JPH1173544A

JPH1173544A - 自動販売機

Info

Publication number: JPH1173544A
Application number: JP24938097A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Sueda; 和己末田
Original assignee: Shibaura Engineering Works Co Ltd
Current assignee: Shibaura Mechatronics Corp
Priority date: 1997-08-28
Filing date: 1997-08-28
Publication date: 1999-03-16

Abstract

(57)【要約】【目的】商品価格等の設定操作が容易で、安価な自動販
売機を提供することを目的としている。【構成】商品選択スイッチ５の商品選択機能を入力設定
機能に切り替える切替手段と、扉前面に着脱可能なコマ
ンド等を表示した透明シート２とからなり、この透明シ
ート２を扉前面に取り付け、商品選択スイッチ５を切替
手段により入力設定機能に切り替え、各コマンドを見な
がら各種設定を行う自動販売機である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機の価格設定
やテストベンド等の設定に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来に於ける自動販売機について、たば
こ自動販売機を例に、図３及び図４を用いて説明する。
図３は、従来におけるたばこ自動販売機の外観斜視図で
ある。図４は、たばこ自動販売機の内部の斜視図であ
る。

【０００３】図３に於いて、たばこ自動販売機１は、本
体１４と、接客部を備えた扉３とから構成されている。
そして、この扉３には、商品のサンプル品６を展示する
前面パネル４と、商品を選択する商品選択スイッチ５
と、紙幣や硬貨を挿入する金銭挿入口１１と、投入され
た金額及び残金などが表示される金銭表示器９と、商品
及び釣り銭を払い出す商品、釣銭払出口１０などが設け
られている。

【０００４】また、図４に於いて、たばこ自動販売機１
の本体１４には、商品を整列して収納するコラムや商品
搬出機構が収納されている。そして、扉３の裏面には、
金銭の識別及び収納を行う金銭識別機及び金銭収納機
や、自動販売機全体の各種制御を行う制御装置１５及び
入力装置である操作ボックス１６等が取り付けられてい
る。そして、自動販売機の価格設定やテストベンド（商
品の払い出しなどの動作確認作業）などを行うときに
は、この扉裏面に設けられた操作ボックス１６のキーボ
ードにより商品の販売価格などの設定及び変更等を行っ
ていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この様に、従来の自動
販売機は、価格設定等の操作をするときには、扉を開
き、扉裏面に配置された操作ボックスに配設されたキー
ボードにより設定等の操作を行わなければならず、操作
性が悪く、また、扉裏面で操作するため、設定する商品
が判りにくく、誤って他の商品の価格を変更することも
あった。

【０００６】さらに、操作ボックス及びこの操作ボック
スへの配線などが必要であり、自動販売機の価格が割高
になっていた。

【０００７】本発明は、この様な事情を鑑みてなされた
ものであり、商品価格等の設定操作が容易で、誤りがな
く、かつ、安価な自動販売機を提供することを課題とし
ている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】商品を選択するための複
数の商品選択スイッチと金額の表示を行う金額表示器な
どを備えた自動販売機において、前記商品選択スイッチ
の商品選択機能を入力設定機能に切り替える切替手段
と、扉前面の接客部に着脱が可能で、コマンドや記号を
表示した透明シートまたは透明板とからなり、この透明
シート等を扉前面の接客部に取り付け、かつ、前記機能
切替手段により前記商品選択機能を入力設定機能に切り
替え、前記商品選択スイッチの近傍に、前記透明シート
等に表示されたコマンド等が位置するように配置し、前
記商品選択スイッチにより各種設定を行うことにより、
価格等の設定操作が容易で、かつ、誤りがなく、さら
に、安価な自動販売機になり課題を解決している。

【０００９】また、請求項２に於いて、請求項１記載の
自動販売機に、金額表示器の機能を設定項目表示機能に
切り替える切替手段を備え、商品選択スイッチと金額表
示器とで各種設定を行うことにより、さらに、設定操作
が容易になる。

【００１０】

【作用】切替スイッチを切り替えることにより、商品選
択スイッチの選択機能を各種入力設定機能に切り替わ
る。そして、コマンドと記号（以下、コマンドという）
が表示された透明シート或いは透明板（以下、透明シー
トという）を扉前面の接客部に取り付けることにより、
コマンドが商品選択スイッチと対応して確認できるよう
になる。

【００１１】そして、透明シートに記載されたコマンド
を確認しながら商品選択スイッチを操作することによ
り、価格変更やテストベンドなどをするための各種設定
が行われる。

【００１２】そして、請求項２において、請求項１に、
さらに、金額表示器を設定項目表示機能に切り替える手
段を設けることにより、商品選択スイッチを押圧すると
金額表示器に設定項目や設定金額などが表示されるの
で、この表示を目視で確認しながら教示を行うことがで
き、操作が更に容易になる。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の一実施例である自動販売機に
ついて、図１及び図２に基づいて説明する。図１は本発
明の一実施例による自動販売機の斜視図であり、図２は
本発明の一実施例による透明シートである。

【００１４】符号２は透明シートである。この透明シー
ト２には、価格設定やテストベンドをするときに必要な
コマンド１２が印刷されている。そして、この透明シー
ト２には、扉３前面にこのシート２を保持するためのマ
グネット或いは引っかけ等の取付部１３が設けられてい
る。なお、この透明シート２以外に透明板にコマンド１
３を表示したものを用いてもよい。

【００１５】符号５は商品選択スイッチである。このス
イッチ５は、普通は商品を選択するために使用される
が、切替スイッチ（図示していない）で切り替えること
により、この機能が入力設定機能に切り替わる。なお、
切り替えにより両機能が作動するように配線されている
ことは申すまでもない。

【００１６】符号９は金額表示器である。この表示器９
は、金銭投入時の投入金額や釣り銭額の表示などに用い
られている。請求項２の自動販売機に於いて、切替スイ
ッチを切り替えることにより、この表示器が設定項目や
設定金額の表示器に切り替わる。

【００１７】この様な構成において、自動販売機に収納
されている商品の価格設定やテストベンドを行うときに
は、透明シート２または透明板をマグネット或いは引っ
かけなどで、印刷されたコマンドが商品選択スイッチ５
の上部に配置されるように位置を合わせて、扉３の前面
に保持する。次に、扉３の裏面などに設けられた切替ス
イッチを切り替える。選択スイッチ５の上部に表示され
たコマンド等を確認しながら、このコマンド等に対応し
た商品選択スイッチ５を押圧して商品の価格設定やテス
トベンドをなど行う。

【００１８】この様に、本願発明の自動販売機は、扉前
面の接客部にコマンド等を表示した透明シート２を着脱
自在に取り付けることにより、扉３前面だけで価格設定
やテストベンドの操作を行うことができる。また、操作
ボックスが不要になるので、自動販売機の価格を低減す
ることができる。

【００１９】さらに、操作ボックスを手で持って操作す
る必要がなくなるので両手が自由となり、片手に取扱説
明書を持って、もう片方の手で価格設定等の教示操作を
行うこともできるので、操作性が良好になる。

【００２０】そして、たばこなどの自動販売機の場合
は、高齢者が管理することが多いが、本願発明の透明シ
ート２は表示された字体及び商品選択スイッチ５が大き
いので、高齢者や視力の弱い人でも文字等が判り易く、
操作が容易である。

【００２１】さらに、どのスイッチが何の機能かが一目
で判り、かつ、シート２が透明であるため、シート２の
裏面の商品が何であるのか直ちに判断できる。また、価
格設定などを行う場合、設定する商品に対応したスイッ
チとして使用することができ、操作が簡単になり大変便
利である。

【００２２】なお、この実施例では、１２コラムの自動
販売機で説明しているが、コラム数が変化しても適用で
き、また、この実施例ではコマンド等の数が１０個にな
っているが、この数の増減は自由にできることは申すま
でもない。

【００２３】そして、請求項２に於いて、扉前面に設け
られた金銭表示器を設定項目表示器に切り替えて設定す
ることにより、設定の確認が容易になる。

【００２４】

【発明の効果】以上の通り、本願発明の自動販売機は、
設定操作を行うときに、扉の接客部にコマンド等を表示
した透明シートを取り付けて、商品選択スイッチで設定
操作することにより、操作ボックスが不要になりコスト
を低減できる。また、扉前面で両手操作により設定操作
ができるので、操作が容易になり、誤操作がなくなり、
その効果は大である。

【００２５】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による自動販売機の斜視図で
ある。

【図２】本発明の一実施例による透明シートである。

【図３】従来のたばこ自動販売機の外観斜視図である。

【図４】従来のたばこ自動販売機の内部の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１・・・・・・自動販売機２・・・・・・透明シート３・・・・・・扉４・・・・・・商品サンプル陳列部５・・・・・・商品選択スイッチ６・・・・・・商品サンプル品７・・・・・・紙幣挿入口８・・・・・・硬貨投入口９・・・・・・金額表示器１０・・・・・・商品及び釣銭払出口１２・・・・・・コマンド１３・・・・・・取付部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品を選択するための複数の商品選択スイ
ッチと金額の表示を行う金額表示器などを備えた自動販
売機において、前記商品選択スイッチの商品選択機能を入力設定機能に
切り替える切替手段と、扉前面の接客部に着脱が可能で、コマンドや記号を表示
した透明シートまたは透明板とからなり、この透明シート等を扉前面の接客部に取り付け、かつ、
前記機能切替手段により前記商品選択機能を入力設定機
能に切り替え、前記商品選択スイッチの近傍に、前記透明シート等に表
示されたコマンド等が位置するように配置し、前記商品選択スイッチにより各種設定を行うことを特徴
とする自動販売機。
【請求項２】請求項１記載の自動販売機に、前記金額表
示器の機能を設定項目表示機能に切り替える切替手段を
備え、前記商品選択スイッチと前記金額表示器とにより各種設
定を行うことを特徴とする自動販売機。