JP3418372B2 - 自動発券装置 - Google Patents

自動発券装置

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JP3418372B2
JP3418372B2 JP2000294708A JP2000294708A JP3418372B2 JP 3418372 B2 JP3418372 B2 JP 3418372B2 JP 2000294708 A JP2000294708 A JP 2000294708A JP 2000294708 A JP2000294708 A JP 2000294708A JP 3418372 B2 JP3418372 B2 JP 3418372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば食堂で発行
する食券等の商品券を自動的に発券する自動発券装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、先に、以下のような自動
発券装置を提案している(特願2000−71226号
参照)。これは、図9に示すように、食堂等で発行する
食券を発券する自動発券装置であり、ケース体1に設け
た金銭投入口4から金銭を投入し、あるいはカード挿入
口5からプリペードカードを挿入するとともに、ケース
体1に設けたテンキーを有した入力部2から例えばラー
メン等の商品に対応したコード番号,数量を入力する
と、表示部3に、この商品,コード番号(図では「1
2」と表示),単価及び数量等が表示され、この状態
で、確認キー7を押釦すると、入力部2からの入力及び
投入金額に基づいて所要の食券が発券部6から発券され
るというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、食
堂で販売する飲食商品には、所謂トッピング等といわれ
る付帯品を付ける場合がある。例えば、商品がラーメン
の場合では、付帯品としてメンマ,チャーシュー,バタ
ー等を付帯させるときがある。そして、このような付帯
品についても、先に提案した自動発券装置においては、
各付帯品毎にコード番号を定めることにより、入力部2
からの入力により食券として発券することができる。し
かしながら、この自動発券装置にあっては、付帯品は個
別の食券となってしまうので、複数種類の商品を購入す
る場合、どの商品に付帯品を付帯させるのかが分かりに
くくなり、調理の際に対応付けが煩雑になってその処理
に混乱を来す虞がある。また、これを回避するために、
付帯品付き商品として各々にコード番号を定めることも
可能であるが、1つの商品に複数種類の付帯品が付帯で
きる場合には、その組合せが膨大になるので、購入者が
対応するコード番号を探すことが煩雑になり、かえって
不便になってしまうという問題がある。本発明は、この
ような問題点に鑑みてなされたもので、商品に付帯可能
な付帯品がある場合に、これを容易に選択できるように
するとともに、選択した付帯品を商品と対応づけて商品
券として発券できるようにし、多数の商品と付帯品との
組合せが生じても発券者側の処理が煩雑にならないよう
に購入者の選択の幅を大幅に向上させるようにした自動
発券装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の自動発券装置は、金銭が投入される金
銭投入口と、購入したい商品を入力する商品入力部と、
該商品と交換可能な商品券を発券する発券部と、上記金
銭投入口から投入された投入金額及び上記商品入力部か
らの入力に基づいて該入力に係る商品を表記した所要の
商品券を上記発券部から発券させる制御部とを備えた自
動発券装置において、上記商品入力部から入力された商
品に付帯可能な付帯品を入力可能な付帯品入力部を設
け、上記制御部を、上記金銭投入口から投入された投入
金額及び上記付帯品入力部からの入力に基づいて入力さ
れた商品に付帯品があることを上記発券部により上記商
品券に表記させる付帯品表記手段を備えて構成してい
る。これにより、購入者が商品券を購入するときは、金
銭投入口に必要な金銭を投入し、商品入力部から購入し
たい商品の入力を行なう。そして、入力された商品に付
帯可能な付帯品がある場合には、付帯品入力部から任意
に付帯品の入力を行なう。これにより、入力された商品
に付帯品があることが表記された商品券が発券される。
そのため、商品に付帯可能な付帯品がある場合に、これ
を容易に選択できるようにすることができ、また、選択
した付帯品を商品と対応づけて商品券として発券できる
ことから、多数の商品と付帯品との組合せが生じても発
券者側の処理を煩雑にすることなく購入者の選択の幅を
大幅に向上させることができるようになる。
【0005】そして、必要に応じ、上記付帯品入力部を
複数の付帯品に夫々対応した複数の押ボタンで構成して
いる。対応する押ボタンを押釦するだけで付帯品を選択
できるので、操作が簡単で、操作性が向上する。そして
また、必要に応じ、上記制御部を、複数の商品毎に付帯
可能な付帯品を記憶する付帯品データ記憶手段と、上記
商品入力部から商品が入力されたとき上記付帯品データ
記憶手段に記憶され該入力された商品に対応する付帯品
に係る押ボタンの押釦を許容する押ボタン許容手段とを
備えて構成している。商品毎に付帯できる付帯品に係る
押ボタンの押釦を許容するので、付帯品が商品すべてに
付帯できるものではなく特定の複数の商品に付帯できる
ものの場合に、付帯できない付帯品の選択を確実に除く
ことができ、対応を確実にした商品券を発行させること
ができる。
【0006】また、本発明は、上記商品入力部から入力
された商品の数量を入力する数量入力部を備え、上記制
御部を、上記付帯品入力部からの付帯品の入力がないと
きは該商品のみの数量として認識し上記付帯品入力部か
らの付帯品の入力があるときは該商品及び付帯品の数量
として認識する数量認識手段を備えて構成している。商
品及び付帯品の数量を確実に設定でき、処理を煩雑にす
ることなく購入者の選択の幅を大幅に向上させることが
できるようになる。更に、必要に応じ、上記制御部を、
上記数量認識手段の認識に基づいて商品及び付帯品の購
入金額を算出する購入金額算出手段と、該購入金額算出
手段が算出した購入金額が投入金額の範囲内か否かを判
断する金額判断手段と、該金額判断手段が範囲内と判断
したとき発券を許容する発券許容手段とを備えて構成し
ている。投入金額内での付帯品の選択を行なわせること
ができるので、確実に金銭の回収を行なうことができ
る。また、必要に応じ、上記入力された商品及び付帯品
等の情報を表示する表示部を設けた構成としている。購
入者が商品と付帯品との関係を見ながら商品券を購入で
きるので、入力ミスを防止することができ、操作性が極
めて良くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る自動発券装置を説明する。図1乃至
図3に示す本発明の実施の形態に係る自動発券装置は、
比較的小さい食堂等に容易に設置される大きさに形成さ
れ、特に、商品に対応した商品コード番号と数量を入力
するとともに金銭やカードを投入することによって、商
品券としての食券を自動的に発券するものである。ま
た、商品に所謂トッピング等といわれる付帯品を付けて
商品を提供している場合には、この付帯品についても対
応する商品とともに表記して食券として発券できるよう
にしている。図4に示す表には、商品,予め商品に対応
して付された商品コード番号及び商品の商品単価につい
ての関係の一例を示す。この表の内容を、紙等に印字し
て、装置が設置される所から視認できるように、装置近
傍に貼り出しする等する。図5に示す表には、付帯品及
びその単価についての関係の一例を示す。この表の付帯
品は、商品すべてに付帯できるものではなく、特定の複
数の商品に付帯できるものとする。
【0008】図1乃至図3に示すように、実施の形態に
係る自動発券装置は、設置されるケース体10を備えて
いる。このケース体10には、金銭が投入される金銭投
入口11を有し投入された金銭の受け入れ,返却レバー
12の操作による金銭返却,つり銭出し等の機械的な所
要の処理を行なう金銭処理部13と、プリペイドカード
等の金銭決済が可能なカードが投入されるカード投入口
14を有し投入されたカードの読出し,書込み,排出等
の所要の処理を行なうカード処理部15と、金銭処理部
13に投入された金銭の投入金額を認識するとともにカ
ード処理部15に投入されたカードの使用可能な金額を
投入金額として認識する機能を備えた投入金額認識部1
6とが備えられている。金銭投入口11において、11
aはコイン用の金銭投入口,11bは紙幣用の金銭投入
口である。また、ケース体10は、液晶表示装置(LC
D)等からなる表示部20を備えている。図3に示すよ
うに、表示部20には、金銭の投入金額を表示する投入
金額表示欄21,商品名及び付帯品名を表示する商品名
表示欄22,商品に対応した商品コード番号を表示する
商品コード番号表示欄23,商品の商品単価または付帯
品があるときは付帯品の単価を加えた合計単価を表示す
る商品単価表示欄24,数量を表示する数量表示欄25
及びメッセージを表示するメッセージ表示欄26が表出
される。
【0009】30はケース体10に設けられ種々の情報
を入力するための基本入力部である。特に、基本入力部
30は、購入したい商品を入力する商品入力部30a,
商品入力部から入力された商品の数量を入力する数量入
力部30bとして機能する。基本入力部30において、
31は商品に対応する商品コード番号,購入数量等の種
々の情報を入力するテンキー、32は訂正するときに押
釦する訂正キー、33は商品及び付帯品の決定をすると
き等に押釦する確認キーである。更にまた、ケース体1
0は、商品と交換可能な商品券としての食券を印字して
発券口34から排出して発券する発券部35を備えてい
る。特に、発券部35は、入力に係る商品を印字すると
ともに付帯品がある場合にはこの付帯品を印字する機
能、また、商品及び付帯品の組合せの数量を印字する機
能を備えている。更に、発券部35は、領収書を印字し
て発行する領収書発行機能も備えている。尚、発券口3
4は金銭処理部13のつり銭や返却コインの出口にもな
っている。また、ケース体10には、音声情報を出力す
るスピーカからなる音声出力部36が設けられている。
更に、ケース体10には、後述の制御部50のデータを
送受信するために該制御部50に接続可能な外部インタ
ーフェース37が設けられている。インターフェース3
7は、厨房等の注文品の確認が必要な部署のための表示
器やプリンタ等の外部機器に接続するため、あるいは、
統括管理するためのオフコンやパソコン等の別の外部機
器に接続するためのものである。
【0010】40は基本入力部30から入力された商品
に付帯可能な付帯品を入力可能な付帯品入力部である。
この付帯品入力部40は、複数の付帯品に夫々対応した
複数の押ボタン41で構成されている。実施の形態では
押ボタン41は5つ設けられており、各押ボタン41
は、夫々、図5に示す付帯品に対応している。
【0011】50はケース体10に設けられた制御部で
あって、投入金額及び基本入力部30からの入力,付帯
品入力部40からの入力に基づいて所要の食券を発券部
35から発券させる等の制御を行なう。次に、この制御
部50の構成について詳しく説明する。図2に示すよう
に、51は商品コード番号,商品コード番号に対応した
商品名及び商品単価を記憶する商品データ記憶手段であ
る。52は複数の商品毎に付帯可能な付帯品を記憶する
付帯品データ記憶手段である。付帯品は、商品すべてに
付帯できるものではないことから、付帯できる商品に対
応づけて記憶されている。53は基本入力部30から商
品が入力されたとき付帯品データ記憶手段52に記憶さ
れ入力された商品に対応する付帯品に係る押ボタン41
の押釦を許容する押ボタン許容手段である。具体的に
は、基本入力部30から購入したい商品の商品コード番
号の入力があり、確認キー33の決定があったとき、付
帯品入力部40の入力を許容する。付帯品入力部40の
押ボタン41にはランプ42が設けられており、押ボタ
許容手段53は押釦可能なランプ42を点灯する。
【0012】54は金銭処理部13に金銭が投入された
とき投入された投入金額を表示部20の投入金額表示欄
21に表示させる金銭表示手段である。55は商品デー
タ表示手段であり、この商品データ表示手段55は、基
本入力部30のテンキー31から購入したい商品の商品
コード番号の入力があったとき、商品データ記憶手段5
1に記憶した当該商品コード番号に対応する商品名及び
商品単価を当該商品コード番号とともに表示部20の商
品名表示欄22,商品コード番号表示欄23及び商品単
価表示欄24に表示させる。また、商品データ表示手段
55は、付帯品入力部40から付帯品の入力があったと
き、この付帯品を表示部20の商品名表示欄22に表示
させ、また、商品の単価と付帯品の単価とを加えた合計
単価を商品単価表示欄24に表示させる。
【0013】56は基本入力部30から購入したい商品
の数量の入力があったとき、付帯品入力部40からの付
帯品の入力がないときは該商品のみの数量として認識
し、付帯品入力部40からの付帯品の入力があるときは
該商品及び付帯品の数量として認識する数量認識手段、
57は数量認識手段56の認識があったとき入力された
数量を表示部20の数量表示欄25に表示させる数量表
示手段、58は数量認識手段57の認識に基づいて商品
及び付帯品の購入金額を算出する購入金額算出手段であ
る。59は購入金額算出手段58が算出した購入金額が
投入金額の範囲内か否かを判断する金額判断手段、60
は金額判断手段59が範囲内と判断したとき発券部35
の発券を許容する発券許容手段である。
【0014】61は基本入力部30の確認キー33の押
釦によって実行指令があったとき、発券許容手段60が
発券を許容している場合に該当する商品券としての食券
を発券部35から発券させる発券手段である。62は発
券手段61が発券する際、入力に係る商品に付帯品があ
る場合にはこの入力された商品に付帯品があることを発
券部35により食券に印字して表記させる付帯品表記手
段である。食券は、例えば、店がわが使用する整理券部
分と、客がわのための控券部分とがミシン目等で切り離
し可能に連続したカード状のもので、例えば、日付,食
堂名,商品コード番号,商品名,付帯品名,商品と付帯
品との合計単価,数量,購入価格等が印字されている。
63は基本入力部30の入力に基づいて、例えば、商品
コード番号の押釦前に確認キー33を押釦することによ
り、発券部35から所要の領収書を発行させる領収書発
行手段である。領収書は、食券と一体になっていても良
く、別異に発行するようにしても良い。
【0015】また、制御部50において、64は投入金
額認識部16が投入金額を認識したとき、基本入力部3
0から購入したい商品の商品コード番号の入力を許容す
る商品コード番号入力許容手段、65は付帯品入力部4
0の入力後に基本入力部30から購入したい商品の数量
の入力を許容する商品数量入力許容手段である。更に、
制御部50において、66は種々のメッセージを記憶す
るメッセージ記憶手段、67は所定のタイミングでメッ
セージ記憶手段66に記憶した種々のメッセージの中か
ら該当するメッセージを表示部20のメッセージ表示欄
26に表示させるメッセージ表示手段である。特に、メ
ッセージ表示手段67は、金額判断手段59が投入金額
と購入金額とを照合して購入金額が投入金額を越えると
判断したときその事態を表示部20に表示させるマイナ
ス表示機能を備えている。メッセージとしては、「メニ
ューの番号(商品コード番号)を押して下さい」,「ト
ッピング(付帯品)を押して下さい」,「数量を押して
確認ボタンを押して下さい」,「金額が不足していま
す」,「つり銭不足のため発券できません」等適宜に設
けられている。
【0016】更にまた、制御部50において、68は種
々の音声情報を記憶する音声データ記憶手段、69は所
定のタイミングで音声データ記憶手段68に記憶した種
々の音声情報の中から該当する音声情報を音声出力部3
6から出力させる音声出力手段である。音声出力手段6
9は、実施の形態では、金銭処理部13の金銭投入口1
1から金銭が投入され、あるいは、カード処理部15の
カード投入口14からカードが投入されたとき、「いら
っしゃいませ」という音声を出力し、投入後タイマによ
る所定時間経過後に、「メニューの番号(商品コード番
号)を押して下さい」という音声を出力し、発券処理後
に、「ありがとうございました」という音声を出力す
る。その他、「いらっしゃいませ」,「トッピング(付
帯品)を押して下さい」,「数量を押して確認ボタンを
押して下さい」,「料金不足です。お金を入れるか数量
の訂正をして下さい」,「レシートが必要な方は確認ボ
タンを押して下さい」等適宜に音声データを設けて良
い。
【0017】また、制御部50は、基本入力部30から
の入力に基づいて、商品データ記憶手段51に、商品コ
ード番号,該商品コード番号に対応した商品名及び商品
単価を書き込んだり、付帯品データ記憶手段52に付帯
品を書き込んだり、あるいは、書込データを変更したり
する設定機能を備えている。更に、制御部50は、発券
に係る商品,付帯品,数量及び金額等に関する数値デー
タを集計する機能も備えている。そしてまた、制御部5
0は、発券処理を行なう発券処理モードと、発券処理モ
ードの発券処理以外の処理を行なうためのメンテナンス
モードとに切替えるモード切替機能を備えている。メン
テナンスモードでは、上記の設定機能、あるいは、集計
機能に基づく操作を可能にする。尚、制御部50の各手
段は、コンピュータのCPUやメモリ等の機能等の各種
装置機能によって実現される。
【0018】従って、本発明の実施の形態に係る自動発
券装置を使用するときは、以下のようになる。図6及び
図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。購
入者が例えば図4に示すように表(メニュー)を見て商
品及び商品の単価を確認し、金銭処理部13の金銭投入
口11に必要な金銭を投入し、あるいは、カード処理部
15のカード投入口14にカードを投入すると(1−
1)、音声出力手段69が機能し、音声出力部36か
ら、「いらっしゃいませ」という音声を出力し(1−
2)、また、表示部(LCD)20が点灯し金銭表示手
段54が投入金額を表示する(1−3)。また、音声出
力手段69が、音声出力部36から、「メニューの番号
(商品コード番号)を押して下さい」,「領収書が必要
な方は確認ボタンを押してからメニューの番号(商品コ
ード番号)を押して下さい」という音声を出力する(1
−4)。更に、メッセージ表示手段67がメッセージを
表示部20のメッセージ表示欄26に「メニューの番号
を押して下さい」を表示する(1−4)。
【0019】この状態で、商品コード番号入力許容手段
64が基本入力部30から購入したい商品の商品コード
番号の入力を許容する。そのため、金銭あるいはカード
の投入後に操作を行なわせるので、確実に金銭の回収が
行なわれる。基本入力部30のテンキー31により商品
コード番号が押釦されると(1−5YES,1−6YE
S)、商品データ表示手段55が、図3に示すように、
商品データ記憶手段51に記憶した当該商品コード番号
に対応する商品名及び商品単価を当該商品コード番号と
ともに表示部20に表示する(1−7)。所定時間入力
操作がなかったり(1−5NO,1−8YES),(1
−10NO,1−11NO,1−5NO,1−8YE
S)、返却レバー12が操作されると(1−9YE
S)、金銭あるいはカードの返却処理が行なわれ(2−
20)、音声出力手段69が、「ありがとうございまし
た」という音声を出力して(2−21)、終了する。
【0020】そして、確認キー33が押釦されると(1
−10YES)、図7に示すように、音声出力手段69
が、「トッピングを押して確認キーを押して下さい」と
いう音声を出力する(2−1)。また、押ボタン許容手
段53が付帯品入力部40の入力を許容し、付帯品入力
部40の対応する押ボタン41が点灯する(2−2)。
この場合、商品毎に付帯できる付帯品に係る押ボタン
1の押釦を許容するので、付帯品が商品すべてに付帯で
きるものでなく特定の複数の商品に付帯できるものの場
合に、付帯できない付帯品の選択を確実に除くことがで
き、対応を確実にした商品券を発行させることができ
る。次に、付帯品入力部40の対応する押ボタン41が
押釦されると(2−3YES,2−4YES)、図3に
示すように、付帯品を表示するとともに付帯品の単価を
加えた合計単価を表示する(2−5)。この場合、押ボ
タン41を押釦するだけで良いので、操作が簡単で、操
作性が向上する。また、対応する押ボタン41を押釦す
るだけで、商品に付帯可能な付帯品がある場合に、これ
を容易に選択できるようにすることができ、多数の商品
と付帯品との組合せが生じても発券者側の処理を煩雑に
することなく購入者の選択の幅を大幅に向上させること
ができるようになる。また、購入者が商品と付帯品との
関係を表示部20で見ながら食券を購入できるので、入
力ミスを防止することができ、操作性が極めて良くな
る。所定時間入力操作がなかったり(2−3NO,2−
6YES)、返却レバー12が操作されると(2−7Y
ES)、金銭あるいはカードの返却処理が行なわれ(2
−20)、音声出力手段69が、「ありがとうございま
した」という音声を出力して(2−21)、終了する。
【0021】次に、商品数量入力許容手段65が購入し
たい商品の数量の基本入力部30からの入力を許容する
(2−8NO)。訂正があるときは訂正キー32を押釦
して訂正処理を行なう(2−9YES)。訂正がない場
合に(2−9NO)、基本入力部30のテンキーにより
数量が押釦されると(2−10YES)、図4に示すよ
うに、数量表示手段57が入力された数量を表示部20
の数量表示欄25に表示し(2−11)、購入金額算出
手段58が入力された数量に対応する購入金額を算出す
る。この場合、商品及び付帯品の数量を確実に設定で
き、処理を煩雑にすることなく購入者の選択の幅を大幅
に向上させることができるようになる。そして、確認キ
ー33が押釦されると(2−8YES)、金額判断手段
59が購入金額算出手段58が算出した購入金額が投入
金額の範囲内か否かを判断する(2−12)。そして、
金額判断手段59が範囲内と判断すると(2−12可
能)、発券許容手段60が発券部35の発券を許容し、
該当する商品券を発券手段61により発券部35から発
券する(2−13)。この発券手段61が発券する際、
入力に係る商品に付帯品がある場合には、付帯品表記手
段62がこの入力された商品に付帯品があることを発券
部35に印字により表記させる。最後に、つり銭があれ
ばつり銭を出し(2−20)、カードの場合は所定の書
込み処理後に返却処理を行ない(2−20)、音声出力
手段69が、「ありがとうございました」という音声を
出力して(2−21)、終了する。この場合、投入金額
内での付帯品の選択を行なわせることができるので、確
実に金銭の回収を行なうことができる。
【0022】一方、金額判断手段59が範囲内でないと
判断すると(2−12不足)、メッセージ表示手段67
がマイナスであることを表示部20に表示する(2−1
4)。その後、新たに、金銭処理部13の金銭投入口1
1に必要な金銭が投入され、あるいは、カード処理部1
5のカード投入口14にカードが再投入されれば(2−
15)、更に、購入金額算出手段58が入力された数量
に対応する購入金額を算出する。そして、金額判断手段
59が投入金額と購入金額とを照合して購入金額が投入
金額内のとき(2−16可能)、該当する商品券を発券
部35から発券する(2−13)。また、金額が不足し
ている場合に(2−16不足)、訂正キー32が押釦さ
れると(2−17YES)、再び、基本入力部30のテ
ンキーによる数量の押釦を許容し、訂正キー32が押釦
されないときは(2−17NO)、返却レバー12の操
作(2−18)、あるいは、所定時間入力操作がないこ
とを待って(2−19)、発券処理を行なわずに、金銭
あるいはカードの返却処理を行ない(2−20)、音声
出力手段69が、「ありがとうございました」という音
声を出力して(2−21)、終了する。
【0023】このように、入力された商品に付帯品があ
ることが表記された食券が発券される。そのため、商品
に付帯可能な付帯品がある場合に、これを容易に選択で
きるようにすることができ、また、選択した付帯品を商
品と対応づけて食券として発券できることから、多数の
商品と付帯品との組合せが生じても発券者側の処理を煩
雑にすることが防止される。即ち、付帯品が商品と一体
になっている食券なので、どの商品に付帯品を付帯させ
るのかが即座に分かり、調理の際に対応付けが容易にな
り、処理に混乱を来す虞が回避される。また、厨房等の
注文品の確認が必要な部署のための表示器やプリンタ等
の外部機器にインターフェースを介して接続をしておけ
ば、発券部35から商品券が発券される際、該発券に係
る商品及びその数量を有するメニューデータが送信され
る。そのため、厨房において、注文のあった商品と数量
を即座に知ることができるので、注文の商品の料理等に
即座に対応でき、極めて便利になる。特に、付帯品があ
る場合には、どの商品にどの付帯品を付帯させるかが一
目で分かり、そのため、調理の際の対応付けが容易にな
り、処理を円滑に行なわせることができる。
【0024】図8には、本発明の別の実施の形態に係る
自動発券装置を示している。これは、上記と異なって、
表示部20がなく、商品入力部30aが、予め定められ
た商品に対応する複数の押ボタンで構成されている。3
0cは食券の枚数指定ボタンである。このタイプの自動
発券装置でも、上記と同様の作用,効果を奏する。尚、
上記実施の形態において、付帯品入力部40の押ボタン
41を5あるいは10設けたが、必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、4以下、6〜9あるいは11以上設
けて良く、適宜変更して差支えない。また、上記実施の
形態では、付帯品入力部40を押ボタン41で構成し、
基本入力部30とは別異に設けたが、必ずしもこれに限
定されるものではなく、基本入力部30から入力できる
ようにしても良く適宜変更して差支えない。尚また、上
記実施の形態は、本発明を食券発行装置に適用したが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、種々の商品の
商品券の発行装置に適用して良いことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動発券
装置によれば、商品入力部から入力された商品に付帯可
能な付帯品があることを付帯品入力部から入力でき、付
帯品表記手段により商品に付帯品があることを発券部
より商品券に表記させるので、商品に付帯可能な付帯品
がある場合に、これを容易に選択できるようにすること
ができ、また、選択した付帯品を商品と対応づけて商品
券として発券できることから、多数の商品と付帯品との
組合せが生じても発券者側の処理を煩雑にすることなく
購入者の選択の幅を大幅に向上させることができるよう
になる。また、付帯品入力部を複数の付帯品に夫々対応
した複数の押ボタンで構成した場合には、対応する押ボ
タンを押釦するだけで付帯品を選択できるので、操作が
簡単で、操作性が向上する。
【0026】更に、制御部を、複数の商品毎に付帯可能
な付帯品を記憶する付帯品データ記憶手段と、商品入力
部から商品が入力されたとき付帯品データ記憶手段に記
憶され該入力された商品に対応する付帯品に係る押ボタ
の押釦を許容する押ボタン許容手段とを備えて構成し
た場合には、商品毎に付帯できる付帯品に係る押ボタン
の押釦を許容するので、付帯品が商品すべてに付帯でき
るものではなく特定の複数の商品に付帯できるものの場
合に、付帯できない付帯品の選択を確実に除くことがで
き、対応を確実にした商品券を発行させることができ
る。更にまた、本発明は、商品入力部から入力された商
品の数量を入力する数量入力部を備え、制御部を、付帯
品入力部からの付帯品の入力がないときは該商品のみの
数量として認識し、付帯品入力部からの付帯品の入力が
あるときは該商品及び付帯品の数量として認識する数量
認識手段を備えて構成したので、商品及び付帯品の数量
を確実に設定でき、処理を煩雑にすることなく購入者の
選択の幅を大幅に向上させることができるようになる。
【0027】また、制御部を、数量認識手段の認識に基
づいて商品及び付帯品の購入金額を算出する購入金額算
出手段と、購入金額算出手段が算出した購入金額が投入
金額の範囲内か否かを判断する金額判断手段と、金額判
断手段が範囲内と判断したとき発券を許容する発券許容
手段とを備えて構成した場合には、投入金額内での付帯
品の選択を行なわせることができるので、確実に金銭の
回収を行なうことができる。更に、入力された商品及び
付帯品等の情報を表示する表示部を設けた場合には、購
入者が商品と付帯品との関係を見ながら商品券を購入で
きるので、入力ミスを防止することができ、操作性が極
めて良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動発券装置を示す
正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る自動発券装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る自動発券装置の表示
部の表示例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る自動発券装置で用い
られる商品コード,商品名,単価の関係の一例を示す表
図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る自動発券装置で用い
られる付帯品名,単価の関係の一例を示す表図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る自動発券装置の発券
モードにおける動作工程を示すフローチャート図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態に係る自動発券装置の発券
モードにおける動作工程を示すフローチャート図であ
る。
【図8】本発明の別の実施の形態に係る自動発券装置を
示す正面図である。
【図9】先行例に係る自動発券装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ケース体 11 金銭投入口 12 返却レバー 13 金銭処理部 14 カード投入口 15 カード処理部 16 投入金額認識部 20 表示部 21 投入金額表示欄 22 商品名表示欄 23 商品コード番号表示欄 24 商品単価表示欄 25 数量表示欄 26 メッセージ表示欄 30 基本入力部 30a 商品入力部 30b 数量入力部 31 テンキー 32 訂正キー 33 確認キー 34 発券口 35 発券部 36 音声出力部 40 付帯品入力部 41 押ボタン 50 制御部 51 商品データ記憶手段 52 付帯品データ記憶手段 53 押ボタン許容手段 54 金銭表示手段 55 商品データ表示手段 56 数量認識手段 57 数量表示手段 58 購入金額算出手段 59 金額判断手段 60 発券許容手段 61 発券手段 62 付帯品表記手段 63 領収書発行手段 64 商品コード番号入力許容手段 65 商品数量入力許容手段 66 メッセージ記憶手段 67 メッセージ表示手段 68 音声データ記憶手段 69 音声出力手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金銭が投入される金銭投入口と、購入し
    たい商品を入力する商品入力部と、該商品と交換可能な
    商品券を発券する発券部と、上記金銭投入口から投入さ
    れた投入金額及び上記商品入力部からの入力に基づいて
    該入力に係る商品を表記した所要の商品券を上記発券部
    から発券させる制御部とを備えた自動発券装置におい
    て、 上記商品入力部から入力された商品に付帯可能な付帯品
    を入力可能な付帯品入力部を設け、上記制御部を、上記
    金銭投入口から投入された投入金額及び上記付帯品入力
    部からの入力に基づいて入力された商品に付帯品がある
    ことを上記発券部により上記商品券に表記させる付帯品
    表記手段を備えて構成し、 上記商品入力部から入力された商品の数量を入力する数
    量入力部を備え、上記制御部を、上記付帯品入力部から
    の付帯品の入力がないときは該商品のみの数量として認
    識し上記付帯品入力部からの付帯品の入力があるときは
    該商品及び付帯品の数量として認識する数量認識手段を
    備えて構成した ことを特徴とする自動発券装置。
  2. 【請求項2】 上記付帯品入力部を複数の付帯品に夫々
    対応した複数の押ボタンで構成したことを特徴とする請
    求項1記載の自動発券装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部を、複数の商品毎に付帯可能
    な付帯品を記憶する付帯品データ記憶手段と、上記商品
    入力部から商品が入力されたとき上記付帯品データ記憶
    手段に記憶され該入力された商品に対応する付帯品に係
    押ボタンの押釦を許容する押ボタン許容手段とを備え
    て構成したことを特徴とする請求項2記載の自動発券装
    置。
  4. 【請求項4】 上記制御部を、上記数量認識手段の認識
    に基づいて商品及び付帯品の購入金額を算出する購入金
    額算出手段と、該購入金額算出手段が算出した購入金額
    が投入金額の範囲内か否かを判断する金額判断手段と、
    該金額判断手段が範囲内と判断したとき発券を許容する
    発券許容手段とを備えて構成したことを特徴とする請求
    項1,2または3記載の自動発券装置。
  5. 【請求項5】 上記入力された商品及び付帯品等の情報
    を表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1,
    2,3または4記載の自動発券装置。
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