JPH10175332A - 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH10175332A
JPH10175332A JP8340837A JP34083796A JPH10175332A JP H10175332 A JPH10175332 A JP H10175332A JP 8340837 A JP8340837 A JP 8340837A JP 34083796 A JP34083796 A JP 34083796A JP H10175332 A JPH10175332 A JP H10175332A
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Kunio Okada
邦男 岡田
Miyuki Miyazaki
幸 宮▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力される各ページの印刷データに対する印
刷形態が変更されても、対応する最適な第2の印刷デー
タを短時間、かつメモリ資源を圧迫することなく生成し
て、フォーム等の定型形印刷データの印刷処理時間を短
縮しつつ、所望の重畳印刷を効率よく行うことである。 【解決手段】 CPU12がホストコンピュータ400
から順次送出される各ページの印刷データと登録された
第1の印刷データに基づいて変換されてRAM19に登
録された前記第2の印刷データとを前記メモリに重畳展
開して印刷イメージを生成し、該生成された前記印刷イ
メージに基づいて印刷部17の重畳印刷を制御する構成
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介してデータ発生源と通信して取得される印刷情報を処
理して印刷装置に印刷可能な印刷データを転送する印刷
制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷装置では、図15に
示すようにフォームデータと呼ばれる定型ページと毎ペ
ージ、データの変わるページデータを重ね合わせて印刷
して、帳票類を作成していた(本機能を「フォームオー
バレイ」と呼ぶ)。この場合、予め複数のフォームデー
タをプリンタ内に登録しておき、ページデータの重ね合
わせ指示により、指示された複数ページの間、指示され
たフォームデータをページデータと重ね合わせ印刷す
る。その場合、フォームデータは、毎ページ、ビットマ
ップイメージに展開して、同じくビットマップ展開した
ページデータとOR書きして、メモリ上にビットマップ
イメージを作成し、それを画像信号に変換して、印刷を
実現していた。
【0003】ところが、毎ページ、フォームデータをビ
ットマップ展開するため、印刷処理時間がかかり、スル
ープット低下を招いていた。そこで、ある種のプリンタ
では、登録するフォームデータをビットマップイメージ
に変換しやすい中間コード形式に変換して保存してお
き、印刷処理時間の向上を図っている。
【0004】また、ある種のプリンタでは、予めフォー
ムデータをビットマップイメージに変換しておき、これ
を保存しておき、印刷処理時間の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、2ページ印
刷機能(図10)や拡大/縮小印刷等印刷の形態が変わ
る場合、フォームを回転や縮小等変形して使う必要があ
り、保存した中間コード形式のフォームをそのまま使用
できなかった。
【0006】また、予めフォームデータをビットマップ
イメージに変換しておき、これを保存する場合、特に、
解像度の高いレーザプリンタ等では、膨大なメモリ容量
を必要とし、コストの増大を招いていた。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第16の発
明の目的は、データ発生源からの印刷データおよび該印
刷データから印刷部が出力するのに最適なデータ形式に
変換された印刷データとをメモリ資源に記憶することに
より、入力される各ページの印刷データに対する印刷形
態が変更されても、対応する最適な第2の印刷データを
短時間、かつメモリ資源を圧迫することなく生成して、
フォーム等の定型形印刷データの印刷処理時間を短縮し
つつ、所望の重畳印刷を効率よく行うことができる印刷
制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介してデータ発生源と通信可能な
印刷制御装置であって、データ発生源により生成される
第1のデータ形式に基づく第1の印刷データをメモリに
登録する第1の登録手段と、前記第1の印刷データを印
刷部より出力するのに最適な第2のデータ形式に基づく
第2の印刷データに変換して前記メモリに登録する第2
の登録手段と、前記データ発生源から順次送出される各
ページの印刷データと前記メモリに登録された前記第2
の印刷データとを前記メモリに重畳展開して印刷イメー
ジを生成するデータ処理手段と、前記印刷イメージに基
づいて前記印刷部の重畳印刷を制御する制御手段とを有
するものである。
【0009】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
は、前記メモリの使用状況に基づいて前記メモリに登録
された前記第2の印刷データの削除および前記第2の登
録手段による前記第2の印刷データの再登録を制御する
ものである。
【0010】本発明に係る第3の発明は、前記制御手段
は、前記メモリの使用状況に基づいて前記メモリに登録
された前記第2の印刷データを使用履歴に基づく優先順
位に基づいて削除するものである。
【0011】本発明に係る第4の発明は、前記第2の登
録手段は、前記データ発生源から順次送出される各ペー
ジの印刷データの印刷形態に基づいて前記メモリに登録
した前記第2の印刷データに所定の画像処理を施して再
登録するものである。
【0012】本発明に係る第5の発明は、前記第2のデ
ータ形式に基づく第2の印刷データは、ビットマップイ
メージデータとするものである。
【0013】本発明に係る第6の発明は、前記第2のデ
ータ形式に基づく第2の印刷データは、ビットマップイ
メージデータを圧縮したデータとするものである。
【0014】本発明に係る第7の発明は、前記第2のデ
ータ形式に基づく第2の印刷データは、所定の描画要素
の集合体からなる中間コード群データとするものであ
る。
【0015】本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒
体を介してデータ発生源と通信可能な印刷制御装置であ
って、データ発生源により生成される第1のデータ形式
に基づく第1の印刷データをメモリに登録する第1の登
録手段と、前記第1の印刷データを印刷部より出力する
のに最適な第2のデータ形式に基づく第2の印刷データ
に変換して前記メモリに登録する第2の登録手段と、前
記データ発生源から順次送出される各ページの印刷デー
タと前記メモリに登録された前記第2の印刷データとを
前記メモリを所定数帯状に分割したバンド領域に重畳展
開して印刷イメージを生成するデータ処理手段と、前記
印刷イメージに基づいて前記印刷部の重畳印刷を制御す
る制御手段とを有するものである。
【0016】本発明に係る第9の発明は、前記第2の登
録手段は、前記メモリのページ展開領域を所定数帯状に
分割したバンド単位毎に前記第2の印刷データを前記メ
モリに登録するものである。
【0017】本発明に係る第10の発明は、前記第2の
登録手段は、前記メモリのページ展開領域を所定数帯状
に分割したバンド単位毎に前記第2の印刷データを前記
メモリに登録する際に、各バンドで同一となる前記第2
の印刷データは集約して前記メモリに登録するものであ
る。
【0018】本発明に係る第11の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ発生源と通信可能な印刷制御装置で
あって、前記データ発生源により生成される第1のデー
タ形式に基づく第1の印刷データおよび前記第1の印刷
データに基づいて変換された印刷部より出力するのに最
適な第2のデータ形式に基づく第2の印刷データを前記
データ発生源から取得して前記メモリに登録する登録手
段と、前記データ発生源から順次送出される各ページの
印刷データと前記メモリに登録された前記第2の印刷デ
ータとを前記メモリに重畳展開して印刷イメージを生成
するデータ処理手段と、前記印刷イメージに基づいて前
記印刷部の重畳印刷を制御する制御手段とを有するもの
である。
【0019】本発明に係る第12の発明は、所定の通信
媒体を介して印刷装置と通信可能な印刷制御装置であっ
て、生成される第1のデータ形式に基づく第1の印刷デ
ータに基づいて前記印刷装置の印刷部より出力するのに
最適な第2のデータ形式に基づく第2の印刷データに変
換する変換手段と、前記印刷装置のメモリ資源を含む資
源情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した
前記資源情報に基づいて前記変換手段が変換する前記第
2の印刷データの変換程度を可変制御する制御手段とを
有するものである。
【0020】本発明に係る第13の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ発生源と通信可能な印刷制御方法で
あって、データ発生源により生成される第1のデータ形
式に基づく第1の印刷データをメモリに登録する第1の
登録工程と、前記メモリの使用状況を判定する判定工程
と、該判定結果に基づいて前記メモリに登録された前記
第2の印刷データを削除して空き領域を確保する削除工
程と、該削除後、前記第1の印刷データを印刷部より出
力するのに最適な第2のデータ形式に基づく第2の印刷
データに変換して前記メモリに登録する第2の登録工程
とを有するものである。
【0021】本発明に係る第14の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ発生源と通信して印刷部の印刷処理
を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体であって、データ発生源により生成さ
れる第1のデータ形式に基づく第1の印刷データをメモ
リに登録する第1の登録工程と、前記メモリの使用状況
を判定する判定工程と、該判定結果に基づいて前記メモ
リに登録された前記第2の印刷データを削除して空き領
域を確保する削除工程と、該削除後、前記第1の印刷デ
ータを印刷部より出力するのに最適な第2のデータ形式
に基づく第2の印刷データに変換して前記メモリに登録
する第2の登録工程とを含む、コンピュータが読み出し
可能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0022】本発明に係る第15の発明は、前記データ
発生源から順次送出される各ページの印刷データの印刷
形態に基づいて前記メモリに登録した前記第2の印刷デ
ータに所定の画像処理を施して再登録する画像処理工程
を有するものである。
【0023】本発明に係る第16の発明は、前記データ
発生源から順次送出される各ページの印刷データの印刷
形態に基づいて前記メモリに登録した前記第2の印刷デ
ータに所定の画像処理を施して再登録する画像処理工程
を含む、コンピュータが読み出し可能なプログラムを記
憶媒体に格納したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本実施形態の構成を説明する前
に、本実施形態を適用するに好適なレーザビームプリン
タおよびインクジェットプリンタの構成について図1〜
図3を参照しながら説明する。なお、本実施形態を適用
するプリンタは、レーザビームプリンタおよびインクジ
ェットプリンタに限られるものではなく、他のプリント
方式のプリンタでもよいことは言うまでもない。
【0025】図1は、本発明を適用可能な第1の印刷装
置の構成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリ
ンタ(以下、LBPと記述する)の場合を示す。
【0026】図において、100はLBP本体であり、
外部に接続されているホストコンピュータから供給され
る印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマ
クロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報
に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を
作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0027】101は操作のためのスイッチおよびLE
D表示器等が配されている操作パネル、401はLBP
本体100全体の制御およびホストコンピュータから供
給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットで
ある。このプリンタ制御ユニット401は、主に文字情
報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレー
ザドライバ102に出力する。レーザドライバ102は
半導体レーザ103を駆動するための回路であり、入力
されたビデオ信号に応じて半導体レーザ103から発射
されるレーザ光104をオン・オフ切り換えする。レー
ザ光104は回転多面鏡105で左右方向に振らされて
静電ドラム106上を走査露光する。
【0028】これにより、静電ドラム106上には文字
パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜像
は、静電ドラム106周囲に配設された現像ユニット1
07により現像された後、記録紙に転写される。この記
録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はL
BP本体100に装着した用紙カセット108に収納さ
れ、給紙ローラ109および搬送ローラ110に供給さ
れる。また、用紙カセット108の側面には、カセット
サイズを示す爪が付けられ、LBP本体100側に付け
られた一般のマイクロスイッチで構成された爪の検知機
構であるカセットサイズ検知器112により、カセット
タイプが検知される。検知されたカセットタイプは、後
述の印刷部インタフェース16を介して、プリンタ制御
ユニット401へ伝えられる。
【0029】また、LBP本体100には、図示しない
カードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォン
トに加えてオプションフォントカード、言語系の異なる
制御カード(エミュレーションカード)を接続できるよ
うに構成されている。
【0030】図2は、本発明を適用可能な第2の印刷装
置の構成を示す外観図であり、例えばインクジェット記
録装置(IJRA)の場合を示す。
【0031】図において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介し
て回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004
に対して係合するキャリッジHCはピン(図示しない)
を有し、ガイドレール5003を介して矢印a,b方向
に往復移動される。このキャリッジHCには、インクタ
ンクIT,インクジェットヘッドIJHを備えるインク
ジェットカートリッジIJCが搭載されている。
【0032】5002は紙押え板であり、キャリッジ移
動方向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧す
る。5007,5008はフォトカプラで、キャリッジ
HCのレバー5006のこの域での存在を確認して、駆
動モータ5013の回転方向切り換え等を行うためのホ
ームポジション検知手段として機能する。5016は記
録ヘッドの全面をキャップするキャップ部材5022を
指示する部材、5015はこのキャップ内を吸引する吸
引手段でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの
吸引回復を行う。5017はクリーニングブレードで、
部材5019により前後方向に移動可能となる。501
8は本体支持板で、上記クリーニングブレード501
7,部材5019を支持する。5021は吸引回復の吸
引を開始するためのレバーで、キャリッジHCと係合す
るカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータ50
13からの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達手
段で移動制御される。
【0033】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
きたときにリードスクリュー5005の作用によってそ
れらの対応位置で所望の処理が行えるように構成されて
いるが、周知のタイミングで所望動作を行うように構成
されていればよい。
【0034】図3は、図2に示した第2の印刷装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【0035】図において、6000は記録信号を入力す
るインタフェース、6001はMPU、6002は前記
MPU6001が実行する制御プログラムやホスト印刷
情報等を格納するROM、6003はDRAMで、各種
データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ
等)を保存しておく。6004は記録ヘッド6008に
対する出力データの供給制御を行うゲートアレイ(G.
A.)で、インタフェース6000,MPU6001,
DRAM6003間のデータの転送制御も行う。601
0は前記記録ヘッド6008を搬送するためのキャリア
モータ、6009は記録用紙搬送のための搬送モータ、
6005は前記記録ヘッド6008を駆動するヘッドド
ライバ、6006は前記搬送モータ6009を駆動する
モータドライバ、6007は前記キャリアモータ601
0を駆動するモータドライバである。
【0036】このように構成された上記記録装置におい
て、インタフェース6000を介して後述するホストコ
ンピュータ400より入力情報が入力されると、ゲート
アレイ6004とMPU6001との間で入力情報がプ
リント用の出力情報に変換される。そして、モータドラ
イバ6006,6007が駆動されるとともに、ヘッド
ドライバ6005に送られた出力情報に従って記録ヘッ
ド6008が駆動され印字が実行される。
【0037】なお、MPU6001はインタフェース6
000を介して後述するホストコンピュータ400との
通信処理が可能となっており、DRAM6003に関す
るメモリ情報および資源データ等やROM6002内の
ホスト印刷情報を後述するホストコンピュータ400に
通知可能に構成されている。
【0038】〔第1実施形態〕図4は、本発明の第1実
施形態を示す印刷制御装置を適用可能なプリンタ制御シ
ステムの構成を説明するブロック図である。ここでは、
レーザビームプリンタ(図1)を例にして説明する。な
お、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器
であっても、複数の機器からなるシステムであっても、
LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステ
ムであっても本発明を適用できることは言うまでもな
い。
【0039】図において、400はホストコンピュータ
で、ROM3のプログラム用ROMに記憶された基本制
御プログラムによって外部メモリ11からRAM2にロ
ードされたOSやアプリケーションプログラムに基づい
て各種情報処理を実行するCPU1を備え、システムバ
ス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御
する。例えば、RAM2にロードした文書処理プログラ
ム等に基づいて図形,イメージ,文字,表(表計算等を
含む)等が混在した文書処理を実行する。
【0040】また、このROM3のプログラム用ROM
にはCPU1の基本制御プログラムのほか使用頻度の高
い文書処理プログラム等も記憶し、ROM3のフォント
用ROMには上記文書処理の際に使用するフォントデー
タ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは上記文書処
理等を行う際に使用する各種データ(例えば、文字コー
ドの変換テーブル等)を記憶する。
【0041】2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワー
クエリア,外部メモリ11からロードされた各種プログ
ラムの実行エリア等として機能する。5はキーボードコ
ントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9や不図
示のポインティングデバイスからのキー入力を制御す
る。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTデ
ィスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はディ
スクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム,種
々のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイ
ル,編集ファイル等を記憶するハードディスク(H
D),フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ11
とのアクセスを制御する。8はプリントコントローラ
(PRTC)で、所定の双方向性インタフェース(イン
タフェース)回路から、インタフェース信号線群21を
介してプリンタ100に接続されて、プリンタ100と
の通信制御処理を実行する。
【0042】なお、CPU1は、例えばRAM2上に設
定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展
開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのW
YSISWYGを可能としている。また、CPU1は、
CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示したコ
マンドに基づいて登録した種々のウィンドウを開き、種
々のデータ処理を実行する。
【0043】プリンタ100において、401はLBP
本体100のプリンタ制御ユニットで、その構成は以下
のようになる。
【0044】12はプリンタCPUで、ROM13のプ
ログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるい
は外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づ
いてシステムバス15に接続される各種のデバイスとの
アクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16
を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に
出力情報としての画像信号や給紙要求等の各種制御信号
を出力する。また、印刷部17から画像信号を出力のタ
イミング信号等の制御信号,実装用紙カセットサイズや
紙なし等のステータス信号等が印刷部インタフェース1
6を介してプリンタCPU12に伝えられる。
【0045】さらに、このROM13のプログラムRO
Mには、図9〜図11のフローチャートで示されるよう
なCPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM1
3のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に
使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13のデー
タ用ROMにはハードディスク等の外部メモリ14が無
いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用さ
れるフォーム情報等のデータを記憶している。CPU1
2は送受信部18を介してホストコンピュータ400と
の通信処理が可能となっており、プリンタ100内の情
報等をホストコンピュータ400に通知可能に構成され
ている。
【0046】19はCPU12の主メモリ,ワークエリ
ア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに
接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張す
ることができるように構成されている。また、RAM1
9は、後述の図5に示すようにフレームバッファ503
等に用いられる。
【0047】外部メモリ14は、ハードディスクやIC
カード等の外部記憶手段であり、メモリコントローラ
(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ
14は、オプションとして接続され、フォントデータ,
エミュレーションプログラム等を記憶する。
【0048】また、101は前述した操作パネル(操作
部)で、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が
配されている。また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていてもよい。
【0049】図5は、図4に示したRAM19の内部デ
ータ構造を示す図であり、主に、受信バッファ501,
環境変数格納領域502,フレームバッファ503,ペ
ージデータ管理領域504,フォームデータ管理領域5
05,ワーク領域506等に用いられる。
【0050】このうち、受信バッファ501は、ホスト
コンピュータ400からの送受信部18経由でデータを
一時保存しておく領域として機能し、環境変数格納領域
502は、プリンタ制御プログラムが用いる各種印字制
御用の変数やテーブル類が定義される領域として機能す
る。
【0051】フレームバッファ503は、1ページ分の
フォームデータやページデータを解析しながら、1ペー
ジ分のビットマップイメージに展開して保存しておく領
域であり、1ページ分のビットマップイメージが完成す
ると、ラスタスキャン単位に画像信号に変換して印刷部
インタフェース16経由で印刷部(プリンタエンジン)
17に送られる。また、フレームバッファ503は、R
AM19のメモリマッピングとラスタスキャンが一致す
るように矩形領域として確保される。
【0052】ページデータ管理領域504は、ホストコ
ンピュータ400から送信されたデータを解析して各ペ
ージ毎のページデータを抽出して編集し、その結果をペ
ージ単位に格納する領域として機能し、その詳細は図7
で後述する。
【0053】フォームデータ管理領域505は、ホスト
コンピュータ400から送信されたデータを解析して登
録すべき1ページ分のフォームデータを抽出して編集
し、その結果を格納する領域で、その詳細は図8で後述
する。
【0054】ワーク領域506は、プリンタ制御プログ
ラムが、一時的に用いる作業用領域として必要に応じて
使用される。また、動的にワーク領域506の一部が確
保され、ホストコンピュータ400から送信されたデー
タの編集後の実体が格納され、これがアドレスポインタ
でページデータ管理領域504,フォームデータ管理領
域505と結び付けられる。
【0055】図6は、図4に示したホストコンピュータ
400から送られるページデータとフォームデータのデ
ータ形式を示す図である。
【0056】図において、601はフォームデータの形
式を示すもので、フォーム登録開始命令602とフォー
ム登録終了命令606で囲んだフォーム印刷データ60
5で構成される。フォーム印刷データ605の構成は、
ページデータの場合と同じものとなり、文字コード,印
刷位置指定,文字サイズ指定,書体指定,線分指定の組
み合わせとなる。
【0057】また、フォーム登録開始命令602のパラ
メータとして、フォーム紙サイズ指定603とフォーム
名称604が与えられ、それぞれフォームデータをレイ
アウトする紙サイズと登録フォームを一意に識別する名
称が定義される。
【0058】607はページデータのデータ形式を示す
もので、ジョブ開始命令608とジョブ終了命令615
で囲んだ複数ページのデータ群の1つの印刷ジョブを形
成する。
【0059】ジョブ開始命令608は、パラメータとし
て、印刷する紙サイズを定義する紙サイズ指定609、
1枚の紙に2ページ分を印刷する縮小2ページ印刷機能
(図16参照)のオン/オフを指定する2ページ印刷指
定610を持つ。なお、指定された紙サイズ指定609
と実装されている用紙カセット108のサイズが異なる
場合、実装紙サイズに合わせて、印字データを拡大縮小
して印字する。
【0060】611はフォーム指定開始命令で、フォー
ム終了命令614が来るまで、フォーム名称612で指
定された名称のフォームのページ印刷データ613以下
への重ね合わせ印字を指示する。
【0061】ページ印刷データ613の構成は、フォー
ムデータの場合と同じものとなり、1ページ分の文字コ
ード,印字位置指定,文字サイズ指定,書体指定,線分
指定の組み合わせとなり、フォーム終了命令614が来
るまで、複数ページ記述する。さらに、ジョブ終了命令
615が来るまで、フォーム指定開始命令611,複数
のページ印刷データ613,フォーム終了命令614を
適宜繰り返す。
【0062】616は登録されたフォームが不要になっ
たとき削除の指示をするフォーム削除命令であり、パラ
メータとして削除すべきフォーム名称617が指示され
る。
【0063】図7は、図5に示したページデータ管理領
域504の内部データ構造を示す図である。なお、本実
施形態で使用するLBP100は電子写真方式による印
字方式を採用しているため、一旦印字を開始すると、1
ページ分の印字が終るまで一時停止ができない。したが
って、少なくとも1ページ分の印字データを予めメモリ
に用意しておく必要がある。さらに、ホストコンピュー
タ400からの入力データの処理と印刷部(プリンタエ
ンジン)17への画像信号の出力を並行処理させて、連
続印刷がスムーズにできるようにするため、複数のペー
ジデータをメモリ上に格納させ管理する。
【0064】このため、ページデータ管理領域504に
複数のページ管理ユニット802(複数のページ管理ユ
ニット#1,#2,・・・,#n)からなるページ管理
テーブル801を持つ。ページ管理ユニット802は、
ホストコンピュータ400からのページデータのデータ
形式607に従った各々のページデータの解析結果の保
管場所で、紙サイズ指定609,2ページ印刷指定61
0,フォーム指定開始命令611に指定されたフォーム
名称612の解析結果が、各々ページ紙サイズ803,
2ページ印刷フラグ804,ページフォーム指定805
に収められる。
【0065】また、対応の1ページ分のページ印刷デー
タ613が、そのデータ量に応じて、動的にワーク領域
506に割り当てられたページデータ格納領域807に
収められ、その場所を示すポインタが、ページ管理ユニ
ット802のページデータポインタ806に記録され
る。あるページ管理ユニット810は、出力時に印刷デ
ータを読み出すために出力ページポインタ808により
指し示される。
【0066】同時に他のあるページ管理ユニット802
はホストコンピュータ400からの入力データを書き込
むための入力ページポインタ809により指し示され
る。出力ページポインタ808は、印刷中または、次に
印刷すべきデータに対応するページ管理ユニットを指し
示すポインタであり、入力ページポインタ809は入力
中または、次に入力を受けるページ管理ユニットを指し
示すポインタとなる。
【0067】図8は、図5に示したフォームデータ管理
領域505の内部データ構造を示す図である。本構造に
よって、ホストコンピュータ400からフォームデータ
のデータ形式607によって登録指示された複数のフォ
ームを管理し、ページデータが指定する種々のフォーム
データ管理領域505を使って探し出し、重ね合わせ印
字を可能にする。
【0068】まず、901が管理の根本となるフォーム
管理テーブルで、複数のフォーム管理ユニット902
(複数のフォーム管理ユニット#1,#2,・・・,#
n)からなり、各々が、1つのフォームに対応し、フォ
ームデータのデータ形式607によって入力されたフォ
ームデータの解析した結果を、以下のフォームの種々の
情報として格納する。903はフォーム名称604から
得られた、このユニットのフォーム名称であり、これを
キーにフォームの検索が行われる。
【0069】904はフォーム紙サイズ指定603から
得られた、このユニットのフォームの紙サイズである。
また、対応の1ページ分のフォーム印刷データ605
が、そのデータ量に応じて、動的にワーク領域506に
割り当てられたフォームソースデータ格納領域913に
収められ、その場所を示すポインタが、フォームソース
ポインタ905に記憶される。
【0070】また、フォームデータの印刷の際、フォー
ムソースデータ格納領域913に収められたデータがラ
スタライズされ、ビットマップイメージに変換されて、
ページデータと重ね合わせて印刷されるが、その際のビ
ットマップイメージ化されたフォームデータを、そのデ
ータ量に応じて、動的にワーク領域506に割り当てら
れたフォームビットマップデータ格納領域914に記憶
しておく。
【0071】そして、フォームビットマップデータ格納
領域914を管理するテーブル、フォームバリエーショ
ンテーブル907も同様に動的にワーク領域506に割
り当て、その場所を示すポインタが、フォームバリエー
ションポインタ906に記憶される。
【0072】フォームバリエーションテーブル907
は、前述のフォームデータのビットマップ化において、
2ページ印刷や、異なった紙サイズへの印刷のために、
拡大縮小やページ画像の90°回転処理が入り、いろい
ろなバリエーションが発生するため、これを管理するテ
ーブルであり、バリエーションに対応して複数のバリエ
ーションユニット908(複数のバリエーションユニッ
ト#1,#2,・・・,#n)からなり、各々バリエー
ションの属性情報や管理情報、対応するフォームビット
マップデータ格納領域914へのポインタを持つ。
【0073】使用記録909は、このバリエーションユ
ニットのフォームがいつ使われたかを記録しておく使用
記録で、セットされる毎に更新される使用記録カウンタ
915の値が、この対応フォームビットデータマップを
使った時にセットされる。
【0074】これによって、ワーク領域506がフルに
なったとき消していく一番使用の古いフォームビットマ
ップデータを探す指標となる。フォーム拡大縮小率91
0は2ページ印刷や、異なった紙サイズへの印刷のため
に、拡大縮小処理がされた場合、その拡大縮小率を計算
しておく。
【0075】また、回転フラグ911は、2ページ印刷
機能によりフォーム画像が90°回転されてビットマッ
プ化された場合の指標である。ビットマップポインタ9
12は、対応するフォームビットマップデータ格納領域
914へのポインタを記録する。
【0076】このように構成されたプリンタ制御システ
ムにおいて、フォームデータのページデータへの重ね合
わせ印字の処理を以下のフローチャート図9〜図11に
よって説明する。本プリンタ制御プログラムは、いわゆ
るリアルタイムモニタを用いたマルチタスク処理プログ
ラムで、入力処理を司るメインルーチンと出力タスクが
リアルタイムモニタ管理下で並行処理される。
【0077】図9は、本発明に係る印刷制御装置のプリ
ンタ制御プログラムのメインルーチンの一例を示すフロ
ーチャートである。なお、(1)〜(16)は各ステッ
プを示す。
【0078】まず、ステップ(1)でプログラム全体の
初期化が実行される。続いて、ステップ(2)で受信バ
ッファ501から入力データを読み込み、図7に従った
入力データの解析を行い、入力データがフォームデータ
であると判定した場合、ステップ(3)へ進み、空いて
いるフォーム管理ユニット902を更新して、入力デー
タから得たフォーム名称903,フォーム紙サイズ90
4をセットする。
【0079】さらに、ステップ(4)で1ページ分のフ
ォーム印刷データ605を格納するワーク領域506を
RAM19上に確保する。次に、ステップ(5)でワー
ク領域506を確保できるかどうかを判定して、ワーク
領域506を確保できると判定した場合には、フォーム
印刷データ605を格納し、その場所を示すポインタを
フォームソースポインタ905に記録し、次のデータ解
析に戻る。
【0080】一方、ステップ(5)で、ワーク領域50
6に必要な空きがなかったと判定した場合、ステップ
(7)へ進み、フォームバリエーションテーブル907
を参照して、一番古くに使われたビットマップフォーム
を使用記録909を頼りに探し出し、対応バリエーショ
ンユニット908をクリアし、対応のフォームビットマ
ップデータ格納領域914を開放して、ワーク領域50
6を空ける。そして、ステップ(4)へ戻り、再度ワー
ク領域506の確保を図る。
【0081】一方、ステップ(2)で入力データがフォ
ーム削除命令616であると判定した場合、ステップ
(8)へ進みフォーム削除処理を実行する。
【0082】まず、ステップ(8)で指定された削除す
べきフォーム名称617と一致するフォーム管理テーブ
ル901の各々のユニットのフォーム名称903を探し
出し、ステップ(9)で対応のフォーム管理ユニット9
02,バリエーションユニット908をクリアし、これ
につながるワーク領域506上のフォームソースデータ
格納領域913,フォームビットマップデータ格納領域
914を解放する。そして、フォーム削除処理を終え、
ステップ(2)の次のデータ解析に戻る。
【0083】一方、ステップ(2)で入力データがペー
ジデータであると判定した場合、ステップ(10)以下
のページデータ格納処理に移る。
【0084】まず、ステップ(10)で、入力ページポ
インタの示す、ページ管理ユニット802が空くまで、
すなわち、対応の以前のページが、印刷終了するのを待
ち、ステップ(11)で、入力ページデータのデータ形
式607に従って、入力ページポインタの示すページ管
理ユニット802を更新する。
【0085】つまり、紙サイズ指定609,2ページ印
刷指定610,フォーム指定開始命令611で指定され
たフォーム名称の解析結果を、各々、ページ紙サイズ8
03,2ページ印刷フラグ804,ページフォーム指定
805にセットする。
【0086】次に、ステップ(12)で、対応する1ペ
ージ分のページ印刷データ613を収めるページデータ
格納領域807をワーク領域506に確保する。そし
て、ステップ(13)でワーク領域506を確保できる
かどうかを判定して、ワーク領域506を確保できると
判定した場合は、ステップ(14)でページ印刷データ
613を格納し、その場所を示すポインタをページデー
タポインタ806に記録し、ステップ(15)で入力ペ
ージポインタ809を次のユニットに更新して、ステッ
プ(2)の次のデータ解析に戻る。
【0087】一方、ステップ(13)で、ワーク領域5
06に必要な空きがなかったと判定された場合は、ステ
ップ(16)へ進み、ステップ(7)同様、フォームバ
リエーションテーブル907を参照して、一番古く使わ
れたビットマップフォームを使用記録909を頼りに探
し出し、対応バリエーションユニット908をクリア
し、対応のフォームビットマップデータ格納領域914
を解放して、ワーク領域506を空ける。そして、ステ
ップ(12)へ戻り、再度ワーク領域506の確保を図
る。
【0088】図10は、図9に示したメインルーチンで
格納されたページデータを指定されたフォームデータと
ともに印刷出力する出力タスクの一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(19)は各ステップを示
す。
【0089】まず、ステップ(1)でフレームバッファ
503をクリアし、次に、ステップ(2)で出力ページ
ポインタ808の指し示すページ管理ユニット802に
ページデータが準備されているかチェックする。準備さ
れていなければ、メインルーチンがデータを準備するま
で待ち、準備されていれば、ステップ(3)以下に進
み、出力ページポインタ808の指し示すページ管理ユ
ニット802の情報をもとに出力処理に入る。
【0090】ステップ(3)で2ページ印刷フラグ80
4をチェックして2ページ印刷指定(2ページ印刷フラ
グ804のセット)があるかどうかを判定して、2ペー
ジ印刷指定がないと判定した場合には、ステップ(4)
で指定されたページ紙サイズ803と実装されている用
紙カセット108のサイズが一致するかどうかをチェッ
クし、一致していると判定した場合は、そのまま、ステ
ップ(5)で、フレームバッファ503にページデータ
ポインタ806の示すページデータ格納領域807のデ
ータをビットマップ展開しステップ(15)へ進む。
【0091】一方、ステップ(4)で指定されたページ
紙サイズ803と実装されている用紙カセット108の
サイズが異なると判定された場合は、ステップ(6)で
実装紙サイズに合うよう拡大・縮小率を算出し、ステッ
プ(7)で一旦ワーク領域にページデータポインタ80
6の示すページデータ格納領域807のデータをビット
マップ展開し、ステップ(8)で先に求めた拡大・縮小
率で展開したデータをビットマップイメージに拡大・縮
小処理を施し、ステップ(9)でそれをフレームバッフ
ァ503にコピーし、ステップ(15)へ進む。
【0092】一方、ステップ(3)で2ページ印刷指定
であると判定された場合は、ステップ(10)以下の2
ページ印刷処理に入り、指定されたページ紙サイズ80
3と実装されている用紙カセット108のサイズおよび
2ページ縮小率から、ページデータの拡大・縮小率を算
出し、ステップ(11)で一旦ワーク領域にページデー
タポインタ806の示すページデータ格納領域807で
データをビットマップ展開し、ステップ(12)で先に
求めた拡大・縮小率で展開したビットマップイメージに
拡大・縮小を施し、さらに2ページ印刷のためのビット
マップイメージの90°回転処理を施し、ステップ(1
3)で結果をフレームバッファ503の下部領域にコピ
ーする。ステップ(14)で、次のページ(右ページ)
に対し上記ステップ(11),(12)の処理を施し、
結果をフレームバッファ503の上部領域にコピーし、
フレームバッファ503上に2ページ印刷画像を完成さ
せ、ステップ(15)へ進む。
【0093】このようにしてフレームバッファ503に
それぞれ形態に応じてページデータのビットマップイメ
ージが作られるとステップ(15)へ進み、ページフォ
ーム指定805がなされているかどうかをチェックし
て、指定があると判定された場合は、ステップ(16)
でフォームオーバレイ処理(後述する図11の処理)を
呼び、フレームバッファ503に指定されたフォームデ
ータを重ね合わせる。
【0094】次に、ステップ(17)に進み、印刷部
(プリンタエンジン)17を起動し、ステップ(18)
でフレームバッファ503上のビットマップイメージ
を、ラスタスキャン単位に画像信号に変換して印刷部イ
ンタフェース16経由で印刷部(プリンタエンジン)1
7に送り、印刷していく。そして、印刷が終ると、ステ
ップ(19)で出力ページポインタ808を次のユニッ
トへ進め、ステップ(1)へ戻り、次のページの出力処
理へ進む。
【0095】図11は、図10に示したフォームオーバ
レイ処理ルーチンの詳細手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示
す。
【0096】まず、ステップ(1)で指示されたフォー
ム名称を持つフォーム管理ユニット902をフォーム管
理テーブル901から探し出す。そして、ステップ
(2)で対応するフォーム管理ユニット902のフォー
ムバリエーションポインタ906が示すフォームバリエ
ーションテーブル907中でフォーム拡大縮小率91
0,回転フラグ911を参照して、フォームビットマッ
プデータ格納領域914上のデータで、現在、作られて
いるフレームバッファ503上のページデータと適合す
るものがあるか否かチェックし、適合するものがあると
判定した場合には、フォームビットマップデータ格納領
域914上のデータがそのまま使えるので、ステップ
(3)へ進み、そのフォームビットマップデータを図5
に示すフレームバッファ503へOR書きする。
【0097】そして、ステップ(4)で、使用記録90
9に現在の使用記録カウンタ915の値をセットし、ス
テップ(5)で使用記録カウンタ915を更新して本ル
ーチンを抜ける。
【0098】一方、ステップ(2)でフォームビットマ
ップデータ格納領域914上のデータで、現在作られて
いるフレームバッファ503上のページデータと適合す
るものがないと判定した場合には、新たにフォームソー
スポインタ905の示すフォームソースデータ格納領域
913に格納されているフォームデータから、フォーム
のビットマップイメージを発生させるため、まず、ステ
ップ(6)で、対応するフォームのビットマップイメー
ジを収めるフォームビットマップデータ格納領域914
をワーク領域506に確保する。
【0099】次に、ステップ(7)で、ワーク領域50
6に必要な空きがなかった場合、ステップ(8)へ進
み、フォームバリエーションテーブル907を参照し
て、一番古くに使われたビットマップフォームを使用記
録909を頼りに探し出し、対応バリエーションユニッ
ト908をクリアし、対応のフォームビットマップデー
タ格納領域914を解放して、ワーク領域506を空け
る。そして、ステップ(6)へ戻り、再度、ワーク領域
506の確保を図る。
【0100】一方、ステップ(7)でワーク領域506
を確保できたと判定された場合は、ステップ(9)以下
に進み、すでに作られているフレームバッファ503上
のページデータと印刷属性が一致するようにフォームビ
ットマップデータを作成するため、まず、ステップ
(9)で対応ページデータの2ページ印刷フラグ804
をチェックし2ページ印刷ならば、ステップ(10)以
下の2ページ印刷処理に入り、一旦ワーク領域506に
フォームソースポインタ905の示すフォームデータを
ビット展開し、ステップ(11)で、先にステップ(1
0)のページデータの拡大・縮小率算出処理で求めた拡
大・縮小率で展開したビットマップイメージに拡大・縮
小処理を施し、さらに、2ページ印刷のためのビットマ
ップイメージの90°回転処理を施し、ステップ(1
2)で結果をコピーして左右2ページ分の画像として新
しいフォームビットマップデータ格納領域914を完成
させ、ステップ(16)へ進む。
【0101】一方、ステップ(9)で2ページ印刷でな
いと判定された場合は、次に、ステップ(13)でペー
ジデータに拡大縮小がかかっているかどうかをチェック
し、拡大縮小がかかっていると判定した場合には、ステ
ップ(14)で、一旦ワーク領域にフォームソースポイ
ンタ905の示すフォームデータをビットマップ展開
し、図10のステップ(10)において先に求めた拡大
・縮小率で、展開したビットマップイメージに拡大・縮
小処理を施し、新しいフォームビットマップデータ格納
領域914を完成させステップ(16)へ進む。
【0102】一方、ステップ(13)で拡大縮小がかか
っていないと判定された場合は、ステップ(15)に進
み、ワーク領域506にフォームソースポインタ905
の示すフォームデータを単純ビットマップ展開し、新し
いフォームビットマップデータ格納領域914を完成さ
せステップ(16)へ進み、新たに作ったフォームビッ
トマップデータ格納領域914に対応して、フォームバ
リエーションテーブル907上にバリエーションユニッ
ト908を追加し、使用記録909,フォーム拡大縮小
率910,回転フラグ911,ビットマップポインタ9
12をセットして、ステップ(3)へ戻り、フレームバ
ッファ503への重ね合わせを行う。
【0103】以下、本実施形態と第13〜第16の発明
の各工程との対応及びその作用について図9,図11等
を参照して説明する。
【0104】第13の発明は、所定の通信媒体を介して
データ発生源と通信可能な印刷制御方法であって、デー
タ発生源により生成される第1のデータ形式に基づく第
1の印刷データをメモリに登録する第1の登録工程(図
9のステップ(6))と、前記メモリの使用状況を判定
する判定工程(図9のステップ(5))と、該判定結果
に基づいて前記メモリに登録された前記第2の印刷デー
タを削除して空き領域を確保する削除工程(図9のステ
ップ(7))と、該削除後、前記第1の印刷データを印
刷部より出力するのに最適な第2のデータ形式に基づく
第2の印刷データに変換して前記メモリに登録する第2
の登録工程(図9のステップ(7),ステップ(4),
ステップ(5),ステップ(6))とをCPU12がR
OM13,外部メモリ14等のメモリ資源に記憶された
制御プログラムを実行して、印刷データに要求される最
適な第2の印刷データを既に登録された第1の印刷デー
タから適時変換できるため、印刷形態の変更に柔軟に対
応した重畳印刷を行うことができる。
【0105】第14の発明は、所定の通信媒体を介して
データ発生源と通信して印刷部の印刷処理を制御するコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体であって、データ発生源により生成される第1のデ
ータ形式に基づく第1の印刷データをメモリに登録する
第1の登録工程(図9のステップ(6))と、前記メモ
リの使用状況を判定する判定工程(図9のステップ
(5))と、該判定結果に基づいて前記メモリに登録さ
れた前記第2の印刷データを削除して空き領域を確保す
る削除工程(図9のステップ(7))と、該削除後、前
記第1の印刷データを印刷部より出力するのに最適な第
2のデータ形式に基づく第2の印刷データに変換して前
記メモリに登録する第2の登録工程(図9のステップ
(7),ステップ(4),ステップ(5),ステップ
(6))とを含む、コンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを記憶媒体に格納したものである。
【0106】第15の発明は、前記データ発生源から順
次送出される各ページの印刷データの印刷形態に基づい
て前記メモリに登録した前記第2の印刷データに所定の
画像処理を施して再登録する画像処理工程(図11のス
テップ(9)〜(16))をCPU12がROM13ま
たは外部メモリ14等のメモリ資源に記憶された制御プ
ログラムを実行して、既に登録された第1の印刷データ
から各ページの印刷データの印刷形態に対応した最適な
第2の印刷データを自在、かつ短時間に生成することが
できる。
【0107】第16の発明は、前記データ発生源から順
次送出される各ページの印刷データの印刷形態に基づい
て前記メモリに登録した前記第2の印刷データに所定の
画像処理を施して再登録する画像処理工程(図11のス
テップ(9)〜(16))を含む、コンピュータが読み
出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものであ
る。すなわち、後述する外部記憶媒体または内部の記憶
資源に図11に示す工程に対応するプログラムコードを
記憶させ、該プログラムコードを記憶した記憶媒体から
CPU1が読み出して実行する形態も本発明の実施形態
に含まれるものである。
【0108】以上説明してきたように、入力されたフォ
ームデータに対し、入力されたデータに近いソースデー
タを残すとともに、一旦ビットマップ展開したイメージ
を保存し、次に使うときは、直接、保存したビットマッ
プメモリとページデータを重ね合わせることで、2回目
以降、フォームのビットマップ展開の時間が省け、印刷
処理速度のアップに寄与する。さらに、拡大縮小や2ペ
ージ印刷等それぞれに対応してフォームのビットマップ
イメージを保存するため、どの形態についても、同様に
印刷処理速度のアップが図れる。
【0109】また、作成した拡大縮小や2ページ印刷等
それぞれに対応したフォームのビットマップイメージ
は、使用記録909で使用履歴をとり、ワーク領域50
6が不足した場合、古いものから消していき新しいもの
を残すことにより、極力、印刷処理速度アップの効果を
維持しながら、メモリの使用効果を高める。この場合
も、対応のフォームビットマップデータ格納領域914
を消しても、フォームソースビットマップデータを再生
することが可能である。
【0110】以下、本実施形態と第1〜第5の発明の各
手段との対応及びその作用について図4等を参照して説
明する。
【0111】第1の発明は、所定の通信媒体を介してデ
ータ発生源と通信可能な印刷制御装置であって、データ
発生源(ホストコンピュータ400)により生成される
第1のデータ形式に基づく第1の印刷データをメモリ
(RAM19)に登録する第1の登録手段(CPU12
がROM13,外部メモリ14に記憶された制御プログ
ラムを実行してRAM19上に登録する)と、前記第1
の印刷データを印刷部より出力するのに最適な第2のデ
ータ形式に基づく第2の印刷データに変換して前記メモ
リに登録する第2の登録手段(CPU12がROM1
3,外部メモリ14に記憶された制御プログラムを実行
してRAM19上に登録する)と、前記データ発生源か
ら順次送出される各ページの印刷データと前記メモリに
登録された前記第2の印刷データとを前記メモリに重畳
展開して印刷イメージを生成するデータ処理手段(CP
U12がROM13,外部メモリ14に記憶された制御
プログラムを実行してデータ処理を行う)と、前記印刷
イメージに基づいて前記印刷部17の重畳印刷を制御す
る制御手段(CPU12が印刷部17への印刷イメージ
の転送処理を制御する)とを有し、CPU12がホスト
コンピュータ400から順次送出される各ページの印刷
データと登録された第1の印刷データに基づいて変換さ
れてRAM19に登録された前記第2の印刷データとを
前記メモリに重畳展開して印刷イメージを生成し、該生
成された前記印刷イメージに基づいて印刷部17の重畳
印刷を制御するので、印刷データに要求される最適な第
2の印刷データを既に登録された第1の印刷データから
適時変換できるため、印刷形態の変更に柔軟に対応した
重畳印刷を行うことができる。
【0112】第2の発明は、CPU12は、RAM19
の使用状況に基づいてRAM19に登録された前記第2
の印刷データの削除および第2の印刷データの再登録を
制御するので、第2の印刷データにより占有されてしま
う記憶領域を適時ワークメモリとして確保し、限られた
メモリ資源を有効に活用しながら印刷処理を継続するこ
とができる。
【0113】第3の発明は、CPU12は、RAM19
の使用状況に基づいてRAM19に登録された前記第2
の印刷データを使用履歴に基づく優先順位に基づいて削
除するので、使用頻度の高い第2の印刷データが削除さ
れることなく、使用頻度の低い第2の印刷データにより
占有されてしまう記憶領域を適時ワークメモリとして確
保し、限られたメモリ資源を有効に活用しながら印刷処
理を継続することができる。
【0114】第4の発明は、CPU12は、ホストコン
ピュータ400から順次送出される各ページの印刷デー
タの印刷形態に基づいてRAM19に登録した前記第2
の印刷データに所定の画像処理を施して再登録するの
で、既に登録された第1の印刷データから各ページの印
刷データの印刷形態に対応した最適な第2の印刷データ
を自在、かつ短時間に生成することができる。
【0115】第5の発明は、前記第2のデータ形式に基
づく第2の印刷データは、ビットマップイメージデータ
とするので、各ページの印刷データの出力イメージとの
重ね合わせ展開を短時間に行うことができる。
【0116】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
ビットマップ化したフォームデータをそのままフォーム
ビットマップデータ格納領域914に保存しているが、
さらに、作成したビットマップイメージにイメージ圧縮
処理を加えて、メモリ容量を減らした後、フォームビッ
トマップデータ格納領域914に保存してもよい。これ
により、ページデータとの重ね合わせ時に伸長処理を行
うため多少時間がかかるが、ワーク領域の使用率を大幅
に改善できる。
【0117】また、フォームデータの登録形態が、上記
のように、1)そのままの形で保存、2)ビットマップ
イメージ保存、3)圧縮ビットマップイメージ保存の組
み合わせになり、それぞれに応じてメモリ効率と印刷処
理速度が異なってくる。
【0118】したがって、保存形態の組み合わせを選択
方式にし、オプションのメモリ(外部メモリ14等)状
況や、プリンタCPU12の能力により自動選択しても
よい。また、操作パネル101から手動選択させてもよ
い。
【0119】また、上記第1実施形態では、ワーク領域
506が不足した場合、使用されたのが一番古いフォー
ムビットマップデータ格納領域914のデータを探して
消去していたが、すぐ消去せず、一旦、イメージ圧縮処
理を加えて、メモリ容量を減らしてもよい。
【0120】これにより、完全に対象のフォームのビッ
トマップイメージが消されないので、次にフォームソー
スデータ格納領域913から再生する必要がなく、印刷
処理速度の改善が計れる。
【0121】また、第1実施形態では、2ページ印刷や
拡大縮小に、一旦、ワーク領域506にフォームの等倍
ビットマップイメージを作り、それを回転や拡大,縮小
したわけだが、本プリンタで扱うフォントを座標データ
で作られたスケーラブルフォント(アウトラインフォン
ト)として、ROM13のフォントROMには、スケー
ラブルフォントデータを入れておき、文字や罫線を座標
の計算によって、回転や拡大,縮小しながらレイアウト
し直しラスタライズしてもよい。等倍ビットマップイメ
ージの間引き処理等で拡大,縮小するのに比べ、処理は
複雑化するが、最終ビットマップイメージの品位が向上
する。
【0122】また、上記第1実施形態は、生のフォーム
データ(1次フォームデータ)とともにビットマップイ
メージに変換したフォームデータ(2次フォームデー
タ)を保存することで、印刷速度の向上を図ったが、ビ
ットマップイメージの代わりに、ビットマップ展開が行
い易い形に予め変換しておく中間コード形式のデータ構
造を用いて、2ページ印刷等種々のバリエーションに応
じた中間コードフォームを保存してもよい。中間コード
形式のデータ構造としては、例えば、「位置情報と文字
コード」とそのキャッシュフォント(予めドットパター
ンに展開したスケーラブルフォント)、および「位置情
報と線分長」といった描画要素で構成する。この場合、
フレームバッファ503へのビットマップ展開に多少時
間を要すが、ビットマップイメージに比べ、メモリ効率
が非常によくなる。さらに、メモリの実装状況に応じ
て、中間コードへの落とし方を変えてもよい。また、よ
く使われる描画要素の集合体をビットマップイメージ要
素に落としておき、キャッシングしておくことで、メモ
リ効率と印刷速度の向上の両立が図れる。
【0123】以下、第2実施形態と第6,第7の発明と
の対応及びその作用について説明する。
【0124】第6の発明は、前記第2のデータ形式に基
づく第2の印刷データは、ビットマップイメージデータ
を圧縮したデータとするので、メモリ資源に占有する第
2の印刷データの記憶容量を最小にすることができる。
【0125】第7の発明は、前記第2のデータ形式に基
づく第2の印刷データは、所定の描画要素の集合体から
なる中間コード群データとするので、メモリ資源に占有
する第2の印刷データの記憶容量を最小にすることがで
きる。
【0126】〔第3実施形態〕上記第1実施形態では、
最終のビットマップイメージを1ページ分に相当するフ
レームバッファ503に作り込んだが、本発明はこれに
限らず、帯状のバンドバッファを用いてもよい。
【0127】例えば図12に示すように、バンドバッフ
ァは1ページ分のビットマップイメージを複数のバンド
領域(帯状の領域)に分けた場合の1ブロックに相当す
るメモリを1バッファとして、ダブルバッファ(130
4,1305)としたもので、ホストからの入力データ
1301をバンド単位に編集しておき、あるバンド13
02のデータをラスタライズして、1バンド分のビット
マップイメージをバンドバッファ1304に作り上げる
と、ラスタスキャン単位に画像信号に変換して印刷部イ
ンタフェース16経由で印刷部(プリンタエンジン)1
7に送る。バンドバッファ1304上のデータの画像信
号化に並行して、次のバンド1303のラスタライズを
開始し、バンドバッファ1305に次の1バンド分のビ
ットマップイメージを作り上げていく。これを繰り返し
て、1ページ分の印刷を完成させる。この場合、フォー
ムビットマップデータ格納領域914もバンド単位に区
分けをしておき、出力時に順次、バンドバッファへ送出
しておく。
【0128】この構造により、フレームバッファの代わ
りにバンドバッファを用いることによりメモリ容量が大
幅に節約できる。さらに、印刷ページの最後のバンドに
対応する画像信号送出中にもう一方のバンドバッファに
次のページの先頭のバンドの画像が準備できるため、連
続印刷をスムーズに行うことができる。
【0129】さらに、図13に示すように、バンドに区
分けしたフォームビットマップデータ格納領域914に
おいて、バンド単位でイメージの圧縮処理をかけ、さら
に、同一イメージのバンドは繰り返し符号のみで制御す
ることにより、一層のメモリの容量節約が図れる。
【0130】また、文字コードは、コードのままとしバ
ンドバッファへ書き込む際、ラスタライズした方がメモ
リ効率が高いため、文字コード群を位置情報とともに抽
出して、管理しておいてもよい。
【0131】さらに、ビットマップイメージの代わり
に、第2実施形態と同様、中間コード形式を用いてもよ
い。
【0132】以下、本実施形態と第8〜第10の発明の
各手段との対応及びその作用について図4等を参照して
説明する。
【0133】第8の発明は、所定の通信媒体を介してデ
ータ発生源(ホストコンピュータ400)と通信可能な
印刷制御装置であって、データ発生源により生成される
第1のデータ形式に基づく第1の印刷データをメモリ
(RAM19)に登録する第1の登録手段(CPU12
がROM13,外部メモリ14に記憶された制御プログ
ラムを実行してRAM19上に登録する)と、前記第1
の印刷データを印刷部より出力するのに最適な第2のデ
ータ形式に基づく第2の印刷データに変換して前記メモ
リに登録する第2の登録手段(CPU12がROM1
3,外部メモリ14に記憶された制御プログラムを実行
してRAM19上に登録する)と、前記データ発生源か
ら順次送出される各ページの印刷データと前記メモリに
登録された前記第2の印刷データとを前記メモリを所定
数帯状に分割したバンド領域に重畳展開して印刷イメー
ジを生成するデータ処理手段(CPU12がROM1
3,外部メモリ14に記憶された制御プログラムを実行
してRAM19に重畳展開処理する)と、前記印刷イメ
ージに基づいて前記印刷部の重畳印刷を制御する制御手
段(CPU12がROM13,外部メモリ14に記憶さ
れた制御プログラムを実行して印刷部17への印刷イメ
ージの転送を制御する)とを有し、CPU12がホスト
コンピュータ400から順次送出される各ページの印刷
データとRAM19に登録された前記第2の印刷データ
とを前記メモリを所定数帯状に分割したバンド領域に重
畳展開して印刷イメージを生成し、該生成した前記印刷
イメージに基づいて前記印刷部17の重畳印刷を制御す
るので、印刷データに要求される最適な第2の印刷デー
タを既に登録された第1の印刷データから適時変換でき
るため、印刷形態の変更に柔軟に対応した重畳印刷を行
うことができる。
【0134】第9の発明は、CPU12は、RAM19
のページ展開領域を所定数帯状に分割したバンド単位毎
に前記第2の印刷データを前記メモリに登録するので、
印刷データに要求される最適な第2の印刷データを既に
登録された第1の印刷データから適時変換できるため、
印刷形態の変更に柔軟に対応した重畳印刷を少ないメモ
リ使用量で効率よく行うことができる。
【0135】第10の発明は、CPU12は、RAM1
9のページ展開領域を所定数帯状に分割したバンド単位
毎に前記第2の印刷データをRAM19に登録する際
に、各バンドで同一となる前記第2の印刷データは集約
してRAM19に登録するので、第2の印刷データによ
り占有されてしまう記憶領域を適時ワークメモリとして
確保し、限られたメモリ資源を有効に活用しながら印刷
処理を継続することができる。
【0136】〔第4実施形態〕前述の第3実施形態にお
いては、フォームビットマップデータ格納領域914上
でのバンド圧縮や文字コード群抽出をLBP100側で
実行したわけであるが、これをホストコンピュータ40
0で実行してもよい。すなわち、ホストコンピュータ4
00側で、フォームデータ作成後、そのまま、ホストコ
ンピュータ400のリソース(CPU1,RAM2,R
OM3)を用いて、バンド単位のビットマップ化および
圧縮を行い、また、文字コード群を位置情報とともに抽
出して、フォームデータ(ソースデータ)とともにLB
P100へ送信し、各々、フォームソースデータ格納領
域913,フォームビットマップデータ格納領域914
に格納してもよい。
【0137】そして、LBP100側は、ワーク領域フ
ルで一旦消したフォームビットマップデータ格納領域9
14の再生のみを受け持つことになる。ホストコンピュ
ータ400とプリンタ100との負荷分散ができ、印刷
速度の向上に役立つ。
【0138】また、双方向通信により、プリンタ100
の情報(空メモリ状況、2ページ印刷や拡大縮小要求,
CPU能力)をホストコンピュータ400側に伝え、そ
の情報に基づき、ホストコンピュータ400側で圧縮や
文字コード抽出のレベルを変更したり、ソースデータの
みを送信したり、送信するビットマップイメージのバリ
エーションの数を加減することも可能となる。
【0139】さらに、手動選択でフォームビットマップ
データ格納領域914上でのバンド圧縮や文字コード群
抽出をプリンタ100側で実行させるか、ホストコンピ
ュータ400で実行させるか選択してもよい。
【0140】以下、本実施形態と第11,第12の発明
の各手段との対応及びその作用について図4等を参照し
て説明する。
【0141】第11の発明は、所定の通信媒体を介して
データ発生源(ホストコンピュータ400)と通信可能
な印刷制御装置であって、前記データ発生源により生成
される第1のデータ形式に基づく第1の印刷データおよ
び前記第1の印刷データに基づいて変換された印刷部1
7より出力するのに最適な第2のデータ形式に基づく第
2の印刷データを前記データ発生源から取得して前記メ
モリに登録する登録手段(CPU12がROM13,外
部メモリ14に記憶された制御プログラムを実行してR
AM19上に登録する)と、前記データ発生源から順次
送出される各ページの印刷データと前記メモリに登録さ
れた前記第2の印刷データとを前記メモリに重畳展開し
て印刷イメージを生成するデータ処理手段(CPU12
がROM13,外部メモリ14に記憶された制御プログ
ラムを実行してRAM19上に重畳展開処理する)と、
前記印刷イメージに基づいて前記印刷部の重畳印刷を制
御する制御手段(CPU12がROM13,外部メモリ
14に記憶された制御プログラムを実行して印刷部17
への印刷イメージの転送を制御する)とを有し、CPU
12がホストコンピュータ400から順次送出される各
ページの印刷データとホストコンピュータ400から取
得してRAM19に登録された前記第2の印刷データと
をRAM19に重畳展開して印刷イメージを生成し、該
生成した前記印刷イメージに基づいて前記印刷部17の
重畳印刷を制御するので、印刷装置側にデータ処理負担
を強いることなく、重畳印刷処理に必要な第2の印刷デ
ータを印刷装置に登録処理しながら、入力される各ペー
ジの印刷データとの重畳印刷処理を効率よく行うことが
できる。
【0142】第12の発明は、所定の通信媒体を介して
印刷装置と通信可能な印刷制御装置であって、生成され
る第1のデータ形式に基づく第1の印刷データに基づい
て前記印刷装置の印刷部17より出力するのに最適な第
2のデータ形式に基づく第2の印刷データに変換する変
換手段(CPU1がROM3,外部メモリ11等のメモ
リ資源に記憶された制御プログラムを実行して変換処理
する)と、前記印刷装置のメモリ資源を含む資源情報を
取得する取得手段(CPU1がROM3,外部メモリ1
1等のメモリ資源に記憶された制御プログラムを実行し
てPRTC8を介して取得処理する)と、前記取得手段
が取得した前記資源情報に基づいて前記変換手段が変換
する前記第2の印刷データの変換程度を可変制御する制
御手段(CPU1がROM3,外部メモリ11等のメモ
リ資源に記憶された制御プログラムを実行して変換する
前記第2の印刷データの変換程度を可変制御する)とを
有し、生成される第1のデータ形式に基づく第1の印刷
データに基づいてプリンタ100の印刷部17より出力
するのに最適な第2のデータ形式に基づく第2の印刷デ
ータに変換する変換手段の変換程度を、CPU1がプリ
ンタ100から取得した前記資源情報に基づいて可変制
御するので、印刷装置側にデータ処理負担に見合う最適
な第2の印刷データに変換をすることができ、印刷装置
側とデータ発生源側のデータ処理資源を相互に活用して
入力される各ページの印刷データとの重畳印刷処理を効
率よく行うことができる。
【0143】以下、図14に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システム
で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について
説明する。
【0144】図14は、本発明に係る印刷制御装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【0145】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0146】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0147】本実施形態における図9,図10,図11
に示す機能が外部からインストールされるプログラムに
よって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよ
い。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモ
リやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを
介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を
出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるもの
である。
【0148】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0149】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0150】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0151】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0152】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、データ処理手段が前記データ発生源か
ら順次送出される各ページの印刷データと登録された第
1の印刷データに基づいて変換されて前記メモリに登録
された前記第2の印刷データとを前記メモリに重畳展開
して印刷イメージを生成し、該生成された前記印刷イメ
ージに基づいて制御手段が前記印刷部の重畳印刷を制御
するので、印刷データに要求される最適な第2の印刷デ
ータを既に登録された第1の印刷データから適時変換で
きるため、印刷形態の変更に柔軟に対応した重畳印刷を
行うことができる。
【0154】第2の発明によれば、前記制御手段は、前
記メモリの使用状況に基づいて前記メモリに登録された
前記第2の印刷データの削除および前記第2の登録手段
による前記第2の印刷データの再登録を制御するので、
第2の印刷データにより占有されてしまう記憶領域を適
時ワークメモリとして確保し、限られたメモリ資源を有
効に活用しながら印刷処理を継続することができる。
【0155】第3の発明によれば、前記制御手段は、前
記メモリの使用状況に基づいて前記メモリに登録された
前記第2の印刷データを使用履歴に基づく優先順位に基
づいて削除するので、使用頻度の高い第2の印刷データ
が削除されることなく、使用頻度の低い第2の印刷デー
タにより占有されてしまう記憶領域を適時ワークメモリ
として確保し、限られたメモリ資源を有効に活用しなが
ら印刷処理を継続することができる。
【0156】第4の発明によれば、前記第2の登録手段
は、前記データ発生源から順次送出される各ページの印
刷データの印刷形態に基づいて前記メモリに登録した前
記第2の印刷データに所定の画像処理を施して再登録す
るので、既に登録された第1の印刷データから各ページ
の印刷データの印刷形態に対応した最適な第2の印刷デ
ータを自在、かつ短時間に生成することができる。
【0157】第5の発明によれば、前記第2のデータ形
式に基づく第2の印刷データは、ビットマップイメージ
データとするので、各ページの印刷データの出力イメー
ジとの重ね合わせ展開を短時間に行うことができる。
【0158】第6の発明によれば、前記第2のデータ形
式に基づく第2の印刷データは、ビットマップイメージ
データを圧縮したデータとするので、メモリ資源に占有
する第2の印刷データの記憶容量を最小にすることがで
きる。
【0159】第7の発明によれば、前記第2のデータ形
式に基づく第2の印刷データは、所定の描画要素の集合
体からなる中間コード群データとするので、メモリ資源
に占有する第2の印刷データの記憶容量を最小にするこ
とができる。
【0160】第8の発明によれば、データ処理手段が前
記データ発生源から順次送出される各ページの印刷デー
タと前記メモリに登録された前記第2の印刷データとを
前記メモリを所定数帯状に分割したバンド領域に重畳展
開して印刷イメージを生成し、該生成した前記印刷イメ
ージに基づいて制御手段が前記印刷部の重畳印刷を制御
するので、印刷データに要求される最適な第2の印刷デ
ータを既に登録された第1の印刷データから適時変換で
きるため、印刷形態の変更に柔軟に対応した重畳印刷を
行うことができる。
【0161】第9の発明によれば、前記第2の登録手段
は、前記メモリのページ展開領域を所定数帯状に分割し
たバンド単位毎に前記第2の印刷データを前記メモリに
登録するので、印刷データに要求される最適な第2の印
刷データを既に登録された第1の印刷データから適時変
換できるため、印刷形態の変更に柔軟に対応した重畳印
刷を少ないメモリ使用量で効率よく行うことができる。
【0162】第10の発明によれば、前記第2の登録手
段は、前記メモリのページ展開領域を所定数帯状に分割
したバンド単位毎に前記第2の印刷データを前記メモリ
に登録する際に、各バンドで同一となる前記第2の印刷
データは集約して前記メモリに登録するので、第2の印
刷データにより占有されてしまう記憶領域を適時ワーク
メモリとして確保し、限られたメモリ資源を有効に活用
しながら印刷処理を継続することができる。
【0163】第11の発明によれば、データ処理手段が
前記データ発生源から順次送出される各ページの印刷デ
ータと前記データ発生源から取得して前記メモリに登録
された前記第2の印刷データとを前記メモリに重畳展開
して印刷イメージを生成し、該生成した前記印刷イメー
ジに基づいて制御手段が前記印刷部の重畳印刷を制御す
るので、印刷装置側にデータ処理負担を強いることな
く、重畳印刷処理に必要な第2の印刷データを印刷装置
に登録処理しながら、入力される各ページの印刷データ
との重畳印刷処理を効率よく行うことができる。
【0164】第12の発明によれば、生成される第1の
データ形式に基づく第1の印刷データに基づいて前記印
刷装置の印刷部より出力するのに最適な第2のデータ形
式に基づく第2の印刷データに変換する変換手段の変換
程度を、制御手段が前記取得手段が取得した前記資源情
報に基づいて可変制御するので、印刷装置側にデータ処
理負担に見合う最適な第2の印刷データに変換をするこ
とができ、印刷装置側とデータ発生源側のデータ処理資
源を相互に活用して入力される各ページの印刷データと
の重畳印刷処理を効率よく行うことができる。
【0165】第13,第14の発明によれば、データ発
生源により生成される第1のデータ形式に基づく第1の
印刷データをメモリに登録し、前記メモリの使用状況を
判定し、該判定結果に基づいて前記メモリに登録された
前記第2の印刷データを削除して空き領域を確保し、該
削除後、前記第1の印刷データを印刷部より出力するの
に最適な第2のデータ形式に基づく第2の印刷データに
変換して前記メモリに登録するので、印刷データに要求
される最適な第2の印刷データを既に登録された第1の
印刷データから適時変換できるため、印刷形態の変更に
柔軟に対応した重畳印刷を行うことができる。
【0166】第15,第16の発明によれば、前記デー
タ発生源から順次送出される各ページの印刷データの印
刷形態に基づいて前記メモリに登録した前記第2の印刷
データに所定の画像処理を施して再登録するので、既に
登録された第1の印刷データから各ページの印刷データ
の印刷形態に対応した最適な第2の印刷データを自在、
かつ短時間に生成することができる。
【0167】従って、入力される各ページの印刷データ
に対する印刷形態が変更されても、対応する最適な第2
の印刷データを短時間、かつメモリ資源を圧迫すること
なく生成して、フォーム等の定型形印刷データの印刷処
理時間を短縮しつつ、所望の重畳印刷を効率よく行うこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な第1の印刷装置の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明を適用可能な第2の印刷装置の構成を示
す外観図である。
【図3】図2に示した第2の印刷装置の制御構成を説明
するブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置を適
用可能なプリンタ制御システムの構成を説明するブロッ
ク図である。
【図5】図4に示したRAMの内部データ構造を示す図
である。
【図6】図4に示したホストコンピュータから送られる
ページデータとフォームデータのデータ形式を示す図で
ある。
【図7】図5に示したページデータ管理領域の内部デー
タ構造を示す図である。
【図8】図5に示したフォームデータ管理領域の内部デ
ータ構造を示す図である。
【図9】本発明に係る印刷制御装置のプリンタ制御プロ
グラムのメインルーチンの一例を示すフローチャートで
ある。
【図10】図9に示したメインルーチンで格納されたペ
ージデータを指定されたフォームデータとともに印刷出
力する出力タスクの一例を示すフローチャートである。
【図11】図10に示したフォームオーバレイ処理ルー
チンの詳細手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】図4に示したRAM上に確保されるバンドバ
ッファによる最終ビットマップイメージ展開処理動作を
説明する模式図である。
【図13】図4に示したRAM上に確保されるフォーム
ビットマップデータ格納領域の一例を示す図である。
【図14】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷
システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを
格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図15】この種の印刷制御装置におけるフォームオー
バレイ処理状態を説明する模式図である。
【図16】この種の印刷制御装置におけるフォームオー
バレイ処理に基づく印刷形態を説明する模式図である。
【符号の説明】
12 CPU 13 ROM 17 印刷部 19 RAM 100 プリンタ 400 ホストコンピュータ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介してデータ発生源と
    通信可能な印刷制御装置であって、 前記データ発生源により生成される第1のデータ形式に
    基づく第1の印刷データをメモリに登録する第1の登録
    手段と、 前記第1の印刷データを印刷部より出力するのに最適な
    第2のデータ形式に基づく第2の印刷データに変換して
    前記メモリに登録する第2の登録手段と、 前記データ発生源から順次送出される各ページの印刷デ
    ータと前記メモリに登録された前記第2の印刷データと
    を前記メモリに重畳展開して印刷イメージを生成するデ
    ータ処理手段と、 前記印刷イメージに基づいて前記印刷部の重畳印刷を制
    御する制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記メモリの使用状況
    に基づいて前記メモリに登録された前記第2の印刷デー
    タの削除および前記第2の登録手段による前記第2の印
    刷データの再登録を制御することを特徴とする請求項1
    記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記メモリの使用状況
    に基づいて前記メモリに登録された前記第2の印刷デー
    タを使用履歴に基づく優先順位に基づいて削除すること
    を特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の登録手段は、前記データ発生
    源から順次送出される各ページの印刷データの印刷形態
    に基づいて前記メモリに登録した前記第2の印刷データ
    に所定の画像処理を施して再登録することを特徴とする
    請求項1記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のデータ形式に基づく第2の印
    刷データは、ビットマップイメージデータとすることを
    特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のデータ形式に基づく第2の印
    刷データは、ビットマップイメージデータを圧縮したデ
    ータとすることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第2のデータ形式に基づく第2の印
    刷データは、所定の描画要素の集合体からなる中間コー
    ド群データとすることを特徴とする請求項1記載の印刷
    制御装置。
  8. 【請求項8】 所定の通信媒体を介してデータ発生源と
    通信可能な印刷制御装置であって、 前記データ発生源により生成される第1のデータ形式に
    基づく第1の印刷データをメモリに登録する第1の登録
    手段と、 前記第1の印刷データを印刷部より出力するのに最適な
    第2のデータ形式に基づく第2の印刷データに変換して
    前記メモリに登録する第2の登録手段と、 前記データ発生源から順次送出される各ページの印刷デ
    ータと前記メモリに登録された前記第2の印刷データと
    を前記メモリを所定数帯状に分割したバンド領域に重畳
    展開して印刷イメージを生成するデータ処理手段と、 前記印刷イメージに基づいて前記印刷部の重畳印刷を制
    御する制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の登録手段は、前記メモリのペ
    ージ展開領域を所定数帯状に分割したバンド単位毎に前
    記第2の印刷データを前記メモリに登録することを特徴
    とする請求項8記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の登録手段は、前記メモリの
    ページ展開領域を所定数帯状に分割したバンド単位毎に
    前記第2の印刷データを前記メモリに登録する際に、各
    バンドで同一となる前記第2の印刷データは集約して前
    記メモリに登録することを特徴とする請求項8記載の印
    刷制御装置。
  11. 【請求項11】 所定の通信媒体を介してデータ発生源
    と通信可能な印刷制御装置であって、 前記データ発生源により生成される第1のデータ形式に
    基づく第1の印刷データおよび前記第1の印刷データに
    基づいて変換された印刷部より出力するのに最適な第2
    のデータ形式に基づく第2の印刷データを前記データ発
    生源から取得して前記メモリに登録する登録手段と、 前記データ発生源から順次送出される各ページの印刷デ
    ータと前記メモリに登録された前記第2の印刷データと
    を前記メモリに重畳展開して印刷イメージを生成するデ
    ータ処理手段と、 前記印刷イメージに基づいて前記印刷部の重畳印刷を制
    御する制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御
    装置。
  12. 【請求項12】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通
    信可能な印刷制御装置であって、 生成される第1のデータ形式に基づく第1の印刷データ
    に基づいて前記印刷装置の印刷部より出力するのに最適
    な第2のデータ形式に基づく第2の印刷データに変換す
    る変換手段と、 前記印刷装置のメモリ資源を含む資源情報を取得する取
    得手段と、 前記取得手段が取得した前記資源情報に基づいて前記変
    換手段が変換する前記第2の印刷データの変換程度を可
    変制御する制御手段と、を有することを特徴とする印刷
    制御装置。
  13. 【請求項13】 所定の通信媒体を介してデータ発生源
    と通信可能な印刷制御方法であって、 データ発生源により生成される第1のデータ形式に基づ
    く第1の印刷データをメモリに登録する第1の登録工程
    と、 前記メモリの使用状況を判定する判定工程と、 該判定結果に基づいて前記メモリに登録された前記第2
    の印刷データを削除して空き領域を確保する削除工程
    と、 該削除後、前記第1の印刷データを印刷部より出力する
    のに最適な第2のデータ形式に基づく第2の印刷データ
    に変換して前記メモリに登録する第2の登録工程と、を
    有することを特徴とする印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 所定の通信媒体を介してデータ発生源
    と通信して印刷部の印刷処理を制御するコンピュータが
    読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
    て、 データ発生源により生成される第1のデータ形式に基づ
    く第1の印刷データをメモリに登録する第1の登録工程
    と、 前記メモリの使用状況を判定する判定工程と、 該判定結果に基づいて前記メモリに登録された前記第2
    の印刷データを削除して空き領域を確保する削除工程
    と、 該削除後、前記第1の印刷データを印刷部より出力する
    のに最適な第2のデータ形式に基づく第2の印刷データ
    に変換して前記メモリに登録する第2の登録工程とを含
    む、コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
    たことを特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記データ発生源から順次送出される
    各ページの印刷データの印刷形態に基づいて前記メモリ
    に登録した前記第2の印刷データに所定の画像処理を施
    して再登録する画像処理工程を有することを特徴とする
    請求項13記載の印刷制御方法。
  16. 【請求項16】 前記データ発生源から順次送出される
    各ページの印刷データの印刷形態に基づいて前記メモリ
    に登録した前記第2の印刷データに所定の画像処理を施
    して再登録する画像処理工程を含む、コンピュータが読
    み出し可能なプログラムを格納したことを特徴とする請
    求項14記載の記憶媒体。
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