JPH1111123A - 軌道走行用自動車 - Google Patents
軌道走行用自動車Info
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- JPH1111123A JPH1111123A JP18175597A JP18175597A JPH1111123A JP H1111123 A JPH1111123 A JP H1111123A JP 18175597 A JP18175597 A JP 18175597A JP 18175597 A JP18175597 A JP 18175597A JP H1111123 A JPH1111123 A JP H1111123A
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- wheels
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- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Abstract
及び走行安定性の向上を図れるようにすること。 【解決手段】 自動車1の前輪又は後輪のうちの駆動側
にタイヤ車輪3を具備すると共に、他方側にレール5上
を走行可能な鉄輪4を具備する。また、タイヤ車輪3の
近傍位置に、レール5上を走行可能な案内車輪6を具備
する。これにより、加速性及び制動性の向上が図れると
共に、走行安定化を図ることができる。
Description
車に関するもので、更に詳細には、鉄道軌道上を走行す
る軌道走行用自動車の改良に関するものである。
検、保線工事等を行う工事車両は、一般に軌道走行専用
に構成されている。このため軌道のレールが少しでも破
損していると、工事車両では事故現場まで走行できない
問題がある。そこで陸道走行する通常の自動車を、軌道
走行も可能に改善し、軌道と陸道の状態によりそのいず
れかを選択走行して、軌道上の工事や事故の現場に確実
に行くことを可能にした軌道・陸道兼用車が提案されて
いる。
発明者等が開発した例えば特開平6−87309号公報
の先行技術がある。この先行技術において、通常の小型
自動車の車体重心位置の下部に転車装置を、伸縮及び回
転可能に吊設し、踏切で転車装置により車体を浮上して
方向変換することで、陸道から軌道への乗り入れ、また
は逆に軌道から陸道への乗り出しを可能にする。また車
体下部の前輪の直前と後輪の直後とにそれぞれ鉄輪と同
一形状のガイド車輪を、昇降可能に装着し、このガイド
車輪を鉄道軌道(レール)に係合して前後輪が共にレー
ル上に載った状態に保持し、前後輪のタイヤにより軌道
走行することが開示されている。
行技術のものにあっては、自動車の前後輪のタイヤで軌
道のレール上も走行する技術思想であるから、車輪が1
種類で済み、車輪を交換する必要が無くて作業が容易化
する等の利点があるが、以下のような不具合がある。す
なわち、前輪及び後輪の近傍位置に案内車輪を設け、か
つこれに案内車輪をそれぞれ例えば油圧シリンダ等の切
換手段にてレールに対して係脱可能に形成するため、構
造が複雑化する。また、レール上にその2倍以上の幅の
ゴムのタイヤが載るため、タイヤが比較的大きく変形し
て破損し易いという問題があった。
で、構造を簡単にし、加速性及び制動性の向上を図れる
ようにすると共に、走行安定性の向上を図れるようにし
た軌道走行用自動車を提供することを目的とするもので
ある。
に、請求項1記載の発明は、自動車の前輪又は後輪のう
ちの駆動側にタイヤ車輪を具備し、他方側に鉄道軌道上
を走行可能な鉄輪を具備し、かつ上記タイヤ車輪の近傍
位置に、上記鉄道軌道上を走行可能な案内車輪を具備し
てなる、ことを特徴とする。
道走行用自動車において、上記案内車輪を鉄道軌道に対
して係脱可能に形成してなる、ことを特徴とする。
載の軌道走行用自動車において、上記自動車の車体重心
位置の下部に伸縮可能に吊設されて、車体を浮上して転
車することが可能な転車装置を具備してなる、ことを特
徴とする。
行用自動車によれば、駆動側に設けられるタイヤ車輪と
鉄道軌道との摩擦作用により加速性能の向上が図れると
共に、制動性能の向上を図ることができる。また、タイ
ヤ車輪により自動車に搭載されたステアリングの振動を
吸収することができる。また、タイヤ車輪の近傍位置に
設けられた案内車輪と鉄輪が鉄道軌道上を走行するた
め、走行安定化が図れる(請求項1)。この場合、案内
車輪を鉄道軌道に対して係脱可能に形成することによ
り、鉄道軌道上の走行時と不走行時における案内車輪の
切換を可能にすることができ、鉄道軌道の不走行時にお
ける案内車輪の不要な突出を抑制して案内車輪の保護を
図ることができる(請求項2)。また、自動車の車体重
心位置の下部に伸縮可能に吊設されて、車体を浮上して
転車することが可能な転車装置を設けることにより、転
車装置を鉄道軌道上に載置して車体を浮上させた状態で
転車させ、その後、転車装置を収縮させて鉄道軌道上に
タイヤ車輪及び鉄輪を載置することができる(請求項
3)。
面に基いて詳細に説明する。図1はこの発明の軌道走行
用自動車の一例を示す側面図、図2はその平面図、図3
はその正面図、図4はその背面図である。
にエンジン(図示せず)を搭載した前輪駆動式となって
おり、駆動側の車軸にタイヤ車輪3が装着され、後輪が
鉄輪4にて形成されている。この場合、タイヤ車輪3と
鉄輪4は同径に形成されており、また左右のタイヤ車輪
3及び鉄輪4の間隔は鉄道軌道例えば在来線のレール5
と略同一の寸法に形成されている。また軌道走行用自動
車1は、車体2の前輪すなわちタイヤ車輪3の前方側近
傍位置に、レール5に係脱可能に係合する案内車輪6が
取り付けられ、車体2の重心位置の下部に、車体2を浮
上して転車する転車装置7が伸縮可能に吊設されてい
る。
鉄輪にて形成されている。また、この案内車輪6は、図
5及び図6に示すように、車体2の前端部に枢支ピン8
をもって垂直方向に回転可能な一対のブラケット9の自
由端側に架設される車軸10にベアリング11を介して
回転可能に装着されており、車体2に基部が枢着された
アキュムレータ付きの切換用油圧シリンダ12のピスト
ンロッド13に車軸10が支持されて、油圧シリンダ1
2の伸縮動作によって案内車輪6がレール5に対して係
脱可能に切換られるように構成されている。
置の下部に垂設される2本の油圧シリンダ14と、両油
圧シリンダ14のピストンロッド15に取り付けられる
略矩形枠状の旋回ベース16と、この旋回ベース16を
回転可能に支承する矩形枠状の転車台17とで構成され
ている。この場合、転車台17の中心部に配設された矩
形状の板部材17aに溶接等によって旋回軸18が固着
され、旋回ベース16の中心部に配設された矩形状の板
部材16aには、旋回軸18に回転自在に嵌合される旋
回筒19が溶接等によって固着されている(図7及び図
8参照)。また、旋回ベース16と転車台17との対向
部位には旋回用ベアリング20が介在されて、転車台1
7と旋回ベース16が相対的に水平方向(θ方向)に回
転し得るように構成されている。
ンダ14のピストンロッド15が伸長して旋回ベース1
6及び転車台17を下降させ、ピストンロッド15が最
も伸びた状態では転車台17が地上に接地して重量物の
自動車1を安定かつ強固に持ち上げることが可能にな
る。また、自動車1の浮上状態で車体2を水平方向に回
すことで、転車台17に対して旋回ベース16が回転し
て、車体2を容易に転車することができる。
を軌道走行させるには、自走あるいはクレーン等の運搬
装置によって転車装置7を2本のレール5の中間に合わ
せて停車あるいは配置する。そして、転車装置7の油圧
シリンダ14を作動してピストンロッド15を伸長作用
する。すると旋回ベース16及び転車台17が下降し、
転車台17がグランドレベルに達した時点で接地する。
その後、更にピストンロッド15が伸長して車体2が強
固に支持されて浮上する。
と、転車台17に対し旋回ベース16等と共に車体2が
水平方向に容易に回転し、約90度回転した時点で車体
2がレール5と平行になる。そこで2本のレール5とタ
イヤ車輪3及び鉄輪4が一致することを目視で確認し、
今度は転車装置7のピストンロッド15を収縮作用す
る。すると旋回ベース16及び転車台17が上方へ移動
すると共に、相対的に車体2が下がる。
車輪3と鉄輪4が2本のレール5の上に載った時点で、
切換用油圧シリンダ12を作動してピストンロッド13
を伸長作用する。するとブラケット9によって支持され
た車軸10及び案内車輪6が下降して案内車輪6がレー
ル5上に載る。
ってエンジンを始動しタイヤ車輪3を回転駆動すると、
ゴム製のタイヤ車輪3と鉄製のレール5との摩擦作用に
より加速よく走行することができる。走行中は鉄輪4と
案内車輪6がレール5に沿って転動するので、走行の安
定化が図れ、また、走行中のステアリングの振動等をタ
イヤ車輪3が吸収することができるので、鉄輪製の車両
に比べて振動を少なくすることができる。また、タイヤ
車輪3の摩擦作用により制動力が働くので、鉄輪製の車
両に比べて短い距離内で容易に停止することができる。
したがって、工事や事故の現場等に短時間内に到達する
ことができ、所望の点検や修理を行うことができる。
用する場合について説明したが、勿論、四輪駆動式の自
動車にも適用することができ、また後輪駆動式の自動車
にも適用することができる。この場合、四輪駆動式の自
動車に適用するには、上記実施形態と同様に、前輪にタ
イヤ車輪3を用い、後輪に鉄輪4を用い、そして、タイ
ヤ車輪3の前方近傍位置に案内車輪6を切換え可能に設
けれよい。また、後輪駆動式の自動車に適用するには、
駆動側の後輪にタイヤ車輪を用い、前輪に鉄輪を用い、
そして、後輪の近傍位置に案内車輪を用いればよい。
走行用自動車は上記のように構成されているので、以下
のような優れた効果が得られる。
に設けられるタイヤ車輪と鉄道軌道との摩擦作用により
加速性能の向上が図れると共に、制動性能の向上を図る
ことができる。また、タイヤ車輪により自動車に搭載さ
れたステアリングの振動を吸収することができる。ま
た、タイヤ車輪の近傍位置に設けられた案内車輪と鉄輪
が鉄道軌道上を走行するため、走行安定化が図れる。
輪を鉄道軌道に対して係脱可能に形成するので、上記
1)に加えて鉄道軌道上の走行時と不走行時における案
内車輪の切換を可能にすることができ、鉄道軌道の不走
行時における案内車輪の不要な突出を抑制して案内車輪
の保護を図ることができる。
の車体重心位置の下部に伸縮可能に吊設されて、車体を
浮上して転車することが可能な転車装置を設けることに
より、転車装置を鉄道軌道上に載置して車体を浮上させ
た状態で転車させ、その後、転車装置を収縮させて鉄道
軌道上にタイヤ車輪及び鉄輪を載置することができる。
したがって、上記1)に加えて自動車の軌道上への設置
を容易にすることができる。
図である。
作を示す概略側面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車の前輪又は後輪のうちの駆動側に
タイヤ車輪を具備し、他方側に鉄道軌道上を走行可能な
鉄輪を具備し、かつ上記タイヤ車輪の近傍位置に、上記
鉄道軌道上を走行可能な案内車輪を具備してなる、こと
を特徴とする軌道走行用自動車。 - 【請求項2】 請求項1記載の軌道走行用自動車におい
て、 上記案内車輪を鉄道軌道に対して係脱可能に形成してな
る、ことを特徴とする軌道走行用自動車。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の軌道走行用自動車
において、 上記自動車の車体重心位置の下部に伸縮可能に吊設され
て、車体を浮上して転車することが可能な転車装置を具
備してなる、ことを特徴とする軌道走行用自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18175597A JPH1111123A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 軌道走行用自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18175597A JPH1111123A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 軌道走行用自動車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1111123A true JPH1111123A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16106329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18175597A Pending JPH1111123A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 軌道走行用自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1111123A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103978858A (zh) * | 2014-05-27 | 2014-08-13 | 西南交通大学 | 一种两用四轮自行车 |
CN105270119A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-01-27 | 重庆工商职业学院 | 可路面及轨道两用行走式行车机构 |
WO2018173054A1 (en) * | 2017-03-21 | 2018-09-27 | Gridon Ltd. | Ac switching arrangement |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP18175597A patent/JPH1111123A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103978858A (zh) * | 2014-05-27 | 2014-08-13 | 西南交通大学 | 一种两用四轮自行车 |
CN103978858B (zh) * | 2014-05-27 | 2016-01-20 | 西南交通大学 | 一种两用四轮自行车 |
CN105270119A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-01-27 | 重庆工商职业学院 | 可路面及轨道两用行走式行车机构 |
CN105270119B (zh) * | 2015-10-30 | 2017-08-25 | 重庆工商职业学院 | 可路面及轨道两用行走式行车机构 |
WO2018173054A1 (en) * | 2017-03-21 | 2018-09-27 | Gridon Ltd. | Ac switching arrangement |
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