JPH05303679A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】価格表示装置の商品販売価格の表示を簡単に変
更できる自動販売機を提供する。 【構成】表面にバーコードが印刷されている商品を販売
する場合には、この商品の販売価格をバーコード読取装
置１３により読み取る。そして、バーコード読取装置１
３により読み取られた販売価格を、商品見本６に添えて
制御装置１４によりディジタル式価格表示装置のディジ
タル表示部７にてディジタル表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、バーコード読取装置を
備えた自動販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動販売機において、本体上部に
設けた商品展示室に商品見本を展示すると共に、商品見
本の下方に商品の販売価格を表示する価格表示装置を設
けた自動販売機があり、このような自動販売機としては
実開平３−７０６８４号公報等に示されるものがある。

【０００３】ここで、この価格表示装置は、販売価格を
表示した販売価格カードを商品見本の下方に設けられた
カード保持具に保持させ、客に商品の販売価格を表示す
るようにしたものである。

【０００４】一方、このような価格表示装置を備えた自
動販売機には、バーコード読取装置を備えたものがあ
り、自動販売機の販売動作の制御を行なう制御装置に商
品の販売価格を記憶させる場合には、このバーコード読
取装置によりバーコードシートの金額を示すバーコード
を読み取って販売価格を制御装置に入力するようにして
いる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の自動販売機においては、例えば販売する商品を変
更する場合、この商品の販売価格はバーコード読取装置
により新たに制御装置に記憶させることができるのに対
し、価格表示装置の販売価格の表示の変更は販売価格カ
ードの差し替えにより行なわなければならず、販売価格
の変更には手間がかかるという問題点があった。

【０００６】本発明は、価格表示装置の商品販売価格の
表示を簡単に変更できる自動販売機を提供することを目
的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、販売される商
品の販売価格をバーコードから読み取るバーコード読取
装置と、商品見本に添えて前記商品の販売価格を表示す
る価格表示装置とを備えた自動販売機において、前記価
格表示装置をディジタル式価格表示装置とすると共に、
前記商品の表面にバーコードが印刷されている場合に
は、該商品の販売価格を前記バーコード読取装置により
読取り、該販売価格を前記ディジタル価格式表示装置に
てディジタル表示する制御装置を備えたものである。

【０００８】

【作用】この構成により、表面にバーコードが印刷され
ている商品を販売する場合には、この商品の販売価格を
バーコード読取装置により読み取ることができる。ま
た、バーコード読取装置により読み取られた販売価格
は、商品見本に添えて制御装置によりディジタル式価格
表示装置にてディジタル表示することができる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。

【００１０】図１は本発明の一実施例に係る価格表示装
置を備えた自動販売機の斜視図である。同図において、
１は自動販売機本体（以下本体という）であり、この本
体１の前扉２の上部前面には前面を透明パネル３で覆わ
れた展示室４が形成されている。

【００１１】そして、この展示室４の内部の展示台５に
は、販売する商品を模して形成され、展示台５に設けら
れた図示しない蛍光灯の光を透過する透過性の素材によ
り構成された商品見本６が多数展示されている。また、
展示台５の前面壁部には商品の販売価格をディジタル表
示するディジタル式価格表示装置のディジタル表示部７
が各商品見本６の下方にそれぞれ設けられている。

【００１２】なお、この展示室４の前面にはこれらの商
品見本６にそれぞれ対応した商品選択ボタン８が配され
ており、利用者がコイン投入口９にコインを投入した
後、任意の商品選択ボタン８を押すと、図示しない商品
が前扉２の下部に設けられた商品取出口１０に落下す
る。なお、１１は投入金額表示部、１２は返却レバー、
１２ａは釣銭等取出口である。

【００１３】一方、前扉２の裏側には、バーコード読取
装置１３が設けられている。ここで、このバーコード読
取装置１３は、商品販売前に商品に表示されたバーコー
ドから販売価格を読み取るものである。

【００１４】そして、このバーコード読取装置１３によ
り読み取られた販売価格は、前扉２の裏側に設けられた
制御装置１４に入力され、制御装置１４は、この販売価
格を図示しないＲＡＭに記憶すると共に販売価格をディ
ジタル表示部７に表示するようになっている。

【００１５】このように、バーコード読取装置１３によ
って商品に表示されたバーコードから販売価格を読み取
ることにより、直接販売価格を制御装置１４に入力する
と共に、販売価格をディジタル表示部７にディジタル表
示することができるようになっている。

【００１６】なお、この制御装置１４は、図２に示すよ
うにバーコード読取装置１３により入力された販売価格
をディジタル表示部７に表示するための制御を制御ライ
ンＬを介して行なう他、利用者により商品選択ボタン８
が押された場合には、投入金額と販売価格との比較を行
ない、この比較結果に応じて販売指令を発して、販売装
置１５を作動させて商品を販売したり、コインメカニズ
ム１６を作動させて釣銭等の払出等の制御も合わせて行
なうものである。

【００１７】次に、このように構成された自動販売機の
価格表示装置の販売価格表示動作について説明する。

【００１８】自動販売機により新たな商品を販売する
際、販売員は商品見本６を展示室４に展示し、新たな商
品のバーコードにバーコード読取装置１３を当てること
により商品の販売価格を読み取り、この読み取った販売
価格を制御ラインＬを介して制御装置１４に入力する。

【００１９】ここで、制御装置１４は、この販売価格を
ＲＡＭに記憶すると共にこの価格情報を制御ラインＬを
介してディジタル表示部７に入力して販売価格をディジ
タル表示する。そして、このようなバーコード読取装置
１３による販売価格の読み取りを行なう。

【００２０】このように、バーコード読取装置１３によ
って商品に表示されたバーコードから直接販売価格を読
み取ることにより、操作員がこの商品の販売価格を知ら
なくとも、直接販売価格を制御装置１４に入力すること
ができる。また、この販売価格を制御装置１４によりデ
ィジタル表示部７に入力して販売価格をディジタル表示
することができる。

【００２１】なお、本実施例において、バーコード読取
装置１３により商品のバーコードを読み取る構成とした
が、展示室４に展示する商品見本６に、対応する商品の
販売価格を示すバーコードを設け、商品見本６のバーコ
ードを読み取る構成としてもよい。また、商品及び商品
見本６にバーコードが印刷されていないものについて
は、バーコードシートを用いて販売価格を制御装置に入
力するようにしている。

【００２２】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、バーコー
ド読取装置によって商品に表示されたバーコードから販
売価格を読み取ることにより、価格表示装置の販売価格
の表示を簡単に変更することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る価格表示装置を備えた
自動販売機の外観斜視図。

【図２】上記自動販売機の制御装置の制御を示すブロッ
ク図。

【符号の説明】

１ 自動販売機本体 ７ ディジタル表示部 １３ バーコード読取装置 １４ 制御装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 販売される商品の販売価格をバーコード
   から読み取るバーコード読取装置と、商品見本に添えて
   前記商品の販売価格を表示する価格表示装置とを備えた
   自動販売機において、 前記価格表示装置をディジタル式価格表示装置とすると
   共に、前記商品の表面にバーコードが印刷されている場
   合には、該商品の販売価格を前記バーコード読取装置に
   より読取り、該販売価格を前記ディジタル式価格表示装
   置にてディジタル表示する制御装置を備えたこと特徴と
   する自動販売機。