JP6700526B2 - トラックの微定速走行装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷台に、例えば、バックホーやショベル等の作業機械を搭載したトラックを走行させながら、道路又は道路脇に沿って各種の補修・維持作業を行う際に非常に好適なトラックの微定速走行装置に関する。
道路あるいは道路脇に沿って各種の補修・維持作業を行うにあたっては、作業機械を搭載したトラックを作業進行速度に合わせて微速かつ定速で走行させることが望まれる。従来では、トラック自体が備えているエンジンから車輪への動力伝達系に介在させた変速部を低速側に入り操作してトラックを低速走行させる手段が採られていた。
しかしながら、エンジンから車輪への動力伝達系に介在させた変速部の操作によりトラックを走行させる場合は、該変速部を低速側に入り操作した状態であっても、例えば勾配の有無や勾配度等の路面条件の相違により走行速度が変化しやすい。また、そのような速度変化を抑えて微速、定速を保って安定走行させるためには、トラックドライバーが頻繁に変速操作するとか、ブレーキングするとかいった高度な運転テクニックを必要とする。したがって、トラックの荷台に搭載した作業機械によって道路あるいは道路脇に沿って各種の補修・維持作業を実際に低速かつ定速で実行することは非常に難しいという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、トラック自体の運転に何らのテクニックを要することなく、トラックを道路補修等の作業進行速度に合わせて容易に、かつ安定よく微速・定速走行させることができるトラックの微定速走行装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るトラックの微定速走行装置は、道路又は道路脇の補修・維持用作業機械を搭載する荷台の下部に装備されるトラックの微定速走行装置であって、前記荷台のシャーシーに固定連結された枠フレームと、前記トラックの左右両後輪の前部又は後部位置に配置されて前記枠フレームに対して前後に揺動可能に取り付けられた左右一対の揺動枠体と、前記左右一対の揺動枠体の自由端部に支持されて、該揺動枠体の前後揺動により前記トラックの左右両後輪の外周部に接離可能な左右一対の回転輪と、これら左右一対の回転輪を駆動するモータと、前記左右一対の回転輪を前記トラックの左右両後輪の外周面に圧接させることにより該回転輪の駆動回転力を前記左右両後輪に伝達してトラックの微定速走行を可能にする状態と前記左右一対の回転輪を前記トラックの左右両後輪から離間させることにより該回転輪の駆動回転力の前記トラックの左右両後輪への伝達を解除した状態とに切り替えるアクチュエータと、を備えていることを特徴とする。
上記のごとき特徴構成を有する本発明に係るトラックの微定速走行装置によれば、作業現場までは通常どおりトラック自体が備えているエンジンから車輪への動力伝達系に介在させた変速部を変速操作してトラックを高速走行させることにより、荷台に搭載した作業機械を迅速に作業現場に搬送することが可能である。そして、作業現場に到着後は、前記動力伝達系の変速部をニュートラル(中立)とし、且つ、前記アクチュエータを介して左右一対の揺動枠体を前後に揺動させて左右一対の回転輪をトラックの左右両後輪の外周面に圧接させた上、モータを駆動して左右一対の回転輪を駆動回転させることにより、前記左右一対の回転輪の駆動回転力をトラックの両後輪に伝達してトラックをモータの回転速度に対応する低速かつ定速で前進又は後進走行させることが容易であり、トラック荷台に搭載の作業機械による道路あるいは道路脇の補修・維持作業を特別な運転テクニック等を要することなく、容易に、かつ、均等、安全に行うことができるという効果を奏する。
本発明に係るトラックの微定速走行装置において、請求項2に記載のように、前記左右一対の回転輪を駆動するモータが油圧モータであり、かつ、前記アクチュエータが油圧シリンダであることが好ましい。
この場合は、遠隔地などのように、電源のない、あるいは、電源確保がむずかしい道路上での各種作業にも対応することが可能で、それだけ汎用性を高めることができる。
なお、油圧モータに代えて電動モータを使用してもよい。また、アクチュエータとしては、油圧シリンダ以外に、空圧シリンダ、水圧シリンダや電動シリンダ等を使用してもよい。
また、本発明に係るトラックの微定速走行装置において、請求項3に記載のように、前記モータが前記左右一対の回転輪に直結されていることが好ましい。
この場合は、モータと回転輪との間に特別な動力伝達機構を必要としないので、構造的に簡単小型にかつ低コストに構成しやすい。
なお、本発明において、モータと回転輪との間に、ギアトレーンやベルト式の回転伝動機構を介在させるものであってもよい。
本発明の実施の形態に係るトラックの微定速走行装置を含むトラック全体の側面図である。 同上トラックの微定速走行装置を含むトラック全体の平面図である。 同上トラックの微定速走行装置を含むトラックの要部の拡大平面図である。 図3の一部を更に拡大して示す平面図である。 同上トラックの微定速走行装置を微定速走行可能とした状態を示す要部の拡大側面図である。 同上トラックの微定速走行装置を微定速走行を解除した状態を示す要部の拡大側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1及び図2は本発明の実施の形態に係るトラックの微定速走行装置を含むトラック全体の側面図及び平面図である。
本実施の形態のトラック1は、キャビン2、荷台3、左右一対の前輪4,4、左右一対の後輪5,5を備え、前記荷台3上に、道路の補修や維持用作業機械の一例として、バックホー6が搭載されている。また、前記荷台3の下部で前記左右一対の後輪5,5の後部には、該トラック1を微速かつ定速に走行させるための微定速走行装置7が装備されている。なお、本実施の形態のトラック1は、左右一対の後輪5,5がダブル車輪であるが、シングル車輪であってもよい。
前記トラック1の微定速走行装置7は、図3及び図4に示すように、前記荷台3下の左右のシャーシー8,8間に横架させて固定連結された枠フレーム9と、該枠フレーム9に左右のブラケット10,10を介して前後に揺動可能に枢支保持された左右一対の揺動枠体11,11と、これら左右一対の揺動枠体11,11の自由端部に支持された左右一対の回転輪12,12と、これら左右一対の回転輪12,12を駆動する油圧モータ13,13と、前記左右一対の揺動枠体11,11を前後に揺動駆動するアクチュエータとしての油圧シリンダ14と、を備えており、これらはユニット化されて汎用のトラック1の荷台3の下部に追加的に装備される。
前記微定速走行装置7における左右一対の回転輪12,12は、トラック1のダブル後輪5,5のうちそれぞれ内側輪の後部対向位置に配置されて前記揺動枠体11,11の自由端部に回転可能に支持されている。また、前記左右一対の油圧モータ13,13は前記回転輪12,12よりも更に内側に配置されて揺動枠体11,11の自由端部に支持されている。そして、左右一対の油圧モータ13,13と左右一対の回転輪12,12とは同心に配置され、油圧モータ13,13の出力軸13a,13aに回転輪12,12のハブ12a,12aを嵌合しボルト等を介して固定することにより、油圧モータ13,13と回転輪12,12とが直結されている。
前記油圧シリンダ14は、トラック1の横幅方向の中央部で前記左右一対の揺動枠体11,11を繋ぐ連結部材15とトラック1における前記荷台3下の左右のシャーシー8,8間に架設された補強メンバー16との間に亘って介装されており、該油圧シリンダ14の伸縮動作に伴い揺動枠体11,11を前後に揺動させることにより、前記左右一対の回転輪12,12を、図5に示すように、前記トラック1の後輪(内側輪)5,5の外周面に圧接させる状態と、図6に示すように、前記トラック1の後輪(内側輪)5,5の外周面から離間させて後輪5,5の後方に位置させる状態と、に切替え可能に構成されている。
上記のような構成の微定速走行装置7を備えたトラック1においては、作業現場までは通常どおりトラック1自体が備えているエンジンから車輪への動力伝達系に介在させた変速部を変速操作してトラック1を高速走行させることにより、荷台3に搭載したバックホー6を迅速に作業現場に搬送することができる。そして、作業現場に到着後は、トラック1の動力伝達系の変速部をニュートラル(中立)とし、且つ、前記油圧シリンダ14を伸長動作させて左右一対の揺動枠体11,11の前方への揺動を介して左右一対の回転輪12,12を、図5に示すように、トラック1の左右両後輪5,5の外周面に圧接させる。
この状態で、油圧モータ13,13を駆動して左右一対の回転輪12,12を油圧モータ13,13にて駆動回転させることにより、これら左右一対の回転輪12,12の駆動回転力をトラック1の両後輪5,5に伝達してトラック1を油圧モータ13,13の回転速度に対応する低速かつ定速で安定走行(前後進)させることが可能となり、トラック荷台3に搭載のバックホー6による道路あるいは道路脇の補修・維持作業を適切に、かつ、ばらつきなく均等に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、前記微定速走行装置7がトラック1における荷台3の下部で左右一対の後輪5,5の後方部に装備されたものについて説明したが、荷台3の下部で左右一対の後輪5,5の前方部に十分なスペースを確保できる場合は、後輪5,5の前方部に装備させてもよい。
また、微定速走行装置7において、前記左右一対の回転輪12,12を駆動するモータとしては、遠隔地で電源のない、あるいは、電源確保がむずかしい道路上での各種作業にも対応することが可能な油圧モータ13,13の使用が最適であるが、油圧モータに代えて、電動モータを使用してもよい。
同様に、微定速走行装置7において、前記左右一対の回転輪12,12をトラック1の後輪5,5に対して接離させるアクチュエータとしては、油圧シリンダの使用が好ましいが、油圧シリンダ以外に、空圧シリンダ、水圧シリンダや電動シリンダ等を使用してもよい。
また、上記実施の形態に示したように、微定速走行装置7における前記油圧モータ13,13を前記左右一対の回転輪12,12に直結する場合は、油圧モータ13,13と回転輪12,12との間に特別な動力伝達機構を必要としないので、構造的に簡単小型にかつ低コストに構成しやすい。しかし、本発明は、それに限定されるものでなく、モータと回転輪との間に、ギアトレーンやベルト式の回転伝動機構を介在させて構成されるものであってもよい。
さらに、トラック荷台3に搭載される作業機械は、バックホー、ショベル等の道路維持作業用の機械に限らず、例えば道路脇の樹木の手入れ作業やトンネル内の点検作業などの各種メンテナンスに用いられる機械であってもよい。
1 トラック
3 荷台
5 後輪
6 バックホー(作業機械)
7 微定速走行装置
8 シャーシー
9 枠フレーム
11 揺動枠体
12 回転輪
13 油圧モータ
14 油圧シリンダ(アクチュエータ)

Claims (3)

  1. 道路又は道路脇の補修・維持用作業機械を搭載する荷台の下部に装備されるトラックの微定速走行装置であって、
    前記荷台のシャーシーに固定連結された枠フレームと、
    前記トラックの左右両後輪の前部又は後部位置に配置されて前記枠フレームに対して前後に揺動可能に取り付けられた左右一対の揺動枠体と、
    前記左右一対の揺動枠体の自由端部に支持されて、該揺動枠体の前後揺動により前記トラックの左右両後輪の外周部に接離可能な左右一対の回転輪と、
    前記左右一対の回転輪を駆動するモータと、
    前記左右一対の回転輪を前記トラックの左右両後輪の外周面に圧接させることにより該回転輪の駆動回転力を前記左右両後輪に伝達してトラックの微定速走行を可能にする状態と前記左右一対の回転輪を前記トラックの左右両後輪から離間させることにより該回転輪の駆動回転力の前記トラックの左右両後輪への伝達を解除した状態とに切り替えるアクチュエータと、
    を備えていることを特徴とするトラックの微定速走行装置。
  2. 前記左右一対の回転輪を駆動するモータが油圧モータであり、かつ、前記アクチュエータが油圧シリンダである請求項1に記載のトラックの微定速走行装置。
  3. 前記モータが前記左右一対の回転輪に直結されている請求項1又は2に記載のトラックの微定速走行装置。

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