JPH08300920A - 作業車の軌道走行装置 - Google Patents

作業車の軌道走行装置

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Publication number
JPH08300920A
JPH08300920A JP12908895A JP12908895A JPH08300920A JP H08300920 A JPH08300920 A JP H08300920A JP 12908895 A JP12908895 A JP 12908895A JP 12908895 A JP12908895 A JP 12908895A JP H08300920 A JPH08300920 A JP H08300920A
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JP
Japan
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track
wheel
contact
drive roller
vehicle body
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Application number
JP12908895A
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English (en)
Inventor
Minoru Okawara
実 大川原
Takahiro Nagashima
隆洋 長嶋
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産効率を良くし、踏切通過時の脱線を防止
し、さらに遠隔操作による軌道上の走行制御に適する軌
道走行装置を提供する。 【構成】 シャシフレーム2に架装されるサブフレーム
3に、軌道用車輪13と、車体を昇降および回転させる
転車手段30とを取り付ける。また、車体に上下方向に
移動自在に取り付けられた移動部材11に軌道用車輪を
取り付け、この移動部材の車体に対する所定上動位置を
超える上方への移動を阻止するストッパ15を設け、移
動部材の所定上動位置からの自重による下動を許容す
る。さらに、道路用車輪5の外周に接触して回転し、こ
の道路用車輪を回転駆動する駆動ローラ46を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路上および軌道上を
走行できる軌陸両用の作業車に関し、さらに詳しくは、
この作業車に取り付けられる軌道走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーン車や高所作業車のような作業車
は、道路上を走行可能なトラック等(車両)のシャシフ
レームに、ブームその他の作業装置を備えたサブフレー
ムを架装して組み立てられることが多い。これら作業車
の中には、シャシフレームに取り付けられた道路上を走
行するための道路用車輪(タイヤ)とは別に、軌道(2
本の平行なレールによって構成される電車路)上を走行
するための軌道用車輪を備えた軌陸両用作業車があり、
これら軌陸両用作業車は、軌道内のトロリ線の保守・点
検作業等に多用されている。なお、軌陸両用作業車に
は、軌道と道路との間で車体の載せ降ろしを行うために
車体を昇降および回転させる転車手段も取り付けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(課題1)ところで、従来の軌陸両用作業車では、軌道
用車輪や転車手段により車体全体を支えるためには、こ
れらを、車体のベースとなっており強度が比較的高い部
材に直接取り付けるのが最も適切であろうとの考えか
ら、軌道用車輪および転車手段をシャシフレームに取り
付けていた。
【0004】しかしながら、この種の作業車は、架装メ
ーカーが、汎用のトラックシャシを車体メーカーから購
入して作業車として組み立てることが多い。このため、
シャシフレームに軌道用車輪や転車手段を取り付けよう
としても、これらを取り付るべき部分の寸法がシャシフ
レームによってバラツキがあり、その結果シャシフレー
ムごとに軌道用車輪や転車手段の寸法合わせをしなけれ
ばならず、生産効率が悪く、品質の管理も行い難いとい
う問題がある。
【0005】また、シャシフレームの強度が高いといっ
ても、軌道用車輪や転車手段を取り付けるためにはある
程度の補強が必要となるが、そのような補強のための部
材をシャシフレームに取り付ける作業が追加されること
で生産効率が悪くなったり、車体の重量増加につながっ
たりするという問題もある。しかも、シャシフレームは
モデルチェンジが行われることが多く、これに伴いシャ
シフレームの形状や寸法も変更されるため、軌道用車輪
や転車手段をシャシフレームに取り付けるようにしてい
たのでは、モデルチェンジごとに軌道用車輪や転車手段
を大幅に設計変更しなければならなくなるという問題も
ある。
【0006】(課題2)また、軌陸両用作業車が軌道上
を走行する際には、軌道用車輪と道路用車輪の双方をレ
ールに載せ、道路用車輪を回転駆動して前後進力を得る
とともに、軌道用車輪にレールに沿った車体の案内を行
わせる。ここで、トラックの道路用車輪のうち駆動輪で
ある後輪タイヤは、いわゆるダブルタイヤになっている
ことが多く、この場合には、軌間距離との関係からこれ
らダブルタイヤのうち内側のタイヤをレールに載せ、外
側のタイヤを宙に浮いた状態とすることが多い。ところ
で、内側タイヤにおけるレールに接する部分は、この部
分だけで車体後部の重量を支えることになるため、ある
程度径方向内方に変形する。このため、車体は若干沈ん
だ状態となる。従って、従来の作業車では、この状態で
軌道用車輪がレールに接するように、軌道用車輪の車体
に対する位置設定がなされていた。なお、このように車
体が沈んだ状態では、外側タイヤの下面はレールの上面
よりも下方に位置することになる。
【0007】しかしながら、図9に示すように、作業車
が踏切を通る際には、外側タイヤ95aが踏切の敷き板
P(レールR間および各レールRの外側に、道路との高
さを合わせるために敷く板)の上に乗り上げることなる
ため、車体がレールRに対して浮き上がり、この結果、
軌道用車輪93がレールRから離れてしまい(図中にに
示すように隙間Sができる)、作業車が脱線するおそれ
が生ずるという問題がある。
【0008】(課題3)さらに、高所作業車のように作
業台に搭乗した作業者が車体から離れて高所に移動して
作業を行うものでは、作業者が作業台の上から遠隔操作
して、作業車をレール上にて走行させたい場合がある。
【0009】しかしながら、シャシフレームにもともと
備えられた駆動輪の駆動機構(エンジン、クラッチ、ト
ランスミッション等)を、トラックの運転キャビン内か
ら手動操作できるだけでなく、作業台の上からも遠隔操
作できるように改造するのは困難であるという問題があ
る。
【0010】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであり、生産効率を良くするとともに品質維
持を行い易くすることができ、また、踏切通過時の脱線
を防止でき、さらには、遠隔操作による軌道上の走行制
御に適した作業車の軌道走行装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本願第1の発明では、シャシフレーム
に、ブームその他の作業装置を備えたサブフレームを架
装してなる作業車において、サブフレームに、軌道上を
走行するための軌道用車輪と、軌道に対する車体の載せ
降ろしを行うために車体を昇降および回転させる転車手
段とを取り付けて軌道走行装置を構成している。
【0012】このような軌道走行装置によれば、架装メ
ーカーは、サブフレームを寸法精度良く作れば、シャシ
フレームに寸法のバラツキがあったとしても、これに関
係なく軌道用車輪および転車手段をサブフレームに組み
付けることができる。このため、架装メーカーにおける
生産効率が良くなり、品質管理も行い易くなる。また、
サブフレームの強度を十分にしておけば、シャシフレー
ムの補強が不要となり、シャシフレームへの補強部材の
取付けによる作業工程や車体重量の増加を回避できると
ともに、サブフレームの設計の工夫しだいで車体重量の
軽量化を図ることもできる。さらに、シャシフレームが
モデルチェンジした場合でも、新たなシャシフレームへ
の取付に適合するようにサブフレームを部分的に設計変
更するだけで足り、大幅な設計変更の必要がなくなる。
【0013】また、本願第2の発明では、車体に上下方
向に移動自在に取り付けられた移動部材と、この移動部
材に取り付けられ、軌道上を走行するための軌道用車輪
と、移動部材の車体に対する所定上動位置を超える上方
への移動を阻止するストッパとから軌道走行装置を構成
し、移動部材の所定上動位置からの自重による下動を許
容している。
【0014】このような軌道走行装置によれば、踏切通
過時に車体が浮き上がっても、移動部材がこの車体に対
して下動し、軌道用車輪は軌道に接した状態に維持され
る。このため、軌道用車輪が脱線することが確実に防止
される。
【0015】なお、上記第2の発明を採用するに当り、
移動部材に上下方向に揺動自在に揺動部材を取り付け
て、この揺動部材に軌道用車輪を取り付けるとともに、
移動部材に対して揺動部材を上下方向に揺動させる揺動
駆動手段と、移動部材を上記所定上動位置又はこの位置
の近傍に引き上げた状態で保持し、この移動部材の自重
による下動を阻止する保持手段とを設けてもよい。
【0016】これによれば、まず、保持手段により移動
部材を所定上動位置等に保持し、次に揺動駆動手段によ
り揺動部材を上方に揺動させて、軌道用車輪を車体に対
して格納することができる。格納した軌道用車輪と地面
との間には、道路上を走行するのに必要な高さ(最低地
上高)が得られる。なお、このような格納状態から揺動
部材を下方に揺動させた後、保持手段による移動部材の
保持を解放することにより、再び移動部材の自重による
下動を許容した状態で軌道用車輪を接軌させることがで
きる。
【0017】また、本願第3の発明は、道路上を走行す
るための道路用車輪と軌道上を走行するための軌道用車
輪を有し、道路用車輪および軌道用車輪を軌道を構成す
るレールに載せるとともに道路用車輪を回転駆動して軌
道上を走行する作業車において、道路用車輪の外周に接
触して回転し、この道路用車輪を回転駆動する駆動ロー
ラを設けて軌道走行装置を構成している。
【0018】これによれば、シャシフレームにもともと
備えられた駆動輪の駆動機構は、通常の車両と同様に、
車両の運転キャビン内から手動操作のみによって制御さ
れる。一方、駆動ローラは、作業台上や運転キャビン内
からの遠隔操作によって制御される。こうして作業車の
軌道上の走行を遠隔操作するための構成を容易に実現す
ることができる。
【0019】なお、上記第3の発明を採用するに当り、
軌道用車輪を、レールに載るために車体に対して張り出
す接軌位置と車体に対して格納される格納位置との間で
移動自在とするとともに、駆動ローラを、道路用車輪の
外周に接触する接輪位置と道路用車輪の外周から離れる
離輪位置との間で移動自在とした上で、軌道用車輪が接
軌位置に位置するか否かを検出する接軌検出手段と、駆
動ローラが接輪位置に位置するか否かを検出する接輪検
出手段と、接軌検出手段により軌道用車輪が接軌位置に
位置することが検出され、且つ駆動ローラが接輪位置に
位置することが検出されたときに限り駆動ローラの回転
を許容する回転制限手段とを設けてもよい。
【0020】これによれば、駆動ローラが接輪位置に位
置していても軌道用車輪が接軌位置に位置していない状
態では、回転制限手段による規制を受けて駆動ローラは
回転しない。このため、例えば、駆動ローラを離輪位置
に戻すのを忘れた状態で作業車を道路上にて走行させて
いるときに、誤って駆動ローラを回転させる操作を行っ
ても、駆動ローラによる道路用車輪の駆動は行われず、
作業車の安全走行が確保される。一方、軌道用車輪が接
軌位置に位置していても、駆動ローラが接輪位置に位置
していなければ、やはり駆動ローラの回転は規制され
る。このため、例えば、道路から軌道に載せる際には必
ず駆動ローラを離輪位置に位置させておくようにすれ
ば、この際に誤って駆動ローラを回転させる操作を行っ
た場合でも駆動ローラは回転せず、駆動ローラへの巻き
込み等を防止することができる。
【0021】さらに、軌道用車輪の回転を阻止するブレ
ーキ手段と、回転制限手段により駆動ローラの回転が許
容されたときに限りブレーキ手段による軌道用車輪の回
転阻止を解除するブレーキ解除手段とを設けてもよい。
【0022】駆動ローラによって道路用車輪を駆動する
ためには、道路用車輪の回転をフリーにしておく(車両
のトランスミッションをニュートラルにしておく)必要
があるが、軌道用車輪を軌道に載せた後、駆動ローラを
接輪位置に位置させる前において作業車の移動を阻止す
る手段としてブレーキ手段が有効である。なお、この状
態から駆動ローラを接輪位置に移動させれば、回転制限
手段により駆動ローラの回転が許容されるので、ブレー
キ手段による軌道用車輪の回転規制が解除され、作業車
を軌道上にて走行させることが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る軌道
走行装置を備えた軌陸両用高所作業車1を示している。
この高所作業車1は、トラックのシャシフレーム2にサ
ブフレーム3を架装して組み立てられている。シャシフ
レーム2は、前後左右の4箇所に、道路走行用車輪、即
ちタイヤ4、5を備えている。これらタイヤのうち前輪
タイヤ4は操向輪であり、後輪タイヤ5は駆動輪であ
る。なお、図6(A)から分かるように、後輪タイヤ5
は、外側タイヤ5aと内側タイヤ5bとが並列に配設さ
れたダブルタイヤである。また、シャシフレーム2の前
端部には、運転キャビン6が取り付けられている。この
運転キャビン6内には、ハンドル、アクセルペダル、ブ
レーキペダル等、道路上を走行するために必要な操作手
段(いずれも図示せず)が配設されるとともに、後述す
る駆動ローラ46の作動を制御するための操作スイッチ
(図示せず)も配設されている。
【0024】サブフレーム3の上面後部には、このサブ
フレーム3に対して水平旋回が自在な旋回台7が取り付
けられる。なお、図2には、まだ旋回台7が取り付けら
れていない状態のサブフレーム3を示しており、この図
においては、サブフレーム3の上面後部には、旋回台7
およびこれを旋回駆動する油圧旋回モータ(図示せず)
を取り付けるために必要な構造3aに加工されている。
【0025】図1に示すように、旋回台7の上部には、
テレスコピックに伸縮自在に構成されたブーム8が起伏
自在に枢着される。ブーム8と旋回台7との間には、ブ
ーム8を起伏駆動する油圧起伏シリンダ8aが取り付け
られており、また、ブーム8には、このブーム8を伸縮
駆動する油圧伸縮シリンダ(図示せず)が内蔵されてい
る。さらに、ブーム8の先端には、ブーム8の起伏状態
にかかわらず垂直に保持される垂直ポスト8bが取り付
けられている。そして、垂直ポスト8bの上部には、作
業台9が取り付けられている。この作業台9は、垂直ポ
スト8bを中心に水平首振が自在である。なお、作業台
9には、旋回台7、ブーム8および作業台9の各作動を
制御するための操作装置60が取り付けられており、こ
の操作装置60には、駆動ローラ46の作動を制御する
ための操作スイッチも取り付けられている。
【0026】また、図2から分かるように、サブフレー
ム3の前後左右の4箇所には、軌道走行用車輪機構10
が取り付けられている。以下、この軌道走行用車輪機構
10について、図3および図4を用いて詳しく説明す
る。車輪機構10は、第1揺動部材(請求の範囲にいう
「移動部材」)11と、第2揺動部材(同「揺動部
材」)12と、鉄輪(同「軌道用車輪」)13と、油圧
揺動シリンダ(同「揺動駆動手段」)14と、ストッパ
15と、ドラムブレーキ(同「ブレーキ手段」)16
と、引上げシリンダ(同「保持手段」)17とから構成
されている。なお、この実施例では、サブフレーム3の
前後左右に車輪機構10が取り付けられているが、サブ
フレーム3の後部左右のみに車輪機構10が取り付けら
れている場合もある。
【0027】第1揺動プレート11は、上下方向に延び
る本体部11aと、この本体部11aの上部から後方に
張り出すフレーム枢着部11bと、本体部11aの上部
から前方に延びるシリンダ枢着部11cと、本体部11
aの下部から前方に延びるプレート枢着部11dとを有
して形成されている。本体部11aの上端には、前後方
向に水平に延びる当接部11eが形成されており、本体
部11aの上下方向中間部におけるこの当接部11eの
下方には、上下方向に延びて本体部11aを貫通する長
孔11fが形成されている。
【0028】このように形成された第1揺動プレート1
1は、図4に詳しく示すように、2枚1組で外側と内側
とに配設され、フレーム枢着部11bに、サブフレーム
3の側面から側方に水平に延びる第1ピン21を貫通さ
せて、サブフレーム3に対して上下方向に揺動自在に取
り付けられている。また、両第1揺動プレート11,1
1のシリンダ枢着部11c,11cには、第2ピン22
が掛け渡され、この第2ピン22の外周には揺動シリン
ダ14のボトム側端部が前後方向に回動自在に取り付け
られている。
【0029】第2揺動プレート12は、五角形に形成さ
れており、第1揺動プレート11と同様に、2枚1組で
外側と内側とに配設される。各第2揺動プレート12
は、上部後側を各第1揺動プレート11のプレート枢着
部11dに第3ピン23によって枢着して、第1揺動プ
レート11に対して上下方向に揺動自在に取り付けられ
ている。また、両第2揺動プレート12,12の上部前
側には、第4ピン24が掛け渡され、これにより両第2
揺動プレート12,12が相互に連結されるとともに、
第4ピン24の外周に揺動シリンダ14のロッドの先端
が前後方向に回動自在に取り付けられている。
【0030】そして、両第2揺動プレート12の下部に
は、サブフレーム3の幅方向に延びるシャフト18が回
転自在に挿入支持され、このシャフト18における両第
2揺動プレート12によって挟まれた部分の外周には、
鉄輪13が取り付けられている。この鉄輪13は、円筒
状の転動部13aと、この転動部13aの幅方向内側に
一体に形成され、転動部13aよりも径が大きいレール
ガイド部13bとを有して形成されている。揺動シリン
ダ14が伸縮作動して第2揺動プレート12を揺動させ
ることにより、図3に示すように、鉄輪13をレールR
に接触させるために下方に張り出す位置(以下、この位
置を接軌位置という)TR と、鉄輪13を格納するため
に上動した位置(以下、この位置を格納位置という)K
との間で移動させることができる。
【0031】なお、この鉄輪13には、図中に点線で示
すように、ドラムブレーキ16が内蔵されている。この
ドラムブレーキ16は、オン時には鉄輪13の回転を規
制し、オフ時には鉄輪13の回転を許容する。
【0032】ストッパ15は、サブフレーム3の側面上
端部に取り付けられ、第1揺動プレート11の当接部1
1eの上方にて側方に水平に延びている(図2参照)。
このストッパ15の下面に当接部11eが当接する位置
(請求の範囲にいう「所定上動位置」に該当し、以下の
説明でもそのように称する)において、第1揺動プレー
ト11のそれ以上上方への揺動が阻止される。
【0033】また、このストッパ15の下面における両
第1揺動プレート11,11との当接位置の間には、引
上げシリンダ17のボトム側端部が前後方向に揺動自在
に枢着されている。この引上げシリンダ17のロッドの
先端部(下端部)には、両第1揺動プレート11、11
の側面に向かって延びる係止アーム17aが取り付けら
れており、これら係止アーム17aの先端は、各第1揺
動プレート11の側面に形成された長孔11e内に挿入
される。このため、各第1揺動プレート11は、係止ア
ーム17aと長孔11eの上端とが当接する位置と係止
アーム17aと長孔11eの下端とが当接する位置との
間で上下方向への揺動が許容される。
【0034】一方、図1に示すように、サブフレーム3
の前後方向中間部(但し、前部寄りの位置)には、転車
台30が取り付けられている。この転車台30は、シリ
ンダボックス31と、上部プレート32と、下部プレー
ト33とから構成されている。シリンダボックス31
は、サブフレーム3の左右側面に1本ずつ、上下方向に
延びて取り付けられている。シリンダボックス31は、
テレスコピックに伸縮自在に構成されており、このシリ
ンダボックス31には油圧転車シリンダ34が内蔵され
ている。
【0035】上部プレート32は、シリンダボックス3
1の下端部に固定されている。さらに、下部プレート3
3は、上部プレート32の下側に重なって配設されてい
る。ここで、図2に示すように、下部プレート33は上
部プレート32に対して水平旋回が自在に取り付けられ
ている。なお、上部および下部プレート32、33の間
には、リング状にベアリング35が配設されており、後
述するように接地した下部プレート33に対して上部プ
レート32が安定な状態で水平旋回できるようになって
いる。
【0036】さらに、図1に示すように、サブフレーム
3の後部左右における後輪タイヤ5の後方には、駆動装
置40が取り付けられている。以下、この駆動装置40
について図5を用いて詳しく説明する。駆動装置40
は、支持プレート41と、揺動プレート42と、油圧揺
動シリンダ43と、油圧駆動モータ45と、駆動ローラ
46と、中継スプロケット47とを有して構成されてい
る。
【0037】支持プレート41は、サブフレーム3の上
部に固定されて下方に延びるとともに、その下部に前方
に延びるスイッチ支持部41aを有して形成されてい
る。この支持プレート41の下部には、ピン44によっ
て前後方向に揺動自在に揺動プレート42が枢着されて
いる。揺動プレート42は、ピン44による支持プレー
ト41への枢着部分を中心に上方に延びるアーム部42
aと、後方に張り出すモータ取付部42bと、下方に延
びるローラ取付部42cとを有して形成されている。
【0038】揺動シリンダ43のボトム側端部は、サブ
フレーム3に上下方向に揺動自在に連結され、ロッド側
端部は、揺動プレート42におけるアーム部42aの上
部に上下方向に回動自在に連結されている。
【0039】油圧駆動モータ45は、揺動プレート42
におけるモータ取付部42bに取り付けられており、出
力軸45aの外周には小径のスプロケット45bが取り
付けられ、出力軸45aと一体に回転できるようになっ
ている。
【0040】駆動ローラ46は、後輪タイヤ5のうち内
側タイヤ5bとほぼ同じ幅の転動面を有しており、揺動
プレート42におけるローラ取付部42cに回転自在に
取り付けられている。この駆動ローラ46の軸方向外端
には、大径のスプロケット46aが取り付けられ、駆動
ローラ46と一体に回転できるようになっている。
【0041】中継スプロケット47は、大径の第1スプ
ロケット47aと小径の第2スプロケット47bとを重
ねて一体に回転するように組み立てたものであり、揺動
プレート42におけるピン44のすぐ下の部分(ローラ
取付部42cの上方)に回転自在に取り付けられてい
る。第1スプロケット47aと駆動モータ45のスプロ
ケット45bとの間には第1エンドレスチェーン48が
掛け回されており、また、第2スプロケット47bと駆
動ローラ46のスプロケット46aとの間には第2エン
ドレスチェーン49が掛け回されている。このため、駆
動モータ45が回転作動すると、その回転力は2本のチ
ェーン48、49を介して駆動ローラ46に伝達され、
これを回転駆動する。
【0042】そして、揺動シリンダ43を伸縮作動させ
て揺動プレート42をピン44を中心に前後方向に揺動
させれば、駆動ローラ46を、その転動面が後輪内側タ
イヤ5bに接する位置(以下、この位置を接輪位置とい
う)TT と、転動面が後輪内側タイヤ5bから離れる位
置(以下、この位置を離輪位置という)Fとの間で移動
させることができる。
【0043】なお、サブフレーム3の前後端の左右に
は、側方に張り出して下端部を接地させ、車体を支持す
るアウトリガジャッキ50が取り付けられている。
【0044】以上説明した軌道走行用車輪機構10、転
車台30および駆動装置40をすべてサブフレーム3に
取り付ける構成とすることにより、複数のシャシフレー
ム2に寸法のバラツキがあっても、サブフレーム3を寸
法精度良く作っておけば、寸法調整の必要なく車輪機構
10、転車台30および駆動装置40をサブフレーム3
に組み付けることができる。このため、サブフレーム3
を組み立てる架装メーカーにおいては、生産効率が良く
なり、品質管理も行い易くなる。また、サブフレーム3
の強度を十分にしておけば、シャシフレーム2の補強が
不要となり、シャシフレーム2への補強部材の取付けに
よる作業工程や車体重量の増加を回避できる。しかも、
サブフレーム3の設計の工夫しだいで車体重量の軽量化
を図ることもできる。さらに、シャシフレーム2がモデ
ルチェンジによって変更された場合でも、サブフレーム
3を新たなシャシフレーム2への取付に適合するように
部分的な設計変更を行うだけで足り、大幅な設計変更の
必要はない。
【0045】また、この作業車1には、駆動装置40を
安全に作動させるための安全装置も取り付けられてい
る。この安全装置70は、図8に示すように、接軌検出
器71と、接輪検出器72と、コントローラ(請求の範
囲にいう「回転制限手段」および「ブレーキ解除手段」
を兼ねる)73とから構成されている。
【0046】接軌検出器71は、図3に示すように、車
輪機構10における第1揺動プレート11の本体部11
aの下部後端に取り付けられたリミットスイッチからな
る。この接軌検出器71は、第2揺動プレート12が下
動して鉄輪13が接軌位置TR に位置したときに、この
第2揺動プレート12の上部後端に取り付けられた押動
部材75によってスイッチレバーが後方に押されてオン
になり、検出信号を出力する。
【0047】接輪検出器72は、図5に示すように、駆
動装置40における支持プレート41のスイッチ取付部
41aに取り付けられたリミットスイッチからなる。こ
の接輪検出器72は、揺動プレート42が前方に揺動し
て駆動ローラ46が接輪位置TT に位置したときに、こ
の揺動プレート42の前端面によってスイッチロッドが
押されてオンになり、検出信号を出力する。
【0048】コントローラ73は、接軌検出器71およ
び接輪検出器72の双方から検出信号が入力されたとき
に限り、操作装置60から入力された操作信号に応じて
駆動モータ45を作動させるための作動信号を駆動モー
タ制御器85に出力する。この駆動モータ制御器85
は、作動信号に応じて駆動モータ45に作動油を供給す
るためのバルブ(図示せず)を開放させ、駆動モータ4
5を回転作動させる。なお、駆動モータ制御器85は、
作動信号が入力されないときは、バルブを閉止して駆動
モータ45を停止させる。また、コントローラ73は、
接軌検出器71および接輪検出器72の双方から検出信
号が入力されたときは、ドラムブレーキ16をオフにす
るためのオフ信号をドラムブレーキ制御器86に出力す
る。ドラムブレーキ制御器86は、オフ信号が入力され
たときに、ドラムブレーキ16をオフにして鉄輪13の
回転を許容し、オフ信号が入力されていなときはドラム
ブレーキ16をオンにして鉄輪13の回転を規制する。
【0049】以上のように構成された高所作業車1は、
まず作業現場近くの踏切まで一般の道路を走行して移動
するのであるが、この際、例えば、運転者が運転キャビ
ン6内にて駆動ローラ46用の操作スイッチを操作して
も、接軌検出器71および接輪検出器72のいずれもオ
フであるため、駆動ローラ46は回転しない。このた
め、例えば、前の現場での作業終了時に駆動ローラ46
を離輪位置Fに戻すのを忘れた上に、さらに誤って操作
スイッチを操作したときでも、安全を損なうことなく作
業車1を走行させることができる。
【0050】そして、踏切内にて車体がレールRを横切
るようにして作業車1を停止させ、転車シリンダ34を
伸長作動させて転車台30の上部および下部プレート3
2、33を下動させる。下部プレート33が接地した後
も、転車シリンダ34の伸長作動を続行して各タイヤ
4、5が地面から離れるまで車体を持ち上げる。
【0051】次に、車体を押して、車体および上部プレ
ート32を、接地した下部プレート33に対して水平回
転させ、各鉄輪13をレールRの上方に位置させる。そ
の後、車輪機構10の揺動シリンダ14を伸長作動させ
て、格納位置Kにあった鉄輪13を接軌位置TR に張り
出す。これにより、接軌検出器71がオンになる。但
し、まだ接輪検出器72がオンになっていないので、こ
の段階で駆動ローラ46揺の操作スイッチを操作して
も、駆動ローラ46は回転しない。従って、例えば、作
業台9に搭乗した作業者が誤って操作スイッチを操作し
ても、車体の位置調整等のために駆動ローラ46の近く
にいる作業員の駆動ローラ46への巻き込み等を防止す
ることができる。
【0052】さらに、引上げシリンダ17を伸長作動さ
せて第1揺動プレート11を下動させる。その後、転車
シリンダ34を縮小作動させて鉄輪13および後輪内側
タイヤ5bをレールRに載せる。この際、第1揺動プレ
ート11は、鉄輪13がレールRに接触して上方に押さ
れることによりサブフレーム3に対して上動し、これに
伴い長孔11fが引上げシリンダ17の係止アーム17
aに対して上動することになるが、やがて所定上動位置
に上動した第1揺動プレート11の当接部11eがスト
ッパ15の下面に当接して、それ以上の上動が阻止され
る。これにより、車体が4つの車輪機構10によって支
えられる。
【0053】この段階では、駆動ローラ46は離輪位置
Fに位置するため、接輪検出器72はオフであり、ドラ
ムブレーキ16はオンになっている。このため、例え
ば、トランスミッションをニュートラルにした作業車1
が、車体の振動により勝手にレールR上を走行してしま
うような事態を防止することができる。なお、転車台3
0の下部プレート33は、上部プレート32に重なるよ
うに旋回させて格納しておく。
【0054】次に、駆動装置40の揺動シリンダ43を
縮小作動させて、離輪位置Fにあった駆動ローラ46を
接輪位置TT に移動させる。これにより、接輪検出器7
2もオンになり、それまでオンであったドラムブレーキ
16がオフになる。そして、駆動モータ43を回転作動
させれば、その回転が駆動ローラ46に伝達され、さら
に駆動ローラ46の転動面に接触する後輪内側タイヤ5
bを回転させる。こうして高所作業車1は、レールR上
を走行して作業現場に移動することができる。ここで、
レールR上を走行しているときは、図6(A)に示すよ
うに、後輪内側タイヤ5bにおけるレールRとの接触部
分が径方向内方に変形し、車体(サブフレーム3)は若
干沈んだ状態となる。このため、宙に浮いた状態の後輪
外側タイヤ5aの下端面は、レールRよりも高さHだけ
下方に位置する。
【0055】作業現場に到着後は、アウトリガジャッキ
50により車体を安定させた上で、作業台9に搭乗した
作業者が、操作装置60を操作して旋回台7やブーム8
の作動を制御し、任意の高所に移動する。そして、作業
者は、レールRの上方に架けられたトロリ線(図示せ
ず)の保守・点検作業を行う。
【0056】こうして1つの作業現場における作業が終
了すると、一旦ブーム8やアウトリガジャッキ50を格
納した上で作業車1をレールR上を走行させて次の作業
現場に移動するのであるが、途中に踏切があった場合に
は、この踏切を通過する。ここで、踏切を通過する際に
は、図6(B)および図7に示すように、後輪外側タイ
ヤ5aが敷き板Pに乗り上げ、車体(サブフレーム3)
が矢印Uで示すように上動する。これにより、従来のも
のでは、鉄輪がレールRから離れて作業車が脱線するお
それがあったが、本実施例の作業車1においては、図7
(A)に矢印Dで示すように、第1揺動プレート11や
鉄輪13等は、長孔11fの上端が係止アーム17aに
当接するまでは自重によってサブフレーム3に対して下
動することができるため、鉄輪13をレールRに接触し
た状態に維持することができる。従って、、踏切通過時
における作業車1の脱線を防止することができる。
【0057】作業終了後は、まず転車台30によって車
体を持ち上げた後、図7(B)に示すように、引上げシ
リンダ17を縮小作動させる。係止アーム17が長孔1
1fの上端に当接した後も縮小作動を続けることによ
り、第1揺動プレート11dを所定上動位置まで引き上
げることができ、この状態で引上げシリンダ17の作動
を停止させれば、第1揺動プレート11dを所定上動位
置に保持することができる。次に、揺動シリンダ14を
縮小作動させて第2揺動プレート12および鉄輪13を
格納位置Kに引き上げる。これにより、作業車1が道路
等を走行するのに必要な車体の最低地上高が得られると
ともに、車体後部においては適度なディパーチャアング
ルを確保することができる。
【0058】なお、上記実施例では、安全装置における
接輪検出器72をリミットスイッチにより構成したが、
本発明の軌道走行装置では、例えば、揺動シリンダ43
に取り付けた圧力スイッチにより接輪検出器を構成し、
駆動ローラ46が後輪内側タイヤ5bに押し付けられる
ことによって上昇した揺動シリンダ43の作動油圧を検
出して検出信号を出力するようにしてもよい。
【0059】また、上記実施例では、車輪機構10にお
ける保持手段を引上げシリンダ17により構成したが、
本発明の軌道走行装置では、例えば、第1揺動プレート
11およびサブフレーム3の側面に貫通孔を形成し、こ
れら貫通孔にピンを挿入して第1プレート11を所定上
動位置に保持するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、第1
に、軌道用車輪および転車手段をサブフレームに取り付
けている。このため、架装メーカーは、サブフレームを
寸法精度良く作れば、シャシフレームに寸法のバラツキ
があったとしても、これに関係なく軌道用車輪および転
車手段をサブフレームに組み付けることができる。この
ため、架装メーカーにおける生産効率が良くなり、品質
管理も行い易くなる。また、サブフレームの強度を十分
にしておけば、シャシフレームの補強が不要となり、従
来必要であったシャシフレームへの補強部材の取付けに
よる作業工程や車体重量の増加を回避できるとともに、
サブフレームの設計の工夫しだいで車体重量の軽量化を
図ることもできる。
【0061】さらに、モデルチェンジによりシャシフレ
ームが変更された場合でも、新たなシャシフレームへの
取付に適合するようにサブフレームの部分的な設計変更
を行うだけで足り、大幅な設計変更の必要をなくするこ
とができ、いわゆる設計効率の向上を図ることができ
る。
【0062】また、本発明では、第2に、軌道用車輪を
支持する移動部材の自重による下動を許容している。こ
のため、踏切通過時に車体が浮き上がっても、移動部材
がこの車体に対して下動し、軌道用車輪はレールに接し
た状態に維持される。従って、踏切通過時における作業
車の脱線が確実に防止される。
【0063】なお、移動部材に上下方向に揺動自在に取
り付けた揺動部材に軌道用車輪を取り付けるとともに、
移動部材を所定の上動位置に引き上げた状態で保持する
保持手段とを設ければ、軌道用車輪を車体に対して引き
上げて格納し、軌道用車輪の下端と地面との間に、道路
上の走行時に必要な最低地上高を確保することができ
る。
【0064】さらに、本発明では、第3に道路用車輪の
外周に接触してこれを回転駆動させる駆動ローラを設
け、この駆動ローラによる道路用車輪の回転駆動によ
り、作業車を軌道上にて走行させるようにしている。こ
のため、シャシフレームにもともと備えられた道路用車
輪の駆動機構は、通常の車両と同様に、車両の運転キャ
ビン内からの手動操作のみによって制御されるものであ
れば足りる。その一方、駆動ローラを作業台の上等から
の遠隔操作によって制御できるようにすれば、作業車の
軌道上の走行を遠隔操作できる構成を容易に実現するこ
とができる。
【0065】なお、軌道用車輪が、レールに載るために
張り出す接軌位置に位置し、駆動ローラが道路用車輪の
外周に接する接輪位置に位置したときに限り駆動ローラ
の回転を許容するように構成すれば、例えば、駆動ロー
ラを離輪位置に戻すのを忘れた状態で作業車を道路上を
走行させているときに、誤って駆動ローラを回転させる
操作を行っても、駆動ローラによる道路用車輪の駆動は
行われず、作業車の安全走行が確保される。また、道路
から軌道に載せる際に必ず駆動ローラを離輪位置に位置
させておくようにすれば、誤って駆動ローラを回転させ
る操作を行った場合でも駆動ローラは回転せず、駆動ロ
ーラへの巻き込み等を防止することができる。
【0066】さらに、軌道用車輪の回転を阻止するブレ
ーキ手段を、駆動ローラの回転が許容されたときに限り
解除するように構成すれば、軌道用車輪を軌道に載せた
後、駆動ローラを接輪位置に位置させる前において作業
車が勝手に走行してしまうような事態を未然に阻止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軌道走行装置を備えた軌陸両用高
所作業車の側面図である。
【図2】上記軌道走行装置が取り付けられたサブフレー
ムの平面図である。
【図3】上記軌道走行装置を構成する軌道走行用車輪機
構の側面図である。
【図4】上記軌道走行用車輪機構の平面図である。
【図5】上記軌道走行装置を構成する駆動装置の側面図
である。
【図6】上記高所作業車の背面図である。
【図7】上記軌道走行用車輪機構の作動説明図である。
【図8】上記軌道走行装置に付加される安全装置のブロ
ック図である。
【図9】従来の軌陸両用作業車の背面図である。
【符号の説明】
2 シャシフレーム 3、93 サブフレーム 5、95 後輪タイヤ 8 ブーム 10 軌道走行用車輪機構 13 鉄輪 15 ストッパ 16 ドラムブレーキ 17 引上げシリンダ 30 転車台 40 駆動装置 46 駆動ローラ R レール P 敷き板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシャシフレームに、ブームその他
    の作業装置を備えたサブフレームを架装してなる作業車
    の軌道走行装置であって、 前記サブフレームに、軌道上を走行するための軌道用車
    輪と、軌道に対する車体の載せ降ろしを行うために前記
    車体を昇降および回転させる転車手段とを取り付けたこ
    とを特徴とする作業車の軌道走行装置。
  2. 【請求項2】 車体に上下方向に移動自在に取り付けら
    れた移動部材と、 この移動部材に取り付けられ、軌道上を走行するための
    軌道用車輪と、 前記移動部材の前記車体に対する所定上動位置を超える
    上方への移動を阻止するストッパとからなり、 前記移動部材は、前記所定上動位置からの自重による下
    動が許容されていることを特徴とする作業車の軌道走行
    装置。
  3. 【請求項3】 前記移動部材に、上下方向に揺動自在に
    揺動部材が取り付けられるとともに、この揺動部材に前
    記軌道用車輪が取り付けられており、 前記移動部材に対して前記揺動部材を上下方向に揺動さ
    せる揺動駆動手段と、 前記移動部材を前記所定上動位置又はこの位置の近傍に
    引き上げた状態で保持し、この移動部材の自重による下
    動を阻止する保持手段とを有することを特徴とする請求
    項2に記載の作業車の軌道走行装置。
  4. 【請求項4】 道路上を走行するための道路用車輪と軌
    道上を走行するための軌道用車輪を有し、前記道路用車
    輪および前記軌道用車輪を前記軌道を構成するレールに
    載せるとともに前記道路用車輪を回転駆動して前記軌道
    上を走行する作業車の軌道走行装置であって、 前記道路用車輪の外周に接触して回転し、この道路用車
    輪を回転駆動する駆動ローラを備えたことを特徴とする
    作業車の軌道走行装置。
  5. 【請求項5】 前記軌道用車輪が、前記レールに載るた
    めに前記車体に対して張り出す接軌位置と前記車体に対
    して格納される格納位置との間で移動自在となっている
    とともに、前記駆動ローラが、前記道路用車輪の外周に
    接触する接輪位置と前記道路用車輪の外周から離れる離
    輪位置との間で移動自在となっており、 前記軌道用車輪が前記接軌位置に位置するか否かを検出
    する接軌検出手段と、 前記駆動ローラが前記接輪位置に位置するか否かを検出
    する接輪検出手段と、 前記接軌検出手段により前記軌道用車輪が前記接軌位置
    に位置することが検出され、且つ前記駆動ローラが前記
    接輪位置に位置することが検出されとときに限り前記駆
    動ローラの回転を許容する回転制限手段とを有すること
    を特徴とする請求項4に記載の作業車の軌道走行装置。
  6. 【請求項6】 前記軌道用車輪の回転を規制するブレー
    キ手段と、 前記回転制限手段により前記駆動ローラの回転が許容さ
    れたときに限り前記ブレーキ手段による前記軌道用車輪
    の回転規制を解除するブレーキ解除手段とを有すること
    を特徴とする請求項5に記載の作業車の軌道走行装置。
JP12908895A 1995-04-28 1995-04-28 作業車の軌道走行装置 Pending JPH08300920A (ja)

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