JPH10236287A - 車両用補助台車 - Google Patents

車両用補助台車

Info

Publication number
JPH10236287A
JPH10236287A JP4529997A JP4529997A JPH10236287A JP H10236287 A JPH10236287 A JP H10236287A JP 4529997 A JP4529997 A JP 4529997A JP 4529997 A JP4529997 A JP 4529997A JP H10236287 A JPH10236287 A JP H10236287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
roller
driving
auxiliary
frame portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4529997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2952474B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Suzuki
利幸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TORASUTO KK
Original Assignee
TORASUTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TORASUTO KK filed Critical TORASUTO KK
Priority to JP4529997A priority Critical patent/JP2952474B2/ja
Publication of JPH10236287A publication Critical patent/JPH10236287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2952474B2 publication Critical patent/JP2952474B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型トラックが、道幅の広い道路から道幅の
狭い道路に侵入しようとする場合、道幅の狭い道路に簡
単に侵入できるように、大型トラックを誘導することが
できる車両用補助台車を提供することを目的とする。 【解決手段】 駆動ローラ及び接地ローラの配設部位に
開口部を有するフレーム部と、一端をフレーム部の少な
くとも前部に連結したスロープ部と、フレーム部の上面
の開口部より突出するように左右方向の駆動ローラ軸を
介して支持された少なくとも前後一対の駆動ローラと、
フレーム部の下面の開口部より突出するように前後方向
の接地ローラ軸を介して支持された少なくとも左右一対
の接地ローラと、駆動ローラから接地ローラに駆動力を
伝達する駆動力伝達手段と、駆動ローラ軸の一端部に配
設したストッパ手段と、から構成することにより、上記
課題を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用補助台車に関
し、特に、大型トラックなどの大型車両に利用して有効
な車両用補助台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅建設地などで、プレハブ用ブ
ロックなどの資材やブルド−ザなどの建設機械を運搬す
る大型トラックが、道幅の広い道路と道幅の狭い道路が
交差する十字路や丁字路などで、道幅の広い道路から道
幅の狭い道路に侵入する場合、大きな車体が周辺の建物
などに接触しないように、運転手は何回も前後動を繰り
返して道幅の狭い道路に侵入するようにしていた。特
に、大型トラックは後輪を操舵できないため、旋回半径
が大きくなり、道幅の狭い道路に侵入することは困難を
極めていた。また、どうしても侵入できない場合は、侵
入地点の手前に大型トラックを停止させて、小型クレ−
ン車やフォークリフトなどを利用して、資材を小型トラ
ックに移しかえるなどして運搬するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型ト
ラックの運転手が何回も前後動を繰り返して通行する場
合は、他の通行車両の通行の妨げになると共に、車両の
監視員の指示が必要であり、作業遂行上の多大な弊害と
なっている。また、大型トラックがどうしても侵入でき
ない場合は、侵入しようとする道路の手前に車両を停止
させてその後の作業をしなければならないため、作業時
間が延びると共に、作業監視員が必要であるため余計な
コスト負担を考慮する必要がある。本発明は、大型トラ
ックが、道幅の広い道路と道幅の狭い道路が交差する十
字路や丁字路などで、道幅の広い道路から道幅の狭い道
路に侵入しようとする場合、道幅の狭い道路に簡単に侵
入できるように、大型トラックを誘導することができる
装置、特に、大型トラックに備え付けておいて適宜利用
できる車両用補助台車を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、駆動ローラ及
び接地ローラの配設部位に開口部を有するフレーム部
と、一端を前記フレーム部の少なくとも前部に連結した
スロープ部と、前記フレーム部の上面の開口部より突出
するように左右方向の駆動ローラ軸を介して支持された
少なくとも前後一対の駆動ローラと、前記フレーム部の
下面の開口部より突出するように前記フレーム部の開口
部に前後方向の接地ローラ軸を介して支持された少なく
とも左右一対の接地ローラと、前記駆動ローラから前記
接地ローラに駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記
駆動ローラ軸の一端部に配設したストッパ手段と、から
車両用補助台車を構成したことを特徴としている。
【0005】また、上記目的を達成するために、本発明
のうち請求項2記載の発明は、大型車両の車輪載置部を
形成した上面部及び接地ローラの配設部位に開口部を形
成した下面部を有するフレーム部と、一端を前記フレー
ム部の少なくとも前部に連結したスロープ部と、前記フ
レーム部の下面の開口部より突出するように前後方向の
接地ローラ軸を介して支持された少なくとも左右一対の
接地ローラと、前記接地ローラに駆動力を伝達する駆動
力伝達手段と、前記駆動力伝達手段を駆動するモータ
と、から車両用補助台車を構成したことを特徴としてい
る。
【0006】ここで、スロープ部は、請求項3記載の発
明のように、スロープ部を蝶番を介してフレーム部に折
畳自在に連結したり、請求項4記載の発明のように、ス
ロープ部をバネ部材を介してフレーム部に連結したり、
請求項5記載の発明のように、スロープ部をフレーム部
上に重ねた際、前記スロープ部の上面を前記フレーム部
の上面の形状に合致した形状に構成したり、または、請
求項6記載の発明のように、スロープ部をフレーム部の
前後部両端に設けることを特徴としている。
【0007】また、車両用補助台車の駆動は、請求項7
記載の発明のように、大型車両の駆動輪の動力により駆
動可能にしたり、また、請求項2記載の発明のように、
モータの動力により駆動可能にしているが、この場合、
駆動ローラから接地ローラへの駆動力伝達手段及び接地
ローラに駆動力を伝達する駆動力伝達手段は、請求項8
記載の発明のように、ウオームギアで構成したり、請求
項9記載の発明のように、チェーン駆動手段で駆動可能
に構成したり、或は、請求項10記載の発明のように、
ウオームギアとチェーン駆動手段を併用していることを
特徴としてる。
【0008】更に、駆動ローラまたは接地ローラは、請
求項11記載の発明のように、スチール製としたり、ま
た、請求項12記載の発明のように、駆動ローラまたは
接地ローラに、ゴムライニングを施すことを特徴として
いる。一方、ストッパ手段は、請求項13記載の発明の
ように、ラチェット機構で構成することを特徴としてい
る。更にまた、大型車両の車輪載置部を形成した上面部
は、請求項14記載の発明のように、車輪の形状の凹部
に形成したり、請求項15記載の発明のように、ターン
テーブルで構成したりすることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の請求項1記載の車両用補助台車におい
ては、駆動ローラ及び接地ローラの配設部位に開口部を
有するフレーム部と、一端を前記フレーム部の少なくと
も前部に連結したスロープ部と、前記フレーム部の上面
の開口部より突出するように左右方向の駆動ローラ軸を
介して支持された少なくとも前後一対の駆動ローラと、
前記フレーム部の下面の開口部より突出するように前後
方向の接地ローラ軸を介して支持された少なくとも左右
一対の接地ローラと、前記駆動ローラから前記接地ロー
ラに駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記駆動ロー
ラ軸の一端部に配設したストッパ手段と、から構成する
ことにより、本発明の車両用補助台車を使用する場合、
ストッパ手段を外しておいてから、大型トラックの駆動
輪を車両用補助台車に乗り上げるようにセットし、大型
トラックの駆動輪の動力を駆動ローラに伝達すると、駆
動力伝達手段を介して駆動ローラから接地ローラへ大型
トラックの駆動輪の動力が伝達され、その結果、車両用
補助台車の接地ローラが左右動することにより大型トラ
ックの車体後部を大きく左右に移動させて、大型トラッ
クの旋回動作をサポートする。そして、大型トラックの
旋回動作終了後、車両用補助台車から大型トラックの駆
動輪を降ろす場合は、ストッパ手段を掛けてから大型ト
ラックを移動させると、駆動ローラが回転しないため車
両用補助台車はその場に止まっており、大型トラックを
車両用補助台車から楽に降ろすことができる。
【0010】また、本発明の請求項2記載の車両用補助
台車においては、大型車両の車輪載置部を形成した上面
部及び接地ローラの配設部位に開口部を形成した下面部
を有するフレーム部と、一端を前記フレーム部の少なく
とも前部に連結したスロープ部と、前記フレーム部の下
面の開口部より突出するように前後方向の接地ローラ軸
を介して支持された少なくとも左右一対の接地ローラ
と、前記接地ローラに駆動力を伝達する駆動力伝達手段
と、前記駆動力伝達手段を駆動するモータと、から構成
することにより、車両用補助台車自体の動力により、請
求項1記載の車両用補助台車と同様に、大型トラックの
旋回動作をサポートする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図に
したがって説明する。図1〜図3において、車両用補助
台車は、駆動ローラ3及び接地ローラ4の配設部位に開
口部を有する枠状のフレーム部1、該フレーム部1の少
なくとも前部に連結したスロープ部2を基本的構成と
し、前記フレーム部1には、フレーム部1の上面の開口
部より突出するように配置された前後一対の駆動ローラ
3が、フレーム部1の左右の枠部に固着された軸受10
に、駆動ローラ軸7を介して回転自在に支持されてお
り、また、フレーム部1の下面の開口部より突出するよ
うに配置された左右一対の接地ローラ4が、前記駆動ロ
ーラ3に直交するように、フレーム部1の前後の枠部に
固着された軸受11に、接地ローラ軸8を介して回転自
在に支持されている。なお、駆動ローラ及び接地ローラ
は、各々一対設けているが、これ以上設けることも可能
である。
【0012】ここで、スロープ部2には、その上面に滑
り止め加工が施されており、また、駆動ローラ3及び接
地ローラ4は、スチール製であるが、必要に応じてロー
ラ面にゴムライニングを施してもよい。 更に、前方側
の駆動ローラ軸7には、その左端にウオーム5が、ま
た、左側の接地ローラ軸8には、その前端にウオームホ
イール6が、それぞれ取り付けられており、ウオーム5
とウオームホイール6が噛み合うことにより、駆動力伝
達手段としてのウオームギアを構成している。また、フ
レーム部外面より突出した前方側の駆動ローラ軸7の端
部には、ストッパ手段としてのラチェット機構9が設け
られている。なお、フレーム部及びスロープ部は、アル
ミ材などで構成されている。
【0013】次のこの実施の形態の作動について説明す
る。この実施の態様における車両用補助台車において
は、以上のように構成することにより、十字路や丁字路
などで、侵入しようとする道路の道幅が狭いために大型
トラックが侵入しにくい時は、大型トラックに備えてお
いた一対の車両用補助台車(通常、大型トラックには、
2台以上の車両用補助台車を装備しておく。)を、図3
に示すように(図3には、駆動輪のみ示した)、ラチェ
ット機構9が作動状態の車両用補助台車に大型トラック
の駆動輪を乗り上げるようにセットした後、ラチェット
機構9を不作動の状態にし、大型トラックの駆動輪の回
転力を駆動ローラ3に伝達しながら、大型トラックの運
転者が大型トラックを前後動させることにより、駆動ロ
ーラ3の回転がウオームギア5、6を介して接地ローラ
4に伝達され、接地ローラ4の回転により、車両用補助
台車が左右動することにより大型トラックの後部を大き
く左右に移動させて、大型トラックの旋回動作をサポー
トする。この実施の態様の車両用補助台車を使用して旋
回する場合は、大型トラックの通常の旋回半径よりも、
より小さな旋回半径で旋回できるため、道幅の狭い道路
にも簡単に侵入できることとなる。
【0014】本発明の別の実施の態様を、図4及び図5
にしたがって説明する。図1ないし図3と同じ符号は、
同じ部材を示す。図4及び図5に示すように、スロープ
部2を、フレーム部1の前後両端に、蝶番12を介して
折り畳み自在に取り付ける。この場合、先に折り畳まれ
る方のスロープ部2に、駆動ローラ3の形状に合致した
凹部13を設けることにより、フレーム部1上にスロー
プ部2を重ねた際、前記凹部13に駆動ローラ部3が収
納されるため、車両用補助台車自体がコンパクトにな
る。
【0015】なお、スロープ部をフレーム部の外形形状
より大きめに形成すると共に蝶番の位置を少し下げた位
置に設け、前記スロープ部にフレーム部の外形形状に合
致した凹部を形成しておくと、フレーム部上にスロープ
部を重ねた際、前記凹部にフレーム部全体が収納される
ようになるため、車両用補助台車をよりコンパクトに構
成できる。また、スロープ部をフレーム部に取り付ける
別の実施の形態として、スロープ部に設けたフック状の
連結金具をフレーム部の枠部に嵌合させることにより、
フレーム部とスロープ部を別体に構成することもでき
る。
【0016】本発明の更に別の実施の態様を、図6にし
たがって説明する。図1ないし図5と同じ符号は、同じ
部材を示す。図6に示す車両用補助台車においては、図
1ないし図5の車両用補助台車に比して、フレーム部1
の開口部の形状、フレーム部1とスロープ部2との連結
部の構成、駆動ローラ3の形状、駆動ローラ3及び接地
ローラ4の配置構成、並びに駆動力伝達手段の構成が相
違している。
【0017】まず、フレーム部1には、駆動ローラ3及
び補助ローラ28が見えるような開口部20を形成して
いる。また、フレーム部1とスロープ部2との連結部を
バネ部材30を介して連結している。ここで、補助ロー
ラ28は、駆動ローラ3に大型トラックの車輪が載置さ
れた時、該車輪により下方に押される位置に設けられて
おり、該補助ローラ28が連結機構29を介してスロー
プ部2と連結されている。また、駆動ローラ3は、中央
部を小径部とした鼓形状に形成されている。そして、接
地ローラ4は、駆動ローラ3より外側に配置されてい
る。更に、駆動力伝達手段は、ウオームギア(図6は、
ウオーム5のみを図示した)とチェーン駆動手段とを併
用し、ここで、チェーン駆動手段は、スプロケット2
1、22、24、25、チェーン23、26、回転軸2
7から構成されており、駆動ローラ3の駆動力を左右両
側の接地ローラ4に伝達するようにしている。
【0018】この実施の態様では、補助ローラ28を介
してスロープ部2が若干上方に押し上げられるようにな
っているため、スロープ部2と地面との間隔が拡がり、
車両用補助台車をより円滑に操作できることとなる。ま
た、駆動ローラ3を鼓形に形成することにより、大型ト
ラックの車輪の座りが良くなると共に、接地ローラ4
は、駆動ローラ3より外側に配置されているため、車両
用補助台車の安定性が向上することとなる。更に、駆動
力伝達手段は、ウオームギアとチェーン駆動手段とを併
用して、駆動ローラ3の駆動力を左右両側の接地ローラ
4に伝達するようにしているため、車両用補助台車をよ
り確実に移動させることができる。
【0019】本発明の更に別の実施の態様を、図7にし
たがって説明する。図1ないし図6と同じ符号は、同じ
部材を示す。図7に示す車両用補助台車においては、図
1ないし図6の車両用補助台車、特に、図6の車両用補
助台車に比して、駆動源及び駆動力伝達手段の構成が相
違している。まず、駆動源はモータ37で構成されてお
り、また、駆動力伝達手段は、チェーン駆動手段、即
ち、スプロケット24、25、31、32、34、3
5、チェーン26、33、36、回転軸27から構成さ
れている。この実施の態様では、モータ37の動力によ
り、チェーン駆動手段を介して接地ローラ4を直接駆動
するようにしているため、駆動ローラ3は特に必要とし
ない。そこで、駆動ローラを設けるかわりに、フレーム
部の上面部を、単に、大型トラックの車輪の形状をした
凹部に形成したり、または、フレーム部の上面にターン
テーブルを設置することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、下
記のような効果を有する。請求項1記載の車両用補助台
車においては、駆動ローラ及び接地ローラの配設部位に
開口部を有するフレーム部と、一端を前記フレーム部の
少なくとも前部に連結したスロープ部と、前記フレーム
部の上面の開口部より突出するように左右方向の駆動ロ
ーラ軸を介して支持された少なくとも前後一対の駆動ロ
ーラと、前記フレーム部の下面の開口部より突出するよ
うに前後方向の接地ローラ軸を介して支持された少なく
とも左右一対の接地ローラと、前記駆動ローラから前記
接地ローラに駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記
駆動ローラ軸の一端部に配設したストッパ手段と、から
構成することにより、十字路や丁字路などで、侵入しよ
うとする道路の道幅が狭いために大型トラックが侵入し
にくい時は、大型トラックに備えておいた車両用補助台
車を、大型トラックの駆動輪が車両用補助台車に乗り上
げるようにセットしてから、大型トラックの駆動輪の動
力を駆動ローラに伝達しながら、運転者が大型トラック
を前後動させることにより、車両用補助台車の接地ロー
ラが左右動することにより大型トラックの後部を大きく
左右に移動させて、大型トラックの旋回動作をサポート
する。特に、本発明では、大型トラックの駆動輪の動力
をそのまま利用できるので、駆動伝達手段の構成を簡単
にできる。また、本発明の車両用補助台車を使用して旋
回する場合は、大型トラックの通常の旋回半径よりも、
より小さな旋回半径で旋回できるため、道幅の狭い道路
にも簡単に侵入できることとなる。
【0021】また、本発明の請求項2記載の車両用補助
台車においては、大型車両の車輪載置部を形成した上面
部及び接地ローラの配設部位に開口部を形成した下面部
を有するフレーム部と、一端を前記フレーム部の少なく
とも前部に連結したスロープ部と、前記フレーム部の下
面の開口部より突出するように前後方向の接地ローラ軸
を介して支持された少なくとも左右一対の接地ローラ
と、前記接地ローラに駆動力を伝達する駆動力伝達手段
と、前記駆動力伝達手段を駆動するモータと、から構成
することにより、車両用補助台車自体の動力により、請
求項1記載の車両用補助台車と同様に、大型トラックの
旋回動作をサポートすることができる。特に、本発明で
は、フレーム部の上面には大型トラックの車輪を乗せる
だけなので、請求項14記載の発明のように、フレーム
部の上面部を大型車両の車輪の形状の凹部に形成した
り、請求項15記載の発明のように、フレーム部の上面
部をターンテーブル構造にすることができるため、フレ
ーム部の上面部の構造に変化を持たせることができる。
また、駆動ローラと接地ローラとの駆動力伝達手段を必
要としないため、駆動力伝達手段の構成も簡単にでき
る。
【0022】そして、スロープ部を、請求項3記載の発
明のように、スロープ部を蝶番を介してフレーム部に折
畳自在に連結したり、また請求項5記載の発明のよう
に、スロープ部をフレーム部上に重ねた際、スロープ部
の上面をフレーム部の上面の形状に合致した形状に構成
すると、車両用補助台車を大型トラックに備付けておく
場合、車両用補助台車をコンパクトに折りたたむことが
でき、設置スぺ−スを節約できると共に、その取扱も簡
単になる。 また、請求項6記載の発明のように、スロ
ープ部をフレーム部の前後部両端に設けると、車両用補
助台車の前後の向きを考慮しなくてもよいので、車両用
補助台車のセット時間を短縮できる。更に、請求項4記
載の発明のように、スロープ部をバネ材を介してフレー
ム部に連結することにより、フレーム部に対してスロー
プ部を揺動させることができるため、スロープ部と地面
との間の間隔を調整できる。
【0023】一方、駆動ローラは、請求項7記載の発明
のように、大型トラックなどの大型車両の駆動輪の動力
により駆動可能にすると、車両用補助台車の動力源を特
に必要とすることはなく、車両用補助台車自体の構成を
より簡単にできる。 そして、駆動ローラから接地ロー
ラへの駆動力伝達手段を、請求項8記載の発明のように
ウオームギアで構成したり、請求項9記載の発明のよう
にチェーン駆動手段で構成したり、或は、請求項10記
載の発明のようにウオームギアとチェーン駆動手段で構
成することにより、簡単な駆動力伝達機構を採用しなが
らも、故障の少ない駆動力伝達手段を構成できるため、
車両用補助台車のメンテナンスが楽になる。また、請求
項11記載の発明のように、駆動ローラ及び接地ローラ
をスチール製とすることにより、駆動ローラ及び接地ロ
ーラ自体の耐久性、惹いては、車両用補助台車自体の耐
久性も向上させることができる。そして、請求項12記
載の発明のように、駆動ローラ及び接地ローラに、ゴム
ライニングを施すことにより、駆動ローラ及び接地ロー
ラ自体を保護できると共に、地面との間に適当な摩擦力
を保持できるため、車両用補助台車の耐久性が向上す
る。
【0024】更に、請求項13記載の発明のように、駆
動ローラに、ストッパ手段としてのラチェット機構を具
備させることにより、車両用補助台車のセット、リセッ
ト時の動きを適切に調整できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様にかかる車両用補助台車の概
略平面図を示す。
【図2】図1のA−A方向から見た概略側面図を示す。
【図3】図1のB−B方向から見た概略断面図を示す。
【図4】本発明の他の実施態様にかかる車両用補助台車
の概略平面図を示す。
【図5】図4のA−A方向から見た概略側面図を示す。
【図6】本発明の更に他の実施態様にかかる車両用補助
台車の概略平面図を示す。
【図7】本発明の更なる他の実施態様にかかる車両用補
助台車の概略平面図を示す。
【符号の説明】
1 フレーム部 2 スロープ部 3 駆動ローラ 4 接地ローラ 5 ウオーム 6 ウオームホイール 7 駆動ローラ軸 8 接地ローラ軸 9 ラチェット機構 10、11 軸受 12 蝶番 13 凹部 20 開口部 21、22、24、25、31、32、34、35 ス
プロケット 23、26、33、36 チェーン 27 回転軸 28 補助ローラ 29 連結機構 37 モータ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラ及び接地ローラの配設部位に
    開口部を有するフレーム部と、一端を前記フレーム部の
    少なくとも前部に連結したスロープ部と、前記フレーム
    部の上面の開口部より突出するように左右方向の駆動ロ
    ーラ軸を介して支持された少なくとも前後一対の駆動ロ
    ーラと、前記フレーム部の下面の開口部より突出するよ
    うに前後方向の接地ローラ軸を介して支持された少なく
    とも左右一対の接地ローラと、前記駆動ローラから前記
    接地ローラに駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記
    駆動ローラ軸の一端部に配設したストッパ手段と、から
    構成したことを特徴とする車両用補助台車。
  2. 【請求項2】 大型車両の車輪載置部を形成した上面部
    及び接地ローラの配設部位に開口部を形成した下面部を
    有するフレーム部と、一端を前記フレーム部の少なくと
    も前部に連結したスロープ部と、前記フレーム部の下面
    の開口部より突出するように前後方向の接地ローラ軸を
    介して支持された少なくとも左右一対の接地ローラと、
    前記接地ローラに駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、
    前記駆動力伝達手段を駆動するモータと、から構成した
    ことを特徴とする車両用補助台車。
  3. 【請求項3】 前記スロープ部を、蝶番を介してフレー
    ム部に折畳自在に連結したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の車両用補助台車。
  4. 【請求項4】 前記スロープ部を、バネ部材を介してフ
    レーム部に連結したことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の車両用補助台車。
  5. 【請求項5】 前記スロープ部を前記フレーム部上に重
    ねた際、前記スロープ部の上面を前記フレーム部の上面
    の形状に合致した形状に構成したことを特徴とする請求
    項3に記載の車両用補助台車。
  6. 【請求項6】 前記スロープ部を、前記フレーム部の前
    後部両端に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の車両用補助台車。
  7. 【請求項7】 前記駆動ローラを、大型車両の駆動輪に
    より駆動可能にしたことを特徴とする請求項1、3〜6
    のいずれかに記載の車両用補助台車。
  8. 【請求項8】 前記駆動力伝達手段を、ウオームギアで
    構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の車両用補助台車。
  9. 【請求項9】 前記駆動力伝達手段を、チェーン駆動手
    段で構成したことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の車両用補助台車。
  10. 【請求項10】 前記駆動力伝達手段を、ウオームギア
    及びチェーン駆動手段で構成したことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の車両用補助台車。
  11. 【請求項11】 前記駆動ローラまたは接地ローラをス
    チール製としたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の車両用補助台車。
  12. 【請求項12】 前記駆動ローラまたは接地ローラに、
    ゴムライニングを施したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の車両用補助台車。
  13. 【請求項13】 前記ストッパ手段を、ラチェット機構
    で構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用補助
    台車。
  14. 【請求項14】 前記大型車両の車輪載置部を形成した
    上面部を、車輪の形状の凹部に形成したことを特徴とす
    る請求項2記載の車両用補助台車。
  15. 【請求項15】 前記大型車両の車輪載置部を形成した
    上面部を、ターンテーブルで構成したことを特徴とする
    請求項2記載の車両用補助台車。
JP4529997A 1997-02-28 1997-02-28 車両用補助台車 Expired - Fee Related JP2952474B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4529997A JP2952474B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 車両用補助台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4529997A JP2952474B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 車両用補助台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10236287A true JPH10236287A (ja) 1998-09-08
JP2952474B2 JP2952474B2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=12715446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4529997A Expired - Fee Related JP2952474B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 車両用補助台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2952474B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105599736A (zh) * 2016-01-22 2016-05-25 褚裕凤 一种蜗轮自锁式辅助小车
CN105966372A (zh) * 2016-06-22 2016-09-28 邹城市英多机电科技有限公司 可收缩应急备用轮车
CN106004811A (zh) * 2016-06-22 2016-10-12 邹城市英多机电科技有限公司 可收缩应急备用轮车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105599736A (zh) * 2016-01-22 2016-05-25 褚裕凤 一种蜗轮自锁式辅助小车
CN105966372A (zh) * 2016-06-22 2016-09-28 邹城市英多机电科技有限公司 可收缩应急备用轮车
CN106004811A (zh) * 2016-06-22 2016-10-12 邹城市英多机电科技有限公司 可收缩应急备用轮车

Also Published As

Publication number Publication date
JP2952474B2 (ja) 1999-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10502601A (ja) ゴムタイヤ車輪等で走行するクレーンの車輪転向方法および装置
FR3125515B1 (fr) Chariot de preparation de commandes equipe d’un moteur unique d’entrainement des roues motrices
JPH10236287A (ja) 車両用補助台車
JP3625738B2 (ja) 移動台車
JPH0853006A (ja) 軌陸作業車の軌道走行装置
KR100314916B1 (ko) 자동차의 이동용 대차
JP4108333B2 (ja) 車両の四輪操舵装置及び車両
JPH11286262A (ja) 自動車の移動用台車
KR100457810B1 (ko) 무궤도 전동대차
JPS62290610A (ja) 倉庫用クレ−ン
KR200201942Y1 (ko) 협소공간 회전장치
JPH11152017A (ja) 自動車
JPH07187028A (ja) 運搬装置
KR950002129B1 (ko) 주차장치
JPH0337347Y2 (ja)
JPS6143664Y2 (ja)
JPS5922842B2 (ja) 軌道処理機及びその車体製造方法
JP2556647Y2 (ja) 自動車移動駐車装置
JPH0743129Y2 (ja) 舗装機械
JPH04328013A (ja) 不整地移動車
JP6700526B2 (ja) トラックの微定速走行装置
CN2159950Y (zh) 一种装载运输车辆
JPH0122730Y2 (ja)
JP2021160432A (ja) 駆動機構及びこれを備えた車両搬送装置
KR200226763Y1 (ko) 4륜 구동 전동차

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees