JP2524385Y2 - 電動走行装置 - Google Patents

電動走行装置

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JP2524385Y2
JP2524385Y2 JP1988149958U JP14995888U JP2524385Y2 JP 2524385 Y2 JP2524385 Y2 JP 2524385Y2 JP 1988149958 U JP1988149958 U JP 1988149958U JP 14995888 U JP14995888 U JP 14995888U JP 2524385 Y2 JP2524385 Y2 JP 2524385Y2
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gantry
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electric
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JP1988149958U
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Inventor
正年 梶村
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石川島播磨重工業株式会社
石川島輸送機株式会社
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば、特定地域を走行するホイール式ク
レーンの走行装置に係り、電動機を駆動源として走行及
びステアリングを行うようにした電動走行装置に関する
ものである。
「従来の技術及びその課題」 従来のこの種のホイールクレーン等に使用される走行
装置としては、トラッククレーンに使用されているよう
にエンジンの駆動力を機械的な伝達機構を用いて後輪に
伝達して該後輪を回転させるとともに、ハンドルの回転
力を油圧を介在させた機械的操作機構を用いて前輪に伝
えて該前輪をステアリングするようにしたものが知られ
ているが、このような走行装置にあっては、後輪を駆動
する駆動手段と前輪を制御するステアリング手段とが別
々に備えられているとともに、該ステアリング手段には
複雑な操作機構が必要となり、製作コストやメンテナン
スコストが高価なものとなってしまうという問題点があ
った。
また、後輪の駆動手段と前輪のステアリング手段とを
一体にした走行装置としては、油圧ユニットを駆動源と
し、これに油圧モータや減速機等を介在させて後輪を駆
動するとともに、ステアリング用シリンダを介して前輪
を駆動制御するようにした油圧式走行駆動装置がある
が、この走行装置にあっては、全体の機構が複雑とな
り、多数の部品を必要とするため、メンテナンスが非常
に大変であるという問題点があった。
この考案は、上記の問題点に鑑みてなされたものであ
り、走行手段とステアリング手段とを一体化するととも
に、電動機を駆動源とする簡単な機構により、ホイール
クレーン等のステアリング走行を可能とする電動走行装
置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この考案は、クレーン等を支持する架台の前部に、電
動機により駆動されるとともに操舵輪となる前輪を設け
るとともに、該架台の後部には従動輪である後輪を設け
てなる電動走行装置であって、前記架台の前部に回動自
在にステアリング軸を設けるとともに該ステアリング軸
を中心としてその両側に延出して水平面内において回動
可能な車軸を設け、該車軸に左右で対をなす前記前輪を
同軸線上に設け、該対の前輪を各々変速機を介した一対
の電動機によって別々に回転駆動させることを特徴とす
るものである。
「作用」 本考案は上記のように構成されているため、一対の電
動機が所定の方向へ同一回転数で回転するように調節さ
れることにより架台が直進する。また、一対の電動機の
回転数が変速機を介してそれぞれ異なる回転数として、
それぞれ別の車輪に伝わるようにすることにより、架台
が所定の方向へ旋回し、これによってステアリングを行
うことができる。さらに、変速機を調節することにより
走行速度及び旋回速度が制御される。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案を説明する。第1図ない
し第5図は、本考案の電動走行装置の一実施例を示すも
のであり、電動走行装置をホイールクレーンに適用した
ものである。
図中符号1はホイールクレーンの台車であり、該台車
1は上部に運転室を含むクレーン本体2の基端部が固定
された架台3と、架台3の前部及び後部に設けられて該
架台3を走行自在に支持する前輪部4及び後輪部5と、
架台3の側部に開脚自在に取り付けられて上記クレーン
本体2を作動させる際に、架台3を路面上に固定支持す
るための脚部6とから主に構成されている。
架台3は長方形状に形成されて路面と平行となるよう
に配置されており、前部には三角形状に形成されかつ先
端が架台本体3aより高い場所に位置する前輪支持部3bが
形成され、該前輪支持部3bには前輪部4が設けられてい
る。また、架台3の後部には後輪部5が設けられてい
る。
前輪部4は前輪支持部3bに設けられたボス7に回動自
在に取り付けられかつ鉛直方向に延在するステアリング
軸8と、ステアリング軸8の下端に固定されて該ステア
リング軸8と一体に回動する水平なフレーム9と、該フ
レーム9の中心部に上記ステアリング軸8と直交しかつ
架台3の左右方向に向って延在する車軸10と、該車軸10
の両端部(架台の左右側)に各々軸受11,11を介して回
転自在にかつ同軸線上に取り付けられた一対の前輪、即
ち、右ホイールユニット12a及び左ホイールユニット12b
と、該右ホイールユニット12a及び左ホイールユニット1
2bの各ホイール間に固定された右スプロケット13a及び
左スプロケット13bと、上記各車輪を別々に駆動するた
めの一対の電動機、即ちフレーム9の後部側に固定され
た右電動機14a及び右無段変速機15aと、上記フレーム9
の前部側に固定された左電動機14b及び左無断変速機15b
と、上記右無断変速機15aの回転軸に固定されて、上記
右電動機14aの回転力を右ホイールユニット13aに伝達す
るための右スプロケット16aと、上記右スプロケット13
a,16aの間に巻回された右ローラチェーン17aと、上記左
無段変速機15bの回転軸に固定されて、上記左電動機14b
の回転力を左ホイールユニット13bに伝達するための左
スプロケット16bと、上記左スプロケット13b,16bとの間
に巻回された左ローラチェーン17bとから構成されてい
る。
なお、フレーム9は架台3の前後方向に沿って延在す
るとともに、その両端には回転軸を架台3の側方(外
側)に向けた右電動機14aとこれに直結された右無段変
速機15a及び左電動機14bとこれに直結された左無段変速
機15bを載置するための基台9a,9bが固定されている。
上記後輪部5は、架台3の後部の左右に各々一対のホ
イールユニット16,16が取り付けられることにより、8
個の従動輪であるホイール(後輪)が架台の左右方向に
連続的に並設されたものとなっている。また、上記脚部
6は架台3の左右に各々2本ずつ合計4本設けられた腕
部材6aが、上記クレーン本体2の中心軸から放射状に位
置され、かつ水平方向に回動自在とされており、該腕部
材6aの先端には昇降自在な脚本体6bが取り付けられ、腕
部材6aと架台3の側部との間にはクレーン本体2を作動
させる際に、脚部6を開状態に固定するための連結部材
6cが設けられている。そして、上記架台3の上部に設け
られた運転室から、右電動機14a及び左電動機14bの正
転、逆転、停止等の制御を行うようになっている。
つぎに、上記のように構成された本考案の電動走行装
置の作用について、その運転方法と共に説明する。
まず、台車1を走行させる際には、脚部6の脚本体6
びを上昇させるとともに腕部材6aを架台3の側部に回動
させて閉じた状態とする。
そして、右電動機14a及び左電動機14bを同一回転数で
逆転させるとともに、該回転力を左右の無段変速機15a,
15bを介して左右のホイールユニット12a,12bに伝達し、
該ホイールユニット12a,12bが同一回転数で回転するよ
うに制御することにより、架台3を直進(前進または後
退)させることができる。
また、右電動機14aの回転数及び左電動機14bの回転数
をそれぞれ右無段変速機15a及び左無段変速機15bによっ
て、異なる回転数として右ホイールユニット12a及び左
ホイールユニット12bに伝達することにより、架台3を
所定の方向へ旋回させ、これによってステアリングを行
うことができる。
さらに、左右の電動機14a,14bの回転数を無段変速機1
5a,15bによって調節することにより、任意の走行速度及
び旋回方向を制御することができる。
このように、本実施例のホイールクレーンの電動走行
装置は、ステアリング軸の両側に取り付けた一対のホイ
ールユニット12a,12bを、近接設置されかつ各々無段変
速機15a,15bが直結された一対の電動機14a,14bによって
別々に回転駆動させるようにしたものであるので、つぎ
に示すようにな効果を奏する。
(i)複雑な駆動機構やステアリング機構を必要とせ
ず、簡単な構造とすることができるとともに機械的効率
を向上させることができる。
(ii)無段変速機の採用により、低速時には高トルクを
発生させることができ、スムーズな起動、停止が実現で
きるとともに、ステアリング角度を任意にとることがで
きる。
(iii)駆動源に電動機を採用したことにより、運転室
と走行装置との間を制御用ケーブルによって連結すれば
よく、従来のステアリング機構に必要な油圧配管や複雑
な機械的操作機構を省略することができる。
なお、上記実施例では、本考案の電動走行装置をホイ
ールクレーンの走行装置に適用したが、これに限られる
ことなく、本考案は、特に低速度でかつ走行頻度が少な
く、高トルクを必要とする車両等に適用して好適なもの
となっている。
「考案の効果」 上述したように、本考案の電動走行装置は、架台の前
部に回動自在にステアリング軸を設け、該ステアリング
軸を中心としてその両側に延出する車軸を水平回動可能
に設け、その車軸に左右で対をなす前輪を同軸線上に設
けて、該一対の前輪を各々変速機を介した一対の電動機
によって別々に回転駆動させるように構成し、一対の電
動機の回転数を変速機を介して同一回転数となるように
前輪に伝達することにより架台を直進走行させるととも
に、上記電動機の回転数が変速機を介してそれぞれ異な
る回転数となって各車輪に伝わるように制御することに
よりステアリング操作を行うようにしたものであるの
で、充分な走行安定性と良好な操舵性を確保できること
はもとより、装置を非常に簡単な構造とすることがで
き、従来のような複雑な油圧配管やステアリング操作機
構が不要とすることができ、製作コストやメンテナンス
コストを大幅に低減させることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は本考案の電動走行装置の平面図、第2図は
電動走行装置の側面図、第3図,第4図は本考案の要部
を示し、第3図は前輪部の平面図、第4図は前輪部の側
面図、第5図は第4図のV−V断面図である。 1……台車、2……クレーン本体、3……架台、4……
前輪部、8……ステアリング軸、10……車軸、12a……
右ホイールユニット(前輪)、12b……左ホイールユニ
ット(前輪)、14a……右電動機、14b……左電動機、15
a……右無段変速機(変速機)、15b……左無段変速機
(変速機)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーン等を支持する架台の前部に、電動
    機により駆動されるとともに操舵輪となる前輪を設ける
    とともに、該架台の後部には従動輪である後輪を設けて
    なる電動走行装置であって、前記架台の前部に回動自在
    にステアリング軸を設けるとともに該ステアリング軸を
    中心としてその両側に延出して水平面内において回動可
    能な車軸を設け、該車軸に左右で対をなす前記前輪を同
    軸線上に設け、該対の前輪を各々変速機を介した一対の
    電動機によって別々に回転駆動させることを特徴とする
    電動走行装置。
JP1988149958U 1988-11-17 1988-11-17 電動走行装置 Expired - Lifetime JP2524385Y2 (ja)

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