JP3836453B2 - デュアルモード車両 - Google Patents

デュアルモード車両 Download PDF

Info

Publication number
JP3836453B2
JP3836453B2 JP2003287685A JP2003287685A JP3836453B2 JP 3836453 B2 JP3836453 B2 JP 3836453B2 JP 2003287685 A JP2003287685 A JP 2003287685A JP 2003287685 A JP2003287685 A JP 2003287685A JP 3836453 B2 JP3836453 B2 JP 3836453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
vehicle
wheel
traveling
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003287685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005053394A (ja
Inventor
博彦 柿沼
巌 佐藤
朝生 敷村
洋 荒川
史雄 伊藤
正樹 太田
芳治 郷田
敏文 岸
道孝 松上
俊宏 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Hokkaido Railway Co
Isuzu Body Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Hokkaido Railway Co
Isuzu Body Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd, Hokkaido Railway Co, Isuzu Body Corp filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2003287685A priority Critical patent/JP3836453B2/ja
Priority to EP04748274.0A priority patent/EP1652698B8/en
Priority to PCT/JP2004/011350 priority patent/WO2005014313A1/ja
Publication of JP2005053394A publication Critical patent/JP2005053394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3836453B2 publication Critical patent/JP3836453B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Description

本発明は、デュアルモード車両に関する。
現在、都市部への人口集中に伴い、地方山村部における過疎化が進行しており、この過疎化は、地方鉄道線(いわゆるローカル線)や地方路線バスの利用者の減少をもたらしている。このため、鉄道事業者やバス事業者は、運行管理コスト等を削減するために、地方鉄道線や地方路線バスに代わる新たな交通システムを創出する必要に迫られている。
このような状況において、近年、鉄道と道路とのシームレス化を行って電車とバスの双方の利点を生かす交通システム(以下、「デュアルモード交通システム」という)を構築して、車両コストの削減、メンテナンスコストの削減、運転コストの削減等を実現させようとする動きがある。そして、このデュアルモード交通システムを構築するために、軌道走行と道路走行との双方が可能な車両(以下、「デュアルモード車両」という)の開発が進められている。
ここで、軌道上と道路上との双方を走行可能な従来の車両としては、軌道の保守点検作業等を目的とした「軌陸車」が挙げられる。軌陸車は、通常、道路上を走行するトラック車両をベースとして構成されるものであり、軌道走行用の鉄輪と、道路走行用のタイヤと、の双方を備えている。そして、軌道走行時には鉄輪を下降させて軌道のレールに乗せる一方、道路走行時には鉄輪を上昇させて道路走行用のタイヤより上部で格納するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−209087号公報(第1頁、第2図)
しかし、軌陸車の軌道走行用の鉄輪を、デュアルモード車両の軌道走行用車輪としてそのまま採用すると、以下のような問題がある。すなわち、軌道走行用の鉄輪の格納位置が低い場合や、この鉄輪が何らかの要因により下降した場合には、デュアルモード車両の道路走行中に鉄輪と路面とが接触して、路面に損傷を与えてしまう場合がある。また、軌道走行用の鉄輪と軌道のレールとの間の摩擦力が小さいので、高速での軌道走行が困難であるという問題がある。
本発明の課題は、道路走行と軌道走行との双方が可能なデュアルモード車両において、道路走行中に路面に与える損傷を低減させるとともに、高速での軌道走行を実現させることである。
請求項1に記載の発明は、デュアルモード車両であって、
車体の前後に車軸を介して設けられた道路走行用の前後ゴムタイヤと、
前記後ゴムタイヤと同一軸心上に設けられた軌道走行用の合成樹脂製駆動輪と、
車体の前後に設けられた昇降自在な軌道走行用の前後ガイド輪と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車体の前後に車軸を介して設けられた道路走行用の前後ゴムタイヤにより道路走行を行うことができる。また、後ゴムタイヤと同一軸心上に設けられた軌道走行用の合成樹脂製駆動輪と、車体の前後に設けられた軌道走行用の前後ガイド輪と、により軌道走行を行うことができる。
そして、軌道走行用の合成樹脂製駆動輪は、鉄輪と比較すると軟質であるので、道路走行中にこの駆動輪と路面とが接触しても、路面に損傷を与えてしまうことが少ない。また、軌道走行用の合成樹脂製駆動輪は、軌道のレールに合わせて若干変形してレールに密着するため、この駆動輪とレールとの間の摩擦力が大きくなるので、高速での軌道走行を実現させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、車体の前後に車軸を介して設けられた道路走行用の前後ゴムタイヤにより道路走行を行うことができる。また、後ゴムタイヤと同一軸心上に設けられた軌道走行用の合成樹脂製駆動輪と、車体の前後に設けられた軌道走行用の前後ガイド輪と、により軌道走行を行うことができる。
そして、軌道走行用の合成樹脂製駆動輪は、鉄輪と比較すると軟質であるので、道路走行中にこの駆動輪と路面とが接触しても、路面に損傷を与えてしまうことが少ない。また、軌道走行用の合成樹脂製駆動輪は、軌道のレールに合わせて若干変形してレールに密着するため、この駆動輪とレールとの間の摩擦力が大きくなるので、高速での軌道走行を実現させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本実施の形態に係るデュアルモード車両1の構成について、図1〜図4を用いて説明する。デュアルモード車両1は、前後ゴムタイヤ3、4による道路走行と、軌道走行用車輪(駆動輪5、前ガイド輪6及び後ガイド輪7)による軌道走行と、の双方を自在に切り換えて実現させることができる車両である。
デュアルモード車両1は、図1〜図3に示すように、車体2の前後に設けられた車軸を中心に回転する前ゴムタイヤ3及び後ゴムタイヤ4と、後ゴムタイヤ4の車軸4aを中心に回転する軌道走行用の駆動輪5と、車体2の前後に設けられ上昇・下降自在な軌道走行用の前ガイド輪6及び後ガイド輪7と、車体2の前後に張出・格納自在に設けられた前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9と、を備えて構成されている。
車体2は、複数の乗客を搭乗させる構造を有している。本実施の形態においてはマイクロバスの車体2を採用しており、運転手を含めて約30人を搭乗させることができる。
前ゴムタイヤ3は、車体2のシャーシ2aに懸架装置2bを介して設けた(図示されていない)前車軸に左右1対軸支されている。そして、車体2の運転席のハンドルに連結された操舵装置3aによって、前ゴムタイヤ3の方向を変更することができる。
後ゴムタイヤ4は、車体2のシャーシ2aに(図示されていない)懸架装置を介して設けた後車軸4aに左右1対軸支されており、エンジン2c及び動力伝達装置2dによって駆動されるようになっている。そして、曲線道路走行時における後ゴムタイヤ4の左右の回転数は、差動装置4c(図4参照)により制御されるようになっている。なお、前ゴムタイヤ3及び後ゴムタイヤ4は、道路走行時に車体2の荷重を支持するように機能する。
デュアルモード車両1の車体2の運転席に搭乗した運転者が、ハンドルを操作して操縦装置3aを介して前ゴムタイヤ3を所望の方向に向けるとともに、アクセルを踏み込んでエンジン2c及び動力伝達装置2dを介して後ゴムタイヤ4を駆動することにより、自在な道路走行を実現させることができる(図2参照)。
駆動輪5は、後ゴムタイヤ4のホイールハブ4bの内側にボルトで固定されており、後ゴムタイヤ4と同様にエンジン2c及び動力伝達装置2dによって駆動されて車軸4aを中心に回転して、軌道を構成するレールR上を走行するものである(図4(a)参照)。曲線軌道走行時における駆動輪5の左右の回転数は、差動装置4cにより制御されるようになっている。
駆動輪5は比較的硬質な合成ゴムで構成されており、その直径寸法は、後ゴムタイヤ4の直径寸法と略同一の値に設定されるか、若しくは、後ゴムタイヤ4の直径寸法よりも小さい値に設定される。また、駆動輪5の幅方向全領域には、踏面勾配が略0°の平坦な踏面5aが形成されている。駆動輪5が合成ゴムで構成されているため、道路走行中(図4(b)参照)に駆動輪5と路面Sとが接触しても、路面Sに損傷を与えてしまうことが少ない。また、駆動輪5の踏面5aを構成する合成ゴムは比較的硬質とされているため、軌道走行時に車体2の重量を確実に支持することができる。
前ガイド輪6及び後ガイド輪7は、車体2の前方フレーム2e及び後方フレーム2fに油圧伸縮シリンダ2gを介して設けられており、この油圧伸縮シリンダ2gの伸縮動作により上昇・下降するように構成されている(図2及び図3参照)。
道路走行時においては、油圧伸縮シリンダ2gを短縮して前ガイド輪6及び後ガイド輪7を上昇させて、前ゴムタイヤ3及び後ゴムタイヤ4により上方で固定するようにする(図2参照)。一方、軌道走行時には、油圧伸縮シリンダ2gを伸長して前ガイド輪6及び後ガイド輪7を下降させて、軌道のレールR上に当接させるようにする(図3参照)。
また、前ガイド輪6及び後ガイド輪7は各々左右1対設けられており、これら左右の前ガイド輪6及び後ガイド輪7は各々ガイド車軸6a、7aで連結されている。これら前ガイド輪6及び後ガイド輪7は鉄等の金属で構成され、踏面勾配及びフランジを備えており、軌道案内機能を果たす。このため、駆動輪5に踏面勾配やフランジが設けられていなくても、デュアルモード車両1は、レールRに沿って正確に軌道走行を行うことができる。
なお、前ガイド輪6は、軌道走行時において車体2の荷重を支持するように機能する。すなわち、軌道走行時には、前側の油圧伸縮シリンダ2gの伸長に伴う前ガイド輪6の下降により、前ゴムタイヤ3がレールより上方に浮き上がった状態とされるため、前ゴムタイヤ3に加えられていた車体2の荷重は前ガイド輪6に加えられることとなる。
デュアルモード車両1の車体2の運転席に搭乗した運転者が、アクセルを踏み込んでエンジン10及び動力伝達装置11を介して駆動輪5を駆動するとともに、前ガイド輪6及び後ガイド輪7で軌道案内を行うことにより、軌道走行を実現させることができる。なお、この軌道走行の際には、前ゴムタイヤ3が上方に浮いた状態とされる(図3参照)ため、運転者が軌道走行中にハンドル操作を行って前タイヤ3を動かしても、軌道走行に影響しない。
前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9は、車体2の左右側部に張出可能かつ車体2内に格納可能に設けられている。デュアルモード車両1が道路走行を行っている場合及び軌道走行を行っている場合には、前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9は車体2内に格納されている。一方、デュアルモード車両1の走行モードを道路走行モードから軌道走行モードに変換する際には、前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9を車体2の左右側部に張り出して、後述する走行モード変換用構造体10の左右ガイド壁12のローラ当接部12bに当接させる。このように左右ガイド壁12のローラ当接部12bに前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9を当接させることにより、デュアルモード車両1を所定の軌道に対して誘導することができる。
次に、本実施の形態に係るデュアルモード車両1の走行モードを、道路走行モードから軌道走行モードに変換するための構造体(以下、「走行モード変換用構造体」という)10の構成について、図5を用いて説明する。
走行モード変換用構造体10は、タイヤ走行面11、左右ガイド壁12、幅広軌道部13、軌間変更部14、傾斜面15、等を備えて構成されている(図5参照)。
タイヤ走行面11は、道路走行モードにあるデュアルモード車両1を引き続き前ゴムタイヤ3及び後ゴムタイヤ4で走行させるための面であり、コンクリートやアスファルトで平坦に舗装されている(図5参照)。タイヤ走行面11には左右ガイド壁12が立設されているほか、幅広軌道部13や軌間変更部14を構成するレールRが埋設されている(図5参照)。そして、埋設されたレールRの上面はタイヤ走行面11と略同一面とされている。
左右ガイド壁12は、道路走行モードにあるデュアルモード車両1を所定の軌道に誘導するという機能を果たすものであり、本発明における誘導部である。左右ガイド壁12は、図5に示すように、デュアルモード車両1を受け入れる受入部分12aと、デュアルモード車両1の前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9を当接させるローラ当接部12bと、から構成されており、タイヤ走行面11に立設されている。
幅広軌道部13は、規格化された軌間寸法HSTD(1067mm)より幅広の軌間寸法HMAXを有する軌道部分であり、デュアルモード車両1を所定の軌道に対して徐々に位置合わせするためのものである。デュアルモード車両1が幅広軌道部13を走行する間に、前ガイド輪6及び後ガイド輪7を下降させて幅広軌道部13のレールRに当接させ、前ゴムタイヤ3をタイヤ走行面11から離隔させるようにする。なお、本実施の形態においては、幅広軌道部13の軌間寸法HMAXを1159mmに設定している。
軌間変更部14は、幅広軌道部13に連接され、幅広の軌間寸法HMAX(1159mm)から規格化された軌間寸法HSTD(1067mm)へと軌間寸法が漸次変化するように構成された軌道を有する軌道部分である。デュアルモード車両1が軌間変更部14を走行することにより、規格化された軌間寸法HSTDを有する軌道へと徐々に位置合わせされることとなる。
傾斜面15は、タイヤ走行面11に連接されており、前ゴムタイヤ3及び後ゴムタイヤ4による道路走行から、駆動輪5、前ガイド輪6及び後ガイド輪7による軌道走行への最終的な移行を実現させるものである。デュアルモード車両1が傾斜面15を走行すると、後ゴムタイヤ4がタイヤ走行面11から外れるとともに、軌道走行用の駆動輪5がレールRに当接して、完全な軌道走行に移行することとなる。
続いて、走行モード変換用構造体10を用いて、本実施の形態に係るデュアルモード車両1の走行モードを道路走行モードから軌道走行モードへと変換する際の動作について、図6〜図10を用いて説明する。
まず、運転者は、道路走行モードにあるデュアルモード車両1を軌道走行モードに移行させるために、ハンドル操作によりデュアルモード車両1を走行モード変換用構造体10に向けて走行させ、走行モード変換用構造体10のタイヤ走行面11に進入させる。この際、ブレーキ操作により、15km/h〜20km/h程度までデュアルモード車両1の車速を低減させるようにする。
デュアルモード車両1がタイヤ走行面11に立設された左右ガイド壁12の受入部分12aに進入すると同時に、運転者は、所定のスイッチ操作により、前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9を車体2の左右側部に張り出させる(図6参照)。そして、これら前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9を左右ガイド壁12のローラ当接部12bに当接させることにより、所定の軌道に対する暫定的な位置合わせを行う。この時点においては、デュアルモード車両1は依然として前タイヤ3及び後タイヤ4でタイヤ走行面11を走行している。
次いで、運転者は、所定のスイッチ操作により前ガイド輪6及び後ガイド輪7を下降させて、これら前ガイド輪6及び後ガイド輪7を幅広軌道部13のレールRに当接させるとともに、前タイヤ3を上昇させる。そして、軌道案内機能を有する前ガイド輪6及び後ガイド輪7で幅広軌道部13のレールRに沿うように案内しながら、駆動輪としての後ゴムタイヤ4でタイヤ走行面11を走行する(図7参照)。また、幅広軌道部13の終端部まで左右ガイド壁12のローラ当接部12bが立設されているため、デュアルモード車両1の前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9と、左右ガイド壁12のローラ当接部12bと、を用いた位置合わせも並行して行われる(図7参照)。
幅広軌道部13を通過したデュアルモード車両1は、軌間変更部14に進入して、後ゴムタイヤ4、前ガイド輪6及び後ガイド輪7による走行を続ける(図8参照)。また、軌間変更部14に進入すると、デュアルモード車両1の前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9と左右ガイド壁12のローラ当接部12bとの当接状態が順次解除されるため、運転者は、所定のスイッチ操作により、前ガイドローラ8及び後ガイドローラ9を車体2内に格納する(図8参照)。デュアルモード車両1は、軌間変更部14を走行することにより、規格化された軌間寸法HSTDを有する軌道へと徐々に位置合わせされることとなる。
続いて、デュアルモード車両1は、タイヤ走行面11に設けられた軌間変更部14から傾斜面15に進入する。デュアルモード車両1の後ゴムタイヤ4が傾斜面15に進入すると、後ゴムタイヤ4と同一軸心上に設けられた軌道走行用の駆動輪5が傾斜面15上に埋設されたレールRに当接する(図9参照)。そして、後ゴムタイヤ4と傾斜面15とが徐々に離隔して、後ゴムタイヤ4と傾斜面15との間の摩擦力に起因する車体推進力が漸次減少し最終的には消失する一方、駆動輪5とレールRとの間の摩擦力に起因する車体推進力が発生し漸次増加していく。
その後、後ゴムタイヤ4が傾斜面15上を完全に通過すると、デュアルモード車両1は、軌道走行用の駆動輪5、前ガイド輪6及び後ガイド輪7による軌道走行モードに完全に移行することとなる(図10参照)。
以上説明した実施の形態に係るデュアルモード車両1においては、車体2の前後に車軸を介して設けられた前ゴムタイヤ3及び後ゴムタイヤ4により道路走行を行うことができる。また、後ゴムタイヤ4と同一軸心上に設けられた軌道走行用の駆動輪5と、車体2の前後に設けられた軌道走行用の前ガイド輪6及び後ガイド輪7と、により軌道走行を行うことができる。
そして、軌道走行用の駆動輪5は合成ゴムで構成されており、鉄輪と比較すると軟質であるので、道路走行中にこの駆動輪5と路面Sとが接触しても、路面Sに損傷を与えてしまうことが少ない(図4(b)参照)。また、合成ゴムで構成された駆動輪5は、軌道のレールRに合わせて若干変形してレールRに密着するため、この駆動輪5とレールRとの間の摩擦力が大きくなるので、高速での軌道走行を実現させることができる(図4(a)参照)。さらに、駆動輪5を構成する合成ゴムは比較的硬質とされているので、軌道走行時に車体2の重量を確実に支持することができる。
なお、以上の実施の形態においては、軌道走行用の駆動輪5を合成ゴムで構成した例を示したが、駆動輪5を合成樹脂で構成することもできる。合成樹脂製の駆動輪5は、鉄輪と比較すると軟質であるので、道路走行中にこの駆動輪5と路面Sとが接触しても、路面Sに損傷を与えてしまうことが少ない(図4(b)参照)また、合成樹脂製の駆動輪5は、軌道のレールRに合わせて若干変形してレールRに密着するため、この駆動輪5とレールRとの間の摩擦力が大きくなるので、高速での軌道走行を実現させることができる(図4(a)参照)。さらに、駆動輪5を比較的硬質の合成樹脂で構成した場合には、軌道走行時に車体2の重量を確実に支持することができる。
本発明の実施の形態に係るデュアルモード車両を上から見た場合の透視図である。 図1に示したデュアルモード車両の道路走行モードにおける側面図である。 図1に示したデュアルモード車両の軌道走行モードにおける側面図である。 (a)は図1に示したデュアルモード車両の軌道走行モードにおける後輪の状態を示す図であり、(b)は図1に示したデュアルモード車両の道路走行モードにおける後輪の状態を示す図である。 (a)は図1に示したデュアルモード車両の走行モードを変換する走行モード変換用構造体の平面図であり、(b)は走行モード変換用構造体の側面図である。 図6に示した走行モード変換用構造体を用いて、図1に示したデュアルモード車両の走行モードを道路走行モードから軌道走行モードに変換する際の動作を説明するための説明図である。 同上 同上 同上 同上
符号の説明
1 デュアルモード車両
2 車体
3 前ゴムタイヤ
4 後ゴムタイヤ
4a 後車軸
5 軌道走行用の駆動輪
6 前ガイド輪
7 後ガイド輪

Claims (1)

  1. 車体の前後に車軸を介して設けられた道路走行用の前後ゴムタイヤと、
    前記後ゴムタイヤと同一軸心上に設けられた軌道走行用の合成樹脂製駆動輪と、
    車体の前後に設けられた昇降自在な軌道走行用の前後ガイド輪と、
    を備えることを特徴とするデュアルモード車両。
JP2003287685A 2003-08-06 2003-08-06 デュアルモード車両 Expired - Fee Related JP3836453B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003287685A JP3836453B2 (ja) 2003-08-06 2003-08-06 デュアルモード車両
EP04748274.0A EP1652698B8 (en) 2003-08-06 2004-08-06 Dual-mode vehicle, traveling method of dual-mode vehicle, wheel load controlling method of dual-mode vehicle, structure body for traveling mode conversion, and dual- mode traffic system
PCT/JP2004/011350 WO2005014313A1 (ja) 2003-08-06 2004-08-06 デュアルモード車両、デュアルモード車両の走行方法、デュアルモード車両の輪重制御方法、走行モード変換用構造体及びデュアルモード交通システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003287685A JP3836453B2 (ja) 2003-08-06 2003-08-06 デュアルモード車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005053394A JP2005053394A (ja) 2005-03-03
JP3836453B2 true JP3836453B2 (ja) 2006-10-25

Family

ID=34366596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003287685A Expired - Fee Related JP3836453B2 (ja) 2003-08-06 2003-08-06 デュアルモード車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3836453B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110129631A (ko) * 2010-05-26 2011-12-02 삼성테크윈 주식회사 이동형 감시 로봇 시스템

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4961114B2 (ja) * 2005-05-20 2012-06-27 北海道旅客鉄道株式会社 タイヤ
JP4851225B2 (ja) * 2006-04-06 2012-01-11 北海道旅客鉄道株式会社 デュアルモード交通システム
JP4844934B2 (ja) * 2008-03-13 2011-12-28 小野田ケミコ株式会社 掘削装置のリーダー鉛直調整機構
RU2493975C1 (ru) * 2012-02-15 2013-09-27 Открытое акционерное общество "Научно-исследовательский и проектно-конструкторский институт информатизации, автоматизации и связи на железнодорожном транспорте" (ОАО "НИИАС") Комбинированное колесо
JP6280886B2 (ja) * 2015-03-17 2018-02-14 岡本 俊仁 法面作業車
CN106240577A (zh) * 2016-09-21 2016-12-21 朱财林 一种不停车上下客系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3434432A (en) * 1968-01-09 1969-03-25 Arthur Seifert Convertible rail-highway vehicle
JPS517609A (en) * 1974-07-09 1976-01-22 Kogyo Gijutsuin Jidoshano kidodorosokohoshiki
JPS5690709A (en) * 1979-12-22 1981-07-23 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Dual-mode transporting system
JPS5695908U (ja) * 1979-12-24 1981-07-30
JPH02256557A (ja) * 1988-07-15 1990-10-17 Koshin Kensetsu Kk 軌動走行装置付作業車
JPH079825A (ja) * 1993-06-25 1995-01-13 Tokyo Isuzu Jidosha Kk 軌道・陸道走行自動車の軌道係合輪懸架装置
SE502692C2 (sv) * 1994-04-29 1995-12-11 Swedish Rail System Ab Srs Fordon för körning på såväl väg som järnvägsspår
JPH08300920A (ja) * 1995-04-28 1996-11-19 Aichi Corp 作業車の軌道走行装置
DE29511921U1 (de) * 1995-07-24 1995-10-19 Walter Schneider GmbH & Co. KG Maschinen und Transportanlagenbau, 42799 Leichlingen Führungseinrichtung für schienengebundene Fahrzeuge (II)
JPH10175413A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Western Corp:Kk 絶縁ガイド鉄輪を備えた軌陸車
JPH10203360A (ja) * 1997-01-17 1998-08-04 Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd 軌陸式作業車用走行装置
JPH11209087A (ja) * 1998-01-27 1999-08-03 Aichi Corp 軌陸車の軌道走行装置
JP2001233031A (ja) * 2000-02-18 2001-08-28 Suzuki Shoji:Kk 軌陸車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110129631A (ko) * 2010-05-26 2011-12-02 삼성테크윈 주식회사 이동형 감시 로봇 시스템
KR101603216B1 (ko) * 2010-05-26 2016-03-14 한화테크윈 주식회사 이동형 감시 로봇 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005053394A (ja) 2005-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101497479B1 (ko) 멀티라인 모노레일 차량의 절첩 구조
JP5330836B2 (ja) 車輌用ライン
US20040250724A1 (en) Multipurpose vehicle for various types of travel ways
KR101622261B1 (ko) 모노레일 차량의 조향구조
KR101485407B1 (ko) 멀티라인 모노레일 대차 구조
CN108340934A (zh) 一种可适应极大坡道的跨座式单轨列车双模式驱动转向架
CN100406282C (zh) 汽车铁路
JP3836453B2 (ja) デュアルモード車両
CN104139787A (zh) 一种磁浮交通安装巡检救援用牵引车
CN103241246B (zh) 一种城市有轨公共交通运输系统
EP1652698B1 (en) Dual-mode vehicle, traveling method of dual-mode vehicle, wheel load controlling method of dual-mode vehicle, structure body for traveling mode conversion, and dual- mode traffic system
JP3679108B2 (ja) デュアルモード車両、デュアルモード車両の走行方法、走行モード変換用構造体及びデュアルモード交通システム
KR100600642B1 (ko) 모노레일 시스템
JP3671186B1 (ja) 道路走行・軌道走行可能な車両及びその輪重制御方法
JP2006199277A (ja) 連結車両
CN202439691U (zh) 一种城市有轨公共交通运输系统
CN114132355B (zh) 用于侧导向轨道运行车辆的牵引救援车及其导向前进方法
JP4901368B2 (ja) 走行モード変換用構造体
CN210047388U (zh) 一种节段梁运输用运梁车
JP3671182B2 (ja) 車両用緩衝装置
JP4000457B2 (ja) タイヤと車輪による両走行モードが可能なデュアルモード車両、該デュアルモード車両用走行モード変換構成体及び該変換構成体を用いたデュアルモード交通システム
JP2001088521A (ja) 低公害型軌陸兼用走行作業車
CN104859389A (zh) 一种汽车转向架
CN203902184U (zh) 一种两用四轮自行车
CN103978858B (zh) 一种两用四轮自行车

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050830

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees