JP3671186B1 - 道路走行・軌道走行可能な車両及びその輪重制御方法 - Google Patents

道路走行・軌道走行可能な車両及びその輪重制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 道路走行・軌道走行可能な車両の駆動輪及び案内輪に分配される荷重(輪重)を適切に制御することにより、駆動輪の空転を阻止するとともに案内輪の脱輪を阻止して、軌道走行時における駆動性能及び走行安定性を格段に向上させる。
【解決手段】 軌道走行時に軌道Rに当接して駆動力を発生させるとともに車体荷重の一部を支持する駆動輪4と、軌道走行時に軌道Rに当接して軌道案内を行うとともに駆動輪4に隣接した状態で配置されて車体荷重の一部を支持する案内輪6aと、を備える道路走行・軌道走行可能な車両1において、駆動輪4が空転している場合に案内輪6の輪重を低減させることにより駆動輪4の輪重を増加させて駆動性能を向上させる一方、駆動輪が空転していない場合に案内輪6の輪重を増加させて走行安定性を向上させる輪重制御装置を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、道路走行・軌道走行可能な車両及びその輪重制御方法に関する。
従来より、軌道の保守点検作業等を目的として、軌道上と道路上との双方を走行可能な車両である「軌陸車」が提案され、実用化されている。軌陸車は、通常、道路上を走行するトラック車両をベースとして構成されており、トラック車体の前後に道路走行用のゴムタイヤ及び軌道走行用の案内輪が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、近年においては、鉄道と道路とのシームレス化を行って鉄道車両とバスの双方の利点を生かす交通システムを構築する目的で、道路走行と軌道走行との双方が可能で走行モード変換が自在な車両(以下、「デュアルモード車両」という)の開発が進められている。デュアルモード車両は、バス車両をベースとして構成したものであり、バスの車体の前後に道路走行用のゴムタイヤ及び軌道走行用の案内輪が設けられている。
これら軌陸車やデュアルモード車両の軌道走行時においては、前後の案内輪を軌道上に当接させて軌道案内を行わせるとともに、後方のゴムタイヤを軌道上に当接させて駆動力を発生させている。このため、車体前方荷重は前方の案内輪のみによって支持されるが、車体後方荷重は、隣接した状態で配置された後方の案内輪と後方のゴムタイヤとの双方に分配される。現在においては、経験的に、車両静止状態における車体後方荷重の約40%を案内輪で支持し、残り約60%をゴムタイヤで支持するように荷重分配割合を設定している。
特開平11−209087号公報(第1頁、第2図)
しかし、車両静止状態において前記したような荷重分配割合(40:60)で案内輪とゴムタイヤに車体後方荷重を分配しても、車両走行時においては、加減速に起因する車体重心の移動や車体の振動が発生するため、これら案内輪及びゴムタイヤに分配される荷重(輪重)が常に変化する。従って、駆動輪であるゴムタイヤが空転したり案内輪が脱輪したりする可能性が高く、駆動性能や走行安定性に問題があった。
本発明の課題は、道路走行・軌道走行可能な車両の駆動輪及び案内輪に分配される荷重(輪重)を適切に制御することにより、駆動輪の空転を阻止するとともに案内輪の脱輪を阻止して、軌道走行時における駆動性能及び走行安定性を格段に向上させることである。
以上の課題を解決するために、第1の発明は、
車体の前方又は後方に車軸を介して設けられ、軌道走行時に軌道に当接して駆動力を発生させるとともに車体荷重の一部を支持する駆動輪と、前記車体の前後に車軸を介して設けられ、軌道走行時に軌道に当接して軌道案内を行うとともに前記駆動輪に隣接した状態で配置されて車体荷重の一部を支持する案内輪と、を備える道路走行・軌道走行可能な車両において、
隣接した状態で配置された前記駆動輪及び前記案内輪の輪重を制御する輪重制御装置を備え、
前記輪重制御装置は、
前記駆動輪が空転しているか否かを判定する空転判定手段と、
前記空転判定手段で前記駆動輪が空転状態にあると判定された場合に、所定の最小閾値を下回らないように前記案内輪の輪重を低減させることにより、前記案内輪の脱線を阻止しながら前記駆動輪の輪重を増加させる駆動性能向上手段と、
前記空転判定手段で前記駆動輪が空転状態にないと判定された場合に、所定の最大閾値を上回らないように前記案内輪の輪重を増加させることにより、前記駆動輪の空転を阻止しながら前記駆動輪の輪重を低減させる走行安定性向上手段と、
を有することを特徴とする。
第1の発明によれば、駆動輪が空転状態にあると判定された場合に、所定の最小閾値を下回らないように案内輪の輪重を低減させることにより、案内輪の脱線を阻止しながら駆動輪の輪重を増加させることができる。従って、駆動輪が空転状態にある場合においても、正常な駆動状態(非空転状態)に速やかに移行させることができる。この結果、軌道走行時の駆動性能を格段に向上させることができる。
また、第1の発明によれば、駆動輪が空転状態にないと判定された場合に、所定の最大閾値を上回らないように案内輪の輪重を増加させることにより、駆動輪の空転を阻止しながら駆動輪の輪重を低減させることができる。従って、正常な駆動状態(非空転状態)を維持しながら、走行安定性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明に係る道路走行・軌道走行可能な車両において、
前記案内輪は、
そのフランジ角が、軌道走行用車輪の規格化されたフランジ角より大きい値に設定されてなることを特徴とする。
第2の発明によれば、案内輪のフランジ角が、軌道走行用車輪の規格化されたフランジ角(約60°〜約65°)より大きい値に設定されるので、案内輪の輪重が低減した場合においても、脱輪を効果的に防止することができ、走行安定性を向上させることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る道路走行・軌道走行可能な車両において、
前記案内輪は、
そのフランジ高さが、軌道走行用車輪の規格化されたフランジ高さより大きい値に設定されてなることを特徴とする。
第3の発明によれば、案内輪のフランジ高さが、軌道走行用車輪の規格化されたフランジ高さ(約27mm)より大きい値に設定されるので、案内輪の輪重が低減した場合においても、脱輪を効果的に防止することができ、走行安定性を向上させることができる。
第4の発明は、
車体の前方又は後方に車軸を介して設けられ、軌道走行時に軌道に当接して駆動力を発生させるとともに車体荷重の一部を支持する駆動輪と、前記車体の前後に車軸を介して設けられ、軌道走行時に軌道に当接して軌道案内を行うとともに前記駆動輪に隣接した状態で配置されて車体荷重の一部を支持する案内輪と、を備える道路走行・軌道走行可能な車両の前記駆動輪及び前記案内輪の輪重を制御する輪重制御方法において、
前記駆動輪が空転しているか否かを判定する空転判定工程と、
前記空転判定工程で前記駆動輪が空転状態にあると判定された場合に、所定の最小閾値を下回らないように前記案内輪の輪重を低減させることにより、前記案内輪の脱線を阻止しながら前記駆動輪の輪重を増加させる駆動性能向上工程と、
前記回転状態検出工程で前記駆動輪が空転状態にないと判定された場合に、所定の最大閾値を上回らないように前記案内輪の輪重を増加させることにより、前記駆動輪の空転を阻止しながら前記駆動輪の輪重を低減させる走行安定性向上工程と、
を備えることを特徴とする。
第4の発明によれば、駆動輪が空転状態にあると判定された場合に、所定の最小閾値を下回らないように案内輪の輪重を低減させることにより、案内輪の脱線を阻止しながら駆動輪の輪重を増加させることができる。従って、駆動輪が空転状態にある場合においても、正常な駆動状態(非空転状態)に速やかに移行させることができ、駆動性能を向上させることができる。
また、第4の発明によれば、駆動輪が空転状態にないと判定された場合に、所定の最大閾値を上回らないように案内輪の輪重を増加させることにより、駆動輪の空転を阻止しながら駆動輪の輪重を低減させることができる。従って、正常な駆動状態(非空転状態)を維持しながら、走行安定性を一層向上させることができる。
本発明によれば、道路走行・軌道走行可能な車両の駆動輪及び案内輪に分配される荷重(輪重)を適切に制御することにより、駆動輪の空転を阻止するとともに案内輪の脱輪を阻止して、軌道走行時における駆動性能及び走行安定性を格段に向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図を用いて詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、本発明に係る道路走行・軌道走行可能な車両の例として、バス車両をベースに構成したデュアルモード車両1を挙げて説明することとする。デュアルモード車両1は、前後ゴムタイヤ3、4による道路走行と、前後案内輪5、6及び駆動輪(後方ゴムタイヤ4)による軌道走行と、の双方を可能とするものである。
まず、図1及び図2を用いて、本実施の形態に係るデュアルモード車両1の構成について説明する。
デュアルモード車両1は、図1に示すように、マイクロバス車両の車体2、車体2の前後に設けられた車軸3a、4aを中心に回転する前方ゴムタイヤ3及び後方ゴムタイヤ4、車体2の前後に設けられ昇降自在な軌道走行用の前方案内輪5及び後方案内輪6、車両の走行速度を検出する車速センサ、後方ゴムタイヤ4の回転速度を検出するタイヤ回転速度センサ、後方ゴムタイヤ4及び後方案内輪6の輪重を制御する制御装置、等を備えて構成されている。
なお、車速センサ、タイヤ回転速度センサ及び制御装置については図示を省略している。また、従来の鉄道車両100(図5参照)の全体重量は約40tonであるのに対し、本実施の形態に係るデュアルモード車両1の全体重量は約6tonとされている。
前方ゴムタイヤ3は、図1に示すように、車体2のシャーシ2aに取り付けられた前車軸3aに左右1本ずつ軸支され、後方ゴムタイヤ4とともに道路走行時に車体2の荷重を支持するものである。前方ゴムタイヤ3の方向は、車体2の運転席のハンドルに連結された(図示されていない)操舵装置によって変更することができる。
後方ゴムタイヤ4は、図1に示すように、車体2のシャーシ2aに取り付けられた後車軸4aに左右2本ずつ軸支されている。後方ゴムタイヤ4は、前方ゴムタイヤ3とともに道路走行時に車体2の荷重を支持するとともに、(図示されていない)エンジン及び動力伝達装置によって駆動されて道路走行時及び軌道走行時に駆動輪として機能するものである。軌道走行時には、図1(a)に示すように、内側の後方ゴムタイヤ4が軌道を構成するレールR上面に当接して駆動力を発生させる。
前方案内輪5及び後方案内輪6は、鉄等の金属で構成されており、各々左右1個ずつ設けられている。左右の前方案内輪5及び後方案内輪6は、図1(a)に示すように、各々前車軸5a及び後車軸6aで連結されている。また、前方案内輪5及び後方案内輪6は、図1(a)に示すように、前後車軸5a、6a、アーム5b、6b及び回動軸5c、6cを介して車体2のシャーシ2aの前後に回動自在に取り付けられている。そして、これら前方案内輪5及び後方案内輪6は、油圧アクチュエータ7、8の伸縮により上方及び下方に回動するように構成されている。
道路走行時においては、油圧アクチュエータ7、8の収縮により前方案内輪5及び後方案内輪6を上方に回動させて、前方ゴムタイヤ3及び後方ゴムタイヤ4より上方で固定する。一方、軌道走行時には、図1(b)に示すように、油圧アクチュエータ7、8の伸長により前方案内輪5及び後方案内輪6を下方に回動させて、軌道のレールR上に当接させる。軌道走行時においては、前方案内輪5は車体2の前方荷重を支持し、後方案内輪6は車体2の後方荷重の一部を支持することとなる。
また、前方案内輪5及び後方案内輪6は、図1(a)に示すように踏面勾配やフランジ5d、6dを備えており、軌道案内機能を果たす。このため、駆動輪である後方ゴムタイヤ4に踏面勾配やフランジが設けられていなくても、デュアルモード車両1は、レールRに沿って正確に軌道走行を行うことができる。なお、後方案内輪6のフランジ6dの拡大図を図2(a)に示している。また、図2(b)は、従来の鉄道車両100(図5参照)の車輪110のフランジ111の拡大図である。
前方案内輪5及び後方案内輪6のフランジ5d、6dの角度(フランジ角度)θは、図2(a)に示すように約87°に設定されている。この値は、図2(b)に示した従来の車輪110の規格化されたフランジ角度θSTD(約60°〜約65°)より大きい値である。また、前方案内輪5及び後方案内輪6のフランジ5d、6dの高さ(フランジ高さ)Hは、図2(a)に示すように約33mmに設定されている。この値は、図2(b)に示した従来の車輪110の規格化されたフランジ高さHSTD(約27mm)より大きい値である。
前方案内輪5及び後方案内輪6のフランジ角度θ(約87°)は、デュアルモード車両1の脱線限界値を考慮して算出したものである。以下、このフランジ角度θを算出する手法について説明する。
一般的に、図5に示すような鉄道車両100においては、鉄道車両100の脱線係数(Q/P)と、車輪110の脱線限界値(Q/P)Cと、を算出し、脱線係数(Q/P)が脱線限界値(Q/P)Cを超えるか否かにより走行安全性の評価を行っている。
ここで、脱線係数(Q/P)は、横圧Q(車輪110が車軸方向にレールRを押す力)を輪重P(車輪110が鉛直方向にレールRを押す力)で除した値である。また、脱線限界値(Q/P)Cは、以下のようなNadalの式により算出される。なお、μは、車輪110とレールRとの間の摩擦係数である。
(Q/P)C=(tanθ−μ)/(1+μtanθ)
このNadalの式に、摩擦係数μ(0.3)と、鉄道車両100の車輪110の規格化されたフランジ角度θ(65°)と、を代入して脱線限界値(Q/P)Cを求めると、「(Q/P)C=0.94」となる。鉄道車両100の脱線係数(Q/P)がこの脱線限界値0.94を超えない場合(例えば「Q=4.5」、「P=5」の場合)には、走行安定性が良好であると判定される。
これに対して、本実施の形態に係るデュアルモード車両1においては、車体2の後方荷重が、後方案内輪6と後方ゴムタイヤ4との双方で支持されることとなる。現在においては、経験的に、車両静止状態における車体2の後方荷重の40%を後方案内輪6で支持するように荷重分配割合を設定している(すなわち後方案内輪6の輪重Pは、車体2の後方荷重の4/10倍となる)。
従って、デュアルモード車両1の車体後方における脱線係数は、鉄道車両100の脱線係数の2.5倍(10/4倍)となる。このように、デュアルモード車両1の車体後方における脱線係数は、従来の鉄道車両100の脱線係数の2.5倍となるため、Nadalの式を用いて算出した前記脱線限界値(0.94)を用いて走行安全性の評価を行うことは不適当となる。
そこで、本実施の形態においては、前記脱線限界値(0.94)を2.5倍した値(2.34)を新たな脱線限界値として設定することとする。そして、この新たな脱線限界値(2.34)と、摩擦係数μ(0.3)と、をNadalの式に代入することによりフランジ角度θ(87°)を算出し、このフランジ角度θ(87°)を前方案内輪5及び後方案内輪6に採用している。
また、前方案内輪5及び後方案内輪6のフランジ高さH(約33mm)は、デュアルモード車両1の重量を考慮して算出したものである。以下、このようにフランジ高さを設定した背景について説明する。
一般的に、図5に示すような鉄道車両100においては、全重量が40tonと大きいため、一つの車輪110の支持荷重(輪重P)も約5tonと大きくなる。従って、車輪110の踏面の経時磨耗量が多くなるため、相対的にフランジ高さが経時的に高くなる。このようにフランジ高さが高くなると、車輪110がレールRから脱輪し難くなって走行安定性が向上するが、車輪110のフランジ高さが高くなりすぎると、分岐器を通過できなくなるなどの不都合が生じる。このため、従来の車輪110においては、フランジ高さを約27mmに設定していた。
これに対して、本実施の形態に係るデュアルモード車両1は、全重量が約6tonと比較的小さいため、前方案内輪5及び後方案内輪6の支持荷重(輪重)も小さくなる。従って、前方案内輪5及び後方案内輪6の踏面の経時磨耗量も格段に少なくなるため、分岐器が通過できなくなるほどフランジ高さが経時的に高くなることもない。このため、本実施の形態においては、フランジ高さを約33mmに設定して、走行安定性を向上させることとしている。
車速センサは、デュアルモード車両1の軌道走行時における走行速度を検出する。本実施の形態においては、車速センサとして、前方案内輪5及び後方案内輪6に搭載された案内輪回転速度センサを採用しており、案内輪回転速度センサで検出された前後の案内輪の回転速度に基づいて、軌道走行時におけるデュアルモード車両1の走行速度を算出している。車速センサで検出された速度情報は制御装置に伝送されて、後方ゴムタイヤ4の空転状態の検出に用いられる。なお、車速センサとしては、GPSやINS等を採用することもできる。
タイヤ回転速度センサは、本発明における車輪速センサであり、軌道走行時における後方ゴムタイヤ4の回転速度を検出する。本実施の形態においては、タイヤ回転速度センサで検出された後方ゴムタイヤ4の回転速度に基づいて、軌道走行時におけるデュアルモード車両1の走行速度を算出するようにしている。このようにタイヤ回転速度センサを用いて算出された速度情報は、制御装置に伝送されて、後方ゴムタイヤ4の空転状態の検出に用いられる。
制御装置は、本発明における輪重制御装置であり、デュアルモード車両1の機器全体を統合制御するCPUや、各種制御プログラムや制御データを格納したROM等から構成されている。制御装置は、車速センサで検出された車両の軌道走行速度と、タイヤ回転速度センサで検出された軌道走行時における後方ゴムタイヤ4の回転速度と、に基づいて後方ゴムタイヤ4の空転状態を判定し、この判定結果に基づいて、後方ゴムタイヤ4及び後方案内輪6の輪重を制御する。
具体的に説明すると、制御装置のCPUは、車速センサで検出された車両の軌道走行速度(以下、「検出速度」という)と、タイヤ回転速度センサで検出された軌道走行時における後方ゴムタイヤ4の回転速度から算出された車両の軌道走行速度(以下、「算出速度」という)と、を比較する。そして、CPUは、検出速度と算出速度との差が所定の閾値以下である場合には後方ゴムタイヤ4が空転状態にないと判定する一方、検出速度と算出速度との差が所定の閾値を超える場合には後方ゴムタイヤ4が空転状態にあると判定する。すなわち、CPUは、本発明における空転判定手段である。
また、制御装置のCPUは、後方ゴムタイヤ4が空転状態にあると判定した場合に、ROM内の駆動性能向上プログラムを実行して、油圧アクチュエータ8を収縮駆動して後方案内輪6の輪重を低減させることにより、後方ゴムタイヤ4の輪重を相対的に増加させる。すなわち、CPU及び駆動性能向上プログラムは、本発明における駆動性能向上手段である。
また、制御装置のCPUは、後方ゴムタイヤ4が空転状態にないと判定した場合には、ROM内の走行安定性向上プログラムを実行して、油圧アクチュエータ8を伸長駆動して後方案内輪6の輪重を増加させることにより、後方ゴムタイヤ4の輪重を相対的に低減させる。すなわち、CPU及び走行安定性向上プログラムは、本発明における走行安定性向上手段である。
次に、図1及び図3を用いて、本実施の形態に係るデュアルモード車両1の軌道走行時における輪重制御方法について説明する。
まず、デュアルモード車両1の軌道走行を実現させるために、図1に示すように油圧アクチュエータ7、8を伸長させて前方案内輪5及び後方案内輪6を下方Dに回動させ、これら前方案内輪5及び後方案内輪6を軌道のレールR上に当接させる。また、道路走行時に使用されていた後方ゴムタイヤ4(左右とも内側のみ)を、図1に示すように軌道のレールR上に当接させる。この車両静止状態においては、車体2の前方荷重を前方案内輪5が支持し、車体2の後方荷重の約60%を後方ゴムタイヤ4が支持し、車体2の後方荷重の約40%を後方案内輪6が支持している。
次いで、デュアルモード車両1のエンジンを作動させることにより、駆動輪である後方ゴムタイヤ4を駆動して駆動力を発生させて、軌道走行を開始する。軌道走行を開始すると、車速センサで車両の軌道走行速度が検出されるとともに、タイヤ回転速度センサで後方ゴムタイヤ4の回転速度が検出され、この回転速度から車両の軌道走行速度が算出される(速度検出工程:S1)。この速度検出工程S1で検出(算出)された速度情報は、制御装置に伝送される。
次いで、制御装置は、図3に示すように、車速センサで検出された車両の軌道走行速度(検出速度)と、タイヤ回転速度センサで検出された軌道走行時における後方ゴムタイヤ4の回転速度から算出された車両の軌道走行速度(算出速度)と、を比較して、後方ゴムタイヤ4が空転状態にあるか否かを判定する(空転判定工程:S2)。すなわち、制御装置は、検出速度と算出速度との差が所定の閾値以下である場合には後方ゴムタイヤ4が空転状態にないと判定する一方、検出速度と算出速度との差が所定の閾値を超える場合には後方ゴムタイヤ4が空転状態にあると判定する。
空転判定工程S2で、後方ゴムタイヤ4が空転状態にあると判定された場合には、制御装置は、図3に示すように後方案内輪6の輪重を算出し(輪重算出工程:S3)、算出した後方案内輪6の輪重が所定の最小閾値以上であるか否かを判定する(輪重下限判定工程:S4)。ここで、後方案内輪6の輪重の「最小閾値」とは、後方案内輪6が脱輪する可能性がきわめて高い輪重の値を意味し、デュアルモード車両1の重量や走行速度のほか軌道の曲率等を参照して適宜設定することができる。
輪重下限判定工程S4において、後方案内輪6の輪重が所定の最小閾値未満であると判定された場合には、制御装置は、車体2の重心が前方に移動して車体2の後方荷重自体が低減している等の外的要因があると判定し、図3に示すように何ら制御を行わずに空転判定工程S2に戻る。一方、輪重下限判定工程S4において、後方案内輪6の輪重が所定の最小閾値以上であると判定された場合には、制御装置は、図3に示すように油圧アクチュエータ8を収縮駆動することにより、後方案内輪6の輪重を低減させる(案内輪輪重低減工程:S5)。このように後方案内輪6の輪重を低減させることにより、後方ゴムタイヤ4の輪重が相対的に増加する(駆動輪輪重増加工程:S6)。
駆動輪輪重増加工程S6を経た後、制御装置は、図3に示すように、後方ゴムタイヤ4が空転状態にあるか否かを再度判定する(空転判定工程:S2)。そして、この空転判定工程S2において依然として後方ゴムタイヤ4が空転状態にあると判定された場合には、輪重算出工程S3、輪重下限判定工程S4、案内輪輪重低減工程S5及び駆動輪輪重増加工程S6を再度実施する。これら輪重算出工程S3〜駆動輪輪重増加工程S6は、本発明における駆動性能向上工程を構成する。
一方、空転判定工程S2で、後方ゴムタイヤ4が空転状態にないと判定された場合には、制御装置は、図3に示すように後方案内輪6の輪重を算出し(輪重算出工程:S7)、算出した後方案内輪6の輪重が所定の最大閾値以下であるか否かを判定する(輪重上限判定工程:S8)。ここで、後方案内輪6の輪重の「最大閾値」とは、後方ゴムタイヤ4が空転する可能性がきわめて高い後方案内輪6の輪重の値を意味する。
輪重上限判定工程S8において、後方案内輪6の輪重が所定の最大閾値を超えると判定された場合には、制御装置は、後方ゴムタイヤ4が空転している可能性が高いと判定し、何ら制御を行わずに空転判定工程S2に戻る。一方、輪重上限判定工程S8において、後方案内輪6の輪重が所定の最大閾値以下であると判定された場合には、制御装置は、図3に示すように油圧アクチュエータ8を伸長駆動することにより、後方案内輪6の輪重を増加させる(案内輪輪重増加工程:S9)。このように後方案内輪6の輪重を増加させることにより、後方ゴムタイヤ4の輪重が相対的に低減する(駆動輪輪重低減工程:S10)。
駆動輪輪重低減工程S10を経た後、制御装置は、図3に示すように、後方ゴムタイヤ4が空転状態にあるか否かを再度判定する(空転判定工程:S2)。そして、この空転判定工程S2において再び後方ゴムタイヤ4が空転状態にないと判定された場合には、輪重算出工程S7、輪重上限判定工程S8、案内輪輪重増加工程S9及び駆動輪輪重低減工程S10を再度実施する。これら輪重算出工程S7〜駆動輪輪重低減工程S10は、本発明における走行安定性向上工程を構成する。
以上説明した実施の形態に係るデュアルモード車両1の制御装置は、駆動輪である後方ゴムタイヤ4が空転状態にあると判定した場合に、所定の最小閾値を下回らないように後方案内輪6の輪重を低減させることにより、後方案内輪6の脱線を阻止しながら後方ゴムタイヤ4の輪重を増加させることができる(空転判定工程S2〜駆動輪輪重増加工程S6)。従って、後方ゴムタイヤ4が空転状態にある場合においても、正常な駆動状態(非空転状態)に速やかに移行させることができる。従って、軌道走行時における駆動性能を格段に向上させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係るデュアルモード車両1の制御装置は、駆動輪である後方ゴムタイヤ4が空転状態にないと判定した場合に、所定の最大閾値を上回らないように後方案内輪6の輪重を増加させることにより、後方ゴムタイヤ4の空転を阻止しながら後方ゴムタイヤ4の支持荷重を低減させることができる(空転判定工程S2〜駆動輪輪重低減工程S10)。従って、正常な駆動状態(非空転状態)を維持しながら、走行安定性を向上させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係るデュアルモード車両1においては、前方案内輪5及び後方案内輪6のフランジ角θが、従来の車輪110の規格化されたフランジ角θSTD(約60°〜約65°)より大きい値(約87°)に設定される(図2参照)。また、前方案内輪5及び後方案内輪6のフランジ高さHが、従来の車輪110の規格化されたフランジ高さHSTD(約27mm)より大きい値(約33mm)に設定される(図2参照)。従って、前方案内輪5及び後方案内輪6の輪重が低減した場合においても、脱輪を効果的に防止することができ、走行安定性を向上させることができる。
なお、以上の実施の形態においては、デュアルモード車両1の軌道走行時に後方ゴムタイヤ4を軌道のレールRに当接して駆動力を発生させ、駆動輪である後方ゴムタイヤ4の輪重と、この後方ゴムタイヤ4に隣接する後方案内輪6の輪重と、を制御した例を示したが、前方ゴムタイヤ3を軌道のレールRに当接して駆動力を発生させることもできる。かかる場合には、駆動輪である前方ゴムタイヤ3の輪重と、この前方ゴムタイヤ3に隣接する前方案内輪5の輪重と、を制御装置で制御することにより、前方ゴムタイヤ3の空転を阻止するとともに前方案内輪5の脱輪を阻止して、軌道走行時における駆動性能及び走行安定性を格段に向上させることができる。
また、以上の実施の形態においては、デュアルモード車両1の軌道走行時に後方ゴムタイヤ4を軌道のレールRに当接して駆動力を発生させた例を示したが、後方ゴムタイヤ4と同一軸心上に軌道走行用の鉄輪を設け、この鉄輪を軌道のレールRに当接して駆動力を発生させることもできる。かかる場合には、駆動輪である鉄輪の輪重と、この鉄輪に隣接する後方案内輪6の輪重と、を制御装置で制御することにより、鉄輪の空転を阻止するとともに後方案内輪6の脱輪を阻止して、軌道走行時における駆動性能及び走行安定性を格段に向上させることができる。
また、以上の実施の形態においては、デュアルモード車両1の前方案内輪15及び後方案内輪16のフランジ角θを「約87°」に設定した例を示したが、脱線限界値や摩擦係数の値に応じて、このフランジ角θの値を適宜変更することができる。また、以上の実施の形態においては、デュアルモード車両1の前方案内輪15及び後方案内輪16のフランジ高さHを「約33mm」に設定した例を示したが、デュアルモード車両1の重量や案内輪の材料等に応じて、このフランジ高さHの値を適宜変更することができる。
また、以上の実施の形態においては、現在開発が進められているデュアルモード車両1に本発明を適用した例を示したが、従来から提案されている軌陸車10(図4参照)に本発明を適用することもできる。
すなわち、図4に示した軌陸車10に、デュアルモード車両1の制御装置と同様の制御装置を搭載し、この制御装置により、軌陸車10の後方ゴムタイヤ14の空転状態を判定し、後方ゴムタイヤ14が空転状態にあると判定した場合に、所定の最小閾値を下回らないように後方案内輪16の輪重を低減させることにより、後方案内輪16の脱線を阻止しながら後方ゴムタイヤ14の輪重を増加させることができる。従って、軌陸車10の軌道走行時における駆動性能を格段に向上させることができる。
また、後方ゴムタイヤ14が空転状態にないと判定した場合に、所定の最大閾値を上回らないように後方案内輪16の輪重を増加させることにより、後方ゴムタイヤ14の空転を阻止しながら後方ゴムタイヤ14の支持荷重を低減させることができる。従って、正常な駆動状態(非空転状態)を維持しながら、軌陸車10の走行安定性を向上させることができる。
また、図4に示した軌陸車10の前方案内輪15及び後方案内輪16のフランジ角を、従来の車輪の規格化されたフランジ角θSTDより大きい値に設定し、かつ、この軌陸車10の前方案内輪15及び後方案内輪16のフランジ高さを、従来の車輪の規格化されたフランジ高さHSTDより大きい値に設定することにより、脱輪を効果的に防止することができ、走行安定性を向上させることができる。
(a)は本発明の実施の形態に係るデュアルモード車両を上から見た場合の透視図であり、(b)は(a)に示したデュアルモード車両の軌道走行時における側面図である。 (a)は図1に示したデュアルモード車両の後方案内輪のフランジ近傍部分の拡大図であり、(b)は従来の鉄道車両の車輪のフランジ近傍部分の拡大図である。 図1に示したデュアルモード車両の軌道走行時における輪重制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る軌陸車の軌道走行時における側面図である。 従来の鉄道車両の側面図である。
符号の説明
1 デュアルモード車両(道路走行・軌道走行可能な車両)
2 車体
4 後方ゴムタイヤ(駆動輪)
4a 車軸
5 前方案内輪
5a 車軸
6 後方案内輪
6a 車軸
10 軌陸車(道路走行・軌道走行可能な車両)
14 後方ゴムタイヤ(駆動輪)
15 前方案内輪
16 後方案内輪
S2 空転判定工程
S3 輪重算出工程(駆動性能向上工程)
S4 輪重下限判定工程(駆動性能向上工程)
S5 案内輪輪重低減工程(駆動性能向上工程)
S6 駆動輪輪重増加工程(駆動性能向上工程)
S7 輪重算出工程(走行安定性向上工程)
S8 輪重上限判定工程(走行安定性向上工程)
S9 案内輪輪重増加工程(走行安定性向上工程)
S10 駆動輪輪重低減工程(走行安定性向上工程)
θ 後方(前方)案内輪のフランジ角
θSTD 規格化されたフランジ角
H 後方(前方)案内輪のフランジ高さ
STD 規格化されたフランジ高さ

Claims (4)

  1. 車体の前方及び後方に各々配設されたタイヤ用の車軸を介して設けられた道路走行用のタイヤと、車体の前方及び後方に各々昇降自在に配設された案内輪用の車軸を介して設けられた軌道走行用の案内輪と、前記各々配設されたタイヤ用の車軸の一方に設けられた駆動輪と、を備え、前方及び後方の前記案内輪と前記駆動輪とで軌道を走行する道路走行・軌道走行可能な車両において、
    車体の前方又は後方で隣接した状態で配置された前記駆動輪及び前記案内輪の輪重を制御する輪重制御装置を備え、
    前記輪重制御装置は、
    前記駆動輪が空転しているか否かを判定する空転判定手段と、
    前記空転判定手段で前記駆動輪が空転状態にあると判定された場合に、所定の最小閾値を下回らないように前記案内輪の輪重を低減させることにより、前記案内輪の脱線を阻止しながら前記駆動輪の輪重を増加させる駆動性能向上手段と、
    前記空転判定手段で前記駆動輪が空転状態にないと判定された場合に、所定の最大閾値を上回らないように前記案内輪の輪重を増加させることにより、前記駆動輪の空転を阻止しながら前記駆動輪の輪重を低減させる走行安定性向上手段と、
    を有することを特徴とする道路走行・軌道走行可能な車両。
  2. 前記案内輪は、
    そのフランジ角が、軌道走行用車輪の規格化されたフランジ角より大きい値に設定されてなることを特徴とする請求項1に記載の道路走行・軌道走行可能な車両。
  3. 前記案内輪は、
    そのフランジ高さが、軌道走行用車輪の規格化されたフランジ高さより大きい値に設定されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路走行・軌道走行可能な車両。
  4. 車体の前方及び後方に各々配設されたタイヤ用の車軸を介して設けられた道路走行用のタイヤと、車体の前方及び後方に各々昇降自在に配設された案内輪用の車軸を介して設けられた軌道走行用の案内輪と、前記各々配設されたタイヤ用の車軸の一方に設けられたゴム製の駆動輪と、を備え、前方及び後方の前記案内輪と前記駆動輪とで軌道を走行する道路走行・軌道走行可能な車両の車体の前方又は後方に隣接した状態で配置された前記駆動輪及び前記案内輪の輪重を制御する輪重制御方法において、
    前記駆動輪が空転しているか否かを判定する空転判定工程と、
    前記空転判定工程で前記駆動輪が空転状態にあると判定された場合に、所定の最小閾値を下回らないように前記案内輪の輪重を低減させることにより、前記案内輪の脱線を阻止しながら前記駆動輪の輪重を増加させる駆動性能向上工程と、
    前記回転状態検出工程で前記駆動輪が空転状態にないと判定された場合に、所定の最大閾値を上回らないように前記案内輪の輪重を増加させることにより、前記駆動輪の空転を阻止しながら前記駆動輪の輪重を低減させる走行安定性向上工程と、
    を備えることを特徴とする道路走行・軌道走行可能な車両の輪重制御方法。
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