JPH0714994A - 半導体集積回路装置及び基準信号供給方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及び基準信号供給方法

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Publication number
JPH0714994A
JPH0714994A JP5146321A JP14632193A JPH0714994A JP H0714994 A JPH0714994 A JP H0714994A JP 5146321 A JP5146321 A JP 5146321A JP 14632193 A JP14632193 A JP 14632193A JP H0714994 A JPH0714994 A JP H0714994A
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JP
Japan
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signal
integrated circuit
clock
internal
wiring
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JP5146321A
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English (en)
Inventor
Takafumi Tanaka
貴文 田中
Takeyuki Inoue
健之 井上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体集積回路装置の改善に関し、
基準信号を増幅する信号駆動回路の配置や、その信号配
線方法を工夫して、内部集積回路内に大型セルを配置す
ること、及び、回路間の信号遅延量を低減させることを
目的する。 【構成】 基準信号CKに基づいて各種信号処理をする
内部集積回路群11と、内部集積回路群11の周辺に設
けられた周辺回路群12とを具備し、基準信号CKを増
幅する第1の信号駆動回路13と複数の第2の信号駆動
回路14とが設けられ、第1の信号駆動回路13が周辺
回路群12の一方の側の領域に設けられ、第2の信号駆
動回路14が周辺回路群12の他方の側の領域であっ
て、該周辺回路群12に隣接する内部集積回路群11の
両端領域に設けられ、第1の信号駆動回路13と複数の
第2の信号駆動回路14とが第1の信号配線MLにより
接続され、複数の第2の信号駆動回路14と内部集積回
路群11とが第2の信号配線SLにより接続されること
を含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図11) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図2〜7) (2)第2の実施例の説明(図8) (3)第3の実施例の説明(図9) (4)第4の実施例の説明(図10) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置及
び基準信号供給方法に関するものであり、更に詳しく言
えば、内部論理回路を中央に配置したSOG(Sea O
f Gate )タイプのゲートアレイ及びそのクロック信号
の分配方法の改善に関するものである。
【0003】近年,各種情報処理装置の機能,性能の向
上要求に伴い半導体集積回路(以下LSIという)装置
の大規模化及び超高速化が要求され、それを応用した高
速システム装置が開発されている。これによれば、デー
タ処理に係るシステムサイクルを短縮し、処理データ量
を増加する必要がある。このため、内部論理回路に供給
するクロック信号を効率良く分配する必要があり、例え
ば、分割された1つのセル領域毎にクロックセルを設
け、そこにクロック信号を供給する方法が採られる。
【0004】しかし、各クロックセル毎に電源を供給し
なくてはならず、LSI装置の高集積化の妨げとなった
り、回路間のクロックスキューが大きくなったり、コン
パイルドセル(RAM,ROM)等の大型のセルの配置
場所が制限されることがある。そこで、クロックセルや
クロックドライバの配置や、その信号配線方法を工夫し
て、内部集積回路内に大型セルを配置すること、及び、
それら回路間のクロックスキューを低減させることがで
きる装置及び方法が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図11は、従来例に係る説明図である。図
11(A)はその半導体集積回路装置の平面図であり、図
11(B)は、そのクロック供給方法を説明する図をそれ
ぞれ示している。例えば、特開昭55−115352号に見られ
るようなLSI装置は、図11(A)において、半導体チ
ップ6に内部集積回路1が設けられる。内部集積回路1
は2つチャネル領域を挟んで3箇所に分割配置され、そ
の分割されたセル領域後に、クロックネット5やクロッ
クドライバ3が設けられる。クロックネット5はクロッ
クドライバ3とセル領域内部のクロックセル4と接続す
る配線である。
【0006】また、図11(B)において、分割された1
つのセル領域1Aには、クロックセル4とベーシックセ
ル1Bとが設けられ、該ベーシックセル1Bはクロック
信号CKに基づいて各種論理処理をする。なお、外部入
力されたクロック信号CKはクロックドライバ3により
増幅され、クロックネット5を介して内部集積回路1に
供給される。ここで、クロック信号CKはクロックセル
4により増幅され、それがベーシックセル列毎に供給さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
れば、分割された1つのセル領域1Aのベーシックセル
列毎にクロックセル4が設けられ、そこにクロック信号
(以下基準信号ともいう)CKが供給されている。この
ため、次のような問題がある。 各クロックセル4毎に電源を供給しなくてはなら
ず、その配線領域とクロックセル4の配置場所とが制限
され、LSI装置の高集積化の妨げとなる。
【0008】 また、半導体集積回路の高機能化及び
大規模化の要求に伴い、クロックドライバ3を駆動する
論理回路数が増加する傾向にある。このため、クロック
スキュー(以下信号遅延量ともいう)を低減させるべ
く、外部端子2から該ドライバ3に至る電源配線やクロ
ックネット5を太幅配線とする必要がある。 さらに、クロックセル4に至る信号配線が太幅配線
により形成されると、それが内部チャネル領域を多く占
有するようになる。これにより、内部集積回路1のゲー
ト搭載数が減少する。
【0009】 なお、クロックセル4が1つのセル領
域1A毎に配置されるため、その内部領域にクロックセ
ル(以下信号駆動回路ともいう)4が点在することにな
る。これにより、コンパイルドセル(RAM,ROM)
等の大型のセルの配置場所が制限されたり、内部集積回
路群内にそれを配置することが困難となる。 本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創作されたもの
であり、基準信号を増幅する信号駆動回路の配置や、そ
の信号配線方法を工夫して、内部集積回路内に大型セル
を配置すること、及び、回路間の信号遅延量を低減させ
ることが可能となる半導体集積回路装置及び基準信号供
給方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る半
導体集積回路装置及び基準信号供給方法の原理図を示し
ている。本発明の第1の半導体集積回路装置は図1に示
すように、基準信号CKに基づいて各種信号処理をする
内部集積回路群11と、前記内部集積回路群11の周辺
に設けられた周辺回路群12とを具備し、前記基準信号
CKを増幅する第1の信号駆動回路13と複数の第2の
信号駆動回路14とが設けられ、前記第1の信号駆動回
路13が対向して配置される周辺回路群12の一方の側
の領域に設けられ、前記第2の信号駆動回路14が、一
方の側と隣接し、かつ、各々対向して配置される周辺回
路群12の他方の側の領域であって、該周辺回路群12
に隣接する内部集積回路群11の両端領域に設けられ、
前記第1の信号駆動回路13と複数の第2の信号駆動回
路14とが第1の信号配線MLにより接続され、前記複
数の第2の信号駆動回路14と内部集積回路群11とが
第2の信号配線SLにより接続されることを特徴とす
る。
【0011】本発明の第2の半導体集積回路装置は前記
第2の信号駆動回路14が内部集積回路群11の両端領
域に隣接する周辺回路群12内に設けられることを特徴
とする。本発明の第3の半導体集積回路装置は前記第2
の信号駆動回路14間の第2の信号配線SLが固定接続
されることを特徴とする。
【0012】本発明の第4の半導体集積回路装置は前記
第2の信号駆動回路14間の第2の信号配線SLが、内
部集積回路群11の中央付近で分離されることを特徴と
する。なお、本発明の第1〜第4の半導体集積回路装置
において、前記内部集積回路群11の両側領域に設けら
れた複数の第2の信号駆動回路14又は前記内部集積回
路群11の両端領域に隣接する周辺回路群12内に設け
られた第2の信号駆動回路14に対して第1の信号配線
MLが対称的に配線されることを特徴とする。
【0013】また、本発明の第1〜第4の半導体集積回
路装置において、前記第1の信号配線MLが、複数の第
2の信号駆動回路14に接続される共通入力配線mLの
中央付近に接続されることを特徴とする。さらに、本発
明の第1〜第4の半導体集積回路装置において、前記複
数の第2の信号駆動回路14が一定間隔を保って配置さ
れ、前記複数の第2の信号駆動回路14に対して共通入
力配線mLが均等に接続されることを特徴とする。
【0014】本発明の基準信号供給方法は外部入力した
基準信号CKの第1の増幅処理をし、前記増幅処理され
た基準信号CKを内部集積回路群11の両側領域に分岐
処理をし、前記分岐された基準信号CKの第2の増幅処
理をし、前記増幅された基準信号CKを内部集積回路群
11の両側領域から対称的に分配処理をすることを特徴
とする。
【0015】なお、本発明の基準信号供給方法におい
て、前記分配処理の際に、増幅された基準信号CKを内
部集積回路群11に対して両端供給方式又は片側供給方
式を採用することを特徴とし、上記目的を達成する。
【0016】
【作 用】本発明の第1の半導体集積回路装置によれ
ば、図1に示すように内部集積回路群11及び周辺回路
群12を具備し、第1の信号駆動回路13が周辺回路群
12の一方の側の領域に設けられ、第2の信号駆動回路
14が周辺回路群12の他方の側の領域であって、該周
辺回路群12に隣接する内部集積回路群11の両端領域
に設けられる。
【0017】このため、第1の信号駆動回路13や第2
の信号駆動回路14に供給する電源配線を太幅配線とす
ることができ、それを周辺回路群12のチャネル領域を
使用して配線することができる。このことで、該回路1
3に至る電源配線を十分に太く最も短い配線とすること
が可能となる。また、従来例のようなクロックセル等に
供給する電源配線が内部集積回路11のチャネル領域を
占有することが無くなる。これにより、第2の信号駆動
回路14により駆動可能な論理セル数を増加させること
が可能となる。
【0018】さらに、第2の信号駆動回路14が周辺回
路群12に隣接する内部集積回路群11の両端領域に設
けられるため、従来例のように内部集積回路群11内に
第2の信号駆動回路14を点在させることが無くなる。
このため、コンパイルドセル(RAM,ROM)等の大
型のセルを内部集積回路群11内に容易に配置すること
が可能となり、LSI装置の性能向上及びその高集積化
を図ることが可能となる。
【0019】また、第1の信号駆動回路13により基準
信号CKが増幅されると、第1の信号駆動回路13から
見て対称的に配線され、かつ、共通入力配線mLの中央
付近に接続された第1の信号配線MLを介して複数の第
2の信号駆動回路14に基準信号CKを供給することが
可能となる。さらに、一定間隔を保って配置され、か
つ、共通入力配線mLが均等に接続された複数の第2の
信号駆動回路14により基準信号CKが増幅される。
【0020】このため、内部集積回路群11に対して櫛
形状に配線された第2の信号配線SLに均一の基準信号
CKを供給することが可能となる。また、内部集積回路
群11に到達する基準信号CKのバラツキを抑えること
が可能となる。これにより、信号遅延量が低減された基
準信号CKに基づいて内部集積回路群11により、各種
信号処理を行わせることが可能となる。このことで、第
1の信号駆動回路13により駆動される論理回路数が増
加した場合であっても、信号遅延量を極力低減させるこ
とが可能となる。また、半導体集積回路の大規模化の要
求に十分対処することが可能となる。
【0021】本発明の第2の半導体集積回路装置によれ
ば、第2の信号駆動回路14が内部集積回路群11の両
端領域に隣接する周辺回路群12内に設けられる。例え
ば、駆動能力の高いバイポーラトランジスタを多く含ん
で第2の信号駆動回路14を構成する場合には、電界効
果トランジスタを主要構成とする内部集積回路群11と
分離される。
【0022】このため、内部集積回路群11のLSIパ
ターンと第2の信号駆動回路14を含む周辺回路群12
のLSIパターンの設計を分割して行うことができる。
また、第1の半導体集積回路装置と同様に、第2の信号
駆動回路14に供給する電源配線を太幅配線とすること
ができ、それを周辺回路群12のチャネル領域を使用し
て配線することができる。これにより、第2の信号駆動
回路14への電源供給が容易となり、製造プロセスの簡
易化及び合理化が図れる。
【0023】さらに、第1の半導体集積回路装置と異な
り、第2の信号駆動回路14が内部集積回路群11を占
有することが無くなり、ゲート搭載数の増加を図ること
が可能となる。これにより、コンパイルドセル等の大型
のセルを内部集積回路群11内に自由に配置することが
可能となる。なお、本発明の第3の半導体集積回路装置
によれば、第2の信号駆動回路14間の第2の信号配線
SLが固定接続される。例えば、内部集積回路群11の
一端の側に設けられた第2の信号駆動回路14の出力部
が、他端の側に設けられた第2の信号駆動回路14の出
力部に第2の信号配線SLを介して接続され、その信号
配線SLに内部集積回路群11の論理セルが接続され
る。
【0024】このため、内部集積回路群11に対して基
準信号CKを両端から供給する両端供給方式を構成する
ことができ、バラツキの少ない基準信号CKを内部集積
回路群11に供給することが可能となる。これにより、
タイミング差が最小限に抑制された基準信号CKに基づ
いて内部集積回路群11により、各種論理処理等を行わ
せることが可能となる。
【0025】本発明の第4の半導体集積回路装置によれ
ば、第2の信号駆動回路14間の第2の信号配線SL
が、内部集積回路群11の中央付近で分離される。例え
ば、内部集積回路群11の上部側に設けられた第2の信
号駆動回路14に接続される第2の信号配線SLが内部
集積回路群11の中央付近まで配線されて終端され、そ
の信号配線SLに内部集積回路群11の上部領域の論理
セルが接続される。また、下部側に設けられた第2の信
号駆動回路14に接続される第2の信号配線SLが内部
集積回路群11の中央付近まで配線されて終端され、そ
の信号配線SLが内部集積回路群11の下部領域の論理
セルに接続される。
【0026】このため、内部集積回路群11に対して基
準信号CKを片側から供給する片側供給方式を構成する
ことができ、第2の信号配線SLの幅を調整することに
よりバラツキの少ない基準信号CKを内部集積回路群1
1に供給することが可能となる。これにより、タイミン
グ差が最小限に抑制された基準信号CKに基づいて内部
集積回路群11により、各種信号処理を行わせることが
可能となる。なお、内部集積回路群11に対して分離櫛
形状に配線された第2の信号配線SLでは、基準信号C
Kのシミュレーション処理を容易に行うことが可能とな
る。
【0027】本発明の基準信号供給方法によれば、外部
入力した基準信号CKの第1の増幅処理に基づいて、そ
の基準信号CKを内部集積回路群11の両側領域に分岐
処理をし、さらに、分岐された基準信号CKの第2の増
幅処理に基づいて、その基準信号CKを内部集積回路群
11の両側領域から対称的に分配処理をしている。例え
ば、分配処理の際に、内部集積回路群11に対して基準
信号CKを両端から供給する両端供給方式又はそれを片
側から供給する片側供給方式が採用される。
【0028】このため、両端供給方式では内部集積回路
群11に対して固定配線された第2の信号配線SLにお
いて、基準信号CKのタイミング差を最小限に抑制する
ことが可能となる。また、片側供給方式では内部集積回
路群11に対して分離櫛形状に配線された第2の信号配
線SLにおいて、基準信号CKのシミュレーション処理
を容易に行うことが可能となる。
【0029】これにより、信号遅延量が低減された基準
信号CKに基づいて内部集積回路群11により、各種信
号処理を行わせることが可能となる。また、論理回路数
が増加した場合であっても、信号遅延量を極力低減させ
ることが可能となる。このことで、半導体集積回路の高
機能化及び大規模化の要求に十分対処することが可能と
なる。
【0030】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図2〜10は、本発明の実施例に係る半
導体集積回路装置及び基準信号供給方法を説明する図で
ある。 (1)第1の実施例の説明 図2は、本発明の第1の実施例に係るSOG型ゲートア
レイの構成図であり、図3は、そのクロック入力ドライ
バの構成図であり、図4は、そのコラムドライバの構成
図である。また、図5は第1の実施例に係るクロック配
線の構成図であり、図6は、そのクロックスキューの説
明図であり、図7は、本発明の各実施例に係るディレイ
タイムのシミュレーション特性図をそれぞれ示してい
る。
【0031】例えば、SOGタイプ(Sea Of Gate
;ゲート敷き詰め方式)の第1のゲートアレイ20は
図2において、内部論理回路21,I/O領域22,ク
ロック入力ドライバ23及びコンパイルドセル25が設
けられて成る。すなわち、内部論理回路21,コンパイ
ルドセル25は内部集積回路群11の一例であり、基準
信号CKの一例となるクロック信号に基づいて各種信号
処理をするゲートアレイである。例えば、内部論理回路
21は破線円内図に示すように、論理セル21Aから成
り、コラムドライバ24とクロックネット(第2の信号
配線)SLを介して接続される。論理セル21Aは,例え
ば、フリップ・フロップ回路等から成る。
【0032】I/O領域22は周辺回路群12の一例で
あり、内部論理回路21の周辺に設けられる。例えば、
I/O領域22は当該ゲートアレイの入力データ,制御
信号を入力したり、内部論理回路21で処理された出力
データ,出力制御信号等を外部に出力する回路配置領域
である。クロック入力ドライバ23は第1の信号駆動回
路13の一例であり、外部から入力されたクロック信号
CKを増幅する回路である。クロック入力ドライバ23
は、内部論理回路21の周辺,例えば、図2においてチ
ップ外枠に近いI/O領域22とI/O領域22との間
に配置される。なお、その内部回路については、図3に
おいて詳述する。
【0033】また、破線円内図において、コラムドライ
バ24は複数の第2の信号駆動回路14の一例であり、
クロック入力ドライバ23から分配されるクロック信号
CKを増幅する回路である。コラムドライバ24は,例
えば、内部論理回路21のゲートアレイの上辺,下辺の
領域のCMOSトランジスタ回路を使用して構成する。
本発明の実施例では、基本セル8×2段=16〔BC〕
を使用したダブルカラム方式を採る。なお、その内部回
路については、図4において詳述する。
【0034】コンパイルドセル25はROM(読出し専
用メモリ)やRAM(随時書込み/読出し可能なメモ
リ)から成り、内部論理回路21に必要な制御データ
や、論理演算結果データを記憶する回路である。図3
は、本発明の各実施例に係るクロック入力ドライバの構
成図である。図3において、クロック入力ドライバ23
は12個のバイポーラトランジスタQ1〜Q12と、3個
のp型電界効果トランジスタMP2〜MP4と、6個のn型
電界効果トランジスタMN1〜MN6と、5個の抵抗R1〜
R5と、ダイオードD1から成る。例えば、トランジス
タQ1,Q2,Q12,抵抗R1及びダイオードD1は入
力トランジスタ回路を構成し、該回路が電源線VCCと接
地線VEE間に接続される。ダイオードD1及びトランジ
スタQ12はESD(静電破壊)保護に使用している。ト
ランジスタQ3〜Q5,抵抗R2〜R4は差動増幅回路
を構成し、基準電圧VBB3及びバイアス電圧VCSに基づ
いてECLレベルのクロック信号CKの差動増幅をし、
その差動信号を次段の出力駆動回路に出力する。
【0035】トランジスタQ6,Q7,MP2〜MP4,M
N1〜MN6,抵抗R5は出力駆動回路を構成し、差動増幅
回路から出力される差動信号を増幅し、出力トランジス
タQ8〜Q11に出力する。これにより、出力トランジス
タQ8,Q9,Q10,Q11のエミッタ・コレクタ接続
点,すなわち、出力点YからCMOSレベルに増幅され
たクロック信号CKを出力することができる。
【0036】図4は、本発明の各実施例に係るコラムド
ライバの構成図である。図4において、1本のクロック
ネット当たりのコラムドライバ24は,例えば、1個の
入力バッファ部24A及び4個の出力バッファ部24Bから
成る。入力バッファ部24AはトランジスタMP1,MN1か
ら成るCMOSトランジスタ回路を構成し、該回路が電
源線VDDと接地線VSS間に接続される。当該入力バッフ
ァ部24AはCMOSレベルのクロック信号CKを反転し
て、それを4個の出力バッファ部24Bに出力する。1個
の出力バッファ部24Bは2個のバイポーラトランジスタ
Q1,Q2と、3個のp型電界効果トランジスタMP1〜
MP3と、3個のn型電界効果トランジスタMN1〜MN3
と、1個の抵抗Rから成る。
【0037】4個の出力バッファ部24Bは並列に接続さ
れ、その駆動能力を高めている。なお、出力バッファ部
24Bは4個に限定されることなく、クロックネットSL
に接続される論理セル数に応じてその並列個数を調整す
る。出力バッファ部24Bの出力点XはクロックネットS
Lに接続される。これにより、出力点Xから増幅された
クロック信号CKをクロックネットSLに出力すること
ができる。
【0038】また、図5は、本発明の第1の実施例に係
るSOG型ゲートアレイのクロック配線の構成図であ
る。図5において、第1の実施例では1個のクロック入
力ドライバ23と14個のコラムドライバ24とが設け
られる。クロック入力ドライバ23はI/O領域22の
一方の側,例えば、内部論理回路21の左側の領域に設
けられる。
【0039】なお、コラムドライバ24については説明
の都合上及び図面掲載上、14個と限定したが、実際に
はゲート規模によって大きく異なる。例えば、ゲート数
40K(×1000)では、43×2=86個のドライバが
具備され、80Kでは、62×2=124個のドライバ
が具備され、160Kでは、85×2=170個が具備
される。
【0040】コラムドライバ24はI/O領域22の他
方の側,例えば、内部論理回路21の上辺,下辺の領域
であって、該I/O領域22に隣接する領域に7個づつ
設けられる。クロック入力ドライバ23と14個のコラ
ムドライバ24とはクロック配線MLにより接続され、
各コラムドライバ24と内部論理回路21とがクロック
ネットSLにより接続される。
【0041】ここで、内部論理回路21の上辺,下辺の
領域に設けられた7個のコラムドライバ24に対してク
ロック配線MLが対称的に配線される。例えば、配線の
長さ,配線の幅を規定し、その製造条件が揃えられる。
また、14個のコラムドライバ24は一定間隔を保って
配置され、上辺,下辺の領域のコラムドライバ24に対
して共通入力配線mLが均等に接続される。
【0042】例えば、クロック入力ドライバ23から分
岐されたクロック配線MLを共通入力配線mL1の中央
付近に接続する。図5において、共通入力配線mL1は
内部論理回路21の上側部に配置された7個(説明上及
び図面掲載上の数)のコラムドライバ24に接続され、
クロック入力ドライバ23により増幅されたクロック信
号CKを入力するラインである。例えば、左側から4番
目の中央に位置するコラムドライバ24の供給点pに配
線MLが接続される。
【0043】同様に、クロック入力ドライバ23から分
岐されたクロック配線MLは共通入力配線mL2の中央
付近,すなわち、下側部に配置された7個のコラムドラ
イバ24の供給点qに配線MLが接続される。これによ
り、櫛形状に配線されたクロックネットSLを介して内
部論理回路21にクロックスキュー(ディレイスキュー
ともいう)が低減されたクロック信号CKを供給するこ
とが可能となる。
【0044】例えば、図6(A)において、ECLレベ
ル(EI)のクロック信号CKがクロック入力ドライバ
23に入力されると、それがCMOSレベルに増幅され
てクロック入力ドライバ23から複数のコラムドライバ
24に出力される。これによりクロック信号CKが分配
される。このため、内部論理回路内のフリップ・フロッ
プ回路F/Fに対して櫛形状に配線されたクロックネッ
トSLを介して、均一のクロック信号CKを供給するこ
とが可能となり、当該回路F/Fに到達するクロック信
号CKのバラツキを抑えることが可能となる。
【0045】ここで、クロックスキューとはクロック信
号CKの供給点から需給点に至る時間差をいい、図6
(B)の動作波形図において、ECLレベル(EI)の
クロック信号CKの入力時刻から内部論理回路内のフリ
ップ・フロップ回路F/FのCLK入力時刻までの遅延
時間(ディレイタイム)Tpdに依存する。なお、図7
は、本発明の第1の実施例に係るディレイタイムのシミ
ュレーション特性図であり、図7において、横軸はクロ
ックネットSLの長さ〔mm〕であり、縦軸はディレイ
タイム〔ns〕をそれぞれ示している。
【0046】特性A〜Cはクロック信号CKの片側供給
方式の場合であり、特性D〜Fはその両端供給方式の場
合である。また、特性A,Dは内部論理回路内のフリッ
プ・フロップ回路F/Fを60個接続した場合のディレ
イタイムのシミュレーション特性であり、特性B,Eは
フリップ・フロップ回路F/Fを30個接続した場合の
ディレイタイムのシミュレーション特性であり、特性
C,Fはフリップ・フロップ回路F/Fを15個接続し
た場合のディレイタイムのシミュレーション特性をそれ
ぞれ示している。
【0047】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るSOG型ゲートアレイによれば、図2〜7に示すよ
うに、内部論理回路21及びI/O領域22を具備し、
クロック入力ドライバ23がI/O領域22の一方の側
の領域に設けられ、コラムドライバ24がI/O領域2
2の他方の側の領域であって、該I/O領域22に隣接
する内部論理回路21の両端領域に設けられる。
【0048】このため、クロック入力ドライバ23に供
給する電源配線(VCC)を太幅配線とすることができ、
それをI/O領域22のチャネル領域を使用して配線す
ることができる。例えば、クロック信号CKの外部端子
とクロック入力ドライバ23との間が最短距離となるよ
うに、該ドライバ23をI/O領域22とI/O領域2
2との間の領域に配置することで、それに至る電源配線
を十分に太く最も短い配線とすることが可能となる。
【0049】また、コラムドライバ24をI/O領域2
2に極めて近い内部論理回路21の上辺,下辺の領域に
配置することで、電源配線(VDD)を太幅配線とするこ
とができ、しかも、コラムドライバ24への電源供給が
従来例に比べて容易となる。さらに、従来例のようなク
ロックセル等に供給する電源配線が内部論理回路21の
チャネル領域を占有することが無くなる。これにより、
コラムドライバ24により駆動可能な論理セル数を向上
させることが可能となる。また、内部論理回路21のゲ
ート搭載数の増加を図ることが可能となる。
【0050】なお、コラムドライバ24がI/O領域2
2に隣接する内部論理回路21の上下領域に設けられる
ため、従来例のように内部論理回路21内にコラムドラ
イバ24を点在させることが無くなる。このため、コン
パイルドセル(RAM,ROM)等の大型のセルを内部
論理回路21内に容易に配置することが可能となる。ま
た、本発明の実施例では外部から入力されたクロック信
号CKがクロック入力ドライバ23を介し、上下対称な
クロックネットML,mLにより、コラムドライバ24
まで、同じ幅,同じ長さ,同じ形で固定配線され、その
先の内部論理回路部21のF/F回路にも同じく、一定
形状でクロック信号を伝達することが可能なる。このた
め、クロックスキューを極力低減することができ、これ
により、LSI装置の性能向上及びその高集積化を図る
ことが可能となる。
【0051】(2)第2の実施例の説明 図8は、本発明の第2の実施例に係るSOG型ゲートア
レイの構成図を示している。第2の実施例では第1の実
施例と異なり、クロックネットSLが、内部論理回路3
1の中央付近で分離されるものである。すなわち、SO
Gタイプの第2のゲートアレイ30は図8において、内
部論理回路31,クロック入力ドライバ33及びコラム
ドライバ34が設けられて成る。内部論理回路31は基
準信号CKに基づいて各種信号処理をするゲートアレイ
である。
【0052】例えば、内部論理回路31は論理セル31A
から成り、コラムドライバ34とクロックネットSLを
介して接続される。第3の実施例では第1の実施例と同
様に、1個のクロック入力ドライバ33と14個のコラ
ムドライバ34とが設けられる。クロック入力ドライバ
33は外部から入力されたクロック信号CKを増幅する
回路であり、チップ外枠に近いI/O領域に配置され
る。なお、その内部回路については、第1の実施例と同
様である。
【0053】また、コラムドライバ34はクロック入力
ドライバ33から分配されるクロック信号CKを増幅す
る回路である。コラムドライバ34は内部論理回路31
の上辺,下辺の領域であって、該I/O領域に隣接する
部分に7個づつ設けられる。クロック入力ドライバ33
と14個のコラムドライバ34とはクロック配線MLに
より接続され、上辺のコラムドライバ34と上半分の内
部論理回路31とがクロックネットSL1により接続さ
れる。また、下辺のコラムドライバ34と下半分の内部
論理回路31とがクロックネットSL2により接続され
る。
【0054】ここで、内部論理回路31の上辺,下辺の
領域に設けられた7個のコラムドライバ34に対してク
ロック配線MLが第1の実施例と同様に対称的に配線さ
れる。また、14個のコラムドライバ34は一定間隔を
保って配置され、上辺,下辺の領域のコラムドライバ3
4に対して共通入力配線mLが均等に接続される。例え
ば、クロック入力ドライバ33から分岐されたクロック
配線MLが共通入力配線mL1やmL2の中央付近に接
続される。これにより、分離櫛形状に配線されたクロッ
クネットSLを介して内部論理回路31にクロックスキ
ューが低減されたクロック信号CKを供給することが可
能となる。その他の構成,機能は第1,第2の実施例と
同様であるため、その説明を省略する。
【0055】このようにして、本発明の第2の実施例に
係るSOG型ゲートアレイによれば、図8に示すよう
に、内部論理回路31の上辺のコラムドライバ34に接
続されたクロックネットSL1が内部論理回路31の中
央付近まで配線されて終端され、そのクロックネットS
L1に内部論理回路31の上部領域の論理セルが接続さ
れる。
【0056】また、その下辺のコラムドライバ34に接
続されたクロックネットSL2が内部論理回路31の中
央付近まで配線されて終端され、そのクロックネットS
L2が内部論理回路31の下部領域の論理セルにそれぞ
れ接続される。このため、上側のクロックネットSL
1,下側のクロックネットSL2が独立した形となり、
内部論理回路31に対してクロック信号CKを片側から
供給する片側供給方式を構成することができ、クロック
ネットSL1,SL2の幅を調整することにより、バラ
ツキの少ないクロック信号CKを内部論理回路31に供
給することが可能となる。
【0057】これにより、タイミング差が最小限に抑制
されたクロック信号CKに基づいて内部論理回路31に
より、各種信号処理を行わせることが可能となる。な
お、内部論理回路31に対して分離櫛形状に配線された
クロックネットSLでは、内部セルのディレイ評価に係
るRCディレー計算が対応し易くなり、その論理シミュ
レーション処理を容易に行うことが可能となる。
【0058】例えば、図7に示したように、論理セル
(フリップ・フロップ回路F/F)をダミー負荷として
容量調整を行えば、各コラムドライバ列でのゲート遅延
時間を任意に調整することが可能となる。また、クロッ
クネットSL1,SL2を太幅配線すること,例えば、
通常の3倍程度に配線を太くすると、配線容量で、約
1.3倍程度に、配線抵抗で1/3に改善することがで
き、そのディレイスキューを低減することが可能とな
る。
【0059】(3)第3の実施例の説明 図9は、本発明の第3の実施例に係るSOG型ゲートア
レイの構成図である。図9において、第3の実施例では
第1,第2の実施例と異なり、コラムドライバ44が内
部論理回路41の両端領域に隣接するI/O領域内に設
けられ、コラムドライバ44間のクロックネットSLが
固定接続される。
【0060】すなわち、SOGタイプの第3のゲートア
レイ40は図9において、内部論理回路41,クロック
入力ドライバ43,コラムドライバ44及びコンパイル
ドセル45が設けられて成る。内部論理回路41は基準
信号CKに基づいて各種信号処理をするゲートアレイで
ある。例えば、内部論理回路41はフリップ・フロップ
回路F/F等の論理セル41Aから成り、コラムドライバ
44とクロックネットSLを介して接続される。また、
第1の実施例と同様に、1個のクロック入力ドライバ4
4と14個のコラムドライバ44とが設けられる。
【0061】クロック入力ドライバ44は外部から入力
されたクロック信号CKを増幅する回路であり、チップ
外枠に近いI/O領域と内部領域との間に配置される。
なお、その内部回路については、第1の実施例と同様で
ある。また、コラムドライバ44はクロック入力ドライ
バ44から分配されるクロック信号CKを増幅する回路
である。例えば、駆動能力の高いバイポーラトランジス
タを多くしてコラムドライバ44を構成する場合には、
その主要部が電界効果トランジスタから構成される内部
論理回路31の分離配置される。これにより、バイポー
ラトランジスタが多くなるコラムドライバ44を周辺領
域のECL回路のLSIパターンと同様に設計をするこ
とができる。
【0062】すなわち、コラムドライバ44は第1,第
2の実施例と異なり内部論理回路41の上辺,下辺に最
も近接するI/O領域に7個づつ設けられる。また、ク
ロック入力ドライバ44と14個のコラムドライバ44
とはクロック配線MLにより接続され、上辺のコラムド
ライバ44と下辺のコラムドライバ44とがクロックネ
ットSLにより接続される。そのクロックネットSLに
内部論理回路41が接続される。その他の構成,機能は
第1,第2の実施例と同様であるため、その説明を省略
する。
【0063】このようにして、本発明の第3の実施例に
係るSOG型ゲートアレイによれば、図9に示すよう
に、コラムドライバ44が内部論理回路41の両端領域
に隣接するI/O領域内に設けられ、コラムドライバ4
4間のクロックネットSLが固定接続される。例えば、
外部入力したクロック信号CKがクロック入力ドライバ
44により入力増幅されると、そのクロック信号CKが
内部論理回路41の両側領域に設けられたコラムドライ
バ44に分岐処理され、その分岐されたクロック信号C
Kがコラムドライバ44により副増幅処理され、その増
幅されたクロック信号CKが内部論理回路41の両側領
域から対称的に分配処理(両端供給方式)される。
【0064】このため、両端供給方式では内部論理回路
41に対して固定配線されたクロックネットSLにおい
て、クロック信号CKのタイミング差を最小限に抑制す
ることが可能となる。このことで、第1の実施例と同様
に、コラムドライバ44に供給する電源配線を太幅配線
とすることができ、それをI/O領域のチャネル領域を
使用して配線することができる。また、コラムドライバ
44への電源供給が容易となり、製造プロセスの簡易化
及び合理化が図れる。
【0065】さらに、第1の実施例と異なり、コラムド
ライバ44が内部論理回路41を占有することが無くな
り、ゲート搭載数の増加を図ることが可能となる。これ
により、コンパイルドセル等の大型のセルを内部論理回
路41内に自由に配置することが可能となる。 (4)第4の実施例の説明 図10は、本発明の第4の実施例に係るSOG型ゲートア
レイの構成図である。図5において、第4の実施例で
は、第1〜第3の実施例と異なり、コラムドライバ54
が内部論理回路51の両端領域に隣接するI/O領域と
内部領域との間に設けられ、該ドライバ54間のクロッ
クネットSLが、内部論理回路51の中央付近で分離さ
れるものである。
【0066】すなわち、SOGタイプの第5のゲートア
レイ50は図10において、内部論理回路51,クロック
入力ドライバ53及びコラムドライバ54が設けられて
成る。内部論理回路51は基準信号CKに基づいて各種
信号処理をするゲートアレイである。例えば、内部論理
回路51はフリップ・フロップ回路F/F等の論理セル
51Aから成り、コラムドライバ54とクロックネットS
Lを介して接続される。また、第1の実施例と同様に、
1個のクロック入力ドライバ53と14個のコラムドラ
イバ54とが設けられる。
【0067】クロック入力ドライバ53は外部から入力
されたクロック信号CKを増幅する回路であり、チップ
外枠に近いI/O領域に配置される。なお、その内部回
路については、第1の実施例と同様である。また、コラ
ムドライバ54はクロック入力ドライバ53から分配さ
れるクロック信号CKを増幅する回路である。例えば、
第3の実施例と同様に内部論理回路51の上辺,下辺に
最も近接するI/O領域に7個づつ設けられる。また、
上辺のコラムドライバ54と上半分の内部論理回路51
とがクロックネットSL1により接続される。また、下
辺のコラムドライバ54と下半分の内部論理回路51と
がクロックネットSL2により接続される。その他の構
成,機能は第1〜第3の実施例と同様であるため、その
説明を省略する。
【0068】このようにして、本発明の第4の実施例に
係るSOG型ゲートアレイによれば、図10に示すよう
に、コラムドライバ54が内部論理回路51の両端領域
に隣接するI/O領域内に設けられ、コラムドライバ5
4間のクロックネットSL1,SL2が内部論理回路5
1の中央付近で分離される。このため、内部論理回路5
1に対してクロック信号CKを片側から供給する片側給
電方式を構成することができ、クロックネットSL1,
SL2の幅を調整することによりバラツキの少ないクロ
ック信号CKを内部論理回路51に供給することが可能
となる。
【0069】これにより、タイミング差が最小限に抑制
されたクロック信号CKに基づいて内部論理回路51に
より、各種信号処理を行わせることが可能となる。な
お、内部論理回路51に対して分離櫛形状に配線された
クロックネットSLでは、クロック信号CKのシミュレ
ーション処理を容易に行うことが可能となる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路装置によれば、内部集積回路群及び周辺回路群を
具備し、第1の信号駆動回路が周辺回路群の一方の側の
領域に設けられ、第2の信号駆動回路が内部集積回路群
の両端領域、又は、内部集積回路群に隣接する周辺回路
群内に設けられる。
【0071】このため、基準信号を増幅する第1の信号
駆動回路や第2の信号駆動回路に供給する電源配線を太
幅配線とすることができ、しかも、それを周辺回路群の
チャネル領域を使用して配線することができる。このこ
とで、該回路に至る電源配線を十分に太く最も短い配線
とすることが可能となり、製造プロセスの簡易化及び合
理化が図れる。
【0072】さらに、本発明の半導体集積回路装置によ
れば、第1の信号駆動回路から見て対称的に配線され、
かつ、共通入力配線の中央付近に接続された第1の信号
配線を介して基準信号が複数の第2の信号駆動回路に供
給される。このため、内部集積回路群に対して櫛形状に
配線された第2の信号配線に均一の基準信号を供給する
ことが可能となり、内部集積回路群に到達する基準信号
のバラツキを抑えることが可能となる。
【0073】また、本発明の半導体集積回路装置によれ
ば、第2の信号駆動回路間の信号配線が固定接続又は内
部集積回路群の中央付近で分離される。このため、内部
集積回路群に対して基準信号を両端から供給する両端供
給方式又は内部集積回路群に対して基準信号を片側から
供給する片側供給方式を構成することができ、第2の信
号配線の幅を調整することによりバラツキの少ない基準
信号を内部集積回路群に供給することが可能となる。ま
た、内部集積回路群に対して分離櫛形状に配線された第
2の信号配線では、基準信号のシミュレーション処理を
容易に行うことが可能となる。
【0074】これにより、従来例のようなクロックセル
の電源配線が内部集積回路のチャネル領域を占有するこ
とが無くなり、第2の信号駆動回路により駆動可能な論
理セル数を増加させることが可能となる。このことで、
コンパイルドセル(RAM,ROM)等の大型のセルを
内部集積回路群内に容易かつ自由に配置することが可能
となる。
【0075】さらに、本発明の基準信号供給方法によれ
ば、外部入力した基準信号の増幅処理に基づいて、それ
を内部集積回路群の両側領域に分岐処理をし、その基準
信号を内部集積回路群の両側領域から対称的に増幅分配
処理をしている。このため、両端供給方式や片側供給方
式によりタイミング差が最小限に抑制された基準信号に
基づいて内部集積回路群により、各種論理処理等を行う
ことが可能となる。また、内部集積回路群の論理回路数
が増加した場合であっても、信号遅延量を極力低減させ
ることが可能となる。
【0076】これにより、クロックスキューが低減され
た基準信号に基づいて各種論理処理をする高性能かつ大
規模な半導体集積回路装置の提供に寄与するところが大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体集積回路装置及び基準信号
供給方法の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係るSOG型ゲートア
レイの構成図である。
【図3】本発明の各実施例に係るクロック入力ドライバ
の構成図である。
【図4】本発明の各実施例に係るコラムドライバの構成
図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るSOG型ゲートア
レイのクロック配線の構成図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係るクロックスキュー
の説明図である。
【図7】本発明の各実施例に係るディレイタイムのシミ
ュレーション特性図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係るSOG型ゲートア
レイの構成図である。
【図9】本発明の第3の実施例に係るSOG型ゲートア
レイの構成図である。
【図10】本発明の第4の実施例に係るSOG型ゲートア
レイの構成図である。
【図11】従来例に係る半導体集積回路装置の構成図及び
そのクロック供給方法の説明図である。
【符号の説明】
11…内部集積回路群、 12…周辺回路群、 13,14…第1,第2の信号駆動回路、 ML…第1の信号配線、 SL…第2の信号配線、 mL…共通入力配線、 CK…基準信号(クロック信号)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号(CK)に基づいて各種信号処
    理をする内部集積回路群(11)と、前記内部集積回路
    群(11)の周辺に設けられた周辺回路群(12)とを
    具備し、 前記基準信号(CK)を増幅する第1の信号駆動回路
    (13)と複数の第2の信号駆動回路(14)とが設け
    られ、前記第1の信号駆動回路(13)が対向して配置
    される周辺回路群(12)の一方の側の領域に設けら
    れ、 前記第2の信号駆動回路(14)が、一方の側と隣接
    し、かつ、各々対向して配置される周辺回路群(12)
    の他方の側の領域であって、該周辺回路群(12)に隣
    接する内部集積回路群(11)の両端領域に設けられ、 前記第1の信号駆動回路(13)と複数の第2の信号駆
    動回路(14)とが第1の信号配線(ML)により接続
    され、前記複数の第2の信号駆動回路(14)と内部集
    積回路群(11)とが第2の信号配線(SL)により接
    続されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、対向する前記第2の信号駆動回路(14)間の第
    2の信号配線(SL)が接続されることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第2の信号駆動回路(14)間の第2の信号
    配線(SL)が、内部集積回路群(11)の中央付近で
    分離されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の半導体集積回路装置
    において、前記内部集積回路群(11)の両側領域に設
    けられた複数の第2の信号駆動回路(14)又は前記内
    部集積回路群(11)の両端領域に隣接する周辺回路群
    (12)内に設けられた第2の信号駆動回路(14)に
    対して第1の信号配線(ML)が対称的に配線されるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3記載の半導体集積回路装置
    において、前記第1の信号配線(ML)が、複数の第2
    の信号駆動回路(14)に接続される共通入力配線(m
    L)の中央付近に接続され、 前記複数の第2の信号駆動回路(14)が一定間隔を保
    って配置され、前記複数の第2の信号駆動回路(14)
    に対して共通入力配線(mL)が均等に接続されること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 外部入力した基準信号(CK)の第1の
    増幅処理をし、前記増幅処理された基準信号(CK)を
    内部集積回路群(11)の両側領域に分岐処理をし、前
    記分岐された基準信号(CK)の第2の増幅処理をし、
    前記増幅された基準信号(CK)を内部集積回路群(1
    1)の両側領域から対称的に分配処理をすることを特徴
    とする基準信号供給方法。
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