JPH0853006A - 軌陸作業車の軌道走行装置 - Google Patents
軌陸作業車の軌道走行装置Info
- Publication number
- JPH0853006A JPH0853006A JP18943494A JP18943494A JPH0853006A JP H0853006 A JPH0853006 A JP H0853006A JP 18943494 A JP18943494 A JP 18943494A JP 18943494 A JP18943494 A JP 18943494A JP H0853006 A JPH0853006 A JP H0853006A
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- JP
- Japan
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- track
- iron
- contraction device
- tracks
- iron wheels
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 狭軌道や広軌道など軌間幅の異なる軌道に対
して簡単な切替操作だけで同じ軌陸作業車を走行させる
ことのできる軌道走行装置を提供する。 【構成】 軌間幅の異なる軌道に対応して左右方向に伸
縮する水平伸縮装置16と、この水平伸縮装置16の先
端部に取り付けられて上下方向に伸縮する垂直伸縮装置
17と、この垂直伸縮装置17の先端部に設けられ垂直
伸縮装置17が下方に伸長したときに軌道に接触する鉄
輪18a,18bと、この鉄輪18a,18bを回転駆
動するための駆動装置19とを備えた軌陸作業車の軌道
走行装置。
して簡単な切替操作だけで同じ軌陸作業車を走行させる
ことのできる軌道走行装置を提供する。 【構成】 軌間幅の異なる軌道に対応して左右方向に伸
縮する水平伸縮装置16と、この水平伸縮装置16の先
端部に取り付けられて上下方向に伸縮する垂直伸縮装置
17と、この垂直伸縮装置17の先端部に設けられ垂直
伸縮装置17が下方に伸長したときに軌道に接触する鉄
輪18a,18bと、この鉄輪18a,18bを回転駆
動するための駆動装置19とを備えた軌陸作業車の軌道
走行装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軌陸作業車の軌道走行
装置に係り、特に広軌道および狭軌道などの軌間幅の異
なる軌道に対して同じ軌陸作業車を走行させることので
きる軌道走行装置に関する。
装置に係り、特に広軌道および狭軌道などの軌間幅の異
なる軌道に対して同じ軌陸作業車を走行させることので
きる軌道走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軌陸作業車の軌道走行装置とし
て、例えば図6に示したようなものが知られている(実
開平4−49503号公報を参照)。これは、トラック
を改造した軌陸作業車1のタイヤ2,3の近傍に軌道4
上を走行するための鉄輪5,6を配設したものである。
この鉄輪5,6は油圧シリンダなどによって上下方向に
回動可能となっており、道路を走行する時には鉄輪5,
6を上方に撥ね上げておいて、通常のトラックと同様に
タイヤ2,3による走行を可能とする一方、軌道4上を
走行する時には前後の鉄輪5,6を軌道4上に下ろして
前側の従動タイヤ2を軌道4上から浮上させ、後側の駆
動タイヤ3を軌道4上で駆動して鉄輪5,6による軌道
4上での走行を可能にしている。なお、図中符号7は、
軌道4上で軌陸作業車1を回転させる時に用いるジャッ
キである。
て、例えば図6に示したようなものが知られている(実
開平4−49503号公報を参照)。これは、トラック
を改造した軌陸作業車1のタイヤ2,3の近傍に軌道4
上を走行するための鉄輪5,6を配設したものである。
この鉄輪5,6は油圧シリンダなどによって上下方向に
回動可能となっており、道路を走行する時には鉄輪5,
6を上方に撥ね上げておいて、通常のトラックと同様に
タイヤ2,3による走行を可能とする一方、軌道4上を
走行する時には前後の鉄輪5,6を軌道4上に下ろして
前側の従動タイヤ2を軌道4上から浮上させ、後側の駆
動タイヤ3を軌道4上で駆動して鉄輪5,6による軌道
4上での走行を可能にしている。なお、図中符号7は、
軌道4上で軌陸作業車1を回転させる時に用いるジャッ
キである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の軌道走行装置は、狭軌道用もしくは広軌道用のいず
れか一方だけの専用構造となっており、軌間幅の異なる
両方の軌道4に同じ軌陸作業車1をそのまま走行させる
ことができなかった。一方、鉄輪5,6の車軸を少し長
目にしておき走行する時の軌間幅に合わせて左右の鉄輪
5,6の間隔を変えたり、後側の駆動タイヤ3も軌間幅
に合わせてその取付位置を変更することで、軌間幅の異
なる両方の軌道を走行できるようにした軌陸作業車もあ
ったが、この場合にはその都度軌陸作業車の改変作業が
必要となるために、その作業負担が大きくなり、また軌
陸作業車の構造も複雑になってしまうといった問題があ
った。
来の軌道走行装置は、狭軌道用もしくは広軌道用のいず
れか一方だけの専用構造となっており、軌間幅の異なる
両方の軌道4に同じ軌陸作業車1をそのまま走行させる
ことができなかった。一方、鉄輪5,6の車軸を少し長
目にしておき走行する時の軌間幅に合わせて左右の鉄輪
5,6の間隔を変えたり、後側の駆動タイヤ3も軌間幅
に合わせてその取付位置を変更することで、軌間幅の異
なる両方の軌道を走行できるようにした軌陸作業車もあ
ったが、この場合にはその都度軌陸作業車の改変作業が
必要となるために、その作業負担が大きくなり、また軌
陸作業車の構造も複雑になってしまうといった問題があ
った。
【0004】そこで、本発明は軌間幅の異なる軌道上を
走行する度に必要とされていた大掛かりな改変作業をな
くし、軌間幅の異なる軌道上を同じ軌陸作業車で走行す
る場合に簡単な切替操作で対応することのできる軌陸作
業車の軌道走行装置を提供することを目的とする。
走行する度に必要とされていた大掛かりな改変作業をな
くし、軌間幅の異なる軌道上を同じ軌陸作業車で走行す
る場合に簡単な切替操作で対応することのできる軌陸作
業車の軌道走行装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
軌陸作業車の軌道走行装置は、軌間幅の異なる軌道に対
応して左右方向に伸縮する水平伸縮装置と、この水平伸
縮装置の先端部に取り付けられて上下方向に伸縮する垂
直伸縮装置と、この垂直伸縮装置の先端部に設けられ垂
直伸縮装置が下方に伸長したときに軌道に接触する鉄輪
と、この鉄輪を回転駆動するための駆動装置とを備えた
ことを特徴とする。
軌陸作業車の軌道走行装置は、軌間幅の異なる軌道に対
応して左右方向に伸縮する水平伸縮装置と、この水平伸
縮装置の先端部に取り付けられて上下方向に伸縮する垂
直伸縮装置と、この垂直伸縮装置の先端部に設けられ垂
直伸縮装置が下方に伸長したときに軌道に接触する鉄輪
と、この鉄輪を回転駆動するための駆動装置とを備えた
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】上述の手段によれば、水平伸縮装置を左右方向
に伸び縮みさせ狭軌道および広軌道などの軌間幅に合わ
せたのち、垂直伸縮機構を下方向に伸ばすことで鉄輪を
狭軌道および広軌道などの軌間幅の異なる軌道に載置す
ることができる。
に伸び縮みさせ狭軌道および広軌道などの軌間幅に合わ
せたのち、垂直伸縮機構を下方向に伸ばすことで鉄輪を
狭軌道および広軌道などの軌間幅の異なる軌道に載置す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本発明に係る軌道
走行装置の実施例を詳細に説明する。図1は本発明に係
る軌道走行装置12,13をタイヤ14,15の近傍に
それぞれ装備した軌陸作業車11を示し、また図2乃至
図5は前側のタイヤ14近傍に配置された軌道走行装置
12の構造を示したものである。この実施例に係る軌道
走行装置12は、車幅方向に伸縮する水平伸縮装置16
と、この水平伸縮装置16の両端部に取り付けられて上
下方向に伸縮する垂直伸縮装置17と、この垂直伸縮装
置17の先端部に設けられた一対の鉄輪18a,18b
と、これらの鉄輪18a,18bを回転駆動するための
駆動装置19とで構成されている。
走行装置の実施例を詳細に説明する。図1は本発明に係
る軌道走行装置12,13をタイヤ14,15の近傍に
それぞれ装備した軌陸作業車11を示し、また図2乃至
図5は前側のタイヤ14近傍に配置された軌道走行装置
12の構造を示したものである。この実施例に係る軌道
走行装置12は、車幅方向に伸縮する水平伸縮装置16
と、この水平伸縮装置16の両端部に取り付けられて上
下方向に伸縮する垂直伸縮装置17と、この垂直伸縮装
置17の先端部に設けられた一対の鉄輪18a,18b
と、これらの鉄輪18a,18bを回転駆動するための
駆動装置19とで構成されている。
【0008】前記水平伸縮装置16は、軌陸作業車11
の車体前後方向に延びる断面コ字形状の車体フレーム2
0に固定されたアウトリガー21と、このアウトリガー
21の内部に出没可能に配置された一対の伸縮アーム2
2a,22bと、これらの伸縮アーム22a,22bを
それぞれ駆動するための各油圧シリンダ23a,23b
とで構成される。伸縮アーム22a,22bは筒状にな
っており、その内部に油圧シリンダ23a,23bが配
設されると共に、ピストンロッド24a,24bの先端
が伸縮アーム22a,22bの内壁に固定されている。
従って、このような構成からなる水平伸縮装置16は、
図2及び図3に示したように、油圧シリンダ23a,2
3bのピストンロッド24a,24bが縮小している時
には伸縮アーム22a,22bがアウトリガー21内に
ほぼ収納されているが、図4に示したように油圧シリン
ダ23a,23bのピストンロッド24a,24bが伸
びた時には伸縮アーム22a,22bの先端がアウトリ
ガー21から突出する。
の車体前後方向に延びる断面コ字形状の車体フレーム2
0に固定されたアウトリガー21と、このアウトリガー
21の内部に出没可能に配置された一対の伸縮アーム2
2a,22bと、これらの伸縮アーム22a,22bを
それぞれ駆動するための各油圧シリンダ23a,23b
とで構成される。伸縮アーム22a,22bは筒状にな
っており、その内部に油圧シリンダ23a,23bが配
設されると共に、ピストンロッド24a,24bの先端
が伸縮アーム22a,22bの内壁に固定されている。
従って、このような構成からなる水平伸縮装置16は、
図2及び図3に示したように、油圧シリンダ23a,2
3bのピストンロッド24a,24bが縮小している時
には伸縮アーム22a,22bがアウトリガー21内に
ほぼ収納されているが、図4に示したように油圧シリン
ダ23a,23bのピストンロッド24a,24bが伸
びた時には伸縮アーム22a,22bの先端がアウトリ
ガー21から突出する。
【0009】一方、垂直伸縮装置17は、前記水平伸縮
装置16の伸縮アーム22a,22bの各先端部に固定
されたアウタジャッキポスト26a,26bと、アウタ
ジャッキポスト26a,26bの内部に出没可能に収納
されたインナジャッキポスト27a,27bと、このイ
ンナジャッキポスト27a,27bを駆動するための油
圧シリンダ28a,28bとで構成される。インナジャ
ッキポスト27a,27bは筒状に構成されており、ア
ウタジャッキポスト26a,26bに固定された油圧シ
リンダ28a,28bのピストンロッド29a,29b
の先端部がインナジャッキポスト27a,27bの内壁
に固定されている。
装置16の伸縮アーム22a,22bの各先端部に固定
されたアウタジャッキポスト26a,26bと、アウタ
ジャッキポスト26a,26bの内部に出没可能に収納
されたインナジャッキポスト27a,27bと、このイ
ンナジャッキポスト27a,27bを駆動するための油
圧シリンダ28a,28bとで構成される。インナジャ
ッキポスト27a,27bは筒状に構成されており、ア
ウタジャッキポスト26a,26bに固定された油圧シ
リンダ28a,28bのピストンロッド29a,29b
の先端部がインナジャッキポスト27a,27bの内壁
に固定されている。
【0010】上記インナジャッキポスト27a,27b
の下部先端には鉄輪ホルダ30a,30bが固定されて
いる。そして、この鉄輪ホルダ30a,30bのそれぞ
れに一対の鉄輪18a,18bが回動自在に取り付けら
れると共に、一方の鉄輪ホルダ30aに取り付けられた
鉄輪18a,18bの車軸には、図5に示したように鉄
輪18a,18bと一体に回転するドリブンスプロケッ
ト32a,32bが取り付けられている。また、前記鉄
輪ホルダ30aにはブラケット33を介して油圧モータ
34が固定されると共に、この油圧モータ34の回転軸
にはドライブスプロケット36が取り付けられ、このド
ライブスプロケット36と前記鉄輪18a,18bのド
リブンスプロケット32a,32bとの間にはチェーン
37が掛け回されている。
の下部先端には鉄輪ホルダ30a,30bが固定されて
いる。そして、この鉄輪ホルダ30a,30bのそれぞ
れに一対の鉄輪18a,18bが回動自在に取り付けら
れると共に、一方の鉄輪ホルダ30aに取り付けられた
鉄輪18a,18bの車軸には、図5に示したように鉄
輪18a,18bと一体に回転するドリブンスプロケッ
ト32a,32bが取り付けられている。また、前記鉄
輪ホルダ30aにはブラケット33を介して油圧モータ
34が固定されると共に、この油圧モータ34の回転軸
にはドライブスプロケット36が取り付けられ、このド
ライブスプロケット36と前記鉄輪18a,18bのド
リブンスプロケット32a,32bとの間にはチェーン
37が掛け回されている。
【0011】前記油圧モータ34は、軌陸作業車11の
エンジンとそれによって駆動する油圧ポンプとによって
回転し、バルブ操作などによって正方向又は逆方向に回
転させたりあるいは制動することができる。なお、鉄輪
18a,18bを駆動する手段として上述の油圧モータ
34に代わって電動モータを用いることもできる。そし
て、この場合にはエンジンに代わってバッテリを動力源
とすることができるため、排気ガスによる作業者への負
担が少なくなり、特にトンネル内での作業に有効とな
る。
エンジンとそれによって駆動する油圧ポンプとによって
回転し、バルブ操作などによって正方向又は逆方向に回
転させたりあるいは制動することができる。なお、鉄輪
18a,18bを駆動する手段として上述の油圧モータ
34に代わって電動モータを用いることもできる。そし
て、この場合にはエンジンに代わってバッテリを動力源
とすることができるため、排気ガスによる作業者への負
担が少なくなり、特にトンネル内での作業に有効とな
る。
【0012】一方、後側の軌道走行装置13は、上述し
た前側の軌道走行装置12とは駆動装置19を備えてい
ない点が異なるだけで、他はほぼ同様の構成からなるの
で、詳細な説明は省略する。
た前側の軌道走行装置12とは駆動装置19を備えてい
ない点が異なるだけで、他はほぼ同様の構成からなるの
で、詳細な説明は省略する。
【0013】次に、軌道走行装置12,13の作用を上
述した前側の軌道走行装置12を例にとって説明する。
先ず、軌陸作業車11が道路を走行する時には、図2に
示したように垂直伸縮装置17の油圧シリンダ28a,
28bを縮小してインナジャッキポスト27a,27b
を引き上げ、アウタジャッキポスト26a,26b内に
収納して鉄輪18a,18bをタイヤ14の接地面より
浮かせておく。また、水平伸縮装置16の油圧シリンダ
23a,23bも縮小させて伸縮アーム22a,22b
を縮め、狭軌道4aの軌間幅に合わせた状態とする。こ
の状態で、軌陸作業車11は一般の道路を支障なく走行
することができる。
述した前側の軌道走行装置12を例にとって説明する。
先ず、軌陸作業車11が道路を走行する時には、図2に
示したように垂直伸縮装置17の油圧シリンダ28a,
28bを縮小してインナジャッキポスト27a,27b
を引き上げ、アウタジャッキポスト26a,26b内に
収納して鉄輪18a,18bをタイヤ14の接地面より
浮かせておく。また、水平伸縮装置16の油圧シリンダ
23a,23bも縮小させて伸縮アーム22a,22b
を縮め、狭軌道4aの軌間幅に合わせた状態とする。こ
の状態で、軌陸作業車11は一般の道路を支障なく走行
することができる。
【0014】次いで軌陸作業車11を軌道幅の狭い狭軌
道4a上で走行させる場合には、上述した状態から水平
伸縮装置16はそのままの状態で垂直伸縮装置17だけ
を駆動して油圧シリンダ28a,28bを伸ばし、図3
に示したようにインナジャッキポスト27a,27bを
伸ばして狭軌道4a上に鉄輪18a,18bを下げる。
そして、前後のタイヤ14,15を狭軌道4a上から浮
かせることで、軌陸作業車11は鉄輪18a,18bに
よって狭軌道4a上に支えられることになる。この状態
で油圧モータ34もしくは電動モータを駆動し、チェー
ン37を通じてドリブンスプロケット32a,32bに
回転力を伝達し、鉄輪18a,18bを回転させること
で、狭軌道4a上を走行することができる。
道4a上で走行させる場合には、上述した状態から水平
伸縮装置16はそのままの状態で垂直伸縮装置17だけ
を駆動して油圧シリンダ28a,28bを伸ばし、図3
に示したようにインナジャッキポスト27a,27bを
伸ばして狭軌道4a上に鉄輪18a,18bを下げる。
そして、前後のタイヤ14,15を狭軌道4a上から浮
かせることで、軌陸作業車11は鉄輪18a,18bに
よって狭軌道4a上に支えられることになる。この状態
で油圧モータ34もしくは電動モータを駆動し、チェー
ン37を通じてドリブンスプロケット32a,32bに
回転力を伝達し、鉄輪18a,18bを回転させること
で、狭軌道4a上を走行することができる。
【0015】次に、上記図2に示した状態から軌幅の広
い軌道上を走行させる場合について説明する。この場合
には図4に示したように、先ず水平伸縮装置16の油圧
シリンダ23a,23bを伸長させて広軌道4bの軌間
幅に一致させたのち、垂直伸縮装置17のインナジャッ
キポスト27a,27bを伸ばし、広軌道4b上に鉄輪
18a,18bを下げる。鉄輪18a,18bが広軌道
4b上に載置されると同時に前後のタイヤ14,15が
広軌道4b上から浮き上がり、軌陸作業車11は広軌道
4b上で鉄輪18a,18bによって支持されることに
なる。なお、上記水平伸縮装置16を最小幅と最大幅と
の中間の位置に固定することで、狭軌道と広軌道の中間
の軌間幅を有する軌道にも対応することができる。
い軌道上を走行させる場合について説明する。この場合
には図4に示したように、先ず水平伸縮装置16の油圧
シリンダ23a,23bを伸長させて広軌道4bの軌間
幅に一致させたのち、垂直伸縮装置17のインナジャッ
キポスト27a,27bを伸ばし、広軌道4b上に鉄輪
18a,18bを下げる。鉄輪18a,18bが広軌道
4b上に載置されると同時に前後のタイヤ14,15が
広軌道4b上から浮き上がり、軌陸作業車11は広軌道
4b上で鉄輪18a,18bによって支持されることに
なる。なお、上記水平伸縮装置16を最小幅と最大幅と
の中間の位置に固定することで、狭軌道と広軌道の中間
の軌間幅を有する軌道にも対応することができる。
【0016】上記実施例では駆動装置19を前側の軌道
走行装置12の一方の鉄輪ホルダ30aに設けた場合に
ついて説明したが、本発明では軌道走行装置12の他方
側の鉄輪ホルダ30bに設けてもよく、また後側の軌道
走行装置13に設けることも可能である。更に、上記実
施例では各軌道走行装置12,13に一対の鉄輪18
a,18bを設けた場合について説明したが、本発明で
はそれ以上の複数の鉄輪を設けた場合や単一の鉄輪で構
成した場合も含まれる。更にまた、上記実施例では説明
してない制動装置については、従来の例にならって取り
付けが可能なことは言うまでもない。
走行装置12の一方の鉄輪ホルダ30aに設けた場合に
ついて説明したが、本発明では軌道走行装置12の他方
側の鉄輪ホルダ30bに設けてもよく、また後側の軌道
走行装置13に設けることも可能である。更に、上記実
施例では各軌道走行装置12,13に一対の鉄輪18
a,18bを設けた場合について説明したが、本発明で
はそれ以上の複数の鉄輪を設けた場合や単一の鉄輪で構
成した場合も含まれる。更にまた、上記実施例では説明
してない制動装置については、従来の例にならって取り
付けが可能なことは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る軌陸
作業車の軌道走行装置によれば、軌間幅の異なる軌道を
同じ軌陸作業車で走行させる場合に簡単な切替操作で対
応することのでき、従来のような大掛かりな改変作業を
回避することができるといった効果がある。
作業車の軌道走行装置によれば、軌間幅の異なる軌道を
同じ軌陸作業車で走行させる場合に簡単な切替操作で対
応することのでき、従来のような大掛かりな改変作業を
回避することができるといった効果がある。
【図1】本発明に係る軌道走行装置を装備した軌陸作業
車の側面図である。
車の側面図である。
【図2】本発明に係る軌道走行装置の一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図3】軌間幅の狭い軌道上に鉄輪を下ろした時の軌道
走行装置の正面図である。
走行装置の正面図である。
【図4】軌間幅の広い軌道上に鉄輪を下ろした時の軌道
走行装置の正面図である。
走行装置の正面図である。
【図5】鉄輪の駆動原理を示す説明図である。
【図6】従来における軌陸作業車の一例を示す側面図で
ある。
ある。
4a 狭軌道 4b 広軌道 11 軌陸作業車 12 軌道走行装置 13 軌道走行装置 16 水平伸縮装置 17 垂直伸縮装置 18a 鉄輪 18b 鉄輪 19 駆動装置
Claims (1)
- 【請求項1】 軌間幅の異なる軌道に対応して左右方向
に伸縮する水平伸縮装置と、この水平伸縮装置の先端部
に取り付けられて上下方向に伸縮する垂直伸縮装置と、
この垂直伸縮装置の先端部に設けられ垂直伸縮装置が下
方に伸長したときに軌道に接触する鉄輪と、この鉄輪を
回転駆動するための駆動装置とを備えたことを特徴とす
る軌陸作業車の軌道走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18943494A JPH0853006A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 軌陸作業車の軌道走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18943494A JPH0853006A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 軌陸作業車の軌道走行装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0853006A true JPH0853006A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16241188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18943494A Pending JPH0853006A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 軌陸作業車の軌道走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0853006A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2013226967A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Aichi Corp | 軌陸作業車 |
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