JP6207271B2 - 券売機 - Google Patents

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Description

この発明は、券売機に関する。
券売機として、下記特許文献1では、食券等のチケットを販売する自動券売機が提案されている。この自動券売機で取り扱われる品目には、会員と非会員とで値段の異なる品目がある。会員が入金後に自身の会員カードを自動券売機のカード挿入口に挿入すると、自動券売機では、会員販売価格が割り当てられた品目のボタンの操作のみが有効となり、会員が当該ボタンを操作すると、当該品目のチケットが会員販売価格で発行される。一方、会員カードを持たない非会員は、入金後に会員カードをカード挿入口に挿入することができないので、自動券売機では、一般販売価格が割り当てられた品目のボタンの操作のみが有効となり、非会員が当該ボタンを操作すると、当該品目のチケットが一般売価格で発行される。
ここで、品物取引において認証等のオプション処理が必要な品物がある。たとえば、煙草や酒類が、ここでの品物に該当し、この場合のオプション処理は、年齢認証(成人認証)である。
未成年への煙草や酒類の引渡しを防止するため、下記特許文献2で開示された取引管理装置では、成人の利用者に予め発行された成人確認カードの提出を利用者に要求し、正規の成人確認カードの提出の有無によって、利用者の年齢認証が行われる。下記特許文献3で開示されたPOS端末では、顧客が所持する会員カードに記憶された年齢情報に基づいて、顧客の年齢認証が行われる。
また、コンビニエンスストアといった小売店等では、レジ係の従業員が、対面対応で、顧客から年齢を聞き取ったり、顧客の見た目から顧客の年齢を従業員自身で判断したりすることによって、顧客の年齢認証を行うことがある。
特開2012−33158号公報 特開2005−332149号公報 特開2008−257429号公報
券売機の運用において年齢認証等のオプション処理を適用しようとすると、様々な困難が伴う。以下では、オプション処理の一例として年齢認証を想定して、ここでの困難を説明する。
まず、券売機で発行された券を品物と交換する際に、従業員が、この券を手渡した客の年齢認証を行うのであれば、従業員にとって負担が増えてしまう。また、従業員による年齢認証の場合、従業員毎に判断がばらつくという懸念がある。
また、券売機は、原則として不特定多数の客を対象としているので、特許文献2および3のように客がカードを所持していることを前提として当該カードによって年齢認証を行う構成を、そのまま券売機に適用することは難しい。
この発明は、オプション処理が設定されたメニューを取り扱う場合において、使い勝手の向上を図ることができる券売機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、複数のメニューが記憶されたメニュー記憶手段と、前記メニュー記憶手段に記憶されたメニューの券の購入のために操作者によって操作される操作部と、選択されるメニューを決済するための有価価値を取得する有価価値取得手段と、前記メニュー記憶手段に記憶された複数のメニューのうち、所定のメニューに設定され、操作者の状態に関する情報を取得するためのオプション処理を、当該所定のメニューと関連付けて記憶する記憶手段と、操作者による前記操作部の操作によって前記所定のメニューが選択された場合に、当該所定のメニューについての前記オプション処理のために、前記操作部のオプション操作を操作者に対して要求する要求手段と、を含み、前記所定のメニューは、車を運転する予定があるか否かの確認を行う必要があるメニューを含み、前記オプション操作は、車を運転する予定があるか否かを選択する操作を含むことを特徴とする、券売機である。
請求項2記載の発明は、複数のメニューが記憶されたメニュー記憶手段と、前記メニュー記憶手段に記憶されたメニューの券の購入のために操作者によって操作される操作部と、選択されるメニューを決済するための有価価値を取得する有価価値取得手段と、前記メニュー記憶手段に記憶された複数のメニューのうち、所定のメニューに設定され、操作者の状態に関する情報を取得するためのオプション処理を、当該所定のメニューと関連付けて記憶する記憶手段と、操作者による前記操作部の操作によって前記所定のメニューが選択された場合に、当該所定のメニューについての前記オプション処理のために、前記操作部のオプション操作を操作者に対して要求する要求手段と、を含み、前記所定のメニューは、年齢制限があるメニューを含み、前記オプション操作は、操作者が当該年齢制限を満たすか否かを選択する操作を含むことを特徴する、券売機である。
請求項記載の発明は、前記要求手段は、前記操作部によって前記所定のメニューが選択された直後に、当該所定のメニューについてのオプション操作を要求することを特徴とする、請求項1または2記載の券売機である。
請求項記載の発明は、前記要求手段は、前記所定のメニューを含む複数のメニューの選択が確定したことに応じて、当該所定のメニューについてのオプション操作を要求することを特徴とする、請求項1または2記載の券売機である。
請求項記載の発明は、前記有価価値取得手段に取得された有価価値によって決済されたメニューの券を発行する発券手段をさらに含み、前記操作部によって前記所定のメニューが選択された場合、前記発券手段は、前記オプション操作がなされたことを条件として、発券を行うことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の券売機である。
請求項記載の発明は、前記有価価値取得手段に取得された有価価値によって決済されたメニューの券を発行する発券手段をさらに含み、前記発券手段は、前記オプション操作がなされたことを判別可能な情報を前記券において視認可能にして発券を行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の券売機である。
請求項1記載の発明によれば、この券売機において複数のメニューの中から所定のメニューについての注文を行おうとする客は、操作部をメニュー選択のために操作するだけでなく、当該所定のメニューに設定されたオプション処理のためのオプション操作も行う必要がある。
ここでのオプション操作は、請求項1記載の発明では、車を運転する予定があるか否かを選択する操作であり、請求項2記載の発明では、年齢制限があるメニューを選択する場合において操作者が当該年齢制限を満たすか否かを選択する操作である。
つまり、車を運転する予定があるか否かの確認(運転認証)や、年齢制限を満たすか否かの確認(年齢認証)といったオプション処理が設定されたメニューを取り扱う場合において、券売機が、客にオプション操作を要求することによって、従業員の代わりに当該オプション処理を実施してくれるので、使い勝手の向上を図ることができる。
客に対する券売機からのオプション操作の要求は、請求項3記載の発明のように、操作部によって(オプション処理が設定された)所定のメニューが選択された直後(つまり、当該所定のメニューが選択される都度)であってもよいし、請求項4記載の発明のように、所定のメニューを含む複数のメニューの選択が確定した場合であってもよい。
請求項記載の発明によれば、券売機において、オプション処理が設定されている所定のメニューが選択された場合には、発券に先立って客にオプション操作が要求されるので、券売機では、オプション処理を必ず実施することができる。
請求項記載の発明によれば、券売機において、オプション処理(オプション操作)が実行されたこと示す情報を、発券される券に印字することで、この券を確認した従業員は、オプション処理が実行されたことを明確に把握できる。
図1は、この発明に係る券売機1の正面図である。 図2は、券売機1の電気的構成を示すブロック図である。 図3は、記憶部14に記憶された内容の一例を示す図である。 図4は、券売機1において実施される処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、券売機1の操作パネル2における表示内容の一例を示す図である。 図6は、操作パネル2における表示内容の一例を示す図である。 図7は、券売機1から発行された食券30の模式図である。 図8は、操作パネル2における表示内容の一例を示す図である。 図9は、券売機1において実施される変形例の処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、券売機1から発行された食券30の模式図である。 図11は、操作パネル2における表示内容の一例を示す図である。 図12は、発券システム50を示す図である。 図13は、発券システム50において実施される処理の手順を示すフローチャートである。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明に係る券売機1の正面図である。
図1を参照して、この発明に係る券売機1は、一例として、飲食店(この実施形態では牛丼屋)の入口付近に設置されている。そのため、この券売機1から発行される券は、食券30(後述する図7および図10参照)である。
図1での姿勢を基準として、券売機1は、縦長のボックス形状であり、その正面(図1における手前側の面)の上側には、左右方向に長手(幅広)の矩形状をなす操作パネル2(操作部)が設けられている。操作パネル2は、タッチパネル付きの液晶表示器である。操作パネル2には、店で取り扱われているメニューのボタン(タッチキー)3が、メニュー毎に表示されている。図1の券売機1を運用する店では、「牛丼(並)」、「牛丼(大)」、「定食」、「サラダ」、「日本酒」および「ビール」といった6つのメニューが取り扱われており、操作パネル2には、これらのメニューのそれぞれに応じたボタン3が表示されている。各ボタン3には、対応するメニュー名(必要に応じてメニューの値段も)が表示されている。なお、先ほどの「牛丼(並)」および「牛丼(大)」において、「並」とは並盛りのことであり、「大」とは大盛りのことである。このようなボタン3を表示する操作パネル2は、ボタン3の数に応じた複数のメニューを表示している。
そして、券売機1の正面において、操作パネル2に下から隣接する領域には、紙幣を投入するための紙幣投入口4(有価価値取得手段)と、硬貨を投入するための硬貨投入口5(有価価値取得手段)と、客が所有する電子マネー記憶媒体(ICカード等)から電子マネーを読み取るための電子マネー処理部6(有価価値取得手段)とが、左右に並んで設けられている。
また、券売機1の正面において、紙幣投入口4、硬貨投入口5および電子マネー処理部6よりも下側には、発行された食券30を取り出すための取出口7と、硬貨や紙幣を客に返却するための返金口8とが、左右に並んで設けられている。なお、操作パネル2、紙幣投入口4、硬貨投入口5、電子マネー処理部6、取出口7および返金口8のレイアウトは任意に変更できる。
この券売機1で所望の食券30を購入したい客は、まず、券売機1の正面(図1の紙面手前側)に立ち、購入したい食券30の総額以上の貨幣(紙幣および硬貨の少なくともいずれかの現金)を、紙幣投入口4および硬貨投入口5の少なくともいずれかに投入することで、券売機1に入金する。ここでは、紙幣投入口4および硬貨投入口5が、客によって選択されるメニューを決済するための有価価値(貨幣)を取得する部分になっている。
このように現金での入金を終えた客は、操作パネル2に表示されたボタン3のうち、購入したいメニューのボタン3を押す。すると、券売機1では、当該メニューについての決済(現金決済)が完了するとともに、当該メニューの食券30が取出口7に発行される。なお、ボタン3の押下でメニュー選択を先に行い、後から現金の入金を行うようにしてもよい。また、決済後には、必要に応じて釣銭が返金口8から返却される。つまり、操作パネル2のボタン3は、操作パネル2に表示された(後述する記憶部14に記憶された)メニューの食券30の購入のために、客によって操作されるものである。なお、客に返却される貨幣のうち、紙幣は、返金口8でなく、紙幣投入口4から返却されてもよい。
なお、現金でなく、電子マネーで決済したい客は、先に、ボタン3を押してメニューを選んでおいてから、自身が携帯する電子マネー記憶媒体を電子マネー処理部6に近づけて、電子マネー記憶媒体に記憶された電子マネーを電子マネー処理部6に読み取らせる。電子マネー処理部6が、客が選んだメニューの総額分の電子マネーを電子マネー記憶媒体から読み出して引き落とすと、券売機1では、当該メニューについての決済(電子マネー決済)が完了し、当該メニューの食券30が取出口7に発行される。電子マネー決済は、このような後払い方式の代わりに、先払い方式であっても構わない。
先払い方式の場合、券売機1には、電子マネー記憶媒体の出入口(図示せず)が設けられている。客が、自身の電子マネー記憶媒体を出入口に挿入すると、電子マネー処理部6が、当該電子マネー記憶媒体に記憶された電子マネーの残高を読み取り、これにより、入金がなされたことになる。その後、客が購入したいメニューのボタン3を押すと、券売機1では、電子マネー処理部6が当該電子マネー記憶媒体からメニューの総額分の電子マネーが引き落とすことによって電子マネー決済が完了する。その後、電子マネーの残高が更新された当該電子マネー記憶媒体が出入口から客に返却される。
後払い方式及び先払い方式のいずれであっても、電子マネー処理部6は、客によって選択されるメニューを決済するための有価価値(ここでは電子マネー)を取得する部分になっている。
そして、以上のようないずれかの決済パターンで決済を終えて、取出口7から食券30を取り出した客は、当該食券30を持って飲食店内の調理カウンタに向かい、調理カウンタにおいて、飲食店の従業員との間で、食券30と引き換えに、所望のメニューの料理(飲み物も含む)を受け取る。
図2は、券売機1の電気的構成を示すブロック図である。
図2を参照して、券売機1には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部10(要求手段)が備えられている。制御部10は、CPUやメモリ(ROM、RAM)や所定のソフトウェア等を含んでいる。券売機1内では、制御部10に対して、前述した操作パネル2および電子マネー処理部6のそれぞれと、入金処理部11と、返金処理部12と、発券部13(発券手段)と、記憶部14(メニュー記憶手段、記憶手段)とが電気的に接続されている。
入金処理部11は、紙幣投入口4(図1参照)に投入された紙幣を券売機1の内部に取り込む構成や、取り込まれた貨幣(先ほどの紙幣や、硬貨投入口5から投入された硬貨も含む)の総額を計数したり当該貨幣の真贋を判定したりする構成や、券売機1の内部に取り込まれた貨幣のうち決済に用いられた額の貨幣を券売機1内に保管する構成等を含んでいる。
返金処理部12は、紙幣投入口4や硬貨投入口5から券売機1の内部に取り込まれた(入金された)貨幣のうち、決済に用いられなかった額の貨幣(前述した釣銭や、メニューの選択がキャンセルされたために全額返金される貨幣を含む)を返金口8まで払い出す構成等を含んでいる。
発券部13は、紙幣投入口4や硬貨投入口5や電子マネー処理部6に取得された有価価値(貨幣や電子マネー)によって決済されたメニューの食券30を発行する機能を有している。具体的には、発券部13は、メニューの決済の完了に応じて、券売機1内のロール紙(図示せず)に、決済されたメニューに関する必要な情報を印字して切り出すことで、紙片状の食券30を形成し、この食券30を取出口7(図1参照)に発行する構成等を含んでいる。
記憶部14は、この券売機1で取り扱われる全て(複数)のメニュー(メニュー名)と、各メニューについての関連情報とを、図3に示すテーブル15にまとめて記憶している。この実施形態における当該関連情報の一例として、各メニューについての年齢認証の要否と、各メニューについての運転認証の要否とが挙げられる。
年齢認証の要否とは、該当するメニューについて、食券30の購入を希望する客に対して年齢認証(成人であるか否かの確認)を行う必要があるか否かである。運転認証の要否とは、該当するメニューについて、食券30の購入を希望する客に対して、飲食店を出た後に車を運転する予定があるかどうかの認証(確認)を行う必要があるか否かである。
図3のテーブル15では、「牛丼(並)」、「牛丼(大)」、「定食」、および「サラダ」の各メニューについては、年齢認証および運転認証の両方が「不要」と設定登録されている。一方で、「日本酒」および「ビール」の両メニューについては、テーブル15では、年齢認証および運転認証の両方が「必要」と設定登録されている。このように、記憶部14は、自身(テーブル15)に記憶されているとともに操作パネル2に表示された複数のメニュー(図1参照)のうち、所定のメニュー(ここでは、「日本酒」および「ビール」という酒類)に設定されたオプション処理(ここでは、年齢認証および運転認証)を、当該所定のメニューと関連付けて記憶している。
なお、テーブル15での「必要」か「不要」の設定登録は、従業員による操作パネル2の操作によって予め行われる。
次に、図4のフローチャートを主に参照しながら、券売機1において実施される処理の手順を説明する。ただし、以下では、現金決済または先払い方式の電子マネー決済に着目して説明する。
待機状態の券売機1では、制御部10は、客からの入金の有無を監視している(ステップS1)。現金決済の場合には、入金処理部11が、券売機1の内部に取り込まれた貨幣の総額の計数や当該貨幣の真贋鑑定を完了すると(もちろん当該貨幣が偽物でないとの鑑定結果が前提である)、制御部10は、客からの入金があったと判断する。電子マネー決済の場合、前述したように電子マネー処理部6が客の電子マネー記憶媒体に記憶された電子マネーの残高を読み取ると、制御部10は、客からの入金があったと判断する。
入金があると(ステップS1でYES)、制御部10は、客が操作パネル2のボタン3を押すことによって、当該客が望むメニューの選択があるか否かを監視する(ステップS2)。所定時間が経過してもメニュー選択が全くなければ(ステップS2でNO)、制御部10は、今回の取引がキャンセルされたものとして、現金決済の場合には、入金された現金を返金処理部12によって返金口8まで返金する(ステップS3)。電子マネー決済の場合には、この時点では、客の電子マネー記憶媒体に記憶された電子マネーの残高に変更がないので、制御部10は、ステップS3では、特に処理を行わない。
所定時間内にメニュー選択があれば(ステップS2でYES)、制御部10は、テーブル15を参照して、ステップS2で選択されたメニューが、認証が必要なメニューであるか否かを確認する(ステップS4)。認証が必要なメニューとは、前述した年齢認証や運転認証といったオプション処理が必要なメニューであり、この実施形態では、「日本酒」および「ビール」という酒類である。
選択されたメニューが、認証が必要なメニューであれば(ステップS4でYES)、制御部10は、操作パネル2の表示を切替えて、操作パネル2に、認証画面100を表示させる(ステップS5)。
具体的には、まず、制御部10は、年齢認証のための認証画面100として図5に示す年齢認証画面20を表示させて、客に対して、20歳以上であるか否かの自己申告を要求する(ステップS6)。選択されたメニューが「ビール」である場合、年齢認証画面20には、<ビールが選択されました>という見出しの下に、「あなたは20歳以上ですか?」というメッセージ21と、「はい」という文字が記載されたYESボタン22と、「いいえ」という文字が記載されたNOボタン23とが表示されている。
客が、自身が20歳以上であることからYESボタン22を押すと(ステップS6でYES)、制御部10は、続いて、運転認証のための認証画面100として図6に示す運転認証画面25を表示させて、客に対して、車を運転しないかどうかの自己申告を要求する(ステップS7)。選択されたメニューが「ビール」である場合、運転認証画面25には、<ビールが選択されました>という見出しの下に、「あなたは車を運転しませんか?」というメッセージ26と、「はい」という文字が記載されたYESボタン27と、「いいえ」という文字が記載されたNOボタン28とが表示されている。
客が、食後に車を運転する予定がないことからYESボタン27を押すと(ステップS7でYES)、制御部10は、発券部13によって、認証済印31のついた食券30を発行する(ステップS8)。食券30の発行により、この食券30のメニューについての決済が完了したことになる(以降のステップS11,S12,S29,S33,S34においても同様)。なお、電子マネー決済の場合、制御部10は、食券30の発行の際(タイミングは多少前後してもよい)、客の電子マネー記憶媒体に記憶された電子マネーの残高から、今回選択されたメニューの代金を差し引く。
ここでの食券30には、図7に示すように、選択されたメニューの名前(ここではビール)および個数(ここでは1個)と、年齢認証および運転認証の両方が済んでいることを示す<認証済>という文字列で構成された認証済印31とが印字されている。この認証済印31は、オプション操作がなされたこと(つまり、年齢認証および運転認証というオプション処理が実行されたこと)を判別可能な情報である。そのため、食券30を発行する発券部13(図2参照)は、認証済印31を食券30において視認可能にして発券を行うものである。
一方、年齢認証画面20でのNOボタン23(図5参照)の押下と、運転認証画面25でのNOボタン28(図6参照)の押下とのいずれかがあった場合(ステップS6でNO、ステップS7でNO)、制御部10は、年齢認証および運転認証の少なくとも一方ができていないことを客に報知する(ステップS9)。具体的には、制御部10は、操作パネル2の表示を認証画面100(図5および図6参照)から、図8に示す未認証画面35に切替える。未認証画面35には、<ビールが選択されました>という見出しの下に、「認証ができませんでした。」というメッセージ36と、「このまま発券する」という文字が記載された発券ボタン37と、「ビールをキャンセルする」という文字が記載されたキャンセルボタン38とが表示されている。
未認証画面35が表示された後、客が、キャンセルボタン38を押して今回のメニュー(ビール)をキャンセルすると(ステップS10でYES)、制御部10は、操作パネル2にボタン3を再表示して、次のメニュー選択があるか否かを監視する(ステップS2)。一方、客が、キャンセルボタン38でなく、発券ボタン37を押すと(ステップS10でNO)、制御部10は、発券部13によって、認証済印31(図7参照)が印字されていない食券30を発行する(ステップS11)。
一方、ステップS2で選択されたメニューが、そもそも認証が必要なメニューでない場合には(ステップS4でNO)、制御部10は、発券部13によって、認証済印31が印字されていない食券30を発行する(ステップS12)。
そして、直前の食券30の発行(ステップS8,S11,S12)から所定時間が経過しても、その後のメニュー選択がなければ(ステップS13でYES)、制御部10は、現金決済の場合には、必要に応じて、返金処理部12によって釣銭を客に返却する(ステップS14)。
以上により、券売機1と客との間での取引が完了する。客は、券売機1から発行された食券30(複数ある場合は全ての食券30)を持って、前述したように調理カウンタに向かう。そして、客は、調理カウンタにおいて、食券30を従業員に手渡すと、引き換えに、従業員から、所望のメニューの料理を受け取る。この際、食券30を受け取った従業員は、食券30に印字されたメニューが、認証が必要なメニュー(ここでは酒類)である場合には、当該食券30に認証済印31が印字されていれば、従業員自身で改めて認証を行うことなく、客に料理を提供する。なお、認証済印31は、従業員にとって識別可能であるのであれば、図7のように文字で構成されている必要はなく、〇(まる)等の所定のマークであってもよい。一方、従業員は、食券30に印字されたメニューが、認証が必要なメニューであるのに、当該食券30に認証済印31が印字されていなければ、その場で、当該食券30を持参してきた客に対して、従業員自身による認証(年齢認証や運転認証)を行う。
なお、図4での処理では、メニューが選択されると、その都度、そのメニューについての食券30が1枚ずつ発行され、入金額の範囲内で何度でもメニューを選択できるタイプ(いわゆる連売タイプ)を想定している。なお、1つのメニューを選択すると、そのメニューについての食券30が発行されるとともに、釣銭が返却されるタイプ(いわゆる単売タイプ)にも、図4の処理は適用できる(その場合、ステップS13の処理は省略される)。いずれにせよ、制御部10は、客による操作パネル2のボタン3の操作によって所定のメニュー(ここでは、酒類)が選択された直後に、当該所定のメニューについてのオプション操作(認証画面100での各ボタン22,23,27,28の操作)を客に要求している(ステップS5〜S7)。
券売機1では、以上のような連売・単売タイプではなく、全てのメニューを一括選択した後に、当該メニューの情報が全て印字された1枚の食券30を発行するタイプ(いわゆる確定買いタイプ)を想定した処理もあり得る。
具体的には、図9のフローチャートを参照して、まず、入金があると(ステップS21でYES)、制御部10は、客が望むメニューの選択があるか否かを監視する(ステップS22)。所定時間が経過してもメニュー選択が全くなければ(ステップS22でNO)、返金処理を行う(ステップS23)。
メニュー選択があれば(ステップS22でYES)、制御部10は、次のメニューの選択があるか否か(換言すれば、メニュー選択が終了したか否か)を監視する(ステップS24)。たとえば、券売機1に、客によってメニュー選択完了後に押下される発券ボタン(図示せず)が設けられていて、客が当該発券ボタンを押すことで、制御部10は、客によるメニュー選択が終了(最終確定)したと判断する。または、直前のメニュー選択から所定時間が経過しても次のメニューの選択がなければ、制御部10は、全てのメニュー選択が終了したと判断してもよい。
メニュー選択が終了すると(ステップS24でYES)、制御部10は、選択されたメニューの中に、認証(ここでは、年齢認証や運転認証)というオプション処理が必要なメニューがあるかないかを確認する(ステップS25)。
認証が必要なメニューがあれば(ステップS25でYES)、制御部10は、図4の処理の場合と同様に、認証画面100(年齢認証画面20や運転認証画面25)を表示し(ステップS26)、メニューを選んだ客に対して、自身が20歳以上であるか否かや、車を運転するか否かについて、自己申告を要求する(ステップS27およびS28)。
客が、自身が20歳以上であって食後に車を運転する予定がないことから、前述したYESボタン22および27を押すと(ステップS27およびS28の両方でYES)、制御部10は、発券部13によって、認証済印31のついた食券30を発行する(ステップS29)。ここでの食券30には、図10に示すように、選択された全てのメニューの名前(ここでは牛丼(並)、サラダおよびビール)および個数(ここでは全て1個)と、認証済印31とが印字されている。また、制御部10は、ステップS29では、必要に応じて、返金処理部12によって客に釣銭を返却する。
一方、年齢認証画面20でのNOボタン23(図5参照)の押下と、運転認証画面25でのNOボタン28(図6参照)の押下とのいずれかがあった場合(ステップS27でNO、ステップS28でNO)、制御部10は、前述した未認証画面35(図8参照)を操作パネル2に表示して、年齢認証および運転認証の少なくとも一方ができなかったことを客に報知する(ステップS30)。
未認証画面35が表示された後、客が、未認証画面35のキャンセルボタン38を押して、認証が必要なメニュー(ここではビール)だけをキャンセルすると(ステップS31でYES)、制御部10は、操作パネル2の表示を切替えて、操作パネル2に、図11に示す選び直し画面40を表示する(ステップS32)。選び直し画面40には、「メニューを選び直しますか?」というメッセージ41と、「はい」という文字が記載されたYESボタン42と、「いいえ」という文字が記載されたNOボタン43とが表示されている。
客がYESボタン42を押すと(ステップS32でYES)、制御部10は、ステップS22以降の処理を繰り返す。
客がNOボタン43を押すと(ステップS32でNO)、制御部10は、発券部13によって、認証済印31が印字されていない食券30を発行し、必要に応じて客に釣銭を返却する(ステップS33)。この場合、認証が必要なメニューの選択がキャンセルされているので、この食券30には、当該メニュー(メニュー名)は印字されていない。
一方、未認証画面35が表示された後、客が、未認証画面35において、キャンセルボタン38でなく、発券ボタン37(図8参照)を押すと(ステップS31でNO)、制御部10は、発券部13によって、認証済印31が印字されていない食券30を発行し、必要に応じて客に釣銭を返却する(ステップS33)。この食券30には、認証済印31がないものの、認証が必要なメニュー(メニュー名)は印字されている。
一方、ステップS22で選択された全てのメニューに、認証が必要なメニューが1つも含まれていない場合には(ステップS25でNO)、制御部10は、発券部13によって、認証済印31が印字されていない食券30を発行し、必要に応じて客に釣銭を返却する(ステップS34)。
食券30の発行と、釣銭返却とが済むと、券売機1と客との間での取引が完了する。客は、券売機1から発行された(1枚の)食券30(図10参照)を持って、前述したように調理カウンタに向かう。そして、客は、調理カウンタにおいて、食券30を従業員に手渡すと、引き換えに、従業員から、食券30に印字された全てのメニューの料理を受け取る。この際、食券30を受け取った従業員は、食券30に印字された全てのメニューの中に、認証が必要なメニュー(ここでは酒類)があった場合には、当該食券30に認証済印31が印字されていれば、従業員自身で改めて認証を行うことなく、客に料理を提供する。一方、従業員は、食券30に印字されたメニューの中に、認証が必要なメニューがあるのに、当該食券30に認証済印31が印字されていなければ、その場で、食券30を持参してきた客に対して、従業員自身による認証を行う。
図9の処理では、制御部10は、所定のメニュー(ここでは、ビール等の酒類)を含む複数のメニューの選択が確定したことに応じて(ステップS24でYES)、当該所定のメニューについてのオプション操作(認証画面100での各ボタン22,23,27,28の操作)を客に要求している(ステップS26〜S28)。
以上のように、この券売機1では、客による操作パネル2のボタン3の操作によって所定のメニュー(ここでは、「日本酒」や「ビール」といった年齢制限等があるメニュー)が選択される場合がある(ステップS4およびS25のそれぞれでYES)。当該所定のメニューが選択された場合に、制御部10は、当該所定のメニューについてのオプション処理(年齢認証や運転認証)のために、客に対して、操作パネル2のオプション操作(当該客が年齢制限等を満たすか否かを選択する操作)を要求する(ステップS5〜S7,S26〜S28)。
そのため、この券売機1において複数のメニューの中から所定のメニューについての注文を行おうとする客は、操作パネル2をメニュー選択のために操作するだけでなく、当該所定のメニューに設定されたオプション処理のためのオプション操作も行う必要がある。ここでのオプション操作の1つは、年齢制限があるメニューを選択する場合において当該年齢制限を満たすか否かを選択する操作である。つまり、年齢制限を満たすか否かの確認(年齢認証)といったオプション処理が設定されたメニューを取り扱う場合において、券売機1が、客にオプション操作を要求することによって、従業員の代わりに当該オプション処理を実施してくれる。つまり、認証が必要なメニューについては、券売機1において認証ができるようになっていることから、券売機1が設置される店(ここでは飲食店)の従業員の労力を削減できるので、使い勝手の向上を図ることができる。さらに、券売機1において、客自身に、認証のための申告を行わせているので、認証についての信頼性向上を図ることができる。
また、図4および図9のいずれの処理においても、券売機1において、客によるボタン3の操作によって、オプション操作が設定されている所定のメニューが選択された場合、制御部10の制御によって、発券部13は、客によるオプション操作がなされたことを条件として(ステップS6,S7,S27,S28)、発券を行う(ステップS8,S11,S29,S33)。つまり、発券に先立って客にオプション操作が要求されるので、券売機1では、オプション処理を必ず実施することができる。
また、券売機1において、オプション処理(オプション操作)が実行されたこと示す情報(認証済印31)を、発券される食券30に印字することで(図7および図10参照)、この食券30を確認した従業員は、オプション処理が実行されたことを明確に把握できる。
そして、以上のような券売機1を複数台準備し、これらの券売機1によって、図12に示すような券売システム50を構成してもよい。券売システム50では、複数台(図12では3台)ある券売機1のうち、1台の券売機1が親機1Aとして機能し、残りの券売機1が子機1Bとして機能している。これらの券売機1は、有線または無線の通信ケーブル51によって通信可能に接続されている。また、親機1Aの制御部10には、有線または無線の通信ケーブル52を介してスピーカー53が接続されている。スピーカー53は、券売システム50の一部である。スピーカー53として、厨房近辺に設置された音声ガイダンス機能付きディスプレイ装置(いわゆるキッチンディスプレイ)を用いてもよい。スピーカー53は、各券売機1で客によって選択されたメニュー名を示す第1音声と、券売機1に高額紙幣(たとえば、1万円紙幣)の入金があったことを示す第2音声と、各券売機1で装置異常(紙幣の詰りや、釣銭不足や、食券30用のロール紙の不足)が生じたことを示す第3音声とを選択的に報知することができる。第1音声、第2音声および第3音声の音声データは、親機1Aの記憶部14(図2参照)等に記憶されている。
このような券売システム50における処理について、図13を参照して説明する。
いずれかの券売機1において、客によるメニュー選択(ボタン3の押下)があると(ステップS41でYES)、親機1Aの制御部10は、即座に第1音声をスピーカー53から1回再生する(ステップS42)。たとえば、客がいずれかの券売機1で牛丼(並)のボタン3を押した場合、「牛丼(並)の注文が入りました。」という第1音声が1回再生される。ここでの1回という再生回数は、メニューの注文個数と一致している。その後、次のメニュー選択があれば(ステップS43でYES)、その都度、親機1Aの制御部10は、注文されたメニューについての第1音声をスピーカー53から1回再生する(ステップS42)。
また、いずれかの券売機1において高額紙幣の入金があると(ステップS44でYES)、親機1Aの制御部10は、今回の高額紙幣の入金があった券売機1において、当該高額紙幣での取引(決済)が終了したか否かを監視する(ステップS45)。今回の高額紙幣の入金があった券売機1において、当該高額紙幣での取引が終了すると(ステップS45でYES)、親機1Aの制御部10は、スピーカー53から、第2音声を、今回入金された高額紙幣の枚数分再生する(ステップS46)。たとえば、1万円紙幣が2枚入金された券売機1において、これらの1万円紙幣での取引が終了すると、「1万円札が入りました。」という第2音声が、1万円紙幣の入金枚数分(ここでは2回)だけ再生される。
また、いずれかの券売機1において装置異常があると(ステップS47でYES)、親機1Aの制御部10は、即座に第3音声をスピーカー53から1回再生する(ステップS48)。たとえば、いずれかの券売機1で釣銭切れや紙幣詰りやロール紙不足が発生すると、即座に「装置異常が発生しました」という第3音声が1回だけ再生される。続いて、親機1Aの制御部10は、今回の装置異常の緊急度を確認する(ステップS49)。釣銭不足やロール紙不足であれば、緊急度は低いので(ステップS49でNO)、親機1Aの制御部10は、装置異常に関する今回の処理を終了する。一方、紙幣の詰りであれば緊急度は高いので(ステップS49でYES)、親機1Aの制御部10は、その後も、所定のインターバル(たとえば30秒)毎に第3音声をスピーカー53から再生する(ステップS50)。そして、厨房から(装置異常が生じた)券売機1に駆け付けた従業員によって、当該券売機1での装置異常が解除されると(ステップS51でYES)、親機1Aの制御部10は、装置異常に関する今回の処理を終了する。
以上のように、各券売機1において稼働状態に変化が生じた場合は、その変化の内容が、親機1Aを介してスピーカー53によって、音声ガイダンスで厨房の従業員に通知される。そのため、厨房の従業員は、第1音声であれば、注文があったメニューの料理の準備に速やかに取りかかれるので、迅速な料理提供が可能となる。また、厨房の従業員は、第2音声であれば、取扱いに注意な高額紙幣の入金を、厨房にいながら把握できる。また、厨房の従業員は、第3音声であれば、券売機1の装置異常と、その装置異常の緊急度について、厨房にいながら把握でき、緊急度の高い装置異常であれば、速やかに異常解除の処置をとることができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前述した認証画面100が表示されたタイミング(ステップS5,S26)から所定時間が経過しても、客による反応(ボタン22,23,27,28も押下)がなければ、運用により、認証が必要なメニューが印字された食券30を認証済印31なしで発行できてもよいし、今回のメニューの選択が強制的にキャンセルされてもよい。キャンセルされた場合には、当該所定時間経過後に、別メニューが選択可能となってもよい。
また、前述した実施形態では、酒類のメニューを選択した場合において年齢認証や運転認証のためのオプション操作(認証画面100でのYESボタン22,27やNOボタン23,28の押下)を客に要求している。ここで、たとえば、牛丼では、いわゆる「つゆだく(つゆを多めに盛り付けること)」や「つゆ無し」を追加選択できたり、定食等のセットメニューでは、ドリンクやサラダ等のサイドメニューを追加選択できたりする。このようなオプションメニュー(つゆだく・つゆ無しやサイドメニュー)があるメニューが、前述した所定のメニューに該当することもある。その場合、券売機1において客に要求されるオプション操作は、オプションメニュー(サイドメニュー等)がある所定のメニューを選択する場合において当該オプションメニューを追加で選択する操作である。そのため、客は、牛丼を選択したときに、券売機1(操作パネル2に表示された選択要求画面等)からの要求により、つゆだくやつゆ無しを選択したり、定食等のセットメニューを選択したときに、ドリンクやサラダを追加選択したりする。つまり、オプションメニューの選択といったオプション処理が設定されたメニューを取り扱う場合において、券売機1が、客にオプション操作を要求することによって、従業員の代わりに当該オプション処理を実施してくれるので、使い勝手の向上を図ることができる。
また、前述した実施形態におけるボタン3は、操作パネル2に表示されるタッチキーであったが、タッチキーでない一般的な押しボタンであってもよい。また、券売機1では、メニューを選択するためのボタン3が、認証画面100を表示される操作パネル2から切り離されて(つまり、操作パネル2とは別の位置に)設けられていてもよい。つまり、券売機1では、メニューを選択するために客によって操作される部分(ボタン3)と、オプション操作がなされる部分(前述したボタン22,23,27,28)とが、共通の操作パネル2に設けられるのでなく、別々に設けられていてもよい。
また、この実施形態において券売機1から発行される券は、食券30であったが、食券30は、あくまで一例であり、たとえば、映画館等の入場券や、乗車券等の切符も、ここでの券に含まれる。
また、図4および図9のフローチャートを使った説明では、現金決済および先払い方式の電子マネー決済を想定しているが、後払い方式の電子マネー決済の場合は、入金確認の処理(ステップS1,S21)が食券30の発行処理(ステップS8,S11,S12,S29,S33,S34)の直前に行われるだけである。
また、券売機1における酒類についての年齢認証は、客の選択によるものではなく、客の免許証や保険証等の年齢を特定できる媒体を読み取ることによって行われてもよい。
また、券売機1は、客が購入したメニューの食券30(現物)を発行するのではなく、客が保有している携帯電話等のIdmに関連付けて当該メニューの情報やオプション情報を管理装置等で管理する方式(いわゆるチケットレス方式)のものであってもよい。このようなチケットレス方式では、携帯電話に限らず、ICカード等の固有の識別情報を持っている媒体であれば、どのような媒体でも適用できる。
また、券売機1における酒類等についてのオプション処理(オプション操作の要求)の有無(年齢確認機能のON/OFF)は、設定で切り替えられるようにしてもよい。切替方法は、従業員による手動のON/OFF設定でもよいし、時間帯により予約された自動のON/OFF設定でもよい。つまり、ごはん時の繁忙期には、従業員自身がいちいち年齢確認をする手間を省くために、券売機1における年齢確認機能をON設定にし、ごはん時以外の閑散期には、従業員自身が確実に年齢確認できるように券売機1における年齢確認機能をOFF設定にしてもよい。また、その場に居合わせる従業員の人数に応じてON/OFF設定してもよい。具体的には、従業員が多い時間帯では、券売機1における年齢確認機能をOFF設定にし、従業員が少ない時間帯では、券売機1における年齢確認機能をON設定にする。この場合、時間帯別の従業員の人数情報を券売機1に予め入力しておいて、時間帯に応じてON/OFF設定が自動で切り替わるようにしておいてもよい。また、(繁忙期/閑散期の)時間帯情報と従業員の人数情報とを組み合わせてON/OFF設定ができるようにしておいてもよい。
1 券売機
2 操作パネル
4 紙幣投入口
5 硬貨投入口
6 電子マネー処理部
10 制御部
13 発券部
14 記憶部
30 食券
31 認証済印

Claims (6)

  1. 複数のメニューが記憶されたメニュー記憶手段と、
    前記メニュー記憶手段に記憶されたメニューの券の購入のために操作者によって操作される操作部と、
    選択されるメニューを決済するための有価価値を取得する有価価値取得手段と、
    前記メニュー記憶手段に記憶された複数のメニューのうち、所定のメニューに設定され、操作者の状態に関する情報を取得するためのオプション処理を、当該所定のメニューと関連付けて記憶する記憶手段と、
    操作者による前記操作部の操作によって前記所定のメニューが選択された場合に、当該所定のメニューについての前記オプション処理のために、前記操作部のオプション操作を操作者に対して要求する要求手段と、
    を含み、
    前記所定のメニューは、車を運転する予定があるか否かの確認を行う必要があるメニューを含み、
    前記オプション操作は、車を運転する予定があるか否かを選択する操作を含むことを特徴とする、券売機。
  2. 複数のメニューが記憶されたメニュー記憶手段と、
    前記メニュー記憶手段に記憶されたメニューの券の購入のために操作者によって操作される操作部と、
    選択されるメニューを決済するための有価価値を取得する有価価値取得手段と、
    前記メニュー記憶手段に記憶された複数のメニューのうち、所定のメニューに設定され、操作者の状態に関する情報を取得するためのオプション処理を、当該所定のメニューと関連付けて記憶する記憶手段と、
    操作者による前記操作部の操作によって前記所定のメニューが選択された場合に、当該所定のメニューについての前記オプション処理のために、前記操作部のオプション操作を操作者に対して要求する要求手段と、
    を含み、
    前記所定のメニューは、年齢制限があるメニューを含み、
    前記オプション操作は、操作者が当該年齢制限を満たすか否かを選択する操作を含むことを特徴する、券売機。
  3. 前記要求手段は、前記操作部によって前記所定のメニューが選択された直後に、当該所定のメニューについてのオプション操作を要求することを特徴とする、請求項1または2記載の券売機。
  4. 前記要求手段は、前記所定のメニューを含む複数のメニューの選択が確定したことに応じて、当該所定のメニューについてのオプション操作を要求することを特徴とする、請求項1または2記載の券売機。
  5. 前記有価価値取得手段に取得された有価価値によって決済されたメニューの券を発行する発券手段をさらに含み、
    前記操作部によって前記所定のメニューが選択された場合、前記発券手段は、前記オプション操作がなされたことを条件として、発券を行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の券売機。
  6. 前記有価価値取得手段に取得された有価価値によって決済されたメニューの券を発行する発券手段をさらに含み、
    前記発券手段は、前記オプション操作がなされたことを判別可能な情報を前記券において視認可能にして発券を行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の券売機。
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