JPH0237660Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237660Y2 JPH0237660Y2 JP1985071265U JP7126585U JPH0237660Y2 JP H0237660 Y2 JPH0237660 Y2 JP H0237660Y2 JP 1985071265 U JP1985071265 U JP 1985071265U JP 7126585 U JP7126585 U JP 7126585U JP H0237660 Y2 JPH0237660 Y2 JP H0237660Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- housing
- shaft
- transport vehicle
- sprocket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の目的
本考案はターレツト型運搬車の操舵力の軽減と
操作の容易化を計つた装置に関する。
操作の容易化を計つた装置に関する。
従来の技術及びその問題点
第4図は従来のターレツト型運搬車の概要図で
あり、旋回体1は動力発生装置(エンジン又は電
動モータ;図示せず)A、動力制御装置(アクセ
ルリング等)B、操舵用固定ハンドルC、駆動兼
操舵車輪D(前輪6)よりなり一体化され、床板
19上に取付けられた旋回用ターンテーブル7に
360゜以上旋回可能に装着されており、旋回体1上
部に固着された操舵用固定ハンドルCにより直接
操舵される。後部には座席4の下部に後輪6aの
2輪が支軸に取付けられ、前輪6と3車輪車を形
成している。この形式は駆動兼操舵車輪(前輪)
6の操舵角の大きさを活用して90゜前後に操舵す
ると真地旋回が可能となる旋回性の良好が特色と
なるが、一方前輪荷重が駆動輪のため大きく、特
に据切り時の操舵力は多大にならざるを得ず、本
来の旋回性が充分活用できない問題点がある。
あり、旋回体1は動力発生装置(エンジン又は電
動モータ;図示せず)A、動力制御装置(アクセ
ルリング等)B、操舵用固定ハンドルC、駆動兼
操舵車輪D(前輪6)よりなり一体化され、床板
19上に取付けられた旋回用ターンテーブル7に
360゜以上旋回可能に装着されており、旋回体1上
部に固着された操舵用固定ハンドルCにより直接
操舵される。後部には座席4の下部に後輪6aの
2輪が支軸に取付けられ、前輪6と3車輪車を形
成している。この形式は駆動兼操舵車輪(前輪)
6の操舵角の大きさを活用して90゜前後に操舵す
ると真地旋回が可能となる旋回性の良好が特色と
なるが、一方前輪荷重が駆動輪のため大きく、特
に据切り時の操舵力は多大にならざるを得ず、本
来の旋回性が充分活用できない問題点がある。
即ち、駆動車輪6は駆動トルクを発生させるた
め空車時、積荷搭載時それぞれ相応の軸荷重が必
要であるが、操舵車輪を兼ねるため反面操舵力が
重くなる矛盾があり、重い操舵力のため大きな操
舵角が充分活用できない点や長時間連続使用が困
難である等の問題が発生していた。
め空車時、積荷搭載時それぞれ相応の軸荷重が必
要であるが、操舵車輪を兼ねるため反面操舵力が
重くなる矛盾があり、重い操舵力のため大きな操
舵角が充分活用できない点や長時間連続使用が困
難である等の問題が発生していた。
又旋回体が大きいため操舵ハンドルと座席の合
理的な配置が充分得られず、運転者が立つたまま
操舵ハンドルを操作する等取扱上の欠点も生じて
いた。
理的な配置が充分得られず、運転者が立つたまま
操舵ハンドルを操作する等取扱上の欠点も生じて
いた。
問題点を解決するための手段
上記に対し本考案は操舵ハンドルを座席に近く
運転者の操作し易い配置に設け、該操作ハンドル
と旋回体間に連動機構を設け該連動機構を包蔵す
る筐体を車体の不動部に結合して旋回軸回りに発
生する回転トルクに対向させ、又該筐体に負荷さ
れる該回転トルク以外の内外力は旋回軸に伝導さ
せ、又旋回軸と共に変位する構造とすることによ
り従来車の有する360゜旋回可能の操舵機構の特徴
を損なわずに操舵力の大幅軽減と操舵姿勢の改善
を行なうものである。
運転者の操作し易い配置に設け、該操作ハンドル
と旋回体間に連動機構を設け該連動機構を包蔵す
る筐体を車体の不動部に結合して旋回軸回りに発
生する回転トルクに対向させ、又該筐体に負荷さ
れる該回転トルク以外の内外力は旋回軸に伝導さ
せ、又旋回軸と共に変位する構造とすることによ
り従来車の有する360゜旋回可能の操舵機構の特徴
を損なわずに操舵力の大幅軽減と操舵姿勢の改善
を行なうものである。
実施例
以下第1〜3図に示す実施例により本考案を説
明する。
明する。
第1図、第2図は本考案の平面図、側面図を示
し、第3図は第1図のX−X断面図を示す。
し、第3図は第1図のX−X断面図を示す。
第3図によつて主として説明すると、旋回体1
の回転中心上部に旋回軸9を一体化して設け、更
に大スプロケツト10を旋回軸9に同心的に固着
し、その後方座席4寄りに適度の減速比を持つた
小スプロケツト12をローラチエーン11によつ
て接合して取りつける。小スプロケツト12の上
部には軸16で結合された操舵ハンドル3が取付
けられ、操舵車輪6を含む旋回体1を回転するた
めの操舵ハンドル3の操舵力はこの減速機構によ
り大幅に軽減される。
の回転中心上部に旋回軸9を一体化して設け、更
に大スプロケツト10を旋回軸9に同心的に固着
し、その後方座席4寄りに適度の減速比を持つた
小スプロケツト12をローラチエーン11によつ
て接合して取りつける。小スプロケツト12の上
部には軸16で結合された操舵ハンドル3が取付
けられ、操舵車輪6を含む旋回体1を回転するた
めの操舵ハンドル3の操舵力はこの減速機構によ
り大幅に軽減される。
又スプロケツトの代りに直接適度の減速比を持
つ大小歯車によつて操舵力を伝える方法も同様の
効果を有し、更に傘歯車を使用して操舵ハンドル
3を運転者側に操舵し易いよう傾けることもでき
る。
つ大小歯車によつて操舵力を伝える方法も同様の
効果を有し、更に傘歯車を使用して操舵ハンドル
3を運転者側に操舵し易いよう傾けることもでき
る。
尚、大小スプロケツト10,12の軸間距離を
保ち、又潤滑をよくするため筐体2で10,1
1,12を内包し旋回軸9、軸16は軸受14,
15,17,18を介して筐体2に回転自在に装
着される。更にこの筐体2には操舵時旋回軸9の
回りを回転させるトルクが反力として発生するた
め回転止め13又は13aにより運搬車の不動部
位(例えば図示のようにフロントバンパー20又
は座席4の取付部材等)に回転を拘束するように
結合される。
保ち、又潤滑をよくするため筐体2で10,1
1,12を内包し旋回軸9、軸16は軸受14,
15,17,18を介して筐体2に回転自在に装
着される。更にこの筐体2には操舵時旋回軸9の
回りを回転させるトルクが反力として発生するた
め回転止め13又は13aにより運搬車の不動部
位(例えば図示のようにフロントバンパー20又
は座席4の取付部材等)に回転を拘束するように
結合される。
尚回転止め13又は13aは軸21又はパイプ
4aに溝嵌合し、筐体の多少の上下、前後、左右
の動きを可能とし、筐体2は旋回軸9、旋回体1
と一体的に動き多少のガタが生じても筐体2自体
には無理な荷重や変形は生じないが、回転方向の
みは適確に保持されるようになつている。
4aに溝嵌合し、筐体の多少の上下、前後、左右
の動きを可能とし、筐体2は旋回軸9、旋回体1
と一体的に動き多少のガタが生じても筐体2自体
には無理な荷重や変形は生じないが、回転方向の
みは適確に保持されるようになつている。
又筐体2に付加される回転トルク以外の外力
(例えば操舵ハンドル3にかかる下向きの入力)、
内力(例えば大小スプロケツト10,12間のロ
ーラチエーン11による圧縮力)は軸受14,1
5を介して旋回軸9にてすべて受容する構造とす
る。
(例えば操舵ハンドル3にかかる下向きの入力)、
内力(例えば大小スプロケツト10,12間のロ
ーラチエーン11による圧縮力)は軸受14,1
5を介して旋回軸9にてすべて受容する構造とす
る。
尚5は荷台、8はアクセルペダルを示す。
本考案による作用及び効果
以上説明により明らかなように本考案の作用及
び主要効果を纒めると下記の通りである。
び主要効果を纒めると下記の通りである。
a 減速機構により操舵力が大幅に軽減され、し
かも上部の旋回軸9を回転する機構のため従来
の360゜旋回の特徴を発揮することが可能な装置
である。
かも上部の旋回軸9を回転する機構のため従来
の360゜旋回の特徴を発揮することが可能な装置
である。
b 操舵ハンドル3が旋回軸より座席4寄りに取
付けられるため座席4に着座したまま安定した
操舵が可能な配置に改善される。
付けられるため座席4に着座したまま安定した
操舵が可能な配置に改善される。
c 筐体2は回転止め13又は13aにより回転
のみ拘束され、その他の変位及び荷重(例えば
旋回用ターンテーブル7の初期的又は摩耗によ
る上下、左右のガタや旋回軸9との回転中心の
不一致、操舵ハンドルにかかる下向きの人力)
に対しては旋回軸9と軸受14,15で適格に
装着され、全く一体的に動くような機構のため
筐体2にかかる曲げや捩りによる操舵力の増
加、不円滑は発生せず、又耐久性も大きくなる
効果を有している。
のみ拘束され、その他の変位及び荷重(例えば
旋回用ターンテーブル7の初期的又は摩耗によ
る上下、左右のガタや旋回軸9との回転中心の
不一致、操舵ハンドルにかかる下向きの人力)
に対しては旋回軸9と軸受14,15で適格に
装着され、全く一体的に動くような機構のため
筐体2にかかる曲げや捩りによる操舵力の増
加、不円滑は発生せず、又耐久性も大きくなる
効果を有している。
d 本考案では従来車通り(第3図参照)カバー
22を直接フレーム23に取付け旋回体1の一
部として構成することは当然可能であるが、従
来車より大幅に操舵ハンドルが軽くなり、又座
席に着席のまま操作できる一般的運搬車の機能
が得られるためカバー22をフレーム23より
分離しフレーム23の前面及び側面その他を覆
う前面カバーとして床板19に直接固着し、内
部でフレーム23に取付けられた動力発生装置
A等を旋回させることも可能となり、全く従来
ターレツト型運搬車の外形を一新し、しかも従
来車の特徴を失わない運搬車が開発された。
22を直接フレーム23に取付け旋回体1の一
部として構成することは当然可能であるが、従
来車より大幅に操舵ハンドルが軽くなり、又座
席に着席のまま操作できる一般的運搬車の機能
が得られるためカバー22をフレーム23より
分離しフレーム23の前面及び側面その他を覆
う前面カバーとして床板19に直接固着し、内
部でフレーム23に取付けられた動力発生装置
A等を旋回させることも可能となり、全く従来
ターレツト型運搬車の外形を一新し、しかも従
来車の特徴を失わない運搬車が開発された。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は平面図、第2図は側面図、第3図は
第1図X−X断面図である。第4図は従来例を示
す概略図である。 1……旋回体、2……筐体、3……操舵ハンド
ル、4……座席、5……荷台、6……駆動兼操舵
車輪、6a……車輪、7……旋回用ターンテーブ
ル、8……アクセルペタル、9……旋回軸、10
……大スプロケツト、11……ローラチエーン、
12……小スプロケツト、13,13a……回転
止め、14,15,17,18……軸受、16…
…軸、19……床板、20……フロントバンパ
ー、22……カバー、23……フレーム。
で、第1図は平面図、第2図は側面図、第3図は
第1図X−X断面図である。第4図は従来例を示
す概略図である。 1……旋回体、2……筐体、3……操舵ハンド
ル、4……座席、5……荷台、6……駆動兼操舵
車輪、6a……車輪、7……旋回用ターンテーブ
ル、8……アクセルペタル、9……旋回軸、10
……大スプロケツト、11……ローラチエーン、
12……小スプロケツト、13,13a……回転
止め、14,15,17,18……軸受、16…
…軸、19……床板、20……フロントバンパ
ー、22……カバー、23……フレーム。
Claims (1)
- 内部に動力発生装置を内装した旋回体を駆動兼
操舵車輪と一体となつて旋回できるよう車体床板
上に取付けたターンテーブル上に装着したターレ
ツト型運搬車の該旋回体の回転中心上部に固設し
た旋回軸に、後部に操舵用ハンドルの軸を回転可
能に取付支持した筐体の前部を相対的に回転可能
なるよう取付け、該筐体の内部において上記旋回
軸に大スプロケツト又は大歯車を固定し操舵用ハ
ンドルの軸に上記大スプロケツト又は大歯車とロ
ーラチエーンにより又は直接に接合される小スプ
ロケツト又は小歯車を固定すると共に、上記筐体
に一端部を固定した回転止めの他端部を運搬車の
不動部位に筐体の回転方向の動きのみを拘止する
よう係合させたことを特徴とするターレツト型運
搬車の操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985071265U JPH0237660Y2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985071265U JPH0237660Y2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61186672U JPS61186672U (ja) | 1986-11-20 |
JPH0237660Y2 true JPH0237660Y2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=30608594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985071265U Expired JPH0237660Y2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237660Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5477873B2 (ja) * | 2012-04-05 | 2014-04-23 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | 油圧式ステアリングシステムを備えたフォークリフト |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5683564U (ja) * | 1979-11-30 | 1981-07-06 |
-
1985
- 1985-05-14 JP JP1985071265U patent/JPH0237660Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61186672U (ja) | 1986-11-20 |
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