JPH10255123A - 自動販売機の商品選択装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機のドア前面に配置された商品選択
装置の操作性向上を図るため、商品選択操作において迅
速かつ正確な操作性と安心感を備えた自動販売機の商品
選択装置を提供する。 【解決手段】 スティック状の構造を持ち上・下，左・
右，左斜上・右斜下，右斜上・左斜下の８方向を操作で
きる商品選択操作スイッチ１と商品選択操作制御手段
４、前記商品選択操作スイッチ１にて購入希望する商品
の選択指示を表示する商品選択確認ランプ２と商品選択
表示制御手段５、前記商品選択確認ランプ２にて購入商
品を選択確認後、購入の確定を入力する商品選択確定ボ
タン３と確定ボタン入力手段を備えた自動販売機の商品
選択装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はコインまたは紙幣を
自動的に認識し、商品を販売する自動販売機において、
販売する商品の選択を商品選択操作スイッチと、商品の
選択を確定させる商品選択確定入力操作を行う商品販売
時の商品選択制御に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、自動販売機のドア前面は、従来の
ダミー商品の展示から実際に販売される商品が見えるよ
うに透明の板張りの構造を持つものがある。この構造の
自動販売機の商品選択装置としては、各商品収納コラム
に付してあるコラム番号をテンキーを用いて任意に入力
する方法の装置は特開平７−１２１７６５号公報に示さ
れているものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では購入希望商品を予め選択し、その商品の収納コラ
ムに付してあるコラム番号を一時記憶し、その番号をテ
ンキーを用いて入力するので、商品購入者は番号の記憶
間違いやテンキー入力操作間違いをおこす可能性が高
く、商品購入者にとって不安感があり、また、商品選択
操作性も悪いと言う欠点があった。

【０００４】本発明は、従来の課題を解決するもので、
自動販売機のドア前面に配置された商品選択操作スイッ
チと各商品収納コラム前方に配置した商品選択確認ラン
プにより、迅速かつ正確な操作性と安心感を備えた自動
販売機の商品選択装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の自動販売機の商品選択装置は、ドア前面が透
明の板張りである自動販売機の前面に配置され、商品の
選択を商品選択操作スイッチの操作にて行う商品選択操
作制御手段と、前記商品選択操作制御手段により、各商
品収納コラムの前方に配置した商品選択位置を示す商品
選択確認ランプの点灯表示を制御する商品選択表示制御
手段と、商品の選択を確定させる商品選択確定ボタンの
入力を受付ける確定ボタン入力手段とから構成されてい
る。

【０００６】また、商品選択確認ランプの点灯表示を投
入金額不足等により商品選択が不可能な商品の該当コラ
ムについては、商品選択確認ランプの点灯表示をせずス
キップさせることを予め設定することができる表示スキ
ップ設定手段とから構成されている。

【０００７】さらに、商品販売終了後、次回販売に備え
る商品選択確認ランプの初期点灯位置を予め設定するこ
とができる初期点灯位置設定手段とから構成されてい
る。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、商品選択操作スイッチの操作で各商品収納コラム前
方に配置した商品選択確認ランプの点灯表示を選択した
商品の位置に移動し、次に商品の選択を確定させる商品
選択確定ボタンの押下により商品の販売へ進むので、迅
速かつ正確な商品選択操作を行うことができる。

【０００９】また、請求項２に記載の発明は、商品選択
確認ランプの点灯表示を投入金額により商品選択が不可
能な商品の該当コラムについては、商品選択確認ランプ
の点灯表示をせずにスキップさせることで、商品選択操
作スイッチの操作によるランプ点灯表示位置の移動時間
の短縮を図ることができる。

【００１０】さらに、請求項３に記載の発明は、商品販
売終了後、次回販売に備え商品選択確認ランプの初期点
灯位置を予め決めることができるので、おすすめ商品や
売れ筋商品等、任意の商品収納コラムから商品選択操作
をスタートさせることができる。

【００１１】

【実施例】以下本発明の自動販売機の商品選択装置の第
１の実施例について、図面を参照しながら説明する。

【００１２】（実施例１）図１、図２、図３、図４は、
本発明の実施例を示すもので、図１は同実施例における
自動販売機のドア前面の概略を示すものである。図１に
おいて１はスティック状の構造を持ち上・下，左・右，
左斜上・右斜下，右斜上・左斜下の８方向を操作できる
商品選択操作スイッチ。２は商品選択操作スイッチにて
購入希望する商品の選択指示を表示する商品選択確認ラ
ンプ。３は商品選択確認ランプにて購入商品を選択確認
後、購入の確定を入力する商品選択確定ボタンである。
図２は商品選択確認ランプ１の拡大図である。図３は商
品選択操作スイッチ１と商品選択確定ボタン３の拡大図
である。図４は同実施例における自動販売機の商品選択
装置の要部動作を示すブロック図である。図４において
４は商品選択操作制御手段、５は商品選択表示制御手
段、６は確定ボタン入力手段、７は自動販売機の販売動
作を制御する販売制御手段である。

【００１３】以上から構成される自動販売機の商品選択
装置について以下その動作を図４のブロック図に添って
説明する。

【００１４】まず、商品購入者はドア前面の透明板を通
して購入商品を選択し、ドア前面に取り付けられた商品
選択操作スイッチ１を操作する。商品選択操作スイッチ
１により商品選択操作制御手段４は操作方向を判断し商
品選択表示制御手段５へ操作情報を伝達する。商品選択
表示手段５は、各商品収納コラムの前方に配置した商品
選択確認ランプ２の点灯を次々に移動表示させるので、
希望する商品の収納コラム位置を示した時、商品購入者
は操作を停止することで商品の選択を終了させる。尚、
商品選択操作スイッチ１はスティック状の構造を持ち上
・下，左・右，左斜上・右斜下，右斜上・左斜下の８方
向を自由に操作でき、またその操作により商品選択確認
ランプ２は操作指示方向通りに点灯移動する。

【００１５】次に、商品の選択を終了後、商品購入者は
選択に誤りが無いかを確定ボタン３を用いて確定入力操
作を行うが、この時、選択に誤りまたは変更がある場合
は確定入力操作を行わず引き続き商品選択操作スイッチ
１による操作が可能である。確定入力ボタン３により確
定入力操作が行われると、確定ボタン入力手段６は販売
制御手段７へ商品の販売実行指示を伝達し、商品購入者
の希望する商品が販売される。

【００１６】以上のように本実施例の自動販売機の商品
選択装置は、自動販売機のドア前面に配置された商品選
択操作スイッチ１と各商品収納コラム前方に配置した商
品選択確認ランプ２、および選択商品を確定する確定入
力ボタン３により、迅速かつ正確な操作性と安心感を持
たせることができる。

【００１７】（実施例２）さらに、本発明の第二の実施
例における自動販売機の商品選択装置について図面を参
照しながら説明する。尚、実施例１と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明は省略する。図５、図
６、図７は本発明の第二の実施例を示すもので、図５は
同実施例における自動販売機の商品選択装置の要部動作
を示すブロック図である。図５において８は表示スキッ
プ設定手段である。図６は商品選択操作スイッチ１の拡
大図である。図６において１ａは商品選択操作スイッチ
１を右方向へ操作した状態である。図７は商品選択確認
ランプ２の拡大図である。図７において２ａ，２ｂ，２
ｃは右方向へのランプ点灯の移り変わる状態である。

【００１８】以上から構成される自動販売機の商品選択
装置について以下その動作を図５のブロック図、図６お
よび図７の拡大図に添って説明する。

【００１９】例えば、表示スキップ設定手段８により表
示スキップ指示を予め設定した場合の商品選択確認ラン
プの点灯動作を説明する。まず、商品購入者は投入金額
１００円で商品選択操作を行うと、当初は図７に示す商
品選択確認ランプ２ａが点灯しているが購入希望商品が
右方向にある場合、図６に示すように商品選択操作スイ
ッチ１ａを右方向に操作すると、商品価格１５０円の商
品収納コラムの商品選択確認ランプ２ｂは点灯されずス
キップし商品選択確認ランプ２ｃが点灯される。

【００２０】以上のように本実施例２の自動販売機の商
品選択装置は、表示スキップ設定手段８により予め表示
スキップの設定を行うことで、投入金額不足等により商
品選択が不可能な商品の該当コラムについては商品選択
確認ランプ２ｂの点灯表示をせずにスキップさせること
ができる。

【００２１】（実施例３）さらに、本発明の第三の実施
例における自動販売機の商品選択装置について図面を参
照しながら説明する。尚、実施例１と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明は省略する。図８、図
９は本発明の第三の実施例を示すもので、図９は同実施
例における自動販売機の商品選択装置の要部動作を示す
ブロック図である。図９において９は初期点灯位置設定
手段である。図８は同実施例における自動販売機のドア
前面の概略を示すものである。図８において２ｄはおす
すめ商品や売れ筋商品等の販売促進する商品の収納コラ
ムの商品選択確認ランプである。

【００２２】以上から構成される自動販売機の商品選択
装置について以下その動作を図９のブロック図、図８の
ドア前面概略図に添って説明する。

【００２３】例えば、初期点灯位置設定手段９により初
期点灯位置を２ｄに予め設定した場合の商品選択確認ラ
ンプ２の点灯動作を説明する。まず、商品販売が終了す
ると商品選択確認ランプ２の点灯は通常の初期点灯位置
である２ｅに戻り次回の商品販売に備えるが、初期点灯
位置が予め設定されている場合は商品販売終了後、通常
の初期点灯位置２ｅに戻さず、設定位置である２ｄが初
期点灯位置となる。以上のように本実施例３の自動販売
機の商品選択装置は、初期点灯位置設定手段９により予
め商品選択確認ランプ２の初期点灯位置の設定を行うこ
とで、おすすめ商品や売れ筋商品等、任意の商品収納コ
ラムから商品選択操作をスタートさせることができる。

【００２４】

【発明の効果】以上のように本発明は、ドア前面が透明
の板張りである自動販売機の前面に配置され、商品の選
択を商品選択操作スイッチの操作にて行う商品選択操作
制御手段と、前記商品選択操作制御手段により、各商品
収納コラムの前方に配置した商品選択位置を示す商品選
択確認ランプの点灯表示を制御する商品選択表示制御手
段と、商品の選択を確定させる商品選択確定ボタンの入
力を受付ける確定ボタン入力手段とから構成されること
により、商品購入者は操作性の良い商品選択操作スイッ
チと視認性の良い商品選択確認ランプと選択商品の確定
意志を確実に伝える確定ボタンで、迅速かつ正確な操作
と安心感のある商品選択ができる。

【００２５】また、商品選択確認ランプの点灯表示を、
投入金額不足等により商品選択が不可能な商品の該当コ
ラムについては商品選択確認ランプの点灯表示をせずス
キップさせることを予め設定することができる表示スキ
ップ設定手段とから構成されることにより、商品選択確
認ランプ点灯の無駄な移動時間を省くことで商品選択操
作に費やす時間の短縮が図れるので、商品購入者は速や
かに希望する商品を購入することができる。

【００２６】さらに、商品販売終了後、次回販売に備え
る商品選択確認ランプの初期点灯位置を予め設定するこ
とができる初期点灯位置設定手段とから構成されること
により、おすすめ商品や売れ筋商品等、任意の商品収納
コラムから商品選択操作をスタートさせることができる
ので、営業戦略上の販売促進手段として活用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による自動販売機の商品選択装置の実施
例１のドア前面の正面図

【図２】同実施例の自動販売機の商品選択装置の商品選
択確認ランプの拡大正面図

【図３】同実施例の自動販売機の商品選択装置の商品選
択操作スイッチと商品選択確定ボタンの拡大正面図

【図４】同実施例の自動販売機の商品選択装置の要部動
作を示すブロック図

【図５】本発明による自動販売機の商品選択装置の実施
例２の要部動作を示すブロック図

【図６】同実施例の自動販売機の商品選択装置の商品選
択操作スイッチの拡大正面図

【図７】（ａ）同実施例の自動販売機の商品選択装置の
商品選択確認ランプの表示スキップ前の状態を示す正面
図 （ｂ）同実施例において表示スキップ後の状態を示す正
面図

【図８】本発明による自動販売機の商品選択装置の実施
例３のドア前面の概略図

【図９】同実施例の自動販売機の商品選択装置の要部動
作を示すブロック図

【符号の説明】

１ 商品選択操作スイッチ ２ 商品選択確認ランプ ２ａ 商品選択確認ランプ ２ｂ 商品選択確認ランプ ２ｃ 商品選択確認ランプ ２ｄ 商品選択確認ランプ ３ 商品選択確定ボタン ４ 商品選択操作制御手段 ５ 商品選択表示制御手段 ６ 確定ボタン入力手段 ７ 販売制御手段 ８ 表示スキップ設定手段 ９ 初期点灯位置設定手段

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドア前面が透明の板張りである自動販売
   機の前面に配置され、商品の選択を商品選択操作スイッ
   チの操作にて行う商品選択操作制御手段と、前記商品選
   択操作制御手段により、各商品収納コラムの前方に配置
   した商品選択位置を示す商品選択確認ランプの点灯表示
   を制御する商品選択表示制御手段と、商品の選択を確定
   させる商品選択確定ボタンの入力を受付ける確定ボタン
   入力手段と、商品販売を制御する販売制御手段とからな
   る自動販売機の商品選択装置。
2. 【請求項２】 商品選択確認ランプの点灯表示を、投入
   金額不足等により商品選択が不可能な商品の該当コラム
   については商品選択確認ランプの点灯表示をせずスキッ
   プさせることを予め設定することができる表示スキップ
   設定手段とからなる請求項１記載の自動販売機の商品選
   択装置。
3. 【請求項３】 商品販売終了後、次回販売に備える商品
   選択確認ランプの初期点灯位置を予め設定することがで
   きる初期点灯位置設定手段とからなる請求項１記載の自
   動販売機の商品選択装置。