JPH10240463A - 印刷システム及び印刷装置及び印刷制御方法 - Google Patents
印刷システム及び印刷装置及び印刷制御方法Info
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- JPH10240463A JPH10240463A JP9046631A JP4663197A JPH10240463A JP H10240463 A JPH10240463 A JP H10240463A JP 9046631 A JP9046631 A JP 9046631A JP 4663197 A JP4663197 A JP 4663197A JP H10240463 A JPH10240463 A JP H10240463A
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Abstract
印刷装置は、ホストに負担がかかり、データが大きくて
処理に時間がかかる。 【解決手段】文書を印刷させる場合、ホストのドライバ
は、文書中の文字のうち、その文書に初めて現れる文字
のコードとイメージとをあらかじめプリンタに送り付け
登録しておく。その後、文字は文字コードで、罫線はそ
の角点を示す座標データで、罫線以外かつ文字以外はイ
メージ展開してホストからプリンタに送る。プリンタで
はイメージはページメモリに展開し、文字は先に登録さ
れているコードとイメージとを参照して展開してページ
メモリに重ねる。罫線はその角点の位置から展開して合
成し、このイメージを印刷する。
Description
ピュータから送られてくる印刷データを印刷出力する印
刷システム及び印刷装置及び印刷制御方法に関するもの
である。
リンタがあり、それはホストベースプリンタと呼ばれて
いる。
タ上で展開した1ページ分のイメージデータを、ページ
先頭から次々に圧縮してプリンタのコントローラ部に送
る。コントローラ部は送られてくる圧縮データを次々に
伸長し、伸長したデータをビデオ信号に変換して、エン
ジン部の排紙のタイミングに同期させて、エンジン部に
出力する。これによって、1ページ分の用紙の印刷を行
なう。
ジデータのビデオ信号への変換と、エンジン部へのビデ
オ信号出力は、ハードウェア回路が行なう仕組みとなっ
ており、極端に言えば、コントローラ部には、CPUも
不要であり、非常に安価なページプリンタが可能という
長所がある。
来のホストベースプリンタを用いるホストコンピュータ
では、文字印字、図形描画、イメージの貼り付け等、全
ての印刷データを、いったんホストコンピュータ上でイ
メージに展開してから、展開されたイメージを圧縮して
プリンタに転送する。そのため、ホストからプリンタに
転送すべきデータ量が大きくなってしまう。また、普通
の文書でも、文字や文字以外の要素、例えば、表の罫線
描画、図形描画、イメージの貼り付け等々も、いったん
ホストコンピュータ上でイメージに展開してから、まと
めてイメージの圧縮を行なって、プリンタに転送しなけ
ればならない。このため、転送データ量が大きくなって
しまうこと、また、ホスト上の処理時間がかかって、全
体の処理時間が大きくなってしまうという問題があっ
た。
近い、簡単な構成のイメージ専用プリンタでありなが
ら、文字の部分は文字コードで受信して文字画像に変換
し、罫線の部分は罫線コードで受信して展開すること
で、ホスト上での文字及び罫線の展開処理時間とホスト
からの転送データ量とを非常に小さくした印刷装置及び
印刷システム及び印刷制御方法を提供することである。
容量をできるだけ小さくした印刷装置及び印刷システム
及び印刷制御方法を提供することである。
制御で印刷処理を行なう際の、文字展開数の限界、罫線
展開数の限界を超える場合も、印刷可能とする印刷装置
及び印刷システム及び印刷制御方法を提供することであ
る。
め、本発明はつぎのような構成からなる。
装置により印刷出力する印刷システムであって、前記ホ
スト装置は、文書データに出現する文字種ごとにそのコ
ードと文字イメージとを前記印刷装置に送信する第1の
送信手段と、文書データに出現する各文字を文字コード
として、罫線をその形状を示す罫線データとして、文字
以外かつ罫線以外の部分をイメージデータとして前記印
刷装置に送信する第2の送信手段とを備え、前記印刷装
置は、前記第1の送信手段により送信される文字コード
と文字イメージとを登録する登録手段と、前記第2の送
信手段により送信される文字コードを、前記登録手段に
より登録されたコードと文字イメージとに基づいてイメ
ージデータに展開し、罫線データが示す形状から罫線を
展開し、前記第2の送信手段により送信されるイメージ
と合成するイメージ再生手段と、前記イメージ再生手段
により得られるイメージデータを印刷出力する手段とを
備える。
とにそのコードと文字イメージとを送信し、その後、文
書データに出現する各文字を文字コードとして、罫線を
その形状を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線以
外の部分をイメージデータとして送信するホスト装置か
らの印刷データを印刷出力する印刷装置であって、前記
ホスト装置により送信される文字コードと文字イメージ
とを登録する登録手段と、前記ホスト装置により送信さ
れる文字コードを、前記登録手段により登録されたコー
ドと文字イメージとに基づいてイメージデータに展開
し、罫線データが示す形状から罫線を展開し、前記第2
の送信手段により送信されるイメージと合成するイメー
ジ再生手段と、前記イメージ再生手段により得られるイ
メージデータを印刷出力する手段とを備える。
により印刷出力させる印刷制御装置であって、文書デー
タに出現する文字種ごとにそのコードと文字イメージと
を前記印刷装置に送信する第1の送信手段と、文書デー
タに出現する各文字を文字コードとして、罫線をその形
状を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線以外の部
分をイメージデータとして前記印刷装置に送信する第2
の送信手段とを備える。
とにそのコードと文字イメージとを送信し、その後、文
書データに出現する各文字を文字コードとして、罫線を
その形状を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線以
外の部分をイメージデータとして送信するホスト装置か
らの印刷データを印刷出力する印刷制御方法であって、
前記ホスト装置により送信される文字コードと文字イメ
ージとを登録する登録工程と、前記ホスト装置により送
信される文字コードを、前記登録工程により登録された
コードと文字イメージとに基づいてイメージデータに展
開し、罫線データが示す形状から罫線を展開し、前記第
2の送信工程により送信されるイメージと合成するイメ
ージ再生工程と、前記イメージ再生工程により得られる
イメージデータを印刷出力する工程とを備える。
させる印刷装置の制御方法であって、文書データに出現
する文字種ごとにそのコードと文字イメージとを前記印
刷装置に送信する第1の送信工程と、文書データに出現
する各文字を文字コードとして、罫線をその形状を示す
罫線データとして、文字以外かつ罫線以外の部分をイメ
ージデータとして前記印刷装置に送信する第2の送信工
程とを備える。
とにそのコードと文字イメージとを送信し、その後、文
書データに出現する各文字を文字コードとして、罫線を
その形状を示す罫線データとして、文字以外の部分をイ
メージデータとして送信するホスト装置からの印刷デー
タを印刷出力するプログラムを格納するコンピュータ可
読メモリであって、前記ホスト装置により送信される文
字コードと文字イメージとを登録する登録工程のコード
と、前記ホスト装置により送信される文字コードを、前
記登録工程により登録されたコードと文字イメージとに
基づいてイメージデータに展開し、罫線データが示す形
状から罫線を展開し、前記第2の送信工程により送信さ
れるイメージと合成するイメージ再生工程のコードと、
前記イメージ再生工程により得られるイメージデータを
印刷出力する工程のコードとを備える。
させる印刷装置を制御するためのプログラムを格納する
コンピュータ可読メモリであって、文書データに出現す
る文字種ごとにそのコードと文字イメージとを前記印刷
装置に送信する第1の送信工程のコードと、文書データ
に出現する各文字を文字コードとして、罫線をその形状
を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線以外の部分
をイメージデータとして前記印刷装置に送信する第2の
送信工程のコードとを備えることを特徴とする。
形態としてホストコンピュータからデータをプリンタに
送信して印刷する印刷システムを説明する。 <(a)システムの構成>第1の実施の形態では、文字
データ、罫線データ、イメージデータを、RAM上のふ
たつのバンドメモリ上へ交互に展開して、エンジン部4
へビデオ転送する。
ロック構成図である。
字イメージデータ、印字を指示する文字コード、罫線の
描画を指示するデータ、圧縮されたイメージデータを作
成してプリンタ2へ送るホストコンピュータである。プ
リンタ本体2は、コントローラ部3、エンジン部4を備
えている。コントローラ部3は、ホストコンピュータ1
から送られてくる文字データ、罫線データ、イメージデ
ータを受信し、受信したデータからビデオ信号を生成
し、エンジン部4に送る役目を負っている。エンジン部
4は、コントローラ部3から受け取ったビデオ信号を用
紙に転写して印刷し、排紙する役目を持つ。
体を制御する中央処理装置(以下、CPUと呼ぶ)5、
CPU5による処理動作を記述したプログラムの入って
いるリード・オンリ・メモリ(以下、ROMと呼ぶ)
8、ランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと呼
ぶ)9、ホスト1から文字データ、罫線データ、イメー
ジデータを受信し、受信したデータをRAM9内にある
受信バッファ10にセットする受信部6、受信した圧縮
された文字データを伸長して、バンドメモリ71,72
へ展開する文字伸長回路17、受信した罫線データの指
示に従って、罫線をバンドメモリ71,72上へ展開す
る罫線展開回路31、受信した圧縮されたイメージデー
タを伸長して、バンドメモリ71,72に展開するイメ
ージ伸長回路16、バンドメモリ71,72内の展開イ
メージをビデオ信号に変換して、エンジン部4に出力す
るイメージ伸長・ビデオ転送回路7等で構成されてい
る。
ァ10にページ内のバンド毎にセットされた状態の文字
データである。罫線データ132は受信済みで受信バッ
ファ10にページ内のバンド毎にセットされた状態の罫
線データである。イメージデータ19は受信済みで受信
バッファ10にページ内のバンド毎にセットされた状態
のイメージデータを示している。
ータは、ページの中が16のバンドに区別されて、バン
ドの区分の中に、文字データ、罫線データ、イメージデ
ータがそれぞれ並んでいる。もちろん、ホストコンピュ
ータ1上のドライバが、このような並びとして、プリン
タ2へ出力している。
ーク領域12、さらにその中には、受信バッファ10に
受信したページごとの文字データ18、罫線データ13
2、イメージデータ19を管理するためのページ管理表
13、圧縮された1文字ごとのドットイメージを貯蔵し
ておく登録文字データ領域15、登録された文字データ
を管理するための登録文字管理表14等が含まれてい
る。
登録文字、文字コードで構成されている。ホスト1上で
印刷しようとしている文書で、最初に出現した文字は、
圧縮して1文字ごとのドットイメージとして、登録文字
としてプリンタ2に送られる。また、その最初の文字位
置を含めて、以降の同一文字の印字は、文字コードによ
って指示される。
字は、登録文字データ領域15に移し替えられ、貯えら
れる。文字コードによって印字を指示された場合は、登
録文字データ領域15から、文字コードに対応する登録
文字データが抜き出され、文字伸長回路17で伸長さ
れ、バンドメモリ71,72上に展開される形となる。
31によって、バンドメモリ71,72上に展開され、
圧縮イメージデータ19はイメージ伸長回路16により
データ伸長され、バンドメモリ71,72上に展開され
る。
られており、バンドA71の展開イメージがエンジン部
4へビデオ転送中にバンドB72へ文字、罫線、イメー
ジの展開が行われ、あるいは、バンドB72の展開イメ
ージがエンジン部4へビデオ転送中にバンドA71へ文
字、罫線、イメージの展開が行われる、という作業が交
互に行われて、1ページ分の印刷処理が完了する。ここ
では、それぞれのバンド71,72の高さは、縦置きの
用紙1ページを短冊形に均一に16等分したものとして
考えている。
ドA71、バンドB72のメモリイメージを、交互にビ
デオ信号に変換してエンジン部4へ転送するだけでな
く、ドライバから送られてくるあるバンドのデータとし
て、何もデータの含まない空白のバンドのときは、その
部分のビデオ信号は何も転送しない機能と、さらに、ド
ライバから送られてくるあるバンドのデータとして、単
一のブロックイメージしか含まれていないときは、その
圧縮されたブロックイメージを、バンドメモリ71,7
2に展開せず、この回路が直接イメージデータ伸長を行
ない、同時にビデオ信号に変換して、エンジン部4へ転
送する機能を持つ。つまり、3つの機能を合わせ持って
いる。
は、RAM9の内部の受信バッファ10やページ管理表
13、登録文字管理表14などを用いたメモリ管理を行
なうだけなので、処理能力のそれほど高くない安価な製
品で良い。
ジン部4にも、CPU21やメモリ22があり、メモリ
22には制御プログラムの入ったROM23や、プログ
ラムのワーク領域としてのRAM24が含まれる。ビデ
オ受信部25は、コントローラ部3からのビデオ信号を
受信し、現像定着部27で用紙に画像を転写する。給紙
部26は、未使用の白い用紙を用紙カセット等から取り
込む役目をし、現像定着部27は、上述のように用紙に
画像を転写して定着し、排紙部28は印刷済みの用紙を
排出する。
タ、イメージデータやビデオ信号の流れ、あるいは、エ
ンジン部4では、用紙の流れを示している。また、細い
矢印は、各部分間の制御のやりとりを示している。コン
トローラ部3のCPU5と、エンジン部4のCPU21
も、互いに情報のやり取りを行なう。ビデオの転写や、
用紙の搬送等の印刷処理の制御にかかわる情報である。 <ビデオ信号出力の原理>図2は、プリンタ2内でのコ
ントローラ部3におけるイメージと文字、罫線の合成の
バンドによるビデオ信号出力の原理の説明図である。
ライバは印刷しようとする文書について、まず、文字部
分、罫線部分と、その他の部分とに分離する。その他の
部分はホスト1上のフレームバッファ上に、すべてイメ
ージとして展開しておく。そして、1ページ内の16分
割されたバンド毎に、文字データ部分と、罫線データ部
分と、イメージデータ部分とを別々にプリンタ2へ転送
する。文字部分はまず文字のドットパターンの圧縮した
データをプリンタヘ送って登録しておき、印字データと
して文字コード列を送る。文字の登録については、一つ
の文書毎に、一文字については一度登録すれば良い。ま
た、一つの文書ジョブの印刷が終了すれば、登録した文
字は消去される。
バンドは、それぞれ同一である。つまり、均等に分割さ
れている。
は、それぞれのバンドに印字コードが所属する形で、ド
ライバからプリンタ2へ転送される。
開されてから、ドライバからプリンタ2へ転送される。
りつぶされた、細長い矩形領域」と定義される。その定
義の上で、矩形領域の開始座標、終了座標が、一本の矩
形データとして転送される。一本の罫線が二つ、あるい
は複数のバンドにまたがった場合は、それぞれのバンド
に分割された形で、矩形の罫線データが作成され、プリ
ンタ2へ転送される。
たイメージは、全体を16のバンドに分割され、さら
に、バンド内で実際にイメージのある矩形部分だけを取
り出して、圧縮されて、単一のイメージブロックとし
て、ドライバからプリンタ2へ転送される。図2では、
イメージデータの点線だ囲んだ部分だけが実際にイメー
ジブロックとして転送されることを示している。
バンドがイメージブロックと文字データ、罫線データを
3つとも含んでいる場合は、受信した圧縮イメージデー
タ19は、イメージ伸長回路16を使ってデータ伸長さ
れ、バンドA71か、バンドB72上に展開される。受
信した文字データ18は、文字コード列によって印字を
指示されたそれぞれの文字について、登録されている圧
縮されたドット文字データが、文字伸長回路17によっ
てデータ伸長され、バンドA71か、バンドB72上に
展開される。受信した罫線データ132は、罫線展開回
路131によってバンドA71か、バンド72上に展開
される。
書きされる。
1ヘ展開し、偶数の番号のバンドのときは、バンドB7
2へ展開する。
ージの展開が終わったら、イメージ伸長・ビデオ転送回
路7へ、エンジン部4へのビデオ転送を指示し、この回
路によるビデオ信号の出力中に、バンドB72への文
字、罫線、イメージの展開を行なう。バンドB72への
展開が終わり、先に指示していたバンドA71のビデオ
出力が終わったなら、バンドB72のビデオ信号出力
を、イメージ伸長・ビデオ転送回路7に指示する。そし
て、バンドA71への文字、罫線、イメージの展開を開
始する。
字、罫線、イメージの展開と、ビデオ信号の出力を交互
に行なうことで、1ページ分の印刷を行なう。
メージだけしか含まれていないバンドのときも、同一の
動作である。
ない空白のバンドのときは、イメージ伸長・ビデオ転送
回路7にバンド高さ分、ビデオ信号をエンジン部4へ送
らないよう、指示される。
けしか含まれていないときは、イメージ伸長・ビデオ転
送回路7に対して、イメージブロックのデータ伸長とビ
デオ信号のエンジン部4への出力を指示する。つまり、
バンドメモリ71,72へのイメージ展開を経由せず
に、直接エンジン部4へのビデオ転送を行なうわけであ
る。
の出力径路は、バンドメモリ71から,バンドメモ
リ72から,空白バンドはビデオ信号を送らない,
イメージのみの場合にはバンドメモリを経由しない、と
いう4通りがある。
が出力されることが図示されている。これらの経路が混
合した形で1ページの印刷が行われる。
る文字データ、罫線データ、イメージデータのコマンド
構造の説明図である。
ページ毎にページ開始コマンド32、ページ内のバンド
毎にバンド開始コマンド81と続く。バンド開始コマン
ド81は、1ページあたり16個繰返される。文字デー
タ、罫線データ、イメージデータがないバンドについて
も、バンド開始コマンド81は発行される。
動コマンド33、その後に、種別コマンド34、コマン
ド列35と続く。種別コマンド34は、その直後に続く
コマンド列35の種類を区別するためのコマンドであ
る。コマンド列35には、文字登録を行なうもの、文字
の印字を指示するもの、罫線の描画を指示するもの、イ
メージの印字を指示するもの等、数種類の形式がある。
詳細は図4で説明する。印刷する文書のページ数分、ペ
ージ開始コマンド32以降の命令群が繰り返されて、最
後にジョブ終了コマンド36で、ひとつの文書の印字コ
マンドが終了する。
必ず位置移動コマンド33がセットされているが、常時
必要とは限らない。例えば、種別コマンド34、コマン
ド列35が文字の登録だけを行なう場合は、位置移動コ
マンド33は不要である。
構造の説明図である。
の作業を示し、まず始めに書体番号41が来て、次に文
字コード42、データの大きさ43と続き、最後に、圧
縮された文字のドットイメージデータ44がセットされ
る。
録文字データ領域15に、書体ごとに区分けされ、文字
コードと1対1の関連を持って登録される。具体的に
は、これらの区分け、関連等は、登録文字管理表14上
で管理される。
字」の作業を示し、登録と同時に印字も行なう。コマン
ド列35の形式は、種別34が1の場合と同一である。
この場合の文字コード42は、登録する文字のコード割
り当てを意味すると同時に、すでに登録済みの文字、印
字を指示する文字コードをも意味する。
字のみ」の作業を示している。つまり、文字のドットイ
メージデータを、登録せずに印字するだけである。コマ
ンド列35は、データの大きさ43に続き、圧縮された
文字のドットイメージデータ44があるだけである。
字」の作業を示し、コマンド列35は、書体番号41の
後に、文字コード42が続くだけである。コントローラ
部3は、この書体番号41と文字コード42をもとに、
登録文字管理表14を調べて、登録文字データ領域15
から目的の登録文字データを探し出し、文字伸長回路1
7でデータを伸長してバンドメモリ71,72に展開す
ることになる。
作業を示し、コマンド列35は、一本の罫線をあらわす
矩形の右下端のX座標49、右下端Y座標50と続く。
ジの貼り付け」の作業を示し、コマンド列35は、ブロ
ックイメージの縦のサイズ45、ブロックイメージの横
のサイズ46、データの大きさ47と続き、最後に圧縮
されたブロックイメージデータ48がセットされる。コ
ントローラ部3は、圧縮されたブロックイメージデータ
をイメージ伸長回路16を用いてデータ伸長し、バンド
メモリ71,72上に展開する。
する時の説明図である。一本の罫線を示す、細長い矩形
であって、左上端座標は、位置移動コマンド33で指示
され、右下端座標は、種別34が5のときのコマンド列
35の右下端X座標49、右下端Y座標50によって指
示される。
蔵されている、プログラムを説明するための図である。
ファ10に貯蔵される各ページごとの文字データや、罫
線データ、イメージデータを、ページ管理表13を用い
て管理する。受信部6への、受信データの受信バッファ
10上の書き込み位置の指示も行なう。
上に貯えられた文字データ、つまり文字登録や文字印字
のコマンド群や、罫線データ、つまり罫線描画を指示す
るコマンド群や、イメージデータ、つまりイメージブロ
ック貼り付けのコマンド群を解析して、文字登録プログ
ラム53に対して文字の登録処理を指示したり、印字プ
ログラム54に対して文字のバンドメモリ71,72へ
の展開処理を指示したり、罫線のバンドメモリ71,7
2への展開を行なったり、イメージのバンドメモリ7
1,72への貼り付けを行ったりする。
や、罫線、イメージの展開処理が完了した場合は、バン
ドメモリ71,72のイメージのエンジン部4へのビデ
オ転送と、エンジン部4への印刷処理の実行を指示す
る。そして排紙が完了したページについては、受信バッ
ファ10上からそのページのデータを削除する作業も行
なう。削除すると言っても、ページ管理表13から排紙
済みページの登録を抹消するだけである。受信バッファ
10上でデータクリアを行なうわけではない。
は、バンドごとの解析とバンドごとのビデオ出力、排紙
作業が行なわれていることになる。
ーチャートで詳しく説明する。
グラム52は、プリンタの電源オンと同時に立ち上り、
ホスト1からデータ送信を待ち構えることになる。以後
プリンタの電源オフまでふたつのプログラムはマルチタ
スクで動作を続ける。
ータの書き込み処理が進行する際の、各ポインタの位置
関係を説明するための図である。受信バッファ10は、
いわゆる「リングバッファ」の構造になっている。
から、限界ポインタ61を指示されていて、受信バッフ
ァ10内でこの位置まで受信したデータの直接書き込み
が許されている。1バイトごとに加算される書き込み位
置自体は、受信部6が管理している。
動直後は、限界ポインタ61は受信バッファ10の最大
値の位置、つまり、受信バッファ10の領域の最後尾の
アドレスと一致しているが、この図では説明のために、
限界ポインタ61が受信バッファ10の最大値の少し手
前に設定されている。そして、この状態では受信部6に
よる受信データの書き込みが、限界ポインタ61の少し
手前まで進んできたことを示している。
プログラム52によって、順次平行してデータ解析作
業、バンドメモリ71,72への文字や、罫線、イメー
ジの展開作業、エンジン部4へのビデオ転送作業、エン
ジン部4による印刷作業が実行される。エンジン部4へ
の排紙の指示が完了したページまで、解析ポインタ62
が設定される。その後、排紙が無事完了したページにつ
いては、排紙ポインタ63が設定される。受信したデー
タのうち、排紙ポインタ63のアドレス以前の部分につ
いては、もうすでに排紙済みで不要なので、「消去」さ
れた状態になっていて、新しい受信データが書き込み可
能である。「消去」と言っても実際にクリアされている
わけではなく、新しい受信データは上書きされる形であ
る。
3はページ単位に設定される。解析プログラム52は、
受信バッファ10上のページ境界位置等を、受信管理プ
ログラム51が作成、管理しているページ管理表13上
で調べて分かる。
の位置まで受信データの書き込みが進んでしまい、受信
管理プログラム51が、限界ポインタ61を受信バッフ
ァ10の先頭位置付近に移動させるよう受信部6に指示
し、実際に、受信部6による受信データの書き込みが、
先頭部分で少し進んだ状態を示している。いわゆる「リ
ングバッファ」の動作である。
なわれる。まず、受信部6による受信データの書き込み
が、限界ポインタ61まで進むと、受信部6は「限界に
達してこれ以上書き込めない」ことを受信管理プログラ
ム51に知らせる。つまり、限界ポインタ61の変更を
催促する。催促された受信管理プログラム51は、排紙
ポインタ63を調べ、新しく空いた領域がないかチェッ
クする。そして、新しい限界ポインタ61位置を排紙ポ
インタ63位置として、受信部6へ指示する。これで、
受信部6は、古い限界ポインタ61位置から、新しい限
界ポインタ61位置まで、受信データの書き込みが可能
になる。
インタ61に達したとき」以外にも、受信データ中に
「ジョブ開始コマンド41を検知したとき」や、「ペー
ジの開始コマンド32を検知したとき」、「ジョブ終了
コマンド36を検出したとき」等も、受信管理プログラ
ム51に連絡を行なう。これによって、受信管理プログ
ラム51は、受信の実作業、つまり、信号線の制御や受
信したデータのメモリへの書き込み等々、受信部6に任
せながら、受信したページの管理が可能になっている。
したデータを高速で受信バッファ10に直接書き出す仕
組み、いわゆるDMA(ダイナミック・メモリ・アクセ
ス)受信回路を持っているわけだが、FIFO(ファー
ストイン・ファーストアウト)バッファが内蔵されてお
り、ホスト1から送られてくるイメージデータは、いっ
たん、このFIFOバッファに貯えられてから、受信管
理プログラム51から指示された受信バッファ10上の
書き込み位置へ高速で書き込まれる。技術的には広く知
られたものなので、ここでは詳細な説明は省略する。
13、登録文字管理表14、登録文字データ領域15等
が存在するが、ここでは、各部分の内部の詳細な構造に
ついては説明しない。しかし、余計なメモリ容量を消費
しないように、効率的な構造をとっている。
開するのに要する時間を知るための計算式を示してい
る。
「1バンド当たりの、文字展開や罫線展開、イメージの
展開に使用できる許容時間」は決まっている。ホスト1
上のドライバでバンド単位でプリンタ2へ送る文字デー
タ、罫線データを作成する際には、1文字ごと、1本の
罫線ごとに、数式1で示す計算式で求められる展開時間
を加算してゆき、その合計値が「バンドあたりの展開許
容時間」をオーバーする場合は、その時点以降の文字や
罫線は、イメージとして処理することになる。
り、1ブロックのイメージしか許さない。そのため、計
算上イメージの展開時間としては、仮に、1バンドの大
きさいっぱいの、しかも圧縮の効かないイメージブロッ
クがあったとして、そのイメージブロックの展開時間を
イメージの展開時間として割り当てている。つまり、最
悪のケースを考慮している。
をする。まず1文字あたりの展開時間は、文字の面積に
比例しているとして、単純化して計算する。つまり、ド
ット単位での文字の大きさの2乗に比例する。この場
合、文字はすべてOR書きが前提である。
て細長い矩形領域を考えて、OR書きしなければならな
い部分と、上書きで済む部分とに分解し、それぞれの処
理時間を合計したものになる。詳細は、図8、図9で説
明する。
ら、展開位置の1バイトを罫線展開回路131内部の1
バンドバッファにサンプリングし、その1バイトに、罫
線の部分展開のための1バイトをOR書きした後、その
1バイトをバンドメモリ71,72へ戻さなければなら
ないので時間がかかる。一方、上書きはffHの真っ黒
な1バイトデータを、直接バンドメモリ71,72へ書
き出すだけなので、短時間で済む。
き部分とに分けて計算している。なお、上記文字や罫線
の左右端部分がOR書きでなければならない理由として
は、コントローラ部3でバンドメモリ71,72のクリ
アのあとで、文字、罫線、イメージが展開されるが、相
互に重ね書きされる可能性があるからである。
書きでなく上書きで処理すると、イメージの上に、一つ
の文字が重なった場合はイメージが文字ボックスの大き
さ分白く抜けて、その上に文字が描画されることにな
り、印刷結果の上では問題である。
も、上書きだとすると、罫線の左右端の1バイトに満た
ない部分が白く抜けて、その上に罫線の左右端が描画さ
れるので、印刷結果の上では問題である。
ーザが必ずしもイメージ、文字、罫線のOR書きを指示
しているとは限らないが、本実施の形態では最終的な印
刷結果として、より問題の少ないと思われるOR書きの
方式を取っている。
ないが、左右端部分以外は、1バイトがffHの真っ黒
な部分なので、OR書きよりも展開の速い上書きで良
い。
るための説明図である。
だし、左右の半端な1バイトになっている横に長い罫線
の場合を示している。この時、OR書きしなければなら
ないのは、左の1バイト部分、及び右の1バイト部分で
ある。したがって数式1の計算式(b)では、OR書き
罫線係数に掛ける値は2になる。上書きで構わない部分
は、中間の5バイトの部分である。数式1の計算式
(b)で、上書き罫線係数に掛ける上書き領域の長さは
5となる。罫線の太さは7ドットであるが、数式1の計
算式(b)で罫線の高さは7となる。
本の横に長い罫線の展開時間が算出される。
いは右の1バイトがぴったり1バイトにおさまってしま
って、OR書き領域がない場合もある。その場合は、O
R書き領域数によって、数式1のOR書き罫線係数に掛
ける数は1か0となる。
るための説明図である。
ただし、左右端は半端な1バイトになっている縦に長い
罫線の場合を示している。この時、OR書きしなければ
ならないのは、左の1バイト部分、及び右の1バイト部
分である。数式1の計算式(b)では、OR書き罫線係
数に掛ける値は2になる。上書きで構わない部分はな
い。数式1の計算式(b)で、上書き罫線係数に掛ける
上書き領域の長さは0となる。罫線の長さは21ドット
であるが、数式1の計算式(b)で罫線の高さは21と
なる。
本の縦に長い罫線の展開時間が算出される。
バイトのOR書き領域の中におさまってしまう場合もあ
る。その場合は、数式1のOR書き罫線係数に掛ける数
は1となる。 <(b)動作の説明>次に、本発明の第1の実施の形態
の動作を、フローチャートを用いて説明する。 <プリンタドライバプログラム>図10,11は、ホス
ト1上のプリンタドライバの動作を説明するフローチャ
ートである。プリンタドライバは、ユーザが用いるアプ
リケーションソフトで作成された文書データから、図
3,図4で説明した文字やイメージのプリンタコマンド
を作成してプリンタ2へ転送する。ユーザがアプリケー
ションソフトから文書の印刷を指示すると、ホスト1内
でプリンタドライバが起動される。
に1ページ分の大きさのイメージ展開領域としてのフレ
ームバッファを確保し、同時にフレームバッファをクリ
アする。また、ドライバの文書印刷処理の終了時には、
フレームバッファとして使われていたメモリ領域は開放
される。
ブ開始コマンド31をプリンタ2へ転送し、次にステッ
プS2で変数mに印刷しようとしている文書のページ数
に1を加算した値をセットし、ステップS3で変数mp
に1をセットする。そして、ステップS4で変数mpが
変数mより小さいかチェックし、NOなら文書のすべて
のページ数の処理が終わったことになるので、ステップ
S5でジョブ終了コマンド36を転送して、ドライバの
処理を終了する。
でページ開始コマンド32をプリンタ2へ転送し、ステ
ップS7でmpページ目のアプリケーションからの文字
印字指示、罫線描画指示を蓄積し、ステップS8で蓄積
した文字印字指示について印字位置によるソーティン
グ、蓄積した罫線の描画指示について描画開始位置によ
りソーティングを実行し、ステップS9でmpページ目
のアプリケーションからの文字印字指示、及び、罫線描
画指示、以外の描画指示をホスト1上のフレームバッフ
ァに展開する。ここで、文字印字指示、罫線描画指示、
以外の描画指示とは、図形描画、イメージの貼り付け等
である。
画位置によるソーティングとは、まず用紙の長手方向に
よるソーティング、次に、用紙の短手方向によるソーテ
ィングを行なうことである。A4サイズの用紙を縦置き
した時に、印字位置、描画位置によって上から下へ、さ
らに左から右へと並べ替えたことになる。
ットする。17と言う値は、用紙サイズを長手方向に均
等に16バンドに分割する意味での「16」の値に1を
加算した値である。そしてステップS11で変数npに
1をセットし、ステップS12で変数npが変数nより
小さいかチェックし、NOなら1ページの16個のバン
ド処理が終了したことを意味するので、変数mpに1を
加算してステップS4の直前に戻り、次のページのバン
ド出力処理に移る。
14でバンド開始コマンド81をプリンタ2へ転送し、
ステップS15で、変数Tに単一ブロックイメージのバ
ンドへの貼り付け時間をセットする。この時間は、数式
1で説明したバンドいっぱいの大きさの圧縮の効かない
単一イメージブロックのバンドへの展開時間を意味して
いる固定値である。
xに、コントローラ部3が許している文字、罫線、イメ
ージの展開に対しての1バンドあたりの展開許容時間を
セットする。これも固定値である。
らの印字指示からnpバンド目に含まれる文字印字指示
をピックアップし、ステップS18で変数sにピックア
ップした文字数に1を加算した値をセットして、ステッ
プS19で変数spヘ1をセットする。
文字印字指示は、npバンド目に文字の一部でもかかっ
ているものはすべてピックアップする。よって、文字の
印字位置によっては、二つのバンドにまたがる場合があ
る。
り小さいかチェックし、NOならnpバンド目に含まれ
る文字データの転送処理はすべて済んだことになるの
で、ステップS21でバンドごとの罫線コマンド処理を
行ない、ステップS22以降でnpバンド目のイメージ
データの転送処理に移ることになる。
説明する。
のフレームバッファから、npバンド目の位置と大きさ
のイメージを切り出し、ステップS23で空白のバンド
かチェックし、YESなら何もせずステップS27に移
る。
4でイメージが実際に含まれる矩形領域を単一のブロッ
クとして切り出し、まずステップS25でブロックの貼
り付け位置を示す位置移動コマンド33をプリンタ2へ
転送し、ステップS26で種別34が6、つまりブロッ
クイメージコマンド45,46,47,48をプリンタ
2へ転送する。当然ながら、ブロックイメージデータは
データ圧縮されて転送される。
加算し、ステップS12の直前に戻り、次のバンドの転
送処理に移る。
プS28で変数Tに、印字の指示をしようとしている文
字の1文字展開時間を加算し、ステップS29では変数
TがTmaxより小さいかチェックし、NOならステッ
プS30で変数TからステップS28で加算した1文字
展開時間を減算し、ステップS31で印字の指示をしよ
うとしている1文字を、フレームバッファ上に展開し、
ステップS39へ飛ぶ。
開時間は、数式1で説明した計算式で算出される。
32でsp番目の文字はこの文書で初めて現れる文字の
印字の指示かチェックし、初めてならばステップS33
で印字位置を示す位置移動コマンド33をプリンタ2へ
転送し、ステップS34でプリンタ2側が登録可能な文
字数の限界に達したかチェックし、限界に達したならス
テップS36で種別34が3、つまり、文字イメージ印
字のみのコマンド43,44をプリンタ2へ転送して、
ステップS39へ移る。
かれば、ステップS35で種別34が2、つまり文字登
録+印字コマンド41,42,43,44をプリンタ2
へ転送してからステップS39ヘ移る。当然ながら、プ
リンタ2へ転送される一文字のドットイメージは、デー
タ圧縮されて転送される。
印字の指示が文書の中で2度目以降の指示であることを
示しているので、ステップS37で印字位置を示す位置
移動命令33をプリンタ2へ転送し、次にステップS3
8で種別34が4、つまり文字コード印字コマンド4
1,42をプリンタ2へ転送する。
加算して、ステップS20の直前に戻り、次の文字デー
タのプリンタ2への転送処理を行なう。 <罫線コマンド処理プログラム>図12は、図10,1
1のステップS21の処理、つまり、バンドごとの罫線
コマンド処理ルーチンの動作の詳細を説明するためのフ
ローチャートである。
にかかる罫線描画指示をピックアップし、ステップS4
2で変数sにピックアップした罫線数に1を加算した値
をセットし、ステップS43で変数spに1をセットす
る。
sより小さいかチェックし、NOならこのルーチンから
リターンする。YESならステップS45で変数Tにプ
リンタ2に対して描画のコマンドを送ろうとしている、
1本の罫線の展開時間を加算する。この罫線展開時間
は、前述の数式1で算出される。
Tmaxより小さいかチェックし、NOならステップS
47で変数TからステップS45で加算した1本の罫線
展開時間を減算し、ステップS48でホスト1上のフレ
ームバッファに直接罫線の展開を行って、ステップS5
1へ移る。
49で位置移動コマンド33を転送し、ステップS50
で種別34が5、つまり、罫線コマンド49,50を転
送する。図4で説明したように、罫線コマンド49,5
0は、罫線を細長い矩形とした場合に、その矩形の右下
端のX座標49、及び、Y座標50をあらわしている。
pに1を加算して、ステップS44の直前に戻り、次の
罫線の処理に移る。
転送する罫線コマンドは、バンドの領域以内の部分の細
長い矩形である。アプリケーションからドライバが罫線
の指示を受けたときは、例えば、ページの先頭からペー
ジの下端にまで届く長い罫線だとしても、プリンタ2へ
コマンドを転送するときには、バンド毎に分割された小
さな罫線コマンドになっていることになる。
ァ上に直接罫線を描画しているが、この時描画するの
も、バンドの領域以内の部分だけである。 <受信管理プログラム>図13,14は、受信管理プロ
グラム51の動作を説明するためのフローチャートであ
る。このプログラムはプリンタ2の電源立ち上げと同時
に動作を開始する。
0、バンドメモリ71,72、ワーク領域12内にある
ページ管理表13、登録文字管理表14等をクリアし、
ステップS62で、受信部6に受信データ書き込みの限
界値、つまり図7で説明した限界ポインタ61の値を、
受信バッファの最大値にセットする。これで受信部6
は、受信バッファの大きさまでフルに書き込めることに
なる。そのあと、ステップS63でユーザがプリンタを
電源オフしたかチェックし、YESならこのプログラム
の処理を終了する。
4で受信部6から受信開始の知らせあったかチェックす
る。受信開始の知らせとは、受信部6がホスト1から受
け取った転送データの中から、ジョブ開始コマンド31
を検知したかどうかの知らせである。ステップS64で
NOなら、ステップS63の直前に戻り、ループを形成
してホスト1からのプリントコマンドの転送を待つ。
65で受信部6へ受信データの受信バッファ10への書
き込み開始を指示する。
を検知したら、まずホスト1からの受信を一時停止し、
受信管理プログラム51に対してジョブ開始コマンド3
1を検知したことを知らせ、それから受信管理プログラ
ム51から受信データの受信バッファ10への書き込み
開始が指示されるまで待つ。これがステップS65に相
当する。また、受信部6は、ジョブ開始コマンド31を
検知するまでの受信データは、すべて受け捨てる形にな
っている。つまりホスト1からデータは受信するが、受
信バッファ10には書き込まない。
1秒待つ。この1秒の間に、受信部6が受信データの受
信バッファ10への書き込みを進めている形である。そ
のあとステップS67で、受信部6からページ開始コマ
ンド32、あるいは、ジョブ終了コマンド36を検知し
たかどうかの知らせをチェックし、YESならステップ
S68でページ管理表13に受信したページの登録を行
なう。この時、単一のページだけでなく、複数のページ
を同時にページ管理表13に登録することも有り得る。
つまり、ステップS67の時点で、いくつかのページ開
始コマンドやジョブ終了コマンドが重なっていることも
有り得る。
知らせの中身に、ジョブ終了コマンド36が含まれてい
たかチェックし、YESならステップS77で受信部6
に書き込み終了を指示してから、ステップS63の直前
に戻り、ループを形成して次のジョブの受信を待つ。ス
テップS69でNOなら、ステップS66の直前に戻
り、ループを形成して、受信データの受信バッファ10
への書込みを続ける。
知したら、一旦データ受信を停止する。つまり、複数の
ジョブの連続がホスト1から送られてきても、一気に受
信バッファ10に勝手に書き込むのではなく、受信管理
プログラム51の指示のもとで、ジョブ単位に受信バッ
ファ10への書込みを行なう。
0で受信部6から受信データの書き込みが指定された限
界値に達したとの知らせがあったかチェックし、NOな
らステップS66の直前に戻ってループを形成し、受信
部6による受信データの書き込みを続ける。ステップS
70でYESならステップS71で新しい限界値を受信
部6に指示可能かチェックし、YESならステップS7
2で新しい限界値を受信部6に知らせて、その後はステ
ップS66の直前に戻り、ループを形成して受信部6に
よる受信データの受信バッファ10への書き込みを続け
る。
3で受信データが大きすぎるかチェックする。“大きす
ぎる”とは、受信バッファ10をすべて使ってもある1
ページ分のデータが受信しきれないことを示している。
大きすぎると判断できた場合は、ステップS74でプリ
ンタ2のパネル上にエラー表示を行ない、ステップS7
5で、受信バッファ10、バンドメモリ71,72、ワ
ーク領域12内にあるページ管理表13、登録文字管理
表14等をクリアし、ステップS76で受信部6に対
し、受信データ書き込みの限界値を受信バッファの最大
値とセットする。その後、ステップS77で受信部6に
書き込み終了を指示してから、ステップS63の直前に
戻り、ループを形成して次の文書のジョブ開始の知らせ
を待つ。これによって、大きすぎてエラーとなってしま
ったページを含んだ文書ジョブは、巨大なページ以降、
すべて受け捨てられることになる。
78で1秒待ち、解析プログラム72によって解析が進
み、受信バッファ10に空きができるの待つことにな
る。そして、ステップS71の直前に戻りループを形成
して、ステップS71で受信バッファ10の空きを確認
することになる。
パネル上にエラー表示”と記載したが、パネルは図1の
ブロック構成図では記載、説明していない。しかし、通
常のプリンタ等では、“印刷可”の状態なのか“エラ
ー”の状態なのか“用紙なし”の状態なのか区別するた
めに、プリンタ2の前面か上面に液晶パネルか状態表示
ランプが設置されているのが普通である。詳細な説明は
省略する。 <受信部の動作>図15,16は、受信部6の動作を説
明するためのフローチャートである。図13,14で
は、受信管理プログラム51の動作を説明する際に、つ
いでに受信部6の動作も言葉で説明したが、より詳しく
説明するためにフローチャートにして図15,16とし
た。もちろん、受信部6はハードウェアの回路であっ
て、通常のプログラムとは異なるが、動作の順序をフロ
ーチャートで説明する。
に動作を開始するが、まず、ステップS81で受信を一
旦停止する。これは、プリンタ2側をビジー状態とし
て、ホスト1からのデータ転送を拒否することである。
そのあと、ステップS82で、受信管理プログラム51
から受信バッファ10上の書き込み位置の限界値の指示
があるまで待ち、指示があったなら、ステップS83で
ホスト1からのデータの受信は可能だが、受信したデー
タは受け捨てる状態とする。
ンタ2の電源をオフしたかチェックし、YESなら受信
部6の動作を終了する。NOならステップS85で受信
したデータからジョブ開始コマンド31を検知したかチ
ェックし、NOならステップS84の直前に戻り、ホス
ト1からのジョブ開始コマンド31を待ち受ける。
86で一旦受信を停止し、ステップS87でジョブ開始
コマンド31を検知したことを受信管理プログラム51
へ知らせる。受信を一旦停止するとは、プリンタ2がビ
ジー状態で、ホスト1からのデータの受信を拒否してい
る状態である。
ム51から受信バッファ10への書き込み開始の指示が
あるまで待ち、指示があったならステップS89でホス
ト1からの受信を行ない、受信したデータは受信バッフ
ァ10上に書き込む動作を開始し、続行する。そして、
ステップS90でページ開始コマンド32を検知したか
チェックし、YESならステップS91で受信管理プロ
グラム51にページ開始コマンド32を検知したことを
知らせる。
受信文書のページ位置をページ管理表13に記録する。
ステップS91の後は、ステップS89の直前に戻り、
受信と書き込みを続行する。
2でジョブ終了コマンド36を検知したかチェックし、
YESならステップS93で受信を一旦停止し、ステッ
プS94でジョブ終了コマンド36を検知したことを受
信管理プログラム51に知らせる。この時点で、受信管
理プログラム51は、ジョブの終了をページ管理表13
上に記録する。
ム51から受信は可だが受信したデータは受け捨てる、
との指示があるまで待ち、指示があったならステップS
83の直前に戻り、次の文書のジョブ開始コマンド31
を待つ。
6で受信バッファ10上への書き込み位置が限界に達し
てしまったかチェックし、YESならステップS97で
受信を一旦停止し、ステップS98で受信管理プログラ
ム51へ受信バッファ10への書き込みが限界に達した
ことを知らせる。
ム51から受信バッファ10上の新しい書き込み位置の
限界値の指示があったかチェックし、NOならステップ
S100で受信管理プログラム51から書き込み終了の
指示があったかチェックし、NOならステップS99の
直前に戻り、ループを形成する。つまり、受信管理プロ
グラム51からの新しい限界値の指示か、書き込み終了
の指示があるまで待つことになる。
ラム51から書き込み終了の指示があるのは、1ページ
分のデータが大きすぎて、受信バッファ10全部の領域
を使っても、1ページ分のデータが納まりきらなくてエ
ラーとなったときである。
テップS89の直前に戻り、受信と書き込みを続行す
る。また、ステップS100でYESの場合はステップ
S83の直前に戻り、以後のデータはジョブ開始コマン
ド31が来るまでは受信してもすべて受け捨てることに
なる。つまり、ある文書で大きすぎてエラーとなったペ
ージ以降の文書内のページは、すべて受け捨てられるこ
とになる。
89の直前に戻り、データの受信と受信バッファへの書
き込みが続行される。
動作を説明するためのフローチャートである。解析プロ
グラム52も、プリンタ2の電源オンとともに立ち上が
り、以後、受信部6によって書き込まれた、受信バッフ
ァ10の中のプリントコマンドの解析、及び、排紙処理
を行なう。
ンタ2を電源オフしたかチェックし、YESならこのプ
ログラムの処理を終了する。NOならステップS112
で受信バッファ10内に受信済みのページのデータがあ
るかチェックし、ないならばステップS111の直前に
戻りループを形成して、ホスト1からのデータの受信を
待つ。
表13を調べることによって、受信済みのページが存在
するかどうかをチェックする。ページ管理表13は、図
13,14で説明したような動作で、受信管理プログラ
ム51が管理を行なっている。
のページのプリントコマンドを次々と解析して処理して
ゆくわけだが、まずステップS113で変数nに「1
7」をセットする。「17」は1ページのバンド分割数
「16」に1を加算した値である。次にステップS11
4で、変数npに1をセットし、ステップS115で変
数npが変数nより小さいかチェックし、NOならバン
ドの処理がすべて完了したことを示し、ステップS15
5へ飛び、排紙の完了を待つ。
S116でバンドnp番目のデータは、文字データも罫
線データもイメージデータもなく、空白バンドなのかチ
ェックし、YESならステップS117で変数tに0を
セットする。そしてステップS123へ飛ぶ。
118でバンドnp番目のデータに文字データが含まれ
ているかチェックし、YESならステップS119で変
数npが奇数なら変数tに1をセットし、変数npが偶
数なら変数tに2をセットし、ステップS123へ飛
ぶ。
120でバンドnp番目のデータに罫線データが含まれ
ているかチェックし、YESならステップS119で変
数npが奇数なら変数tに1をセットし、変数npが偶
数なら変数tに2をセットし、ステップS123へ飛
ぶ。
番目のデータとしては、単一のブロックイメージしか存
在しないことを示しているが、ステップS122で変数
tに3をセットして、ステップS123へ飛ぶ。
は2かチェックし、YESならステップS124以降で
バンドnp番目に含まれる文字データや罫線データ、ブ
ロックイメージデータを先頭から解析して行き、バンド
メモリA71、バンドメモリB72への展開処理を行な
う。まず、ステップS124では、変数tが1ならバン
ドメモリA71をクリアし、変数tが2ならバンドメモ
リB72をクリアする。そして、ステップS125で解
析しようとしているコマンドが、位置移動コマンド33
かチェックする。YESならステップS126でカーソ
ルの移動を行なう。ここで言うカーソルとは、バンドメ
モリ71,72上で文字、あるいは、罫線、あるいはイ
メージを展開する位置を示すための概念上のポインタで
ある。具体的には、ワーク領域12上にX座標、Y座標
を示す変数として確保されている。カーソル位置は、バ
ンドの左上端を原点としている。ドライバから送られて
くる位置移動コマンド33も、各バンドの左上端を原点
と考える相対位置を前提として転送されてくる。ページ
の左上端を原点としているわけではない。
40へ飛ぶ。
S127でそのコマンドが種別コマンド34で種別が1
かチェックし、YESならばステップS128で文字登
録プログラム53による文字の登録処理を行なってか
ら、ステップS140へ飛ぶ。文字の登録処理は、後述
の図21のフローチャートで動作の詳細を説明する。
S129でそのコマンドが種別コマンド34で種別が2
かチェックし、YESならばステップS130で文字の
登録処理を行ない、ステップS131で印字処理を行な
ってからステップS140へ飛ぶ。ステップS130の
文字の登録処理と、前述のステップS128の文字の登
録処理は同一である。また、ステップS131の印字処
理は、印字プログラム54によって行なわれるが、詳細
は後述の図22で説明する。
S132でそのコマンドが種別コマンド34で種別が3
かチェックし、YESならばステップS133で文字イ
メージの印字処理のみを行ない、そのあとステップS1
40へ飛ぶ。
S134でそのコマンドが種別コマンド34で種別が4
かチェックし、YESならばステップS135で印字処
理を行ない、そのあとステップS140へ飛ぶ。ステッ
プS135の印字処理は、前述のステップS131の印
字処理と同一である。
S136でそのコマンドが種別コマンド34で種別か5
かチェックし、YESならばステップS137で罫線展
開回路131を使用して、罫線展開作業を実行する。変
数tが1なら、バンドメモリA71に展開し、変数tが
2ならバンドメモリB72に展開する。その後、ステッ
プS140へ飛ぶ。
138でそのコマンドが種別コマンド34で、種別が6
かチェックし、YESならばステップS139でイメー
ジ伸長回路16を使用して、圧縮イメージデータの伸長
作業をし、伸長したブロックイメージのバンドメモリ7
1,72への貼り付け作業を行なう。その際、変数tが
1なら、バンドメモリA71への貼り付けを行ない、変
数tが2ならばンド15への貼り付けを行なう。そし
て、ステップS140へ飛ぶ。
テップS131、ステップS133、ステップS13
5、ステップS137、ステップS139のあとか、あ
るいはステップS138でNOならばステップS140
へ移る。ステップS140では、バンドnp番目の受信
データで、解析していないコマンドがまだ残っているか
チェックし、残っているならば、ステップS125の直
前に戻って、その未解析コマンドの解析処理を行なう。
ステップS140でNOの場合は、図19のステップS
141へ飛ぶ。
まではバンド単位のエンジン部4へのビデオ信号出力処
理を示している。
1かチェックする。つまり、あるページの最初のバンド
かチェックするわけである。最初のバンドであれば、ス
テップS142でエンジン部4に給紙開始を指示して、
ステップS143で用紙があるかチェックし、用紙なし
ならばステップS144でユーザが用紙を追加セットす
るまで待ち、それからステップS147へ飛ぶ。ステッ
プS143でNOならば、つまり用紙があるならステッ
プS147へ飛ぶ。
と判断されたならば、ステップS145で前のバンドの
ビデオ転送処理が終了するまで待つ。但し、待っている
間に、紙ジャム、つまり紙詰りが発生しているかをステ
ップS146で常に監視している。仮に紙ジャムが発生
しているのならば、ステップS146からステップS1
60へ飛び、紙ジャムからの復帰処理を行なう。
のバンドのビデオ転送が終了したなら、ステップS14
7で変数tが0かチェックし、YESならステップS1
48でイメージ伸長・ビデオ転送回路7に空白バンドの
出力処理を指示してステップS154へ飛ぶ。
149で変数tが1かチェックし、YESならステップ
S150でイメージ伸長・ビデオ転送回路7にバンドメ
モリA71のビデオ信号出力指示を行ない、ステップS
154へ飛ぶ。
S151で変数tが2かチェックし、YESならステッ
プS152でイメージ伸長・ビデオ転送回路7にバンド
メモリB72のビデオ信号出力指示を行ない、ステップ
S154へ飛ぶ。
S153でイメージ伸長・ビデオ転送回路7にnp番目
のバンドデータに含まれる単一イメージブロックを、圧
縮イメージのデータ伸長をしながらビデオ信号を出力す
ることを指示して、ステップS154へ飛ぶ。
してから、ステップS115の直前に戻り、次のバンド
データのバンドメモリへの展開、及びビデオ信号出力処
理へ移る。
出力処理がすべて終了して、あとはステップS155以
降で印刷された用紙の排紙の完了を待つだけとなるが、
まずステップS155では排紙が完了したかチェック
し、NOならばステップS159で紙ジャム、つまり紙
詰まりが発生したかチェックし、NOならばステップS
115の直前に戻りループを形成して排紙の完了まで待
つことになる。
断したならば、ステップS156でページ管理表13上
の、排紙済みページの記述をクリアし、ステップS15
7でジョブ終了、つまり、一つの文書の全ページを排紙
し終わったかチェックし、YESならステップS158
で登録文字管理表14をクリアし、ステップS111の
直前に戻って、次の文書のジョブのデータ受信を待つ。
ステップS111の直前に戻って、その文書の後続のペ
ージのデータ受信を待つことになる。
プS160で紙ジャム発生をパネル表示し、ステップS
161でユーザが詰まった紙を取り除くまで待ち、取除
いたことがわかればステップS111の直前まで戻り、
もう一度前回処理を行なった受信済みページデータのバ
ンドへの展開、ビデオ出力、排紙処理を試みる。
表13上のページの登録をクリアしているが、受信管理
プログラム51は、この領域がクリアされていることを
チェックして、受信部6に対して新しい受信データ書き
込みの限界値の指示を行なう。 <文字登録プログラム>図21は文字登録プログラム5
3の動作の詳細を説明するためのフローチャートであ
る。
らコールされるが、まず、ステップS171で圧縮され
た文字のドットイメージデータをそのまま登録文字デー
タ領域15へ移し替える。そして、ステップS172で
登録文字管理表14内に登録アドレスや、書体番号、文
字コード、等を記録し、このプログラムの処理を終了す
る。 <印字プログラム>図22は印字プログラム54の動作
の詳細を説明するためのフローチャートである。このプ
ログラムも、解析プログラム52からコールされる。
表14をサーチして、書体番号、文字コードの一致する
登録文字の登録文字データ領域15上の登録アドレスを
得る。そして、ステップS182で文字伸長回路17で
圧縮された文字のドットイメージデータを伸長し、ステ
ップS183で貼り付ける文字がバンド境界上にかかっ
てしまうかチェックし、境界上にかかってしまうと判断
できれば、ステップS184で文字イメージの境界値処
理を行ない、カーソル位置の微調整も行なってからステ
ップS185へ移る。ステップS183でNOの場合
も、ステップS185へ移る。
文字の文字イメージのうち、バンドの領域内にかかる部
分だけ切り出してくることである。その小さなイメージ
部分だけをバンド領域内に貼ることになるので、カーソ
ル位置も微調整してバンド領域内に移動しなければなら
ない場合がある。
文字ボックスの上半分ぐらいはみ出しているとする。カ
ーソル位置は、文字ボックスの左上端なので、この時点
ではバンド領域外にある。次に境界値処理を行なって、
バンド領域内におさまる文字ボックスの下半分のイメー
ジだけを切り出してくる。とすれば、下半分だけの文字
の文字ボックスの左上端位置が、新しいカーソル位置と
なる。この位置は、バンド領域の上端の境界上に位置す
る。これが、「カーソル位置の微調整」の作業である。
にかかってしまう場合も、同様にバンド領域内にかかる
部分の文字イメージの切り出しと、カーソル位置の微調
整が行なわれる。
ドットイメージをバンドA71か、バンドB72上のカ
ーソル位置に貼り付ける。図17,18で説明した変数
tが1ならバンドA71に貼り付け、変数t2がバンド
B72に貼り付ける。そして、このプログラムの処理を
終了する。 <罫線展開回路の動作>図23,24は、罫線展開回路
131の動作を説明したフローチャートである。罫線展
開回路131は、ハードウェアとしての回路であって、
プログラムではないが、説明のためにフローチャートを
用いる。
の指示が来て、罫線展開回路131は動作を開始するわ
けだが、1本の罫線展開の指示とは、内部が真っ黒の細
長い矩形の描画の指示である。罫線展開回路131は、
バンドメモリ71,72上に、その細長い矩形を、上か
ら順に1ラスタごとに描画することで、その矩形を完成
させる。なお、矩形の展開座標位置は、バンドメモリ7
1,72上のドット単位で指示がある。もちろん、バン
ドメモリ71,72のいずれに展開するかの指示もあ
る。
S191で変数mに矩形の高さ[ドット]をセットす
る。そして、ステップS192で変数nに0をセット
し、ステップS193で変数adに描画の開始アドレス
[バイト]をセットし、ステップS194で変数adl
に変数adの値をセットする。
ラスタごとに描画する際のラスタの開始位置の加算値
[バイト]をセットし、ステップS196では変数lm
に1ラスタ描画分の長さ[バイト]をセットし、ステッ
プS197で変数lnに0をセットする。
描画の際に左端をOR書きするかチェックし、NOなら
ステップS199で変数tlに0をセットし、YESな
らステップS200で変数tlに1をセットする。な
お、OR書きするかどうかのチェック方法は、解析プロ
グラム52からの罫線展開の開始位置[ドット]の指示
が8で割り切れるかどうかである。割り切れれば、OR
書きはしない。
画の際に右端をOR書きするかチェックし、NOならス
テップS202で変数trに0をセットし、YESなら
ステップS203で変数trに1をセットする。なお、
OR書きするかどうかのチェック方法は、解析プログラ
ム52からの罫線展開の終了位置[ドット]の指示+1
が8で割り切れるかどうかである。割り切れればOR書
きはしない。
ップS204では変数nが変数mより小さいかチェック
し、NOなら、全ラスタの描画が終了、つまり罫線の描
画がすべて終了したことを意味するので、罫線展開回路
131の動作を終了する。
が変数lmより小さいかチェックし、NOなら1ラスタ
分の描画の終了を意味するので、ステップS206以降
でアドレス調整を行って、次の1ラスタの描画に移る
が、まず、ステップS206で変数adに変数adsを
加算し、ステップS207で変数adlに変数adの値
をセットし、ステップS208で変数nに1を加算し、
ステップS209で変数lnに0をセットして、ステッ
プS204の直前に戻り、次の1ラスタの描画を続け
る。
S210で変数lnが0かチェックし、つまり、1ラス
タの描画のうちの最初の1バイト目の描画かチェック
し、YESならステップS211で変数tlが1かチェ
ックする。つまり、左端をOR書きするかどうかであ
る。ここで、NOならステップS217へ飛び、上書き
処理を行なう。ここで、YESならステップS214へ
飛び、OR書き処理を行なう。
プS212で変数lnが、変数lmから1を引いた数に
等しいかチェックする。つまり、1ラスタ分の描画で、
最後の1バイトの描画かチェックする。NOなら、ステ
ップS217で上書き処理を行ない、YESならステッ
プS213で変数trが1かチェックし、つまり、右端
のOR書きをするかどうかチェックし、YESならステ
ップS214以降でOR書き処理を行ない、NOならス
テップS217で上書き処理を行なう。
レスadl[バイト]の位置に、真っ黒なffHの1バ
イトを単純にセットすることである。
理とは、まずステップS214でバンドメモリ71,7
2上のアドレスadl[バイト]位置から、1バイトを
読み出してきて、ステップS215でその読み出してき
た1バイトに罫線の左端か、右端の半端なパターンの1
バイトをOR書きし、ステップS216でその結果の1
バイトをバンドメモリ71,72上のアドレスadl
[バイト]位置へ書き出す。
ップS217のあとは、ステップS218で変数adl
に1を加算し、ステップS219で変数lnに1を加算
したあと、ステップS205の直前に飛んで、描画中の
1ラスタの中の次の1バイトの描画作業に移る。
ットの縦罫線の場合は、ステップS196において変数
lm、つまり、1ラスタ分の罫線のバイト数は1であ
り、また、左端のOR書きをあらわす、変数tlは1で
ある。そして、1ラスタの描画はステップS210から
ステップS211、ステップS214と一度だけ通過す
るだけである。右端をOR書きするかしないかをあらわ
す変数trの値は、処理の上で意味はなくなる。 <イメージ伸長・ビデオ転送回路の動作>次に、図2
5、図26,27、図28で、イメージ伸長・ビデオ転
送回路7の動作を説明する。イメージ伸長・ビデオ転送
回路7は、ハードウェア回路であって、プログラムでは
ないが、その動作を図26,27、図28のフローチャ
ートを用いて説明する。なお、前述したように、解析プ
ログラム52がイメージ伸長・ビデオ転送回路7に指示
をして、エンジン部4に対してビデオ信号の出力を実行
させる。イメージ伸長・ビデオ転送回路7の処理の中に
は、空白バンドの処理、バンドメモリA71、バンドメ
モリB72からのビデオ信号出力処理、圧縮されたブロ
ックイメージデータから直接の圧縮イメージデータの伸
長と、伸長したデータからのビデオ信号出力処理の3つ
が含まれる。
・ビデオ転送回路7の中には、ブロックイメージデータ
から1ライン分、圧縮イメージデータを伸長したあと
で、伸長したデータをとっておくためのラインバッファ
が内蔵されている。このラインバッファのデータをもと
に、ビデオ信号を作成してエンジン部4に出力する。
フローチャートで用いる各変数の説明をする。
ビデオ信号を出力する際のライン数に相当する。変数l
は、バンドの幅を示す。この大きさはバイトを単位とし
ている。つまり、8の倍数のドット数が、ビデオ信号の
白黒のビットに変換されて出力される。
までの上マージンである。ビデオ信号は、何も送る必要
のない部分のライン数である。変数hbは、イメージブ
ロックの高さ、つまりブロックのライン数である。
ンである。この部分は、ビデオ信号は何も送る必要がな
い。変数lbは、イメージブロックの幅である。la,
lbの値についても、大きさはバイトを単位としてい
る。つまり8の倍数のドット数が、ビデオ信号の白黒の
ビットに変換されて出力される。
ては、バンドやブロックイメージデータの幅方向は、
“バイト単位の大きさ”に揃えることについては何も記
述されていなかったが、ハードウェア回路を用いた高速
なイメージ出力を可能にするには上記のような区切りの
良くなる工夫が必要になる。ドライバも、このような工
夫を前提としてプリントコマンドをプリンタ2へ転送す
る。
長・ビデオ転送回路7の動作を説明する。
に動作を開始するが、まずステップS221でユーザが
プリンタ2を電源オフしたかチェックし、YESならこ
の回路は動作を終了する。NOならステップS222で
解析プログラム52からのビデオ信号出力の指示があっ
たかチェックし、NOならステップS221の直前に戻
り、ループを形成して解析プログラム52からの指示を
待つ。
223で変数hにバンドの高さ、つまり、バンドの総ラ
イン数をセットする。この値は解析プログラム52から
ビデオ信号の出力の指示があったときに同時に与えられ
る。そして、ステップS224で解析プログラム52か
らの指示が空白バンドの出力指示かチェックし、YES
ならステップS225で変数tに0をセットしてステッ
プS230へ飛ぶ。
S226で変数lにバンド幅の値をセットする。この値
も解析プログラム52からビデオ信号の出力の指示があ
ったときに同時に与えられる。次に、ステップS227
で解析プログラム52からの指示が、バンドメモリA7
1、あるいはバンドメモリB72からのビデオ信号出力
指示かチェックし、YESならステップS228で変数
tに1をセットして、ステップS230へ飛ぶ。
に単一のイメージブロックがあって、その圧縮されたイ
メージブロックデータを、イメージ伸長・ビデオ転送回
路7に対して、データ伸長を行なってビデオ信号を出力
することを指示していることを意味する。そこで、ステ
ップS229で変数tに2をセットし、変数haにはブ
ロックの上マージン、変数hbにはブロック高さ、つま
りブロックの総ライン数、変数laにはブロックの左マ
ージン、変数lbにはブロックの幅をセットする。これ
らの値も、解析プログラム52からビデオ信号の出力の
指示があったときに、同時に与えられている。そして、
ステップS230へ移る。
ットする。変数hpは、ビデオ信号を出力すべきバンド
上のラインの位置を示すカウンタである。そしてステッ
プS231で変数tが0、あるいは1かチェックし、0
か1ならステップS232でエンジン部4からビデオ信
号の出力要求があったかチェックし、NOならループを
形成して、この要求があるまで待つ。ビデオ信号出力要
求があったなら、ステップS233で変数tが1かチェ
ックし、NOならステップS235へ飛ぶ。YESな
ら、ステップS234でバンドメモリA71かB72上
のhp番目のラインをビデオ信号に変換して、エンジン
部4へ出力してステップS235へ移る。ステップS2
34でバンドメモリA71から出力するのか、バンドメ
モリB72から出力するのかの指示は、解析プログラム
52からビデオ信号の出力の指示があったときに同時に
与えられている。
算して、ステップS236で変数hpが変数hよりも小
さいかチェックし、YESなら、つまりバンド内のライ
ンでまだビデオ信号が送り終っていない部分が残ってい
るなら、ステップS232の直前に戻って次のラインの
ビデオ信号出力作業を続ける。
ド内のすべてのラインはビデオ信号を送り終わったなら
ば、ステップS237で解析プログラム52に対して指
示のあったバンドのビデオ信号の出力が完了したことを
知らせる。この中には、空白バンドの出力処理が完了し
たことも含まれる。そして、ステップS221の直前に
戻って、解析プログラム52からの次のビデオ出力指示
を待つ。
ブロックイメージデータからのビデオ信号出力指示であ
るわけだが、図28でまずステップS238でブロック
データ中の第1のラインの圧縮イメージデータの伸長を
実行し、伸長したデータをイメージ伸長・ビデオ転送回
路7内に存在するラインバッファにセットする。これ
は、圧縮データの伸長作業を前もってしておくことで、
ビデオ信号出力時に伸長作業を行なったのでは、ビデオ
出力のタイミングに間に合わなくなることを防ぐためで
ある。
して、エンジン部4からのビデオ信号要求があるまで待
ち、あったならばステップS240で変数hpが変数h
aより小さいかチェックし、YESなら何もせずステッ
プS247へ飛ぶ。これは、ブロックの上マージンの部
分では、ビデオ信号を送らず何もしないことを意味して
いる。
S241で変数hpが、変数haと変数nbを加算した
値より小さいかチェックし、ここでNOならばビデオ信
号を送らず何もせずステップS247へ飛ぶ。これは、
バンド内でブロックの下の部分が空いているのであれ
ば、つまり、下マージンがあるなら、その部分にはビデ
オ信号を送らないことを示している。
プS242でラインの上で変数laの大きさ分、ビデオ
信号を送らず、ステップS243で変数lbの大きさ
分、イメージ伸長・ビデオ転送回路7の中にあるライン
バッファ上のデータをビデオ信号に変換して、ビデオ信
号をエンジン部4へ出力する。そして、ステップS24
4で変数hbpに、変数hpの値から変数haの値を減
算し、さらに1を加算した値をセットする。
数hbより小さいかチェックし、NOなら、つまりブロ
ック内のすべてのラインのビデオ信号出力が終わったな
ら何もせずステップS247へ飛ぶ。
ロック内でまだビデオ信号出力していないラインが残っ
ているのなら、ステップS246でブロックデータ中の
変数hbp番目のラインの圧縮イメージデータの伸長処
理を実行し、伸長したデータをイメージ伸長・ビデオ転
送回路7の中にあるラインバッファにセットして、ステ
ップS247へ飛ぶ。
ておくことで、ビデオ信号出力時に伸長作業を行なった
のでは、ビデオ出力のタイミングに間に合わなくなるこ
とを防ぐことである。
算してから、ステップS248で変数hpが変数hより
小さいかチェックし、YESならステップS239の直
前に戻って、バンド内の次のラインのビデオ信号出力処
理を続ける。
テップS237へ飛んで、ビデオ信号の出力が完了した
ことを解析プログラム52へ知らせてから、ステップS
221の直前に戻って解析プログラム52からの次のビ
デオ信号出力指示を待つ。
・ビデオ転送回路7が、解析プログラム52に対してビ
デオ信号の出力完了を知らせてから、解析プログラム5
2が、次のバンドのビデオ信号出力指示をイメージ伸長
・ビデオ転送回路7に指示するまでの間は、非常に短時
間でなければならない。この間に時間的な空きが入る
と、その間、ビデオ信号が出力されないので、印刷され
た用紙を見ると、そのラインの部分だけ白い筋が入った
ような現象となる。つまり、バンドとバンドの間に隙間
ができる。
バンドとバンドの間の処理は、極めて迅速に行なわなけ
ればならない。 [第1の実施の形態特有の効果]上記の構成により、本
実施の形態はつぎのような効果を奏する。 (1)本実施の形態では、フレームバッファではなく、
バンドメモリを設けて、バンド処理による印刷出力を行
なうので、メモリが少なくて済む。従ってプリンタ装置
を低コストで作成できる。 (2)本実施の形態では、ドライバは文字や罫線はコー
ドやコマンドでプリンタへ転送することになっているの
で、文字の多い文書や、表の文書ではデータ量が少なく
て済む。したがって転送時間が短くなり、印刷処理が迅
速に行える。 (3)本実施の形態では、ドライバは、文字や罫線はコ
ードやコマンドでプリンタ転送することになっている
が、プリンタ内の処理としてバンドメモリ上への文字や
罫線の展開が時間的に間に合わない場合には、文字や罫
線をイメージとしてプリンタに送る。これによって、文
字や罫線の数の限界は事実上ないことになる。 (4)本実施の形態では、受信バッファへ1ページ分の
データを受信してから印刷を開始する。「ホストベース
プリンタ」のように、プリンタへのデータ転送を最優先
にするために、ホスト上で他のアプリケーションがロッ
クするというような現象は起こらない。 (5)本実施の形態では、ホスト上のドライバは、バン
ドの大きさそのもののイメージデータをプリンタに送る
のではなくて、バンドの領域の中の、実際にイメージの
ある矩形部分だけを、プリンタへ送るので、転送データ
量は小さくなる。このため、データ転送時間が短くなり
印刷時間も短縮できる。 (6)本実施の形態では、空白のバンドがある場合は、
コントローラ部では、バンドメモリ上に空白部を展開し
て、そのビデオ信号をエンジン部に送るのではなく、空
白部に相当する部分は、イメージ伸長・ビデオ転送回路
に対して、ビデオ信号を送らないよう指示するだけなの
で、CPUの負荷が小さくなる。また展開処理が減るた
め、印刷時間が短くなる。 (7)本実施の形態では、文字や罫線がなく、イメージ
だけが含まれるバンドがある場合は、コントローラ部で
は、バンドメモリ上にイメージを展開して、そのビデオ
信号をエンジン部に出力するのではなく、圧縮されたイ
メージデータを、イメージ伸長とビデオ信号への変換、
エンジン部への出力を指示するだけなので、CPUの負
荷が小さくなる。またこうすることで展開処理が減るた
め、印刷時間が短くなる。 [第2の実施の形態]第1の実施の形態はバンドメモリ
を有しており、バンドメモリに展開したバンド単位のイ
メージを、2つのバンドメモリへのイメージの展開と、
バンドメモリからの出力を交互に行うことで印刷出力を
実現していた。このバンドメモリのかわりに、フレーム
メモリをプリンタに持たせるようにしても、第1の実施
形態と同様のプリンタが実現できる。
は、メモリ上への文字、罫線、イメージの展開が1ペー
ジ分すべて完了してからエンジンの印刷処理を開始す
る。そのため、一方のバンドメモリから出力している間
に他方のバンドメモリへのイメージの展開が終了するか
否かのチェック、すなわちバンド内の文字数の限界、罫
線数の限界は考慮する必要はない。したがってドライバ
上にも限界のチェック機能はいらない。
に要する時間をチェックする必要が無くなるので、その
分第1の実施の形態のプリンタに対して高速化が図れ
る。 [第3の実施の形態]第1の実施の形態では、罫線の展
開作業にハードウェアの回路である罫線展開回路を使用
していたが、その代わりにソフトウェアを用いて展開作
業をしても構わない。動作の詳細は図23,24のフロ
ーチャートで説明した処理と同一である。 [第4の実施の形態]第1乃至第3の実施形態のプリン
タについて、バンドの数、高さを可変とし、ドライバ上
ではイメージデータについて、バンドの単位に繰り返し
のイメージのパターンがある場合は、バンドの繰り返し
のコマンドをプリンタに送ることで、イメージデータの
転送量を小さくすることができる。図を用いて、第4の
実施の形態を説明する。
ンドに均等に分割することを前提としていたが、第3の
実施の形態では、バンドの数、高さを可変とし、ドライ
バ上ではイメージデータについて、バンド単位に繰り返
しのイメージパターンがある場合は、バンドの繰り返し
のコマンドをプリンタに送ることで、イメージデータの
転送量を小さくしていることが大きな違いである。
等については、ほとんどは第1の実施の形態と同一であ
るので、以下では、主に違いのある部分を説明する。
態の図1と同一なので省略する。本実施の形態では、バ
ンド高さは任意としたが、図1のRAM9上にある、バ
ンドA71、バンドB72のバンド高さ以下、という制
限はある。
ている文書を、文字データと罫線データとイメージデー
タとに分けてプリンタ2に転送することは、第1の実施
の形態と同様である。
に設けたフレームバッファ上に展開した1ページイメー
ジの中で、プリンタ1にイメージデータを送る前に、バ
ンド単位のパターン認識を行ない、繰り返しのバンドが
あるかチェックする。ここでは、バンド高さは任意に変
えられるとしている。パターン認識の技術については、
各種の方法が公知になっているので、ここでの詳細な説
明は省略する。
ージAのバンド、空白バンド、輪の連続の図形を含むイ
メージBのバンドセットが、3度繰り返されている。そ
こで、2度目以降に出現するイメージAのバンド、イメ
ージBのバンドについては、最初に出現したイメージA
のバンドデータ、あるいは、イメージBのバンドデータ
と同一であることを、プリントコマンドとして、プリン
タ2に転送するようにした。文字データ部分の処理につ
いては、第2の実施の形態と同一である。
まりないと思えるが、図30のようなイメージのバンド
の繰り返しの例は、実際の文書でも頻繁に有り得ると思
われる。ただし、この場合は、罫線は全てイメージとし
て処理すると仮定している。
ると、図30(A)のように、バンドの1番からバンド
の6番まで分割できて、バンドの1番、2番、6番につ
いては、そのまま、イメージデータとしてブロックイメ
ージコマンドをプリンタ2へ転送するが、バンドの3
番、4番、5番はバンド2番の繰り返しだとして、「バ
ンド2番の繰り返し」のプリントコマンドをプリンタ2
へ転送する。なお、表などの場合には罫線の繰り返しが
現れる可能性が高いため、繰り返しパターンとして罫線
データを含めることもできる。罫線データはバンド間の
パターンの同一性のチェックをイメージに比べて簡単に
行えるため、予想される出現頻度の高さを考え合わせれ
ば高い効果が期待できる。
れる文字データ、イメージデータのコマンド構造の説明
図である。第1の実施の形態の図3との違いは、バンド
開始コマンド81のあとに、バンド高さコマンド82、
繰り返しバンド番号83、があることだけである。その
他の要素は同一である。
り任意の個数繰り返される。バンド高さ82もバンド毎
に任意だが、バンドA71、バンドB72のバンド高さ
以下である。また繰り返しバンド番号83は、そのペー
ジで出現したバンドの順番で、ページの先頭のバンド番
号を1としてあらわす。そのバンドが、繰り返しのイメ
ージを含んでいない場合、つまり新規のイメージを含ん
だバンドの場合は、−1がセットされる。 <ドライバプログラム>ホストのプリンタドライバにお
いては、図32,33の手順で処理が行われる。図10
と共通するステップには同一の参照番号を付し、説明は
省略する。
後に、フレームバッファ内でバンド単位のパターンの繰
り返しが無いか調べ、繰り返しが見つからなければ、バ
ンド管理表に、1ページを16等分したバンド番号、バ
ンド高さ、パターンを繰返す場合のバンド番号の欄に−
1をセットする。一方、もし繰り返しパターンが見出さ
れたなら、ホスト上に設けたバンド管理表にバンド番
号,バンド高さ、繰返されるバンド番号をセットする
(ステップS321)。
ら送信するバンドについて、切り分けられたバンドの高
さを示すバンド高さコマンドと、繰り返しバンド番号コ
マンドを送信する。繰り返しバンドでない場合には、こ
のコマンドは−1である。
り返しイメージを含むバンドであるかテストし、繰り返
しであれば実体的なデータはないため、ステップS27
の直前に分岐する(ステップS323)。
されいるプログラムの名称については、第1の実施の形
態の図6で示された内容と同一である。動作について
も、解析プログラム52以外は、第1の実施の形態と同
一である。受信部6の動作は、第1の実施の形態と同
一、イメージ伸長・ビデオ転送回路7の動作も、第1の
実施の形態と同一のなので、説明は省略する。 <解析プログラムの手順>図34〜図37は、解析プロ
グラム52の動作を説明するためのフローチャートであ
る。解析プログラム52も、プリンタ2の電源オンとと
もに立ち上がり、以後、受信部6によって書込まれた受
信バッファ10の中のプリントコマンドの解析及び排紙
処理を行なう。この手順は図17〜図20とほとんど同
じであるので、異なる部分のみについて説明する。ま
た、図35と図37はそれぞれ図18,図20と変わる
ところがないが、一連の手順の一部であるため示してあ
る。
後に、バンド高さを変数bhにセットする(ステップS
341)。また、ステップS124の直後に、繰り返し
バンド番号が−1であるか判定し(ステップS34
2)、−1でなければ繰り返しバンドであるため、t=
1であればバンドAに、t=2ならばバンドBに指定さ
れたバンド番号のブロックイメージを、イメージ伸長回
路を用いて張り付ける(ステップS343)。こうする
ことで、くり返し指定がされたバンドのイメージをバン
ドメモリを経由して印刷出力できる。
1の直後に、繰り返しバンド番号が−1であるか判定し
(ステップS344)、−1でなければ、すなわち繰り
返しバンド指定があるならば、そのバンドのブロックイ
メージを、イメージ伸長・ビデオ転送回路によりビデオ
出力させ(ステップS345)、繰り返しバンド指定が
ないならば、第np番目のバンドのブロックイメージ
を、イメージ伸長・ビデオ転送回路によりビデオ出力さ
せる(ステップS346)。こうすることにより、イメ
ージだけが含まれるバンドを、バンドメモリを用いずに
出力させることができる。 <第4の実施の形態特有の効果> (1)本実施の形態では、ドライバがフレームバッファ
上のイメージパターンを分析して、バンド単位に同じパ
ターンが繰り返されるときは、繰り返しのバンド部分の
データとして繰り返しのコマンドを送るだけなので、イ
メージデータの転送量が小さくて済む。また、転送時間
が少なくて済む。また、プリンタ側の受信バッファのメ
モリ消費量も節約できる。 [第5の実施の形態]次に、図を用いて、第5の実施の
形態を説明する。 <システムの構成>第5の実施の形態では、プリンタの
受信バッファに納まりきらない巨大なイメージを印刷す
る場合に、第1〜第4の実施の形態として説明した印刷
制御方法のいずれかの代わりに、受信バッファを幾つか
の部分に分割し、ひとつの部分から出力している間に他
の部分に受信して格納することを繰返して巨大なイメー
ジを印刷する。
扱い、プリンタのRAMのほとんどを受信バッファとし
て使用し、受信バッファ上の巨大イメージページのデー
タをイメージ伸長・ビデオ転送回路で直接イメージ伸長
作業とエンジン部へのビデオ転送作業を行なうことで、
巨大イメージページの文書も印刷可能としている。本実
施の形態の各種構成要素、プログラムの動作等について
は、ほとんどは第1の実施の形態と同一であるので、以
下では主に違いのある部分を説明する。
での印刷方式を「合成方式」と呼ぶ。これは、ホスト上
では文字と罫線とイメージを分離して扱い、プリンタ上
で文字と罫線とイメージの論理和をとって合成して出力
するからである。また、巨大イメージを出力する方式を
「簡易同期式」と呼ぶ。これは、あまりに1ページのイ
メージデータが巨大な場合は、ホストからの細かなバン
ド単位のデータ転送と、プリンタでの用紙の搬送を、成
り行きの形で同期させて繰り返すことで印刷を実行する
からである。
するための図である。本実施形態のプリンタは受信バッ
ファとして2MBのメモリを備えているものとしてい
る。図38(a)は、圧縮してもその受信バッファ容量
を越える巨大イメージを示している。このような巨大イ
メージは、ホストのプリンタドライバでそのサイズを判
定し、図38(b)のように、最初の1MBで区切り、
残りを100KBずつ区切って各ブロックごとにプリン
タに送り付ける。
れたイメージを、プリンタにおいて受信し、再構成して
印刷する様子を示す図である。ホストから受信したイメ
ージは、RAM9内にブロックごとに圧縮されて格納さ
れる。プリンタでは、それらブロックを、一つのブロッ
クごとに伸長して印刷出力する。2番目以降のブロック
は最初のブロックに比べて小さいため、伸張処理を迅速
に行えるので、伸張処理時間によってオーバーランを生
じることはない。第5の実施の形態は、上記「合成方
式」と「簡易同期式」を合体させたものである。
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
から文書を印刷する際に、ホスト上では、文書を文字デ
ータ部分、罫線データ部分と、その他のデータ部分に分
け、その他の部分はすべてイメージとして処理する。ま
た、文字データ部分についても、ある文字が最初に出現
した場合に、その文字イメージをプリンタへ登録し、そ
れ以降は文字コードによって文字の印字をプリンタへ指
示する。これによって文字データ部分は大部分が文字コ
ードになる。また、罫線データ部分は、罫線コマンドと
してプリンタへ転送する。
分についてはほとんど文字コードによる処理なので、ホ
スト上では文字展開時間がそれほどいらないし、データ
量も小さい。同様に、罫線部分も、罫線コマンドによる
処理なので、ホスト上での罫線展開時間がいらないし、
データ量も小さい。よって、文書データだけでなく、表
データの高速出力も可能になるという効果がある。
モリを備えることで、必要とするメモリ容量を小さく押
さえることが可能になるという効果がある。
の展開が時間的に間に合わない場合を考慮して、プリン
タコマンドを作成する際には、バンドあたりの文字数や
罫線数に限界を設けて、その限界を超える文字や罫線は
イメージデータとして処理することで、通常の文書や表
データは高速に出力できると同時に、文字数や罫線数が
非常に多い場合でもエラーを発生させることなく印刷出
力できるという効果がある。
めのブロック構成図である。
成の原理の説明図である。
の図である。
ャートである。
ャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
トである。
トである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
チャートである。
チャートである。
図である。
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
しの原理の説明図である。
る。
ャートである。
ャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
である。
すを示す図である。
Claims (29)
- 【請求項1】 ホスト装置で作成された文書データを印
刷装置により印刷出力する印刷システムであって、 前記ホスト装置は、 文書データに出現する文字種ごとにそのコードと文字イ
メージとを前記印刷装置に送信する第1の送信手段と、 文書データに出現する各文字を文字コードとして、罫線
をその形状を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線
以外の部分をイメージデータとして前記印刷装置に送信
する第2の送信手段とを備え、 前記印刷装置は、 前記第1の送信手段により送信される文字コードと文字
イメージとを登録する登録手段と、 前記第2の送信手段により送信される文字コードを、前
記登録手段により登録されたコードと文字イメージとに
基づいてイメージデータに展開し、罫線データが示す形
状から罫線を展開し、前記第2の送信手段により送信さ
れるイメージと合成するイメージ再生手段と、 前記イメージ再生手段により得られるイメージデータを
印刷出力する手段とを備えることを特徴とする印刷シス
テム。 - 【請求項2】 前記ホスト装置は圧縮手段を更に備え、
前記文字イメージ及びイメージを圧縮して前記印刷装置
に送信し、前記印刷装置は伸張手段を更に備え、前記登
録手段により登録された文字イメージ及び前記第2の送
信手段により送信されたイメージを伸長することを特徴
とする請求項1に記載の印刷システム。 - 【請求項3】 前記イメージ再生手段は、合成されるイ
メージを、印刷出力の順序に従って分割されるバンドご
とに再生し、再生されたバンドごとに印刷出力すること
を特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。 - 【請求項4】 前記第2の送信手段は、イメージをバン
ドごとに分割して送信することを特徴とする請求項3に
記載の印刷システム。 - 【請求項5】 前記第2の送信手段は、イメージをバン
ドごとに分割し、空白のバンドは、空白であることを示
すコードを送信することを特徴とする請求項4に記載の
印刷システム。 - 【請求項6】 前記第2の送信手段は、イメージをバン
ドごとに分割して送信し、既に送信されたバンドと同一
のデータを有するバンドについては、繰り返しである旨
を示すコードを送信することを特徴とする請求項4又は
5に記載の印刷システム。 - 【請求項7】 前記ホスト装置は、文書データに含まれ
るイメージデータの大きさを判定する判定手段と、前記
印刷装置に格納しきれないと判定した場合には、該イメ
ージデータを複数の部分に分割して印刷装置に送信する
第3の送信手段とを更に備え、前記イメージ再生手段
は、前記第3の送信手段によりデータを受け取った場合
には、分割された部分ごとにイメージを再生し、印刷出
力を終えるごとに再生されたイメージを消去することを
特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷シス
テム。 - 【請求項8】 文書データに出現する文字種ごとにその
コードと文字イメージとを送信し、その後、文書データ
に出現する各文字を文字コードとして、罫線をその形状
を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線以外の部分
をイメージデータとして送信するホスト装置からの印刷
データを印刷出力する印刷装置であって、 前記ホスト装置により送信される文字コードと文字イメ
ージとを登録する登録手段と、 前記ホスト装置により送信される文字コードを、前記登
録手段により登録されたコードと文字イメージとに基づ
いてイメージデータに展開し、罫線データが示す形状か
ら罫線を展開し、前記第2の送信手段により送信される
イメージと合成するイメージ再生手段と、 前記イメージ再生手段により得られるイメージデータを
印刷出力する手段とを備えることを特徴とする印刷装
置。 - 【請求項9】 伸張手段を更に備え、前記登録手段によ
り登録された圧縮された文字イメージ及び前記第2の送
信手段により送信された圧縮されたイメージを伸長する
ことを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。 - 【請求項10】 前記イメージ再生手段は、合成される
イメージを、印刷出力の順序に従って分割されるバンド
ごとに再生し、再生されたバンドごとに印刷出力するこ
とを特徴とする請求項8または9に記載の印刷装置。 - 【請求項11】 作成した文書データを印刷装置により
印刷出力させる印刷制御装置であって、 文書データに出現する文字種ごとにそのコードと文字イ
メージとを前記印刷装置に送信する第1の送信手段と、 文書データに出現する各文字を文字コードとして、罫線
をその形状を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線
以外の部分をイメージデータとして前記印刷装置に送信
する第2の送信手段とを備えることを特徴とする印刷制
御装置。 - 【請求項12】 圧縮手段を更に備え、前記文字イメー
ジ及びイメージを圧縮して前記印刷装置に送信すること
を特徴とする請求項11に記載の印刷制御装置。 - 【請求項13】 前記第2の送信手段は、イメージをバ
ンドごとに分割して送信することを特徴とする請求項1
1または12に記載の印刷制御装置。 - 【請求項14】 前記第2の送信手段は、イメージをバ
ンドごとに分割し、空白のバンドは、空白であることを
示すコードを送信することを特徴とする請求項13に記
載の印刷制御装置。 - 【請求項15】 前記第2の送信手段は、イメージをバ
ンドごとに分割して送信し、既に送信されたバンドと同
一のデータを有するバンドについては、繰り返しである
旨を示すコードを送信することを特徴とする請求項13
に記載の印刷制御装置。 - 【請求項16】 文書データに含まれるイメージデータ
の大きさを判定する判定手段と、前記印刷装置に格納し
きれないと判定した場合には、該イメージデータを複数
の部分に分割して印刷装置に送信する第3の送信手段と
を更に備えることを特徴とする請求項11乃至15のい
ずれかに記載の印刷制御装置。 - 【請求項17】 文書データに出現する文字種ごとにそ
のコードと文字イメージとを送信し、その後、文書デー
タに出現する各文字を文字コードとして、罫線をその形
状を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線以外の部
分をイメージデータとして送信するホスト装置からの印
刷データを印刷出力する印刷制御方法であって、 前記ホスト装置により送信される文字コードと文字イメ
ージとを登録する登録工程と、 前記ホスト装置により送信される文字コードを、前記登
録工程により登録されたコードと文字イメージとに基づ
いてイメージデータに展開し、罫線データが示す形状か
ら罫線を展開し、前記第2の送信工程により送信される
イメージと合成するイメージ再生工程と、 前記イメージ再生工程により得られるイメージデータを
印刷出力する工程とを備えることを特徴とする印刷制御
方法。 - 【請求項18】 伸張工程を更に備え、前記登録工程に
より登録された圧縮された文字イメージ及び前記第2の
送信工程により送信された圧縮されたイメージを伸長す
ることを特徴とする請求項17に記載の印刷制御方法。 - 【請求項19】 前記イメージ再生工程は、合成される
イメージを、印刷出力の順序に従って分割されるバンド
ごとに再生し、再生されたバンドごとに印刷出力するこ
とを特徴とする請求項17または18に記載の印刷制御
方法。 - 【請求項20】 作成した文書データを印刷出力させる
印刷装置の制御方法であって、 文書データに出現する文字種ごとにそのコードと文字イ
メージとを前記印刷装置に送信する第1の送信工程と、 文書データに出現する各文字を文字コードとして、罫線
をその形状を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線
以外の部分をイメージデータとして前記印刷装置に送信
する第2の送信工程とを備えることを特徴とする印刷装
置の制御方法。 - 【請求項21】 圧縮工程を更に備え、前記文字イメー
ジ及びイメージを圧縮して前記印刷装置に送信すること
を特徴とする請求項20に記載の印刷装置の制御方法。 - 【請求項22】 前記第2の送信工程は、イメージをバ
ンドごとに分割して送信することを特徴とする請求項2
0または21に記載の印刷装置の制御方法。 - 【請求項23】 前記第2の送信工程は、イメージをバ
ンドごとに分割し、空白のバンドは、空白であることを
示すコードを送信することを特徴とする請求項22に記
載の印刷装置の制御方法。 - 【請求項24】 前記第2の送信工程は、イメージをバ
ンドごとに分割して送信し、既に送信されたバンドと同
一のデータを有するバンドについては、繰り返しである
旨を示すコードを送信することを特徴とする請求項22
に記載の印刷装置の制御方法。 - 【請求項25】 文書データに含まれるイメージデータ
の大きさを判定する判定工程と、前記印刷装置に格納し
きれないと判定した場合には、該イメージデータを複数
の部分に分割して印刷装置に送信する第3の送信工程と
を更に備えることを特徴とする請求項20乃至24のい
ずれかに記載の印刷装置の制御方法。 - 【請求項26】 文書データに出現する文字種ごとにそ
のコードと文字イメージとを送信し、その後、文書デー
タに出現する各文字を文字コードとして、罫線をその形
状を示す罫線データとして、文字以外の部分をイメージ
データとして送信するホスト装置からの印刷データを印
刷出力するプログラムを格納するコンピュータ可読メモ
リであって、 前記ホスト装置により送信される文字コードと文字イメ
ージとを登録する登録工程のコードと、 前記ホスト装置により送信される文字コードを、前記登
録工程により登録されたコードと文字イメージとに基づ
いてイメージデータに展開し、罫線データが示す形状か
ら罫線を展開し、前記第2の送信工程により送信される
イメージと合成するイメージ再生工程のコードと、 前記イメージ再生工程により得られるイメージデータを
印刷出力する工程のコードとを備えることを特徴とする
コンピュータ可読メモリ。 - 【請求項27】 作成した文書データを印刷出力させる
印刷装置を制御するためのプログラムを格納するコンピ
ュータ可読メモリであって、 文書データに出現する文字種ごとにそのコードと文字イ
メージとを前記印刷装置に送信する第1の送信工程のコ
ードと、 文書データに出現する各文字を文字コードとして、罫線
をその形状を示す罫線データとして、文字以外かつ罫線
以外の部分をイメージデータとして前記印刷装置に送信
する第2の送信工程のコードとを備えることを特徴とす
るコンピュータ可読メモリ。 - 【請求項28】 文書データに出現する文字数が、所定
サイズの文書データ中に所定数より多く存在するか判定
する判定手段と、前記所定サイズ分の文書データを全て
イメージデータとして前記印刷装置に送信する第3の送
信手段を更に備え、前記判定手段により文字数が所定数
よりも多いと判定された場合には、前記第1及び第2の
送信手段により文書データを印刷装置に送信し、そうで
ない場合には、前記第3の送信手段により文書データを
印刷装置に送信することを特徴とする請求項11乃至1
4のいずれかに記載の印刷制御装置。 - 【請求項29】 前記第1の送信工程の前に、文書デー
タに出現する文字数が、所定サイズの文書データ中に所
定数より多く存在するか判定する判定工程と、前記所定
サイズ分の文書データを全てイメージデータとして前記
印刷装置に送信する第3の送信工程を更に備え、前記判
定工程により文字数が所定数よりも多いと判定された場
合には、前記第1及び第2の送信工程により文書データ
を印刷装置に送信し、そうでない場合には、前記第3の
送信工程により文書データを印刷装置に送信することを
特徴とする請求項20乃至25のいずれかに記載の印刷
装置の制御方法。
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