JPH11305962A - 印刷処理装置および印刷処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷処理装置および印刷処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11305962A
JPH11305962A JP10109643A JP10964398A JPH11305962A JP H11305962 A JPH11305962 A JP H11305962A JP 10109643 A JP10109643 A JP 10109643A JP 10964398 A JP10964398 A JP 10964398A JP H11305962 A JPH11305962 A JP H11305962A
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JP10109643A
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Kiyohiro Tsunekawa
清宏 恒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ページのオーバレイ描画処理時間を格段に
短縮させることである。 【解決手段】 ホストコンピュータ101から入力され
るマクロデータをマクロデータ登録/読出し部303b
がマクロデータ格納部305bに格納した後、描画オブ
ジェクト生成部303aにより生成された中間データ形
式のマクロ描画オブジェクトをマクロオブジェクト生成
部303fがRAM305上のマクロオブジェクト/バ
ンドラスタ格納部305dに登録して管理し、マクロ実
行制御部303eが描画オブジェクト検索部303cが
入力される印刷コマンドを解析して生成される描画オブ
ジェクトとを並行してビットマップイメージに描画処理
してバンドメモリ305c上に展開する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部装置より入力
された印刷コマンドを解析して印刷部が印刷可能なビッ
トマップイメージを生成処理する印刷処理装置および印
刷処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的な業務上の印刷においては帳票や
定型文書のように、タイトル文字や枠線,背景など、複
数ページにわたって内容が同一の定型フォーム部(以
下、フオームデータと呼ぶ場合がある)と、帳票内の数
字や名前等、ページ毎に内容が異なる非定型データ部
(以下、後付けデータと呼ぶ場合がある)とを重ね合わ
せて印刷する、フォームオーバーレイ印刷を用いる場合
が多い。
【0003】一方、ページ記述言語を解析して対応する
ラスタ画像を生成する従来のページプリンタ等において
は、前記フオームデータをマクロコマンドとして登録し
て実行することで定型フォーム部の印刷を実現してい
た。
【0004】すなわち、該フォームを構成する個々の枠
線やタイトル文字等を描画するためのページ記述言語の
コマンド群を、1つあるいは複数のマクロコマンドとし
てプリンタの記憶領域に登録しておき、ページが変わる
度に前記マクロコマンドを実行することで、前記フオー
ムオーバーレイ印刷を実現していた。以下に、前記マク
ロコマンドの実行について詳しく述べる。
【0005】プリンタの記憶領域(空きRAM等)に登
録済みの前記マクロコマンドは、該マクロの指定時(=
1回目の実行)と、1ページ分の後付けデータの解析が
終了した後、例えば排紙命令を受信する度(=2回日以
降の実行)に、前記記憶領域から登録内容、すなわち該
フオームを構成するページ記述言語の命令群が読み出さ
れ、ページ記述言語解析手段、すなわちトランスレータ
によって、通常ページの後付けデータと同様に解析され
た後、ラスタ画像を生成するための中間データ形式であ
る描画オブジェクトを生成する。
【0006】なお、前記描画オブジェクトの生成処理
は、後付けデータを処理する際と全く同様に行なえばよ
い。
【0007】上記のように、フォームデータより生成さ
れた描画オブジェクトと、後付けデータより生成された
描画オブジェクトとを重ね合わせて描画することで、最
終的に定型フォーム部と非定型データ部の内容とを合わ
せて表現したイメージ画像を生成していた。
【0008】また、印刷実行に先だって、予めホストコ
ンピュータからプリンタヘ前記フオームデータを転送
し、フラッシユメモリ等やハードデイスク等の不揮発性
記憶デバイスヘ登録しておくことで、毎回の印刷実行時
にフォームデータを転送しなくてもよいように構成され
ている場合もある。
【0009】この場合、印刷実行時には、後付けデータ
の他、フラッシュメモリ内のフォームデータをイベント
駆動マクロとして指示するコマンドのみが送られること
になる。なお、イベント駆動マクロとは、排紙動作など
のイベント発生時に特定のマクロデータを自動的に実行
させる既知の機能を指すものとし、毎ページマクロ実行
コマンドを発行しても構わない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下に説明するような問題点があった。
【0011】すなわち、従来の印刷処理装置において
は、フォームデータはページ記述言語形式で登録されて
いるため、フォームオーバーレイを行なう各ページにお
いて、同一のフォームデータ(マクロデータ)を読み出
し、解析して描画オブジェクトを生成することになる。
よって、フォームデータの内容が複雑な場合は、毎ペー
ジ、定型フォーム部の解析と描画オブジェクトの生成に
多くの時間がかかってしまっていた。すなわち、定型フ
ォーム部の描画内容が複雑になればなるほど、フォーム
部の処理時間が増大してしまうという問題点があった。
【0012】また、同一のフォームデータを用いて、複
数ページのフォームオーバーレイ印刷を行なう場合、ペ
ージ毎に毎回、同一のマクロ(=コマンド群)を解析
し、同一の描画オブジェクトを生成するため、同じ内容
のフォームであるにも関わらず2ページ目以降の印刷速
度が向上しないという問題点があった。
【0013】更に、複数ページ間で前記描画オブジェク
トが共有されていないため、描画処理に必要なメモリが
増大し、排紙待ち等のパフォーマンス低下も懸念されて
いた。特に、図形やイメージ画像等を含んだ複雑なフォ
ームをオーバーレイ指定し、描画メモリ不足などのエラ
ーが発生する場合、フォームオーバーレイを行なった全
ページで同一のエラーが発生することとなり、上記課題
の解決が重要となっていた。
【0014】また、1ページ分のイメージ画像を短冊状
に分割したバンドラスタを複数個記憶するバンドメモリ
を備える画像出力装置において、前記バンド単位で描画
オブジェクトを描画するラスタライズ動作と、描画が完
成した(ラスタライズ中のバンドより1つ以上前に位置
する)バンドラスタをプリンタエンジンヘ出力するシッ
プ動作とを並行して同時に処理する、いわゆるバンディ
ング方式を採用している場合、複雑な図形やイメージ画
像等を多く含んだフォームをオーバーレイ指定すると、
1バンドのレンダリング時間が1バンドをシップするの
に要する時間を越えてしまう、いわゆるオーバーランが
発生する頻度が高くなってしまい、上記課題の解決が重
要となっていた。
【0015】なお、前記オーバーランの問題は、紙搬送
速度が大きくなる程(すなわち、シップ時間が短くなる
程)発生頻度が高くなるため、高速機においてより重要
な懸案となっていた。
【0016】そこで、上記問題の解決策の一つとして
は、予めフォームデータをラスタライズし、イメージデ
ータ、すなわちフォーム画像としてプリンタ内の記憶領
域に保持しておき、フォームオーバーレイ印刷指定時に
は、逐次フォームデータの解析,ラスタライズを行なわ
ずに生成済みの前記フォーム画像を使用することで、高
速に出力することが考えられている(以下、プレラスタ
ライズ方式と呼ぶ)。
【0017】しかしながら、プレラスタライズ方式にお
けるオーバーレイ指定ページでは、通常ページデータを
解析,ラスタライズするよりも前に、前記フォーム画像
をバンドバッファヘコピーするだけでオーバーレイ描画
処理が済んでしまう。
【0018】ところが、上記プレラスタライズ方式で
は、出力しようとする紙サイズに相当する大きさのビッ
トマップを保持する必要があるため、大容量のメモリが
必要となっていた(用紙サイズ=A3/解像度=600
dpi/モノクロで約8MBのメモリが必要)。そのた
め、前記フォーム画像を符号化手段により符号化(圧
縮)した後、プリンタの記憶領域に保持し、使用時は復
号化(解凍)した後、バンドバッファヘコピーするよう
に構成するが、それでもなお、特に複数の異なるフォー
ム画像を保持することは困難であった。
【0019】例えば、圧縮/伸長速度が高速なパックビ
ッツ圧縮方式を一般的な帳票に対して適応した場合の圧
縮率は、およそ1/4〜1/8であり、A3/600d
pi/モノクロのフォーム画像の場合で約2〜lMBの
メモリが必要となり、実用的ではない。
【0020】また、直線のみから構成されているような
簡単な帳票フォームについてもフォーム画像を生成して
しまうと、却って処理速度が低下し、メモリ効率も悪く
なってしまうという幾多の問題点があった。
【0021】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、本発明の目的は、外部装置から入力され
るマクロデータを中間データ形式のマクロ描画オブジェ
クトとしてメモリ資源に登録して管理し、入力される印
刷コマンドを解析して生成される描画オブジェクトとを
並行してビットマップイメージに描画処理することによ
り、外部装置から入力される一連の印刷コマンドからな
るマクロデータを解析し、該マクロデータから中間デー
タ形式のマクロ描画オブジェクトを生成して後付けされ
る描画オブジェクトを合成する印刷処理を行う際に要す
る各ページの描画処理時間を格段に短縮でき、フォーム
オーバーレイ等のように同一のフォームデータを利用す
るスループットを格段に向上させることができる印刷処
理装置および印刷処理装置のデータ処理方法およびコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
体を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、入力される印刷コマンドに従って中間データ形式に
生成された描画オブジェクトをメモリ資源上に確保され
る第1の領域に登録する第1の登録手段と、入力される
一連の印刷コマンド群からなるマクロデータを前記メモ
リ資源上に確保される第2の領域に登録あるいは該第2
の領域に登録されたマクロデータを読み出すマクロ登録
/読出し手段と、前記マクロ登録/読出し手段により読
み出されるマクロデータに基づいて中間データ形式のマ
クロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される第3
の領域に登録する第2の登録手段と、入力される印刷コ
マンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実
行コマンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ
描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されている場
合には、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブジ
ェクトを前記第1の領域に読み出し、マクロ描画オブジ
ェクトが前記第3の領域に登録されていない場合には、
前記マクロ登録/読出し手段により読み出されるマクロ
データに基づいて生成される中間データ形式のマクロ描
画オブジェクトをメモリ資源上に確保される前記第1の
領域に登録するマクロ実行制御手段とを有するものであ
る。
【0023】本発明に係る第2の発明は、前記マクロ登
録/読出し手段は、定型フォームデータを指定する前記
一連の印刷コマンドをマクロデータとして前記第2の領
域に登録するものである。
【0024】本発明に係る第3の発明は、前記第1の領
域に登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登
録された前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマ
ップイメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領
域にフォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォ
ームオーバーレイ展開された前記ビットマップイメージ
を印刷部に転送する制御手段を有するものである。
【0025】本発明に係る第4の発明は、前記制御手段
は、前記第1の領域に登録される描画オブジェクトと前
記第3の領域に登録された前記マクロ描画オブジェクト
に基づくビットマップイメージを前記メモリ資源内に確
保される第4の領域にバンド単位に展開し、該第4の領
域にフォームオーバーレイ展開されたバンド単位の前記
ビットマップイメージを印刷部に転送するものである。
【0026】本発明に係る第5の発明は、前記メモリ資
源上に確保される第2の領域は、揮発性メモリデバイス
あるいは不揮発性記憶デバイスによって構成されている
ものである。
【0027】本発明に係る第6の発明は、第2の登録手
段は、電源投入時や前記外部装置から印刷すべきデータ
を受信していない空き時間に、前記マクロ登録/読出し
手段により不揮発性記憶デバイスによって構成される前
記第2領域から読み出されるマクロデータに基づいて生
成される中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメ
モリ資源上に確保される第3の領域に登録するものであ
る。
【0028】本発明に係る第7の発明は、前記第2の登
録手段は、前記外部装置から入力される特定の印刷コマ
ンド受信時に、前記マクロ登録/読出し手段により読み
出されるマクロデータに基づいて生成される中間データ
形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保さ
れる第3の領域に自動登録するものである。
【0029】本発明に係る第8の発明は、前記第1の登
録手段による前記第1の領域に対する描画オブジェクト
の登録中に、前記第1の領域の空き容量が不足するかど
うかを判定する容量判定手段と、前記第1の領域に登録
される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録された
前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップイメ
ージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域にフォ
ームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォームオー
バーレイ展開された前記ビットマップイメージを印刷部
に転送する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記容
量判定手段が前記第1の領域の空き容量が不足すると判
定した場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画
オブジェクトをビットマップイメージに展開して再登録
するものである。
【0030】本発明に係る第9の発明は、前記制御手段
は、前記容量判定手段が前記第1の領域の空き容量が不
足すると判定した場合に、前記第3の領域に登録された
マクロ描画オブジェクトをビットマップイメージに展開
し、該展開されたビットマップイメージを符号化して再
登録するものである。
【0031】本発明に係る第10の発明は、前記制御手
段は、符号化されたデータを復号したビットマップイメ
ージと前記第1の領域に登録される描画オブジェクトに
基づいて生成されるビットマップイメージとを前記メモ
リ資源内に確保される第4の領域にフォームオーバーレ
イ展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展開さ
れた前記ビットマップイメージを印刷部に転送するもの
である。
【0032】本発明に係る第11の発明は、前記第1の
領域に描画オブジェクトを登録する際に、前記マクロ描
画オブジェクトに基づくビットマップイメージを前記メ
モリ資源内に確保される第4の領域にバンド単位に展開
する際のバンド展開処理時間を予測し、該予測されるバ
ンド展開処理時間と展開されたバンドのビットマップイ
メージの転送に要する転送処理時間とを比較して転送処
理時間がバンド展開処理時間よりも短い場合は、前記第
1の領域に登録されたマクロ描画オブジェクトをビット
マップイメージへ展開し、該展開されたビットマップイ
メージを符号化して第3の領域へ再登録するオブジェク
ト生成手段を有するものである。
【0033】本発明に係る第12の発明は、前記第2の
登録手段は、前記オブジェクト生成手段によりメモリ資
源上に確保される第1の領域上に登録されたマクロ描画
オブジェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に
複写登録するものである。
【0034】本発明に係る第13の発明は、入力される
印刷コマンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マ
クロ実行コマンドで指定されるマクロデータに対応する
マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されて
いるかどうかを判定する判定手段を有し、前記マクロ実
行制御手段は、前記判定手段により入力される印刷コマ
ンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実行
コマンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ描
画オブジェクトが前記第3の領域に登録されていると判
定した場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画
オブジェクトを前記第1の領域に読み出し、前記判定手
段によりマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登
録されていないと判定した場合に、前記マクロ登録/読
出し手段により読み出されるマクロデータに基づいて前
記オブジェクト生成手段が生成する中間データ形式のマ
クロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される前記
第1の領域に登録するものである。
【0035】本発明に係る第14の発明は、入力される
印刷コマンドに従って中間データ形式に生成された描画
オブジェクトをメモリ資源上に確保される第1の領域に
登録する第1の登録工程と、入力される一連の印刷コマ
ンド群からなるマクロデータを前記メモリ資源上に確保
される第2の領域に登録あるいは該第2の領域に登録さ
れたマクロデータを読み出すマクロ登録/読出し工程
と、前記マクロ登録/読出し工程により読み出されるマ
クロデータに基づいて中間データ形式のマクロ描画オブ
ジェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に登録
する第2の登録工程と、入力される印刷コマンドがマク
ロ実行コマンドである場合に、該マクロ実行コマンドで
指定されるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェ
クトが前記第3の領域に登録されている場合には、前記
第3の領域に登録されたマクロ描画オブジェクトを前記
第1の領域に読み出し、マクロ描画オブジェクトが前記
第3の領域に登録されていない場合には、前記マクロ登
録/読出し工程により読み出されるマクロデータに基づ
いて生成される中間データ形式のマクロ描画オブジェク
トをメモリ資源上に確保される前記第1の領域に登録す
るマクロ実行工程とを有するものである。
【0036】本発明に係る第15の発明は、前記マクロ
登録/読出し工程は、定型フォームデータを指定する前
記一連の印刷コマンドをマクロデータとして前記第2の
領域に登録するものである。
【0037】本発明に係る第16の発明は、前記第1の
領域に登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に
登録された前記マクロ描画オブジェクトに基づくビット
マップイメージを前記メモリ資源内に確保される第4の
領域にフォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフ
ォームオーバーレイ展開された前記ビットマップイメー
ジを印刷部に転送する転送処理工程を有するものであ
る。
【0038】本発明に係る第17の発明は、前記転送処
理工程は、前記第1の領域に登録される描画オブジェク
トと前記第3の領域に登録された前記マクロ描画オブジ
ェクトに基づくビットマップイメージを前記メモリ資源
内に確保される第4の領域にバンド単位に展開し、該第
4の領域にフォームオーバーレイ展開されたバンド単位
の前記ビットマップイメージを印刷部に転送するもので
ある。
【0039】本発明に係る第18の発明は、前記メモリ
資源上に確保される第2の領域は、揮発性メモリデバイ
スあるいは不揮発性記憶デバイスによって構成されもの
である。
【0040】本発明に係る第19の発明は、前記第2の
登録工程は、電源投入時や前記外部装置から印刷すべき
データを受信していない空き時間に、前記マクロ登録/
読出し工程により不揮発性記憶デバイスによって構成さ
れる前記第2の領域から読み出されるマクロデータに基
づいて生成される中間データ形式のマクロ描画オブジェ
クトをメモリ資源上に確保される第3の領域に登録する
ものである。
【0041】本発明に係る第20の発明は、前記第2の
登録工程は、前記外部装置から入力される特定の印刷コ
マンド受信時に、前記マクロ登録/読出し工程により読
み出されるマクロデータに基づいて生成される中間デー
タ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保
される第3の領域に自動登録するものである。
【0042】本発明に係る第21の発明は、前記第1の
登録工程による前記第1の領域に対する描画オブジェク
トの登録中に、前記第1の領域の空き容量が不足するか
どうかを判定する容量判定工程と、前記第1の領域に登
録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録され
た前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップイ
メージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域にフ
ォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォームオ
ーバーレイ展開された前記ビットマップイメージを印刷
部に転送する転送処理工程とを有し、前記転送処理工程
は、前記容量判定工程により前記第1の領域の空き容量
が不足すると判定した場合に、前記第3の領域に登録さ
れたマクロ描画オブジェクトをビットマップイメージに
展開して再登録するものである。
【0043】本発明に係る第22の発明は、前記転送処
理工程は、前記容量判定工程により前記第1の領域の空
き容量が不足すると判定した場合に、前記第3の領域に
登録されたマクロ描画オブジェクトをビットマップイメ
ージに展開し、該展開されたビットマップイメージを符
号化して再登録するものである。
【0044】本発明に係る第23の発明は、前記転送処
理工程は、符号化されたデータを復号したビットマップ
イメージと前記第1の領域に登録される描画オブジェク
トに基づいて生成されるビットマップイメージとを前記
メモリ資源内に確保される第4の領域にフォームオーバ
ーレイ展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展
開された前記ビットマップイメージを印刷部に転送する
ものである。
【0045】本発明に係る第24の発明は、前記第1の
領域に描画オブジェクトを登録する際に、前記マクロ描
画オブジェクトに基づくビットマップイメージを前記メ
モリ資源内に確保される第4の領域にバンド単位に展開
する際のバンド展開処理時間を予測し、該予測されるバ
ンド展開処理時間と展開されたバンドのビットマップイ
メージの転送に要する転送処理時間とを比較して転送処
理時間がバンド展開処理時間よりも短い場合は、前記第
1の領域に登録されたマクロ描画オブジェクトをビット
マップイメージへ展開し、該展開されたビットマップイ
メージを符号化して第3の領域へ再登録するオブジェク
ト生成工程を有するものである。
【0046】本発明に係る第25の発明は、前記第2の
登録工程は、前記オブジェクト生成工程によりメモリ資
源上に確保される第1の領域上に登録されたマクロ描画
オブジェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に
複写登録するものである。
【0047】本発明に係る第26の発明は、入力される
印刷コマンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マ
クロ実行コマンドで指定されるマクロデータに対応する
マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されて
いるかどうかを判定する判定工程を有し、前記マクロ実
行工程は、前記判定工程により入力される印刷コマンド
がマクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実行コマ
ンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ描画オ
ブジェクトが前記第3の領域に登録されていると判定し
た場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブ
ジェクトを前記第1の領域に読み出し、前記判定工程に
よりマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録さ
れていないと判定した場合に、前記マクロ登録/読出し
工程により読み出されるマクロデータに基づいて生成さ
れる中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ
資源上に確保される前記第1の領域に登録するものであ
る。
【0048】本発明に係る第27の発明は、入力される
印刷コマンドに従って中間データ形式に生成された描画
オブジェクトをメモリ資源上に確保される第1の領域に
登録する第1の登録工程と、入力される一連の印刷コマ
ンド群からなるマクロデータを前記メモリ資源上に確保
される第2の領域に登録あるいは該第2の領域に登録さ
れたマクロデータを読み出すマクロ登録/読出し工程
と、前記マクロ登録/読出し工程により読み出されるマ
クロデータに基づいて中間データ形式のマクロ描画オブ
ジェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に登録
する第2の登録工程と、入力される印刷コマンドがマク
ロ実行コマンドである場合に、該マクロ実行コマンドで
指定されるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェ
クトが前記第3の領域に登録されている場合には、前記
第3の領域に登録されたマクロ描画オブジェクトを前記
第1の領域に読み出し、マクロ描画オブジェクトが前記
第3の領域に登録されていない場合には、前記マクロ登
録/読出し工程により読み出されるマクロデータに基づ
いて生成される中間データ形式のマクロ描画オブジェク
トをメモリ資源上に確保される前記第1の領域に登録す
るマクロ実行工程とを有するコンピュータが読み出し可
能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0049】本発明に係る第28の発明は、前記マクロ
登録/読出し工程は、定型フォームデータを指定する前
記一連の印刷コマンドをマクロデータとして前記第2の
領域に登録するコンピュータが読み出し可能なプログラ
ムを記憶媒体に格納したものである。
【0050】本発明に係る第29の発明は、前記第1の
領域に登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に
登録された前記マクロ描画オブジェクトに基づくビット
マップイメージを前記メモリ資源内に確保される第4の
領域にフォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフ
ォームオーバーレイ展開された前記ビットマップイメー
ジを前記印刷部に転送する転送処理工程を有するコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納し
たものである。
【0051】本発明に係る第30の発明は、前記転送処
理工程は、前記第1の領域に登録される描画オブジェク
トと前記第3の領域に登録された前記マクロ描画オブジ
ェクトに基づくビットマップイメージを前記メモリ資源
内に確保される第4の領域にバンド単位に展開し、該第
4の領域にフォームオーバーレイ展開されたバンド単位
の前記ビットマップイメージを印刷部に転送するコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納し
たものである。
【0052】本発明に係る第31の発明は、前記第2の
登録工程は、電源投入時や前記外部装置から印刷すべき
データを受信していない空き時間に、前記マクロ登録/
読出し工程により読み出されるマクロデータに基づいて
生成される中間データ形式のマクロ描画オブジェクトを
不揮発性記憶デバイスによって構成されるメモリ資源上
に確保される第3の領域に登録するコンピュータが読み
出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものであ
る。
【0053】本発明に係る第32の発明は、前記第2の
登録工程は、前記外部装置から入力される特定の印刷コ
マンド受信時に、前記マクロ登録/読出し工程により読
み出されるマクロデータに基づいて生成される中間デー
タ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保
される第3の領域に自動登録するコンピュータが読み出
し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0054】本発明に係る第33の発明は、前記第1の
登録工程による前記第1の領域に対する描画オブジェク
トの登録中に、前記第1の領域の空き容量が不足するか
どうかを判定する容量判定工程と、前記第1の領域に登
録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録され
た前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップイ
メージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域にフ
ォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォームオ
ーバーレイ展開された前記ビットマップイメージを前記
印刷部に転送する転送処理工程とを有し、前記転送処理
工程は、前記容量判定工程により前記第1の領域の空き
容量が不足すると判定した場合に、前記第3の領域に登
録されたマクロ描画オブジェクトをビットマップイメー
ジに展開して再登録するコンピュータが読み出し可能な
プログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0055】本発明に係る第34の発明は、前記転送処
理工程は、前記容量判定工程により前記第1の領域の空
き容量が不足すると判定した場合に、前記第3の領域に
登録されたマクロ描画オブジェクトをビットマップイメ
ージに展開し、該展開されたビットマップイメージを符
号化して再登録するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを記憶媒体に格納したものである。
【0056】本発明に係る第35の発明は、前記転送処
理工程は、符号化されたデータを復号したビットマップ
イメージと前記第1の領域に登録される描画オブジェク
トに基づいて生成されるビットマップイメージとを前記
メモリ資源内に確保される第4の領域にフォームオーバ
ーレイ展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展
開された前記ビットマップイメージを印刷部に転送する
コンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に
格納したものである。
【0057】本発明に係る第36の発明は、前記第1の
領域に登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に
登録された前記マクロ描画オブジェクトに基づくビット
マップイメージを前記メモリ資源内に確保される第4の
領域にバンド単位に展開する際に、バンド展開処理時間
を予測し、該予測されるバンド展開処理時間と展開され
たバンドのビットマップイメージの転送に要する転送処
理時間とを比較して、前記第3の領域に登録されたマク
ロ描画オブジェクトをビットマップイメージを展開し、
該展開されたビットマップイメージを符号化して再登録
するオブジェクト生成工程を有するコンピュータが読み
出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものであ
る。
【0058】本発明に係る第37の発明は、前記第2の
登録工程は、前記オブジェクト生成工程によりメモリ資
源上に確保される第1の領域上に登録されたマクロ描画
オブジェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に
複写登録するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を記憶媒体に格納したものである。
【0059】本発明に係る第38の発明は、入力される
印刷コマンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マ
クロ実行コマンドで指定されるマクロデータに対応する
マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されて
いるかどうかを判定する判定工程を有し、前記マクロ実
行工程は、前記判定工程により入力される印刷コマンド
がマクロ実行コマンドである場合で、該マクロ実行コマ
ンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ描画オ
ブジェクトが前記第3の領域に登録されていると判定し
た場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブ
ジェクトを前記第1の領域に読み出し、前記判定工程に
よりマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録さ
れていないと判定した場合に、前記マクロ登録/読出し
工程により読み出されるマクロデータに基づいて生成さ
れる中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ
資源上に確保される前記第1の領域に登録するコンピュ
ータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納した
ものである。
【0060】
【発明の実施の形態】まず、図1,図2を参照しなが
ら、本発明を適用するに好適な画像出力装置の構成につ
いて説明する。
【0061】図1は、本発明を適用可能な印刷処理装置
の概略構造を示すブロック図であり、プリンタエンジン
が、例えばレーザビームプリンタの場合を示す。なお、
本発明を適用可能な印刷処理装置はレーザビームプリン
タに限られるものではなく、他のプリント方式のプリン
タ装置であっても良いことはいうまでもない。
【0062】図1において、101はホストコンピュー
タ等の外部機器で、所定の通信媒体を介してレーザビー
ムプリンタ本体102と双方向通信可能に構成されてい
る。なお、レーザビームプリンタ本体102は、前記外
部機器101からページ記述言語の形式で供給される文
字コードや図形データ等、あるいはマクロ命令などの印
刷データを受け取り、それらの情報に従って対応する文
字パターンや図形パターンなどを作成し、記録媒体であ
る記録紙上に像を形成するよう構成されている。
【0063】103はプリンタ制御ユニット(コントロ
ーラ)部であって、レーザビームプリンタ本体102全
体の制御、およびホストコンピュータ(外部機器10
1)から供給される印刷データの解析を行なう。
【0064】このプリンタ制御ユニット103は、プリ
ンタエンジン部105と通信可能に接続され、外部機器
101から供給される印刷データを解析して、前記印刷
データに基づいたドットデータからなるページ情報(ド
ットイメージデータ)を生成し、プリンタエンジン部1
05に対して順次ドットイメージデータをビデオ信号と
して送信する。
【0065】プリンタエンジン部105は、前記ビデオ
信号をプリンタ制御ユニット103より受け取り、既知
の電子写真プロセスに従って紙面上に印刷を行なう。1
04は操作のためのスイッチおよびLED表示器などが
配されている操作パネルであって、オペレータ(使用
者)は、操作パネル104を操作することによって、レ
ーザビームプリンタ102に所定の動作の指定、あるい
は印刷環境の設定等を行なうことができるように構成さ
れている。
【0066】なお、このレーザビームプリンタ本体10
2は、外部機器101あるいはネットワーク接続された
他の外部機器等(不図示)のデータ源から文字パターン
やフォームデータ(マクロデータ)などの登録も行える
よう構成されており、前記印刷データと同様、印刷コマ
ンドに応じてページ情報を生成する。
【0067】図2は、図1に示したレーザビームプリン
タ本体102の内部構造を示す断面図であって、主にプ
リンタエンジン部105の詳細を説明している。なお、
図1と同一のものには同一の符号を付してある。以下、
構成および動作について説明する。
【0068】図2において、レーザドライバ201は半
導体レーザ202を駆動するための回路であり、プリン
タ制御ユニット103より入力されたビデオ信号に応じ
て半導体レーザ202から発射されるレーザ光203の
オンオフ切り替えを制御する。
【0069】そして、前記レーザ光203は、回転多面
鏡204で左右方向に振られることで静電ドラム205
上を走査し、これにより静電ドラム205上に文字パタ
ーン等の静電潜像が形成され、該潜像は、静電ドラム2
05周囲の現像ユニット206により現像された後、記
録紙に転写される。
【0070】このようにして、紙面上に可視化されたト
ナー像が転写された後、熱定着させることによって紙面
への印刷を行なう。なお、前記記録紙としては、レーザ
ビームプリンタ本体102に装着された用紙カセット2
07に収納されたカットシートが用いられ、給紙ローラ
208および搬送ローラ209と搬送ローラ210とに
より装置内に取り込まれて、静電ドラム205に供給さ
れる。
【0071】〔第1実施形態〕図3は、本発明の第1実
施形態を示す印刷処理装置の基本構成を説明するブロッ
ク図であり、図1に示したレーザビームプリンタのコン
トローラ部103の内部およびその周辺部の構成に対応
する。また、本発明の機能が実行されるのであれば、単
体の機器であっても、LAN等のネットワークを介して
処理が行なわれるシステムであっても良い。
【0072】図において、コントローラ部103は、所
定のインタフェース308を介して外部のホストコンピ
ュータ10lと接続されており、ホストコンピュータ1
0lから送られる印刷データに従って所定の印刷処理を
実行するように構成されている。ここで、前記印刷デー
タは、まず受信バッファ307に一時的に蓄えられる。
【0073】301はプリンタCPU(CPU)であ
り、読み出し専用メモリであるROM302に記憶され
た制御プログラム303に基づいて、システムバス30
6に接続された各種デバイスのアクセスを統括的に制御
しつつ、前記受信バッファ307に蓄えられた印刷デー
タを読み出して解析し、印刷データに対応したページ情
報(ビットマップイメージ)を生成する。なお、ROM
302には、上記プログラムROM以外に、文字出力に
用いるドットフォントやスケーラブルフォントから成る
フォントデータを格納するメモリとしても用いられてい
るフォントROM304も備えている。
【0074】なお、前記制御プログラム303は、1ペ
ージ分の描画オブジェクトを生成する描画オブジェクト
生成部303a,マクロデータ登録/読出し部303
b,1ページを短冊状に分割したバンド単位に、描画オ
ブジェクト生成部303aにより生成される前記描画オ
ブジェクトを描画して、ビットマップイメージ(以下、
バンドラスタ)を生成する描画オブジェクト検索部30
3c,マクロオブジェクト検索部303d,マクロ実行
制御部303e,マクロオブジェクト生成部303f,
ラスタ圧縮・伸長部303gなどから構成されている。
【0075】また、同図に示した通り、ホストコンピュ
ータ(外部機器)101のハードデイスク101A内等
には、所定のページ記述言語で記述されたマクロデータ
がマクロファイルMFとして予め格納されているものと
する。
【0076】309は印刷部インタフェース部(印刷部
I/F)で、前記バンドラスタとして描画されたビット
マップイメージの各ビットのON/OFFに対応したビ
デオ信号を印刷部(プリンタエンジン部)105へ出力
(以下、シップ)する。
【0077】なお、前記バンドラスタを用いた場合は、
複数のバンドラスタ(バンドメモリ305c)を用意し
て、ビットマップイメージの生成とシップ動作を並行し
て同時に行なうように構成されている。
【0078】すなわち、前記複数(本実施例では2つ)
のバンドラスタのうち、描画済みの一方のバンドラスタ
をシップしながら、並行して次のバンドに属する描画オ
ブジェクトを描画する処理を、交互に繰り返し行なうこ
とによって、1ページ分のフルラスタに満たないメモリ
で描画処理が行なえるように構成されている。
【0079】以下、前記制御プログラム303に含まれ
る上記マクロデータ登録/読出し部303b,マクロオ
ブジェクト検索部303d,マクロ実行制御部303
e,マクロオブジェクト生成部303f,ラスタ圧縮・
伸長部303gの構成について詳述する。
【0080】マクロデータ登録/読み出し部303b
は、受信バッファ307内の印刷データがマクロ登録命
令であった場合に、所定のページ記述言語で記述された
前記マクロデータを後述のRAM305内のマクロデー
タ格納部305bへ登録する。一方、上位プログラムの
指示に従ってRAM305内のマクロデータ格納部30
5bに登録されている前記マクロデータを読み出す。
【0081】マクロオブジェクト検索部303dはマク
ロデータに対応した描画オブジェクト(以下、マクロオ
ブジェクト)がマクロオブジェクト/バンドラスタ格納
部305d上に記憶済みかどうかを検索する。
【0082】マクロオブジェクト生成部303fは、前
記印刷データがマクロオブジェクト登録命令であった場
合に、前記マクロデータ登録/読み出し部303b並び
に前記描画オブジェクト生成部303aを起動して、マ
クロデータに対応する描画オブジェクトを生成した後、
マクロオブジェクトとしてRAM305内のマクロオブ
ジェクト/バンドラスタ格納部305dに記憶する。
【0083】マクロ実行制御部303eは、前記印刷デ
ータがマクロ実行命令であった場合に、対応するマクロ
オブジェクトがマクロオブジェクト/バンドラスタ格納
部305d上に登録済みであれば、前記マクロデータを
読み出す代わりに、登録済みの前記マクロオブジェクト
を読み出して描画処理を行なう一方、マクロオブジェク
トが未登録であれば、前記マクロデータを逐一解析し、
対応する描画オブジェクトを生成する。
【0084】上記構成によれば、前記マクロオブジェク
トは、前記マクロデータのキャッシュとして位置付けら
れ、前記マクロ実行制御部303eは前記マクロデータ
のキャッシュを管理するマネージャとして機能すること
になる。
【0085】なお、前記マクロオブジェクト生成部30
3fによってマクロオブジェクトを登録する際にも、前
記マクロデータに対応するマクロオブジェクトの検索を
行ない、未登録であると判断された場合のみ、マクロオ
ブジェクトを登録するように構成されている。
【0086】さらに、マクロオブジェクト登録中に描画
メモリ不足が発生した場合は、以下に示すサブクローズ
処理を行ない、マクロオブジェクトの代わりに、マクロ
データに基づいて描画されるバンドラスタを登録する。
【0087】すなわち、1マクロデータ分に満たない生
成済みの描画オブジェクトを順次バンドラスタ(バンド
メモリ305c)ヘ描画する。続いて、ここで得られた
ビットマップイメージをラスタ圧縮・伸長部303gに
よって符号化(圧縮)した後、RAM305内の(本来
マクロオブジェクトが登録される)領域(マクロオブジ
ェクト/バンドラスタ格納部305d)へ登録する。
【0088】最後に描画が完了したオブジェクトを描画
オブジェクト格納部305aから削除して、未処理のマ
クロデータより生成されるマクロオブジェクトを格納す
るためのRAM領域を確保する。なお、同一マクロデー
タにて再度サブクローズが発生した場合は、前記バンド
ラスタをラスタ圧縮・伸長部303gにて一旦伸長した
後、上記処理を繰り返すことで、1マクロデータに対応
する完全なビットマップイメージを生成することができ
る。
【0089】なお、RAM305はCPU301の主メ
モリ、ワークメモリ等として機能し、図示しない増設ポ
ートに接続されるオプションRAMによリメモリ容量を
拡張できるように構成されている。
【0090】また、RAM305は、前記描画オブジェ
クトを格納する描画オブジェクト格納部305a,制御
プログラム303によって一時的に使用されるワークメ
モリ305e,2面分のバンドラスタを格納するための
バンドメモリ305c,複数のマクロデータを格納する
マクロデータ格納部305b,前記マクロデータに対応
するマクロオブジェクト(あるいは符号化されたバンド
ラスタ)を格納するマクロオブジェクト/バンドラスタ
格納部305dに加え、前記フォントROM304内の
スケーラブルデータに基づいて展開された文字パターン
をキャッシュするためのキャッシュメモリ(不図示)、
印刷環境データ格納メモリ等(不図示)に用いられる。
【0091】なお、マクロデータはRAM305に格納
すると説明したが、フラッシュメモリ等の不揮発性メモ
リに格納しておいても構わない。また、レーザビームプ
リンタ本体102は図示しない電源部から電力の供給を
受けているのはいうまでもない。
【0092】また、本発明を構成する各手段はROMに
格納されたプログラムとして供給されると説明したが、
これに限らず、フロッピーデイスクやハードデイスク等
の記憶媒体によって供給され、実行前にRAM等ヘロー
ドされた後、実行されるよう構成されていても構わな
い。
【0093】図4は、図3に示したRAM305上での
描画処理を説明する図であり、図4の(a)は図3に示
した描画オブジェクト格納部305a内の1ページ分の
メモリマップを示し、図4の(b)は描画オブジェクト
と描画情報との対応を示し、図4の(c)は1つの描画
アプリケーションの構成を示す。
【0094】なお、文字印刷コマンド等の(マクロデー
タでない)通常の印刷データを受信した際に、以下に示
す1ページ分の描画オブジェクトが生成される。また、
マクロオブジェクト登録命令を受信した際も、通常デー
タと全く同様にして、マクロデータに含まれる各印刷デ
ータに対応した描画オブジェクトが図4に示したように
生成される。
【0095】図4の(a)において、401は各ページ
の種々の情報を格納するヘッダ部であって、電源投入時
からシーケンシャルにカウントアップされるページ番
号,該ページの印刷解像度,用紙サイズ,バンドラスタ
数,該ページに属する描画オブジェクトの総容量,描画
済み/シップ中/排紙中などのページの状態を示す情報
等から構成されている。
【0096】402はバンドテーブルであって、ページ
サイズおよび解像度、および1バンドの高さから決定さ
れる数だけ用意される。すなわち、用紙サイズ=A4横
送り,解像度=600dpi,バンド高さ=256ドッ
トの場合、有効印刷領域を200×287mmとする
と、ページ高さは4725ドットとなり、バンドテーブ
ルは、4725/256=19(切り上げ)用意され
る。
【0097】バンドテーブル402の各々バンドには、
図4の(b)に示すように、各バンド内に印刷される描
画オブジェクトの各々に対応した描画情報(以下、描画
アプリケーション(図中appl1〜6で示す)と呼
ぶ)の先頭アドレスがセットされる。
【0098】なお、描画アプリケーションとは、各描画
オブジェクトをどの位置に、どのように描画すべきかを
指示するためのものであり、描画オブジェクトを生成す
る際に同時に生成される。
【0099】また、個々の描画アプリケーション,描画
オブジェクトはそれぞれ、図4の(a)に示した描画情
報格納部403および描画オブジェクト記憶部404に
確保される。
【0100】図4の(b)に示す一つの描画アプリケー
ション405の構成は、図4の(c)に示すように、描
画オブジェクト404を描画するための情報として、以
下の情報を含んでいる。
【0101】すなわち、バンド内の印刷位置(バンド左
上端からのx座標、y座標)407,描画オブジェクト
の回転角度408,バンドラスタとの描画論理409,
BG情報410,描画オブジェクトの先頭アドレス41
1,描画オブジェクトがバンド途中から描画される場合
に該描画オブジェクトを読み飛ばすオフセット量(ライ
ン数)412,次に続く描画アプリケーションの先頭ア
ドレス(リンク最後の場合はNULLをセットする)4
13等が含まれる(各情報のサイズは、最大用紙を表現
可能なだけのビット数があればよい)。
【0102】また、図4の(b)に示したように、各バ
ンドテーブルには、該バンドに属する描画アプリケーシ
ョンのみがリンクされるようになる。
【0103】なお、本実施形態では、描画アプリケーシ
ョンの先頭アドレスと、描画オブジェクト先頭アドレス
としては、それぞれ、描画情報格納部403の先頭から
のオフセット値がセットされるものとし、描画情報格納
部403の先頭アドレスはページ情報ヘッダ部401に
セットされているものとする。また、アドレス指定がメ
モリ上の絶対番地を指しているのか、相対的な番地なの
かについては、例えばアドレス部の上位1ビットで認識
するように構成しておけば良い(相対指定時は該当ビッ
トが「0」になっている)。
【0104】従って、図4の(a)の場合では、便宜
上、描画情報格納部403と描画オブジェクト記憶部4
04は別領域として説明したが、メモリアドレスは混在
していても構わない。
【0105】上記のような構成にて1ページ分の描画オ
ブジェクトを生成しておけば各バンドに属する描画オブ
ジェクトが簡単に識別可能となるため、バンディング方
式によって各バンド毎に描画オブジェクトを描画する処
理を高速に行なえる。
【0106】すなわち、まず、上記バンドテーブル40
2からリンクされている各描画アプリケーション405
を順次読み出し、続いて、各描画アプリケーション内に
設定されている描画オブジェクト先頭アドレスから描画
オブジェクトを読み出す。さらに、各描画オブジェクト
のヘッダ情報部(後述)より各描画オブジェクトのタイ
プを判別した後、前記描画アプリケーション内の印刷位
置情報/描画論理等に従って、描画オブジェクトタイプ
に応じた描画を行なう。
【0107】なお、本実施形態では、描画オブジェクト
タイプとして、ビットマップ(回転不可)/ビットマッ
プ(回転可)/圧縮ビットマップ/多値イメージ/ラン
レングス等を備えるものとするが、本発明は個々の描画
オブジェクトタイプの内容には関係しない。
【0108】以下、本実施形態の特徴的構成について図
3等を参照して説明する。
【0109】上記のように構成された印刷処理装置にお
いて、入力される印刷コマンドに従って中間データ形式
に生成された描画オブジェクトをメモリ資源上に確保さ
れる第1の領域(描画オブジェクト格納部305a)に
登録する第1の登録手段(描画オブジェクト生成部30
3aによる)と、入力される一連の印刷コマンド群から
なるマクロデータを前記メモリ資源上に確保される第2
の領域(マクロデータ格納部305b)に登録あるいは
該第2の領域に登録されたマクロデータを読み出すマク
ロ登録/読出し手段(マクロデータ登録/読出し部30
3b)と、前記マクロ登録/読出し手段により読み出さ
れるマクロデータに基づいて中間データ形式のマクロ描
画オブジェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域
(マクロオブジェクト/バンドラスタ格納部305b)
に登録する第2の登録手段(マクロオブジェクト生成部
303f)と、入力される印刷コマンドがマクロ実行コ
マンドである場合に、該マクロ実行コマンドで指定され
るマクロデータに対応するマクロ描画オブジェクトが前
記第3の領域に登録されている場合には、前記第3の領
域に登録されたマクロ描画オブジェクトを前記第1の領
域に読み出し、マクロ描画オブジェクトが前記第3の領
域に登録されていない場合には、前記マクロ登録/読出
し手段により読み出されるマクロデータに基づいて生成
される中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモ
リ資源上に確保される前記第1の領域に登録するマクロ
実行制御手段(マクロ実行制御部303eによる)とを
有するので、外部装置から入力されて登録されたマクロ
データと入力される印刷データとを利用して複数ページ
印刷を行う際に、先頭ページにおいてはマクロデータを
中間コード形式のマクロオブジェクトを生成する処理が
不要となり、かつ、次ページ以降では、マクロデータに
対する描画オブジェクトの生成処理が不要となり、同一
のマクロデータを利用する印刷処理効率を格段に向上で
きる。
【0110】また、マクロデータ登録/読出し部303
bは、定型フォームデータを指定する前記一連の印刷コ
マンドをマクロデータとして前記第2の領域に登録する
ので、外部装置から入力されて登録されたマクロデータ
と入力される印刷データとを利用して複数ページ印刷を
行う際に、先頭ページにおいてはマクロデータを中間コ
ード形式のマクロオブジェクトを生成する処理が不要と
なり、かつ、次ページ以降では、マクロデータに対する
描画オブジェクトの生成処理が不要となり、同一の定型
フォームデータを利用する印刷処理効率を格段に向上で
きる。
【0111】さらに、前記第1の領域に登録される描画
オブジェクトと前記第3の領域に登録された前記マクロ
描画オブジェクトに基づくビットマップイメージを前記
メモリ資源内に確保される第4の領域にフォームオーバ
ーレイ展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展
開された前記ビットマップイメージを印刷部105に転
送する制御手段(CPU301がROM302または図
示しない制御プログラムを実行して制御する)を有する
ので、マクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとの
重畳ビットマップイメージをページ単位に効率よく展開
することができる。
【0112】また、前記制御手段は、前記第1の領域に
登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録さ
れた前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップ
イメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域に
バンド単位に展開し、該第4の領域にフォームオーバー
レイ展開されたバンド単位の前記ビットマップイメージ
を印刷部105に転送するので、マクロ描画オブジェク
トと描画オブジェクトとの重畳ビットマップイメージを
バンド単位に効率よく展開することができる。
【0113】さらに、前記メモリ資源上に確保される第
2の領域は、揮発性メモリデバイス(RAM305)あ
るいは不揮発性記憶デバイス(例えばフラッシュRO
M)によって構成されているので、後付けされる印刷デ
ータに対するマクロデータを外部装置から印刷データの
受信に先立って取得し、該取得したマクロデータあるい
は既に登録されたマクロデータを利用するオーバーレイ
印刷処理時における該マクロデータに基づく描画オブジ
ェクト生成処理効率をメモリデバイスの環境に左右され
ずに行うことができる。
【0114】また、第2の登録手段(マクロオブジェク
ト生成部303f)は、電源投入時や前記外部装置から
印刷すべきデータを受信していない空き時間に、前記マ
クロ登録/読出し手段により不揮発性記憶デバイスによ
って構成される前記第2の領域から読み出されるマクロ
データに基づいて生成される中間データ形式のマクロ描
画オブジェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域
に登録するので、印刷処理負担がかからない適時にマク
ロデータを取得してメモリ資源の特定領域にセットアッ
プし、マクロデータを利用する印刷処理時には、待ち時
間なく速やかにマクロ描画オブジェクトと描画オブジェ
クトとによる描画処理を開始することができる。
【0115】さらに、前記第2の登録手段は、前記外部
装置から入力される特定の印刷コマンド受信時に、前記
マクロ登録/読出し手段により読み出されるマクロデー
タに基づいて生成される中間データ形式のマクロ描画オ
ブジェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に自
動登録するので、外部装置から特定の印刷コマンドが入
力されれば、一連の印刷コマンドを解析してマクロデー
タがメモリ資源の特定領域に登録され、かつ、登録され
たマクロデータに基づくマクロ描画オブジェクトを該メ
モリ資源の他の特定領域に登録する処理を自動的に行う
マクロデータ処理環境を自在に構築することができる。
【0116】また、第1の登録手段(描画オブジェクト
生成部303a)による前記第1の領域に対する描画オ
ブジェクトの登録中に、前記第1の領域の空き容量が不
足するかどうかを判定する容量判定手段(CPU301
による)と、前記第1の領域に登録される描画オブジェ
クトと前記第3の領域に登録された前記マクロ描画オブ
ジェクトに基づくビットマップイメージを前記メモリ資
源内に確保される第4の領域にフォームオーバーレイ展
開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展開された
前記ビットマップイメージを印刷部105に転送する制
御手段とを有し、前記制御手段は、前記容量判定手段が
前記第1の領域の空き容量が不足すると判定した場合
に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブジェク
トをビットマップイメージに展開して再登録するので、
入力された一連の印刷コマンドの複雑さに応じて、メモ
リ資源の各領域に対する割り当てでは記憶容量が不足す
る事態が発生しても、マクロ描画オブジェクトの生成に
必要な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェクトを利
用するオーバレイ描画処理を行いながら高速に印刷処理
することができる。
【0117】さらに、前記制御手段(CPU301)
は、前記第1の領域の空き容量が不足すると判定した場
合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブジェ
クトをビットマップイメージに展開し、該展開されたビ
ットマップイメージを符号化して再登録するので、入力
された一連の印刷コマンドの複雑さに応じて、メモリ資
源の各領域に対する割り当てでは記憶容量が不足する事
態が発生しても、マクロ描画オブジェクトの生成に必要
な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェクトを利用す
るオーバレイ描画処理を確実、かつ高速に行えるメモリ
環境を自動設定することができる。
【0118】また、制御手段(CPU301)は、符号
化されたデータを復号したビットマップイメージと前記
第1の領域に登録される描画オブジェクトに基づいて生
成されるビットマップイメージとを前記メモリ資源内に
確保される第4の領域にフォームオーバーレイ展開し、
該第4の領域にフォームオーバーレイ展開された前記ビ
ットマップイメージを印刷部105に転送するので、入
力された一連の印刷コマンドの複雑さに応じて、メモリ
資源の各領域に対する割り当てでは記憶容量が不足する
事態が発生しても、マクロ描画オブジェクトの生成に必
要な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェクトを利用
するオーバレイ描画処理を高速に行うことができる。
【0119】さらに、前記第1の領域に描画オブジェク
トを登録する際に、前記マクロ描画オブジェクトに基づ
くビットマップイメージを前記メモリ資源内に確保され
る第4の領域にバンド単位に展開する際のバンド展開処
理時間を予測し、該予測されるバンド展開処理時間と展
開されたバンドのビットマップイメージの転送に要する
転送処理時間とを比較して転送処理時間がバンド展開処
理時間よりも短い場合は、前記第1の領域に登録された
マクロ描画オブジェクトをビットマップイメージへ展開
し、該展開されたビットマップイメージを符号化して第
3の領域へ再登録するオブジェクト生成手段(描画オブ
ジェクト生成部303aによる)を有するので、入力さ
れた一連の印刷コマンドの複雑さに応じて、メモリ資源
の各領域に対する割り当てでは記憶容量が不足する事態
が発生しても、マクロ描画オブジェクトの生成に必要な
記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェクトを利用する
バンド単位のオーバレイ描画処理を確実、かつ高速に行
えるメモリ環境を自動設定することができる。
【0120】また、前記第2の登録手段は、前記オブジ
ェクト生成手段によりメモリ資源上に確保される第1の
領域上に登録されたマクロ描画オブジェクトをメモリ資
源上に確保される第3の領域に複写登録するので、オブ
ジェクト生成手段により生成されるマクロ描画オブジェ
クトと描画オブジェクトとの双方を生成し、かつ、該生
成されたマクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトと
を特定の領域に識別登録することができる。
【0121】さらに、入力される印刷コマンドがマクロ
実行コマンドである場合に、該マクロ実行コマンドで指
定されるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェク
トが前記第3の領域に登録されているかどうかを判定す
る判定手段(マクロ実行制御部303eによる)を有
し、マクロ実行制御部303eは、入力される印刷コマ
ンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実行
コマンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ描
画オブジェクトが前記第3の領域に登録されていると判
定した場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画
オブジェクトを前記第1の領域に読み出し、前記判定手
段によりマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登
録されていないと判定した場合に、前記マクロ登録/読
出し手段により読み出されるマクロデータに基づいて前
記オブジェクト生成手段が生成する中間データ形式のマ
クロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される前記
第1の領域に登録するので、マクロ描画オブジェクトが
前記第3の領域に登録されているか否かを的確に判定し
ながら、外部装置から入力されて登録されたマクロデー
タと入力される印刷データとを利用して複数ページ印刷
を行う際に、先頭ページにおいてはマクロデータを中間
コード形式のマクロオブジェクトを生成する処理が不要
となり、かつ、次ページ以降では、マクロデータに対す
る描画オブジェクトの生成処理が不要となり、同一のマ
クロデータを利用する印刷処理効率を格段に向上でき
る。
【0122】続いて、図3に示した構成から成る画像出
力装置における、マクロオブジェクトの登録手順を、図
5のフローチャートを用いて説明する。
【0123】図5は、本発明に係る印刷処理装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、マクロオブジェクトの登録手順に対応する。な
お、(1)〜(19)は各ステップを示す。また、図3
に示す手順は制御プログラム303によって実行され
る。
【0124】まず、ステップ(1)において、ホストコ
ンピュータ10lから送られる印刷データを受信バッフ
ァ307へ記憶する。なお、受信バッファ307に空き
がない場合は、ホストコンピュータ101にBUSY信
号を送信する。続くステップ(2)では、受信バッファ
307内に印刷データが存在するかどうかを調べ、存在
しないと判定した場合は、処理を終了する。
【0125】一方、ステップ(2)で、印刷データが存
在すると判定した場合は、続くステップ(3)以下で印
刷データの解析を行なうため、ステップ(3)にて、ま
ず処理中の印刷データがマクロデータ登録命令かどうか
を調べ、マクロデータ登録命令でないと判定した場合に
は、ステップ(6)以降へ進む。
【0126】一方、ステップ(3)で、マクロデータ登
録命令であると判定した場合は、ステップ(4)で、該
命令のパラメータとして指示されたマクロ番号と同一の
マクロデータが既に登録済みるかどうかを調べ、同一番
号のマクロデータがみつかったと判定した場合は登録済
みであると判断し、該命令の処理を終了してステップ
(1)へ戻る。
【0127】一方、ステップ(4)で未登録と判断され
た場合は、ステップ(5)で、同命令のパラメータで指
示されたバイト数分のマクロデータを受信バッファ30
7より読み出し、マクロデータ格納部305bへ書き込
み、続く印刷データを受信バッファ307より読み出す
ために、ステップ(1)へ戻る。
【0128】なお、前記マクロ番号の管理は、印刷デー
タを出力するホスト側のプリンタドライバが管理テーブ
ルを用いて行ない、マクロ番号とホストコンピュータ1
01のハードディスク101A内に格納された各マクロ
データのファイル名とを1対1に関連付けることで、同
一番号のマクロは内容が一意に決まることが保証されて
いるものとする。
【0129】また、ステップ(3)においては、マクロ
データ登録命令のパラメータとして指示されたマクロデ
ータサイズに従って登録を行なったが、マクロ開始命令
からマクロ終了命令で囲まれた印刷データをマクロデー
タとして登録するように構成しても構わない。この場
合、登録中であるかどうかを判断するためのフラグを用
意しておき、マクロ登録開始命令受信時に前記フラグを
「1」にセットし、マクロデータ登録終了命令受信時に
前記フラグをリセットすれば良い。そして、前記フラグ
がセットされている間は、マクロデータ登録中であると
判断する。
【0130】また、フラッシユメモリ等の不揮発性メモ
リにマクロデータ格納部を設け、印刷データ受信よりも
前に予めマクロデータをダウンロードしておくよう構成
した場合は、前記ステップ(3)〜(5)の各ステップ
は実行しなくても構わない。
【0131】一方、ステップ(3)において、マクロデ
ータ登録命令でないと判断した場合は、ステップ(6)
において、該印刷データがマクロオブジェクト登録命令
かどうかを調べ、マクロオブジェクト登録命令でないと
判断された場合は、ステップ(19)へ進み、通常ペー
ジに描画する印刷データとして解析し、対応する描画オ
ブジェクトを生成する。
【0132】これにより、ステップ(6)で、印刷デー
タが文字印刷命令であった場合は、印刷デー夕で指定さ
れた文字情報(フォント指定/サイズ/文字コード/回
転角度等)に対応するアウトラインデータをフォントR
OM304より読み出し、既知のフォントスケーリング
手順に従ってドットパターン(描画オブジェクト)を生
成した後、印刷すべき位置情報やドットパターンの幅/
高さ,描画論理等のバンドラスタヘ描画する際に必要な
情報と共に描画オブジェクト格納部305aへ格納する
(文字以外の図形データやイメージデータであった場合
も、同様に各印刷命令に対応した中間コード(描画オブ
ジェクト)を生成する)。
【0133】一方、ステップ(6)にて、印刷データが
マクロオブジェクト登録命令であると判断された場合
は、ステップ(7)で、前記マクロデータに対応するマ
クロオブジェクトが、マクロオブジェクト格納部305
d内に登録済みかどうかを後述する図8に示すフローチ
ャートの手順に従って調べ、マクロデータに対応するマ
クロオブジェクトが登録済みであると判断された場合
は、続く印刷データを解析するためにステップ(1)へ
戻る。
【0134】一方、ステップ(7)において未登録と判
断された場合は、ステップ(8)にて、マクロオブジェ
クト登録用として、新規ページ(すなわち、図4の
(a)に示したページ情報ヘッダ部401,バンドテー
ブル402から構成されるページ管理部を描画オブジェ
クト格納部305aに作成する。なお、ページ情報ヘッ
ダ部401には対応するマクロ番号をセットしておく。
【0135】続いて、ステップ(9)で、マクロデータ
格納部305bより対応するマクロデータを読み出し、
描画オブジェクト生成部303aによってマクロデータ
内の各印刷データを解析し、対応する描画オブジェクト
(すなわち、マクロオブジェクト)を生成する。この時
に、図4の(b)に示したような描画アプリケーション
も同時に生成する。
【0136】なお、ステップ(9)におけるマクロオブ
ジェクトの生成処理は、通常ページとして印刷される描
画オブジェクトの生成と同一の処理で構わない。
【0137】続いて、ステップ(10)では、ステップ
(9)において、生成された描画オブジェクト並びに描
画アプリケーションを、それぞれ描画オブジェクト格納
部305a内の描画オブジェクト記憶部404と描画情
報格納部403とへ格納するために、空きメモりが十分
にあるかどうかを調べ、メモリ容量に不足がないと判定
した場合は、ステップ(11)で、前記描画オブジェク
ト/描画アプリケーションをそれぞれ対応する描画オブ
ジェクト記憶部404と描画情報格納部403とへ格納
し、図4の(b)に示したようなリンク構造を構成する
ためのアドレス(格納領域先頭からのオフセット値)を
セットする。
【0138】次い、ステップ(12)において、マクロ
データが全て解析し終えたかどうかを調べ、未解析のデ
ータが存在すると判定した場合には、ステップ(9)へ
戻り、ステップ(9)〜(11)を繰り返す。
【0139】一方、ステップ(12)において、マクロ
データが全て解析し終えたと判定した場合は、続く、ス
テップ(13)において、本マクロオブジェクト生成中
にサブクローズが発生した後で、かつ未描画の描画オブ
ジェクトが残っていないかどうかを調べ、すなわち、ペ
ージ情報ヘッダ部401のフラグと、各バンドテーブル
402に描画アプリケーションが1つでもリンクされて
いるかどうかを調べ、本マクロオブジェクト生成中にサ
ブクローズが発生した後で、かつ未描画の描画オブジェ
クトが残っていると判定された場合は、ステップ(1
5)以降へ進む。
【0140】一方、ステップ(13)で、本マクロオブ
ジェクト生成中にサブクローズが発生した後で、かつ未
描画の描画オブジェクトが残っていないと判定した場合
は、ステップ(14)へ進み、生成済みの描画オブジェ
クトをマクロオブジェクト/バンドラスタ格納部305
dへ格納して、ステップ(1)へ戻る。
【0141】なお、マクロオブジェクト/バンドラスタ
格納部305d内への格納形式は、図6にて説明する。
【0142】また、ステップ(13)において、サブク
ローズが発生した後で、かつ処理すべき描画オブジェク
トが存在すると判定した場合は、マクロラスタを完成さ
せるために、最後のサブクローズ処理を行なう。ただ
し、最後のサブクローズが終了した後、再度ステップ
(11)ヘ戻ってきた際は、格納すべき描画オブジェク
トは存在しないため、ステップ(11)では処理を無視
し、ステップ(13)においても残存オブジェクトが存
在しないため、ステップ(14)へ進むが、描画オブジ
ェクトは格納されない(既にマクロラスタとして格納済
みである)。
【0143】一方、ステップ(10)において、空きメ
モリが十分でないと判断された場合は、以下に示すサブ
クローズ処理を行ない、マクロオブジェクトに対応した
ビットマップイメージ(以下、マクロラスタと記す)を
生成する。
【0144】具体的には、ステップ(15)で、バンド
テーブル402の先頭にリンクされた各描画アプリケー
ションに従って、先頭バンドに属する描画オブジェクト
を1バンド分が終了するまでバンドラスタ(バンドメモ
リ305c)ヘ描画し、ステップ(16)で、得られた
マクロラスタをラスタ圧縮/伸長部303gによって符
号化(圧縮)した後、マクロオブジェクト/バンドラス
タ格納部305dへ格納する。
【0145】次に、ステップ(17)で、生成済みの描
画オブジェクト(並びに描画アプリケーション)をクリ
アし、ステップ(18)で、全バンド分繰り返したかど
うかを判定して、NOならばステップ(15)へ戻り、
YESならばステップ(11)へ戻る。すなわち、上記
サブクローズ処理を終え、全バンド分のマクロラスタを
格納した後は、図4の(a)に示したページ情報ヘッダ
部401にサブクローズが発生したことを示す情報(フ
ラグ)をセットした後、メモリ不足発生を引き起こした
描画オブジェクトを格納するために、ステップ(11)
へ進む(この時は、描画が済んだ各描画オブジェクトが
全てクリアされているため、必ず格納できる)。
【0146】これにより、最終的にマクロデータに対応
した1ページ分の(しかし生成途中の)マクロラスタが
格納されることになる。
【0147】なお、マクロラスタとして各描画オブジェ
クトを描画する手順は、通常ページの描画オブジェクト
をバンドラスタヘ描画する際と全く同様で良いことは言
うまでもない。
【0148】また、本実施形態においては、ここで格納
されるマクロラスタの高さは、シップ時に用いられるバ
ンドメモリ305C上のバンドラスタの最低高さと同じ
になるように構成する。すなわち、バンドラスタはメモ
リ構成によって256/512/1024ドットの3つ
の高さを取り得るよう構成されている場合は、必ず25
6ドット高さで格納する。
【0149】こうすることで、メモリ構成が変化した後
であっても、格納したマクロラスタを出力する際は読み
飛ばし等のオーバーヘッドを生じることなく、バンドラ
スタヘ読み出せる。
【0150】また、1つのマクロデータに対して前記サ
ブクローズ処理が複数回発生する場合は、ステップ(1
5)において、格納済みのマクロラスタを一旦読み出し
伸長(解凍)した後に、バンドラスタヘ描画しておく。
【0151】上記に説明したステップによって、マクロ
データに対応したマクロオブジェクト(群)、あるいは
マクロラスタがマクロオブジェクト/バンドラスタ格納
部305d内に格納される。
【0152】図6は、図3に示したマクロオブジェクト
/バンドラスタ格納部305dのメモリ構成概略を示す
図であり、図5に示したフローチャートの処理に従って
格納された、マクロオブジェクト/バンドラスタ格納部
305dのメモリ構成の概略に対応する。
【0153】図6の(a)は、マクロオブジェクト生成
中に1度もサブクローズが発生しなかった場合を、図6
の(b)はサブクローズが発生した場合をそれぞれ示し
ている。なお、図6に示したマクロオブジェクト/マク
ロラスタは、マクロオブジェクト生成部303fによっ
て格納されたものであり、マクロ実行制御部303eや
マクロオブジェクト検索部303dによってアクセスさ
れる。
【0154】図6の(a)において、601はマクロ管
理テーブルであって、該格納部全体の情報と、登録され
た各マクロオブジェクトの情報を管理するためのテーブ
ルから構成されている。
【0155】すなわち、マクロオブジェクト/バンドラ
スタ格納部305dのメモリ容量や空きメモリ容量や、
格納マクロオブジェクト数に加え、格納済みの各マクロ
オブジェクト(マクロラスタ)の先頭アドレスや、各マ
クロのタイプ(オブジェクト形式/ラスタ形式)、各マ
クロオブジェクトのメモリ消費量などを、マクロオブジ
ェクト毎にセット可能なテーブルから成る。
【0156】なお、本実施形態では、前記マクロ管理テ
ーブル601は固定サイズ(登録最大数は例えば128
マクロ固定)とするが、可能なだけ動的に確保されるよ
うに構成されていても構わない。
【0157】なお、ページ情報ヘッダ部602,バンド
テーブル603,描画情報604,描画オブジェクト6
05はそれぞれ、図4に示した描画オブジェクト格納部
305aの構成と同じものである。
【0158】一方、図6の(b)において、601はマ
クロ管理テーブル(図6の(a)と共通)であり、1つ
のマクロデータに対応するマクロラスタは,マクロラス
タの各種情報(マクロ番号、解像度等のレイアウト情報
など)がセットされたマクロヘッダ情報部606,符号
化された各バンドラスタの先頭アドレスを格納したポイ
ンタテーブル607,1マクロ分に相当する符号化マク
ロラスタ608から成る。なお、符号化バンドラスタ6
08内には256ドット高さで分割された複数のバンド
ラスタが格納されている。
【0159】図7は、図6に示したマクロオブジェクト
/バンドラスタ格納部305d上に格納されるマクロラ
スタの構成を説明する図であり、図6の(b)に示した
ようにサブクローズが発生した場合のマクロラスタの構
成に対応する。なお、図7では、2つのマクロラスタが
格納されている場合が示されており、また、図6の
(b)と同じ構成要素に対しては同じ符号が付してあ
る。
【0160】図において、606はマクロヘッダ情報部
で、各マクロ個別の管理テーブルであり、各マクロを描
画/識別するために必要な情報から構成される。すなわ
ち、各マクロを識別するためのフォーム番号,登録時の
印刷解像度,用紙サイズ(分割バンド数),用紙の向
き,バンド幅,マクロラスタテーブル607の先頭アド
レス,符号化タイプ等の他、綴じ方向/綴じ幅(不図
示)やカラーモード(不図示)等のページ情報として区
別すべき情報が含まれている。
【0161】607はマクロラスタテーブルで、図5に
示したステップ(16)において分割された、個々のバ
ンドラスタ単位の情報を格納するテーブルであって、マ
クロヘッダ情報部606中のバンド数に応じた数だけ確
保される。
【0162】本実施形態では、各マクロラスタの先頭ア
ドレス,各バンドの高さ,各マクロラスタの圧縮後のバ
イトサイズ等から構成されている。
【0163】なお、最下端のバンド以外のバンド高さが
一定であれば、前記バンド高さ(一定値)と最下端バン
ドの高さはマクロ管理テーブル601に保持しても良
い。
【0164】また、前記マクロ管理テーブル601に格
納する情報のうち、解像度/用紙の向き/バンド幅は、
パネル規定値や印刷データとして指示された命令に基づ
いて求められ値がセットされており、マクロ番号にはマ
クロオブジェクト登録命令のパラメータとしてホスト上
のプリンタドライバより指示されたものがセットされて
いる。
【0165】図8は、本発明に係る印刷処理装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図5に示したステップ(7)における、マクロオ
ブジェクト検索部303dの処理手順、すなわち要求さ
れたマクロ番号に対応するマクロオブジェクト(あるい
はマクロラスタ)がマクロオブジェクト/マクロラスタ
格納部305dに登録済みかどうかを、図6,図7に示
した情報に基づいて調べる処理に対応する。なお、以下
の検索処理は、図5に示したステップ(7)以外にも、
マクロ実行命令受信時にも行なわれる(具体的には図9
の説明にて後述する)。また、(1)〜(10)は各ス
テップを示す。
【0166】まず、ステップ(1)において、現在処理
中のページの紙サイズ,印刷解像度,綴じ幅/綴じ方
向,カラーモード等のレイアウト情報並びに前記マクロ
管理テーブル601より登録済みのマクロ総数を取得し
ておき、ステップ(5)以下の各ステップにおいて、こ
こで取得した前記レイアウト情報と登録済みの各マクロ
オブジェクトの情報とが一致するかどうかを調べる。
【0167】続くステップ(2)においては、未検索の
マクロオブジェクトがないかどうかを調べる。すなわ
ち、各マクロオブジェクト(あるいはマクロラスタ)に
対する処理が終る度に、ステップ(1)にて読み出した
前記マクロ総数(カウンタ)をデクリメントし、該カウ
ンタが「0」になるまでステップ(2)〜(9)のステ
ップを繰り返す。
【0168】ステップ(2)において、該カウンタが
「0」であると判定された場合は、ステップ(10)
で、該当するマクロオブジェクトは未登録であると判断
して、処理を終了する。
【0169】一方、ステップ(2)で、未検索のマクロ
オブジェクトが存在する場合は(カウンタが「0」でな
ければ)、続くステップ(3)にて、各マクロ単位のマ
クロオブジェクト情報(マクロ番号、格納時のレイアウ
ト情報等)を読み出す。
【0170】なお、マクロ管理テーブル601のマクロ
タイプがマクロオブジェクト形式の場合は、図6の
(a)に示したページ情報ヘッダ部602としてアクセ
スし、一方,マクロタイプがラスタ形式の場合は、図6
の(b)に示したマクロヘッダ情報部606としてアク
セスする。
【0171】次に、ステップ(4)において、マクロ番
号を比較し、同じであればレイアウト情報を比較するた
めにステップ(5)へ進む。
【0172】一方、ステップ(4)で、マクロ番号が異
なる場合は、次のマクロオブジェクト情報を読み出すた
めにステップ(2)へ戻る。以下ステップは同様に、ス
テップ(5)で、印刷解像度が一致するかどうか、ステ
ップ(6)で、カラーモードと階調数が一致するかどう
か、ステップ(7)で、ページ拡大/縮小指定がなされ
ているかどうか、ステップ(8)で、用紙サイズおよび
給紙方向が一致するかどうかをそれぞれ調べ、全ての条
件が一致した場合のみ、ステップ(9)へ進み、指定マ
クロ番号に対応するマクロオブジェクト(またはマクロ
ラスタ)が登録済みであると判断して、マクロ番号を通
知して、処理を終了する。
【0173】一方、ステップ(4)〜(8)で、NOの
場合には、次のマクロオブジェクト情報を読み出すため
にステップ(2)へ戻る。
【0174】図9は、本発明に係る印刷処理装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、マクロ実行命令と排紙命令を受信した際の処理手
順に対応する。なお、(1)〜(15)は各ステップを
示す。
【0175】まず、ステップ(1)で、受信バッファ3
07に対してホストコンピュータ101から受信した印
刷データを格納する。
【0176】次に、ステップ(2)で、受信バッファ3
07内に印刷データが存在するかどうかを調べ、存在し
ないと判定した場合は、処理を終了する。
【0177】一方、ステップ(2)で、印刷データが存
在すると判定した場合には、ステップ(3)で、印刷デ
ータが排紙命令(フォームフィードコマンド)であるか
どうかを調べ、排紙命令でないと判断した場合には、続
くステップ(4)以下で印刷データの解析を続ける。
【0178】なお、ステップ(3)においては、簡単の
ため排紙命令かどうかを調べると説明したが、実際に
は、文字印刷位置移動命令等により処理中のページ下端
を越えるような場合など、排紙動作を引き起こす要因と
なりうる印刷データの場合も、同様にステップ(4)以
降へ進む。
【0179】次に、ステップ(4)で、印刷コマンドが
マクロ実行命令であるかどうかを調べ、そうでないと判
定した場合には、ステップ(10)へ進み、予め定めら
れたページ記述言語の処理シーケンスに従い、その他の
描画コマンドなどを処理した後、続くデータを処理する
ためにステップ(1)へ戻る。
【0180】一方、ステップ(4)で、マクロ実行命令
であったと判定した場合は、ステップ(5)において、
図8に示したフローチャートに従って登録済みのマクロ
オブジェクト(あるいはマクロラスタ)を検索する。
【0181】なお、検索時に比較するマクロ番号は、マ
クロ実行命令のパラメータとして指定されているものと
する。
【0182】上記ステップ(5)の検索において、該当
するマクロオブジェクトが見つからなかったと判定(検
索に失敗)した場合(MISSHIT)は、ステップ
(11)へ進み、マクロデータを読み出し、ステップ
(12)で、対応する描画オブジェクトを生成して、ス
テップ(1)へ戻る。
【0183】一方、ステップ(5)で、検索に成功した
と判定した場合は(HIT)、ステップ(6)で、ヒッ
トしたマクロがラスタ形式で格納されているかどうかを
判定し、ヒットしたマクロがラスタ形式で格納されてい
ると判定した場合には、ステップ(8)へ進み、符号化
バンドラスタを1つの描画オブジェクトとした、マクロ
ラスタ用の描画アプリケーションを作成し、処理ページ
のバンドテーブル402以下にリンクする。この際、前
記描画アプリケーションに設定される描画オブジェクト
の先頭アドレスは、マクロオブジェクト/マクロラスタ
格納部305d内の各符号化バンドラスタ608を直接
参照するように設定する(絶対アドレス指定)。
【0184】一方、ステップ(6)で、ヒットしたマク
ロがオブジェクト形式であると判定した場合は、ステッ
プ(7)へ進み、バンドテーブル603にリンク済みの
描画アプリケーションを、バンドテーブル402内の対
応する位置へ追加する。
【0185】ただし、ここでは描画アプリケーションを
複写するのではなく、図4の(b)に示したように、リ
ンクを絶対アドレス指定にて行なう(マクロオブジェク
ト内の描画アプリケーションのリンクは既に生成済みで
あるため、先頭のアプリケーションのみをリンクすれば
良い)。
【0186】また、この場合は、各アプリケーションか
ら指定される描画オブジェクトの先頭アドレスは、マク
ロオブジェクト/マクロラスタ格納部305d内におけ
る間接参照のままで構わない(何もしなくて良い)。
【0187】次に、ステップ(6)〜(8)を、ステッ
プ(9)で、全バンド終了したと判定されるまで繰り返
し、終了した後に、ステップ(1)へ戻る。
【0188】一方、ステップ(3)で、排紙命令である
と判断された場合は、ステップ(13)以降のステップ
で描画処理を行なう。
【0189】すなわち、ステップ(12)における通常
の描画オブジェクト用、またはステップ(9)における
マクロオブジェクト用、あるいはステップ(8)におい
て、マクロラスタ用でリンクされた描画アプリケーシヨ
ンを順次読み出し、アプリケーションの指示/描画オブ
ジェクトの形式に従った描画処理を行なう。
【0190】なお、マクロラスタの場合は、描画の直前
に復号化(解凍)を行なった後、バンドラスタ305c
へ描画するのは言うまでもない。
【0191】次に、ステップ(14)で、上記描画処理
がリンクされた全アプリケーションを読み出すまで行わ
れたかどうか、すなわち全アプリケーション分のオブジ
ェクト描画処理が完了したかどうかを判定して、完了し
ていないと判定された場合には、ステップ(13)へ戻
り、完了していると判定された場合には、さらに、ステ
ップ(15)で、1ページ分のオブジェクト描画が終了
したかどうかを判定し、1ページ分のオブジェクト描画
が終了していないと判定された場合には、ステップ(1
3)〜(15)を繰り返す。
【0192】一方、ステップ(15)で、1ページ分の
オブジェクト描画が終了していると判定された場合、す
なわち、全バンドが終了したら、次ページの印刷データ
を処理するために、ステップ(1)へ戻る。
【0193】なお、上記に説明した通り、マクロデータ
に対応する描画オブジェクト(あるいはマクロラスタ)
と通常の印刷データより生成される描画オブジェクトと
は、同一のアプリケーションリンクから描画されるた
め、描画時はマクロオブジェクトであるのかどうかを意
識する必要はない。
【0194】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
一般的なマクロデータを描画オブジェクト化する場合に
ついて説明したが、本発明は帳票等の定型部に相当する
印刷コマンド群をマクロとして登録しておき、さらに前
記マクロコマンドを、排紙等のイベントが発生した時点
で自動的に実行するイベント駆動マクロとして指定した
場合についても適用可能である(イベントマクロとして
指定した際にも、登録マクロは1回実行される)。以
下、その実施形態について説明する。
【0195】図10は、本発明に係る印刷処理装置にお
ける第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、イベント駆動マクロ実行処理手順に対応する。
【0196】なお、(1)〜(15)は各ステップを示
す。また、ステップ(1)〜(3)は図9のフローチャ
ートのステップ(1)〜(3)と同様であるため説明を
省略する。また、本図に示した処理を行なう前に先だっ
て、予めマクロデータの登録、マクロオブジェクトの生
成処理は行なっておくものとする(図5参照)。
【0197】本実施形態においては、排紙命令を受信す
ると同時に、イベント駆動マクロとして指定されている
マクロを自動的に実行することになる(ステップ(5)
〜(9),ステップ(11)〜(12))。これらは図
9に示したステップ(5)〜(9),ステップ(11)
〜(12)とまったく同様で良い)。
【0198】なお、本実施形態では、イベント駆動マク
ロは、各ページの最初に実行されるように構成したた
め、前記イベント駆動マクロの実行処理は、ステップ
(3)にて排紙命令を処理したページではなく、その次
のページに対する処理を意味している。
【0199】また、ステップ(13)〜(15)に示し
た描画処理(図9のステップ(13)〜ステップ(1
5))は、ステップ(3)にて排紙命令を処理したペー
ジについて行なわれるため、ステップ(4)において、
次ページの処理かどうかを区別した。ただし、実際のプ
リンタ装置においては、データ処理と描画処理とを別タ
スクとして構成することにより、時系列としては同時に
処理することになる。
【0200】〔第3実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、図5のフローチャートに示す通り、印刷データと
してマクロデータを受信し、RAM305上へ登録した
後、明示的なマクロオブジェクト登録命令に従ってマク
ロオブジェクト登録を行なうように構成したが、フラッ
シュROMやハードデイスク等の書き込み可能な不揮発
性デバイス(以下、フラッシュROMで説明)内に予め
マクロデータを格納しておき、電源投入時等に自動的に
描画オブジェクトを生成するように構成しても構わな
い。以下、その実施形態について説明する。
【0201】図11は、本発明に係る印刷処理装置にお
ける第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、マクロオブジェクト生成手順に対応する。な
お、(1)〜(13)は各ステップを示す。また、本処
理は、印刷処理装置に電源が投入されて、プリンタ初期
化が終了した直後や、あるいは処理すべき印刷データを
受信していない空き時間等に実行するように構成されて
いるものとする。
【0202】まず、ステップ(1)にて、フラッシュR
OMが装着されているかどうかを調べ、未実装であった
と判定した場合は処理を終了する。
【0203】一方、ステップ(1)で、実装されている
と判定した場合は、ステップ(2)にて、描画オブジェ
クト生成に必要な印刷条件(印刷解像度や、用紙搬送方
向、カラーモード等)をパネル設定値を読み出すことに
より取得する。
【0204】なお、本実施形態では、前記情報はパネル
メニューの設定により予め指定したものを使用する(電
源投入時に本フローチヤートの処理を行なう場合は、電
源切断前に設定されていた値を参照することになる)。
【0205】続く、ステップ(3)以降では、フラッシ
ュROMに記憶されたマクロデータから描画オブジェク
ト(あるいはマクロラスタ)を生成し、マクロオブジェ
クト/バンドラスタ格納部305dへ登録する処理を行
うため、まず、ステップ(3)で、フラッシュROM内
に未処理のマクロデータが存在するかどうかを調べ、全
て処理済みであると判定した場合には、処理を終了す
る。
【0206】一方、ステップ(3)で、未処理のマクロ
データが存在すると判定した場合は、ステップ(4)
で、図8で説明したマクロオブジェクト検索手順に従っ
て既に登録済みかどうかを調べ、未登録であると判定し
た場合には、ステップ(5)で、マクロデータを読み出
し、ステップ(6)で、対応する描画オブジェクトを生
成する。
【0207】続く、ステップ(7)では、ホストコンピ
ュータ101等より印刷データを受信したかどうかを調
べ、すなわち、受信バッファ307に印刷データが存在
するかどうかを判定して、印刷データが存在すると判定
した場合には、ステップ(13)で、マクロデータに対
応した生成済みの描画オブジェクトを削除し、作業用に
作成していたページやワークメモリを解放した後、マク
ロオブジェクト生成処理を終了する。
【0208】なお、一度でもサブクローズが発生した後
で、マクロラスタが格納途中であれば、格納済みのマク
ロラスタも解放する。
【0209】また、本実施形態では、ステップ(7)に
おいてのみ、受信データの存在をチェックしたが、これ
に限らず、比較的処理時間が多くかかるステップの前後
や、タイマ等によって定期的に印刷データを確認しても
良い。
【0210】続く、ステップ(8),(9)では、ステ
ップ(9)でマクロデータが終了するまで、ステップ
(8)で、描画オブジェクトを生成し描画オブジェクト
記憶部404へ格納する。なお、この処理は、図5に示
したステップ(10)〜(12)に相当し、サブクロー
ズが発生した場合は、マクロラスタとして登録する処理
と同様である。
【0211】続く、ステップ(10)において、マクロ
オブジェクト/バンドラスタ格納部305dに登録に必
要なメモリ容量があるかを調べ、空きメモリ容量が不足
していると判定した場合は、ステップ(11)で、例え
ば操作パネル上でエラー表示を行なった後、処理を終了
する。
【0212】一方、ステップ(10)で、マクロオブジ
ェクト/バンドラスタ格納部305dに登録に必要なメ
モリ容量があると判定した場合には、ステップ(12)
で、マクロオブジェクトあるいはマクロラスタを格納し
て、1マクロデータに対する処理を終了する。
【0213】なお、フローチャートでは説明を省いた
が、ステップ(8)において、サブクローズ発生によっ
てマクロラスタを格納する場合、ステップ(10),
(11)と同様、空きメモリを確認し、十分なメモリが
得られなかった際はエラーを表示する等の処理を行なう
ように構成してもよい。
【0214】また、本実施形態ではメモリ不足時にエラ
ー表示を行ない処理を中断する場合について説明した
が、予め各マクロデータに優先順位を持たせておき、優
先順位の高いものから指定数のみを該マクロオブジェク
トとして登録するようにしても構わない。
【0215】以下、本実施形態の特徴的構成について図
5,図8,図9,図10,図11等に示すフローチャー
トを適宜参照して説明する。
【0216】上記のように構成された印刷制御装置のデ
ータ処理方法は、あるいはコンピュータが読み出し可能
なプログラムお格納した記憶媒体であって入力される印
刷コマンドに従って中間データ形式に生成された描画オ
ブジェクトをメモリ資源上に確保される第1の領域に登
録する第1の登録工程(図示しない)と、入力される一
連の印刷コマンド群からなるマクロデータを前記メモリ
資源上に確保される第2の領域に登録あるいは該第2の
領域に登録されたマクロデータを読み出すマクロ登録/
読出し工程(図5のステップ(5),(9))と、前記
マクロ登録/読出し工程により読み出されるマクロデー
タに基づいて中間データ形式のマクロ描画オブジェクト
をメモリ資源上に確保される第3の領域に登録する第2
の登録工程(図5のステップ(14))と、入力される
印刷コマンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マ
クロ実行コマンドで指定されるマクロデータに対応する
マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されて
いる場合には、前記第3の領域に登録されたマクロ描画
オブジェクトを前記第1の領域に読み出し、マクロ描画
オブジェクトが前記第3の領域に登録されていない場合
には、前記マクロ登録/読出し工程により読み出される
マクロデータに基づいて生成される中間データ形式のマ
クロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される前記
第1の領域に登録するマクロ実行工程(図5のステップ
(5)〜(14))とを有するので、外部装置から入力
されて登録されたマクロデータと入力される印刷データ
とを利用して複数ページ印刷を行う際に、予めマクロオ
ブジェクトを登録しておけば、先頭ページにおいてはマ
クロデータを中間コード形式のマクロオブジェクトを生
成する処理が不要となり、かつ、次ページ以降では、マ
クロデータに対する描画オブジェクトの生成処理が不要
となり、同一のマクロデータを利用する印刷処理効率を
格段に向上できる。
【0217】また、前記マクロ登録/読出し工程は、定
型フォームデータを指定する前記一連の印刷コマンドを
マクロデータとして前記第2の領域(マクロデータ格納
部305b)に登録するので、外部装置から入力されて
登録されたマクロデータと入力される印刷データとを利
用して複数ページ印刷を行う際に、フォームデータに対
応するオブジェクトを登録しておけば、先頭ページにお
いてはマクロデータを中間コード形式のマクロオブジェ
クトを生成する処理が不要となり、かつ、次ページ以降
では、マクロデータに対する描画オブジェクトの生成処
理が不要となり、同一の定型フォームデータを利用する
印刷処理効率を格段に向上できる。
【0218】さらに、前記第1の領域(描画オブジェク
ト格納部305a)に登録される描画オブジェクトと前
記第3の領域(マクロオブジェクト/バンドラスタ格納
部305d)に登録された前記マクロ描画オブジェクト
に基づくビットマップイメージを前記メモリ資源内に確
保される第4の領域(本実施形態では、バンドメモリ3
05cとするがページメモリであってもよい)にフォー
ムオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォームオーバ
ーレイ展開された前記ビットマップイメージを印刷部1
05に転送する転送処理工程(図示しない)を有するの
で、マクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとの重
畳ビットマップイメージをページ単位に効率よく展開す
ることができる。
【0219】また、前記転送処理工程は、前記第1の領
域に登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登
録された前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマ
ップイメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領
域(バンドメモリ305c)にバンド単位に展開し、該
第4の領域にフォームオーバーレイ展開されたバンド単
位の前記ビットマップイメージを印刷部105に転送す
るので、マクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトと
の重畳ビットマップイメージをバンド単位に効率よく展
開することができる。
【0220】さらに、前記メモリ資源上に確保される第
2の領域は、揮発性メモリデバイス(RAM305)あ
るいは不揮発性記憶デバイス(フラッシュROM等)に
よって構成されるので、後付けされる印刷データに対す
るマクロデータを外部装置から印刷データの受信に先立
って取得し、該取得したマクロデータあるいは既に登録
されたマクロデータを利用するオーバーレイ印刷処理時
における該マクロデータに基づく描画オブジェクト生成
処理効率をメモリデバイスの環境に左右されずに行うこ
とができる。
【0221】また、前記第2の登録工程(図5のステッ
プ(14))は、電源投入時や前記外部装置から印刷す
べきデータを受信していない空き時間に、前記マクロ登
録/読出し工程により不揮発性記憶デバイスによって構
成される前記第2領域から読み出されるマクロデータに
基づいて生成される中間データ形式のマクロ描画オブジ
ェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に登録す
るので、印刷処理負担がかからない適時にマクロデータ
を取得してメモリ資源の特定領域にセットアップし、マ
クロデータを利用する印刷処理時には、待ち時間なく速
やかにマクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとに
よる描画処理を開始することができる。
【0222】さらに、前記第2の登録工程(図5のステ
ップ(14))は、前記外部装置から入力される特定の
印刷コマンド受信時に、前記マクロ登録/読出し工程に
より読み出されるマクロデータに基づいて生成される中
間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上
に確保される第3の領域に自動登録するので、外部装置
から特定の印刷コマンドが入力されれば、一連の印刷コ
マンドを解析してマクロデータがメモリ資源の特定領域
に登録され、かつ、登録されたマクロデータに基づくマ
クロ描画オブジェクトを該メモリ資源の他の特定領域に
登録する処理を自動的に行うマクロデータ処理環境を自
在に構築することができる。
【0223】また、前記第1の登録工程による前記第1
の領域に対する描画オブジェクトの登録中に、前記第1
の領域の空き容量が不足するかどうかを判定する容量判
定工程(図5のステップ(10)と、前記第1の領域に
登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録さ
れた前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップ
イメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域に
フォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォーム
オーバーレイ展開された前記ビットマップイメージを印
刷部105に転送する転送処理工程とを有し、前記転送
処理工程は、前記容量判定工程により前記第1の領域の
空き容量が不足すると判定した場合に、前記第3の領域
に登録されたマクロ描画オブジェクトをビットマップイ
メージに展開して再登録するので、入力された一連の印
刷コマンドの複雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対
する割り当てでは記憶容量が不足する事態が発生して
も、マクロ描画オブジェクトの生成に必要な記憶領域を
確保し、マクロ描画オブジェクトを利用するオーバレイ
描画処理を行いながら高速に印刷処理することができ
る。
【0224】さらに、前記転送処理工程は、前記容量判
定工程により前記第1の領域の空き容量が不足すると判
定した場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画
オブジェクトをビットマップイメージに展開(図5のス
テップ(15))し、該展開されたビットマップイメー
ジを符号化して再登録(図5のステップ(16))する
ので、入力された一連の印刷コマンドの複雑さに応じ
て、メモリ資源の各領域に対する割り当てでは記憶容量
が不足する事態が発生しても、マクロ描画オブジェクト
の生成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェ
クトを利用するオーバレイ描画処理を確実、かつ高速に
行えるメモリ環境を自動設定することができる。
【0225】また、前記転送処理工程(図5のステップ
(15)〜(18))は、符号化されたデータを復号し
たビットマップイメージと前記第1の領域に登録される
描画オブジェクトに基づいて生成されるビットマップイ
メージとを前記メモリ資源内に確保される第4の領域に
フォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォーム
オーバーレイ展開された前記ビットマップイメージを印
刷部105に転送するので、入力された一連の印刷コマ
ンドの複雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対する割
り当てでは記憶容量が不足する事態が発生しても、マク
ロ描画オブジェクトの生成に必要な記憶領域を確保し、
マクロ描画オブジェクトを利用するオーバレイ描画処理
を高速に行うことができる。
【0226】さらに、前記第1の領域に描画オブジェク
トを登録する際に、前記マクロ描画オブジェクトに基づ
くビットマップイメージを前記メモリ資源内に確保され
る第4の領域にバンド単位に展開する際のバンド展開処
理時間を予測し、該予測されるバンド展開処理時間と展
開されたバンドのビットマップイメージの転送に要する
転送処理時間とを比較して転送処理時間がバンド展開処
理時間よりも短い場合は、前記第1の領域に登録された
マクロ描画オブジェクトをビットマップイメージへ展開
し、該展開されたビットマップイメージを符号化して第
3の領域へ再登録するオブジェクト生成工程(図示しな
い)を有するので、入力された一連の印刷コマンドの複
雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対する割り当てで
は記憶容量が不足する事態が発生しても、マクロ描画オ
ブジェクトの生成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描
画オブジェクトを利用するバンド単位のオーバレイ描画
処理を確実、かつ高速に行えるメモリ環境を自動設定す
ることができる。
【0227】また、前記第2の登録工程は、前記オブジ
ェクト生成手段によりメモリ資源上に確保される第1の
領域上に登録されたマクロ描画オブジェクトをメモリ資
源上に確保される第3の領域に複写登録するので、オブ
ジェクト生成手段により生成されるマクロ描画オブジェ
クトと描画オブジェクトとの双方を生成し、かつ、該生
成されたマクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトと
を特定の領域に識別登録することができる。
【0228】さらに、入力される印刷コマンドがマクロ
実行コマンドである場合に、該マクロ実行コマンドで指
定されるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェク
トが前記第3の領域に登録されているかどうかを判定す
る判定工程(図5のステップ(7))を有し、前記マク
ロ実行工程は、前記判定工程により入力される印刷コマ
ンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実行
コマンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ描
画オブジェクトが前記第3の領域に登録されていると判
定した場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画
オブジェクトを前記第1の領域に読み出し、前記判定工
程によりマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登
録されていないと判定した場合に、前記マクロ登録/読
出し工程により読み出されるマクロデータに基づいて生
成される中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメ
モリ資源上に確保される前記第1の領域に登録するの
で、マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録さ
れているか否かを的確に判定しながら、外部装置から入
力されて登録されたマクロデータと入力される印刷デー
タとを利用して複数ページ印刷を行う際に、先頭ページ
においてはマクロデータを中間コード形式のマクロオブ
ジェクトを生成する処理が不要となり、かつ、次ページ
以降では、マクロデータに対する描画オブジェクトの生
成処理が不要となり、同一のマクロデータを利用する印
刷処理効率を格段に向上できる。
【0229】以下、図12に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷処理装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0230】図12は、本発明に係る印刷処理装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0231】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0232】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0233】本実施形態における図5,図8〜図11に
示す機能が外部からインストールされるプログラムによ
って、ホストコンピュータにより遂行されていてもよ
い。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモ
リやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを
介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を
出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるもの
である。
【0234】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0235】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0236】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0237】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0238】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0239】上記実施形態によれば、マクロコマンドを
用いて一連のコマンド群を実行する画像出力装置におい
て、予め前記マクロコマンドに対応する描画オブジェク
トを生成。保持しておき、印刷実行時には、生成済みの
前記描画オブジェクトを通常データに対応する描画オブ
ジェクトと合わせてレンダリングすることにより、前記
マクロコマンドの内容に関わらずマクロ部のデータ処理
(描画オブジェクト生成)時間が不要となり、1ページ
目(ファーストプリント)から高速に出力することがで
きる。特に、同一内容のマクロコマンドに対して通常デ
ータが毎ページ異なるような複数ページを印刷する際
は、2ページ目以降のマクロ実行時間をほぼ0にするこ
とができる。
【0240】また、本実施形態によれば、フォームデー
タと後付けデータとを重ね合わせてフォームオーバーレ
イ印刷を行なう画像出力装置において、予めフォームデ
ータに対応する描画オブジェクトを生成保持しておき、
後付けデータ受信時には、生成済みの前記描画オブジェ
クトを後付けデータに対応する描画オブジェクトと合わ
せてレンダリングすることにより、フォームデータの内
容に関わらずフォーム部のデータ処理(描画オブジェク
ト生成)時間が不要となり、1ページ目(ファーストプ
リント)からオーバーレイを高速に出力することができ
る。
【0241】特に、同一内容のフォームデータに対して
後付けデータが毎ページ異なるような複数ページを印刷
する際は、2ページ目以降のフォーム生成時間をほぼ
「0」にすることができる。また、定型フォーム部に関
しては、同一の描画オブジェクトを複数ページ毎に個別
に持つ必要がなくなるため、複数ページ分の描画オブジ
ェクトに要するメモリを、トータルとして低く抑えるこ
とが可能となり、排紙待ちなどの処理速度の低下を避け
ることができる。
【0242】また、本実施形態によれば、前記マクロコ
マンド/フォームデータに対応する描画オブジェクト生
成中に、描画オブジェクト記憶手段(ページバッファ)
の容量不足が発生した場合のみサブクローズ処理を繰り
返し行ない、イメージ形式あるいはイメージ画像を符号
化した形式で記憶しておくことによって、複雑なマクロ
コマンド/フォームデータを高速に実行することが可能
となる。
【0243】すなわち、印刷内容が複雑なマクロコマン
ド/フォームデータのみをイメージ画像として格納し、
通常のデータに対してはよリメモリ効率の高い描画オブ
ジェクト形式で格納するため、処理速度の向上とメモリ
使用効率の向上という相反する作用を両立することがで
きる。
【0244】また、本実施形態によれば、バンディング
方式によって印刷する画像出力装置において、オーバー
ランが発生する場合(1バンド分の描画に要する時間が
1バンド分のシップ時間を越える場合)にも、前記サブ
クローズ処理を行ないイメージ形式あるいはイメージ画
像を符号化した形式で記憶するように構成したことで、
描画速度の観点からみて複雑なマクロコマンド/フォー
ムデータをも高速に印刷することができる。
【0245】このことは、例えば、「メモリ容量的には
詐容範囲内であるが、重ね合わせを多用して印刷してい
る」といった複雑な印刷データに対しても、本発明が有
効であることを意味している。
【0246】また、本実施形態によれば、フラッシュメ
モリ等の不揮発性デバイスに前記マクロデータあるいは
フォームデータを記憶しておき、電源投入時や印刷デー
タをホストから受信していない空き時間に、前記マクロ
データ/フォームデータに対応する描画オブジェクトを
生成保持するように構成することで、ユーザーが直接操
作することなく、高速な印刷が可能となる。
【0247】また、本実施形態によれば、マクロデータ
/フォームデータが不揮発性デバイスに記憶されている
場合は、電源投入時やホストから印刷すべきデータを受
信していない空き時間を用いて、フォームデータに対応
する描画オブジェクトを生成保持することで、1ページ
目のファーストプリントをも高速に出力することができ
る。
【0248】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、入力される印刷コマンドに従って中間
データ形式に生成された描画オブジェクトをメモリ資源
上に確保される第1の領域に登録する第1の登録手段
と、入力される一連の印刷コマンド群からなるマクロデ
ータを前記メモリ資源上に確保される第2の領域に登録
あるいは該第2の領域に登録されたマクロデータを読み
出すマクロ登録/読出し手段と、前記マクロ登録/読出
し手段により読み出されるマクロデータに基づいて中間
データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に
確保される第3の領域に登録する第2の登録手段と、入
力される印刷コマンドがマクロ実行コマンドである場合
に、該マクロ実行コマンドで指定されるマクロデータに
対応するマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登
録されている場合には、前記第3の領域に登録されたマ
クロ描画オブジェクトを前記第1の領域に読み出し、マ
クロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されてい
ない場合には、前記マクロ登録/読出し手段により読み
出されるマクロデータに基づいて生成される中間データ
形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保さ
れる前記第1の領域に登録するマクロ実行制御手段とを
有するので、外部装置から入力されて登録されたマクロ
データと入力される印刷データとを利用して複数ページ
印刷を行う際に、あらかじめマクロオブジェクトを第3
の領域へ登録しておけば、先頭ページにおいてはマクロ
データを中間コード形式のマクロオブジェクトを生成す
る処理が不要となり、かつ、次ページ以降では、マクロ
データに対する描画オブジェクトの生成処理が不要とな
り、同一のマクロデータを利用する印刷処理効率を格段
に向上できる。
【0249】第2の発明によれば、前記マクロ登録/読
出し手段は、定型フォームデータを指定する前記一連の
印刷コマンドをマクロデータとして前記第2の領域に登
録するので、外部装置から入力されて登録されたマクロ
データと入力される印刷データとを利用して複数ページ
印刷を行う際に、フォームデータに対応するオブジェク
トをあらかじめ登録しておけば、先頭ページにおいては
マクロデータを中間コード形式のマクロオブジェクトを
生成する処理が不要となり、かつ、次ページ以降では、
マクロデータに対する描画オブジェクトの生成処理が不
要となり、同一の定型フォームデータを利用する印刷処
理効率を格段に向上できる。
【0250】第3の発明によれば、前記第1の領域に登
録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録され
た前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップイ
メージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域にフ
ォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォームオ
ーバーレイ展開された前記ビットマップイメージを印刷
部に転送する制御手段を有するので、マクロ描画オブジ
ェクトと描画オブジェクトとの重畳ビットマップイメー
ジをページ単位に効率よく展開することができる。
【0251】第4の発明によれば、前記制御手段は、前
記第1の領域に登録される描画オブジェクトと前記第3
の領域に登録された前記マクロ描画オブジェクトに基づ
くビットマップイメージを前記メモリ資源内に確保され
る第4の領域にバンド単位に展開し、該第4の領域にフ
ォームオーバーレイ展開されたバンド単位の前記ビット
マップイメージを印刷部に転送するので、マクロ描画オ
ブジェクトと描画オブジェクトとの重畳ビットマップイ
メージをバンド単位に効率よく展開することができる。
【0252】第5の発明によれば、前記メモリ資源上に
確保される第2の領域は、揮発性メモリデバイスあるい
は不揮発性記憶デバイスによって構成されているので、
後付けされる印刷データに対するマクロデータを外部装
置から印刷データの受信に先立って取得し、該取得した
マクロデータあるいは既に登録されたマクロデータを利
用するオーバーレイ印刷処理時における該マクロデータ
に基づく描画オブジェクト生成処理効率をメモリデバイ
スの環境に左右されずに行うことができる。
【0253】第6の発明によれば、第2の登録手段は、
電源投入時や前記外部装置から印刷すべきデータを受信
していない空き時間に、前記マクロ登録/読出し手段に
より不揮発性記憶デバイスによって構成される前記第2
領域から読み出されるマクロデータに基づいて生成され
る中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資
源上に確保される第3の領域に登録するので、印刷処理
負担がかからない適時にマクロデータを取得してメモリ
資源の特定領域にセットアップし、マクロデータを利用
する印刷処理時には、待ち時間なく速やかにマクロ描画
オブジェクトと描画オブジェクトとによる描画処理を開
始することができる。
【0254】第7の発明によれば、前記第2の登録手段
は、前記外部装置から入力される特定の印刷コマンド受
信時に、前記マクロ登録/読出し手段により読み出され
るマクロデータに基づいて生成される中間データ形式の
マクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される第
3の領域に自動登録するので、外部装置から特定の印刷
コマンドが入力されれば、一連の印刷コマンドを解析し
てマクロデータがメモリ資源の特定領域に登録され、か
つ、登録されたマクロデータに基づくマクロ描画オブジ
ェクトを該メモリ資源の他の特定領域に登録する処理を
自動的に行うマクロデータ処理環境を自在に構築するこ
とができる。
【0255】第8の発明によれば、前記第1の登録手段
による前記第1の領域に対する描画オブジェクトの登録
中に、前記第1の領域の空き容量が不足するかどうかを
判定する容量判定手段と、前記第1の領域に登録される
描画オブジェクトと前記第3の領域に登録された前記マ
クロ描画オブジェクトに基づくビットマップイメージを
前記メモリ資源内に確保される第4の領域にフォームオ
ーバーレイ展開し、該第4の領域にフォームオーバーレ
イ展開された前記ビットマップイメージを印刷部に転送
する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記容量判定
手段が前記第1の領域の空き容量が不足すると判定した
場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブジ
ェクトをビットマップイメージに展開して再登録するの
で、入力された一連の印刷コマンドの複雑さに応じて、
メモリ資源の各領域に対する割り当てでは記憶容量が不
足する事態が発生しても、マクロ描画オブジェクトの生
成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェクト
を利用するオーバレイ描画処理を行いながら高速に印刷
処理することができる。
【0256】第9の発明によれば、前記制御手段は、前
記容量判定手段が前記第1の領域の空き容量が不足する
と判定した場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ
描画オブジェクトをビットマップイメージに展開し、該
展開されたビットマップイメージを符号化して再登録す
るので、入力された一連の印刷コマンドの複雑さに応じ
て、メモリ資源の各領域に対する割り当てでは記憶容量
が不足する事態が発生しても、マクロ描画オブジェクト
の生成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェ
クトを利用するオーバレイ描画処理を確実、かつ高速に
行えるメモリ環境を自動設定することができる。
【0257】第10の発明によれば、前記制御手段は、
符号化されたデータを復号したビットマップイメージと
前記第1の領域に登録される描画オブジェクトに基づい
て生成されるビットマップイメージとを前記メモリ資源
内に確保される第4の領域にフォームオーバーレイ展開
し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展開された前
記ビットマップイメージを印刷部に転送するので、入力
された一連の印刷コマンドの複雑さに応じて、メモリ資
源の各領域に対する割り当てでは記憶容量が不足する事
態が発生しても、マクロ描画オブジェクトの生成に必要
な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェクトを利用す
るオーバレイ描画処理を高速に行うことができる。
【0258】第11の発明によれば、前記第1の領域に
描画オブジェクトを登録する際に、前記マクロ描画オブ
ジェクトに基づくビットマップイメージを前記メモリ資
源内に確保される第4の領域にバンド単位に展開する際
のバンド展開処理時間を予測し、該予測されるバンド展
開処理時間と展開されたバンドのビットマップイメージ
の転送に要する転送処理時間とを比較して転送処理時間
がバンド展開処理時間よりも短い場合は、前記第1の領
域に登録されたマクロ描画オブジェクトをビットマップ
イメージへ展開し、該展開されたビットマップイメージ
を符号化して第3の領域へ再登録するオブジェクト生成
手段を有するので、入力された一連の印刷コマンドの複
雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対する割り当てで
は記憶容量が不足する事態が発生しても、マクロ描画オ
ブジェクトの生成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描
画オブジェクトを利用するバンド単位のオーバレイ描画
処理を確実、かつ高速に行えるメモリ環境を自動設定す
ることができる。
【0259】第12の発明によれば、前記第2の登録手
段は、前記オブジェクト生成手段によりメモリ資源上に
確保される第1の領域上に登録されたマクロ描画オブジ
ェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に複写登
録するので、オブジェクト生成手段により生成されるマ
クロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとを双方を生
成し、かつ、該生成されたマクロ描画オブジェクトと描
画オブジェクトとを特定の領域に識別登録することがで
きる。
【0260】第13の発明によれば、入力される印刷コ
マンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実
行コマンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ
描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されているか
どうかを判定する判定手段を有し、前記マクロ実行制御
手段は、前記判定手段により入力される印刷コマンドが
マクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実行コマン
ドで指定されるマクロデータに対応するマクロ描画オブ
ジェクトが前記第3の領域に登録されていると判定した
場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブジ
ェクトを前記第1の領域に読み出し、前記判定手段によ
りマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録され
ていないと判定した場合に、前記マクロ登録/読出し手
段により読み出されるマクロデータに基づいて前記オブ
ジェクト生成手段が生成する中間データ形式のマクロ描
画オブジェクトをメモリ資源上に確保される前記第1の
領域に登録するので、マクロ描画オブジェクトが前記第
3の領域に登録されているか否かを的確に判定しなが
ら、外部装置から入力されて登録されたマクロデータと
入力される印刷データとを利用して複数ページ印刷を行
う際に、先頭ページにおいてはマクロデータを中間コー
ド形式のマクロオブジェクトを生成する処理が不要とな
り、かつ、次ページ以降では、マクロデータに対する描
画オブジェクトの生成処理が不要となり、同一のマクロ
データを利用する印刷処理効率を格段に向上できる。
【0261】第14の発明は、入力される印刷コマンド
に従って中間データ形式に生成された描画オブジェクト
をメモリ資源上に確保される第1の領域に登録する第1
の登録工程と、入力される一連の印刷コマンド群からな
るマクロデータを前記メモリ資源上に確保される第2の
領域に登録あるいは該第2の領域に登録されたマクロデ
ータを読み出すマクロ登録/読出し工程と、前記マクロ
登録/読出し工程により読み出されるマクロデータに基
づいて中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモ
リ資源上に確保される第3の領域に登録する第2の登録
工程と、入力される印刷コマンドがマクロ実行コマンド
である場合に、該マクロ実行コマンドで指定されるマク
ロデータに対応するマクロ描画オブジェクトが前記第3
の領域に登録されている場合には、前記第3の領域に登
録されたマクロ描画オブジェクトを前記第1の領域に読
み出し、マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登
録されていない場合には、前記マクロ登録/読出し工程
により読み出されるマクロデータに基づいて生成される
中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源
上に確保される前記第1の領域に登録するマクロ実行工
程とを有するので、外部装置から入力されて登録された
マクロデータと入力される印刷データとを利用して複数
ページ印刷を行う際に、あらかじめマクロオブジェクト
を第3の領域へ登録しておけば、先頭ページにおいては
マクロデータを中間コード形式のマクロオブジェクトを
生成する処理が不要となり、かつ、次ページ以降では、
マクロデータに対する描画オブジェクトの生成処理が不
要となり、同一のマクロデータを利用する印刷処理効率
を格段に向上できる。
【0262】第15の発明によれば、前記マクロ登録/
読出し工程は、定型フォームデータを指定する前記一連
の印刷コマンドをマクロデータとして前記第2の領域に
登録するので、外部装置から入力されて登録されたマク
ロデータと入力される印刷データとを利用して複数ペー
ジ印刷を行う際に、あらかじめフォームデータに対応す
るオブジェクトを登録しておけば、先頭ページにおいて
はマクロデータを中間コード形式のマクロオブジェクト
を生成する処理が不要となり、かつ、次ページ以降で
は、マクロデータに対する描画オブジェクトの生成処理
が不要となり、同一の定型フォームデータを利用する印
刷処理効率を格段に向上できる。
【0263】第16の発明によれば、前記第1の領域に
登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録さ
れた前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップ
イメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域に
フォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォーム
オーバーレイ展開された前記ビットマップイメージを印
刷部に転送する転送処理工程を有するので、マクロ描画
オブジェクトと描画オブジェクトとの重畳ビットマップ
イメージをページ単位に効率よく展開することができ
る。
【0264】第17の発明によれば、前記転送処理工程
は、前記第1の領域に登録される描画オブジェクトと前
記第3の領域に登録された前記マクロ描画オブジェクト
に基づくビットマップイメージを前記メモリ資源内に確
保される第4の領域にバンド単位に展開し、該第4の領
域にフォームオーバーレイ展開されたバンド単位の前記
ビットマップイメージを印刷部に転送するので、マクロ
描画オブジェクトと描画オブジェクトとの重畳ビットマ
ップイメージをバンド単位に効率よく展開することがで
きる。
【0265】第18の発明によれば、前記メモリ資源上
に確保される第2の領域は、揮発性メモリデバイスある
いは不揮発性記憶デバイスによって構成されるので、後
付けされる印刷データに対するマクロデータを外部装置
から印刷データの受信に先立って取得し、該取得したマ
クロデータあるいは既に登録されたマクロデータを利用
するオーバーレイ印刷処理時における該マクロデータに
基づく描画オブジェクト生成処理効率をメモリデバイス
の環境に左右されずに行うことができる。
【0266】第19の発明によれば、前記第2の登録工
程は、電源投入時や前記外部装置から印刷すべきデータ
を受信していない空き時間に、前記マクロ登録/読出し
工程により不揮発性記憶デバイスによって構成される前
記第2の領域から読み出されるマクロデータに基づいて
生成される中間データ形式のマクロ描画オブジェクトを
メモリ資源上に確保される第3の領域に登録するので、
印刷処理負担がかからない適時にマクロデータを取得し
てメモリ資源の特定領域にセットアップし、マクロデー
タを利用する印刷処理時には、待ち時間なく速やかにマ
クロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとによる描画
処理を開始することができる。
【0267】第20の発明によれば、前記第2の登録工
程は、前記外部装置から入力される特定の印刷コマンド
受信時に、前記マクロ登録/読出し工程により読み出さ
れるマクロデータに基づいて生成される中間データ形式
のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される
第3の領域に自動登録するので、外部装置から特定の印
刷コマンドが入力されれば、一連の印刷コマンドを解析
してマクロデータがメモリ資源の特定領域に登録され、
かつ、登録されたマクロデータに基づくマクロ描画オブ
ジェクトを該メモリ資源の他の特定領域に登録する処理
を自動的に行うマクロデータ処理環境を自在に構築する
ことができる。
【0268】第21の発明によれば、前記第1の登録工
程による前記第1の領域に対する描画オブジェクトの登
録中に、前記第1の領域の空き容量が不足するかどうか
を判定する容量判定工程と、前記第1の領域に登録され
る描画オブジェクトと前記第3の領域に登録された前記
マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップイメージ
を前記メモリ資源内に確保される第4の領域にフォーム
オーバーレイ展開し、該第4の領域にフォームオーバー
レイ展開された前記ビットマップイメージを印刷部に転
送する転送処理工程とを有し、前記転送処理工程は、前
記容量判定工程により前記第1の領域の空き容量が不足
すると判定した場合に、前記第3の領域に登録されたマ
クロ描画オブジェクトをビットマップイメージに展開し
て再登録するので、入力された一連の印刷コマンドの複
雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対する割り当てで
は記憶容量が不足する事態が発生しても、マクロ描画オ
ブジェクトの生成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描
画オブジェクトを利用するオーバレイ描画処理を行いな
がら高速に印刷処理することができる。
【0269】第22の発明によれば、前記転送処理工程
は、前記容量判定工程により前記第1の領域の空き容量
が不足すると判定した場合に、前記第3の領域に登録さ
れたマクロ描画オブジェクトをビットマップイメージに
展開し、該展開されたビットマップイメージを符号化し
て再登録するので、入力された一連の印刷コマンドの複
雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対する割り当てで
は記憶容量が不足する事態が発生しても、マクロ描画オ
ブジェクトの生成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描
画オブジェクトを利用するオーバレイ描画処理を確実、
かつ高速に行えるメモリ環境を自動設定することができ
る。
【0270】第23の発明によれば、前記転送処理工程
は、符号化されたデータを復号したビットマップイメー
ジと前記第1の領域に登録される描画オブジェクトに基
づいて生成されるビットマップイメージとを前記メモリ
資源内に確保される第4の領域にフォームオーバーレイ
展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展開され
た前記ビットマップイメージを印刷部に転送するので、
入力された一連の印刷コマンドの複雑さに応じて、メモ
リ資源の各領域に対する割り当てでは記憶容量が不足す
る事態が発生しても、マクロ描画オブジェクトの生成に
必要な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェクトを利
用するオーバレイ描画処理を高速に行うことができる。
【0271】第24の発明によれば、前記第1の領域に
描画オブジェクトを登録する際に、前記マクロ描画オブ
ジェクトに基づくビットマップイメージを前記メモリ資
源内に確保される第4の領域にバンド単位に展開する際
のバンド展開処理時間を予測し、該予測されるバンド展
開処理時間と展開されたバンドのビットマップイメージ
の転送に要する転送処理時間とを比較して転送処理時間
がバンド展開処理時間よりも短い場合は、前記第1の領
域に登録されたマクロ描画オブジェクトをビットマップ
イメージへ展開し、該展開されたビットマップイメージ
を符号化して第3の領域へ再登録するオブジェクト生成
工程を有するので、入力された一連の印刷コマンドの複
雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対する割り当てで
は記憶容量が不足する事態が発生しても、マクロ描画オ
ブジェクトの生成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描
画オブジェクトを利用するバンド単位のオーバレイ描画
処理を確実、かつ高速に行えるメモリ環境を自動設定す
ることができる。
【0272】第25の発明によれば、前記第2の登録工
程は、前記オブジェクト生成工程によりメモリ資源上に
確保される第1の領域上に登録されたマクロ描画オブジ
ェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に複写登
録するので、オブジェクト生成工程により生成されるマ
クロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとを双方を生
成し、かつ、該生成されたマクロ描画オブジェクトと描
画オブジェクトとを特定の領域に識別登録することがで
きる。
【0273】第26の発明によれば、入力される印刷コ
マンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実
行コマンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ
描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されているか
どうかを判定する判定工程を有し、前記マクロ実行工程
は、前記判定工程により入力される印刷コマンドがマク
ロ実行コマンドである場合に、該マクロ実行コマンドで
指定されるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェ
クトが前記第3の領域に登録されていると判定した場合
に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブジェク
トを前記第1の領域に読み出し、前記判定工程によりマ
クロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されてい
ないと判定した場合に、前記マクロ登録/読出し工程に
より読み出されるマクロデータに基づいて生成される中
間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上
に確保される前記第1の領域に登録するので、マクロ描
画オブジェクトが前記第3の領域に登録されているか否
かを的確に判定しながら、外部装置から入力されて登録
されたマクロデータと入力される印刷データとを利用し
て複数ページ印刷を行う際に、先頭ページにおいてはマ
クロデータを中間コード形式のマクロオブジェクトを生
成する処理が不要となり、かつ、次ページ以降では、マ
クロデータに対する描画オブジェクトの生成処理が不要
となり、同一のマクロデータを利用する印刷処理効率を
格段に向上できる。
【0274】第27の発明によれば、入力される印刷コ
マンドに従って中間データ形式に生成された描画オブジ
ェクトをメモリ資源上に確保される第1の領域に登録す
る第1の登録工程と、入力される一連の印刷コマンド群
からなるマクロデータを前記メモリ資源上に確保される
第2の領域に登録あるいは該第2の領域に登録されたマ
クロデータを読み出すマクロ登録/読出し工程と、前記
マクロ登録/読出し工程により読み出されるマクロデー
タに基づいて中間データ形式のマクロ描画オブジェクト
をメモリ資源上に確保される第3の領域に登録する第2
の登録工程と、入力される印刷コマンドがマクロ実行コ
マンドである場合に、該マクロ実行コマンドで指定され
るマクロデータに対応するマクロ描画オブジェクトが前
記第3の領域に登録されている場合には、前記第3の領
域に登録されたマクロ描画オブジェクトを前記第1の領
域に読み出し、マクロ描画オブジェクトが前記第3の領
域に登録されていない場合には、前記マクロ登録/読出
し工程により読み出されるマクロデータに基づいて生成
される中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモ
リ資源上に確保される前記第1の領域に登録するマクロ
実行工程とを有するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを記憶媒体に格納したので、外部装置から入力さ
れて登録されたマクロデータと入力される印刷データと
を利用して複数ページ印刷を行う際に、あらかじめマク
ロオブジェクトを第3の領域へ登録しておけば、先頭ペ
ージにおいてはマクロデータを中間コード形式のマクロ
オブジェクトを生成する処理が不要となり、かつ、次ペ
ージ以降では、マクロデータに対する描画オブジェクト
の生成処理が不要となり、同一のマクロデータを利用す
る印刷処理効率を格段に向上できる。
【0275】本発明に係る第28の発明は、前記マクロ
登録/読出し工程は、定型フォームデータを指定する前
記一連の印刷コマンドをマクロデータとして前記第2の
領域に登録するコンピュータが読み出し可能なプログラ
ムを記憶媒体に格納したので、外部装置から入力されて
登録されたマクロデータと入力される印刷データとを利
用して複数ページ印刷を行う際に、あらかじめフォーム
データに対応するオブジェクトを登録しておけば、先頭
ページにおいてはマクロデータを中間コード形式のマク
ロオブジェクトを生成する処理が不要となり、かつ、次
ページ以降では、マクロデータに対する描画オブジェク
トの生成処理が不要となり、同一の定型フォームデータ
を利用する印刷処理効率を格段に向上できる。
【0276】第29の発明によれば、前記第1の領域に
登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録さ
れた前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップ
イメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域に
フォームオーバーレイ展開し、該第4の領域にフォーム
オーバーレイ展開された前記ビットマップイメージを前
記印刷部に転送する転送処理工程を有するコンピュータ
が読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したの
で、マクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとの重
畳ビットマップイメージをページ単位に効率よく展開す
ることができる。
【0277】第30の発明によれば、前記転送処理工程
は、前記第1の領域に登録される描画オブジェクトと前
記第3の領域に登録された前記マクロ描画オブジェクト
に基づくビットマップイメージを前記メモリ資源内に確
保される第4の領域にバンド単位に展開し、該第4の領
域にフォームオーバーレイ展開されたバンド単位の前記
ビットマップイメージを印刷部に転送するコンピュータ
が読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したの
で、マクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとの重
畳ビットマップイメージをバンド単位に効率よく展開す
ることができる。
【0278】第31の発明によれば、前記第2の登録工
程は、電源投入時や前記外部装置から印刷すべきデータ
を受信していない空き時間に、前記マクロ登録/読出し
工程により読み出されるマクロデータに基づいて生成さ
れる中間データ形式のマクロ描画オブジェクトを不揮発
性記憶デバイスによって構成されるメモリ資源上に確保
される第3の領域に登録するコンピュータが読み出し可
能なプログラムを記憶媒体に格納したので、印刷処理負
担がかからない適時にマクロデータを取得してメモリ資
源の特定領域にセットアップし、マクロデータを利用す
る印刷処理時には、待ち時間なく速やかにマクロ描画オ
ブジェクトと描画オブジェクトとによる描画処理を開始
することができる。
【0279】第32の発明によれば、前記第2の登録工
程は、前記外部装置から入力される特定の印刷コマンド
受信時に、前記マクロ登録/読出し工程により読み出さ
れるマクロデータに基づいて生成される中間データ形式
のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される
第3の領域に自動登録するコンピュータが読み出し可能
なプログラムを記憶媒体に格納したので、外部装置から
特定の印刷コマンドが入力されれば、一連の印刷コマン
ドを解析してマクロデータがメモリ資源の特定領域に登
録され、かつ、登録されたマクロデータに基づくマクロ
描画オブジェクトを該メモリ資源の他の特定領域に登録
する処理を自動的に行うマクロデータ処理環境を自在に
構築することができる。
【0280】第33の発明によれば、前記第1の登録工
程による前記第1の領域に対する描画オブジェクトの登
録中に、前記第1の領域の空き容量が不足するかどうか
を判定する容量判定工程と、前記第1の領域に登録され
る描画オブジェクトと前記第3の領域に登録された前記
マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップイメージ
を前記メモリ資源内に確保される第4の領域にフォーム
オーバーレイ展開し、該第4の領域にフォームオーバー
レイ展開された前記ビットマップイメージを前記印刷部
に転送する転送処理工程とを有し、前記転送処理工程
は、前記容量判定工程により前記第1の領域の空き容量
が不足すると判定した場合に、前記第3の領域に登録さ
れたマクロ描画オブジェクトをビットマップイメージに
展開して再登録するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを記憶媒体に格納したので、入力された一連の印
刷コマンドの複雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対
する割り当てでは記憶容量が不足する事態が発生して
も、マクロ描画オブジェクトの生成に必要な記憶領域を
確保し、マクロ描画オブジェクトを利用するオーバレイ
描画処理を行いながら高速に印刷処理することができ
る。
【0281】第34の発明によれば、前記転送処理工程
は、前記容量判定工程により前記第1の領域の空き容量
が不足すると判定した場合に、前記第3の領域に登録さ
れたマクロ描画オブジェクトをビットマップイメージに
展開し、該展開されたビットマップイメージを符号化し
て再登録するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を記憶媒体に格納したので、入力された一連の印刷コマ
ンドの複雑さに応じて、メモリ資源の各領域に対する割
り当てでは記憶容量が不足する事態が発生しても、マク
ロ描画オブジェクトの生成に必要な記憶領域を確保し、
マクロ描画オブジェクトを利用するオーバレイ描画処理
を確実、かつ高速に行えるメモリ環境を自動設定するこ
とができる。
【0282】第35の発明によれば、前記転送処理工程
は、符号化されたデータを復号したビットマップイメー
ジと前記第1の領域に登録される描画オブジェクトに基
づいて生成されるビットマップイメージとを前記メモリ
資源内に確保される第4の領域にフォームオーバーレイ
展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展開され
た前記ビットマップイメージを印刷部に転送するコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納し
たので、入力された一連の印刷コマンドの複雑さに応じ
て、メモリ資源の各領域に対する割り当てでは記憶容量
が不足する事態が発生しても、マクロ描画オブジェクト
の生成に必要な記憶領域を確保し、マクロ描画オブジェ
クトを利用するオーバレイ描画処理を高速に行うことが
できる。
【0283】第36の発明によれば、前記第1の領域に
登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録さ
れた前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップ
イメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域に
バンド単位に展開する際に、バンド展開処理時間を予測
し、該予測されるバンド展開処理時間と展開されたバン
ドのビットマップイメージの転送に要する転送処理時間
とを比較して、前記第3の領域に登録されたマクロ描画
オブジェクトをビットマップイメージを展開し、該展開
されたビットマップイメージを符号化して再登録するオ
ブジェクト生成工程を有するコンピュータが読み出し可
能なプログラムを記憶媒体に格納したので、入力された
一連の印刷コマンドの複雑さに応じて、メモリ資源の各
領域に対する割り当てでは記憶容量が不足する事態が発
生しても、マクロ描画オブジェクトの生成に必要な記憶
領域を確保し、マクロ描画オブジェクトを利用するバン
ド単位のオーバレイ描画処理を確実、かつ高速に行える
メモリ環境を自動設定することができる。
【0284】第37の発明によれば、前記第2の登録工
程は、前記オブジェクト生成工程によりメモリ資源上に
確保される第1の領域上に登録されたマクロ描画オブジ
ェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に複写登
録するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶
媒体に格納したので、オブジェクト生成工程により生成
されるマクロ描画オブジェクトと描画オブジェクトとの
双方を生成し、かつ、該生成されたマクロ描画オブジェ
クトと描画オブジェクトとを特定の領域に識別登録する
ことができる。
【0285】第38の発明によれば、入力される印刷コ
マンドがマクロ実行コマンドである場合に、該マクロ実
行コマンドで指定されるマクロデータに対応するマクロ
描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されているか
どうかを判定する判定工程を有し、前記マクロ実行工程
は、前記判定工程により入力される印刷コマンドがマク
ロ実行コマンドである場合で、該マクロ実行コマンドで
指定されるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェ
クトが前記第3の領域に登録されていると判定した場合
に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブジェク
トを前記第1の領域に読み出し、前記判定工程によりマ
クロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されてい
ないと判定した場合に、前記マクロ登録/読出し工程に
より読み出されるマクロデータに基づいて生成される中
間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上
に確保される前記第1の領域に登録するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したので、
マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されて
いるか否かを的確に判定しながら、外部装置から入力さ
れて登録されたマクロデータと入力される印刷データと
を利用して複数ページ印刷を行う際に、先頭ページにお
いてはマクロデータを中間コード形式のマクロオブジェ
クトを生成する処理が不要となり、かつ、次ページ以降
では、マクロデータに対する描画オブジェクトの生成処
理が不要となり、同一のマクロデータを利用する印刷処
理効率を格段に向上できる。
【0286】従って、外部装置から入力される一連の印
刷コマンドからなるマクロデータを解析し、該マクロデ
ータから中間データ形式のマクロ描画オブジェクトを生
成して後付けされる描画オブジェクトを合成する印刷処
理を行う際に要する各ページのオーバレイ描画処理時間
を格段に短縮でき、フォームオーバーレイ等のように同
一のフォームデータを利用するスループットを格段に向
上させることができる印刷処理環境を自在に構築するこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な印刷処理装置の概略構造を
示すブロック図である。
【図2】図1に示したレーザビームプリンタ本体の内部
構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す印刷処理装置の基
本構成を説明するブロック図である。
【図4】図3に示したRAM上での描画処理を説明する
図である。
【図5】本発明に係る印刷処理装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図3に示したマクロオブジェクト/バンドラス
タ格納部のメモリ構成概略を示す図である。
【図7】図6に示したマクロオブジェクト/バンドラス
タ格納部上に格納されるマクロラスタの構成を説明する
図である。
【図8】本発明に係る印刷処理装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷処理装置における第3のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る印刷処理装置における第4のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る印刷処理装置における第5のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る印刷処理装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 301 CPU 302 ROM 303 プログラムROM 303a 描画オブジェクト生成部 303b マクロデータ登録/読出し部 303c 描画オブジェクト検索部 303d マクロオブジェクト検索部 303e マクロ実行制御部 303f マクロオブジェクト生成部 303g ラスタ圧縮/伸長部 304 フォントROM 305 RAM 305a 描画オブジェクト格納部 305b マクロデータ格納部 305c バンドメモリ 305d マクロオブジェクト/バンドラスタ格納部 305e ワークメモリ

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される印刷コマンドに従って中間デ
    ータ形式に生成された描画オブジェクトをメモリ資源上
    に確保される第1の領域に登録する第1の登録手段と、 入力される一連の印刷コマンド群からなるマクロデータ
    を前記メモリ資源上に確保される第2の領域に登録ある
    いは該第2の領域に登録されたマクロデータを読み出す
    マクロ登録/読出し手段と、 前記マクロ登録/読出し手段により読み出されるマクロ
    データに基づいて中間データ形式のマクロ描画オブジェ
    クトをメモリ資源上に確保される第3の領域に登録する
    第2の登録手段と、 入力される印刷コマンドがマクロ実行コマンドである場
    合に、該マクロ実行コマンドで指定されるマクロデータ
    に対応するマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に
    登録されている場合には、前記第3の領域に登録された
    マクロ描画オブジェクトを前記第1の領域に読み出し、 マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されて
    いない場合には、前記マクロ登録/読出し手段により読
    み出されるマクロデータに基づいて生成される中間デー
    タ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保
    される前記第1の領域に登録するマクロ実行制御手段
    と、を有することを特徴とする印刷処理装置。
  2. 【請求項2】 前記マクロ登録/読出し手段は、定型フ
    ォームデータを指定する前記一連の印刷コマンドをマク
    ロデータとして前記第2の領域に登録することを特徴と
    する請求項1記載の印刷処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の領域に登録される描画オブジ
    ェクトと前記第3の領域に登録された前記マクロ描画オ
    ブジェクトに基づくビットマップイメージを前記メモリ
    資源内に確保される第4の領域にフォームオーバーレイ
    展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展開され
    た前記ビットマップイメージを印刷部に転送する制御手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の印刷処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の領域に登録
    される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録された
    前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマップイメ
    ージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域にバン
    ド単位に展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ
    展開されたバンド単位の前記ビットマップイメージを印
    刷部に転送することを特徴とする請求項3記載の印刷処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリ資源上に確保される第2の領
    域は、揮発性メモリデバイスあるいは不揮発性記憶デバ
    イスによって構成されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の印刷処理装置。
  6. 【請求項6】 第2の登録手段は、電源投入時や前記外
    部装置から印刷すべきデータを受信していない空き時間
    に、前記マクロ登録/読出し手段により不揮発性記憶デ
    バイスによって構成される前記第2の領域から読み出さ
    れるマクロデータに基づいて生成される中間データ形式
    のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される
    第3の領域に登録することを特徴とする請求項1記載の
    印刷処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の登録手段は、前記外部装置か
    ら入力される特定の印刷コマンド受信時に、前記マクロ
    登録/読出し手段により読み出されるマクロデータに基
    づいて生成される中間データ形式のマクロ描画オブジェ
    クトをメモリ資源上に確保される第3の領域に自動登録
    することを特徴とする請求項1記載の印刷処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の登録手段による前記第1の領
    域に対する描画オブジェクトの登録中に、前記第1の領
    域の空き容量が不足するかどうかを判定する容量判定手
    段と、 前記第1の領域に登録される描画オブジェクトと前記第
    3の領域に登録された前記マクロ描画オブジェクトに基
    づくビットマップイメージを前記メモリ資源内に確保さ
    れる第4の領域にフォームオーバーレイ展開し、該第4
    の領域にフォームオーバーレイ展開された前記ビットマ
    ップイメージを印刷部に転送する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記容量判定手段が前記第1の領域の
    空き容量が不足すると判定した場合に、前記第3の領域
    に登録されたマクロ描画オブジェクトをビットマップイ
    メージに展開して再登録することを特徴とする請求項1
    記載の印刷処理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記容量判定手段が前
    記第1の領域の空き容量が不足すると判定した場合に、
    前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブジェクトを
    ビットマップイメージをに展開し、該展開されたビット
    マップイメージを符号化して再登録することを特徴とす
    る請求項8記載の印刷処理装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、符号化されたデータ
    を復号したビットマップイメージと前記第1の領域に登
    録される描画オブジェクトに基づいて生成されるビット
    マップイメージとを前記メモリ資源内に確保される第4
    の領域にフォームオーバーレイ展開し、該第4の領域に
    フォームオーバーレイ展開された前記ビットマップイメ
    ージを印刷部に転送することを特徴とする請求項8記載
    の印刷処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の領域に描画オブジェクトを
    登録する際に、前記マクロ描画オブジェクトに基づくビ
    ットマップイメージを前記メモリ資源内に確保される第
    4の領域にバンド単位に展開する際のバンド展開処理時
    間を予測し、該予測されるバンド展開処理時間と展開さ
    れたバンドのビットマップイメージの転送に要する転送
    処理時間とを比較して転送処理時間がバンド展開処理時
    間よりも短い場合は、前記第1の領域に登録されたマク
    ロ描画オブジェクトをビットマップイメージへ展開し、
    該展開されたビットマップイメージを符号化して第3の
    領域へ再登録するオブジェクト生成手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の印刷処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の登録手段は、前記オブジェ
    クト生成手段によりメモリ資源上に確保される第1の領
    域上に登録されたマクロ描画オブジェクトをメモリ資源
    上に確保される第3の領域に複写登録することを特徴と
    する請求項1記載の印刷処理装置。
  13. 【請求項13】 入力される印刷コマンドがマクロ実行
    コマンドである場合に、該マクロ実行コマンドで指定さ
    れるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェクトが
    前記第3の領域に登録されているかどうかを判定する判
    定手段を有し、前記マクロ実行制御手段は、前記判定手
    段により入力される印刷コマンドがマクロ実行コマンド
    である場合に、該マクロ実行コマンドで指定されるマク
    ロデータに対応するマクロ描画オブジェクトが前記第3
    の領域に登録されていると判定した場合に、前記第3の
    領域に登録されたマクロ描画オブジェクトを前記第1の
    領域に読み出し、前記判定手段によりマクロ描画オブジ
    ェクトが前記第3の領域に登録されていないと判定した
    場合に、前記マクロ登録/読出し手段により読み出され
    るマクロデータに基づいて前記オブジェクト生成手段が
    生成する中間データ形式のマクロ描画オブジェクトをメ
    モリ資源上に確保される前記第1の領域に登録すること
    を特徴とする請求項1記載の印刷処理装置。
  14. 【請求項14】 入力される印刷コマンドに従って中間
    データ形式に生成された描画オブジェクトをメモリ資源
    上に確保される第1の領域に登録する第1の登録工程
    と、 入力される一連の印刷コマンド群からなるマクロデータ
    を前記メモリ資源上に確保される第2の領域に登録ある
    いは該第2の領域に登録されたマクロデータを読み出す
    マクロ登録/読出し工程と、 前記マクロ登録/読出し工程により読み出されるマクロ
    データに基づいて中間データ形式のマクロ描画オブジェ
    クトをメモリ資源上に確保される第3の領域に登録する
    第2の登録工程と、 入力される印刷コマンドがマクロ実行コマンドである場
    合に、該マクロ実行コマンドで指定されるマクロデータ
    に対応するマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に
    登録されている場合には、前記第3の領域に登録された
    マクロ描画オブジェクトを前記第1の領域に読み出し、 マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されて
    いない場合には、前記マクロ登録/読出し工程により読
    み出されるマクロデータに基づいて生成される中間デー
    タ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保
    される前記第1の領域に登録するマクロ実行工程と、を
    有することを特徴とする印刷処理装置のデータ処理方
    法。
  15. 【請求項15】 前記マクロ登録/読出し工程は、定型
    フォームデータを指定する前記一連の印刷コマンドをマ
    クロデータとして前記第2の領域に登録することを特徴
    とする請求項14記載の印刷処理装置のデータ処理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記第1の領域に登録される描画オブ
    ジェクトと前記第3の領域に登録された前記マクロ描画
    オブジェクトに基づくビットマップイメージを前記メモ
    リ資源内に確保される第4の領域にフォームオーバーレ
    イ展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展開さ
    れた前記ビットマップイメージを印刷部に転送する転送
    処理工程を有することを特徴とする請求項14記載の印
    刷処理装置のデータ処理方法。
  17. 【請求項17】 前記転送処理工程は、前記第1の領域
    に登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録
    された前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマッ
    プイメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域
    にバンド単位に展開し、該第4の領域にフォームオーバ
    ーレイ展開されたバンド単位の前記ビットマップイメー
    ジを印刷部に転送することを特徴とする請求項16記載
    の印刷処理装置のデータ処理方法。
  18. 【請求項18】 前記メモリ資源上に確保される第2の
    領域は、揮発性メモリデバイスあるいは不揮発性記憶デ
    バイスによって構成されていることを特徴とする請求項
    14または15に記載の印刷処理装置のデータ処理方
    法。
  19. 【請求項19】 前記第2の登録工程は、電源投入時や
    前記外部装置から印刷すべきデータを受信していない空
    き時間に、前記マクロ登録/読出し工程により不揮発性
    記憶デバイスによって構成される前記第2の領域から読
    み出されるマクロデータに基づいて生成される中間デー
    タ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保
    される第3の領域に登録することを特徴とする請求項1
    4記載の印刷処理装置のデータ処理方法。
  20. 【請求項20】 前記第2の登録工程は、前記外部装置
    から入力される特定の印刷コマンド受信時に、前記マク
    ロ登録/読出し工程により読み出されるマクロデータに
    基づいて生成される中間データ形式のマクロ描画オブジ
    ェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に自動登
    録することを特徴とする請求項14記載の印刷処理装置
    のデータ処理方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の登録工程による前記第1の
    領域に対する描画オブジェクトの登録中に、前記第1の
    領域の空き容量が不足するかどうかを判定する容量判定
    工程と、 前記第1の領域に登録される描画オブジェクトと前記第
    3の領域に登録された前記マクロ描画オブジェクトに基
    づくビットマップイメージを前記メモリ資源内に確保さ
    れる第4の領域にフォームオーバーレイ展開し、該第4
    の領域にフォームオーバーレイ展開された前記ビットマ
    ップイメージを印刷部に転送する転送処理工程とを有
    し、 前記転送処理工程は、前記容量判定工程により前記第1
    の領域の空き容量が不足すると判定した場合に、前記第
    3の領域に登録されたマクロ描画オブジェクトをビット
    マップイメージに展開して再登録することを特徴とする
    請求項14記載の印刷処理装置のデータ処理方法。
  22. 【請求項22】 前記転送処理工程は、前記容量判定工
    程により前記第1の領域の空き容量が不足すると判定し
    た場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブ
    ジェクトをビットマップイメージに展開し、該展開され
    たビットマップイメージを符号化して再登録することを
    特徴とする請求項21記載の印刷処理装置のデータ処理
    方法。
  23. 【請求項23】 前記転送処理工程は、符号化されたデ
    ータを復号したビットマップイメージと前記第1の領域
    に登録される描画オブジェクトに基づいて生成されるビ
    ットマップイメージとを前記メモリ資源内に確保される
    第4の領域にフォームオーバーレイ展開し、該第4の領
    域にフォームオーバーレイ展開された前記ビットマップ
    イメージを印刷部に転送することを特徴とする請求項2
    1記載の印刷処理装置のデータ処理方法。
  24. 【請求項24】 前記第1の領域に描画オブジェクトを
    登録する際に、前記マクロ描画オブジェクトに基づくビ
    ットマップイメージを前記メモリ資源内に確保される第
    4の領域にバンド単位に展開する際のバンド展開処理時
    間を予測し、該予測されるバンド展開処理時間と展開さ
    れたバンドのビットマップイメージの転送に要する転送
    処理時間とを比較して転送処理時間がバンド展開処理時
    間よりも短い場合は、前記第1の領域に登録されたマク
    ロ描画オブジェクトをビットマップイメージへ展開し、
    該展開されたビットマップイメージを符号化して第3の
    領域へ再登録するオブジェクト生成工程を有することを
    特徴とする請求項14記載の印刷処理装置のデータ処理
    方法。
  25. 【請求項25】 前記第2の登録工程は、前記オブジェ
    クト生成工程によりメモリ資源上に確保される第1の領
    域上に登録されたマクロ描画オブジェクトをメモリ資源
    上に確保される第3の領域に複写登録することを特徴と
    する請求項14記載の印刷処理装置のデータ処理方法。
  26. 【請求項26】 入力される印刷コマンドがマクロ実行
    コマンドである場合に、該マクロ実行コマンドで指定さ
    れるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェクトが
    前記第3の領域に登録されているかどうかを判定する判
    定工程を有し、前記マクロ実行工程は、前記判定工程に
    より入力される印刷コマンドがマクロ実行コマンドであ
    る場合で、該マクロ実行コマンドで指定されるマクロデ
    ータに対応するマクロ描画オブジェクトが前記第3の領
    域に登録されていると判定した場合に、前記第3の領域
    に登録されたマクロ描画オブジェクトを前記第1の領域
    に読み出し、前記判定工程によりマクロ描画オブジェク
    トが前記第3の領域に登録されていないと判定した場合
    に、前記マクロ登録/読出し工程により読み出されるマ
    クロデータに基づいて生成される中間データ形式のマク
    ロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される前記第
    1の領域に登録することを特徴とする請求項14記載の
    印刷処理装置のデータ処理方法。
  27. 【請求項27】 入力される印刷コマンドに従って中間
    データ形式に生成された描画オブジェクトをメモリ資源
    上に確保される第1の領域に登録する第1の登録工程
    と、 入力される一連の印刷コマンド群からなるマクロデータ
    を前記メモリ資源上に確保される第2の領域に登録ある
    いは該第2の領域に登録されたマクロデータを読み出す
    マクロ登録/読出し工程と、 前記マクロ登録/読出し工程により読み出されるマクロ
    データに基づいて中間データ形式のマクロ描画オブジェ
    クトをメモリ資源上に確保される第3の領域に登録する
    第2の登録工程と、 入力される印刷コマンドがマクロ実行コマンドである場
    合に、該マクロ実行コマンドで指定されるマクロデータ
    に対応するマクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に
    登録されている場合には、前記第3の領域に登録された
    マクロ描画オブジェクトを前記第1の領域に読み出し、 マクロ描画オブジェクトが前記第3の領域に登録されて
    いない場合には、前記マクロ登録/読出し工程により読
    み出されるマクロデータに基づいて生成される中間デー
    タ形式のマクロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保
    される前記第1の領域に登録するマクロ実行工程と、を
    有することを特徴とするコンピュータが読み出し可能な
    プログラムを格納した記憶媒体。
  28. 【請求項28】 前記マクロ登録/読出し工程は、定型
    フォームデータを指定する前記一連の印刷コマンドをマ
    クロデータとして前記第2の領域に登録することを特徴
    とする請求項27記載のコンピュータが読み出し可能な
    プログラムを格納した記憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記第1の領域に登録される描画オブ
    ジェクトと前記第3の領域に登録された前記マクロ描画
    オブジェクトに基づくビットマップイメージを前記メモ
    リ資源内に確保される第4の領域にフォームオーバーレ
    イ展開し、該第4の領域にフォームオーバーレイ展開さ
    れた前記ビットマップイメージを前記印刷部に転送する
    転送処理工程を有することを特徴とする請求項27記載
    のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
    記憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記転送処理工程は、前記第1の領域
    に登録される描画オブジェクトと前記第3の領域に登録
    された前記マクロ描画オブジェクトに基づくビットマッ
    プイメージを前記メモリ資源内に確保される第4の領域
    にバンド単位に展開し、該第4の領域にフォームオーバ
    ーレイ展開されたバンド単位の前記ビットマップイメー
    ジを印刷部に転送することを特徴とする請求項27記載
    のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
    記憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記第2の登録工程は、電源投入時や
    前記外部装置から印刷すべきデータを受信していない空
    き時間に、前記マクロ登録/読出し工程により読み出さ
    れるマクロデータに基づいて生成される中間データ形式
    のマクロ描画オブジェクトを不揮発性記憶デバイスによ
    って構成されるメモリ資源上に確保される第3の領域に
    登録することを特徴とする請求項27記載のコンピュー
    タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  32. 【請求項32】 前記第2の登録工程は、前記外部装置
    から入力される特定の印刷コマンド受信時に、前記マク
    ロ登録/読出し工程により読み出されるマクロデータに
    基づいて生成される中間データ形式のマクロ描画オブジ
    ェクトをメモリ資源上に確保される第3の領域に自動登
    録することを特徴とする請求項27記載のコンピュータ
    が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  33. 【請求項33】 前記第1の登録工程による前記第1の
    領域に対する描画オブジェクトの登録中に、前記第1の
    領域の空き容量が不足するかどうかを判定する容量判定
    工程と、 前記第1の領域に登録される描画オブジェクトと前記第
    3の領域に登録された前記マクロ描画オブジェクトに基
    づくビットマップイメージを前記メモリ資源内に確保さ
    れる第4の領域にフォームオーバーレイ展開し、該第4
    の領域にフォームオーバーレイ展開された前記ビットマ
    ップイメージを前記印刷部に転送する転送処理工程とを
    有し、 前記転送処理工程は、前記容量判定工程により前記第1
    の領域の空き容量が不足すると判定した場合に、前記第
    3の領域に登録されたマクロ描画オブジェクトをビット
    マップイメージに展開して再登録することを特徴とする
    請求項27記載のコンピュータが読み出し可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体。
  34. 【請求項34】 前記転送処理工程は、前記容量判定工
    程により前記第1の領域の空き容量が不足すると判定し
    た場合に、前記第3の領域に登録されたマクロ描画オブ
    ジェクトをビットマップイメージに展開し、該展開され
    たビットマップイメージを符号化して再登録することを
    特徴とする請求項33記載のコンピュータが読み出し可
    能なプログラムを格納した記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記転送処理工程は、符号化されたデ
    ータを復号したビットマップイメージと前記第1の領域
    に登録される描画オブジェクトに基づいて生成されるビ
    ットマップイメージとを前記メモリ資源内に確保される
    第4の領域にフォームオーバーレイ展開し、該第4の領
    域にフォームオーバーレイ展開された前記ビットマップ
    イメージを印刷部に転送することを特徴とする請求項3
    3記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
    納した記憶媒体。
  36. 【請求項36】 前記第1の領域に登録される描画オブ
    ジェクトと前記第3の領域に登録された前記マクロ描画
    オブジェクトに基づくビットマップイメージを前記メモ
    リ資源内に確保される第4の領域にバンド単位に展開す
    る際に、バンド展開処理時間を予測し、該予測されるバ
    ンド展開処理時間と展開されたバンドのビットマップイ
    メージの転送に要する転送処理時間とを比較して、前記
    第3の領域に登録されたマクロ描画オブジェクトをビッ
    トマップイメージに展開し、該展開されたビットマップ
    イメージを符号化して再登録するオブジェクト生成工程
    を有することを特徴とする請求項27記載のコンピュー
    タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  37. 【請求項37】 前記第2の登録工程は、前記オブジェ
    クト生成工程によりメモリ資源上に確保される第1の領
    域上に登録されたマクロ描画オブジェクトをメモリ資源
    上に確保される第3の領域に複写登録することを特徴と
    する請求項25記載のコンピュータが読み出し可能なプ
    ログラムを格納した記憶媒体。
  38. 【請求項38】 入力される印刷コマンドがマクロ実行
    コマンドである場合に、該マクロ実行コマンドで指定さ
    れるマクロデータに対応するマクロ描画オブジェクトが
    前記第3の領域に登録されているかどうかを判定する判
    定工程を有し、前記マクロ実行工程は、前記判定工程に
    より入力される印刷コマンドがマクロ実行コマンドであ
    る場合で、該マクロ実行コマンドで指定されるマクロデ
    ータに対応するマクロ描画オブジェクトが前記第3の領
    域に登録されていると判定した場合に、前記第3の領域
    に登録されたマクロ描画オブジェクトを前記第1の領域
    に読み出し、前記判定工程によりマクロ描画オブジェク
    トが前記第3の領域に登録されていないと判定した場合
    に、前記マクロ登録/読出し工程により読み出されるマ
    クロデータに基づいて生成される中間データ形式のマク
    ロ描画オブジェクトをメモリ資源上に確保される前記第
    1の領域に登録することを特徴とする請求項27記載の
    コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
    憶媒体。
JP10109643A 1998-04-20 1998-04-20 印刷処理装置および印刷処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 Pending JPH11305962A (ja)

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JP2010173236A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、プログラム及びデータ処理方法
JP2017177714A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置および画像形成方法
JP2018001692A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、及び、制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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