JPH10251499A - ビニルエステル樹脂組成物およびノンゲルコート注型人造大理石 - Google Patents

ビニルエステル樹脂組成物およびノンゲルコート注型人造大理石

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JPH10251499A
JPH10251499A JP5908997A JP5908997A JPH10251499A JP H10251499 A JPH10251499 A JP H10251499A JP 5908997 A JP5908997 A JP 5908997A JP 5908997 A JP5908997 A JP 5908997A JP H10251499 A JPH10251499 A JP H10251499A
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JP
Japan
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vinyl ester
ester resin
resin composition
artificial marble
weight
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JP5908997A
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Yutaka Go
豊 郷
Hirofumi Izumi
弘文 泉
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノンゲルコート注型人造大理石を製造する際
に、従来のビニルエステル樹脂組成物に比べ、アセトン
に代表される高い溶解能力と膨潤能力を有する有機溶剤
に対する表面光沢の低下等の劣化が少なく、高い耐溶剤
性を有するビニルエステル樹脂組成物及びこのビニルエ
ステル樹脂組成物を用いて製造したノンゲルコート注型
人造大理石を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とを反応
させて得られるビニルエステル樹脂35〜85重量部、
スチレンモノマー15〜65重量部及び(C)アクリル
酸またはメタクリル酸の多官能エステル誘導体を(A)
成分と(B)成分の総量100重量部に対して0.5〜
14重量部含有してなるビニルエステル樹脂組成物並び
にこのビニルエステル樹脂組成物に無機充填剤を含有さ
せ、成形してなるノンゲルコート注型人造大理石。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビニルエステル樹脂
組成物およびこれを用いて製造したノンゲルコート人造
大理石に関する。
【0002】
【従来の技術】人造大理石の市場が増大しているが、従
来のビニルエステル樹脂組成物は、樹脂の着色度が大き
いという理由から、自由な着色性が要求される人造大理
石用途にはあまり用いられていなかった。しかし、近年
では、化学工業日報(株)発行、ビニルエステル樹脂研究
会編の著書、ビニルエステル樹脂224頁にあるように
淡色なビニルエステル樹脂組成物が開発され、人造大理
石にも応用されるようになった。これらの人造大理石の
製造には、ビニルエステル樹脂組成物の持つ優れた耐熱
性、耐熱水性および機械強度を活かしてノンゲルコート
注型成形法が採用されている。しかしながら、近年の人
造大理石には高い耐久性が要求されているが、従来のビ
ニルエステル樹脂組成物を用いた人造大理石では、アセ
トンに代表される高い溶解能力と膨潤能力を有する有機
溶剤に対する表面光沢の低下等の劣化が避けられなかっ
た。
【0003】一方、ビニルエステル樹脂に、アクリル酸
またはメタクリル酸の多価アルコールエステルや芳香族
モノビニル化合物を組み合わせた組成物は、特開平5−
32744号公報に開示されている。しかし、この組成
物は耐熱性および耐熱水性を向上させるためのゲルコー
ト用樹脂組成物であり、この組成物をノンゲルコート用
樹脂組成物として用いた場合には高い耐溶剤性と自由な
着色性が両立できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】請求項1乃至2記載の
発明は、ノンゲルコート注型人造大理石を製造する際
に、従来のビニルエステル樹脂組成物に比べ、アセトン
に代表される高い溶解能力と膨潤能力を有する有機溶剤
に対する表面光沢の低下等の劣化が少なく、高い耐溶剤
性を有するビニルエステル樹脂組成物を提供するもので
ある。請求項3記載の発明は、さらに、自由な着色性を
有するビニルエステル樹脂組成物を提供するものであ
る。請求項4記載の発明は、上記ビニルエステル樹脂組
成物を用いて製造したノンゲルコート注型人造大理石を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)エポキ
シ樹脂と不飽和一塩基酸とを反応させて得られるビニル
エステル樹脂35〜85重量部、(B)スチレンモノマ
ー15〜65重量部及び(C)アクリル酸またはメタク
リル酸の多官能エステル誘導体を(A)成分と(B)成
分の総量100重量部に対して0.5〜14重量部含有
してなるビニルエステル樹脂組成物に関する。また、本
発明は、このビニルエステル樹脂組成物において、前記
(C)アクリル酸またはメタクリル酸の多官能エステル
誘導体が、一般式(1)
【化2】 (ただし、式中のRは、少なくとも4個がアクリルオキ
シ基またはメタクリルオキシ基で、残りのRはこれら以
外の有機基および水酸基の1種または2種以上のうちか
ら選ばれる基であり、nは、0〜4の整数である)で表
される化合物である上記のビニルエステル樹脂組成物に
関する。
【0006】また本発明は、これらのビニルエステル樹
脂組成物において、ハーゼン色数が130以下であるも
のに関する。さらに本発明は、これらのビニルエステル
樹脂組成物に無機充填剤を含有させ、成形してなるノン
ゲルコート注型人造大理石に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるビニルエステ
ル樹脂はエポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とを反応させて
得られるものである。この合成に用いられるエポキシ樹
脂としては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールAのアルキレンオキシド付加物のジグリシ
ジルエーテル等のビスフェノール型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、ナフタレンノボラック型エポキ
シ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂等のノボ
ラック型エポキシ樹脂、ジプロピレングリコールジグリ
シジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジ
ルエーテル等の多価アルコール類のグリシジルエーテル
類、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチ
ル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカル
ボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、
1−エポキシエチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
等の脂環式エポキシ樹脂、フタル酸ジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ジグ
リシジルp−オキシ安息香酸、ダイマー酸グリシジルエ
ステル等のグリシジルエステル類、テトラグリシジルジ
アミノジフェニルメタン、テトラグリシジルm−キシレ
ンジアミン、トリグリシジルp−アミノフェノール、
N,N−ジグリシジルアニリン等のグリシジルアミン
類、1,3−ジグリシジル−5,5−ジメチルヒダント
イン、トリグリシジルイソシアヌレート等の複素環式エ
ポキシ樹脂、2,2′,4,4′−テトラグリシドキシ
ビフェニル、ジメチルビスフェノールCジグリシジルエ
ーテル、ビス−β−トリフルオロメチルジグリシジルビ
スフェノールA、グリシジルメタクリレート等があげら
れ、これらは1種または2種以上を使用することができ
る。
【0008】これらのエポキシ樹脂のうち、靱性、耐薬
品性、耐熱性および淡色性のバランスの点から、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。またエポキシ樹
脂のエポキシ当量は、エポキシ樹脂の種類により大きく
左右されるため特に制限はないが、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂の場合、人造大理石樹脂混和物のハンドリ
ング性、人造大理石の機械強度特性等のバランスの点か
ら好ましくは170〜1000g/eq、より好ましくは3
00〜500g/eqの範囲とされる。これらのエポキシ樹
脂の選択は、自由な着色性を得るため、ハーゼン色数が
130以下のビニルエステル樹脂組成物が得られる範囲
に限定される。本発明において、ハーゼン色数は、JI
S K 6901に準じて測定された値をいう。
【0009】ビニルエステル樹脂の合成に用いられる不
飽和一塩基酸としては、例えばメタクリル酸、アクリル
酸、クロトン酸、桂皮酸、ソルビン酸、ヒドロキシエチ
ルメタクリレートマレート、ヒドロキシエチルアクリレ
ートマレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートマレ
ート、ヒドロキシプロピルアクリレートマレート、モノ
メチルマレート、モノプロピルマレート、モノブチルマ
レート、モノ(2−エチルヘキシル)マレート、アクリ
ル酸ダイマーなどがあげられ、これらは1種または2種
以上を使用することができる。これらのうち、エポキシ
樹脂との反応性、ビニルエステル樹脂の淡色性、硬化
性、人造大理石の機械強度特性等の点から、メタクリル
酸またはアクリル酸が好ましい。これらの不飽和一塩基
酸の選択は、ハーゼン色数が130以下のビニルエステ
ル樹脂組成物が得られる範囲に限定することが好まし
い。
【0010】ビニルエステル樹脂は、上記のエポキシ樹
脂と不飽和一塩基酸を反応させて得られる。これらの配
合比率に特に制限はないが、ビニルエステル樹脂組成物
に適当な硬化性を与える点から、エポキシ樹脂のエポキ
シ基1当量に対し、不飽和一塩基酸0.7〜1.3当量
の範囲とするのが好ましい。ビニルエステル樹脂の合成
には、エステル化反応を円滑にかつエステル化の副反応
を少なくするためにエステル化反応触媒を使用すること
ができる。この反応触媒には特に制限はなく、例えば、
ベンジルジメチルアミン、N,N′−ジメチルピペリジ
ン、トリエチルアミン等の第3級アミン、塩化ベンザル
コニウム等の第4級アンモニウム塩、トリフェニルホス
フィン等のホスフィン類、塩化リチウム等の金属塩等の
公知の反応触媒を1種または2種以上を使用することが
できる。具体的には、エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸と
の種類と配合比率から、エステル化反応が円滑で、かつ
エステル化以外の副反応が少ない反応触媒の種類と量が
選択されるが、特にビニルエステル樹脂の着色が小さい
ベンジルジメチルアミン、塩化ベンザルコニウム等が好
ましい。これらのエステル化反応触媒の選択は、ハーゼ
ン色数が130以下のビニルエステル樹脂組成物が得ら
れる範囲に限定することが好ましい。
【0011】またビニルエステル樹脂の合成には、ゲル
化を防止するために重合禁止剤を存在させることができ
る。この重合禁止剤としては、例えば2,6−ジターシ
ャリブチルフェノール、2,4−ジメチル−6−ターシ
ャリブチルフェノール、2,6−ジターシャリブチル−
4−メチルフェノール等のフェノール類、パラベンゾキ
ノン、トルキノン、ナフトキノン、フェナンスラキノ
ン、2,5−ジフェニルパラベンゾキノン等のキノン
類、トリハイドロキノン、ハイドロキノン、ターシャリ
ブチルカテコール、モノターシャリブチルハイドロキノ
ン、2,5−ジターシャリブチルハイドロキノン等のハ
イドロキノン類、ナフテン酸銅等の有機銅塩等の公知の
重合禁止剤を1種または2種以上を使用することができ
る。また、アセトアミジンアセテート等のアミジン類、
フェニルヒドラジン塩酸塩等のヒドラジン類、トリメチ
ルベンジルアンモニウムクロライド等の第4級アンモニ
ウム塩類を併用してもよい。これらのうち、ビニルエス
テル樹脂合成中のゲル化を防止する効果および人造大理
石の硬化時の着色、熱水による変色を抑える効果を有す
る2,6−ジターシャリブチル−4−メチルフェノール
等のフェノール類が好ましい。またパラベンゾキノン、
ナフトキノン等の着色度の大きい重合禁止剤は主成分と
しては用いずに着色しにくい重合禁止剤と併用して使用
することが好ましい。
【0012】重合禁止剤の配合量に特に制限はないが、
ビニルエステル樹脂合成中のゲル化を防止する効果およ
び人造大理石の硬化時の着色、熱水による変色を抑える
効果のバランスの点から、エポキシ樹脂と不飽和一塩基
酸との合計重量に対し、0.001〜5重量%の範囲が
好ましく、より好ましくは0.01〜0.05重量%の
範囲である。これらの重合禁止剤の選択は、ハーゼン色
数が130以下のビニルエステル樹脂組成物が得られる
範囲に限定することが好ましい。
【0013】またビニルエステル樹脂には、必要に応じ
て、グリシジルメタアクリレート、グリシジルアクリレ
ート等のエポキシ基を有する不飽和単量体、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和多塩基酸、無水マ
レイン酸、無水イタコン酸等のα,β−不飽和多塩基酸
無水物等の変性成分を加えてもよい。ビニルエステル樹
脂製造工程における変性成分を加えるタイミングに特に
制限はないが、変性効果を有効に引き出すためおよびビ
ニルエステル樹脂製造の効率からエステル化が適当に進
んだ合成途中で変性成分を加えることが好ましい。変性
成分は、エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸との総量に対し
て10重量%以下の量で使用することが好ましい。これ
らの変性成分の選択は、ハーゼン色数が130以下のビ
ニルエステル樹脂組成物が得られる範囲に限定すること
が好ましい。
【0014】さらにビニルエステル樹脂の合成条件には
特に制限はないが、仕込み順は、ハーゼン色数が130
以下のビニルエステル樹脂を得るため、エポキシ樹脂、
必要に応じて添加される重合禁止剤、不飽和一塩基酸、
必要に応じて添加される反応触媒の順で仕込むことが好
ましい。合成温度は、合成中のゲル化を防ぎ短時間で反
応を終えるため、好ましくは80〜120℃の範囲とさ
れる。反応時間は、ハーゼン色数が130以下のビニル
エステル樹脂を得るため、好ましくは3〜10時間の範
囲とされる。反応終了時の酸価は、ハーゼン色数が13
0以下のビニルエステル樹脂を得るため、およびビニル
エステル樹脂組成物の硬化性、人造大理石の機械強度特
性等から、1〜20の範囲とするのが好ましい。
【0015】ビニルエステル樹脂組成物のビニルエステ
ル樹脂(A)とスチレンモノマー(B)の配合割合は、
ビニルエステル樹脂(A)が35〜85重量%、好まし
くは45〜75重量%、より好ましくは50〜65重量
%の範囲とされ、スチレンモノマー(B)が15〜65
重量%、好ましくは25〜55重量%、より好ましくは
35〜50重量%の範囲とされる。ビニルエステル樹脂
の配合量が35重量%未満では硬化性が低下し、十分な
耐溶剤性が得られず、また85重量%を超えると組成物
の粘度が上昇し、ハンドリング性が悪化する。本発明に
おいて、スチレンモノマーの配合は、ハンドリング性に
関する低粘度化、人造大理石の靱性において重要であ
る。
【0016】本発明に用いられるアクリル酸またはメタ
クリル酸の多官能エステル誘導体(C)としては、トリ
メチロールメタントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテト
ラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、
トリメチロールメタントリメタクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリト
ールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペ
ンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメ
タクリレート等があげられる。これらは1種または2種
以上を使用することができる。
【0017】これらのうちビニルエステル樹脂組成物の
低収縮性と耐溶剤性のバランスから、トリメチロールメ
タントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチロー
ルメタントリメタクリレートが好ましい。
【0018】また、上記一般式(1)において、Rの少
なくとも4個をアクリルオキシ基またはメタクリルオキ
シ基とする理由は、高い耐溶剤性を得るためである。残
りのRは、アクリルオキシ基またはメタクリルオキシ基
以外の有機基または水酸基または水酸基の1種または2
種以上の組み合わせであり、有機基としては、メチル
基、エチル基等のアルキル基があげられる。また式中の
nを1〜5の整数とするのは、5以上では粘度が上昇
し、ハンドリング性が悪化するためである。
【0019】本発明のビニルエステル樹脂組成物は、上
記したビニルエステル樹脂(A)及びスチレンモノマー
(B)の総量100重量部に、アクリル酸またはメタク
リル酸の多官能エステル誘導体(C)を0.5〜14重
量部、好ましくは1〜10重量部を含有させることによ
り得られる。このアクリル酸またはメタクリル酸の多官
能エステル誘導体(B)の配合量が、0.5重量部未満
では硬化性が低下し、十分な耐溶剤性が得られず、また
14重量部を超えると粘度が上昇し、ハンドリング性が
悪化する。また本発明のビニルエステル樹脂組成物に
は、ビニルエステル樹脂組成物の硬化特性および貯蔵安
定性を調整するため、前述した重合禁止剤をビニルエス
テル樹脂組成物のハーゼン色数が130以下となる範囲
で使用することができる。
【0020】本発明のビニルエステル樹脂組成物を用い
てノンゲルコート人造大理石を製造する際には、無機充
填剤が必須成分として使用される。この無機充填剤とし
ては、例えば水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、
炭酸カルシウム、硝子粉末、クレー、タルク、石英粉
末、粉砕石等が用いられ、これらは1種または2種以上
を使用することができる。これらのうち、人造大理石の
透明性が良好となることから水酸化アルミニウムまたは
硝子粉末が好ましい。また無機充填剤はカップリング剤
等で表面処理が施され、ビニルエステル樹脂組成物との
塗れ性を向上させたものが好ましい。
【0021】無機充填剤の配合量は、無機充填剤の種
類、平均粒径等により決定されるもので特に制限はない
が、ビニルエステル樹脂組成物と無機充填剤を含む混和
物(人造大理石樹脂混和物)のハンドリング性および人
造大理石の透明性の点から、ビニルエステル樹脂組成物
100重量部に対し、10〜350重量部の範囲が好ま
しく、より好ましくは50〜250重量部の範囲であ
る。人造大理石用樹脂混和物は、そのまま加熱するだけ
でも硬化し、人造大理石とすることができるが、硬化触
媒として有機過酸化物等を使用して、適宜、短時間で必
要な硬化度を得ることが好ましい。
【0022】有機過酸化物としては、メチルエチルケト
ンパーオキシド、メチルイソブチルケトンパーオキシ
ド、シクロヘキサノンパーオキシド等のケトンパーオキ
シド類、ベンゾイルパーオキシド、イソブチルパーオキ
シド等のジアシルパーオキシド類、クメンハイドロパー
オキシド、t−ブチルハイドロパーオキシド等のハイド
ロパーオキシド類、ジクミルパーオキシド、ジ−t−ブ
チルパーオキシド等のジアルキルパーオキシド類、1,
1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサノン、2,2−ジ−(t−ブチルパーオ
キシ)−ブタン等のパーオキシケタール類、t−ブチル
パーベンゾエイト、t−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート、2,4,4−トリメチルペンチルパーオ
キシ−2−エチルヘキサノエート等のアルキルパーエス
テル類、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオ
キシジカーボネイト、t−ブチルパーオキシイソブチル
カーボネイト等のパーカーボネイト類等があげられ、こ
れらを用いて加熱硬化を行なうことができる。これら有
機過酸化物は、1種または2種以上を使用することがで
きる。また、ナフテン酸コバルト、オクテン酸コバルト
等の金属塩類とメチルエチルケトンパーオキシド等のケ
トンパーオキシド類とを併用したり、N,N−ジメチル
アニリン等の芳香族3級アミン類とベンゾイルパーオキ
シド等のジアシルパーオキシド類とを併用することによ
り、常温での硬化も可能となる。
【0023】有機過酸化物の種類と使用量は、人造大理
石樹脂混和物の硬化温度、硬化時間等の硬化条件により
選択され特に制限はないが、良好な硬化度を得るため
に、ビニルエステル樹脂組成物の100重量部に対し、
好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.5〜
2重量部の範囲とされる。人造大理石用樹脂混和物の硬
化温度、硬化時間等の硬化条件は、使用する有機過酸化
物の種類と使用量により選択される。この際には硬化性
を調整するために、上述した重合禁止剤、硬化促進剤、
硬化助促進剤を必要に応じて用いてもよい。
【0024】またノンゲルコート注型人造大理石を製造
するに際し、ビニルエステル樹脂組成物および無機充填
剤の必須成分以外に、必要に応じて着色剤、紫外線吸収
剤、無機系および有機系の繊維基材、消泡剤、内部離型
剤、熱可塑性樹脂等の低収縮剤等の添加成分を加えても
よい。ビニルエステル樹脂組成物と無機充填剤を含有す
る人造大理石樹脂混和物の調合方法には特に制限はない
が、均一に混合するため、例えば攪拌機、ニーダー、ロ
ールミル、スクリュウ押出式混練機等の装置を用いるこ
とが好ましい。混合の際には、摩擦熱で混和物がゲル化
しないように注意する。この人造大理石混和物は、硬化
する前に減圧等により混合の際に巻き込んだ空気を充分
脱泡することが、硬化性、透明性、耐熱水性の点から好
ましい。
【0025】ノンゲルコート注型人造大理石の成形方法
には、ゲルコートの塗布を必要としない以外は公知の方
法が採用されるが、硬化工程において、硬化収縮による
成型品の型離れを避けるために、硬化収縮に追従するよ
うに圧力を加えたり、上型と下型に適宜温度差を付けた
りすることが好ましい。また、成型品に強度を持たすた
め補強材や、模様付けのため材料を型内にいれて、人造
大理石樹脂混和物を注型成形すること等の工夫をしても
よい。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれによって制限されるものではない。
なお、例中のビニルエステル樹脂組成物の粘度、ハーゼ
ン色数、高温硬化特性は、JIS K 6901に準じ
て測定した。
【0027】また、ノンゲルコート注型人造大理石の特
性(黄色性、着色性、初期光沢および耐アセトン性)
は、50mm×50mmに切り出した試験片を用いて以下の
ようにして測定した。 (1)着色性:試験片の裏面を白色にし、JIS K
7105に準じて測定した。 (2)着色性:外観を目視観察して、純白に近いものを
良好、黄色味がかった白を劣るとした。 (3)初期光沢:60°光線反射率をJIS K 71
05に準じて測定した。 (4)耐アセトン性:小宗化学薬品(株)製、試薬一級ア
セトンに試験片を全面浸漬し、60秒、600秒、12
00秒で取り出し、空気乾燥させた後、60°光線反射
率(光沢)をJIS K 7105に準じて測定し、浸
漬前と浸漬後の光沢から下式により光沢保持率を算出し
て評価した。
【数1】
【0028】実施例1 (1)加熱装置、温度計および攪拌機を取りつけた2リ
ットル四つ口フラスコにエポミックR140(ビスフェ
ノールA系エポキシ樹脂、三井石油化学工業(株)商品
名)90gおよびエポミックR301(ビスフェノール
A系エポキシ樹脂、三井石油化学工業(株)商品名)91
5gを仕込み、100℃に昇温する。その後、2,6−
ジターシャリブチル−4−メチルフェノール3.0gを
仕込み、続いてメタクリル酸195gを仕込みよく攪拌
した後、反応触媒として塩化ベンザルコニウム3.5g
を仕込み、さらに120℃に昇温して酸価20まで反応
させ、得られたビニルエステル樹脂60重量部にスチレ
ンモノマー40重量部を加え攪拌機の回転数300rpm
で攪拌しながら完全に溶解させてビニルエステル樹脂組
成物VE−Aを得た。さらにVE−A100重量部に対
しジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート3重量
部を加え攪拌機の回転数300rpmで10分攪拌してハ
ーゼン色数が60のビニルエステル樹脂組成物VE−B
を得た。得られたVE−Bの特性を表1に示す。
【0029】(2)VE−B100重量部に、水酸化ア
ルミニウムHBT−320(昭和電工(株)製)200重
量部、着色剤PCNOG264WHITE(東京インキ
(株)製、)1.8重量部、硬化触媒としてビス(4−t
−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネイト
0.5重量部およびt−ヘキシルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート0.5重量部を加えて攪拌機の回転数
600rpmで20分間攪拌し、減圧脱泡した後、この混
和物を、厚み8mmになるようスペーサーをいれた30mm
×30mmの加熱装置を備えた金型に流し込み、110℃
で30分間硬化させてノンゲルコート注型人造大理石M
−Aを得た。この特性を表2に示す。
【0030】実施例2 (1)実施例1(1)と同様の装置にエポミックR14
0を90gおよびエポミックR301を915g仕込
み、100℃に昇温する。その後、ハイドロキノン0.
3gを仕込み、続いてメタクリル酸195gを仕込みよ
く攪拌した後、反応触媒として塩化ベンザルコニウム
3.5gを仕込み、さらに120℃に昇温して酸価20
まで反応させ、得られたビニルエステル樹脂60重量部
にスチレンモノマー40重量部を加え攪拌機の回転数3
00rpmで攪拌しながら完全に溶解させてビニルエステ
ル樹脂組成物VE−Cを得た。さらにVE−C100重
量部に対しジペンタエリスリトールヘキサメタクリレー
ト3重量部を加え攪拌機の回転数300rpmで10分攪
拌して、ハーゼン色数が90のビニルエステル樹脂組成
物VE−Dを得た。ここで得られたVE−Dの特性を表
1に示す。次に実施例1(2)において、VE−Bの代
わりにVE−Dを用いた以外は、実施例1(2)と同様
にしてノンゲルコート注型人造大理石M−Bを得た。こ
の特性を表2に示す。
【0031】比較例1 実施例1(2)でVE−Bの代わりに実施例1(1)で
得たVE−Aを用いた以外は、実施例1(2)と同様に
してノンゲルコート注型人造大理石M−Cを得た。VE
−AおよびM−Cの特性をそれぞれ表1および表2に示
す。
【0032】比較例2 実施例1(2)でVE−Bの代わりに実施例2で得たV
E−Cを用いた以外は、実施例1(2)と同様にしてノ
ンゲルコート注型人造大理石M−Dを得た。VE−Cお
よびM−Dの特性をそれぞれ表1および表2に示す。
【0033】比較例3 実施例1(1)と同様な装置にエポミックR140を9
0gおよびエポミックR301を915g仕込み、10
0℃に昇温する。その後、ナフトキノン0.3gを仕込
み、続いてメタクリル酸195gを仕込みよく攪拌した
後、反応触媒として塩化ベンザルコニウム3.5gを仕
込み、さらに120℃に昇温して酸価20まで反応さ
せ、得られたビニルエステル樹脂60重量部にスチレン
モノマー40重量部を加え攪拌機の回転数300rpmで
攪拌しながら完全に溶解させてビニルエステル樹脂組成
物VE−Eを得た。さらにVE−E100重量部に対し
ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート3重量部
を加え攪拌機の回転数300rpmで10分攪拌して、ハ
ーゼン色数が200のビニルエステル樹脂組成物VE−
Fを得た。得られたVE−Fの特性を表1に示す。次に
実施例1(2)において、VE−Bの代わりにVE−F
を用いた以外は、実施例1(2)と同様にしてノンゲル
コート注型人造大理石M−Eを得た。この特性を表2に
示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】表2から、本発明のビニルエステル樹脂組
成物を用いて製造したノンゲルコート注型人造大理石
は、着色性および耐溶剤性に優れていることが示され
る。
【0037】
【発明の効果】請求項1および2に記載のビニルエステ
ル樹脂組成物は、硬化性が良好で、低粘度であるため、
無機充填剤を含む人造大理石樹脂混和物のハンドリング
性が良好である。また、アセトンに代表される高い溶解
能力および膨潤能力を持つ有機溶剤にも、表面光沢の低
下等の劣化を抑える高い耐溶剤性を示す。請求項3に記
載のビニルエステル樹脂組成物は、上記の効果に加え、
淡色であることから、着色性が良好で、自由に着色でき
る。請求項4に記載のノンゲルコート注型人造大理石
は、上記のビニルエステル樹脂組成物に対応した優れた
効果を有し、特に高い耐溶剤性と自由な着色性が両立可
能な人造大理石である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/01 C08K 5/01 // C04B 111:54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とを反応
    させて得られるビニルエステル樹脂35〜85重量部、
    スチレンモノマー15〜65重量部及び(C)アクリル
    酸またはメタクリル酸の多官能エステル誘導体を(A)
    成分と(B)成分の総量100重量部に対して0.5〜
    14重量部含有してなるビニルエステル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記(C)アクリル酸またはメタクリル
    酸の多官能エステル誘導体が、一般式(1) 【化1】 (ただし、式中のRは、少なくとも4個がアクリルオキ
    シ基またはメタクリルオキシ基で、残りのRはこれら以
    外の有機基および水酸基の1種または2種以上のうちか
    ら選ばれる基であり、nは、0〜4の整数である)で表
    される化合物である請求項1記載のビニルエステル樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】 ハーゼン色数が130以下である請求項
    1又は2記載のビニルエステル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のいずれかのビニル
    エステル樹脂組成物に無機充填剤を含有させ、成形して
    なるノンゲルコート注型人造大理石。
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