JP2523327Y2 - 電気式パワーステアリング装置 - Google Patents

電気式パワーステアリング装置

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JP2523327Y2
JP2523327Y2 JP1990067841U JP6784190U JP2523327Y2 JP 2523327 Y2 JP2523327 Y2 JP 2523327Y2 JP 1990067841 U JP1990067841 U JP 1990067841U JP 6784190 U JP6784190 U JP 6784190U JP 2523327 Y2 JP2523327 Y2 JP 2523327Y2
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Inventor
正志 吉田
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小松フォークリフト株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リーチフォークリフト等の産業車両の操向
装置に用いられる電気式パワーステアリング装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
電気式パワーステアリング装置が用いられるリーチフ
ォークリフトは第3図、第4図に示すようになってい
て、フォークリフト1の車体2の後部に駆動輪3とこれ
に付随する遊動輪4とが走行方向において同一位置に設
けてあり、また左右のリーチレッグ5a,5bに前側の遊動
輪6a,6bが設けてあり、また上記駆動輪3は垂直軸心を
中心に旋回可能になっており、これをハンドル7にて旋
回することにより操向操作されるようになっている。
上記駆動輪3を旋回して操向するための操向装置は第
5図に示すようになっていて、駆動輪3はブラケット8
に支持されており、このブラケット8は図示しないフレ
ームに支持された支持アーム9に垂直軸心を中心にして
旋回自在に支持されており、このブラケット8に歯車10
が同心状に設けてあり、この歯車10に電気式パワーステ
アリング装置11の出力軸12に固着したピニオン13が噛合
している。
電気式パワーステアリング装置11は第6図,第7図に
示すようになっていて、ハンドル7に連結したトルクセ
ンサ部14と、モータ15と、上記出力軸12に連結された伝
動装置16とからなっている。
トルクセンサ部14のハンドル7に連結された入力軸17
は上記出力軸12に同軸状に回転自在に嵌合されている。
そしてこの入力軸17にスライダ18が回転及び摺動自在に
嵌合しており、このスライダ18の上部には垂直溝19が、
下部に傾斜溝20が、また中間部には環状溝21が設けてあ
り、上記垂直溝19には、入力軸17に植設した入力ピン22
が係合し、傾斜溝20には、出力軸12に植設した出力ピン
23が係合している。またスライダ18の環状溝21にはポテ
ンショメータ24に結合した従動ピン25が係合している。
上記したような電気式パワーステアリング装置11はハ
ンドル7にて入力軸17を回転すると、入力ピン22と垂直
溝19の係合により、スライダ18が入力軸17と共に回転す
る。このとき出力軸12は停止しているが、これに植設さ
れた出力ピン23は動かず、これにより、スライダ18は出
力ピン23が係合する傾斜溝20の傾斜角に応じた寸法だけ
軸方向に移動し、このスライダ18の移動量が従動ピン25
を介してポテンショメータ24に伝えられ、結局ハンドル
7の回転角はポテンショメータ24にて電気量の変化であ
る電気信号に変換される。
上記ポテンショメータ24からの電気信号はコントロー
ラ26に入力され、コントローラ26からモータ15に所定の
電流が与えられてモータ15が所定の回転角だけ回転し、
これがギヤ装置16を介して出力軸12に出力されて駆動輪
3が操向操作される。
そして上記電気式パワーステアリング装置はこれの伝
動装置16のケース16aをフレーム27に固着された支持台2
7にボルトにて固着されているが、従来の電気式パワー
ステアリング装置にあっては、その伝動装置16のケース
16aには第8図、第9図に示すように、モータ出力軸29
の周囲の3個所(あるいは4個所)に、ボルト28にて支
持台27に固着されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記電気式パワーステアリング装置の伝動装置16はモ
ータ出力軸29、中間軸30、出力軸12の3軸を有し、モー
タ15が駆動されたときの伝動装置16には第10図に示すよ
うに、各軸29,30,12のそれぞれを中心として振動が発生
することがわかっている。
ところが従来は上記したように、この振動の発生のメ
カニズムを無視してモータ出力軸29の周囲の複数個所で
支持台27にボルト28にて固着されていたため、第9図で
矢印31で示す方向に伝動装置16に発生する振動が支持台
27を介して車体側に伝わり、車体各部と共振して騒音が
発生する。
この場合、伝動装置16と支持台27の間に防振ゴム等の
防振材を介在させることが考えられるが、出力軸12に発
生するねじりトルクにより、防振材に「もまれ」が発生
してしまい、伝動装置16が一層振動がひどくなるという
問題がある。
本考案は上記のことにかんがみなされたもので、伝動
装置に発生する振動が支持台になるべく伝わらないよう
に支持することができ、車体に伝わる振動が少なくな
り、従って騒音の発生を少なくできるようにした電気式
パワーステアリング装置を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る電気式パワ
ーステアリング装置は、ハンドルの回転角をトルクセン
サ部にて検出し、この検出信号に応じた角度だけモータ
を回転し、このモータの回転を車体に固着した支持台に
支持された伝動装置を介して出力軸に伝達し、この出力
軸にて操向輪を回動するようにした電気式パワーステア
リング装置において、上記伝動装置と支持台との結合
を、伝動装置の出力軸と、この出力軸の動力伝達方向上
流側の軸との中間で、かつこの両軸を結ぶ線の両側で、
しかもこの両軸を結ぶ線と略直角方向の一直線上でボル
トにて結合した構成となっている。
〔作用〕
電気パワーステアリング装置の伝動装置は、この伝動
装置の振幅が小さい部分で支持台に固着され、従って伝
動装置から支持台へ伝わる振動が小さく、車体との共振
が小さい。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図、第2図に基づいて説明す
る。なおこの実施例では、上記従来例と同一部材は同一
の符号を付して説明を省略する。
図中32は電気式パワーステアリング装置11の伝動装置
であり、これは上記従来の電気式パワーステアリング装
置11のものと構成、作用とも同一である。
そしてこの伝動装置32は出力軸12と中間軸30との間
で、かつこの両軸を結ぶ線の略直角方向両側で2本のボ
ルト33にて支持台34に固着されている。
上記構成により、伝動装置32は、第10図における振動
振幅の小さい部分で支持される。
従って伝動装置32から支持台34へ伝わる振動が小さ
く、車体との共振が小さい。
第11図、第12図は第8図,第9図に示す従来例と第1
図,第2図に示す本考案の実施例のそれぞれの場合の騒
音を示すもので、例えば、ハンドル7を1回転したとき
のオペ耳騒音は、従来例では約62dBだったのが、本考案
の実施例では約55dBとなり、7dBだけ騒音が低減され
た。なお両図中実線はハンドル7を右回転した場合、点
線は左回転した場合のものである。
上記の実施例において、伝動装置32を固着するボルト
33は2本にかぎるものではなく、両軸を結ぶ線の両側の
それぞれで複数本ずつで固着してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、伝動装置31に発生する振動が支持台
27になるべく伝わらないように支持することができ、車
体に伝わる振動が少なくなり、従って騒音の発生を少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例を示す平面図と側面図
である。第3図、第4図は本考案を適用しようとするリ
ーチフォークリフトの側面図と後面図、第5図は電気式
パワーステアリング装置を用いた操向装置の概略的な構
成説明図、第6図は電気式パワーステアリング装置の要
部を破断して示す側面図、第7図は第6図のVII-VII線
に沿う断面矢視図、第8図、第9図は従来例を示す平面
図と側面図、第10図は各軸部で振幅を示す線図、第11
図、第12図は従来例と本考案の実施例のオペ耳騒音を示
す線図である。 2は車体、7はハンドル、12は出力軸、14はトルクセン
サ部、15はモータ、32は伝動装置、33はボルト、34は支
持台。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル7の回転角をトルクセンサ部14に
    て検出し、この検出信号に応じた角度だけモータ15を回
    転し、このモータ15の回転を車体2に固着した支持台34
    に支持された伝動装置32を介して出力軸12に伝達し、こ
    の出力軸12にて操向輪を回動するようにした電気式パワ
    ーステアリング装置において、上記伝動装置32と支持台
    34との結合を、伝動装置32の出力軸12と、この出力軸12
    の動力伝達方向上流側の軸との中間で、かつこの両軸を
    結ぶ線の両側で、しかもこの両軸を結ぶ線と略直角方向
    の一直線上でボルト33にて結合したことを特徴とする電
    気式パワーステアリング装置。
JP1990067841U 1990-06-28 1990-06-28 電気式パワーステアリング装置 Expired - Lifetime JP2523327Y2 (ja)

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JPH0426178U JPH0426178U (ja) 1992-03-02
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JPH01145668U (ja) * 1988-03-17 1989-10-06

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