JP2006080485A - 基板処理システム、基板処理方法、密閉容器保管装置、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

基板処理システム、基板処理方法、密閉容器保管装置、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 クリーンルームの清浄度を所定レベルまで高めることなく塵芥が基板に付着するのを防止できると共に、作業者の負担を増やすことなく基板処理のスループットを向上することができる基板処理システムを提供する。
【解決手段】 プラズマ処理システム1は、プラズマ処理装置2、SMIF4及び予備ローダ5を備え、該予備ローダ5は、未処理のポッド3を載置して保管する台状の未処理ポッドポート28と、処理済みのポッド3を載置して保管する棚状の処理済みポッドポート29と、未処理のポッド3を未処理ポッドポート28からSMIF4のポッド載置部24へ移送し、処理済みのポッド3をポッド載置部24から処理済みポッドポート29へ移送するポッドアーム31とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板処理システム、基板処理方法、密閉容器保管装置、プログラム、及び記憶媒体に関し、特に、所定の枚数の基板を格納する密閉容器を用いる基板処理システム、基板処理方法、密閉容器保管装置、プログラム、及び記憶媒体に関する。
成膜処理、エッチング処理等のプラズマ処理が施される半導体ウエハ等の基板の搬送は、基板への塵芥の付着を防止するため、清浄な雰囲気中で行う必要がある。したがって、従来の基板処理システムは、空気清浄機等によって全体が清浄な雰囲気に維持される室内、例えば、クリーンルームに配置されていた。
ところが、近年、半導体ウエハの回路の微細化が飛躍的に進んだため、クリーンルームの清浄度の要求レベルが急激に高まり、例えば、除去すべき塵芥の大きさは0.1μm程度にまで微小化しているが、従来のクリーンルームでは空気清浄機の能力の限界及びコストの観点から、上記要求レベルまで清浄度を高めることが困難であった。
そこで、基板を搬送するときは、所定の枚数、例えば、25枚の基板を格納して周辺雰囲気から隔離するポッド(pod)を用い、基板へプラズマ処理を施すときは、プラズマ処理装置内への塵芥の進入を防止しつつ、ポッドから基板を取り出してプラズマ処理装置内へ搬入する基板処理システムが用いられている。この基板処理システムは、クリーンルームの清浄度を上記要求レベルまで高めることなく、0.1μm程度の塵芥が基板に付着するのを防止できる。
上述した基板処理システムではポッドから基板を取り出す装置として、SMIF(Standard of Mechanical Interface)が用いられる。図9(A)において、SMIF70は、プラズマ処理装置(図示せず)が有するカセットチャンバ(以下「C/C」という。)71の前面に配置され、該C/C71に連通する箱状の密閉室であるエンクロージャ72と、該エンクロージャ72の前面に配置されるポッド載置部73と、エンクロージャ72内の雰囲気を清浄に保つファンフィルタユニット(図示せず)とを備える(例えば、非特許文献1参照。)。
ポッド載置部73は、図中上方にスライドする逆升状のスライドカバー74と、ポッド75が載置されるポッド台76とを有し、エンクロージャ72は、後述の基板カセット77をポッド載置部73及びC/C71の間で搬送する搬送アーム78を有する。
SMIF70では、図9(B)及び(C)に示すように、ポッド75から基板を取り出す際、スライドカバー74が上方にスライドしてポッド75からポッドカバー79を持ち上げて、ポッド75から基板カセット77を分離させる。このとき、基板カセット77が留め置かれる、スライドカバー74とポッド台76で形成される空間は、エンクロージャ72の前面に配置されたスライドドア(図示せず)を介してエンクロージャ72内部と連通し、ファンフィルタユニットによって清浄化される。その後、搬送アーム78がポッド台76上の基板カセット77をC/C71内へ搬入する。また、プラズマ処理済みの基板が格納される基板カセット77は上述した手順と逆の手順でポッド75に格納され、該ポッド75はポッド台76に載置される。
"CX−PAL47号"、[online]、ソニー株式会社、[平成16年7月22日検索]、インターネット<URL:http://www.sony.co.jp/Products/SC-HP/cx_pal/vol47/pdf/cxeye.pdf >
しかしながら、上述した基板処理システムでは、作業者がポッド台76に載置されたプラズマ処理済みの基板が格納されるポッド(以下「処理済みのポッド」という。)75を未処理の基板が格納されるポッド(以下「未処理のポッド」という。)75と手作業によって交換する必要がある。
特に、基板処理のスループットを向上させるためには、処理済みのポッド75と未処理のポッド75とを素早く交換する必要があるために、基板処理システムが基板にプラズマ処理を施している間、作業者は未処理のポッド75を抱えてSMIF70の側に待機する必要があるが、近年、基板のサイズが大きくなり、1つのポッド75の重量が増加したため、作業者の負担が増えるという問題があった。
一方で、作業者の負担を増やさないために、作業者がSMIF70の側に待機しない場合、処理済みのポッド75がポッド台76に載置された後、作業者が複数の未処理のポッド75が格納されているストッカ(図示せず)から1の未処理のポッド75を運び出し、該ポッド75を処理済みのポッド75と交換するため、基板処理のスループットが著しく低下するという問題がある。
本発明の目的は、クリーンルームの清浄度を所定レベルまで高めることなく塵芥が基板に付着するのを防止できると共に、作業者の負担を増やすことなく基板処理のスループットを向上することができる基板処理システム、基板処理方法、密閉容器保管装置、プログラム、及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理システムは、清浄化された雰囲気中において基板にプラズマ処理を施す基板処理装置と、該基板処理装置に接続される内部が清浄化された雰囲気である密閉室、前記基板が格納される密閉容器が載置される載置台、前記密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納手段、及び前記基板を前記密閉室を経由して前記載置台及び前記基板処理装置の間において搬送する基板搬送手段を有する基板搬出入装置とを備える基板処理システムにおいて、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管手段と、前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第2の密閉容器保管手段と、前記密閉容器を、前記第1の密閉容器保管手段及び前記載置台の間、並びに前記載置台及び前記第2の密閉容器保管手段の間において移送する密閉容器移送手段とを有する密閉容器保管装置を備えることを特徴とする。
請求項2記載の基板処理システムは、請求項1記載の基板処理システムにおいて、前記基板処理装置に接続され、前記プラズマ処理の処理内容を設定する処理内容設定装置と、前記基板処理装置に接続され、前記処理内容設定装置において設定された処理内容に基づいて前記基板処理装置の動作を制御し、且つ前記基板処理装置を介した通信によって前記基板搬出入装置及び前記密閉容器保管装置の動作を制御する制御装置とを備えることを特徴とする。
請求項3記載の基板処理システムは、請求項1又は2記載の基板処理システムにおいて、前記密閉容器保管装置及び前記基板搬出入装置、並びに該基板搬出入装置及び前記基板処理装置は互いに通信可能に接続され、前記密閉容器保管装置が、前記密閉容器が前記第1の密閉容器保管手段から前記載置台に移送されたことを、前記基板搬出入装置を介して前記基板処理装置に通知すると、前記制御装置は、前記基板処理装置に前記処置内容設定装置において他の前記密閉容器に格納される基板に施される前記プラズマ処理の処理内容を設定可能にさせることを特徴とする。
請求項4記載の基板処理方法は、載置台に載置される、基板を格納する密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納ステップと、前記基板を内部が清浄化された雰囲気である密閉室を経由して基板処理装置へ搬出入する基板搬出入ステップと、前記基板処理装置に搬入された基板に清浄化された雰囲気中においてプラズマ処理を施す基板処理ステップとを有する基板処理方法であって、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管ステップと、前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台から除去し且つ保管する第2の密閉容器保管ステップと、前記保管される、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台に移送する密閉容器移送ステップとを有することを特徴とする。
請求項5記載の密閉容器保管装置は、清浄化された雰囲気中において基板にプラズマ処理を施す基板処理装置と、該基板処理装置に接続される内部が清浄化された雰囲気である密閉室、前記基板が格納される密閉容器が載置される載置台、前記密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納手段、及び前記基板を前記密閉室を経由して前記載置台及び前記基板処理装置の間において搬送する基板搬送手段を有する基板搬出入装置とを備える基板処理システムにおいて、前記基板搬出入装置に接続される密閉容器保管装置であって、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管手段と、前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第2の密閉容器保管手段と、前記密閉容器を、前記第1の密閉容器保管手段及び前記載置台の間、並びに前記載置台及び前記第2の密閉容器保管手段の間において移送する密閉容器移送手段とを備えることを特徴とする。
請求項6記載のプログラムは、載置台に載置される、基板を格納する密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納モジュールと、前記基板を内部が清浄化された雰囲気である密閉室を経由して基板処理装置へ搬出入する基板搬出入モジュールと、前記基板処理装置に搬入された基板に清浄化された雰囲気中においてプラズマ処理を施す基板処理モジュールとを有する、基板処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管モジュールと、前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台から除去し且つ保管する第2の密閉容器保管モジュールと、前記保管される、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台に移送する密閉容器移送モジュールとを有することを特徴とする。
請求項7記載の記憶媒体は、載置台に載置される、基板を格納する密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納モジュールと、前記基板を内部が清浄化された雰囲気である密閉室を経由して基板処理装置へ搬出入する基板搬出入モジュールと、前記基板処理装置に搬入された基板に清浄化された雰囲気中においてプラズマ処理を施す基板処理モジュールとを有する、基板処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムが、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管モジュールと、前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台から除去し且つ保管する第2の密閉容器保管モジュールと、前記保管される、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台に移送する密閉容器移送モジュールとを有することを特徴とする。
請求項1記載の基板処理システムによれば、基板は密閉容器に格納され、該基板が基板搬出入装置の載置台に載置された密閉容器から取り出された後は、清浄化された雰囲気中において搬送され、プラズマ処理が施され、さらに、該基板処理システムは、プラズマ処理が施されていない基板を格納する密閉容器を保管する第1の密閉容器保管手段と、プラズマ処理が施された基板を格納する密閉容器を保管する第2の密閉容器保管手段と、密閉容器を、第1の密閉容器保管手段及び載置台の間、並びに載置台及び第2の密閉容器保管手段の間において移送する密閉容器移送手段とを有する密閉容器保管装置を備えるので、基板搬出入装置の載置台に載置されている密閉容器に格納されていた基板にプラズマ処理が施されている間、作業者はプラズマ処理が施されていない基板を格納する密閉容器を第1の密閉容器保管手段に保管させることができ、プラズマ処理が施された基板が密閉容器に格納され、該密閉容器が載置台に載置されると、該密閉容器は載置台から除去されて第2の密閉容器保管手段に保管され、作業者は、該第2の密閉容器保管手段に保管された密閉容器を回収することができる。したがって、基板処理システムが配置されるクリーンルームの清浄度を所定レベルまで高めることなく塵芥が基板に付着するのを防止できると共に、作業者の負担を増やすことなく基板処理のスループットを向上することができる。
請求項2の基板処理システムによれば、制御装置が、設定された処理内容に基づいて基板処理装置の動作を制御し、且つ基板処理装置を介した通信によって基板搬出入装置及び密閉容器保管装置の動作を制御するので、通信手段や他の制御装置を設けることなく、基板処理システム全体の動作の制御を行うことができる。
請求項3記載の基板処理システムによれば、密閉容器保管装置及び基板搬出入装置、並びに該基板搬出入装置及び基板処理装置は互いに通信可能に接続され、密閉容器保管装置が、密閉容器が第1の密閉容器保管手段から載置台に移送されたことを、基板搬出入装置を介して基板処理装置に通知すると、制御装置は、基板処理装置に、処置内容設定装置において他の密閉容器に格納される基板に施されるプラズマ処理の処理内容を設定可能にさせるので、基板にプラズマ処理が施されている間において、該基板が格納されていた密閉容器とは他の密閉容器に格納される基板に施されるプラズマ処理の処理内容を設定することができる。
請求項4記載の基板処理方法、請求項6記載のプログラム、及び請求項7記載の記憶媒体によれば、基板は密閉容器に格納され、該基板が基板搬出入装置の載置台に載置された密閉容器から取り出された後は、清浄化された雰囲気中において搬送され、プラズマ処理が施され、さらに、プラズマ処理が施されていない基板を格納する密閉容器が保管され、プラズマ処理が施された基板を格納する密閉容器が載置台から除去され且つ保管され、保管されているプラズマ処理が施されていない基板を格納する密閉容器が載置台に移送されるので、基板搬出入装置の載置台に載置されている密閉容器に格納されていた基板にプラズマ処理が施されている間、作業者は、プラズマ処理が施されていない基板を格納する密閉容器を保管させることができ、プラズマ処理が施された基板が密閉容器に格納され、該密閉容器が載置台に載置されると、該密閉容器は載置台から除去されて保管され、作業者は、該保管された密閉容器を回収することができる。したがって、基板処理システムが配置されるクリーンルームの清浄度を所定レベルまで高めることなく塵芥が基板に付着するのを防止できると共に、作業者の負担を増やすことなく基板処理のスループットを向上することができる。
請求項5記載の密閉容器保管装置によれば、基板は密閉容器に格納され、該基板が基板搬出入装置の載置台に載置された密閉容器から取り出された後は、清浄化された雰囲気中において搬送され、プラズマ処理が施され、さらに、該密閉容器保管装置は、プラズマ処理が施されていない基板を格納する密閉容器を保管する第1の密閉容器保管手段と、プラズマ処理が施された基板を格納する密閉容器を保管する第2の密閉容器保管手段と、密閉容器を、第1の密閉容器保管手段及び載置台の間、並びに載置台及び第2の密閉容器保管手段の間において移送する密閉容器移送手段とを備えるので、基板搬出入装置の載置台に載置されている密閉容器に格納されていた基板にプラズマ処理が施されている間、作業者はプラズマ処理が施されていない基板を格納する密閉容器を第1の密閉容器保管手段に保管させることができ、プラズマ処理が施された基板が密閉容器に格納され、該密閉容器が載置台に載置されると、該密閉容器は載置台から除去されて第2の密閉容器保管手段に保管され、作業者は、該第2の密閉容器保管手段に保管された密閉容器を回収することができる。したがって、基板処理システムが配置されるクリーンルームの清浄度を所定レベルまで高めることなく塵芥が基板に付着するのを防止できると共に、作業者の負担を増やすことなく基板処理のスループットを向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る基板処理システム及び密閉容器保管装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板処理システムとしてのプラズマ処理システムの概略構成を示す図である。
図1において、プラズマ処理システム1は、基板としての半導体ウエハWにプラズマ処理、例えばエッチング処理を施すプラズマ処理装置(基板処理装置)2と、該プラズマ処理装置2に隣接して配置され、後述のポッド3からエッチング処理が施されていない半導体ウエハ(以下「未処理の半導体ウエハ」という。)Wを取り出し、又はポッド3にエッチング処理が施された半導体ウエハ(以下「処理済みの半導体ウエハ」という。)Wを格納するSMIF(基板搬出入装置)4と、該SMIF4に隣接して配置され、SMIF4へ未処理の半導体ウエハWを格納するポッド(密閉容器)(以下、「未処理のポッド」という)3を供給し、且つSMIF4から処理済みの半導体ウエハWを格納するポッド(以下、「処理済みのポッド」という)3を回収する予備ローダ(密閉容器保管装置)5とを備える。ポッド3は、略箱状の密閉容器であり、逆升状のポッドカバーと底面が分離可能に構成され、所定の枚数、例えば、25枚の半導体ウエハWを収容するウエハカセット7を格納する。これにより、ポッド3は半導体ウエハWを周辺雰囲気から隔離する。また、ポッド3がポッドカバーと底面とに分離したとき、ウエハカセット7は底面に載置される。
プラズマ処理装置2は、半導体ウエハWにエッチング処理を施す処理室としてのプロセスチャンバ(以下「P/C」という。)6と、SMIF4から後述のウエハカセット7を受け取るカセットチャンバ(以下「C/C」という。)8と、半導体ウエハWを搬送する搬送アーム9を有するトランスファチャンバ(以下「T/C」という。)10とを備える。このプラズマ処理装置2では、P/C6、C/C8及びT/C10の内部の雰囲気は全て清浄化されている。なお、図1には示されないが、プラズマ処理装置2は、4つのP/C6と、1つのT/C10と、2つのC/C8とからなる。
P/C6は、例えば、アルミニウム等の導電性材料により円筒状に形成された処理室11と、該処理室11の下部に接続された排気管14と、処理室11内の底面に配置され、半導体ウエハWを載置する下部電極としてのサセプタ12と、該サセプタ12に接続される高周波電源15と、サセプタ12に対向して配置され、扁平な中空円盤状に形成された上部電極としてのシャワーヘッド13と、シャワーヘッド13に接続され、処理室11の上面中央を貫通しエッチングガス供給源16に連通する供給管17と、処理室11の周囲全周に亘って周方向等間隔に配置される、永久磁石により形成された複数の円筒型磁石(図示せず)とを備える。
処理室11は気密構造に構成され、排気管14を介して図示しない真空ポンプにより真空引きされて、例えば、1.33Pa(10−2Torr)以下の真空雰囲気を形成する。
サセプタ12は、上面に取り付けられた静電チャック(図示せず)等のクーロン力により半導体ウエハWを吸着保持する。また、サセプタ12の半導体ウエハWが吸着保持される面の周りには、後述するプラズマを半導体ウエハWに向けて収束するフォーカスリング18が配置される。このサセプタ12には、プラズマ処理中において、高周波電源15から13.56MHzの高周波電圧が印加される。
シャワーヘッド13は接地されており、プラズマ処理中においてグランド電位を維持する。また、供給管17から供給されたエッチングガスを処理室11内全体へ均等に噴出する。
P/C6において、半導体ウエハWにエッチング処理を施すときは、処理室11内のサセプタ12に半導体ウエハWを載置し、処理室11内を真空引きし、静電チャックのクーロン力により半導体ウエハWをサセプタ12上に吸着保持する。次いで、供給管17からのエッチングガスをシャワーヘッド13を介して処理室11内へ供給し、エッチングガスのガス圧を例えば、1.33Pa(10−2Torr)以下の真空度に設定する。
その後、高周波電源15からサセプタ12に13.56MHzの高周波電圧を印加し、エッチングガスを介してサセプタ12とシャワーヘッド13間でグロー放電を行い、エッチングガスからプラズマを発生させる。この時、プラズマ中の電子は反応性イオン、ラジカル(活性種)と比較して遥かに軽いため、サセプタ12へ優先的に流入し、これにより、サセプタ12が負に自己バイアスされて、サセプタ12の自己バイアス電位とプラズマ電位間で電位差が生じ、該電位差によりプラズマとサセプタ12間に上下方向の電界が形成される。
さらに、全円筒型磁石によって処理室11内に、水平磁場を印加し、該印加された水平磁場が上述した上下方向に形成された電界に直交して直交電磁界を形成し、直交電磁界の作用によりプラズマ中の電子がサセプタ12の近傍でサイクロイド運動をし、プラズマ中の反応性イオン等の活性種を更に活性化して高密度化されたマグネトロンによるプラズマの発生を実現する。そして、発生したプラズマは半導体ウエハWの表面をエッチングする。
C/C8は、SMIF4における後述のウエハカセット搬送アーム27によって搬送されたウエハカセット7を受け取る受け取り台19を有する。また、C/C8は、SMIF4における後述のエンクロージャ23と連通し、さらに、ゲートバルブ20を介してT/C10に接続される。ゲートバルブ20はスライドバルブであり、ゲートバルブ20が開いたときは、C/C8とT/C10が連通し、ゲートバルブ20が閉じたときは、C/C8とT/C10との連通が遮断される。
T/C10は、搬送アーム9と、T/C10内を減圧する排気管21とを有する。搬送アーム9は、スカラ型のアームであり、複数の腕部材と半導体ウエハWを担持するピックとを有し、未処理の半導体ウエハWを受け取り台19に載置されたウエハカセット7から取り出してサセプタ12に搬送し、また、処理済みの半導体ウエハWをサセプタ12から回収してウエハカセット7に格納する。排気管21は、搬送アーム9が半導体ウエハWをT/C10及びP/C6の間において搬出入するときは、T/C10内を処理室11内と同等のレベルまで減圧し、搬送アーム9が半導体ウエハWをT/C10及びC/C8の間において搬出入するときは、T/C10内をほぼ大気圧に維持する。
また、T/C10は、ゲートバルブ22を介してP/C6に接続される。ゲートバルブ22はスライドバルブであり、ゲートバルブ22が開いたときは、T/C10とP/C6の処理室11が連通し、ゲートバルブ22が閉じたときは、T/C10と処理室11との連通が遮断される。
SMIF4は、C/C8に連通する箱状の密閉室であるエンクロージャ(密閉室)23と、該エンクロージャ23の前面に配置されるポッド載置部(基板取り出し格納手段)24と、エンクロージャ23内の雰囲気を清浄に保つファンフィルタユニット(図示せず)とを備える。
ポッド載置部24は、図中上方にスライドする逆升状のスライドカバー25と、ポッド3が載置されるポッド台(載置台)26とを有し、エンクロージャ23は、ウエハカセット7を搬送するウエハカセット搬送アーム(基板搬送手段)27を有する。該ウエハカセット搬送アーム27は、門型のアームであり、下部にウエハカセット7を載置する載置部を有する。また、ウエハカセット搬送アーム27は上部に設けられた支点を中心に振り子運動が可能であり、且つ支点は図中上下方向に関し、エンクロージャ23に対して移動自在であるため、ウエハカセット7を、エンクロージャ23を経由してポッド載置部24及びC/C8の間で円滑に搬送する。
SMIF4では、ポッド3から半導体ウエハWを取り出すときには、スライドカバー25が上方にスライドしてポッド3からポッドカバーを持ち上げて、ポッド3からウエハカセット7を分離させる。このとき、ウエハカセット7は、ポッド3の底面と共にポッド台26上に留め置かれる。また、ポッド3へ半導体ウエハWを格納するときには、分離したポッドカバーを載置するスライドカバー25が下方にスライドして、ポッド台26に載置されたウエハカセット7及び底面にポッドカバーを被せる。
なお、プラズマ処理システム1は、2つのSMIF4を有し、該2つのSMIF4はそれぞれ2つのC/C8に対応して配置される。
予備ローダ5は、未処理のポッド3を載置して保管する台状の未処理ポッドポート(第1の密閉容器保管手段)28と、処理済みのポッド3を載置して保管する棚状の処理済みポッドポート(第2の密閉容器保管手段)29と、予備ローダ5の側面に立設され且つSMIF4におけるポッド載置部24の上部空間にまで延設される板状のポッド移送基部30とを備える。
ポッド移送基部30は、ポッド3を保持するポッドアーム(密閉容器移送手段)31と、該ポッドアーム31を未処理ポッドポート28、処理済みポッドポート29又はポッド載置部24に載置されたポッド3まで導くガイド溝31Aとを有し、ポッドアーム31は、ガイド溝31Aに沿って未処理のポッド3を未処理ポッドポート28からポッド台26へ移送し、また、処理済みのポッド3をポッド台26から処理済みポッドポート29へ移送する。
未処理ポッドポート28及び処理済みポッドポート29は、作業者が作業を行う作業環境、例えばクリーンルーム内の雰囲気に暴露されているため、作業者は、所望のタイミングで、未処理のポッド3をストッカから持ち出して未処理ポッドポート28に保管させることができ、また、処理済みポッドポート29に保管されている処理済みのポッド3を回収することができる。
なお、プラズマ処理システム1は、2つの予備ローダ5を有し、該2つの予備ローダ5はそれぞれ2つのSMIF4に対応して配置される。
また、プラズマ処理システム1は、プラズマ処理装置2、SMIF4、及び予備ローダ5の動作を制御する図4で後述するシステムコントローラを備える。
次に、本実施の形態に係る基板処理方法としてのプラズマ処理方法について説明する。
図2は、本実施の形態に係る基板処理方法としてのプラズマ処理方法を説明する図であり、図2(A)〜(F)はプラズマ処理方法における各動作を説明する図である。
まず、作業者が未処理のポッド3を未処理ポッドポート28に載置し(図2(A)参照)、ポッドアーム31が載置されたポッド3をポッド台26へ移送して載置する(密閉容器移送ステップ)(図2(B)参照)。その後、作業者は所望のタイミングで他の未処理のポッド3を未処理ポッドポート28に載置する(図2(C)参照)。該載置された他の未処理のポッド3は、ポッド台26に載置されたポッド3が除去されるまで、未処理ポッドポート28において保管される(第1の密閉容器保管ステップ)。
次いで、ポッド載置部24は、スライドカバー25を上方にスライドさせて未処理のポッド3をポッドカバーと底面とに分離する(基板取り出し格納ステップ)(図2(D)参照)。このとき、スライドカバー25とポッド台26とで形成される空間はファンフィルタユニットによって清浄化されるので、底面及びウエハカセット7は清浄化された雰囲気中において、ポッド台26に載置される。
次いで、ウエハカセット搬送アーム27がウエハカセット7をC/C8における受け取り台19へ搬送し(基板搬出入ステップ)(図2(D),(E)参照)、搬送アーム9がウエハカセット7から未処理の半導体ウエハWを枚葉毎に取り出してP/C6の処理室11へ搬入し、P/C6は搬入された半導体ウエハWにエッチング処理を施す(基板処理ステップ)。半導体ウエハWにエッチング処置が施されると、搬送アーム9が処理室11から半導体ウエハWを回収してウエハカセット7に格納する。以上の搬送アーム9による半導体ウエハWの搬出入と、P/C6によるエッチング処理とはウエハカセット7に収容された半導体ウエハWの枚数分だけ繰り返される。
受け取り台19に載置されたウエハカセット7に収容された半導体ウエハWの全てにエッチング処理が施されると、ウエハカセット搬送アーム27が、ウエハカセット7をポッド台26へ搬送して載置する(基板搬出入ステップ)(図2(E),(D)参照)。そして、分離したポッドカバーを載置するスライドカバー25が下方にスライドして、ポッド台26に載置されたウエハカセット7及び底面にポッドカバーを被せる(基板取り出し格納ステップ)(図2(C)参照)。これにより、ウエハカセット7はポッド3に密閉される。
次いで、ポッドアーム31がポッド台26から処理済みのポッド3を除去し、処理済みポッドポート29に移送して載置する(密閉容器移送ステップ)(図2(F)参照)。該載置された処理済みのポッド3は、作業者が回収するまで、処理済みポッドポート29において保管される(第2の密閉容器保管ステップ)。そして、作業者は所望のタイミングで保管された処理済みのポッド3を回収する。
次いで、ポッドアーム31が未処理ポッドポート28において保管されている他の未処理のポッド3をポッド台26へ移送して載置する(図2(A),(B)参照)。その後、作業者は所望のタイミングでさらに他の未処理のポッド3を未処理ポッドポート28に載置する(図2(C)参照)。
そして、以上の処理をロット終了まで繰り返す。
本実施の形態に係る基板処理システム、密閉容器保管装置及び基板処理方法によれば、半導体ウエハWはポッド3に格納され、該半導体ウエハWがSMIF4のポッド台26に載置されたポッド3から取り出された後は、清浄化された雰囲気中において搬送され、且つプラズマ処理が施され、さらに、作業者が所望のタイミングで未処理ポッドポート28に載置した未処理のポッド3が未処理ポッドポート28において保管され、処理済みのポッド3がポッド台26から除去されて処理済みポッドポート29において保管され、その後、未処理ポッドポート28において保管されている未処理のポッド3がポッド台26に移送されるので、SMIF4のポッド台26に載置されているポッド3に格納されていた半導体ウエハWにプラズマ処理が施されている間、作業者は、未処理のポッド3を未処理ポッドポート28において保管させることができ、また、作業者は所望のタイミングで処理済みポッドポート29において保管されている処理済みのポッド3を回収することができる。したがって、プラズマ処理システムが配置される作業環境、例えば、クリーンルームの清浄度を所定レベルまで高めることなく塵芥が半導体ウエハWに付着するのを防止できると共に、作業者の負担を増やすことなくプラズマ処理のスループットを向上することができる。
次に、上述したプラズマ処理システム1における各装置間の通信系について説明する。
図3は、図1のプラズマ処理システムにおける装置間の通信系を示す図である。
図3において、プラズマ処理システム1では、予備ローダ5及びSMIF4、並びにSMIF4及びプラズマ処理装置2が互いに通信ケーブル等を介して通信可能に接続され、さらに、プラズマ処理装置2には、ホストコンピュータ(制御装置)32及びレシピ設定装置(処理内容設定装置)33がそれぞれ通信ケーブル等を介して通信可能に接続される。
レシピ設定装置33は、図5に示すような、レシピ入力GUI(Graphical User Interface)34を表示する表示パネル(図示せず)を有する。該レシピ入力GUI34は、現在の処理ロットにおけるエッチング処理のレシピを入力可能な処理ロット入力部35と、以降の処理ロットにおけるエッチング処理のレシピを入力可能な予約ロット入力部36とを有し、作業者はレシピ入力GUI34においてP/C6に実行させるエッチング処理のレシピを設定する。
ホストコンピュータ32は、レシピ設定装置33においてレシピ入力GUI34を通じて設定されたレシピに基づいてプラズマ処理装置2の動作を制御する。また、プラズマ処理装置2を介した通信によってSMIF4及び予備ローダ5の動作も制御する。
プラズマ処理システム1では、ホストコンピュータ32が、プラズマ処理装置2の動作を制御し、且つプラズマ処理装置2を介した通信によってSMIF4及び予備ローダ5の動作を制御するので、他の通信手段、例えば、ホストコンピュータ32とSMIF4、若しくは予備ローダ5を直接的に通信可能に接続する通信ケーブル等を敷設する必要が無く、また、プラズマ処理システム1を設置・改修し、又はメンテナンスする際に、他のコンピュータ、例えば、プラズマ処理システム1が設置される工場全体を統括するコンピュータ(後述する図4のPC88)の設定を変更する必要がないので、プラズマ処理システム1の設置・改修コストを削減することができ、プラズマ処理システム1のメンテナンスも容易に行うことができる。
次に、上述したプラズマ処理システム1における各装置間の通信系についてより具体的に説明する。
図4は、プラズマ処理システム1におけるシステムコントローラの概略構成を示す図である。
図4において、システムコントローラは、EC(Equipment Controller)89と、複数、例えば、3つのMC(Module Controller)90,91,92と、EC89及び各MCを接続するスイッチングハブ93とを備える。該システムコントローラはEC89からLAN(Local Area Network)101を介して、プラズマ処理システム1が設置されている工場全体の製造工程を管理するMES(Manufacturing Execution System)としてのPC88に接続されている。MESは、システムコントローラと連携して工場における工程に関するリアルタイム情報を基幹業務システム(図示しない)にフィードバックすると共に、工場全体の負荷等を考慮して工程に関する判断を行う。
EC89は、各MCを統括してプラズマ処理システム1全体の動作を制御する統括制御部である。また、EC89は、CPU、RAM、HDD等を有し、レシピ設定装置33においてユーザ等によって指定されたウエハWの処理方法のメニュー、すなわち、レシピに対応するプログラムに応じてCPUが各MCに制御信号を送信することにより、プラズマ処理装置2、SMIF4、及び予備ローラ5の動作を制御する。
スイッチングハブ93は、EC89からの制御信号に応じてEC89の接続先としてのMCを切り替える。
MC90,91,92は、プラズマ処理装置2のP/C6、C/C8、及びT/C10、並びにSMIF4、及び予備ローダ5の動作を制御する制御部である。各MCも、CPU、RAM、HDD等を有し、後述するエンドデバイスへ制御信号を送信する。なお、図1のプラズマ処理システム1が有するシステムコントローラは、複数のP/C6、C/C8、及びSMIF4、並びにT/C10を制御するために、P/C6、C/C8、SMIF4、及びT/C10の数に対応した数のMCを有するが、図4では3つのMCが示されている。また、予備ローダ5は、HUB(図示しない)を介してSMIF4に接続されており、SMIF4を制御するMCによって制御される。
各MCは、DIST(Distribution)ボード96によってGHOSTネットワーク95を介して各I/O(入出力)モジュール97,98,99にそれぞれ接続される。GHOSTネットワーク95は、MCが有するMCボードに搭載されたGHOST(General High-Speed Optimum Scalable Transceiver)と称されるLSIによって実現されるネットワークである。GHOSTネットワーク95には、最大で31個のI/Oモジュールを接続可能であり、GHOSTネットワーク95では、MCがマスタに該当し、I/Oモジュールがスレーブに該当する。
I/Oモジュール97は、1つのP/C6における各構成要素(以下、「エンドデバイス」という。)に接続された複数のI/O部100からなり、各エンドデバイスへの制御信号及び各エンドデバイスからの出力信号の伝達を行う。I/Oモジュール97においてI/O部100に接続されるエンドデバイスには、例えば、P/C6におけるエッチングガス供給源16の各構成要素等が該当する。
なお、I/Oモジュール98,99は、I/Oモジュール97と同様の構成を有し、C/C8やT/C10、SMIF4に対応するMC91,92及びI/Oモジュール98,99の夫々の接続関係も、上述したMC90及びI/Oモジュール97の接続関係と同様の構成であるため、これらの説明を省略する。
また、各GHOSTネットワーク95には、I/O部100におけるデジタル信号、アナログ信号及びシリアル信号の入出力を制御するI/Oボード(図示しない)も接続される。
プラズマ処理システム1において、上述のプラズマ処理を実行する際には、該処理に対応するプログラムに応じてEC89のCPUが、スイッチングハブ93、MC90(MC91,92)、GHOSTネットワーク95及びI/Oモジュール97(I/Oモジュール98,99)におけるI/O部100を介して、所望のエンドデバイスに制御信号を送信することにより、プラズマ処理を実行する。
具体的には、CPUが、P/C6、C/C8、T/C10、及びSMIF4の各エンドデバイスに制御信号を送信することにより、上述のようにプラズマ処理システム1を制御する。
図4のシステムコントローラでは、複数のエンドデバイスがEC89に直接接続されることなく、該複数のエンドデバイスに接続されたI/O部100がモジュール化されてI/Oモジュールを構成し、該I/OモジュールがMC及びスイッチングハブ93を介してEC89に接続されるため、通信系統を簡素化することができる。
また、EC89のCPUが送信する制御信号には、所望のエンドデバイスに接続されたI/O部100のアドレス、及び当該I/O部100を含むI/Oモジュールのアドレスが含まれているため、スイッチングハブ93は制御信号におけるI/Oモジュールのアドレスを参照し、MCのGHOSTが制御信号におけるI/O部100のアドレスを参照することによって、スイッチングハブ93やMCがCPUに制御信号の送信先の問い合わせを行う必要を無くすことができ、これにより、制御信号の円滑な伝達を実現することができる。
次に、上述したプラズマ処理システム1における動作及び通信シーケンスについて説明する。
図6は、図1のプラズマ処理システムにおける動作及び通信シーケンスを示す図である。
図6において、作業者がプラズマ処理システム1を起動すると、プラズマ処理装置2がホストコンピュータ32に1ロット目のエッチング処理のレシピ(以下「1ロット目のレシピ」という)を問い合わせ(1)、ホストコンピュータ32はレシピ設定装置33における処理ロット入力部35において設定されたレシピをプラズマ処理装置2に返信する(2)。
そして、作業者が1ロット目の未処理のポッド3を未処理ポッドポート28に載置し(3)、ポッドアーム31が載置されたポッド3をポッド台26に移送すると、予備ローダ5はSMIF4にポッド3の移送(ロード)が完了した旨を連絡し(4)、該連絡を受けたSMIF4はプラズマ処理装置2にポッド3がポッド台26に載置済みである旨を連絡する(5)。ここで、(5)以降の通信において、1ロット目のレシピのキャンセルが可能であると、(2)の通信において既にプラズマ処理装置2には1ロット目のレシピが送信されているため、レシピ入力GUI34の処理ロット入力部35から1ロット目のレシピが消去されても、プラズマ処理装置2に1ロット目のレシピが残留したままになり、プラズマ処理装置2がコンフリクトを起こす可能性がある。そこで、プラズマ処理システム1では、(5)以降の通信において、ホストコンピュータ32が、プラズマ処理装置2を介してレシピ設定装置33において1ロット目のレシピのキャンセルが不可能となるように制御する。具体的には、処理ロット入力部35において新たなレシピの入力及び設定されたレシピの消去を不可能にする。
次いで、未処理ポッドポート28から1ロット目のポッド3が移送されると、作業者は、2ロット目の未処理のポッド3を未処理ポッドポート28に載置する(6)。載置された2ロット目のポッド3は、後述する1ロット目の処理済みのポッド3のポッド台26からの除去(アンロード)が完了した旨のSMIF4から予備ローダ5への連絡(21)が行われるまで、未処理ポッドポート28において保管される。
次いで、ホストコンピュータ32が、プラズマ処理装置2にレシピ設定装置33において2ロット目のエッチング処理のレシピ(以下「2ロット目のレシピ」という)の入力を可能にさせる予約(キューイング)開始の旨を連絡し(7)、該連絡を受けたプラズマ処理装置2は、レシピ入力GUI34における予約ロット入力部36において2ロット目のレシピの入力を可能にする。
そして、プラズマ処理装置2は、SMIF4に、ポッド台26に対するポッド3のロック(固定)を要求し(8)、さらに、ウエハカセット7のC/C8へのロードを要求する(9)。これらの要求を受けたSMIF4は、ポッド3からウエハカセット7を取り出し、該ウエハカセット7をC/C8へロードする。そして、ウエハカセット7のC/C8へのロードが完了すると、その旨をプラズマ処理装置2へ連絡する(10)。該連絡を受けたプラズマ処理装置2は、1ロット目のエッチング処理を開始し、その旨をホストコンピュータ32に報告する(11)。
次いで、プラズマ処理装置2がホストコンピュータ32に2ロット目のレシピを問い合わせ(12)、ホストコンピュータ32は予約ロット入力部36において設定されたレシピをプラズマ処理装置2に返信し(13)、さらに、レシピ設定装置33において2ロット目のエッチング処理のレシピの入力を可能にさせるキューイング開始の旨を再度連絡する(14)。
その後、プラズマ処理装置2は、1ロット目のエッチング処理が終了すると、その旨をホストコンピュータ32に報告し(15)、さらに、SMIF4にC/C8内のウエハカセット7のアンロードを要求し(16)、該要求を受けたSMIF4は、ウエハカセット7をC/C8からポッド台26へアンロードを開始し、まず、その旨をプラズマ処理装置2に連絡し(17)、さらに、当該アンロードが完了し、ポッド3のポッド台26からのアンロックが完了すると、その旨をプラズマ処理装置2に連絡する(18,19)。
次いで、予備ローダ5がSMIF4にポッド台26に載置された1ロット目の処理済みのポッド3の処理済みポッドポート29へのアンロード(移送)を要求し(20)、ポッドアーム31が当該アンロードを完了すると、SMIF4がその旨を予備ローダ5及びプラズマ処理装置2にそれぞれ連絡する(21,22)。そして、作業者は処理済みポッドポート29に載置されて保管されている1ロット目の処理済みのポッド3を回収する(23)。
その後、ポッドアーム31が未処理ポッドポート28に保管されている2ロット目の未処理のポッド3をポッド台26に移送すると、予備ローダ5はSMIF4にポッド3の移送(ロード)が完了した旨を連絡し(24)、該連絡を受けたSMIF4はプラズマ処理装置2にポッド3がポッド台26に載置済みである旨を連絡する(25)。ここで、(25)以降の通信において、ホストコンピュータ32が、プラズマ処理装置2を介してレシピ設定装置33において2ロット目のレシピのキャンセルが不可能となるように制御する。
次いで、未処理ポッドポート28から2ロット目のポッド3が移送されると、作業者は、3ロット目の未処理のポッド3を未処理ポッドポート28に載置する(26)。載置された3ロット目のポッド3は、後述する2ロット目の処理済みのポッド3のポッド台26からのアンロードが完了した旨のSMIF4から予備ローダ5への連絡(38)が行われるまで、未処理ポッドポート28において保管される。
次いで、ホストコンピュータ32が、プラズマ処理装置2にレシピ設定装置33において3ロット目のエッチング処理のレシピの入力を可能にさせるキューイング開始の旨を連絡し(27)、該連絡を受けたプラズマ処理装置2は、レシピ入力GUI34における予約ロット入力部36において3ロット目のエッチング処理のレシピの入力を可能にする。
そして、プラズマ処理装置2は、SMIF4に、ポッド台26に対するポッド3のロックを要求し(28)、さらに、ウエハカセット7のC/C8へのロードを要求する(29)。これらの要求を受けたSMIF4は、ポッド3からウエハカセット7を取り出し、該ウエハカセット7をC/C8へロードする。そして、ウエハカセット7のC/C8へのロードが完了すると、その旨をプラズマ処理装置2へ連絡する(30)。該連絡を受けたプラズマ処理装置2は、2ロット目のエッチング処理を開始し、その旨をホストコンピュータ32に報告する(31)。
その後、プラズマ処理装置2は、2ロット目のエッチング処理が終了すると、その旨をホストコンピュータ32に報告し(32)、さらに、SMIF4にC/C8内のウエハカセット7のアンロードを要求し(33)、該要求を受けたSMIF4は、ウエハカセット7のC/C8からポッド台26へアンロードを開始し、まず、その旨をプラズマ処理装置2に連絡し(34)、さらに、当該アンロードが完了し、ポッド3のポッド台26からのアンロックが完了すると、その旨をプラズマ処理装置2に連絡する(35,36)。
次いで、予備ローダ5がSMIF4にポッド台26に載置された2ロット目の処理済みのポッド3の処理済みポッドポート29へのアンロードを要求し(37)、ポッドアーム31が当該アンロードを完了すると、SMIF4がその旨を予備ローダ5及びプラズマ処理装置2にそれぞれ連絡する(38,39)。そして、作業者は処理済みポッドポート29に載置されて保管されている2ロット目の処理済みのポッド3を回収する(40)。
そして、3ロット目以降は、上述した動作及び通信を繰り返す。
上述した図6の動作及び通信シーケンスによれば、予備ローダ5が、ポッド3が未処理ポッドポート28からポッド台26に移送されたことを、SMIF4を介してプラズマ処理装置2に連絡する(4,5,24,25)と、ホストコンピュータ32は、プラズマ処理装置2に、レシピ設定装置33における予約ロット入力部36において次ロットのエッチング処理におけるレシピ(以下「次ロットのレシピ」という。)の入力を可能にするので、これにより、作業者は所望のタイミングで次ロットのレシピを設定することができる。
上述した実施の形態では、予備ローダ5が備える未処理ポッドポート28と処理済みポッドポート29の数はそれぞれ1つであったが、未処理ポッドポートと処理済みポッドポートの数はこれに限られず、例えば、図7に示すように、予備ローダ50が2つの処理済みポッドポート51と、1つの未処理ポッドポート28とを備えていてもよく、これにより、作業者による処理済みのポッド3の回収のタイミングの自由度を増すことができる。また、予備ローダが複数の未処理ポッドポートを備えていてもよく、これにより、作業者による未処理のポッド3の載置のタイミングの自由度を増すことができる。
また、上述した実施の形態では、プラズマ処理システム1は、プラズマ処理装置2、SMIF4、予備ローダ5、ホストコンピュータ32及びレシピ設定装置33で構成されたが、プラズマ処理システムを構成する装置はこれに限られず、図8に示すように、プラズマ処理システムは、さらに、ポッド3を搬送する自律制御型の搬送ロボットであるAGV(Automated Guided Vehicle)60を備えていてもよく、これにより、作業者の負担をより軽減することができる。また、このプラズマ処理システムにおいて、AGV60はホストコンピュータ32によって動作が制御されるが、AGV60は、光通信を介して予備ローダ5と通信可能に接続されるため、予備ローダ5、SMIF4及びプラズマ処理装置2を介してホストコンピュータ32と通信可能であり、ホストコンピュータ32との通信のために、新たな通信手段、例えば、通信ケーブル等を敷設する必要がない。
上述した実施の形態では、半導体ウエハWにエッチング処理を施したが、半導体ウエハWに施すプラズマ処理はこれに限られず、例えば、メタルCVD処理等の成膜処理であってもよい。
また、上述した実施の形態では、被処理基板が半導体ウエハであったが、被処理基板はこれに限られず、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等のガラス基板であってもよい。
また、本発明の目的は、上述した本実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、コンピュータ、例えば、EC89に供給し、コンピュータのCPUが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した本実施の形態の機能を実現することになり、プログラムコード及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムコードを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムコードは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることによりコンピュータに供給されてもよい。
また、CPUが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、CPU上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記プログラムコードの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の実施の形態に係る基板処理システムとしてのプラズマ処理システムの概略構成を示す図である。 本実施の形態に係る基板処理方法としてのプラズマ処理方法を説明する図であり、図2(A)〜(F)はプラズマ処理方法における各動作を説明する図である。 図1のプラズマ処理システムにおける装置間の通信系を示す図である。 図1のプラズマ処理システムにおけるシステムコントローラの概略構成を示す図である。 図3におけるレシピ設定装置が有するレシピ入力GUIを示す図である。 図1のプラズマ処理システムにおける動作及び通信シーケンスを示す図である。 図1のプラズマ処理システムの変形例の概略構成を示す図である。 図3の装置間の通信系の変形例を示す図である。 従来の基板処理システムで用いられるSMIFの概略構成を示す図であり、図9(A)はポッドがSMIFに載置されたときの図であり、図9(B)はポッドから基板カセットが分離したときの図であり、図9(C)は基板カセットがカセットチャンバに搬送されたときの図である。
符号の説明
1 プラズマ処理システム
2 プラズマ処理装置
3 ポッド
4 SMIF
5 予備ローダ
6 プロセスチャンバ
7 ウエハカセット
8 カセットチャンバ
9 搬送アーム
10 トランスファチャンバ
23 エンクロージャ
24 ポッド載置部
25 スライドカバー
26 ポッド台
27 ウエハカセット搬送アーム
28 未処理ポッドポート
29,51 処理済みポッドポート
30 ポッド移送基部
31 ポッドアーム
32 ホストコンピュータ
33 レシピ設定装置
34 レシピ入力GUI
35 処理ロット入力部
36 予約ロット入力部
60 AGV

Claims (7)

  1. 清浄化された雰囲気中において基板にプラズマ処理を施す基板処理装置と、
    該基板処理装置に接続される内部が清浄化された雰囲気である密閉室、前記基板が格納される密閉容器が載置される載置台、前記密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納手段、及び前記基板を前記密閉室を経由して前記載置台及び前記基板処理装置の間において搬送する基板搬送手段を有する基板搬出入装置とを備える基板処理システムにおいて、
    前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管手段と、
    前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第2の密閉容器保管手段と、
    前記密閉容器を、前記第1の密閉容器保管手段及び前記載置台の間、並びに前記載置台及び前記第2の密閉容器保管手段の間において移送する密閉容器移送手段とを有する密閉容器保管装置を備えることを特徴とする基板処理システム。
  2. 前記基板処理装置に接続され、前記プラズマ処理の処理内容を設定する処理内容設定装置と、
    前記基板処理装置に接続され、前記処理内容設定装置において設定された処理内容に基づいて前記基板処理装置の動作を制御し、且つ前記基板処理装置を介した通信によって前記基板搬出入装置及び前記密閉容器保管装置の動作を制御する制御装置とを備えることを特徴とする請求項1記載の基板処理システム。
  3. 前記密閉容器保管装置及び前記基板搬出入装置、並びに該基板搬出入装置及び前記基板処理装置は互いに通信可能に接続され、
    前記密閉容器保管装置が、前記密閉容器が前記第1の密閉容器保管手段から前記載置台に移送されたことを、前記基板搬出入装置を介して前記基板処理装置に通知すると、前記制御装置は、前記基板処理装置に前記処置内容設定装置において他の前記密閉容器に格納される基板に施される前記プラズマ処理の処理内容を設定可能にさせることを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理システム。
  4. 載置台に載置される、基板を格納する密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納ステップと、
    前記基板を内部が清浄化された雰囲気である密閉室を経由して基板処理装置へ搬出入する基板搬出入ステップと、
    前記基板処理装置に搬入された基板に清浄化された雰囲気中においてプラズマ処理を施す基板処理ステップとを有する基板処理方法であって、
    前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管ステップと、
    前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台から除去し且つ保管する第2の密閉容器保管ステップと、
    前記保管される、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台に移送する密閉容器移送ステップとを有することを特徴とする基板処理方法。
  5. 清浄化された雰囲気中において基板にプラズマ処理を施す基板処理装置と、該基板処理装置に接続される内部が清浄化された雰囲気である密閉室、前記基板が格納される密閉容器が載置される載置台、前記密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納手段、及び前記基板を前記密閉室を経由して前記載置台及び前記基板処理装置の間において搬送する基板搬送手段を有する基板搬出入装置とを備える基板処理システムにおいて、前記基板搬出入装置に接続される密閉容器保管装置であって、
    前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管手段と、
    前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第2の密閉容器保管手段と、
    前記密閉容器を、前記第1の密閉容器保管手段及び前記載置台の間、並びに前記載置台及び前記第2の密閉容器保管手段の間において移送する密閉容器移送手段とを備えることを特徴とする密閉容器保管装置。
  6. 載置台に載置される、基板を格納する密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納モジュールと、
    前記基板を内部が清浄化された雰囲気である密閉室を経由して基板処理装置へ搬出入する基板搬出入モジュールと、
    前記基板処理装置に搬入された基板に清浄化された雰囲気中においてプラズマ処理を施す基板処理モジュールとを有する、基板処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管モジュールと、
    前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台から除去し且つ保管する第2の密閉容器保管モジュールと、
    前記保管される、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台に移送する密閉容器移送モジュールとを有することを特徴とするプログラム。
  7. 載置台に載置される、基板を格納する密閉容器からの前記基板の取り出し及び前記密閉容器への前記基板の格納を行う基板取り出し格納モジュールと、
    前記基板を内部が清浄化された雰囲気である密閉室を経由して基板処理装置へ搬出入する基板搬出入モジュールと、
    前記基板処理装置に搬入された基板に清浄化された雰囲気中においてプラズマ処理を施す基板処理モジュールとを有する、基板処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムが、
    前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を保管する第1の密閉容器保管モジュールと、
    前記プラズマ処理が施された前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台から除去し且つ保管する第2の密閉容器保管モジュールと、
    前記保管される、前記プラズマ処理が施されていない前記基板を格納する前記密閉容器を前記載置台に移送する密閉容器移送モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
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