ
の状態から被覆電線を圧接刃間に圧入する。被覆電線を
圧接刃間に圧入した後に、ゴム栓を本係止位置に移動さ
せる。この移動によりボスの先端が薄肉部を突き破り、
ボスが孔部内さらに挿入されてゴム栓が本係止位置に移
動する。
接端子の圧接刃間に圧接する際に、ゴム栓に設けたボス
を、ハウジングに設けた筒状の孔部内に挿入、ボスの先
端を薄肉部に当接させ、仮係止位置に位置決めする。こ
の状態から被覆電線を圧接刃間に圧入する。被覆電線を
圧接刃間に圧入した後に、ゴム栓を本係止位置に移動さ
せる。この移動によりボスの先端が薄肉部を突き破り、
ボスが孔部内さらに挿入されてゴム栓が本係止位置に移
動する。
【００１４】請求項４の発明は、請求項２又は請求項３
に記載の発明であって、前記一対の突起の先端部に前記
凹部内からの抜けを阻止する鉤部を設けたことを特徴と
している。
に記載の発明であって、前記一対の突起の先端部に前記
凹部内からの抜けを阻止する鉤部を設けたことを特徴と
している。
【００１５】この防水圧接コネクタでは、ゴム栓を仮係
止位置、本係止位置に位置した状態では、突起の先端の
鉤部が凹部内からの抜けを阻止してゴム栓を仮係止位
置、本係止位置に位置決めする。
止位置、本係止位置に位置した状態では、突起の先端の
鉤部が凹部内からの抜けを阻止してゴム栓を仮係止位
置、本係止位置に位置決めする。
【００１６】請求項５の発明は、請求項１乃至請求項４
のいずれかに記載の防水圧接コネクタにおける圧接端子
への電線端末の圧接方法であって、電線が挿通した防水
ゴム栓を仮係止位置に位置決めして電線端末を圧接刃上
に配置した状態で、電線端末を圧接刃間に向けて押圧し
挿入した後に、ゴム栓を本係止位置に位置決めすること
を特徴としている。
のいずれかに記載の防水圧接コネクタにおける圧接端子
への電線端末の圧接方法であって、電線が挿通した防水
ゴム栓を仮係止位置に位置決めして電線端末を圧接刃上
に配置した状態で、電線端末を圧接刃間に向けて押圧し
挿入した後に、ゴム栓を本係止位置に位置決めすること
を特徴としている。
【００１７】この圧接方法では、電線が挿通したゴム栓
を仮係止位置に位置決めした状態で、電線端末を圧接刃
間に圧入する。電線端末を圧接刃間に圧入した後に、ゴ
ム栓を本係止位置に位置決めする。この場合、仮係止位
置にゴム栓を位置決めした状態で電線端末を圧接刃間に
圧入するので、電線端末を圧接刃間に正規な状態で圧入
し、電気的に接続することができる。
を仮係止位置に位置決めした状態で、電線端末を圧接刃
間に圧入する。電線端末を圧接刃間に圧入した後に、ゴ
ム栓を本係止位置に位置決めする。この場合、仮係止位
置にゴム栓を位置決めした状態で電線端末を圧接刃間に
圧入するので、電線端末を圧接刃間に正規な状態で圧入
し、電気的に接続することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る防水圧接コネ
クタ及び圧接方法の実施形態について説明する。
クタ及び圧接方法の実施形態について説明する。
【００１９】図１は、本発明の実施形態の防水圧接コネ
クタ１５を示す。この防水圧接コネクタ１５は、圧接端
子１６が収容される複数の端子収容室１７が形成された
ハウジング１８と、このハウジング１８が挿入されて覆
われるカバー１９と、ハウジング１８の後端側（電線引
き出し側）に配置されてカバー１９の一方の開口を閉鎖
するゴム栓２０とからなる。また、本実施形態の防水圧
接コネクタ１５には、ゴム栓２０を仮係止位置と本係止
位置とに支持する位置決め係止手段２１が設けられてい
る。
クタ１５を示す。この防水圧接コネクタ１５は、圧接端
子１６が収容される複数の端子収容室１７が形成された
ハウジング１８と、このハウジング１８が挿入されて覆
われるカバー１９と、ハウジング１８の後端側（電線引
き出し側）に配置されてカバー１９の一方の開口を閉鎖
するゴム栓２０とからなる。また、本実施形態の防水圧
接コネクタ１５には、ゴム栓２０を仮係止位置と本係止
位置とに支持する位置決め係止手段２１が設けられてい
る。
【００２０】ハウジング１８は、相手コネクタとの嵌合
面側（前端側）２２に端子収容室１７が開口している。
端子収容室１７の後端側は、上方に向けて開口してい
る。この開口している部分に圧接端子１６（図４参照）
の圧接部２３が収容され、この開口から被覆電線７の端
末７ａが圧入される。また、ハウジング１８の後端側は
延設されてゴム栓支持部２４が延設されている。このゴ
ム栓支持部２４には、一対の突起２５、２５が突設され
ている。突起２５は、円筒状のボスからなり、先端部に
は鉤部２６が形成されている。
面側（前端側）２２に端子収容室１７が開口している。
端子収容室１７の後端側は、上方に向けて開口してい
る。この開口している部分に圧接端子１６（図４参照）
の圧接部２３が収容され、この開口から被覆電線７の端
末７ａが圧入される。また、ハウジング１８の後端側は
延設されてゴム栓支持部２４が延設されている。このゴ
ム栓支持部２４には、一対の突起２５、２５が突設され
ている。突起２５は、円筒状のボスからなり、先端部に
は鉤部２６が形成されている。
【００２１】一方、このゴム栓支持部２４に支持される
ゴム栓２０は、２列のリップ部２７、２７が外周に形成
されると共に、前後を貫通する電線挿通孔２８が形成さ
れた本体２９と、この本体２９の一面側から突設された
一対の延長部３０、３０とからなる。延長部３０には、
図２及び図３に示すように、中心部に凹部３１がそれぞ
れ形成されている。この凹部３１は、上下に沿って形成
された円筒状の孔部で構成され、中間部に薄肉部３２が
形成されている。
ゴム栓２０は、２列のリップ部２７、２７が外周に形成
されると共に、前後を貫通する電線挿通孔２８が形成さ
れた本体２９と、この本体２９の一面側から突設された
一対の延長部３０、３０とからなる。延長部３０には、
図２及び図３に示すように、中心部に凹部３１がそれぞ
れ形成されている。この凹部３１は、上下に沿って形成
された円筒状の孔部で構成され、中間部に薄肉部３２が
形成されている。
【００２２】上記位置決め係止手段２１は、図２及び図
３に示すように、前記一対の突起２５と、延長部３０に
設けた凹部３１と、薄肉部３２とで構成されている。
３に示すように、前記一対の突起２５と、延長部３０に
設けた凹部３１と、薄肉部３２とで構成されている。
【００２３】そして、図４（ａ）に示すように、突起２
５を凹部３１内に挿入し、鉤部２６の先端部が薄肉部３
２に当接した位置でゴム栓２０は仮係止位置に位置決め
支持され、ゴム栓２０を下方に向けて、すなわち延長部
３０をゴム栓支持部２４側に向けて押圧することにより
薄肉部３２が突起２５の先端部により突き破られて図４
（ｂ）に示すように本係止位置に位置決め支持される。
５を凹部３１内に挿入し、鉤部２６の先端部が薄肉部３
２に当接した位置でゴム栓２０は仮係止位置に位置決め
支持され、ゴム栓２０を下方に向けて、すなわち延長部
３０をゴム栓支持部２４側に向けて押圧することにより
薄肉部３２が突起２５の先端部により突き破られて図４
（ｂ）に示すように本係止位置に位置決め支持される。
【００２４】次にこの防水圧接コネクタの組付手順及び
圧接方法について説明する。ハウジング１８内に予め収
容された圧接端子１６の圧接部２３上に、ゴム栓２０の
挿通孔２８を挿通させた被覆電線７の端末７ａを載置
し、延長部３０の凹部３１内に突起２５を挿入する。こ
のとき突起２５の先端部は凹部３１内の薄肉部３２に当
接することにより仮係止位置に支持され、電線の軸方向
への移動が規制される。
圧接方法について説明する。ハウジング１８内に予め収
容された圧接端子１６の圧接部２３上に、ゴム栓２０の
挿通孔２８を挿通させた被覆電線７の端末７ａを載置
し、延長部３０の凹部３１内に突起２５を挿入する。こ
のとき突起２５の先端部は凹部３１内の薄肉部３２に当
接することにより仮係止位置に支持され、電線の軸方向
への移動が規制される。
【００２５】この状態から、被覆電線の端末を圧接部２
３内に、圧入治具により圧入する。このとき、ゴム栓２
０は、仮係止位置に位置決め支持されているので、電線
７の軸方向に移動することがなく、ゴム栓２０が圧接端
子１６上に移動することがない。
３内に、圧入治具により圧入する。このとき、ゴム栓２
０は、仮係止位置に位置決め支持されているので、電線
７の軸方向に移動することがなく、ゴム栓２０が圧接端
子１６上に移動することがない。
【００２６】被覆電線７の端末を圧接部２３に圧入した
後に、ゴム栓２０をゴム栓支持部２４側へ移動させる。
ゴム栓２０をゴム栓支持部２４側へ移動させると突起２
５の先端部が薄肉部３２を突き破り、突起２５が凹部３
１内にさらに挿入され本係止位置に位置決め支持する。
後に、ゴム栓２０をゴム栓支持部２４側へ移動させる。
ゴム栓２０をゴム栓支持部２４側へ移動させると突起２
５の先端部が薄肉部３２を突き破り、突起２５が凹部３
１内にさらに挿入され本係止位置に位置決め支持する。
【００２７】このように本実施形態の防水圧接コネクタ
１５では、被覆電線７の端末７ａを圧接端子１６の圧接
部２３に圧入する際に、位置決め係止手段２１により仮
係止位置に位置決め支持されているので、圧接端子上に
移動することがなく、被覆電線の端末を正規な状態で圧
接部に圧接することができる。
１５では、被覆電線７の端末７ａを圧接端子１６の圧接
部２３に圧入する際に、位置決め係止手段２１により仮
係止位置に位置決め支持されているので、圧接端子上に
移動することがなく、被覆電線の端末を正規な状態で圧
接部に圧接することができる。
【００２８】従って、この防水圧接コネクタ１５におい
て、ゴム栓２０が圧接端子１６上に移動することによる
電線端末と圧接端子との接続不良を確実に防止すること
ができる。
て、ゴム栓２０が圧接端子１６上に移動することによる
電線端末と圧接端子との接続不良を確実に防止すること
ができる。
【００２９】また、ゴム栓２０は、位置決め係止手段２
１により、本係止位置で支持されるので、カバー１９の
後端側の開口に嵌合された状態で移動することがなく、
カバー１９内を確実に防水することができる。
１により、本係止位置で支持されるので、カバー１９の
後端側の開口に嵌合された状態で移動することがなく、
カバー１９内を確実に防水することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明によ
れば、被覆電線の端末を圧接端子の圧接刃間に圧接する
際に、ゴム栓は位置決め係止手段により仮係止位置に支
持されるので、電線端末の圧接部への圧接時にゴム栓が
圧接端子上に移動することがなく被覆電線の端末を圧接
端子の圧接刃間に正規に圧入することができる。
れば、被覆電線の端末を圧接端子の圧接刃間に圧接する
際に、ゴム栓は位置決め係止手段により仮係止位置に支
持されるので、電線端末の圧接部への圧接時にゴム栓が
圧接端子上に移動することがなく被覆電線の端末を圧接
端子の圧接刃間に正規に圧入することができる。
【００３１】請求項２の発明によれば、被覆電線を圧接
端子の圧接刃間に圧接する際に、突起を凹部内に挿入し
支持部に支持することでゴム栓を仮係止位置に支持する
ので、ゴム栓が圧接端子上に移動することがなく、ま
た、ゴム栓を本係止位置に支持部により位置決め支持す
ることができる。
端子の圧接刃間に圧接する際に、突起を凹部内に挿入し
支持部に支持することでゴム栓を仮係止位置に支持する
ので、ゴム栓が圧接端子上に移動することがなく、ま
た、ゴム栓を本係止位置に支持部により位置決め支持す
ることができる。
【００３２】請求項３の発明によれば、被覆電線を圧接
端子の圧接刃間に圧接する際に、ハウジングに設けたボ
スを、ゴム栓に設けた筒状の孔部内に挿入、ボスの先端
を薄肉部に当接させ、仮係止位置に位置決めするので、
電線端末を圧接端子に正規に圧入することができ、被覆
電線を圧接刃間に圧入した後に、ゴム栓を本係止位置に
移動させることによりボスの先端が薄肉部を突き破り、
ボスが孔部内さらに挿入されてゴム栓が本係止位置に位
置決め支持される。
端子の圧接刃間に圧接する際に、ハウジングに設けたボ
スを、ゴム栓に設けた筒状の孔部内に挿入、ボスの先端
を薄肉部に当接させ、仮係止位置に位置決めするので、
電線端末を圧接端子に正規に圧入することができ、被覆
電線を圧接刃間に圧入した後に、ゴム栓を本係止位置に
移動させることによりボスの先端が薄肉部を突き破り、
ボスが孔部内さらに挿入されてゴム栓が本係止位置に位
置決め支持される。
【００３３】請求項４の発明によれば、ゴム栓を仮係止
位置、本係止位置に位置した状態では、突起の先端の鉤
部が凹部内からの抜けを阻止してゴム栓を仮係止位置、
本係止位置に確実に位置決めすることができる。
位置、本係止位置に位置した状態では、突起の先端の鉤
部が凹部内からの抜けを阻止してゴム栓を仮係止位置、
本係止位置に確実に位置決めすることができる。
【００３４】請求項５の発明によれば、仮係止位置にゴ
ム栓を位置決めした状態で電線端末を圧接刃間に圧入す
るので、電線端末を圧接刃間に正規な状態で圧入し、電
気的に接続することができる。
ム栓を位置決めした状態で電線端末を圧接刃間に圧入す
るので、電線端末を圧接刃間に正規な状態で圧入し、電
気的に接続することができる。
【図１】本発明に係る防水圧接コネクタを示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】本発明に係る防水圧接コネクタの位置決め係止
手段を示す斜視図である。
手段を示す斜視図である。
【図３】位置決め係止手段を示す断面図である。
【図４】（ａ）はゴム栓が仮係止位置に位置決め支持さ
れた状態を示す断面図、（ｂ）はゴム栓が仮係止位置に
位置決め支持された状態を示す断面図である。
れた状態を示す断面図、（ｂ）はゴム栓が仮係止位置に
位置決め支持された状態を示す断面図である。
【図５】従来の防水圧接コネクタを示す斜視図である。
【図６】従来の防水圧接コネクタを示し、（ａ）はゴム
栓が電線の軸方向に移動した状態を示す断面図、（ｂ）
はゴム栓を圧接端子上に押圧した状態を示す断面図であ
る。
栓が電線の軸方向に移動した状態を示す断面図、（ｂ）
はゴム栓を圧接端子上に押圧した状態を示す断面図であ
る。
１５ 防水圧接コネクタ １６ 圧接端子 １７ 端子収容室 １８ ハウジング １９ カバー ２０ ゴム栓 ２１ 位置決め係止手段 ２３ 圧接部 ２５ 突起 ３１ 凹部 ３２ 薄肉部
Claims (5)
- 【請求項１】 電線の端末が圧接部に圧入されて電線端
末と接続される圧接端子収容用の端子収容室を有するハ
ウジングと、このハウジングが挿入されて覆われる筒状
のカバーと、このカバーの一方の開口を閉鎖すると共
に、前記圧接端子と接続された電線が挿通し前記カバー
内を防水するゴム栓とを備えた防水圧接コネクタであっ
て、前記電線を挿通した状態でこの電線端末が圧接部上
に位置し前記電線の軸方向への移動が規制された仮係止
位置と、電線端末が圧接部に圧入された本係止位置とで
前記ゴム栓を、前記ハウジングの電線引き出し側の後端
部に支持する位置決め係止手段を設けたことを特徴とす
る防水圧接コネクタ。 - 【請求項２】 請求項１記載の発明であって、前記位置
決め係止手段が、前記圧接部刃間への電線端末の圧接方
向に向けて前記ハウジングの前記電線引き出し側の後端
部から突設された一対の突起と、前記ゴム栓に設けられ
て前記突起が嵌合する凹部と、一対の凹部内で前記一対
の突起を、前記ハウジングに対して前記ゴム栓を仮係止
位置及び本係止位置に位置するように支持する支持部と
からなることを特徴とする防水圧接コネクタ。 - 【請求項３】 請求項２記載の発明であって、前記凹部
が前記ゴム栓のハウジング側に突設したブロック状の延
長部に設けられた筒状の孔部からなり、前記突起が円筒
状のボスからなり、前記支持部が前記孔部の軸方向中間
部に設けられて前記孔部内に挿入・嵌合した前記ボスと
当接してゴム栓を仮係止位置に位置決め支持すると共
に、前記ボスの前記孔部内への圧入で破断して前記ゴム
栓を本係止位置へ移動可能とする薄肉部からなることを
特徴とする防水圧接コネクタ。 - 【請求項４】 請求項２又は請求項３に記載の発明であ
って、前記一対の突起の先端部に前記凹部内からの抜け
を阻止する鉤部を設けたことを特徴とする防水圧接コネ
クタ。 - 【請求項５】 請求項１乃至請求項４のいずれかに記載
の防水圧接コネクタにおける圧接端子への電線端末の圧
接方法であって、電線が挿通したゴム栓を仮係止位置に
位置決めして電線端末を圧接部に配置した状態で、電線
端末を圧接部に向けて押圧し挿入した後に、ゴム栓を本
係止位置に位置決めすることを特徴とする圧接方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9059554A JPH10255898A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 防水圧接コネクタ及び圧接方法 |
| US09/037,871 US5997351A (en) | 1997-03-13 | 1998-03-10 | Waterproof press-connecting connector and press-connecting method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9059554A JPH10255898A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 防水圧接コネクタ及び圧接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10255898A true JPH10255898A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13116596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9059554A Pending JPH10255898A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 防水圧接コネクタ及び圧接方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5997351A (ja) |
| JP (1) | JPH10255898A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000243531A (ja) * | 1999-02-23 | 2000-09-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 圧接型防水コネクタ及びその製造方法 |
| KR100434230B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2004-06-04 | 한국몰렉스 주식회사 | 고속통신용 케이블 커넥터 어셈블리 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000082527A (ja) * | 1998-09-08 | 2000-03-21 | Yazaki Corp | 防水コネクタ |
| JP2000133368A (ja) * | 1998-10-20 | 2000-05-12 | Yazaki Corp | 防水コネクタとダミー栓の係止構造 |
| JP5644657B2 (ja) * | 2011-05-10 | 2014-12-24 | 住友電装株式会社 | 車載用電気機器のシールカバー |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US3818420A (en) * | 1970-12-07 | 1974-06-18 | Itt | Low insertion force electrical connector |
| US4944688A (en) * | 1989-09-25 | 1990-07-31 | Amp Incorporated | Programmable sealed connector |
| US5266045A (en) * | 1991-10-28 | 1993-11-30 | Yazaki Corporation | Waterproof connector |
| JP3062545B2 (ja) * | 1991-11-29 | 2000-07-10 | タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 | 圧接型防水コネクタ組立体 |
| JP2921641B2 (ja) * | 1994-05-23 | 1999-07-19 | 矢崎総業株式会社 | 防水コネクタ |
| JPH08180928A (ja) * | 1994-10-24 | 1996-07-12 | Yazaki Corp | 防水コネクタ |
| US5865636A (en) * | 1996-03-27 | 1999-02-02 | The Whitaker Corporation | Seal for use with an electrical connector comprising insulation displacement type contacts |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP9059554A patent/JPH10255898A/ja active Pending
-
1998
- 1998-03-10 US US09/037,871 patent/US5997351A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5997351A (en) | 1999-12-07 |
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