JPH10247675A - マルチチャンバシステム及びその搬送台車並びにゲートバルブさらにはその排気制御方法及びその装置 - Google Patents

マルチチャンバシステム及びその搬送台車並びにゲートバルブさらにはその排気制御方法及びその装置

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JPH10247675A
JPH10247675A JP4930197A JP4930197A JPH10247675A JP H10247675 A JPH10247675 A JP H10247675A JP 4930197 A JP4930197 A JP 4930197A JP 4930197 A JP4930197 A JP 4930197A JP H10247675 A JPH10247675 A JP H10247675A
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Akira Ezaki
朗 江崎
Katsuaki Aoki
克明 青木
Osamu Yamazaki
修 山崎
Mitsuo Hirota
実津男 広田
Takemoto Yamauchi
健資 山内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、各種のマルチチャンバシステムやプ
ロセスチャンバを簡単に採用してプロセスに連結でき、
半導体ウエハに対するプロセス処理の信頼性を向上する
こと。 【解決手段】搬送台車30に設けられた搬送用真空チャ
ンバ39内に半導体ウエハを真空収納して各マルチチャ
ンバシステム31a〜31c間を移動し、かつ真空状態
となったベローズ43を通して半導体ウエハの取り出し
及び挿入を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
処理対象に対する処理を行う少なくとも1つのプロセス
チャンバを備えたマルチチャンバシステム及びその搬送
台車並びにゲートバルブさらにはその排気制御方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの歩留まりの向
上、性能向上を目的として真空プロセスの連続処理が行
われ始めている。しかしながら、これは一部のプロセス
しな連続処理は行われていないのが現状である。
【0003】図19は複数の処理を行うマルチチャンバ
システム(プロセス処理装置)の構成図である。
【0004】このマルチチャンバシステムは、トランス
ファーチャンバ1に対して複数の真空の処理室(以下、
プロセスチャンバと称する)2a〜2dが連結されると
ともに1つの搬入搬出室(以下、ロードロックチャンバ
と称する)3が連結されている。
【0005】トランスファーチャンバ1には、その内部
に処理対象として例えば半導体ウエハを各プロセスチャ
ンバ2a〜2eに対して挿入し、かつこれらプロセスチ
ャンバ2a〜2eから処理された半導体ウエハを取り出
す搬送ロボット4が備えられている。
【0006】又、ロードロックチャンバ3には、半導体
ウエハのロード・アンロード装置5が接続されている。
このロードロックチャンバ3は、ロード・アンロード装
置5からロードされた半導体ウエハを受け取ってトラン
スファーチャンバ1内の搬送ロボット4に渡し、かつこ
の搬送ロボット4から半導体ウエハを受け取ってロード
・アンロード装置5にアンロードする機能を有してい
る。
【0007】このような構成であれば、1台の制御装置
によって動作制御される。
【0008】例えば、半導体ウエハがロードロックチャ
ンバ3を介して搬送ロボット4に渡されると、この搬送
ロボット4は、半導体ウエハを処理手順に応じたプロセ
ス順序、例えばプロセスチャンバ2aに半導体ウエハを
挿入し、かつその処理後にプロセスチャンバ2aから半
導体ウエハを取り出し、次のプロセスチャンバ2bに半
導体ウエハを挿入し、かつその処理後にプロセスチャン
バ2bから半導体ウエハを取り出すことを繰り返す。
【0009】このようにして処理の終了した半導体ウエ
ハは、搬送ロボット4からロードロックチャンバ3を介
してロード・アンロード装置5にアンロードされる。
【0010】ところが、このようなマルチチャンバシス
テムでは、半導体デバイスの歩留まりの向上、性能向上
を達成するためにプロセスチャンバ2a〜2eを増設す
ることに限界がある。
【0011】すなわち、マルチチャンバシステムにおけ
る機構部を見ると、その製造メーカによって半導体ウエ
ハを搬送する高さ位置が異なったり、又、各プロセスチ
ャンバ2a〜2eのサイズが異なっており、この為にプ
ロセスチャンバを増設するのは同一製造メーカのプロセ
スチャンバに限られてしまい、簡単に連結できるもので
ない。
【0012】又、制御面から見ると、各プロセスチャン
バ2a〜2eに対する制御は1台の制御装置によって行
うので、1つのプロセスチャンバのみを他の製造メーカ
のマルチチャンバシステムに連結することは不可能であ
る。
【0013】当然製造メーカよって制御装置のハードウ
ェアが異なるので、この面からも他の製造メーカのマル
チチャンバシステムに1つのプロセスチャンバのみを連
結することは出来ない。
【0014】以上のような問題を解決する1つの方法と
して、メカニカルな面から、半導体ウエハの搬送高さ、
トランスファーチャンバ1と各プロセスチャンバ2a〜
2eとを区切るゲートバルブの寸法等を標準化するため
にMESA規格が作られている。
【0015】しかしながら、現状において、各製造メー
カはMESA規格を採用する意向が少く、各製造メーカ
においてプロセスを統合することを考えている。
【0016】一方、半導体装置を製造する場合、図19
に示すようなマルチチャンバシステムを複数台配列し、
これらマルチチャンバシステム間に半導体ウエハを搬送
し、これらマルチチャンバシステムにおいて半導体ウエ
ハに対する処理を行うことが行われている。
【0017】この半導体ウエハの搬送は、プラスチック
製のウエハキャリア(箱)に1ロット(24枚)ごとに
半導体ウエハを収納し、この状態で大気中において搬送
している。
【0018】このため、半導体ウエハを大気中で搬送し
ているので、大気中のO2 、H2 、0によって半導体ウ
エハ表面に自然酸化膜が形成され、さらにはパーティク
ルの付着等が起こり、半導体ウエハに対して悪影響を及
ぼすものとなっている。
【0019】又、マルチチャンバシステムの各プロセス
チャンバ2a〜2e内では、真空中で半導体ウエハを目
標温度に加熱、又は冷却して処理を行っている。
【0020】この半導体ウエハの加熱、又は冷却の方法
としては、例えば図20に示すように半導体ウエハ6を
載置するプレート7にヒータ又はチラー8を設けたもの
がある。
【0021】このような構成であれば、プレート7は、
ヒータ又はチラー8によって加熱又は冷却され、このプ
レート7上に半導体ウエハ6を載置することで加熱又は
冷却される。
【0022】さらに、半導体ウエハ6の高速加熱を行う
ために次の方法が行われている。
【0023】例えば図21に示すようにメカニカルなチ
ャックや静電チャック等のウエハ押さえ9により半導体
ウエハ6をプレート7に押し付け、これと共に熱伝導ガ
ス10を半導体ウエハ6の下方から供給することが行わ
れている。
【0024】又、図22に示すようにプレート7の上方
に加熱ランプ11を配置し、この加熱ランプ11による
光の放射によって半導体ウエハ6を加熱することが行わ
れている。
【0025】しかしながら、図20に示すヒータ又はチ
ラー8による加熱又は冷却の方法では、熱伝導が悪く、
半導体ウエハ6を目標温度に到達するまでに時間がかか
る。
【0026】これに対して図21及び図22に示す加熱
方法では、半導体ウエハ6を目標温度に早く到達できる
ものの、ウエハ押さえ9や熱伝導ガス10の流路を形成
しなければならず、又、加熱ランプ11を配置しなけれ
ばならず、その構成が複雑となる。
【0027】一方、図19に示すマルチチャンバシステ
ムにおいて各プロセスチャンバ2a〜2e内の圧力は通
常数Paか数Pa以下に設定され、又、トランスファー
チャンバー1内の圧力はさらに低く10-1〜10-5Pa
に間に設定されている。
【0028】このうち各プロセスチャンバ2a〜2e内
の圧力は、プロセスの安定性の面から放電圧力にコント
ロールされ、かつ半導体ウエハ6の1ロット内で変動さ
せないの場合が殆どである。
【0029】このため、このような各プロセスチャンバ
2a〜2e及びトランスファーチャンバー1の各圧力で
は、各プロセスチャンバ2a〜2eに対する半導体ウエ
ハ6の取り出し及び挿入時に、これらプロセスチャンバ
2a〜2eからトランスファーチャンバー1内に圧力差
に従ってダストが混入してしまう。
【0030】このような事から、このダスト混入を防止
するの方法として例えば次の各方法がある。
【0031】第1に特開平5−98434号公報に記載
されているようにトランスファーチャンバ1内の圧力を
各プロセスチャンバー2a〜2e内の圧力に合わせる方
法。
【0032】第2に特開平4−162709号公報に記
載されているようにトランスファーチャンバ1と各プロ
セスチャンバー2a〜2eとの間にゲートバルブを持っ
た予備室を設けて圧力調整を行う方法。
【0033】第3に特開平4−251921号公報に記
載されているようにトランスファーチャンバ1に専用の
排気系を持たせる方法などである。
【0034】このような各方法のうち、実際に用いられ
ている方法は、第1のトランスファーチャンバ1内の圧
力を各プロセスチャンバー2a〜2e内の圧力に合わせ
るか、又はそれ以上に高くする方法である。
【0035】しかしながら、この第1の方法では、複数
のプロセスチャンバ2a〜2eが取り付けられている場
合、各プロセスチャンバ2a〜2eごとに使用するガス
の種類及びそのガス圧力が異なるので、これら圧力を調
整する或いは圧力調整用のガスを入れ替える等の作業が
必要となる。
【0036】このため、これら作業を行うに通常数十秒
かかるため、システム全体のスループットが低下する。
【0037】このスループットを上げるためにトランス
ファーチャンバ1内の圧力を調圧しなければ、トランス
ファーチャンバ1内にパーティクルが入り、このトラン
スファーチャンバ1内が汚れる。さらにはトランスファ
ーチャンバ1を介してプロセスチャンバー2a〜2e内
にコンタミネーションが起こる。
【0038】一方、マルチチャンバシステムでは、トラ
ンスファーチャンバ1内に設けられている搬送ロボット
4のウエハフィンガ4aによって半導体ウエハ6の挿入
及び取り出しを行っているが、このウエハフィンガ4a
には、反応生成物等のコンタミネーションが付着する。
【0039】このウエハフィンガ4aに付着する反応生
成物等のコンタミネーションの除去する方法としては、
例えば特開平4−254349号公報に記載されている
ようにトランスファーチャンバ1内に上部電極を配置
し、この上部電極に高周波電力を印加してプラズマを生
成し、これによりウエハフィンガ4a上のコンタミネー
ションを除去する方法がある。
【0040】しかしながら、このコンタミネーションの
除去方法では、トランスファーチャンバ1内に上部電極
を配置しているために、ウエハフィンガ4aのクリーニ
ングの間、搬送ロボット4は、半導体ウエハ6を搬送す
ることができない。
【0041】このため、システム全体のスループットが
低下し、これに加えてプラズマによるクリーニングによ
ってウエハフィンガ4aから除去した反応生成物等をト
ランスファーチャンバ1の外部に取り出す手段を持たな
いため、新たなコンタミネーションが起こる可能性があ
る。
【0042】一方、マルチチャンバシステムにおける真
空排気系の制御について説明する。
【0043】図23はかかるマルチチャンバシステムの
真空排気系の構成図である。
【0044】例えば2つのプロセスチャンバ12、13
には、それぞれメインバルブ14、15を通して真空排
気する各メインポンプ16、17が接続され、さらに各
サブバルブ18、19を通してサブポンプ20に連結さ
れている。
【0045】又、各プロセスチャンバ12、13には、
それぞれラフバルブ21、22を通してサブポンプ20
に連結されている。
【0046】このような構成において、2つのプロセス
チャンバ12、13に対する真空排気の制御は、各サブ
バルブ18、19及び各ラフバルブ21、22を開放し
てサブポンプ20を駆動し、各プロセスチャンバ12、
13及び各メインポンプ16、17に対する粗引きを行
う。
【0047】次に各メインポンプ16、17を駆動し、
2つのプロセスチャンバ12、13に対する本引きを行
う。
【0048】しかしながら、このような真空排気の制御
では、2つのプロセスチャンバ12、13に対する各真
空排気を別々に行うことは不可能となっている。これら
プロセスチャンバ12、13に対する各真空排気を別々
に行うとすれば、これらプロセスチャンバ12、13に
対して別々にサブポンプ20を接続し、かつ真空排気を
各プロセスチャンバ12、13別に独立して設けなけれ
ばならない。
【0049】一般にマルチチャンバシステムでは、4〜
6台のプロセスチャンバを備えているので、各プロセス
チャンバごとに真空排気系を独立させると、構造が複雑
化するとともに価格が高くなる。
【0050】このため、真空排気系は独立せず、サブポ
ンプ20は1〜2台のプロセスチャンバで共用している
のが現状である。
【0051】又、上記真空排気の制御では、マルチチャ
ンバシステムに適用した場合、粗引きの排気系を通して
他のプロセスチャンバの大気が逆流してパーティクルを
巻き上げることが起こる。
【0052】さらに、上記真空排気の制御では、粗引き
時における各サブバルブ18、19及び各ラフバルブ2
1、22から発生パーティクルが逆流し、半導体ウエハ
6へのパーティクル付着を引き起こす原因となってい
る。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】以上のように上記マル
チチャンバシステムでは、次のような各問題がある。
【0054】第1に、マルチチャンバシステムでは、機
構部及び制御面から見て、プロセスチャンバを増設する
のは同一製造メーカのプロセスチャンバに限られてしま
い、簡単に連結できるものでない。
【0055】第2に、半導体ウエハを大気中で搬送して
いるので、半導体ウエハに対して悪影響を及ぼしてい
る。
【0056】第3に、プロセスチャンバ内の処理におい
て半導体ウエハ6を目標温度に到達するまでに時間がか
かり、かつ目標温度に早く到達できる方法をとっても、
その構成が複雑となる。
【0057】第4に、各プロセスチャンバ2a〜2eと
トランスファーチャンバー1との圧力差によりダストが
トランスファーチャンバー1に混入し、このトランスフ
ァーチャンバ1内が汚れるなどの問題が起こる。
【0058】第5に、コンタミネーションを除去するた
めに上部電極を配置しているので、クリーニングの間、
搬送ロボット4は半導体ウエハ6を搬送することができ
ない。そのうえ、ウエハフィンガ4aから除去した反応
生成物等をトランスファーチャンバ1の外部に取り出す
手段を持たないので、新たなコンタミネーションが起こ
る可能性がある。
【0059】第6に、真空排気の制御では、2つのプロ
セスチャンバ12、13に対する各真空排気を別々に行
うことは不可能となっている。
【0060】第7に、真空排気の制御において、粗引き
の排気系を通して他のプロセスチャンバの大気が逆流し
てパーティクルを巻き上げ、かつ粗引き時における各バ
ルブ18、19及び21、22から発生パーティクルを
逆流させ、半導体ウエハ6へのパーティクル付着を引き
起こす原因となっている。
【0061】そこで本発明の第1の目的は、処理対象に
対するプロセス処理の信頼性を向上できるマルチチャン
バシステムを提供することを目的とする。
【0062】本発明の第2の目的は、各種のマルチチャ
ンバシステムやプロセスチャンバを簡単に採用してプロ
セスに連結できるマルチチャンバシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0063】本発明の第3の目的は、処理対象を真空状
態で搬送できるマルチチャンバシステムを提供すること
を目的とする。
【0064】本発明の第4の目的は、プロセスチャンバ
内の処理において処理対象を早く目標温度に到達できる
マルチチャンバシステムを提供することを目的とする。
【0065】本発明の第5の目的は、プロセスチャンバ
とトランスファーチャンバーとの圧力差によるトランス
ファーチャンバーへのダストの混入を減少できるマルチ
チャンバシステムを提供することを目的とする。
【0066】本発明の第6の目的は、プロセスチャンバ
への処理対象の搬送に影響を与えることなくコンタミネ
ーションを防止できるマルチチャンバシステムを提供す
ることを目的とする。
【0067】本発明の第7の目的は、各マルチチャンバ
システム間における処理対象の搬送を真空状態でできる
マルチチャンバシステムの搬送台車を提供することを目
的とする。
【0068】本発明の第8の目的は、プロセスチャンバ
とトランスファーチャンバーとの圧力差によるトランス
ファーチャンバーへのダストの混入を減少できるマルチ
チャンバシステムのゲートバルブを提供することを目的
とする。
【0069】本発明の第9の目的は、複数のプロセスチ
ャンバに対する真空排気を別々にできるマルチチャンバ
システムの排気制御方法及びその装置を提供することを
目的とする。
【0070】本発明の第10の目的は、複数のプロセス
チャンバに対する真空排気を別々にでき、かつ他のプロ
セスチャンバの大気が逆流することなくパーティクルの
巻き上げを防止できるマルチチャンバシステムの排気制
御方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0071】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、処理
対象に対する処理を行う少なくとも1つの処理室及び処
理対象の搬入搬出を行う搬入搬出室を備えたマルチチャ
ンバシステムにおいて、処理対象を真空中に保持する搬
送用真空チャンバ、及びこの搬送用真空チャンバ内に備
えられ、搬入搬出室に対して処理対象の取り出し及び挿
入を行う搬送機構を備えてマルチチャンバシステム間を
搬送する搬送台車、を具備して上記目的を達成しようと
するマルチチャンバシステムである。
【0072】請求項2によれば、搬送台車は、搬送用真
空チャンバと、この搬送用真空チャンバと搬入搬出室と
を連結するベローズと、このベローズを搬入搬出室に対
して固定するクランプ装置と、ベローズ内を真空引きす
る真空ポンプと、搬送用真空チャンバ内に設けられ、ベ
ローズ内を通して搬入搬出室から処理済みの処理対象を
取り出し、かつ未処理の処理対象を搬入搬出室に挿入す
る搬送機構と、この搬送機構による処理対象の取り出し
・挿入の高さ位置を搬入搬出室の高さ位置に調整する高
さ調整機構と、を有するマルチチャンバシステムであ
る。
【0073】請求項3によれば、処理対象に対する処理
を行う少なくとも1つの処理室及び処理対象の搬入搬出
を行う搬入搬出室を備えたマルチチャンバシステムにお
いて、搬入搬出室に対して連結され、かつ搬入搬出室に
対して処理対象の取り出し及び挿入を行う搬送機構を内
部に備えた搬送用真空チャンバと、この搬送用真空チャ
ンバに対して処理対象をロード・アンロードするロード
機構と、を備えて上記目的を達成しようとするマルチチ
ャンバシステムである。
【0074】請求項4によれば、各種マルチチャンバシ
ステムに応じた通信手順を保持し、連結された各種マル
チチャンバシステムに応じた通信手順を実行して処理対
象の取り出し及び挿入の動作制御を行うマルチチャンバ
システムである。
【0075】請求項5によれば、搬入搬出室と搬送用真
空チャンバとの間に介在するゲートバルブ筐体と、この
ゲートバルブ筐体内に配置された電磁石と、この電磁石
に対して搬送用真空チャンバ側及び処理室側に設けられ
た各弁体、これら電磁石及び弁体をゲートバルブ筐体内
に一体的に移動させる移動機構と、ゲートバルブ筐体を
大気圧、又は真空排気する気圧調整機構と、から成るゲ
ートバルブを備えたマルチチャンバシステムである。
【0076】請求項6によれば、ゲートバルブは、搬入
搬出室と搬送用真空チャンバとを連結する場合、移動機
構により電磁石及び弁体の一体を処理室と搬送用真空チ
ャンバと間から離脱するとともにゲートバルブ筐体内を
気圧調整機構により真空排気し、かつ搬入搬出室と搬送
用真空チャンバとを切り離す場合、移動機構により電磁
石及び弁体の一体を搬入搬出室と搬送用真空チャンバと
間に介在させるとともにゲートバルブ筐体内を気圧調整
機構により大気圧に調整するゲートバルブ制御手段を備
えたマルチチャンバシステムである。
【0077】請求項7によれば、プロセス温度を目標温
度まで上昇させて処理対象に対する処理を行う処理室
に、プロセスを開始する前に一時的に処理室内のガス圧
を高めるガス圧制御手段を備えたマルチチャンバシステ
ムである。
【0078】請求項8によれば、搬入搬出室には、処理
室と連結される側にこれら処理室内圧力よりも高くかつ
搬入搬出室内圧力よりも低い圧力に保持された予備室を
形成したマルチチャンバシステムである。
【0079】請求項9によれば、搬入搬出室は、処理対
象の通過する開口が形成され、かつ処理室と連結される
側に設けて予備室を形成するプレートと、このプレート
の開口を開閉する非接触のバルブと、予備室に連通して
この予備室内にガスを供給するガス配管と、予備室を除
く搬入搬出室内にガスを供給するガス供給ラインと、予
備室及び搬入搬出室内の各圧力を制御する圧力制御手段
と、を備えたマルチチャンバシステムである。
【0080】請求項10によれば、搬入搬出室内に備え
られている搬送機構の支持体の付着物を除去する付着物
除去チャンバを備えたマルチチャンバシステムである。
【0081】請求項11によれば、付着物除去チャンバ
は、支持体を載置するテーブルと、高周波電力が供給さ
れる電極と、クリーニング用の活性ガスを導入するガス
導入ラインと、を備えたマルチチャンバシステムであ
る。
【0082】請求項12によれば、少なくとも1つの処
理室に対する真空排気を行ってるときに他の処理室の真
空排気を行う場合、この処理室に対する真空排気路をし
ゃ断するとともに他の処理室の真空排気路を開放し、こ
の状態で所定時間経過後に、先に真空排気を行っていた
処理室の真空排気路を開放するマルチチャンバシステム
である。
【0083】請求項13によれば、少なくとも1つの処
理室に対する真空排気を行う場合、この真空排気を行う
処理室及びメインポンプに対する粗引きを行い、この後
に処理室及びメインポンプ内を大気圧に戻してからメイ
ンポンプの駆動により処理室に対する本引きを行い、か
つこのときに他の処理室の真空排気路をしゃ断するマル
チチャンバシステムである。
【0084】請求項14によれば、搬送用真空チャンバ
と、この搬送用真空チャンバに設けられ、外部のチャン
バと連結するベローズと、このベローズを外部のチャン
バに対して固定するクランプ装置と、ベローズ内を真空
引きする真空ポンプと、搬送用真空チャンバ内に設けら
れ、ベローズ内を通して外部のチャンバから処理済みの
処理対象を取り出し、かつ外部のチャンバに未処理の処
理対象を挿入する搬送機構と、この搬送機構による処理
対象の取り出し・挿入の高さ位置を搬入搬出室の高さ位
置に調整する高さ調整機構と、を備えて上記目的を達成
しようとするマルチチャンバシステムの搬送台車であ
る。
【0085】請求項15によれば、各種外部のチャンバ
に応じた通信手順を保持し、連結されたチャンバに応じ
た通信手順を実行して処理対象の取り出し及び挿入の動
作制御を行うマルチチャンバシステムの搬送台車であ
る。
【0086】請求項16によれば、2つのチャンバ間に
介在するゲートバルブ筐体と、このゲートバルブ筐体内
に配置された電磁石と、この電磁石に対して各チャンバ
側にそれぞれ設けられた各弁体と、これら電磁石及び弁
体をゲートバルブ筐体内に一体的に移動させる移動機構
と、ゲートバルブ筐体を大気圧、又は真空排気する気圧
調整機構と、を備えて上記目的を達成しようとするマル
チチャンバシステムのゲートバルブである。
【0087】請求項17によれば、処理室内に処理対象
を配置し、この処理室内のプロセス温度を目標温度まで
上昇させて処理対象に対する処理を行うマルチチャンバ
システムにおいて、処理室内のプロセス温度を目標温度
に上昇するときに、処理室内のガス圧を一時的に高める
ガス圧制御手段、を備えて上記目的を達成しようとする
マルチチャンバシステムである。
【0088】請求項18によれば、少なくとも1つの処
理室及び搬入搬出室を備えたマルチチャンバシステムに
おいて、搬入搬出室における処理室と連結される側に形
成され、かつこれら処理室内圧力よりも高くかつ搬入搬
出室内圧力よりも低い圧力に保持された予備室、を備え
て上記目的を達成しようとするマルチチャンバシステム
である。
【0089】請求項19によれば、少なくとも1つの処
理室及び搬入搬出室を備えたマルチチャンバシステムに
おいて、搬入搬出室内に備えられている搬送機構の支持
体を受け取り、この支持体の付着物を除去する付着物除
去チャンバ、を備えて上記目的を達成しようとするマル
チチャンバシステムである。
【0090】請求項20によれば、複数の処理室に対す
る真空排気を行うマルチチャンバシステムの排気制御方
法において、少なくとも1つの処理室に対する真空排気
を行ってるときに、この処理室に対する真空排気路をし
ゃ断するとともに他の処理室の真空排気路を開放する第
1の排気工程と、この状態で所定時間経過後に、先に真
空排気を行っていた処理室の真空排気路を開放して各処
理室に対する真空排気を行う第2の排気工程と、から成
って上記目的を達成しようとするマルチチャンバシステ
ムの排気制御方法である。
【0091】請求項21によれば、複数の処理室に対し
てそれぞれ各真空排気路を通して各メインポンプを接続
し、これらメインポンプを駆動して各処理室に対する真
空排気を行うマルチチャンバシステムの排気制御装置に
おいて、各処理室の各真空排気路ごとに設けられた各バ
ルブと、少なくとも1つの処理室に対する真空排気を行
ってるときに、この処理室に対応するパルブをしゃ断す
るとともに他の処理室のバルブを開放する第1の排気制
御手段と、この第1の排気制御手段による動作から所定
時間経過後に、先に真空排気を行っていた処理室に対応
するバルブを開放して全処理室に対する真空排気を行う
第2の排気制御手段と、を備えて上記目的を達成しよう
とするマルチチャンバシステムの排気制御装置である。
【0092】請求項22によれば、複数の処理室に対し
てそれぞれメインポンプを接続し、これらメインポンプ
を駆動して真空排気を行うマルチチャンバシステムの排
気制御方法において、真空排気を行う処理室及びメイン
ポンプに対して粗引きを行う粗引き工程と、この粗引き
の後、処理室及びメインポンプ内を大気圧に戻す大気圧
制御工程と、この大気圧制御工程の後に、メインポンプ
の駆動により処理室に対する本引きを行い、かつこのと
きに他の処理室の真空排気路をしゃ断する本引き工程
と、を有して上記目的を達成しようとするマルチチャン
バシステムの排気制御方法である。
【0093】請求項23によれば、複数の処理室に対し
てそれぞれ各真空排気路を通してメインポンプを接続
し、これらメインポンプを駆動して真空排気を行うマル
チチャンバシステムの排気制御装置において、各処理室
の各真空排気路ごとに設けられた各バルブと、真空排気
を行う処理室に対応するバルブを開放して処理室及びメ
インポンプに対する粗引きを行う粗引き制御手段と、こ
の粗引きの後、真空排気を行う処理室に対応するバルブ
を閉じて処理室及びメインポンプ内を大気圧に戻す大気
圧制御手段と、これら処理室及びメインポンプ内が大気
圧に戻った後に、メインポンプの駆動により処理室に対
する本引きを行い、かつこのときに他の処理室に対応す
るバルブを閉じる本引き手段と、を備えて上記目的を達
成しようとするマルチチャンバシステムの排気制御装置
である。
【0094】上記請求項1によれば、搬送台車に設けら
れた搬送用真空チャンバ内に処理対象を収納して各マル
チチャンバシステム間を移動し、あるマルチチャンバシ
ステムに到着すると、このマルチチャンバシステムにお
ける搬入搬出室に対し、搬送用真空チャンバ内の処理対
象を搬送機構により取り出し及び挿入する。これによ
り、各種のマルチチャンバシステムを配置しても、これ
らマルチチャンバシステム間で処理対象を搬送でき、か
つ処理対象を真空状態で搬送できる。
【0095】上記請求項2によれば、上記請求項1にお
いて、搬送台車は、搬送用真空チャンバ内に処理対象を
収納して各マルチチャンバシステム間を移動する。そし
て、あるマルチチャンバシステムに到着すると、搬送用
真空チャンバとマルチチャンバシステムにおける搬入搬
出室とをベローズを介して連結するとともにこれをクラ
ンプ装置により固定し、かつベローズ内を真空ポンプに
より真空引きする。この状態に、搬送用真空チャンバ内
に設けられた搬送機構によって、ベローズ内を通して搬
入搬出室から処理済みの処理対象を取り出し、かつ未処
理の処理対象を搬入搬出室に挿入する。このとき、この
搬送機構による処理対象の取り出し・挿入の高さ位置
が、高さ調整機構により搬入搬出室の高さ位置に調整さ
れる。これにより、各種のマルチチャンバシステム間で
処理対象を真空状態で搬送できる。
【0096】上記請求項3によれば、複数のマルチチャ
ンバシステムにおける搬入搬出室に対して搬送用真空チ
ャンバが連結されるので、この搬送用真空チャンバ内に
ロード機構から処理対象がロードされると、この搬送用
真空チャンバから各マルチチャンバシステムの搬入搬出
室に対して処理対象の取り出し及び挿入が行われる。こ
れにより、各種のマルチチャンバシステムを配置して
も、これらマルチチャンバシステム間で処理対象を搬送
でき、かつ処理対象を真空状態で搬送できる。
【0097】上記請求項4によれば、上記請求項1乃至
3のように各種のマルチチャンバシステム間で処理対象
を搬送する場合、連結されたマルチチャンバシステムに
応じた通信手順を実行して処理対象の取り出し及び挿入
の動作制御を行う。
【0098】上記請求項5によれば、上記請求項1乃至
3のように各種のマルチチャンバシステム間で処理対象
を搬送する場合、搬入搬出室と搬送用真空チャンバとの
間にゲートバルブを介在し、このゲートバルブにおい
て、電磁石及び弁体を移動機構により一体的に移動させ
てゲートバルブ筐体を真空排気し、この状態に搬入搬出
室と搬送用真空チャンバとの間で処理対象の受け渡しを
行う。これにより、処理対象を真空状態で搬送できる。
【0099】上記請求項6によれば、上記請求項5にお
けるゲートバルブは、搬入搬出室と搬送用真空チャンバ
とを連結する場合、電磁石及び弁体の一体を処理室と搬
送用真空チャンバと間から移動して真空排気し、又、搬
入搬出室と搬送用真空チャンバとを切り離す場合、電磁
石及び弁体の一体を搬入搬出室と搬送用真空チャンバと
間に介在させて大気圧に調整する。これにより、処理対
象を真空状態で搬送できる。
【0100】上記請求項7によれば、上記請求項1乃至
3のように各種のマルチチャンバシステム間で処理対象
を搬送する場合、各処理室においてプロセス温度を目標
温度まで上昇させて処理対象に対する処理を行う場合、
プロセスを開始する前に一時的に処理室内のガス圧を高
める。これにより、処理室内の処理において処理対象を
早く目標温度に到達できる。
【0101】上記請求項8によれば、上記請求項1乃至
3のように各種のマルチチャンバシステム間で処理対象
を搬送する場合、マルチチャンバシステムの搬入搬出室
に、処理室内圧力よりも高くかつ搬入搬出室内圧力より
も低い圧力に保持された予備室を形成することにより、
処理室と搬入搬出室との圧力差による搬入搬出室へのダ
ストの混入を減少できる。
【0102】上記請求項9によれば、上記請求項1乃至
3のように各種のマルチチャンバシステム間で処理対象
を搬送する場合の搬入搬出室には、プレートを設けて処
理室と連結される側に予備室を形成し、この予備室内の
圧力をガス配管を通して制御し、かつ搬入搬出室内の圧
力をガス供給ラインを通して制御する。これにより、処
理室と搬入搬出室との圧力差による搬入搬出室へのダス
トの混入を減少できる。
【0103】上記請求項10によれば、上記請求項1乃
至3のように各種のマルチチャンバシステム間で処理対
象を搬送する場合、搬入搬出室内に備えられている搬送
機構の支持体の付着物を付着物除去チャンバにおいて除
去する。これにより、処理室への処理対象の搬送に影響
を与えることなく搬送機構の支持体の付着物を除去して
コンタミネーションを防止できる。
【0104】上記請求項11によれば、上記請求項10
における付着物の除去は、テーブル上に処理対象を載置
し、この状態に付着物除去チャンバ内にクリーニング用
の活性ガスを導入するとともに高周波電力を電極に供給
する。これにより、処理室への処理対象の搬送に影響を
与えることなく搬送機構の支持体の付着物を除去してコ
ンタミネーションを防止できる。
【0105】上記請求項12によれば、上記請求項1乃
至3のように各種のマルチチャンバシステム間で処理対
象を搬送する場合、ある処理室に対する真空排気を行っ
てるときに他の処理室の真空排気を行う場合、真空排気
を行っている処理室に対する真空排気路をしゃ断して他
の処理室の真空排気路を開放し、この状態で所定時間経
過後、先に真空排気を行っていた処理室の真空排気路を
開放する。これにより、複数の処理室に対する真空排気
を別々にできる。
【0106】上記請求項13によれば、上記請求項1乃
至3のように各種のマルチチャンバシステム間で処理対
象を搬送する場合、少なくとも1つの処理室に対する真
空排気を行う場合、この真空排気を行う処理室及びメイ
ンポンプに対する粗引きを行い、この後に処理室及びメ
インポンプ内を大気圧に戻してからメインポンプの駆動
により処理室に対する本引きを行い、かつこのときに他
の処理室の真空排気路をしゃ断する。これにより、複数
の処理室に対する真空排気を別々にでき、かつ他の処理
室の大気が逆流することなくパーティクルの巻き上げを
防止できる。
【0107】上記請求項14によれば、搬送台車は、搬
送用真空チャンバ内に処理対象を収納して各マルチチャ
ンバシステム間を移動する。ここで、搬入搬出室から処
理済みの処理対象を取り出し、かつ未処理の処理対象を
挿入する場合、搬入搬出室とをベローズを介して連結し
てこれをクランプ装置により固定し、かつベローズ内を
真空ポンプにより真空引きすることにより行う。このと
き、この搬送機構による処理対象の取り出し・挿入の高
さ位置が、高さ調整機構により搬入搬出室の高さ位置に
調整される。これにより、各マルチチャンバシステム間
における処理対象の搬送を真空状態でできる。
【0108】上記請求項15によれば、上記請求項14
における各種外部のチャンバに応じた通信は、その連結
されたチャンバに応じた通信手順を実行することにより
処理対象の取り出し及び挿入の動作制御を行う。
【0109】上記請求項16によれば、ゲートバルブに
おいて、電磁石及び弁体を移動機構により一体的に移動
させてゲートバルブ筐体を真空排気し、この状態に例え
ば搬入搬出室と搬送用真空チャンバとの間で処理対象の
受け渡しを行う。これにより、処理対象を真空状態で搬
送できる。
【0110】上記請求項17によれば、処理室内のプロ
セス温度を目標温度まで上昇させて処理対象に対する処
理を行う場合、処理室内のプロセス温度を目標温度に上
昇するときに、処理室内のガス圧を一時的に高める。こ
れにより、処理室内の処理において処理対象を早く目標
温度に到達できる。
【0111】上記請求項18によれば、マルチチャンバ
システムの搬入搬出室に、処理室内圧力よりも高くかつ
搬入搬出室内圧力よりも低い圧力に保持された予備室を
形成することにより、処理室と搬入搬出室との圧力差に
よる搬入搬出室へのダストの混入を減少できる。
【0112】上記請求項19によれば、搬入搬出室内に
備えられている搬送機構の支持体の付着物を付着物除去
チャンバにおいて除去する。これにより、処理室への処
理対象の搬送に影響を与えることなく搬送機構の支持体
の付着物を除去してコンタミネーションを防止できる。
【0113】上記請求項20によれば、ある処理室に対
する真空排気を行ってるときに他の処理室の真空排気を
行う場合、真空排気を行っている処理室に対する真空排
気路をしゃ断して他の処理室の真空排気路を開放し、こ
の状態で所定時間経過後、先に真空排気を行っていた処
理室の真空排気路を開放する。これにより、複数の処理
室に対する真空排気を別々にできる。
【0114】上記請求項21によれば、ある処理室に対
する真空排気を行ってるときに他の処理室の真空排気を
行う場合、真空排気を行っている処理室に対応するバル
ブをしゃ断してその真空排気路をしゃ断し、他の処理室
に対応するバルブを開放してその真空排気路を開放し、
この状態で所定時間経過後、先に真空排気を行っていた
処理室に対応するバルブを開放してその真空排気路を開
放する。
【0115】上記請求項22によれば、粗引き工程にお
いて真空排気を行う処理室及びメインポンプに対して粗
引きを行い、次に大気圧制御工程において処理室及びメ
インポンプ内を大気圧に戻し、次の本引き工程において
メインポンプの駆動により処理室に対する本引きを行
い、かつこのときに他の処理室の真空排気路をしゃ断す
る。これにより、複数の処理室に対する真空排気を別々
にでき、かつ他の処理室の大気が逆流することなくパー
ティクルの巻き上げを防止できる。
【0116】上記請求項23によれば、真空排気を行う
処理室及びメインポンプに対応するバネブを開放して粗
引きを行い、次に処理室及びメインポンプ内を大気圧に
戻し、次に本引きを行う処理室に対応するバルブを開放
し、メインポンプの駆動により処理室に対する本引きを
行う。
【0117】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。
【0118】図1は請求項1、2、4、14に対応する
マルチチャンバシステム及びその搬送台車の構成図であ
る。
【0119】この搬送台車30は、複数配置されたマル
チチャンバシステムを移動して半導体ウエハを搬送する
ものである。
【0120】なお、マルチチャンバシステム31は、ト
ランスファーチャンバ32に対して複数のプロセスチャ
ンバ33、及びロードロックチャンバ34が連結された
ものとなっている。
【0121】このうちトランスファーチャンバ32に
は、半導体ウエハを各プロセスチャンバ33に対して挿
入し、かつ各プロセスチャンバ33から処理済みの半導
体ウエハを取り出す搬送ロボット35が備えられてい
る。
【0122】又、ロードロックチャンバ34のウエハ交
換窓34a側には、ゲートバルブ36が設けられてい
る。
【0123】搬送台車30は、台車本体37の下面に各
車輪38が取り付けられ、かつ台車本体37の上部に搬
送用真空チャンバ(トランスファーチャンバ)39が設
けられている。
【0124】この搬送用真空チャンバ39は、その内部
を真空状態に保持し、かつ各プロセスチャンバ33内で
未処理又は処理済みの半導体ウエハを真空中に保持する
機能を有している。
【0125】又、この搬送用真空チャンバ39内には、
マルチチャンバシステム31のロードロックチャンバ3
4に対して半導体ウエハの取り出し及び挿入を行う搬送
機構としての搬送ロボット40が備えられている。
【0126】なお、この搬送ロボット40の下部には、
この搬送ロボット40を昇降して半導体ウエハの取り出
し及び挿入の高さ位置を調整するための高さ調整機構4
1が設けられている。
【0127】又、搬送用真空チャンバ39内には、半導
体ウエハを収納するポジションが複数箇所用意されてい
る。
【0128】この搬送用真空チャンバ39の側面には、
ゲート弁42を介してベローズ43が設けられている。
このベローズ43は、搬送用真空チャンバ39の側面に
対して垂直方向(矢印イ方向)に摺動するものとなって
いる。
【0129】又、搬送用真空チャンバ39の側面には、
クランプ装置44が設けられている。このクランプ装置
44は、ベローズ43の摺動を固定するもので、例えば
ベローズ43の先端が、マルチチャンバシステム31に
おけるロードロックチャンバ34のゲートバルブ36に
対して密着させて固定する機能を有している。
【0130】台車本体37の内部には、真空ポンプ45
及び粗引き用真空ポンプ46が設けられ、これら真空ポ
ンプ45及び粗引き用真空ポンプ46は、共に排気管4
7を通してヘローズ43に連通している。
【0131】制御装置48は、搬送ロボット40の動作
制御、クランプ装置44の動作制御、ゲートバルブ42
の開閉制御、真空ポンプ45及び粗引き用真空ポンプ4
6の駆動制御を行う機能を有している。
【0132】又、制御装置48は、搬送台車30自体の
走行停止制御を行う機能を有している。
【0133】なお、台車本体37の内部には、バッテリ
ー49が備えられている。
【0134】次に上記の如く構成されたマルチチャンバ
システムの搬送台車の作用について説明する。
【0135】図2に示すように3台のマルチチャンバシ
ステム31a〜31cが直線上に配置されている場合、
搬送台車30は、これらマルチチャンバシステム31a
〜31c間に移動して半導体ウエハの交換を行う。
【0136】この搬送台車30は、真空に保持されてい
る搬送用真空チャンバ39内の搬送ロボット40上に半
導体ウエハを収納し、この状態で各マルチチャンバシス
テム31a〜31c間を移動して半導体ウエハを搬送す
る。
【0137】この搬送台車30が、例えばマルチチャン
バシステム31bの前で停止すると、このマルチチャン
バシステム31bに対する半導体ウエハの取り出し及び
挿入を行う。
【0138】すなわち、図1を用いて説明すると、搬送
台車30が、マルチチャンバシステム31の前で停止す
ると、この搬送台車30におけるベローズ42は伸びる
方向に摺動し、マルチチャンバシステム31のゲートバ
ルブ36に接触する。
【0139】このようにベローズ42がゲートバルブ3
6に接触すると、このベローズ42の先端がクランプ装
置44により固定される。
【0140】次に搬送台車30における真空ポンプ45
が駆動し、排気管47を通してベローズ43の内部が真
空引きされる。
【0141】そして、ベローズ43の内部が真空になる
と、搬送台車30及びマルチチャンバシステム31の各
ゲートバルブ42、36が開放される。
【0142】この状態に、搬送用真空チャンバ39内の
搬送ロボット40は、ロードロックチャンバ34に収納
されている処理済みの半導体ウエハを取り出し、かつ未
処理の半導体ウエハをロードロックチャンバ34に収納
する。
【0143】このとき、搬送ロボット40による半導体
ウエハの取り出し及び挿入の高さ位置がロードロックチ
ャンバ34に対して合わなければ、高さ調整機構41
は、搬送ロボット40を昇降して半導体ウエハの取り出
し及び挿入の高さ位置を調整する。
【0144】このようにして搬送台車30は、各マルチ
チャンバシステム31a〜31c間を半導体ウエハを真
空状態で収納して搬送し、これらマルチチャンバシステ
ム31a〜31cにおいて処理済みの半導体ウエハを取
り出し、かつ未処理の半導体ウエハを挿入する動作を行
う。
【0145】このように上記第1の実施の形態において
は、搬送台車30に設けられた搬送用真空チャンバ39
内に半導体ウエハを真空収納して各マルチチャンバシス
テム31a〜31c間を移動し、かつ真空状態となった
ベローズ43を通して半導体ウエハの取り出し及び挿入
を行うので、各種のマルチチャンバシステム31a〜3
1cを配置しても、これらマルチチャンバシステム31
a〜31c間で半導体ウエハを搬送でき、かつ半導体ウ
エハを真空状態で搬送でき、半導体ウエハに対するプロ
セス処理の信頼性を向上できる。
【0146】この場合、各種のマルチチャンバシステム
31a〜31cでは、制御ソフトウエアにおけるロード
ロックチャンバ34内の半導体ウエハ搬送に関する部分
を変更するだけでよく、この変更も容易である。
【0147】又、各種のマルチチャンバシステム31a
〜31cの製造メーカがそれぞれ異なっても、上記の如
く制御ソフトウエアにおけるロードロックチャンバ34
内の半導体ウエハ搬送に関する部分を変更するだけなの
で容易に対応できる。
【0148】又、高さ調整機構41により搬送ロボット
40を昇降して半導体ウエハの取り出し及び挿入の高さ
位置を調整するので、各種マルチチャンバシステム31
a〜31cに応じて半導体ウエハの取り出し及び挿入の
高さ位置を調整できる。
【0149】一方、半導体ウエハを搬送用真空チャンバ
39内に収納するので、当然半導体ウエハを大気中にさ
らさずに済み、半導体ウエハ表面に自然酸化膜を形成し
たり、さらにはパーティクルの付着等が起こるような悪
影響はない。
【0150】さらに、複数のマルチチャンバシステム3
1a〜31eを配置して搬送台車30により真空搬送す
るので、たとえ1台のマルチチャンバシステムが停止し
ても他のマルチチャンバシステムを用いてプロセス処理
を継続できる。
【0151】なお、バッファー用の真空収納装置を設
け、これに半導体ウエハを収納すれば、停止しているマ
ルチチャンバシステム以外のマルチチャンバシステムの
運転を継続できる。
【0152】又、ベローズ43の容積を小さくすれば、
大気からの真空引きを短時間で行なえ、かつ半導体ウエ
ハの交換も短時間でできる。
【0153】(2) 次に本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0154】図3は請求項3、4に対応するマルチチャ
ンバシステムの構成図である。
【0155】搬送ユニットを構成する搬送用真空チャン
バ50には、3台のマルチチャンバシステム51a〜5
1cが放射状に連結されている。
【0156】これらマルチチャンバシステム51a〜5
1cは、それぞれトランスファーチャンバ52a〜52
cを備え、これらトランスファーチャンバ52a〜52
cにそれぞれ複数のプロセスチャンバを連結したものと
なっている。
【0157】すなわち、トランスファーチャンバ52a
には5台のプロセスチャンバ53a〜53eが連結さ
れ、トランスファーチャンバ52bには2台のプロセス
チャンバ54a〜54bが連結され、トランスファーチ
ャンバ52cには3台のプロセスチャンバ55a〜55
cが連結されている。
【0158】又、トランスファーチャンバ52aにはロ
ードロックチャンバ56aが連結され、トランスファー
チャンバ52bにはのロードロックチャンバ56bが連
結され、トランスファーチャンバ52cにはロードロッ
クチャンバ56cが連結されている。
【0159】しかるに、搬送用真空チャンバ50には、
3台のマルチチャンバシステム51a〜51cにおける
各ロードロックチャンバ56a〜56cが連結されてい
る。又、搬送用真空チャンバ50には、ローディングチ
ャンバ57を介してローダ(ロード機構)58が連結さ
れている。
【0160】搬送用真空チャンバ50内には、搬送ロボ
ット59が設けられている。
【0161】この搬送ロボット59は、各ロードロック
チャンバ56a〜56cから処理済みの半導体ウエハを
取り出し、かつローダ58から受け取った半導体ウエハ
を各ロードロックチャンバ56a〜56cに挿入する機
能を有している。
【0162】なお、搬送ロボット59の下部には、この
搬送ロボット59を昇降して半導体ウエハの取り出し及
び挿入の高さ位置を調整するための高さ調整機構が設け
られている。
【0163】一方、この搬送ユニットの制御系は、各マ
ルチチャンバシステム51a〜51cのプロセス処理運
転に応じて搬送ロボット59を動作制御する機能を有し
ている。
【0164】又、搬送ユニットの制御系は、図4に示す
ように各種マルチチャンバシステム(プロセス装置)5
1a〜51cに応じた通信手順を保持し、連結されたマ
ルチチャンバシステム51a〜51cに応じた通信手順
を実行して半導体ウエハの取り出し及び挿入の動作制御
を行う機能を有している。
【0165】なお、搬送ユニットの制御系と各種マルチ
チャンバシステム51a〜51cとの間の通信内容は、
半導体ウエハの搬入OK、完了等のインタロックデー
タ、及び品種データである。
【0166】次に上記の如く構成されたマルチチャンバ
システムの作用について説明する。
【0167】ローダ58からローディングチャンバ57
を介して搬送用真空チャンバ50に半導体ウエハがロー
ドされると、この搬送用真空チャンバ50内の搬送ロボ
ット59は半導体ウエハを受け取る。
【0168】ここで、搬送ユニットの制御系は、プロセ
ス処理の順序に従って処理を行なうマルチチャンバシス
テム、例えばマルチチャンバシステム51aを選択し、
かつこのマルチチャンバシステム51aに応じた通信手
順を実行し、マルチチャンバシステム51aにおけるロ
ードロックチャンバ56aに対して半導体ウエハの取り
出し及び挿入の動作制御を行なう。
【0169】次に、搬送ユニットの制御系は、プロセス
処理の順序に従って処理を行なうマルチチャンバシステ
ム、例えばマルチチャンバシステム51bを選択し、か
つこのマルチチャンバシステム51bに応じた通信手順
を実行し、マルチチャンバシステム51bにおけるロー
ドロックチャンバ56bに対して半導体ウエハの取り出
し及び挿入の動作制御を行なう。
【0170】このように上記第2の実施の形態において
は、搬送用真空チャンバ50に3台のマルチチャンバシ
ステムのロードロックチャンバ56a〜56cを連結し
たので、各種のマルチチャンバシステム51a〜51c
を配置しても、これらマルチチャンバシステム51a〜
51c間で半導体ウエハを搬送でき、かつ半導体ウエハ
を真空状態で搬送でき、半導体ウエハに対するプロセス
処理の信頼性を向上することができる。
【0171】この場合、各種のマルチチャンバシステム
51a〜51cでは、制御ソフトウエアにおけるロード
ロックチャンバ56a〜56c内の半導体ウエハ搬送に
関する部分を変更するだけでよく、この変更も容易であ
る。
【0172】又、各種のマルチチャンバシステム51a
〜51cの製造メーカがそれぞれ異なっても、上記の如
く制御ソフトウエアにおけるロードロックチャンバ56
a〜56c内の半導体ウエハ搬送に関する部分を変更す
るだけなので容易に対応できる。
【0173】一方、半導体ウエハを搬送用真空チャンバ
50内に収納するので、当然半導体ウエハを大気中にさ
らさずに済み、半導体ウエハ表面に自然酸化膜を形成し
たり、さらにはパーティクルの付着等が起こるような悪
影響はない。
【0174】さらに、たとえ1台のマルチチャンバシス
テムが停止しても他のマルチチャンバシステムを用いて
プロセス処理を継続できる。
【0175】又、高さ調整機構により搬送ロボット59
を昇降して半導体ウエハの取り出し及び挿入の高さ位置
を調整するので、各種マルチチャンバシステム51a〜
51cに応じて半導体ウエハの取り出し及び挿入の高さ
位置を調整できる。
【0176】(3) 次に本発明の第3の実施の形態につい
て説明する。
【0177】図5は請求項5、6、16に対応するマル
チチャンバシステムのゲートバルブの構成図である。
【0178】このゲートバルブ60は、マルチチャンバ
システムにおけるトランスファーチャンバ62とプロセ
スチャンバ63との間に介在している。
【0179】ゲートバルブ筐体64には、トランスファ
ーチャンバ62、プロセスチャンバ63に通じる各窓6
4a、64bが形成されている。
【0180】このゲートバルブ筐体64の内部には、電
磁石65が移動自在に設けられると共に、この電磁石6
5に対してトランスファーチャンバ62側及びプロセス
チャンバ63側にそれぞれ弁体66、67が設けられて
いる。
【0181】又、電磁石65には、シリンダ68の駆動
軸が設けられている。
【0182】このシリンダ68は、電磁石65及び各弁
体66、67を一体的にゲートバルブ筐体64内に移動
させるものである。
【0183】又、ゲートバルブ筐体64には、真空排気
ライン69及びガスライン70が接続されている。この
うち真空排気ライン69には真空引きのポンプ71が接
続され、又、ガスライン70にはN2 を供給するための
ガス供給源72が接続されている。
【0184】ゲートバルブ制御装置73は、トランスフ
ァーチャンバ62とプロセスチャンバ63とを連結する
場合、シリンダ68を動作させて電磁石65及び弁体6
6、67の一体を下降させるとともにポンプ71を駆動
してゲートバルブ筐体64内を真空排気し、かつトラン
スファーチャンバ62とプロセスチャンバ63とを切り
離す場合、シリンダ68を動作させて電磁石65及び弁
体66、67の一体を上昇させるとともにガス供給源7
2を開放してゲートバルブ筐体64内を大気圧に調整す
る機能を有している。
【0185】又、ゲートバルブ制御装置73は、電磁石
65及び各弁体66、67の極性をN極又はS極に制御
する機能を有している。
【0186】次に上記の如く構成されたゲートバルブの
作用について説明する。
【0187】先ず、トランスファーチャンバ62とプロ
セスチャンバ63とを分離する場合について説明する。
【0188】ゲートバルブ制御装置73の制御によって
シリンダ68は、駆動軸を延ばし、電磁石65及び各弁
体66、67をゲートバルブ筐体64内を上昇させる。
【0189】このとき、ゲートバルブ制御装置73は、
電磁石65の極性をN極に制御し、かつ各弁体66、6
7の極性をS極に制御する。
【0190】従って、電磁石65は、各弁体66、67
を保持した状態でゲートバルブ筐体64内を上昇する。
【0191】このように電磁石65及び各弁体66、6
7が上昇すると、これら電磁石65及び各弁体66、6
7は、トランスファーチャンバ62とプロセスチャンバ
63との間に介在するものとなり、この状態にシリンダ
68の駆動による上昇は停止する。
【0192】ここで、ゲートバルブ制御装置73は、電
磁石65の極性をN極からS極に制御する。この電磁石
65の極性変化により各弁体66、67は、トランスフ
ァーチャンバ62側及びプロセスチャンバ63側の各窓
64a、64bに押し付けられる。
【0193】この後、ゲートバルブ制御装置73は、ガ
ス供給源72を開放してN2 ガスをガスライン70を通
してゲードバルブ筐体64の内部に導入し、このゲード
バルブ筐体64内を大気圧までベントする。
【0194】このような大気圧のベントにより各弁体6
6、67は、それぞれトランスファーチャンバ62及び
プロセスチャンバ63に保持される。
【0195】しかるに、トランスファーチャンバ62
は、プロセスチャンバ63から分離される。
【0196】次にトランスファーチャンバ62とプロセ
スチャンバ63とを連結する場合について説明する。
【0197】電磁石65及び各弁体66、67は、ゲー
トバルブ筐体64の上部に上昇してトランスファーチャ
ンバ62とプロセスチャンバ63と間に介在している。
【0198】ゲートバルブ制御装置73は、ポンプ71
を駆動し、ゲートバルブ筐体64の内部を真空排気し、
この後に電磁石65の極性をS極からN極に制御する。
【0199】この電磁石65の極性変化により各弁体6
6、67は、トランスファーチャンバ62及びプロセス
チャンバ63からそれぞれ切り離され、電磁石65に一
体的になる。
【0200】この後、ゲートバルブ制御装置73は、シ
リンダ68を動作させて駆動軸を縮める。これにより、
電磁石65及び各弁体66、67は、一体的にケードバ
ルブ筐体64内を下降する。
【0201】しかるに、トランスファーチャンバ62と
プロセスチャンバ63とが連結される。
【0202】このようにゲートバルブ60を用いれば、
プロセスチャンバ63に対してトランスファーチャンバ
62を分離、連結が容易にできる。
【0203】次にゲートバルブ60の応用例について説
明する。
【0204】図6は請求項5、6に対応するマルチチャ
ンバシステムの全体構成図である。
【0205】3台の多処理チャンバ80〜82が配置さ
れている。多処理チャン80は、トランスファーチャン
バ80aに4台の処理チャンバ80b〜80eを連結し
たものである。
【0206】又、多処理チャン81は、2つの処理チャ
ンバ81a、81bを連結したものであり、多処理チャ
ンバ82は、1つの処理チャンバから成っている。
【0207】これら多処理チャンバ80〜82には、そ
れぞれゲートバルブ60が設けられている。
【0208】このような構成であれば、多処理チャンバ
80にゲートバルブ60を介してトランスファーチャン
バ60が連結されている場合、上記ゲートバルブ60に
よる分離の動作と同様に、トランスファーチャンバ80
aからトランスファーチャンバ62は分離する。
【0209】このトランスファーチャンバ62は、真空
状態を保ち、かつその内部に多処理チャンバ80で処理
された半導体ウエハが収納されている。
【0210】この分離されたトランスファーチャンバ6
2は、プロセス処理の順序に従って例えば多処理チャン
バ81の処理チャンバ81aにゲードバルブ60を介し
て連結される。
【0211】この多処理チャンバ81は、トランスファ
ーチャンバ62に収納されている半導体ウエハを受取
り、この半導体ウエハに対する処理を行う。
【0212】この多処理チャンバ81における処理が終
了すると、半導体ウエハは再びトランスファーチャンバ
62に収納される。
【0213】そうして、上記ゲートバルブ60による分
離の動作と同様に、トランスファーチャンバ62は、処
理チャンバ81aから分離される。
【0214】この分離されたトランスファーチャンバ6
2は、プロセス処理の順序に従って例えば多処理チャン
バ82の処理チャンバ82aにゲードバルブ60を介し
て連結される。
【0215】この多処理チャンバ82は、トランスファ
ーチャンバ62に収納されている半導体ウエハを受取
り、この半導体ウエハに対する処理を行う。
【0216】このように上記第3の実施の形態において
は、ゲートバルブ60を用いることにより、半導体ウエ
ハを各種多処理チャンバ80〜82の間を真空状態で搬
送でき、半導体ウエハに対するパーティクル付着や自然
酸化膜の生成を低減できて半導体ウエハに対するプロセ
ス処理の信頼性を向上できる。
【0217】なお、ゲートバルブ60は、図1に示すマ
ルチチャンバシステムの各ゲートバルブ36、42に適
用してもよい。
【0218】(4) 次に本発明の第4の実施の形態につい
て説明する。
【0219】図7は請求項7、17に対応するマルチチ
ャンバシステムにおけるプロセスチャンバの構成図であ
る。
【0220】このプロセスチャンバは、例えば図1に示
すマルチチャンバシステムの各プロセスチャンバ33で
ある。
【0221】このプロセスチャンバ33は、真空状態に
保持されており、その内部にはヒータ又はチラー8を設
けたプレート7が配置されている。そして、このプレー
ト7上に半導体ウエハ6が載置される。
【0222】一方、プロセスチャンバ33には、配管9
0が接続され、制御弁91を介してガス供給源92が接
続されている。
【0223】又、プロセスチャンバ33には、圧力セン
サ93が接続され、この圧力センサ93により検出され
たプロセスチャンバ33内の圧力信号がガス圧制御装置
94に送られている。
【0224】このガス圧制御装置94は、プロセスチャ
ンバ33内のプロセス温度を目標温度に上昇するとき
に、制御弁91を開放してプロセスチャンバ33内のガ
ス圧を所定のチャンバ内圧力まで一時的に高める機能を
有している。
【0225】次に上記の如く構成されたマルチチャンバ
システムにおけるプロセスチャンバ33内での作用につ
いて説明する。
【0226】プロセスチャンバ33内のプレート7上に
半導体ウエハ6が載置され、プロセス処理を開始する直
前になると、ガス圧制御装置94は、制御弁91を開放
してプロセスチャンバ33内にガスを導入し、プロセス
チャンバ33内のガス圧を図8に示すように所定のチャ
ンバ内圧力まで一時的に高める。
【0227】このときに例えばヒータ8に通電を行い、
プレート7を介して半導体ウエハ6を加熱すると、プロ
セスチャンバ33内が所定のチャンバ内圧力まで一時的
に高められているので、プロセスチャンバ33内におけ
る熱伝導又は対流による伝熱が生じ、プロセス温度は、
図8に示すように急激に目標温度まで上昇する。
【0228】この後、プロセス温度が目標温度に達する
と、ガス圧制御装置94は、制御弁91をしゃ断し、プ
ロセスチャンバ33内を所定のプロセス圧力に戻す。
【0229】このように上記第4の実施の形態において
は、各プロセスチャンバ33においてプロセス温度を目
標温度まで上昇させて半導体ウエハ6に対する処理を行
う場合、プロセスを開始する前に一時的にプロセスチャ
ンバ33内のガス圧を高めるので、プロセスチャンバ3
3内の処理においてプロセス温度、つまり半導体ウエハ
6を高速に目標温度に到達できる。
【0230】このような高速に目標温度に到達できれ
ば、半導体ウエハ6の温度の不均一も小さくなり、かつ
プロセスチャンバ33内の圧力制御のみで実現できるの
で、既存のシステムからの改造が容易であり、コストも
かからない。
【0231】従って、例えば図2に示すように各種のマ
ルチチャンバシステム31a〜31c間で半導体ウエハ
6を搬送するに適用すれば、その各プロセスチャンバに
おいてプロセスを開始する前に一時的にプロセスチャン
バ内のガス圧を高くすれば、プロセス温度を高速に目標
温度に到達でき、マルチチャンバシステム全体の処理時
間を短縮でき、スループットを向上できる。
【0232】なお、プロセスチャンバ33におけるプロ
セス温度は、加熱に限らず、冷却する場合にも適用でき
る。
【0233】(5) 次に本発明の第5の実施の形態につい
て説明する。
【0234】図9は請求項8、9、18に対応するマル
チチャンバシステムの構成図である。
【0235】トランスファーチャンバ100には、コン
ダクタンスバルブ101を介して真空排気用のターボ分
子ポンプ102が接続されている。
【0236】又、このトランスファーチャンバ100の
内部には、搬送ロボット103が設けられ、この搬送ロ
ボット103の搬送アーム104上に半導体ウエハ6が
載置されている。
【0237】このトランスファーチャンバ100の側面
には、各ゲートバルブ105、106を介して各プロセ
スチャンバ107、108が連結されている。
【0238】ところで、トランスファーチャンバ100
における各プロセスチャンバ107、108側には、そ
れぞれプレート109、110が設けられて仕切られ、
それぞれ予備室111、112が形成されている。
【0239】これらプレート109、110は、それぞ
れ半導体ウエハ6を搬送ロボット103の搬送アーム1
04に保持した状態で通過させる大きさの各開口11
3、114が形成されている。
【0240】これら予備室111、112の内部には、
それぞれバルブ115、116が設けられている。これ
らバルブ115、116は、Oリングを使用しないもの
で、それぞれプレート109、110との間に微小な隙
間が生じるように形成されている。
【0241】又、これら予備室111、112には、そ
れぞれガス配管117、118が接続されている。これ
らガス配管117、118は、各プロセスチャンバ10
7、108で使用される希釈用のガスと同種のガスを各
予備室111、112に供給するためのものである。
【0242】これらガス配管117、118には、それ
ぞれバルブ119、120が接続されている。
【0243】又、トランスファーチャンバ100には、
2 ガス等のガス供給ライン121が接続され、このガ
ス供給ライン121にバルブ122が接続されている。
【0244】マスフローコントローラ123は、各バル
ブ119、120、122を開閉制御するとともにコン
ダクタンスバルブ101を開閉制御し、各予備室11
1、112内の圧力を、各プロセスチャンバ107、1
08内圧力よりも高く、かつトランスファーチャンバ1
00内圧力よりも低くする機能を有している。
【0245】次に上記の如く構成されたマルチチャンバ
システムの作用について説明する。
【0246】各プロセスチャンバ107、108内は、
プラズマが安定して発生し維持されるように例えば数P
aの一定圧力に保持されている。
【0247】マスフローコントローラ123は、各バル
ブ119、120を開放するとともにコンダクタンスバ
ルブ101を開閉制御し、各予備室111、112に対
してそれぞれガス配管117、118を通して希釈ガス
をその上部から供給し、これら予備室107、108内
の圧力を、各プロセスチャンバ107、108内圧力よ
りも僅かに高く制御する。
【0248】又、マスフローコントローラ123は、バ
ルブ122を開放して、トランスファーチャンバ100
に対してガス供給ライン121を通してN2 ガスをその
上部から供給し、トランスファーチャンバ100内の圧
力を、各予備室111、112内圧力よりも高く制御す
る。
【0249】なお、これら希釈ガス及びN2 ガスの排気
は、ターボ分子ポンプ102の駆動により行われる。
【0250】この状態に、各プロセスチャンバ107、
108内に収納されている半導体ウエハ6の交換が行わ
れる。
【0251】例えば、ゲートバルブ105が開放する。
なお、このゲートバルブ105の動作時間は通常3〜4
秒かかるので、ゲートバルブ105は前もって開放す
る。
【0252】次にトランスファーチャンバ100内の搬
送ロボット103は、搬送アーム104をプロセスチャ
ンバ107側に向ける。
【0253】又、同時にバルブ115が開放する。この
バルブ115は、非接触となっているので、開放動作は
1秒以下となる。
【0254】しかるに、搬送ロボット103は、搬送ア
ーム104をプロセスチャンバ107側に延ばし、プロ
セスチャンバ107内に収納されている半導体ウエハ6
を取り出す。なお、この半導体ウエハ6の取り出し動作
に約4秒かかる。
【0255】この後、バルブ115が閉じ、ゲートバル
ブ105が閉じる。
【0256】このように上記第5の実施の形態において
は、各予備室111、112を設け、これら予備室11
1、112内の圧力を、各プロセスチャンバ107、1
08内圧力よりも高くするとともにトランスファーチャ
ンバ100内圧力よりも低くし、かつ非接触のバルブ1
15、116で高速に開閉するようにたので、各プロセ
スチャンバ107、108に対する半導体ウエハ6の取
り出し及び挿入動作時における各プロセスチャンバ10
7、108からトランスファーチャンバ100へのパー
ティクル、ガスの混入を少なくできる。
【0257】プロセスチャンバ107、108とトラン
スファーチャンバ100との間にゲートバルブを持った
予備チャンバを取り付ける方式と比較し、トランスファ
ーチャンバ100のサイズをほとんど変更せず、かつポ
ンプ台数を削減でき、システム全体を小型にできる。
【0258】又、各予備室111、112を設けたの
で、各プロセスチャンバ107、108の希釈ガスがそ
れぞれ異なっても、これら希釈ガスが混入することもな
い。
【0259】さらに、バルブ115、116は、Oリン
グを使用していないが、プレート109、110との間
の隙間を小さくしているので、パーティクルの通過がな
く、かつトランスファーチャンバ100と各予備室11
1、112との間の圧力差もある程度確保できる。
【0260】(6) 次に本発明の第6の実施の形態につい
て説明する。
【0261】図10は請求項10、11、19に対応す
るマルチチャンバシステムの構成図出ある。
【0262】トランスファーチャンバ130には、4台
のプロセスチャンバ131〜134及びロードロックチ
ャンバ135がそれぞれゲートバルブ136〜139、
140を介して連結されている。
【0263】これらプロセスチャンバ131〜134
は、それぞれ個別又は同一のプロセス処理を行うものと
なっている。
【0264】ロードロックチャンバ135は、未処理の
半導体ウエハの搬入、及び処理済みの半導体ウエハの搬
出を行うものとなっている。
【0265】トランスファーチャンバ130の内部に
は、搬送ロボット141が設けられている。この搬送ロ
ボット141は、ロードロックチャンバ135を通して
半導体ウエハを受取って各プロセスチャンバ131〜1
34に渡し、かつこれらプロセスチャンバ131〜13
4から半導体ウエハを取り出してロードロックチャンバ
135に渡す機能を有している。
【0266】なお、この搬送ロボット141は、ウエハ
フィンガ142が着脱自在に設けられ、このウエハフィ
ンガ142により半導体ウエハ6を保持するものとなっ
ている。
【0267】このウエハフィンガ142は、図11に示
すようにU字形状に形成され、かつ凹部に絶縁薄膜14
3を設け、この絶縁薄膜143に各電極144、145
を貼り合わしたものとなっている。
【0268】又、トランスファーチャンバ130にはク
リーニングチャンバ143がゲートバルブ144を介し
て連結されている。
【0269】このクリーニングチャンバ143は、搬送
ロボット141のウエハフィンガ142の付着物を除去
する機能を有している。
【0270】図12はクリーニングチャンバ143のa
−a断面から見た構成図である。
【0271】このクリーニングチャンバ143内には、
ウエハフィンガ142を常時保管するための各テーブル
146、147が各段別に設けられている。なお、これ
らテーブル146、147には、それぞれウエハフィン
ガ142a、142bが載置されて保管されている。
【0272】クリーニングチャンバ143内の底部に
は、電極148が設けられ、この電極148に高周波電
源149が接続されている。
【0273】又、クリーニングチャンバ143の上部に
は、ベント用N2 導入ライン150及びクリーニング用
ガス導入ライン151が接続されている。なお、これら
ベント用N2 導入ライン150及びクリーニング用ガス
導入ライン151には、それぞれバルブ152、153
が接続されている。
【0274】クリーニングチャンバ143の下部には、
パージライン154が接続され、このパージライン15
4にバルブ155及び真空排気用ポンプ156が接続さ
れている。
【0275】又、クリーニングチャンバ143の上部に
は、2つの電極用孔157、158が形成され、これら
電極用孔157、158のチャンバ内部側にそれぞれベ
ローズ159、160が取り付けられている。
【0276】そして、これらベローズ159、160の
先端部から突出して各電極161a、161b、162
a、162bが設けられている。
【0277】これら電極161a、161b、162
a、162bは、直流電源又はアースのいずれかに接続
されている。
【0278】次に上記の如く構成されたマルチチャンバ
システムの特にクリーニング作用について説明する。
【0279】搬送ロボット141は、ロードロックチャ
ンバ135を通して半導体ウエハを受取り、この半導体
ウエハ6を各プロセスチャンバ131〜134、例えば
プロセスチャンバ131に渡す。
【0280】又、搬送ロボット141は、例えばプロセ
スチャンバ131から処理済みの半導体ウエハを取り出
して他のプロセスチャンバ132〜134又はロードロ
ックチャンバ135に渡す。
【0281】このように搬送ロボット141により半導
体ウエハ6を各プロセスチャンバ131〜134等に搬
送すると、そのウエハフィンガ142には反応生成物が
付着する。
【0282】この搬送ロボット141は、ウエハフィン
ガ142をクリーニングチャンバ143内のテーブル1
46上に向かって移動する。
【0283】一方、クリーニングチャンバ143のベロ
ーズ159は、下降し、各電極161a、161bをウ
エハフィンガ142の各電極144、145にそれぞれ
接触させる。
【0284】次に各電極161a、161bは、アース
に接続される。これにより、ウエハフィンガ142は、
搬送ロボット141から離脱される。なお、このときの
ウエハフィンガ142は、図12におけるウエハフィン
ガ142aとなる。
【0285】次に搬送ロボット141は、クリーニング
チャンバ143のテーブル147上に保持されているウ
エハフィンガ142bの下側に移動する。
【0286】そこで、クリーニングチャンバ143のベ
ローズ160は、下降し、各電極162a、162bを
ウエハフィンガ142bの各電極144、145に接触
させる。
【0287】次に各電極162a、162bは、直流電
源に接続される。これにより、誘電分極作用によりウエ
ハフィンガ142bは、搬送ロボット141に対して吸
着される。
【0288】この後、ベローズ160を上昇させて各電
極162a、162bをウエハフィンガ142bから分
離し、搬送ロボット141は次の半導体ウエハの搬送動
作に移る。
【0289】このようにしてウエハフィンガ142の交
換が終了する。
【0290】この後、クリーニングチャンバ143にお
いてクリーニングが行われる。
【0291】すなわち、ゲートバルブ144が閉めら
れ、バルブ153が開放される。これらバルブ144、
153の開閉動作により、クリーニングチャンバ143
内には、クリーニング用ガス導入ライン151を通して
ウエハフィンガ142aのクリーニング用の活性ガスが
導入される。
【0292】これと共にクリーニングチャンバ143内
の電極148に対して高周波電源149から高周波電力
が供給される。
【0293】これにより、クリーニングチャンバ143
内には、プラズマが発生し、ウエハフィンガ142aに
付着している反応生成物は分解除去される。
【0294】このようにしてウエハフィンガ142aに
付着している反応生成物の分解除去が終了すると、バル
ブ153を閉じてクリーニング用の活性ガスの導入を停
止し、バルブ152を開放してベント用N2 導入ライン
150からN2 ガスをクリーニングチャンバ143内に
導入する。
【0295】これと共にバルブ155を開放してポンプ
156を駆動し、クリーニングチャンバ143内から反
応生成物を分解除去したコンタミネーションをパージラ
イン154を通して排出する。
【0296】このように上記第6の実施の形態において
は、クリーニングチャンバ143を設けてウエハフィン
ガ142aに付着している反応生成物を分解除去するよ
うにしたので、搬送ロボット141が各プロセスチャン
バ131〜134に対して半導体ウエハ6を搬送する動
作に影響を与えずに搬送ロボット141のウエハフィン
ガ142aに付着している反応生成物を分解除去でき、
コンタミネーションを防止できる。
【0297】又、このクリーニングチャンバ143は、
図2に示す各マルチチャンバシステム31a〜31cに
連結することが可能である。
【0298】これらマルチチャンバシステム31a〜3
1cにそれぞれクリーニングチャンバ143を連結すれ
ば、マルチチャンバシステム31a〜31c間で半導体
ウエハ6を真空状態で搬送できて半導体ウエハ6に対す
るプロセス処理の信頼性を向上でき、かつ各マルチチャ
ンバシステム31a〜31cに設けられている各搬送ロ
ボット141のウエハフィンガ142aに付着している
反応生成物を分解除去できてコンタミネーションを防止
できる。
【0299】(7) 次に本発明の第7の実施の形態につい
て説明する。
【0300】図13は請求項12、20、21に対応す
るマルチチャンバシステムの排気制御装置の構成図であ
る。
【0301】例えば2つのプロセスチャンバ170、1
71には、それぞれメインバルブ172、173を通し
て真空排気する各メインポンプ174、175が接続さ
れ、さらに各サブバルブ176、177を通してサブポ
ンプ178が共通に連結されている。
【0302】又、各プロセスチャンバ170、171に
は、それぞれラフバルブ179、180を通してサブポ
ンプ178が連結されている。
【0303】一方、排気制御装置181は、例えば一方
のプロセスチャンバ170に対する真空排気を行ってる
ときに他方のプロセスチャンバ171の真空排気を行う
場合、一方のプロセスチャンバ170に対する真空排気
路をしゃ断するとともに他方のプロセスチャンバ171
の真空排気路を開放し、この状態で所定時間経過後に、
先に真空排気を行っていたプロセスチャンバ170の真
空排気路を開放する機能を有している。
【0304】具体的には、第1の排気制御手段182及
び第2の排気制御手段183の各機能を有している。
【0305】第1の排気制御手段182は、一方のプロ
セスチャンバ170に対する真空排気を行ってるとき
に、このプロセスチャンバ170に対応するサブバルブ
176及びラフバルブ179をしゃ断するとともに他方
のプロセスチャンバ171のサブバルブ177及びラフ
バルブ180を開放する機能を有している。
【0306】第2の排気制御手段183は、第1の排気
制御手段182による動作から所定時間、例えば60秒
経過後に、先に真空排気を行っていた一方のプロセスチ
ャンバ170に対応するサブバルブ176及びラフバル
ブ179を開放して両プロセスチャンバ170、171
に対する真空排気を行う機能を有している。
【0307】次に上記の如く構成されたマルチチャンバ
システムの排気制御について図14に示す排気制御フロ
ーチャートに従って説明する。
【0308】ここでは、一方のプロセスチャンバ170
に対する真空排気を行っているときに他方のプロセスチ
ャンバ171の真空排気を行う場合について説明する。
【0309】この場合、メインバルブ172、サブバル
ブ176をそれぞれ開放してメインポンプ174を駆動
し、一方のプロセスチャンバ170に対する真空排気を
行っている。
【0310】排気制御装置181の第1の排気制御手段
182は、ステップ#1において、真空排気を行ってい
る一方のプロセスチャンバ170に対応するメインポン
プ174が定常であるかを判断し、定常であればステッ
プ#2に移り、一方のプロセスチャンバ170に対応す
るサブバルブ176を閉じ、次のステップ#3において
ラフバルブ179を閉じる。
【0311】次に第1の排気制御手段182は、ステッ
プ#4において、これから真空排気を行う他方のプロセ
スチャンバ171に対応するサブバルブ177を開放
し、次のステップ#5においてラフバルブ180を開放
する。
【0312】次に第1の排気制御手段182は、ステッ
プ#6において、内部タイマーのカウントを60秒に設
定し、次のステップ#7において60秒のタイムアップ
を判定する。
【0313】このようにして60秒のタイムアップが判
定されると、排気制御装置181の第2の排気制御手段
183は、ステップ#8において、先に真空排気を行っ
ている一方のプロセスチャンバ170に対応するサブバ
ルブ176を閉じ、次のステップ#9においてラフバル
ブ179を開く。
【0314】次に第2の排気制御手段183は、ステッ
プ#10において、他方のプロセスチャンバ171に対
応するラフバルブ180を閉じ、ステップ#11におい
てメインバルブ173を開放する。
【0315】そうして、排気制御装置181は、他方の
プロセスチャンバ171に対応するメインポンプ175
を駆動し、このプロセスチャンバ171に対する真空排
気を行う。
【0316】この結果、2つのプロセスチャンバ17
0、171に対する真空排気が行われる。
【0317】このように上記第7の実施の形態において
は、一方のプロセスチャンバ170に対する真空排気路
をしゃ断するとともに他方のプロセスチャンバ171の
真空排気路を開放し、この状態で所定時間経過後に、先
に真空排気を行っていたプロセスチャンバ170の真空
排気路を開放するようにしたので、一方のプロセスチャ
ンバ170に対する真空排気を行ってるときに他方のプ
ロセスチャンバ171の真空排気を行うことができ、各
プロセスチャンバ170、171ごとに独立して真空排
気を行うことができる。
【0318】このような真空排気制御装置を例えば図2
に示す各マルチチャンバシステム31a〜31cに適用
すれば、各マルチチャンバシステム31a〜31cにお
いて各プロセスチャンバごとにプロセス処理の分散制御
ができる。
【0319】このように単独で各プロセスチャンバ17
0、171の真空排気ができるので、メンテナンス及び
プロセスチャンバ170、171等の真空容器の変更、
追加を簡単でかつ短時間にできる。
【0320】(8) 次に本発明の第8の実施の形態につい
て説明する。
【0321】図15は請求項12、20、21に対応す
るマルチチャンバシステムの排気制御装置の構成図であ
る。
【0322】例えば、3つのプロセスチャンバ180〜
182には、それぞれメインバルブ183〜185を通
して真空排気する各メインポンプ186〜188が接続
され、さらに各サブバルブ189〜191を通してサブ
ポンプ192が共通に連結されている。
【0323】又、各プロセスチャンバ180〜182に
は、それぞれラフバルブ193〜195を通してサブポ
ンプ192が連結されている。
【0324】一方、排気制御装置196は、例えば2つ
のプロセスチャンバ180、181に対する真空排気を
行ってるときに残りのプロセスチャンバ182の真空排
気を行う場合、2つのプロセスチャンバ180、181
に対する真空排気路をしゃ断するとともに残りのプロセ
スチャンバ183の真空排気路を開放し、この状態で所
定時間経過後に、先に真空排気を行っていたプロセスチ
ャンバ180、181の真空排気路を開放する機能を有
している。
【0325】次に上記の如く構成されたマルチチャンバ
システムの排気制御について図14に示す排気制御フロ
ーチャートに従って説明する。
【0326】ここでは、2つのプロセスチャンバ18
0、181に対する真空排気を行っているときに残りの
プロセスチャンバ182の真空排気を行う場合について
説明する。
【0327】この場合、2つのプロセスチャンバ18
0、181に対応する各メインバルブ183、184、
及び各サブバルブ189、190を開放して各メインポ
ンプ186、187を駆動し、2つのプロセスチャンバ
180、181に対する真空排気を行っている。
【0328】排気制御装置196は、真空排気を行って
いる2つのプロセスチャンバ180、181に対応する
各メインポンプ186、187が定常であるかを判断
し、定常であれば、2つのプロセスチャンバ180、1
81に対応する各サブバルブ189、190を閉じ、続
いて各ラフバルブ193、194を閉じる。
【0329】次に排気制御装置196は、これから真空
排気を行うプロセスチャンバ182に対応するサブバル
ブ191を開放し、続いてラフバルブ195を開放す
る。
【0330】排気制御装置196は、内部タイマーのカ
ウントを60秒に設定し、この60秒のタイムアップを
判定する。
【0331】このようにして60秒のタイムアップが判
定されると、排気制御装置196は、先に真空排気を行
っている2つのプロセスチャンバ180、181に対応
する各サブバルブ189、190をそれぞれ閉じ、続い
て各ラフバルブ193、194をそれぞれ開く。
【0332】次に排気制御装置196は、プロセスチャ
ンバ182に対応するラフバルブ195を閉じ、続いて
メインバルブ185を開放する。
【0333】そうして、排気制御装置196は、プロセ
スチャンバ182に対応するメインポンプ188を駆動
し、これによりプロセスチャンバ182に対する真空排
気を行う。
【0334】この結果、3つのプロセスチャンバ180
〜182に対する真空排気が行われる。
【0335】このように上記第8の実施の形態において
は、上記第7の実施の形態と同様の効果を奏することは
言うまでもない。
【0336】(9) 次に本発明の第9の実施の形態につい
て説明する。なお、図15と同一部分には同一符号を付
してその詳しい説明は省略する。
【0337】図16は請求項13、22、23に対応す
るマルチチャンバシステムの排気制御装置の構成図であ
る。
【0338】排気制御装置200は、例えば少なくとも
一方のプロセスチャンバ170に対する真空排気を行う
場合、このプロセスチャンバ170及びメインポンプ1
79に対する粗引きを行い、この後に一方のプロセスチ
ャンバ170及びメインポンプ179内を大気圧に戻し
てからメインポンプ179の駆動により一方のプロセス
チャンバ170に対する本引きを行い、かつこのときに
他方のプロセスチャンバ171の真空排気路をしゃ断す
る機能を有している。
【0339】具体的には、粗引き制御手段201、大気
圧制御手段202及び本引き手段203の各機能を有し
ている。
【0340】粗引き制御手段201は、真空排気を行う
プロセスチャンバ170又は171に対応するサブバル
ブ176又は177、ラフバルブ179又は180を開
放してプロセスチャンバ170又は171、及びメイン
ポンプ174又は175に対する粗引きを行う機能を有
している。
【0341】大気圧制御手段202は、粗引きの後、真
空排気を行うプロセスチャンバ170又は171に対応
するサブバルブ176又は177、ラフバルブ179又
は180を閉じてプロセスチャンバ170又は171、
及びメインポンプ174又は175内を大気圧に戻す機
能を有している。
【0342】本引き手段203は、これらプロセスチャ
ンバ170又は171、及びメインポンプ174又は1
75内が大気圧に戻った後に、メインポンプ174又は
175の駆動によりプロセスチャンバ170又は171
に対する本引きを行い、かつこのときに他のプロセスチ
ャンバ171又は170に対応するサブバルブ177又
は176を閉じる機能を有している。
【0343】次ぎに上記の如く構成されたマルチチャン
バシステムの排気制御について図17に示す排気制御フ
ローチャートに従って説明する。
【0344】例えば一方のプロセスチャンバ170に対
する真空排気を行う場合、粗引き制御手段201は、ス
テップ#20において真空排気を行うプロセスチャンバ
170に対応するサブバルブ176を開放し、続いてス
テップ#21においてラフバルブ179を開放し、サブ
ポンプ178を駆動する。
【0345】このサブポンプ178の駆動によりプロセ
スチャンバ170及びメインポンプ174に対する粗引
きが行われる。
【0346】次に粗引きの後、大気圧制御手段202
は、ステップ#22において真空排気を行うプロセスチ
ャンバ170に対応するメインバルブ172を開放し、
続いてステップ#23においてラフバルブ179を閉
じ、さらにステップ#24においてサブバルブ176を
閉じる。
【0347】この後、大気圧制御手段202は、ステッ
プ#25においてプロセスチャンバ170にN2 ガスを
導入し、プロセスチャンバ170及びメインポンプ17
4内を大気圧に戻す。
【0348】この場合、大気圧制御手段202は、ステ
ップ#24〜#28を2回繰り返すことによりプロセス
チャンバ170及びメインポンプ174内をそれぞれ大
気圧にする。
【0349】次に本引き手段203は、プロセスチャン
バ170及びメインポンプ174内が大気圧に戻った
後、ステップ#29においてメインポンプ174を駆動
し、プロセスチャンバ170に対する本引きを行う。
【0350】このとき本引き手段203は、ステップ#
30に移り、他方のプロセスチャンバ171に対応する
サブバルブ177が開放されているかを判断し、サブバ
ルブ177が開放されていれば、ステップ#31及び#
32に移ってサブバルブ177を所定時間、例えば20
秒間閉じる。
【0351】次に本引き手段203は、ステップ#33
においてサブバルブ177を開放する。
【0352】このように上記第9の実施の形態において
は、例えば一方のプロセスチャンバ170に対する真空
排気を行う場合、このプロセスチャンバ170及びメイ
ンポンプ179に対する粗引きを行い、この後に一方の
プロセスチャンバ170及びメインポンプ179内を大
気圧に戻してからメインポンプ179の駆動により一方
のプロセスチャンバ170に対する本引きを行い、かつ
このときに他方のプロセスチャンバ171の真空排気路
をしゃ断するようにしたので、2つのプロセスチャンバ
170、171に対する真空排気を別々にでき、かつそ
のときに他のプロセスチャンバ171又は170の大気
が逆流することなくパーティクルの巻き上げを防止でき
る。
【0353】このパーティクルの巻き上げを防止できる
事から、メインバルブ172、173等のバルブから発
生したパーティクルの半導体ウエハに対する付着を、例
えば0.3μm以上のパーティクルで50個程度減少で
きる。
【0354】又、このような真空排気制御装置を例えば
図2に示す各マルチチャンバシステム31a〜31cに
適用すれば、各マルチチャンバシステム31a〜31c
において各プロセスチャンバごとにプロセス処理の分散
制御ができる。
【0355】(10)次に本発明の第10の実施の形態につ
いて説明する。なお、図15と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0356】図18は請求項13、22、23に対応す
るマルチチャンバシステムの排気制御装置の構成図であ
る。
【0357】排気制御装置204は、例えば1つのプロ
セスチャンバ180に対する真空排気を行う場合、この
プロセスチャンバ180及びそのメインポンプ186に
対する粗引きを行い、この後に1つのプロセスチャンバ
180及びメインポンプ186内を大気圧に戻してから
メインポンプ186の駆動により1つのプロセスチャン
バ180に対する本引きを行い、かつこのときに残りの
プロセスチャンバ181、182の真空排気路をしゃ断
する機能を有している。
【0358】例えば、1つのプロセスチャンバ180に
対する真空排気を行う場合、排気制御装置204は、真
空排気を行うプロセスチャンバ180に対応するサブバ
ルブ189を開放し、続いてラフバルブ193を開放
し、サブポンプ192を駆動する。
【0359】このサブポンプ192の駆動によりプロセ
スチャンバ180及びメインポンプ186に対する粗引
きが行われる。
【0360】次に粗引きの後、排気制御装置204は、
真空排気を行うプロセスチャンバ180に対応するメイ
ンバルブ183を開放し、続いてラフバルブ193を閉
じ、さらにサブバルブ189を閉じる。
【0361】この後、排気制御装置204は、プロセス
チャンバ180にN2 ガスを導入し、プロセスチャンバ
180及びメインポンプ186内を大気圧に戻す。
【0362】この場合、排気制御装置204は、N2 ガ
ス導入を2回繰り返すことによりプロセスチャンバ18
0及びメインポンプ186内を大気圧にする。
【0363】次に排気制御装置204は、プロセスチャ
ンバ180及びメインポンプ186内が大気圧に戻った
後、メインポンプ186を駆動し、プロセスチャンバ1
80に対する本引きを行う。
【0364】このとき排気制御装置204は、残りのプ
ロセスチャンバ181、182に対応する各サブバルブ
190、191が開放されているかを判断し、これらサ
ブバルブ190、191が開放されていれば、これらサ
ブバルブ190、191を所定時間、例えば20秒間閉
じる。
【0365】次に排気制御装置204は、これらサブバ
ルブ190、191をそれぞれ開放する。
【0366】このように上記第10の実施の形態におい
ては、上記第9の実施の形態と同様の効果を奏すること
は言うまでもない。
【0367】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1〜23の本
発明によれば、処理対象に対するプロセス処理の信頼性
を向上できるマルチチャンバシステムを提供できる。
【0368】請求項1、2、3の本発明によれば、各種
のマルチチャンバシステムや処理室を簡単に採用してプ
ロセスに連結でき、かつ処理対象を真空状態で搬送で
き、処理対象に対するプロセス処理の信頼性を向上でき
るマルチチャンバシステムを提供できる。
【0369】請求項4の本発明によれば、各種のマルチ
チャンバシステムや処理室を簡単に採用できるプロセス
に連結できるマルチチャンバシステムを提供できる。
【0370】請求項5、6の本発明によれば、処理対象
を真空状態で搬送できるマルチチャンバシステムを提供
できる。
【0371】請求項7、17の本発明によれば、処理室
内の処理において処理対象を早く目標温度に到達できる
マルチチャンバシステムを提供できる。
【0372】請求項8、9、18の本発明によれば、処
理室と搬入搬出室との圧力差による搬入搬出室へのダス
トの混入を減少できるマルチチャンバシステムを提供で
きる。
【0373】請求項10、11、19の本発明によれ
ば、処理室への処理対象の搬送に影響を与えることなく
コンタミネーションを防止できるマルチチャンバシステ
ムを提供できる。
【0374】請求項12、20、21の本発明によれ
ば、複数の処理室に対する真空排気を別々にできるマル
チチャンバシステムの排気制御方法及びその装置を提供
できる。
【0375】請求項13、22、23の本発明によれ
ば、複数の処理室に対する真空排気を別々にでき、かつ
他の処理室の大気が逆流することなくパーティクルの巻
き上げを防止できるマルチチャンバシステムの排気制御
方法及びその装置を提供できる。
【0376】請求項14、15の本発明によれば、各マ
ルチチャンバシステム間における処理対象の搬送を真空
状態でできるマルチチャンバシステムの搬送台車を提供
できる。
【0377】請求項16の本発明によれば、処理室と搬
入搬出室との圧力差による搬入搬出室へのダストの混入
を減少できるマルチチャンバシステムのゲートバルブを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施の形態のマルチチャ
ンバシステムの搬送台車の構成図。
【図2】搬送台車による半導体ウエハの搬送を示す図。
【図3】本発明に係わる第2の実施の形態のマルチチャ
ンバシステムの構成図。
【図4】マルチチャンバシステムの制御系の構成図。
【図5】本発明に係わる第3の実施の形態のマルチチャ
ンバシステムのゲートバルブの構成図。
【図6】ゲートバルブを応用したマルチチャンバシステ
ムの全体構成図。
【図7】本発明に係わる第4の実施の形態のマルチチャ
ンバシステムのプロセスチャンバの構成図。
【図8】プロセスチャンバ内の圧力変化に対するプロセ
ス温度の変化を示す図。
【図9】本発明に係わる第5の実施の形態のマルチチャ
ンバシステムの構成図。
【図10】本発明に係わる第6の実施の形態のマルチチ
ャンバシステムの構成図。
【図11】搬送ロボットの搬送アームの外観図。
【図12】クリーニングチャンバの断面構成図。
【図13】本発明に係わる第7の実施の形態のマルチチ
ャンバシステムの排気制御装置の構成図。
【図14】排気制御フローチャート。
【図15】本発明に係わる第8の実施の形態のマルチチ
ャンバシステムの排気制御装置の構成図。
【図16】本発明に係わる第9の実施の形態のマルチチ
ャンバシステムの排気制御装置の構成図。
【図17】排気制御フローチャート。
【図18】本発明に係わる第10の実施の形態のマルチ
チャンバシステムの排気制御装置の構成図。
【図19】従来のマルチチャンバシステムの構成図。
【図20】プロセスチャンバ内における半導体ウエハの
加熱・冷却を示す構成図。
【図21】プロセスチャンバ内における半導体ウエハの
高速加熱を示す構成図。
【図22】プロセスチャンバ内における半導体ウエハの
高速加熱を示す構成図。
【図23】マルチチャンバシステムの真空排気系の構成
図。
【符号の説明】
30…搬送台車、 31…マルチチャンバシステム、 32,52a〜52c,60,100,130…トラン
スファーチャンバ、 33,53a〜53e,63,107,108…プロセ
スチャンバ、 131〜134,170,171,180〜182…プ
ロセスチャンバ、 34,56a〜56c,135…ロードロックチャン
バ、 35,,40,59,103,141…搬送ロボット、 39,50…搬送用真空チャンバ、 41…高さ調整機構、 60…ゲートバルブ、 65…電磁石、 66,67…弁体、 73…ゲートバルブ制御装置、 94…ガス圧制御装置、 111,11…予備室、 142…ウエハフィンガ、 143…クリーニングチャンバ、 181,196,200,204…排気制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広田 実津男 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 山内 健資 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象に対する処理を行う少なくとも
    1つの処理室及び前記処理対象の搬入搬出を行う搬入搬
    出室を備えたマルチチャンバシステムにおいて、 前記処理対象を真空中に保持する搬送用真空チャンバ、
    及びこの搬送用真空チャンバ内に備えられ、前記搬入搬
    出室に対して前記処理対象の取り出し及び挿入を行う搬
    送機構を備えて前記マルチチャンバシステム間を搬送す
    る搬送台車、を具備したことを特徴とするマルチチャン
    バシステム。
  2. 【請求項2】 搬送台車は、搬送用真空チャンバと、 この搬送用真空チャンバと搬入搬出室とを連結するベロ
    ーズと、 このベローズを前記搬入搬出室に対して固定するクラン
    プ装置と、 前記ベローズ内を真空引きする真空ポンプと、 前記搬送用真空チャンバ内に設けられ、前記ベローズ内
    を通して前記搬入搬出室から処理済みの処理対象を取り
    出し、かつ未処理の処理対象を前記搬入搬出室に挿入す
    る搬送機構と、 この搬送機構による前記処理対象の取り出し・挿入の高
    さ位置を前記搬入搬出室の高さ位置に調整する高さ調整
    機構と、を有することを特徴とする請求項1記載のマル
    チチャンバシステム。
  3. 【請求項3】 処理対象に対する処理を行う少なくとも
    1つの処理室及び前記処理対象の搬入搬出を行う搬入搬
    出室を備えたマルチチャンバシステムにおいて、 前記搬入搬出室に対して連結され、かつ前記搬入搬出室
    に対して処理対象の取り出し及び挿入を行う搬送機構を
    内部に備えた搬送用真空チャンバと、 この搬送用真空チャンバに対して前記処理対象をロード
    ・アンロードするロード機構と、を具備したことを特徴
    とするマルチチャンバシステム。
  4. 【請求項4】 各種マルチチャンバシステムに応じた通
    信手順を保持し、連結された各種マルチチャンバシステ
    ムに応じた通信手順を実行して処理対象の取り出し及び
    挿入の動作制御を行うことを特徴とする請求項1又は3
    記載のマルチチャンバシステム。
  5. 【請求項5】 搬入搬出室と搬送用真空チャンバとの間
    に介在するゲートバルブ筐体と、 このゲートバルブ筐体内に配置された電磁石と、 この電磁石に対して前記搬送用真空チャンバ側及び前記
    処理室側に設けられた各弁体と、 これら電磁石及び弁体を前記ゲートバルブ筐体内に一体
    的に移動させる移動機構と、 前記ゲートバルブ筐体を大気圧、又は真空排気する気圧
    調整機構と、から成るゲートバルブを備えたことを特徴
    とする請求項1又は3記載のマルチチャンバシステム。
  6. 【請求項6】 ゲートバルブは、搬入搬出室と搬送用真
    空チャンバとを連結する場合、移動機構により電磁石及
    び弁体の一体を前記処理室と前記搬送用真空チャンバと
    間から離脱するとともにゲートバルブ筐体内を気圧調整
    機構により真空排気し、 かつ前記搬入搬出室と前記搬送用真空チャンバとを切り
    離す場合、前記移動機構により前記電磁石及び前記弁体
    の一体を前記搬入搬出室と前記搬送用真空チャンバと間
    に介在させるとともに前記ゲートバルブ筐体内を前記気
    圧調整機構により大気圧に調整するゲートバルブ制御手
    段を備えたことを特徴とする請求項5記載のマルチチャ
    ンバシステム。
  7. 【請求項7】 プロセス温度を目標温度まで上昇させて
    処理対象に対する処理を行う処理室に、プロセスを開始
    する前に一時的に前記処理室内のガス圧を高めるガス圧
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は3記載
    のマルチチャンバシステム。
  8. 【請求項8】 搬入搬出室には、処理室と連結される側
    にこれら処理室内圧力よりも高くかつ前記搬入搬出室内
    圧力よりも低い圧力に保持された予備室を形成したこと
    を特徴とする請求項1又は3記載のマルチチャンバシス
    テム。
  9. 【請求項9】 搬入搬出室は、処理対象の通過する開口
    が形成され、かつ処理室と連結される側に設けて予備室
    を形成するプレートと、 このプレートの開口を開閉する非接触のバルブと、 前記予備室に連通してこの予備室内にガスを供給するガ
    ス配管と、 前記予備室を除く前記搬入搬出室内にガスを供給するガ
    ス供給ラインと、 前記予備室及び前記搬入搬出室内の各圧力を制御する圧
    力制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は
    3記載のマルチチャンバシステム。
  10. 【請求項10】 搬入搬出室内に備えられている搬送機
    構の支持体の付着物を除去する付着物除去チャンバを備
    えたことを特徴とする請求項1又は3記載のマルチチャ
    ンバシステム。
  11. 【請求項11】 付着物除去チャンバは、支持体を載置
    するテーブルと、 高周波電力が供給される電極と、 クリーニング用の活性ガスを導入するガス導入ライン
    と、を備えたことを特徴とする請求項10記載のマルチ
    チャンバシステム。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの処理室に対する真空
    排気を行っているときに他の処理室の真空排気を行う場
    合、 真空排気を行っている前記処理室に対する真空排気路を
    しゃ断するとともに他の処理室の真空排気路を開放し、
    この状態で所定時間経過後に、先に真空排気を行ってい
    た前記処理室の真空排気路を開放することを特徴とする
    請求項1又は3記載のマルチチャンバシステム。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの処理室に対する真空
    排気を行う場合、 この真空排気を行う処理室及びメインポンプに対する粗
    引きを行い、この後に前記処理室及び前記メインポンプ
    内を大気圧に戻してから前記メインポンプの駆動により
    前記処理室に対する本引きを行い、かつこのときに他の
    処理室の真空排気路をしゃ断することを特徴とする請求
    項1又は3記載のマルチチャンバシステム。
  14. 【請求項14】 搬送用真空チャンバと、 この搬送用真空チャンバに設けられ、外部の真空容器と
    連結するベローズと、 このベローズを前記外部の真空容器に対して固定するク
    ランプ装置と、 前記ベローズ内を真空引きする真空ポンプと、 前記搬送用真空チャンバ内に設けられ、前記ベローズ内
    を通して前記外部の真空容器から処理済みの処理対象を
    取り出し、かつ前記外部の真空容器に未処理の処理対象
    を挿入する搬送機構と、 この搬送機構による前記処理対象の取り出し・挿入の高
    さ位置を前記搬入搬出室の高さ位置に調整する高さ調整
    機構と、を具備したことを特徴するマルチチャンバシス
    テムの搬送台車。
  15. 【請求項15】 各種外部の真空容器に応じた通信手順
    を保持し、連結された前記真空容器に応じた通信手順を
    実行して処理対象の取り出し及び挿入の動作制御を行う
    ことを特徴とする請求項14記載のマルチチャンバシス
    テムの搬送台車。
  16. 【請求項16】 2つの真空容器間に介在するゲートバ
    ルブ筐体と、 このゲートバルブ筐体内に配置された電磁石と、 この電磁石に対して前記各真空容器側にそれぞれ設けら
    れた各弁体と、 これら電磁石及び弁体を前記ゲートバルブ筐体内に一体
    的に移動させる移動機構と、 前記ゲートバルブ筐体を大気圧、又は真空排気する気圧
    調整機構と、を具備したことを特徴とするマルチチャン
    バシステムのゲートバルブ。
  17. 【請求項17】 処理室内に処理対象を配置し、この処
    理室内のプロセス温度を目標温度まで上昇させて前記処
    理対象に対する処理を行うマルチチャンバシステムにお
    いて、 前記処理室内のプロセス温度を目標温度に上昇するとき
    に、前記処理室内のガス圧を一時的に高めるガス圧制御
    手段、を具備したことを特徴とするマルチチャンバシス
    テム。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つの処理室及び搬入搬出
    室を備えたマルチチャンバシステムにおいて、 前記搬入搬出室における前記処理室と連結される側に形
    成され、かつこれら処理室内圧力よりも高くかつ前記搬
    入搬出室内圧力よりも低い圧力に保持された予備室、を
    備えたことを特徴とするマルチチャンバシステム。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの処理室及び搬入搬出
    室を備えたマルチチャンバシステムにおいて、 前記搬入搬出室内に備えられている搬送機構の支持体を
    受け取り、この支持体の付着物を除去する付着物除去チ
    ャンバ、を備えたことを特徴とするマルチチャンバシス
    テム。
  20. 【請求項20】 複数の処理室に対する真空排気を行う
    マルチチャンバシステムの排気制御方法において、 少なくとも1つの前記処理室に対する真空排気を行って
    るときに、この処理室に対する真空排気路をしゃ断する
    とともに他の処理室の真空排気路を開放する第1の排気
    工程と、 この状態で所定時間経過後に、先に真空排気を行ってい
    た前記処理室の真空排気路を開放して前記各処理室に対
    する真空排気を行う第2の排気工程と、から成ることを
    特徴とするマルチチャンバシステムの排気制御方法。
  21. 【請求項21】 複数の処理室に対してそれぞれ各真空
    排気路を通して各メインポンプを接続し、これらメイン
    ポンプを駆動して前記各処理室に対する真空排気を行う
    マルチチャンバシステムの排気制御装置において、 前記各処理室の前記各真空排気路ごとに設けられた各バ
    ルブと、 少なくとも1つの前記処理室に対する真空排気を行って
    るときに、この処理室に対応する前記パルブをしゃ断す
    るとともに他の処理室のバルブを開放する第1の排気制
    御手段と、 この第1の排気制御手段による動作から所定時間経過後
    に、先に真空排気を行っていた前記処理室に対応する前
    記バルブを開放して前記全処理室に対する真空排気を行
    う第2の排気制御手段と、を具備したことを特徴とする
    マルチチャンバシステムの排気制御装置。
  22. 【請求項22】 複数の処理室に対してそれぞれメイン
    ポンプを接続し、これらメインポンプを駆動して真空排
    気を行うマルチチャンバシステムの排気制御方法におい
    て、 真空排気を行う前記処理室及び前記メインポンプに対し
    て粗引きを行う粗引き工程と、 この粗引きの後、前記処理室及び前記メインポンプ内を
    大気圧に戻す大気圧制御工程と、 この大気圧制御工程の後に、前記メインポンプの駆動に
    より前記処理室に対する本引きを行い、かつこのときに
    他の処理室の真空排気路をしゃ断する本引き工程と、を
    有することを特徴とするマルチチャンバシステムの排気
    制御方法。
  23. 【請求項23】 複数の処理室に対してそれぞれ各真空
    排気路を通してメインポンプを接続し、これらメインポ
    ンプを駆動して真空排気を行うマルチチャンバシステム
    の排気制御装置において、 前記各処理室の前記各真空排気路ごとに設けられた各バ
    ルブと、 真空排気を行う前記処理室に対応する前記バルブを開放
    して前記処理室及び前記メインポンプに対する粗引きを
    行う粗引き制御手段と、 この粗引きの後、真空排気を行う前記処理室に対応する
    前記バルブを閉じて前記処理室及び前記メインポンプ内
    を大気圧に戻す大気圧制御手段と、 これら処理室及びメインポンプ内が大気圧に戻った後
    に、前記メインポンプの駆動により前記処理室に対する
    本引きを行い、かつこのときに他の処理室に対応するバ
    ルブを閉じる本引き手段と、を具備したことを特徴とす
    るマルチチャンバシステムの排気制御装置。
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