JPH10242396A - クロックドライバ回路及び半導体集積回路装置 - Google Patents

クロックドライバ回路及び半導体集積回路装置

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JPH10242396A
JPH10242396A JP9047913A JP4791397A JPH10242396A JP H10242396 A JPH10242396 A JP H10242396A JP 9047913 A JP9047913 A JP 9047913A JP 4791397 A JP4791397 A JP 4791397A JP H10242396 A JPH10242396 A JP H10242396A
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JP
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clock
driver
drivers
macro cell
clock signal
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JP9047913A
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English (en)
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Shinya Shirata
真也 白田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常動作時、テスト動作時ともに、ドライブ
能力が高く、クロックスキューの小さいクロックドライ
バ回路を得る。 【解決手段】 第1、第2のクロックドライバ15a、
15bを有する。各クロックドライバ15a、15bに
おいて、複数のメインドライバ19(1)〜19(n)は入力
ノードが第1の共通線18に、出力ノードが第2の共通
線21に接続される。第2の共通線21は複数のクロッ
ク信号供給線20(1)〜20(m)に接続される。複数のク
ロック信号供給線21(1)〜21(m)はクロック信号を必
要とする第2のマクロセル16のクロック入力ノードに
接続される。第1のクロックドライバ15aのクロック
信号供給線20a(1)〜20a(m)と第2のクロックドラ
イバ15bのクロック信号供給線20b(1)〜20b(m)
とはテストモードの時接続手段22によってそれぞれ電
気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばゲートア
レイ、ECA(Embedded Cell Array)等の半導体集積
回路装置に係り、特に、この半導体集積回路装置に設け
られるクロックドライバ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ゲートアレイ、ECA等の半導
体集積回路装置においては、アンド(AND)回路、オ
ア(OR)回路等の論理回路となるマクロセルと、フリ
ップフロップ回路などのクロック信号を必要とする回路
(以下、総称してフリップフロップ回路と称す。)とな
るマクロセルとが、内部領域(コア領域)に複数配置さ
れており、上記複数のフリップフロップ回路に対してク
ロック信号を供給ためのクロックドライバ回路が設けら
れている。
【0003】このクロックドライバ回路の構成及び半導
体集積回路装置への配置の一例が、例えば、特開平6−
236923号公報(USP5,444,276)にて
提案されている。すなわち、クロックドライバ回路の構
成は、図22に示すように、プリドライバPDと複数の
メインドライバMD1〜MDnとを有し、複数のメイン
ドライバMD1〜MDnの入力ノード及び出力ノードは
それぞれ共通線L1及びL2によって接続されている。
【0004】そして、このクロックドライバ回路は、図
23に示すように配置されている。つまり、複数のメイ
ンドライバMD1〜MDnは、電源電位が印加される電
源線VDD1と、この電源線VDD1に隣接しかつ平行に配
置され、接地電位とされる接地線GND1とからなる電
源線対の間における、マクロセル配置領域MCRに形成
される。共通線L1及びL2それぞれは電源線VDD1と
接地線GND1とからなる電源線対の間に電源線VDD1
と接地線GND1と平行に配置され、複数のメインドラ
イバMD1〜MDnの入力ノード及び出力ノードとスル
ーホールTH1及びTH2を介して電気的に接続されて
いる。共通線L1はプリドライバPDの出力ノードにス
ルーホールTH3を介して電気的に接続されている。
【0005】マクロセル配置領域MCRに形成されたフ
リップフロップ回路FFにクロック信号を供給するた
め、フリップフロップ回路FFのクロック入力ノードは
共通線L2に電気的に接続されたクロック信号供給線C
L1〜CLmに配線LLを介して電気的に接続される。
各クロック信号供給線CL1〜CLmは、配線領域WR
上に電源線VDD1と接地線GND1と直交し、マクロセ
ル配置領域MCRに沿って配置される。各クロック信号
供給線CL1〜CLmは共通線L2との交差部でスルー
ホールTH4を介して共通線L2に電気的に接続され
る。
【0006】なお、各マクロセル配置領域WCRの両側
には、電源線VDD1と接地線GND1と直交し、その交
差部でスルーホールTH5、TH6を介して電気的に接
続される電源線VDD2と接地線GND2が配置されてい
る。このように構成されたクロックドライバ回路を持つ
半導体集積回路装置にあっては、半導体基板の面積を増
加させることなく、レイアウトの容易な高ドライブ能力
のクロックドライバ回路が得られている。
【0007】また、通常動作時は複数種類の周波数のク
ロック信号が与えられる半導体集積回路において、故障
テストのテスト手段としてフリップフロップをスキャン
パスで結ぶスキャンテストを行なうクロック配線方法の
一例が、例えば、特開平7−168735号公報にて提
案されている。
【0008】すなわち、図24に示されるように、通常
動作時には、クロックA端子101に入力されたクロッ
ク信号Aは、クロックドライバ103、クロックA配線
120、スイッチ回路114のスイッチ111を介して
ブロック107のフリップフロップ108に入力され
る。また、クロックB端子102に入力されたクロック
信号Bは、ドライブ能力可変回路106のクロックドラ
イバB、クロックB配線121、スイッチ回路114の
スイッチ112を介してブロック107のフリップフロ
ップ109に入力される。
【0009】一方、スキャンテスト時には、クロックA
端子101に対してはクロック信号を与えず、クロック
B端子102に対してのみクロック信号Bを与え、半導
体集積回路119には単一の周波数だけを与える。この
時、スイッチ回路114は、スイッチ111をオフ、ス
イッチ112及び113をオンにされる。その結果、通
常動作時は複数種類の周波数のクロック信号が入力され
るフリップフロップ108と109は、同一のクロック
B配線121に切り替えて接続される。この時、新たに
発生するクロック配線の負荷の増加に対してドライブ能
力を増加するように、ドライブ能力可変回路106にド
ライブ能力可変信号105が与えられる。
【0010】その結果、フリップフロップ108と10
9には、クロックB端子102に入力されたクロック信
号Bがドライブ能力可変回路106、クロックB配線1
21、スイッチ回路114のスイッチ112及び113
を介して与えられる。このように構成された半導体集積
回路においては、スキャンテスト時のクロックスキュー
が小さくなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図22及び
図23に示した前者の例では、単一のクロック信号を受
ける、例えばゲートアレイ、ECA等の半導体集積回路
装置しか示されていない。また、図25に示した後者の
例では、半導体集積回路として一般的に示されているだ
けであり、例えばゲートアレイ、ECA等については示
されておらず、しかも、クロックドライバA103と、
クロックドライバB104を含むドライブ能力可変回路
106の具体的構成についても示されていない。
【0012】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、複数のクロック入力端子を有し、各クロック
入力端子に対応して複数のクロックドライバが設けられ
たものにおいて、制御信号が第1の状態を示すときに
は、複数のクロックドライバそれぞれが個別にドライブ
能力が高く、クロックスキューの小さいクロックドライ
バ回路として機能し、制御信号が第2の状態を示すとき
には、複数のクロックドライバ回路があたかも一つのク
ロックドライバ回路として機能し、かつ、ドライブ能力
が高く、クロックスキューの小さいクロックドライバ回
路として機能するクロックドライバ回路を得ることを目
的とするものである。
【0013】また、第2の目的は、上記第1の目的にさ
らに、制御信号が第1の状態を示すときに、各クロック
ドライバ回路間の接続手段を、各クロックドライバの出
力間のクロックスキューを小さく、しかも専有面積が少
なくして達成できるクロックドライバ回路を得ることで
ある。
【0014】第3の目的は、クロック信号を必要とする
複数の回路が複数に分割され、分割されたもの毎にクロ
ック入力端子及びクロックドライバが設けられたものに
おいて、制御信号が第1の状態を示すときには、分割さ
れたもの毎にクロック信号を必要とする複数の回路に対
してクロックスキューが小さいクロック信号が与えら
れ、制御信号が第2の状態を示すときには、クロック信
号を必要とする複数の回路全てに対してクロックスキュ
ーが小さいクロック信号が与えられる、例えばゲートア
レイ、ECA等の半導体集積回路装置を得ることであ
る。
【0015】第4の目的は、クロック信号を必要とする
複数の回路が複数に分割され、分割されたもの毎にクロ
ック入力端子及びクロックドライバが設けられたものに
おいて、制御信号が第1の状態を示すときには、分割さ
れたもの毎にクロック信号を必要とする複数の回路に対
してクロックスキューが小さいクロック信号が与えら
れ、制御信号が第2の状態を示すときには、クロック信
号を必要とする複数の回路全てに対してクロックスキュ
ーが小さいクロック信号が与えられ、このクロック信号
を与えるためのクロックドライバ回路を、他のマクロセ
ルに対する占有面積を減少させずにセル配置領域に設け
られる、例えばゲートアレイ、ECA等の半導体集積回
路装置を得ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るクロックドライバ回路は、それぞれクロック信号が
入力される複数のクロック入力端子と、これら複数のク
ロック入力端子に対応して設けられる複数のクロックド
ライバとを備え、各クロックドライバが、対応するクロ
ック入力端子に入力されるクロック信号を入力ノードに
受けるプリドライバと、複数のメインドライバと、これ
ら複数のメインドライバの入力ノード及びプリドライバ
の出力ノードに電気的に接続される第1の共通線と、複
数のメインドライバの出力ノードに電気的に接続される
第2の共通線と、それぞれにクロック信号を必要とする
回路のクロック入力ノードが接続されるとともに、第2
の共通線に電気的に接続される複数のクロック信号供給
線とを有し、さらに、複数のクロックドライバの複数の
クロック信号供給線に対応して設けられ、制御信号の第
1の状態を受けて複数のクロックドライバの対応のクロ
ック信号供給線を電気的に非接続状態にし、制御信号の
第2の状態を受けて複数のクロックドライバの対応のク
ロック信号供給線を電気的に接続状態にする接続部を複
数有する接続手段を設けたものである。
【0017】この発明の第2の発明に係る半導体集積回
路装置は、一主面に第1の方向に沿って配置される複数
のマクロセル配置領域を有する半導体基板と、この半導
体基板の各マクロセル配置領域上に第1の方向と直交す
る第2の方向に沿って配置される複数の電極対とを備
え、半導体基板の各マクロセル配置領域に、第2の方向
に沿って配置される複数のN型拡散領域と、第2の方向
に沿って配置される複数のP型拡散領域とが第1の方向
に沿って形成され、各電極対は、対応したマクロセル配
置領域に形成される複数のN型拡散領域の隣り合う2つ
のN型拡散領域間に絶縁膜を介して形成される第1の電
極と、この第1の電極と第1の方向に沿って配置される
とともに対応したマクロセル配置領域に形成される複数
のP型拡散領域の隣り合う2つのP型拡散領域間に絶縁
膜を介して形成される第2の電極とからなり、各電極対
とその両側に位置するN型拡散領域及びP型拡散領域と
によって基本セルを構成し、半導体基板の各マクロセル
配置領域に、隣接する所定数の基本セルによって構成さ
れる論理回路となる第1のマクロセルが配置されるとと
もに、半導体基板の複数のマクロセル配置領域の2以上
の所定数のマクロセル配置領域それぞれに、隣接する所
定数の基本セルによって構成され、クロック信号を必要
とする回路となる第2のマクロセルが配置されるものに
おいて、半導体基板の複数のマクロセル配置領域は複数
分割され、各分割された領域に対応してクロックドライ
バとクロック信号が入力されるクロック入力端子とが配
置され、各クロックドライバは、対応した分割領域にお
いて、半導体基板の所定のマクロセル配置領域に、隣接
する所定数の基本セルによって構成されるプリドライバ
と、対応した分割領域において、半導体基板の複数のマ
クロセル配置領域の、プリドライバが配置されるマクロ
セル配置領域以外の2以上の所定数のマクロセル配置領
域のそれぞれに、隣接する所定数の基本セルによって構
成され、それぞれがプリドライバが配置される同一直線
上に配置される複数のメインドライバと、対応した分割
領域において、対応した分割領域に配置されるプリドラ
イバ及び複数のメインドライバ上に位置する第1の方向
に沿った直線上に配置されるとともに、対応した分割領
域に配置されるプリドライバの出力ノード及び複数のメ
インドライバの入力ノードに電気的に接続される第1の
共通線と、対応した分割領域において、対応した分割領
域に配置されるプリドライバ及び複数のメインドライバ
上に位置する第1の方向に沿った直線上に配置されると
ともに、対応した分割領域に配置される複数のメインド
ライバの出力ノードに電気的に接続される第2の共通線
と、対応した分割領域において、対応した分割領域に配
置される第2のマクロセルがそれぞれ配置される複数の
マクロセル配置領域それぞれに対応して第2の方向に沿
った直線上に配置され、第2の共通線に電気的に接続さ
れるとともに対応したマクロセル配置領域に配置された
第2のマクロセルのクロック入力ノードが電気的に接続
される複数のクロック信号供給線とを有し、さらに、2
つのクロックドライバ間に配置され、第1及び第2の状
態を示す制御信号の第1の状態を受けて2つのクロック
ドライバの対応のクロック信号供給線のそれぞれを電気
的に非接続状態にし、制御信号の第2の状態を受けて2
つのクロックドライバの対応のクロック信号供給線を電
気的に接続状態にする接続手段を設けたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下にこの発明の実施の形態1を図1な
いし図18を用いて説明する。まず始めに、この発明の
実施の形態1が適用される、例えば、ゲートアレイ又は
ECA等の半導体集積回路装置の半導体基板及びマスタ
ーチップについて図1及び図2に基づいて説明する。
【0019】図1に示すように、半導体基板1は一主面
にセル領域(内部領域、コア領域)2を有するとともに
このセル領域2の周辺に設けられるバッファ領域(周辺
領域)3を有する。この半導体基板1のセル領域2の一
主面上には、図2に示すように、第1の方向(図示縦方
向)に沿って配置される第1の電極4と第2の電極5と
からなる電極対が第2の方向(図示横方向)に沿って複
数配置される電極対群を第1の方向に沿って複数配置さ
れる。
【0020】また、半導体基板1のセル領域2の一主面
には、図2に示すように、各電極対群の第1の電極4に
対応して第2の方向に沿って配置される複数のN型拡散
領域6が形成される。さらに、各電極対群の第2の電極
5に対応して第2の方向に沿って配置される複数のP型
拡散領域7が対応した上記複数のN型拡散領域6と第1
の方向に沿って配置、形成される。
【0021】第1の電極4とその両側に位置するN型拡
散領域6とによってN型MOSトランジスタが構成され
る。第2の電極5とその両側に位置するP型拡散領域7
とによってP型MOSトランジスタが構成される。第1
の方向に沿って並置される1つのN型MOSトランジス
タと1つのP型MOSトランジスタとによって基本セル
8が構成される。半導体基板1のセル領域2には、N型
MOSトランジスタとP型MOSトランジスタとからな
る基本セル8が第1の方向及び第2の方向にマトリクス
状に配置され、全面に敷き詰められた状態になってい
る。このように半導体基板1のセル領域2全面に基本セ
ルが敷き詰められて形成された状態をマスタチップと称
されている。
【0022】一方、アンド(AND)回路やオア(O
R)回路等の論理回路やクロック信号を必要とするフリ
ップフロップ回路等の内部回路は、上記した基本セルを
所定数用いて構成されるセル構造にされ、いわゆるマク
ロセルと称される。以下、論理回路を第1のマクロセ
ル、クロック信号を必要とする内部回路を第2のマクロ
セルと称す。したがって、半導体基板1のセル領域2に
は、図1に示すように、これらマクロセルが配置される
マクロセル配置領域9が第1の方向に沿って複数設けら
れる。マクロセル配置領域9の間にはマクロセル配置領
域9に形成されるマクロセル間を電気的に接続するため
の配線領域10が設けられる。
【0023】なお、各マクロセル配置領域9は、第2の
方向に沿って配置された基本セルの一列分によって構成
される。また、各配線領域10は、そこに配置される第
2の方向に沿った配線の数によって、第2の方向に沿っ
て配置された基本セルの一列分、もしくは複数列分によ
って構成される。半導体基板1のバッファ領域3には、
入力バッファ回路、出力バッファ回路、入出力バッファ
回路等の回路が形成される。
【0024】そして、このような半導体集積回路装置に
あっては、クロック信号を必要とするフリップフロップ
回路等の内部回路となる第2のマクロセルに、半導体集
積回路装置外部からのクロック信号を与えるためのクロ
ックドライバ回路が設けられる。しかも、半導体集積回
路装置が大規模化されるに伴い、機能の異なる複数の機
能ブロックを有し、各機能ブロックに対してそれぞれ別
個にクロック信号を受けるクロックドライバを備えるク
ロックドライバ回路が設けられる。さらに、クロック信
号を必要とする第2のマクロセルに対するスキャンテス
トにおいて、各機能ブロック毎にスキャンテストを行な
うのではなく、全ての機能ブロックに対して一括してス
キャンテストを行うのが効率的である。
【0025】この発明の実施の形態1は、このような半
導体集積回路装置を対象としているものであり、以下
に、半導体集積回路装置に組み込まれるクロックドライ
バ回路について説明する。なお、説明の便宜上、半導体
集積回路装置に組み込まれ、クロック信号が必要とされ
る第2のマクロセルが存在する機能ブロックは2つとす
る。
【0026】まず、図3を用いて説明する。図3におい
て、11a及び11bは通常モード時にそれぞれ別個の
クロック信号CLK1、CLK2が入力され、テイスト
モード時に同じテストクロック信号test−CLKが
入力される第1及び第2のクロック入力端子で、各機能
ブロックに対応して設けられる。12は通常モードであ
る第1の状態(この実施の形態1では“L”レベルとな
る)及びテストモードである第2の状態(この実施の形
態1では“H”レベルとなる)を示す制御信号test
−modeが入力される制御信号入力端子、13はテス
トモード時にスキャンテスト用のテストデータSCAN
−INが入力されるスキャンデータ入力端子、14はテ
ストモード時にスキャンデータSCAN−OUTが出力
されるスキャンデータ出力端子である。
【0027】15a及び15bはそれぞれ複数の第2の
マクロセル16を有する機能ブロックに対応して設けら
れ、対応する第1及び第2のクロック入力端子11a、
11bに入力されるクロック信号を受けて、対応の機能
ブロックにおける複数の第2のマクロセル16にクロッ
ク信号を与えるための第1及び第2のクロックドライバ
である。
【0028】なお、第2のマクロセル16は、例えば、
図4に示す構成をしている。図4において、16(1)
は制御入力ノードに受けた制御信号入力端子12からの
制御信号に基づいて、通常モード時にデータ入力ノード
DIに受ける通常データもしくはテストモード時にスキ
ャンデータ入力ノードSIに受けるスキャンデータのい
ずれかをデータ出力ノードDOに出力する入力側セレク
タである。16(2)はクロック入力ノードTに受けた
クロックドライバ15からのクロック信号に同期して、
上記入力側セレクタ16(1)のデータ出力ノードDO
からのデータをデータ入力ノードDを介して取り込み、
データ出力ノードOから出力するフリップフロップ回路
等で構成される回路(以下、フリップフロップ回路と総
称する。)である。16(3)は上記フリップフロップ
回路16(2)のデータ出力ノードOからのデータをデ
ータ入力ノードIIにて受け、制御入力ノードに受けた
制御信号入力端子12からの制御信号に基づいて、通常
モード時にデータ出力ノードDOから、テストモード時
にスキャンデータ出力ノードSOから出力する出力側セ
レクタである。
【0029】また、第1及び第2のクロックドライバ1
5a、15bはそれぞれ実質的に同じ回路構成をしてい
るので、以下、第1のクロックドライバ回路15aを代
表して図3に基づいて説明する。なお、符号において、
添字a、bは第1及び第2のクロックドライバ15a、
15bにそれぞれ対応して付したので、以下の説明にお
いては添字a、bを省略して説明する。
【0030】17は上記クロック入力端子11に入力ノ
ードINがクロック信号入力線24を介して電気的に接
続されるとともに、出力ノードOUTが第1の共通線1
8に電気的に接続されるプリドライバである。これらプ
リドライバ17は、テストモード時に1つを除いたプリ
ドライバが非活性状態にされる。この実施の形態1で
は、プリドライバ17が2つであるため、第2のプリド
ライバ17bがテストモード時に非活性状態にされ、そ
の出力ノードOUTがハイインピーダンス(電気的に浮
いた状態)にされて、第1の共通線18bに影響を与え
ないようにしている。
【0031】第1のプリドライバ17aは、例えば、図
5に示すように、直列接続されたP型MOSトランジス
タ及びN型MOSトランジスタからなるインバータ回路
を2段縦続接続した回路によって構成されている。
【0032】第2のプリドライバ17bは、例えば、図
6に示すように、直列接続されたP型MOSトランジス
タ及びN型MOSトランジスタからなる入力側インバー
タ回路と、入力側インバータ回路の出力をゲート電極に
受けるP型MOSトランジスタ及びN型MOSトランジ
スタ並びに制御信号入力端子12からの制御信号をイン
バータ回路にて反転した制御信号をゲート電極に受ける
P型MOSトランジスタ及びN型MOSトランジスタが
直列接続された出力側インバータ回路とによって構成さ
れている。
【0033】また、第2のプリドライバ17bは、例え
ば、図7に示すような構成のものであっても良い。すな
わち、入力ノードINを介して入力されるクロック入力
端子11からのクロック信号と制御信号入力端子12か
らの制御信号をインバータによって反転した制御信号と
を受けるナンド回路と、入力ノードINを介して入力さ
れるクロック入力端子11からのクロック信号と制御信
号入力端子12からの制御信号とを受けるノア回路と、
ゲート電極に上記ナンド回路からの出力を受けるP型M
OSトランジスタ及びゲート電極に上記ノア回路からの
出力を受けるN型MOSトランジスタが直列接続された
出力バッファ回路とによって構成されている。
【0034】さらに、第2のプリドライバ17bは、例
えば、図8に示すような構成のものであっても良い。す
なわち、直列接続されたP型MOSトランジスタ及びN
型MOSトランジスタからなるインバータ回路を2段縦
続接続し、出力側のインバータ回路の出力ノードと出力
ノードOUTとの間に接続され、制御信号入力端子12
からの制御信号をゲート電極に受けるN型MOSトラン
ジスタを設けた構成にされている。
【0035】再び図3に戻って、19(1)〜19(n)は入
力ノードINが上記第1の共通線18に電気的に接続さ
れるとともに、それぞれにクロック信号を必要とする内
部回路(第2のマクロセル)16のクロック入力ノード
が電気的に接続される複数のクロック信号供給線20
(1)〜20(m)が接続される第2の共通線21に出力ノー
ドOUTが電気的に接続される複数のメインドライバで
ある。これらメインドライバ19(1)〜19(n)は、テス
トモード時に1つのクロックドライバを除いたクロック
ドライバにおけるメインドライバが非活性状態にされ
る。この実施の形態1では、クロックドライバ15が2
つであるため、第2のクロックドライバ15bにおける
メインドライバ19b(1)〜19b(n)がテストモード時
に非活性状態にされ、その出力ノードOUTがハイイン
ピーダンス(電気的に浮いた状態)にされて、第2の共
通線21bに影響を与えないようにしている。
【0036】第1のメインドライバ19a(1)〜19a
(n)のそれぞれは、例えば図9に示すように、直列接続
されたP型MOSトランジスタ及びN型MOSトランジ
スタからなるインバータ回路を2段縦続接続した回路に
よって構成されている。
【0037】第2のメインドライバ19b(1)〜19b
(n)は、例えば、図10に示すように、直列接続された
P型MOSトランジスタ及びN型MOSトランジスタか
らなる入力側インバータ回路と、入力側インバータ回路
の出力をゲート電極に受けるP型MOSトランジスタ及
びN型MOSトランジスタ並びに制御信号入力端子12
からの制御信号をインバータ回路にて反転した制御信号
をゲート電極に受けるP型MOSトランジスタ及びN型
MOSトランジスタが直列接続された出力側インバータ
回路とによって構成されている。
【0038】また、第2のメインドライバ19b(1)〜
19b(n)は、例えば、図11に示すような構成のもの
であっても良い。すなわち、入力ノードINを介して入
力されるクロック入力端子11からのクロック信号と制
御信号入力端子12からの制御信号をインバータによっ
て反転した制御信号とを受けるナンド回路と、入力ノー
ドINを介して入力されるクロック入力端子11からの
クロック信号と制御信号入力端子12からの制御信号と
を受けるノア回路と、ゲート電極に上記ナンド回路から
の出力を受けるP型MOSトランジスタ及びゲート電極
に上記ノア回路からの出力を受けるN型MOSトランジ
スタが直列接続された出力バッファ回路とによって構成
されている。
【0039】さらに、第2のメインドライバ19b(1)
〜19b(n)は、例えば、図12に示すような構成のも
のであっても良い。すなわち、直列接続されたP型MO
Sトランジスタ及びN型MOSトランジスタからなるイ
ンバータ回路を2段縦続接続し、出力側のインバータ回
路の出力ノードと出力ノードOUTとの間に接続され、
制御信号入力端子12からの制御信号をゲート電極に受
けるN型MOSトランジスタを設けた構成にされてい
る。
【0040】なお、上記プリドライバ17及びメインド
ライバ19(1)〜19(n)はそれぞれインバータ回路を2
段縦続接続した回路にて構成したが、2段に限られるも
のではなく何段でも良いものである。ただし、プリドラ
イバを構成するインバータの数とメインドライバを構成
するインバータ回路の数の和は偶数になるようにした方
が良い。
【0041】22は上記第1のクロックドライバ15a
の複数のクロック信号供給線20a(1)〜20a(m)と第
2のクロックドライバ15bの複数のクロック信号供給
線20b(1)〜20b(m)との間に設けられ、制御信号の
第1の状態(“L”レベル)を受けて第1のクロックド
ライバ15aの複数のクロック信号供給線20a(1)〜
20a(m)と第2のクロックドライバ15bの複数のク
ロック信号供給線20b(1)〜20b(m)とをそれぞれを
電気的に非接続状態にし、制御信号の第2の状態
(“H”レベル)を受けて第1のクロックドライバ15
aと第2のクロックドライバ15bの対応のクロック信
号供給線20a(1)〜20a(m)、20b(1)〜20b(m)
の全てを電気的に接続状態にする接続手段である。
【0042】この接続手段22は、第1及び第2のクロ
ックドライバ15a及び15bのクロック信号供給線2
0a(1)〜20a(m)及び20b(1)〜20b(m)毎に対応
して設けられる複数のトランスミッションゲートを有し
ている。各トランスミッションゲートはPチャネルMO
Sトランジスタ22PとNチャネルMOSトランジスタ
22Pとが並列接続されたものであり、一端(Pチャネ
ルMOSトランジスタ22PとNチャネルMOSトラン
ジスタ22Nの共通接続された一方のソース/ドレイン
領域)が第1のクロックドライバ15aの対応するクロ
ック信号供給線20aの端部に接続されるとともに、他
端(PチャネルMOSトランジスタ22PとNチャネル
MOSトランジスタ22Nの共通接続された他方のソー
ス/ドレイン領域)が第2のクロックドライバ15bの
対応するクロック信号供給線20bの端部に接続され、
制御電極に制御信号を受ける。PチャネルMOSトラン
ジスタ22Pの制御電極(ゲート電極)は制御信号入力
端子12からの制御信号をインバータ回路23にて反転
した制御信号を受ける。NチャネルMOSトランジスタ
22Nの制御電極は制御信号入力端子12からの制御信
号を受ける。なお、各トランスミッションゲートは接続
手段22の各接続部を構成している。
【0043】次に、図3に示す回路構成にされたクロッ
クドライバ回路を、図1及び図2に示したマスタチップ
に配置、形成した例について説明する。この実施の形態
1においては、半導体基板1のセル領域2を第2の方向
(図示横方向)に2分割され、図示左側の機能ブロック
配置領域に第1のクロックドライバ15aが配置され、
図示右側の機能ブロック配置領域に第2のクロックドラ
イバ15bが配置される場合を示している。
【0044】第1及び第2のクロックドライバ回路15
a、15bは上記で説明したように実質的に同じ回路構
成をしているので、第1のクロックドライバ回路15a
を代表して説明する。第2のクロックドライバ15b
は、基本的には、第1のクロックドライバ回路15aと
同様にして、図示右側半分の位置に配置されている。
【0045】プリドライバ17は対応の機能ブロック配
置領域における略中央に位置するマクロセル配置領域9
の略中央部に配置される。第1のプリドライバ17a
(詳細には、図14(図13図示A1部拡大図)に示
す)及び第2のプリドライバ17b(詳細には、図15
(図13図示A2部拡大図)に示す)は、対応の機能ブ
ロック配置領域における、第2の方向に沿った略中央部
に位置する電源線25と接地線26とからなる電源線対
とマクロセル配置領域9との交差部に形成、つまり、電
源線対を構成する電源線25と接地線26との間のマク
ロセル配置領域9に形成される。
【0046】なお、電源線対は、半導体基板1のセル領
域2の一主面上に第1の方向に沿ってセル領域2を横切
って直線上に配置される電源線対が所定間隔(210B
C、BCはBasic Cell、1Basic Cellは基本セル8の幅
(第2の方向に沿った長さ)であり、この実施の形態1
では2.65μm)毎に配置されている。なお、この実
施の形態1においては、半導体基板1のセル領域2の第
2の方向に沿った長さを9mmにしているため、各分割
された領域には複数の電源線対が配置される。
【0047】プリドライバ17内の配線は、第1のマク
ロセルとなる論理回路内及び第2のマクロセル16とな
る内部回路内の配線並びに論理回路間の配線及び論理回
路と内部回路間の配線と同様に、第2の方向に沿って配
置される直線状の第1の配線又は第1の方向に沿って配
置される直線状の第2の配線の少なくとも一方の配線に
て構成される。なお、第1の配線は基本セル8を構成す
る電極対上に層間絶縁膜を介して形成される第1の導電
体層にて形成され、第2の配線は第1の導電体層上に層
間絶縁膜を介して形成される第2の導電体層にて形成さ
れる。第1の導電体層と第2の導電体層との上下関係は
逆であってもよい。第1及び第2の導電体層は、アルミ
ニウム金属層(アルミニウム合金層を含む)によって形
成される。
【0048】上記電源線25は電源電位が印加され、接
地線26は接地電位とされる。電源線対を構成する電源
線25と接地線26とは隣接しかつ平行に配置され、第
2の導電体層によって形成される。電源線25と接地線
26とからなる電源線対は、半導体基板1のセル領域2
の一主面上に第1の方向に沿ってセル領域2を横切って
直線上に配置される。
【0049】電源線対を構成する電源線25の外側辺と
接地線26の外側辺との距離は、この実施の形態1では
46BCであるので、プリドライバ17は電源線25と
接地線26との間に十分に形成できる。なお、図14及
び図15において、プリドライバ17の第2の方向に沿
った長さを電源線25の外側辺から接地線26の外側辺
までとしているが、これに限られるものではなく、プリ
ドライバ17の構成によっては、電源線25の外側辺と
接地線26の外側辺との距離より短いものであってもよ
い。要はプリドライバ17が電源線対を構成する電源線
25と接地線26との間に配置されていればよい。
【0050】第1及び第2のプリドライバ17a及び1
7bは、それぞれ図14及び図15に示すように電源線
25から電源線27を介して電源電位Vccが与えられ、
接地線26に接地線28を介して接続されて接地電位G
NDが与えられる。電源線27はマクロセル配置領域9
の一側部(図示上側側部)上に第2の方向に沿ってマク
ロセル配置領域9全長に亙って配置される。電源線27
は第1の導電体層にて形成され、コンタクトホール30
を介してプリドライバ15に電気的に接続されるととも
にコンタクトホール29を介して電源線25に電気的に
接続される。接地線28はマクロセル配置領域9の他側
部(図示下側側部)上に第2の方向に沿ってマクロセル
配置領域9全長に亙って配置される。接地線28は第1
の導電体層にて形成され、コンタクトホール31を介し
てプリドライバ17に電気的に接続されるとともにコン
タクトホール32を介して接地線26に電気的に接続さ
れる。
【0051】なお、この実施の形態1では、各クロック
ドライバ15a、15bに対して1つのプリドライバ1
7を設けたものを示したが、複数のプリドライバにて構
成しても良い。この場合、複数のマクロセル配置領域9
の2以上の所定数のマクロセル配置領域のそれぞれに、
電源線対間に第1の方向に沿った同一直線上に互いに所
定間隔を有して配置、形成される。
【0052】第1及び第2のメインドライバ19(1)〜
19(n)は、対応する機能ブロック配置領域における複
数のマクロセル配置領域9の、プリドライバ17が配置
されるマクロセル配置領域9以外の2以上の所定数(こ
の例においてはn個)のマクロセル配置領域のそれぞれ
に、第1の方向に沿った同一直線上に互いに所定間隔を
有して配置、形成される。この実施の形態1において、
プリドライバ17が配置されるマクロセル配置領域9以
外のすべてのマクロセル配置領域に配置してある。しか
し、これに限られるものではなく、メインドライバ19
の数に合わせて任意に配置してよい。
【0053】各第1及び第2のメインドライバ19a及
び19bは、詳細には、図16(図13図示B1部拡大
図)及び図17(図13図示B2部拡大図)に示すよう
に、対応の機能ブロック配置領域における第2の方向に
沿った略中央部に位置する電源線25と接地線26とか
らなる電源線対とマクロセル配置領域9との交差部に形
成、つまり、電源線対を構成する電源線25と接地線2
6との間のマクロセル配置領域9に形成される。従っ
て、対応の機能ブロック配置領域において、メインドラ
イバ19とプリドライバ17とは第1の方向に沿った同
一直線上に配置される。
【0054】各メインドライバ19内の配線は、プリド
ライバ17と同様に第2の方向に沿って配置される直線
状の第1の配線又は第1の方向に沿って配置される直線
状の第2の配線の少なくとも一方の配線にて構成され
る。また、メインドライバ19は電源線25と接地線2
6との間に十分に形成できる。なお、図16及び図17
において、メインドライバ19の第2の方向に沿った長
さを電源線25の外側辺から接地線26の外側辺までと
しているが、これに限られるものではなく、メインドラ
イバ19の構成によっては、電源線25の外側辺と接地
線26の外側辺との距離より短いものであってもよい。
要はメインドライバ19が電源線対を構成する電源線2
5と接地線26との間に配置されていればよい。
【0055】各第1及び第2のメインドライバ19a及
び19bは、図16及び図17に示すように、電源線2
5から電源線27を介して電源電位Vccが与えられ、接
地線26に接地線28を介して接続されて接地電位GN
Dが与えられる。電源線27はコンタクトホール30を
介してメインドライバ19に電気的に接続されるととも
にコンタクトホール29を介して電源線25に電気的に
接続される。接地線28はコンタクトホール32を介し
てメインドライバ19に電気的に接続されるとともにコ
ンタクトホール31を介して接地線26に電気的に接続
される。
【0056】第1の共通線18は、図13に示すよう
に、対応の機能ブロック配置領域におけるプリドライバ
17及び複数のメインドライバ19(1)〜19(n)上に位
置する第1の方向に沿った直線上に配置される。第1の
共通線18は第2の導電体層にて形成され、電源線対を
構成する電源線25と接地線26との間に電源線25と
接地線26と平行に配置される。第1の共通線18は図
14及び図15に示すようにコンタクトホール34を介
して対応の機能ブロックにおけるプリドライバ17の出
力ノードに電気的に接続されるとともに、図16及び図
17に示すようにコンタクトホール37を介して対応の
機能ブロックにおける複数のメインドライバ19(1)〜
19(n)の入力ノードに接続され、対応の機能ブロック
におけるプリドライバ17の出力ノード及び複数のメイ
ンドライバ19(1)〜19(n)の入力ノードを短絡する。
【0057】第2の共通線21は、図13に示すよう
に、対応の機能ブロックにおけるプリドライバ17及び
複数のメインドライバ19(1)〜19(n)上に位置する第
1の方向に沿った直線上に配置される。第2の共通線2
1は第2の導電体層にて形成され、電源線対を構成する
電源線25と接地線26との間に対応の機能ブロックに
おける第1の共通線18と平行に配置される。第2の共
通線21は図16及び図17に示すようにコンタクトホ
ール38を介して複数のメインドライバ19(1)〜19
(n)の出力ノードに接続され、複数のメインドライバ1
9(1)〜19(n)の出力ノードを短絡する。
【0058】第2の共通線21の線幅は、第1の共通線
18の線幅より大きくしてある。つまり、次の理由によ
って第2の共通線21の線幅を大きくしてある。第1の
共通線18に接続されるのは複数のメインドライバ19
(1)〜19(n)の入力ノードであり、図9ないし図12に
示すように、入力ノードINが接続されるのはP型MO
Sトランジスタ及びN型MOSトランジスタのゲート電
極であるため、第1の共通線18に接続される負荷容量
値は小さい。これに対して、第2の共通線21に接続さ
れるのは、複数のクロック信号供給線20(1)〜20(m)
及び複数の内部回路16のクロック入力ノードであるた
め、負荷容量値は大きい。
【0059】なお、図14及び図15に示すように、プ
リドライバ17の入力ノードは、コンタクトホール33
を介してクロック信号入力線24に接続される。このク
ロック入力信号線24はクロック入力端子11に接続さ
れる。また、クロック入力信号線24は第1の導電体層
及び第2の導電体層によって構成される。また、第2の
プリドライバ17bは、図15に示すように、その制御
ノードがコンタクトホール36を介して制御信号入力線
35に接続される。この制御入力信号線35は制御信号
入力端子12に接続される。また、制御入力信号線35
は第1の導電体層及び第2の導電体層によって構成され
る。
【0060】複数のクロック信号供給線20(1)〜20
(m)は、図13に示すように、対応の機能ブロックにお
ける第2のマクロセル16がそれぞれ配置される複数の
マクロセル配置領域9それぞれに対応して第2の方向に
沿った直線上に配置される。この実施の形態1において
は、対応の機能ブロックにおいて、複数のマクロセル配
置領域9すべてに対して1対1に対応してクロック信号
供給線20を配置しているが、隣り合う2つのマクロセ
ル配置領域9に対して1つ、つまり2対1に対応してク
ロック信号供給線20を配置してもよい。また、第2の
マクロセル16が配置されるマクロセル配置領域9に対
してだけクロック信号供給線20を配置してもよく、こ
の場合、隣り合う2つのマクロセル配置領域9両者に第
2のマクロセル16が配置されれば、この隣り合う2つ
のマクロセル配置領域9に対して1つのクロック信号供
給線20を配置するようにしてもよい。
【0061】各クロック信号供給線20(1)〜20(m)
は、第1の導電体層にて形成され、対応の機能ブロック
における配線領域10上に、互いに平行に配置される。
各クロック信号供給線20(1)〜20(m)は、その中央部
にてコンタクトホール40を介して第2の共通線21に
電気的に接続される。各クロック信号供給線20(1)〜
20(m)は、対応したマクロセル配置領域9に配置され
た第2のマクロセル16である内部回路のクロック入力
ノードに配線41を介して接続される(図3参照)。配
線41は第2の導電体層にて形成される。
【0062】接続手段22は、第1のクロックドライバ
回路15aが配置される機能ブロック配置領域と第1の
クロックドライバ回路15bが配置される機能ブロック
配置領域との間に位置するマクロセル配置領域9に形成
される。接続手段22は、詳細には、図18に示すよう
に、第2の方向に沿った略中央部に位置する電源線25
と接地線26とからなる電源線対とマクロセル配置領域
9との交差部に形成、つまり、電源線対を構成する電源
線25と接地線26との間のマクロセル配置領域9に形
成される。
【0063】接続手段22の各接続部を構成するトラン
スミッションゲートは、図18(図13図示C部拡大
図)に示すように、電源線25と接地線26との間に位
置し、対応のクロック信号供給線20a、20bに近接
したマクロセル配置領域9に配置される1つの基本セ
ル、つまり、P型MOSトランジスタ22PとこのP型
MOSトランジスタ22Pと第1の方向に沿って配置さ
れたN型MOSトランジスタ22Nとによって構成され
る。
【0064】接続手段22を構成するP型MOSトラン
ジスタ55PとN型MOSトランジスタ55Nの一方の
主電極(ソース/ドレイン領域)は共通接続されて第1
のクロックドライバ15aの対応するクロック信号供給
線20aの端部に接続される。P型MOSトランジスタ
22PとN型MOSトランジスタ22Nの他方の主電極
(ソース/ドレイン領域)は共通接続されて第2のクロ
ックドライバ15bの対応するクロック信号供給線20
bの端部に接続される。P型MOSトランジスタ55P
の制御電極(ゲート電極)は、電源線対に平行に配置さ
れた第2の導電体層にて形成された配線35Bを介して
インバータ回路23の出力ノードに接続される。N型M
OSトランジスタ22Nの制御電極(ゲート電極)は電
源線対に平行に配置された第2の導電体層にて形成され
た制御入力信号線35の一部を構成する配線35Aを介
して制御信号入力端子12に接続される。
【0065】インバータ回路23は第1のクロックドラ
イバ回路15aが配置される機能ブロック配置領域と第
1のクロックドライバ回路15bが配置される機能ブロ
ック配置領域との間に位置するマクロセル配置領域9に
形成される。配線35Aと配線35Bに近接して配置す
れば良い。インバータ回路23は電源線25と接地線2
6との間に配置される1つの基本セル、つまり、P型M
OSトランジスタとこのP型MOSトランジスタと第1
の方向に沿って配置されたN型MOSトランジスタとに
よって構成される。また、接続手段22のトランスミッ
ションゲート22P、22Nが配置される第2の方向に
沿った略中央部に位置する電源線25と接地線26とか
らなる電源線対とマクロセル配置領域9との交差部に形
成しても良い。この場合、配線35Bが不要となる。な
お、インバータ回路と接続手段22は電源線25と接地
線26との間に十分に形成できる。
【0066】なお、図13において、論理回路となる第
1のマクロセル及びクロック信号を必要とする内部回路
となる第2のマクロセル16は繁雑さを避けるため、図
示省略しているが、実際は、電源線対を構成する電源線
25と接地線26との間の領域を除いたマクロセル配置
領域9全域において、効率よく、隙間なく(マクロセル
間の絶縁領域(一般に1つの基本セルによってマクロセ
ル間の電気的絶縁がなされる)は存在する)第1及び第
2のマクロセルが配置される。
【0067】なお、この実施の形態1においては、第1
及び第2のクロックドライバ回路15a及び15bを用
いたものを示しているが、2つにかかわらず、3つでも
4つでも良い。この場合、第2の方向に沿って、機能ブ
ロック配置領域が複数配置され、隣接する機能ブロック
配置領域間に接続手段22を配置すれば良い。また、各
クロックドライバ回路に対する機能ブロックは同じ大き
さがよい。
【0068】また、プリドライバ17の入力ノードはク
ロック信号入力線38を介して直接クロック入力端子1
1に接続するものを示したが、プリドライバ17の入力
ノードとクロック入力端子11との間に、例えばブリド
ライバ17と同様の構成、つまり、インバータ回路を2
段接続したクロック入力ドライバを介在させたものでも
よい。
【0069】次に、このように構成された半導体集積回
路装置におけるクロックドライバ回路の動作について説
明する。まず、通常動作時の動作を説明する。つまり、
第1及び第2のクロック入力端子11a及び11bに別
々のクロック信号が入力されてから、それぞれ対応する
機能ブロックにおける第2のマクロセル16である内部
回路のクロック入力ノードにクロック信号が入力される
までの動作について説明する。
【0070】この時、制御信号入力端子12には、通常
動作を示す制御信号、この実施の形態1では第1の状態
(Lレベルを示す)を示す制御信号が入力されるため、
接続手段22は非接続状態とされる。その結果、第1の
クロックドライバ15aの複数のクロック信号供給線2
0a(1)〜20a(m)と第2のクロックドライバ15bの
複数のクロック信号供給線20b(1)〜20b(m)とは電
気的に非接続状態にされる。また、第1の状態を示す制
御信号を受ける第2のプリドライバ17b及び第2のメ
インドライバ19b(1)〜19b(n)は活性状態にされ
る。従って、第1及び第2のクロックドライバ15a及
び15bは、入力されるクロック信号が異なるだけで実
質的に同じ動作を行なう。よって、以下、第1のクロッ
クドライバ15aの動作について主として説明する。
【0071】第1のクロック入力端子11aに外部から
クロック信号が入力されると、クロック入力信号線24
aを介してプリドライバ17aに入力される。プリドラ
イバ17aは入力されたクロック信号に基づいたクロッ
ク信号を出力する。このクロック信号が第1の共通線1
8aに与えられ、複数のメインドライバ19a(1)〜1
9a(n)に入力される。複数のメインドライバ19a
(1)〜19a(n)の入力ノードはそれぞれ第1の共通線
18aによって短絡され、第1の共通線18aに対する
負荷容量値も小さいことから、複数のメインドライバ1
9a(1)〜19a(n)の入力ノードそれぞれに現れるク
ロック信号の変化(立ち下がり及び立ち上がり)は同じ
になる。
【0072】複数のメインドライバ19a(1)〜19a
(n)の出力ノードに現れるクロック信号の変化は同じで
ある。しかも、第2の共通線21aにはその全長に亙っ
て所定間隔を有し、分散させて複数のメインドライバ1
9a(1)〜19a(n)の出力ノードが接続されるため、
第2の共通線21aに現れるクロック信号の変化は第2
の共通線21aの全長に亙って同じになる。要するに、
クロック入力端子11に入力されるクロック信号の変化
は、第2の共通線21aの全長に亙って同じに現れる。
言い換えれば、クロック入力端子11に入力されるクロ
ック信号の第2の共通線21aに到達時間のずれ、すな
わちクロックスキューは第2の共通線21aの全長に亙
ってほとんどない。
【0073】第2の共通線21aに伝達されたクロック
信号はクロック信号供給線20a(1)〜20a(m)を介し
てクロック信号を必要とする内部回路(第2のマクロセ
ル16)のクロック入力ノードに与えられる。この時、
クロック信号供給線20a(1)〜20a(m)それぞれの第
2の共通線21aとの接続点、つまり中央部におけるク
ロック信号の変化は同じであるものの、両端部における
クロック信号の変化は中央部におけるクロック信号の変
化より若干遅れるものの、問題のない範囲である。
【0074】一方、第2のクロックドライバ15bにつ
いても第1のクロックドライバ15aと同様に動作す
る。従って、第2の共通線21bの全長に亙って、クロ
ック入力端子12に入力されるクロック信号のクロック
スキューがほとんどなく与えられる。このクロックスキ
ューのほとんどない第2の共通線21bに伝達されたク
ロック信号がクロック信号供給線20b(1)〜20b(m)
を介してクロック信号を必要とする内部回路(第2のマ
クロセル16)のクロック入力ノードに与えられる。
【0075】次に、テスト動作、つまりスキャンテスト
時のクロックドライバ回路の動作について説明する。こ
の時、制御信号入力端子12には、テスト動作を示す制
御信号、この実施の形態1では第2の状態(Hレベルを
示す)を示す制御信号が入力されるため、接続手段22
は接続状態とされる。その結果、第1のクロックドライ
バ15aの複数のクロック信号供給線20a(1)〜20
a(m)と第2のクロックドライバ15bの複数のクロッ
ク信号供給線20b(1)〜20b(m)とは電気的に接続状
態にされる。また、第2の状態を示す制御信号を受ける
第2のプリドライバ17b及び第2のメインドライバ1
9b(1)〜19b(n)は非活性状態にされるため、第2の
クロック入力端子11bにテスト用クロック信号が入力
されても、第2のプリドライバ17b及び第2のメイン
ドライバ19b(1)〜19b(n)の出力ノードは電気的に
浮いた状態、つまり、ハイインピーダンス状態であるの
で、第1の共通線18b及び第2の共通線21bには何
等影響を及ぼさない。
【0076】第1のクロック入力端子11aに外部から
テスト用クロック信号が入力されると、クロック信号入
力線24aを介してプリドライバ17aに入力される。
プリドライバ17aは入力されたクロック信号に基づい
たクロック信号を出力する。このクロック信号が第1の
共通線18aに与えられ、複数のメインドライバ19a
(1)〜19a(n)に入力される。
【0077】第1の共通線18aは、この実施の形態1
では、通常の配線より太いアルミニウム層で形成されて
いるため、その抵抗値が低くでき、また、第1の共通線
18aに対する負荷容量値も小さい。その結果、第1の
共通線18aによって入力ノードが短絡される複数のメ
インドライバ19a(1)〜19a(n)の入力ノードそれ
ぞれに現れるテスト用クロック信号の変化(立ち下がり
及び立ち上がり)は同じになる。
【0078】複数のメインドライバ19a(1)〜19a
(n)の出力ノードに現れるクロック信号の変化は同じで
ある。しかも、第2の共通線21aにはその全長に亙っ
て所定間隔を有し、分散させて複数のメインドライバ1
9a(1)〜19a(n)の出力ノードが接続されるため、
第2の共通線21aに現れるテスト用クロック信号の変
化は第2の共通線21aの全長に亙って同じになる。要
するに、クロック入力端子11に入力されるテスト用ク
ロック信号の変化は、第2の共通線21aの全長に亙っ
て同じに現れる。言い換えれば、クロック入力端子11
に入力されるテスト用クロック信号の第2の共通線21
aに到達時間のずれ、すなわちクロックスキューは第2
の共通線21aの全長に亙ってほとんどない。
【0079】第2の共通線21aに伝達されたクロック
信号はクロック信号供給線20a(1)〜20a(m)、及び
このクロック信号供給線20a(1)〜20a(m)に接続手
段22を介して電気的に接続されたクロック信号供給線
20b(1)〜20b(m)を介してクロック信号を必要とす
る内部回路(第2のマクロセル16)のクロック入力ノ
ードに与えられる。この時、クロック信号供給線20a
(1)〜20a(m)と第2の共通線21aとの接続点、つま
り中央部におけるクロック信号の変化は同じであるもの
の、両端部におけるクロック信号の変化は中央部におけ
るクロック信号の変化より若干遅れる。また、接続手段
22を介してクロック信号供給線20a(1)〜20a(m)
の端部に電気的に接続されるクロック信号供給線20b
(1)〜20b(m)におけるクロック信号の変化はクロック
信号供給線20a(1)〜20a(m)の中央部におけるクロ
ック信号の変化より若干遅れるものの、問題のない範囲
である。
【0080】従って、スキャンデータ入力端子13から
スキャンデータ出力端子14との間に縦続接続されたす
べての第2のマクロセル16は、ほとんどクロックスキ
ューのないテスト用クロック信号を受けるため、スキャ
ンデータ入力端子13に入力されるテストデータをテス
ト用クロック信号に同期して順次シフト動作し、スキャ
ンデータ出力端子14に出力する。
【0081】この実施の形態1は、以上に述べたことか
ら明らかな如く、次のような効果を奏するものである。 (イ)通常動作時、第1及び第2のクロックドライバ1
5a及び15bそれぞれにおいて、クロック入力端子1
1a、11bに入力されたクロック信号の変化は、第2
の共通線21a、21bの全長に亙って同じに変化し、
クロック信号を必要とする内部回路となる第2のマクロ
セル16すべてに対してクロックスキューが小さいクロ
ック信号が与えられる。 (ロ)テスト動作時、第1のクロックドライバ15aに
おける第2の共通線21aの全長に亙って、クロック入
力端子11aに入力されたテスト用クロック信号の変化
が同じに変化し、クロック信号供給線20a(1)〜20
a(m)及びこのクロック信号供給線20a(1)〜20a
(m)に接続手段22を介して接続されるクロック信号供
給線20b(1)〜20b(m)の全長に亙ってクロックスキ
ューが小さくでき、全ての第2のマクロセル16に対し
てクロックスキューが小さいテスト用クロック信号が与
えられる。
【0082】(ハ)第1及び第2のクロックドライバ1
5a及び15bを構成するプリドライバ17a及び17
bとメインドライバ19a(1)〜19a(n)及び19b
(1)〜19b(n)は、第1のマクロセル及び第2のマク
ロセル16が配置されない電源線対を構成する電源線2
5と接地線26との間に配置されるため、セル領域2に
対する第1及び第2のマクロセルの数を減らすことな
く、クロックドライバ回路をセル領域内に配置できる。
【0083】実施の形態2.図19ないし図21はこの
発明の実施の形態2を示すものであり、上記した実施の
形態1に対して接続手段22の構成が相違するだけであ
り、その他は同様である。従って、接続手段22につい
て主として説明する。なお、この実施の形態2では、第
1のクロックドライバ15aが配置される機能ブロック
配置領域と第2のクロックドライバ15bが配置される
機能ブロック配置領域との間に、全てのマクロセルがク
ロック信号を必要としない機能ブロック、つまり、クロ
ックドライバを必要としない機能ブロックが配置される
機能ブロック配置領域15cが設けられている場合であ
る。また、図19ないし図21において、実施の形態1
に示した図に付した符号と同一符号は同一又は相当部分
を示している。
【0084】接続手段22は、図19に示すように、第
1及び第2のクロックドライバ15a及び15bのクロ
ック信号供給線20a(1)〜20a(m)及び20b(1)〜
20b(m)毎に対応して設けられる接続部を有してい
る。各接続部は、第1のトランスミッションゲート(2
2P1、22N1)、第2のトランスミッションゲート
(22P2、22N2)、接続用配線22H、及び固定
電位供給手段22Kを有している。
【0085】第1のトランスミッションゲートは、第1
のクロックドライバ15aの対応のクロック信号供給線
20aの端部に近接して配置される電源線対の電源線2
5と接地線26との間に位置するマクロセル配置領域9
に形成される(図20図示C部参照)。また、第1のト
ランスミッションゲートは並列接続されたPチャネルM
OSトランジスタ22P1とNチャネルMOSトランジ
スタ22N1とを有する。PチャネルMOSトランジス
タ22P1とNチャネルMOSトランジスタ22N1の
一方の主電極(ソース/ドレイン領域)は、図20図示
C部の拡大図である図21に示すように、共通接続され
て第1のクロックドライバ15aのクロック信号供給線
20aの一端部に接続される。PチャネルMOSトラン
ジスタ22P1の制御電極は、図19及び図21に示さ
れるように、インバータ回路23及び制御入力信号線3
5を介して制御信号入力端子12に接続され、制御信号
であるテストモード信号を受ける。同様に、Nチャネル
MOSトランジスタ22N1の制御電極は制御入力信号
線35を介して制御信号入力端子12に接続され、制御
信号であるテストモード信号を受ける。なお、制御入力
信号線35は、第1のトランスミッションゲートが配置
される電源線25と接地線26との間に電源線25と平
行に配置され、第2の導電体層にて形成される部分を有
している。
【0086】第2のトランスミッションゲートは、第2
のクロックドライバ15bの対応のクロック信号供給線
20bの端部に近接して配置される電源線対の電源線2
5と接地線26との間に位置するマクロセル配置領域9
に形成される(図20図示C部参照)。また、第2のト
ランスミッションゲートは並列接続されたPチャネルM
OSトランジスタ22P2とNチャネルMOSトランジ
スタ22N2とを有する。PチャネルMOSトランジス
タ22P2とNチャネルMOSトランジスタ22N2の
一方の主電極(ソース/ドレイン領域)は、図21に示
すように、共通接続されて第2のクロックドライバ15
bのクロック信号供給線20bの一端部に接続される。
PチャネルMOSトランジスタ22P2の制御電極は、
図19及び図21に示されるように、インバータ回路2
3及び制御入力信号線35を介して制御信号入力端子1
2に接続され、制御信号であるテストモード信号を受け
る。同様に、NチャネルMOSトランジスタ22N2の
制御電極は制御入力信号線35を介して制御信号入力端
子12に接続され、制御信号であるテストモード信号を
受ける。なお、制御入力信号線35は、第2のトランス
ミッションゲートが配置される電源線25と接地線26
との間に電源線25と平行に配置され、第2の導電体層
にて形成される部分を有している。
【0087】接続用配線22Hは、図19ないし図21
に示すように、第1及び第2のクロックドライバ15a
及び15bの対応のクロック信号供給線20a及び20
bに対応して設けられ、機能ブロック配置領域上に、第
2の方向に沿って直線上に配置され、第1の導電体層に
よって形成される。接続用配線22Hは一端が第1のト
ランスミッションゲートの他端、つまり、PチャネルM
OSトランジスタ22P1とNチャネルMOSトランジ
スタ22N1の共通接続された他方の主電極(ソース/
ドレイン領域)に接続され、他端が第2のトランスミッ
ションゲートの他端、つまり、PチャネルMOSトラン
ジスタ22P2とNチャネルMOSトランジスタ22N
2の共通接続された他方の主電極(ソース/ドレイン領
域)に接続される。
【0088】固定電位供給手段22Kは、電源電位ノー
ト゛(具体的には電源線27)と接続用配線22Hとの間
に接続され、制御電極が制御入力信号線35を介して制
御信号入力端子12に接続され、制御信号であるテスト
モード信号を受けるPチャネルMOSトランジスタによ
って構成される。固定電位供給手段22Kは制御信号が
通常動作を示すとき、導通状態となって、電源電位(固
定電位)を接続用配線22Hに供給し、接続用配線22
Hを電源電位に固定し、マクロセル等に影響を与えない
ようにするためのものである。なお、制御信号がテスト
モードを示すときは、非導通状態になっている。
【0089】固定電位供給手段22Kを構成するPチャ
ネルMOSトランジスタは第1のトランスミッションゲ
ートが配置される電源線25と接地線26との間に第1
のトランスミッションゲートとともに配置される。な
お、第2のトランスミッションゲートが配置される電源
線25と接地線26との間に、第2のトランスミッショ
ンゲートとともに、さらに、固定電位供給手段22Kを
構成するPチャネルMOSトランジスタを配置しても良
い。
【0090】このように構成されたクロックドライバ回
路においても、上記実施の形態1と同様に、通常動作時
は、接続手段22が第1のクロックドライバ15aのク
ロック信号供給線20a(1)〜20a(m)と第2のクロッ
クドライバ15bのクロック信号供給線20b(1)〜2
0b(m)とを非接続状態にし、テスト動作時に接続状態
とするので、上記した実施の形態1と同様の効果(イ)
〜(ハ)を奏する。さらに、(ニ)接続手段22は、ク
ロック信号供給線20a(1)〜20a(m)及びクロック信
号供給線20b(1)〜20b(m)のそれぞれの端部に、ト
ランスミッションゲートを配置する構成にしたので、通
常動作時に接続手段22を設けたことによる、クロック
信号供給線20a(1)〜20a(m)及びクロック信号供給
線20b(1)〜20b(m)それぞれの寄生容量の増大を極
力抑えることができるという効果を奏するものである。
なお、この実施の形態3では、固定電位供給手段22K
は電源電位を供給する構成としたが、接地電位を与える
構成でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における半導体集積
回路装置に用いられるマスタチップの概略平面図。
【図2】 図1に示した概略平面図における概略部分
拡大図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す回路図。
【図4】 図3に示した第2のマクロセル16を示す
ブロック図。
【図5】 図3に示したプリドライバ17aを示す回
路図。
【図6】 図3に示したプリドライバ17bの一例を
示す回路図。
【図7】 図3に示したプリドライバ17bの他の例
を示す回路図。
【図8】 図3に示したプリドライバ17bのさらに
他の例を示す回路図。
【図9】 図3に示したメインドライバ19a(1)〜
19a(n)を示す回路図。
【図10】 図3に示したメインドライバ19b(1)〜
19b(n)の一例を示す回路図。
【図11】 図3に示したメインドライバ19b(1)〜
19b(n)の他の例を示す回路図。
【図12】 図3に示したメインドライバ19b(1)〜
19b(n)のさらに他の例を示す回路図。
【図13】 この発明の実施の形態1を示す概略平面パ
ターン図。
【図14】 図13に示したプリドライバ17a部分の
部分拡大平面パターン図。
【図15】 図13に示したプリドライバ17b部分の
部分拡大平面パターン図。
【図16】 図13に示したメインドライバ19a(1)
〜19a(n)部分の部分拡大平面パターン図。
【図17】 図13に示したメインドライバ19b(1)
〜19b(n)部分の部分拡大平面パターン図。
【図18】 図13に示した接続手段22部分の部分拡
大平面パターン図。
【図19】 この発明の実施の形態2を示す回路図。
【図20】 この発明の実施の形態2を示す概略平面パ
ターン図。
【図21】 図19に示した接続手段22部分の部分拡
大平面パターン図。
【図22】 従来のクロックドライバ回路を示す回路
図。
【図23】 従来のクロックドライバ回路を示す部分平
面パターン図。
【図24】 従来のクロック配線方法を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 セル領域、4 第1の電極、5
第2の電極、6 N型拡散領域、7 P型拡散領域、8
基本セル、9 マクロセル配置領域、10配線領域、
11a、11b 第1、第2のクロック入力端子、12
制御信号入力端子、15a、15b 第1、第2のク
ロックドライバ、16 第2のマクロセル、17a、1
7b プリドライバ、18a、18b 第1の共通線、
19a(1)〜19a(n)、19b(1)〜19b(n) メイン
ドライバ、20a(1)〜20a(m)、20b(1)〜20b
(m) クロック信号供給線、21a、22b 第2の共
通線、22 接続手段、25 電源線、26 接地線。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】第2のプリドライバ17bは、例えば、図
6に示すように、直列接続されたP型MOSトランジス
タ及びN型MOSトランジスタからなる入力側インバー
タ回路と、入力側インバータ回路の出力をゲート電極に
受けるP型MOSトランジスタ及びN型MOSトランジ
スタ並びに制御信号入力端子12からの制御信号をイン
バータ回路にて反転した制御信号をゲート電極に受ける
P型MOSトランジスタ及び制御信号入力端子12から
の制御信号をゲート電極に受けるN型MOSトランジス
タが直列接続された出力側インバータ回路とによって構
成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】第2のメインドライバ19b(1)〜19b
(n)は、例えば、図10に示すように、直列接続された
P型MOSトランジスタ及びN型MOSトランジスタか
らなる入力側インバータ回路と、入力側インバータ回路
の出力をゲート電極に受けるP型MOSトランジスタ及
びN型MOSトランジスタ並びに制御信号入力端子12
からの制御信号をインバータ回路にて反転した制御信号
をゲート電極に受けるP型MOSトランジスタ及び制御
信号入力端子12からの制御信号をゲート電極に受ける
N型MOSトランジスタが直列接続された出力側インバ
ータ回路とによって構成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれクロック信号が入力される複数
    のクロック入力端子、 これら複数のクロック入力端子に対応して設けられる複
    数のクロックドライバを備え、 上記各クロックドライバは、 対応する上記クロック入力端子に入力されるクロック信
    号を入力ノードに受けるプリドライバと、 複数のメインドライバと、 これら複数のメインドライバの入力ノード及び上記プリ
    ドライバの出力ノードに電気的に接続される第1の共通
    線と、 上記複数のメインドライバの出力ノードに電気的に接続
    される第2の共通線と、 それぞれにクロック信号を必要とする回路のクロック入
    力ノードが接続されるとともに、上記第2の共通線に電
    気的に接続される複数のクロック信号供給線とを有し、 さらに、上記複数のクロックドライバの複数のクロック
    信号供給線に対応して設けられ、制御信号の第1の状態
    を受けて上記複数のクロックドライバの対応のクロック
    信号供給線を電気的に非接続状態にし、上記制御信号の
    第2の状態を受けて上記複数のクロックドライバの対応
    のクロック信号供給線を電気的に接続状態にする接続部
    を複数有する接続手段を備えたクロックドライバ回路。
  2. 【請求項2】 上記複数のクロックドライバのうちの1
    つを除いたクロックドライバのメインドライバは、上記
    制御信号の第1の状態を受けて活性状態とされ、上記制
    御信号の第2の状態を受けて非活性状態とされることを
    特徴とする請求項1記載のクロックドライバ回路。
  3. 【請求項3】 上記複数のクロックドライバは半導体基
    板の一主面に形成され、 上記各クロックドライバの第1及び第2の共通線は、上
    記半導体基板の一主面上に第1の方向に沿って直線上に
    配置され、 上記各クロックドライバの各クロック信号供給線は、上
    記半導体基板の一主面上に上記第1の方向と直交する第
    2の方向に沿って直線上に配置されるとともに、互いに
    平行に配置され、 上記各クロックドライバの複数のメインドライバは上記
    半導体基板の一主面に第1の方向に沿って互いに所定間
    隔を有して配置されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のクロックドライバ回路。
  4. 【請求項4】 上記各クロックドライバのプリドライバ
    及び複数のメインドライバは、同一直線上に配置されて
    いることを特徴とする請求項3記載のクロックドライバ
    回路。
  5. 【請求項5】 上記各クロックドライバの各クロック信
    号供給線は、その中央部にて上記第2の共通線に電気的
    に接続されていることを特徴とする請求項3又は請求項
    4記載のクロックドライバ回路。
  6. 【請求項6】 上記複数のクロックドライバは、上記半
    導体基板の一主面に上記第2の方向に沿って配置されて
    いることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれ
    かに記載のクロックドライバ回路。
  7. 【請求項7】 上記接続手段の各接続部は、隣接して配
    置された2つのクロックドライバ間に配置され、一端が
    一方のクロックドライバの対応するクロック信号供給線
    の端部に接続されるとともに、他端が他方のクロックド
    ライバの対応するクロック信号供給線の端部に接続さ
    れ、制御電極に上記制御信号を受ける、PチャネルMO
    SトランジスタとNチャネルMOSトランジスタとが並
    列接続されたトランスミッションゲートを有しているこ
    とを特徴とする請求項6記載のクロックドライバ回路。
  8. 【請求項8】 上記接続手段の各接続部は、 2つのクロックドライバ間に配置され、一端が一方のク
    ロックドライバの対応するクロック信号供給線に接続さ
    れ、制御電極に上記制御信号を受ける、PチャネルMO
    SトランジスタとNチャネルMOSトランジスタとが並
    列接続された第1のトランスミッションゲートと、 上記2つのクロックドライバ間に配置され、一端が他方
    のクロックドライバの対応するクロック信号供給線に接
    続され、制御電極に上記制御信号を受ける、Pチャネル
    MOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタと
    が並列接続された第2のトランスミッションゲートと、 上記2つのクロックドライバ間に配置され、一端が対応
    する第1のトランスミッションゲートの他端に接続さ
    れ、他端が対応する第2のトランスミッションゲートの
    他端に接続される接続用配線とを有していることを特徴
    とする請求項6記載のクロックドライバ回路。
  9. 【請求項9】 一主面に第1の方向に沿って配置される
    複数のマクロセル配置領域を有する半導体基板と、この
    半導体基板の各マクロセル配置領域上に上記第1の方向
    と直交する第2の方向に沿って配置される複数の電極対
    とを備え、 上記半導体基板の各マクロセル配置領域に、上記第2の
    方向に沿って配置される複数のN型拡散領域と、上記第
    2の方向に沿って配置される複数のP型拡散領域とが上
    記第1の方向に沿って形成され、 上記各電極対は、対応したマクロセル配置領域に形成さ
    れる上記複数のN型拡散領域の隣り合う2つのN型拡散
    領域間に絶縁膜を介して形成される第1の電極と、この
    第1の電極と上記第1の方向に沿って配置されるととも
    に対応したマクロセル配置領域に形成される上記複数の
    P型拡散領域の隣り合う2つのP型拡散領域間に絶縁膜
    を介して形成される第2の電極とからなり、 上記各電極対とその両側に位置する上記N型拡散領域及
    び上記P型拡散領域とによって基本セルを構成し、 上記半導体基板の各マクロセル配置領域に、隣接する所
    定数の上記基本セルによって構成される論理回路となる
    第1のマクロセルが配置されるとともに、 上記半導体基板の複数のマクロセル配置領域の2以上の
    所定数のマクロセル配置領域それぞれに、隣接する所定
    数の上記基本セルによって構成され、クロック信号を必
    要とする回路となる第2のマクロセルが配置されるもの
    において、 上記半導体基板の複数のマクロセル配置領域は複数分割
    され、 上記各分割された領域に対応してクロックドライバとク
    ロック信号が入力されるクロック入力端子とが配置さ
    れ、 上記各クロックドライバは、 対応した分割領域において、上記半導体基板の所定のマ
    クロセル配置領域に、隣接する所定数の上記基本セルに
    よって構成されるプリドライバと、 対応した分割領域において、上記半導体基板の複数のマ
    クロセル配置領域の、上記プリドライバが配置されるマ
    クロセル配置領域以外の2以上の所定数のマクロセル配
    置領域のそれぞれに、隣接する所定数の上記基本セルに
    よって構成され、それぞれが上記プリドライバが配置さ
    れる同一直線上に配置される複数のメインドライバと、 対応した分割領域において、対応した分割領域に配置さ
    れる上記プリドライバ及び上記複数のメインドライバ上
    に位置する上記第1の方向に沿った直線上に配置される
    とともに、対応した分割領域に配置される上記プリドラ
    イバの出力ノード及び上記複数のメインドライバの入力
    ノードに電気的に接続される第1の共通線と、 対応した分割領域において、対応した分割領域に配置さ
    れる上記プリドライバ及び上記複数のメインドライバ上
    に位置する上記第1の方向に沿った直線上に配置される
    とともに、対応した分割領域に配置される上記複数のメ
    インドライバの出力ノードに電気的に接続される第2の
    共通線と、 対応した分割領域において、対応した分割領域に配置さ
    れる上記第2のマクロセルがそれぞれ配置される上記複
    数のマクロセル配置領域それぞれに対応して上記第2の
    方向に沿った直線上に配置され、上記第2の共通線に電
    気的に接続されるとともに対応したマクロセル配置領域
    に配置された第2のマクロセルのクロック入力ノードが
    電気的に接続される複数のクロック信号供給線とを有
    し、 さらに、2つのクロックドライバ間に配置され、第1及
    び第2の状態を示す制御信号の第1の状態を受けて上記
    2つのクロックドライバの対応のクロック信号供給線の
    それぞれを電気的に非接続状態にし、上記制御信号の第
    2の状態を受けて上記2つのクロックドライバの対応の
    クロック信号供給線を電気的に接続状態にする接続手段
    を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 上記複数のクロックドライバのうちの
    1つを除いたクロックドライバのメインドライバは、上
    記制御信号の第1の状態を受けて活性状態とされ、上記
    制御信号の第2の状態を受けて非活性状態とされること
    を特徴とする請求項9記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 上記各第1及び第2の共通線は、対応
    した分割領域における第2の方向の中央部に配置され、 上記各分割領域に配置される複数のクロック信号供給線
    は、その中央部にて対応した分割領域に配置される上記
    第2の共通線に電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項9又は請求項10記載の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 上記各分割領域それぞれに対応して、
    電源電位が印加される電源線と、この電源線に隣接しか
    つ平行に配置され、接地電位とされる接地線とからなる
    少なくとも一つの電源線対が上記半導体基板の一主面上
    に上記第1の方向に沿って直線上に配置され、 上記各分割領域に配置される上記プリドライバ及び上記
    複数のメインドライバは、対応した分割領域に配置され
    る一つの電源線対の電源線と接地線との間に配置される
    ことを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか
    に記載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 上記第1のマクロセル内及び上記第2
    のマクロセル内の配線並びに上記第1のマクロセル間の
    配線及び上記第1のマクロセルと上記第2のマクロセル
    間の配線は、上記電極対上に形成される第1の導電体層
    にて形成され、上記第2の方向に沿って配置される第1
    の配線、又は上記電極対上に形成される上記第1の導電
    体層とは異なる層である第2の導電体層にて形成され、
    上記第1の方向に沿って配置される第2の配線の少なく
    とも一方の配線にて構成され、 上記各第1及び第2の共通線は上記第2の導電体層にて
    形成され、 上記各複数のクロック信号供給線は上記第1の導電体層
    にて形成されていることを特徴とする請求項9ないし請
    求項12のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 上記半導体基板の複数のマクロセル配
    置領域における複数の分割は第2の方向に沿って分割さ
    れ、 上記接続手段の各接続部は、隣接する分割領域の間に位
    置し、隣接する所定数の上記基本セルによって構成さ
    れ、一端が一方の分割領域に配置されるクロックドライ
    バの対応するクロック信号供給線の端部に接続されると
    ともに、他端が他方の分割領域に配置されるクロックド
    ライバの対応するクロック信号供給線の端部に接続さ
    れ、制御電極に上記制御信号を受けるトランスミッショ
    ンゲートを有していることを特徴とする請求項9ないし
    請求項13のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 上記半導体基板の複数のマクロセル配
    置領域における複数の分割は第2の方向に沿って分割さ
    れ、 上記接続手段の各接続部は、2つの分割領域の一方の分
    割領域に近接して位置し、隣接する所定数の上記基本セ
    ルによって構成され、一端が上記一方の分割領域に配置
    されるクロックドライバの対応のクロック信号供給線の
    一端部に接続され、制御電極に上記制御信号を受ける第
    1のトランスミッションゲートと、 上記2つの分割領域の他方の分割領域に近接して位置
    し、隣接する所定数の上記基本セルによって構成され、
    一端が上記他方の分割領域に配置されるクロックドライ
    バの対応のクロック信号供給線の一端部に接続され、制
    御電極に上記制御信号を受ける第2のトランスミッショ
    ンゲートと、 一端が上記第1のトランスミッションゲートの他端に接
    続され、他端が第2のトランスミッションゲートの他端
    に接続される接続用配線とを有していることを特徴とす
    る請求項9ないし請求項13のいずれかに記載の半導体
    集積回路装置。
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