JPH10236172A - 燃料タンク及びその固定装置 - Google Patents

燃料タンク及びその固定装置

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JPH10236172A
JPH10236172A JP5426997A JP5426997A JPH10236172A JP H10236172 A JPH10236172 A JP H10236172A JP 5426997 A JP5426997 A JP 5426997A JP 5426997 A JP5426997 A JP 5426997A JP H10236172 A JPH10236172 A JP H10236172A
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JP
Japan
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fuel tank
heat insulating
insulating material
vehicle body
fixed
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JP5426997A
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Ryuji Fujino
竜二 藤野
Takeshi Suzuki
武 鈴木
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外面が軟質の断熱材で覆われ、しかも車両な
どに確実に固定可能な燃料タンクを提供すること及び軟
質の断熱材で覆われた燃料タンクを車両などに確実に固
定することができる固定装置を提供する。 【解決手段】 燃料タンク1は、比較的軟質の第1の断
熱材(例えばポリウレタン)2で、その外面のほぼ全体
が覆われ、さらに車体の下面10及びタンクバンド11
が当接する部分には、第1の断熱材2より硬質の第2の
断熱材(例えばセラミック、シリコンゴム)3が配設け
られている。タンクバンド11は、ボルト12で車体下
面10に固定され、燃料タンク1を下方向から支えて車
体下面10に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリンのような
揮発性の高い燃料を貯蔵する燃料タンク及びその燃料タ
ンクを車両に固定する固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンク内で発生する蒸発燃料の量
は、外気温に大きく影響されるため、その影響を軽減す
べく、外面全体が断熱材で覆われた燃料タンクが従来よ
り提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】断熱材は、その重量が
軽いこと及び断熱効果が大きいことが望まれるため、比
較的軟質のウレタン樹脂などを用いることが望ましい。
しかし、そのような軟質の断熱材で覆われた燃料タンク
を、例えばタンクバンド(薄い鋼板製のバンド)で車両
の車体の下面に固定すると、断熱材が車体下面やタンク
バンドに当たる部分で押しつぶされて断熱効果が低下す
るという問題がある。一方、このような断熱材の変形を
避けるためにタンクバンドの取り付け荷重を小さくする
と、燃料タンクを確実に固定できない。
【0004】本発明はこの問題を解決するためになされ
たものであり、外面が軟質の断熱材で覆われ、しかも車
両などに確実に固定可能な燃料タンクを提供すること及
び軟質の断熱材で覆われた燃料タンクを車両などに確実
に固定することができる固定装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、外面が断熱材で覆われた燃料
タンクにおいて、前記断熱材は、軟質の第1の断熱材
と、該第1の断熱材より硬質の第2の断熱材とから成
り、前記第2の断熱材を、当該燃料タンクを固定する際
に荷重がかかる部分に配設したことを特徴とする。
【0006】この燃料タンクによれば、固定する際に荷
重が加わる部分に配設した硬質の第2の断熱材が支えと
なり、第1の断熱材が押しつぶされることが防止され
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、車両の車体の下
面に支持部材によって固定される燃料タンクにおいて、
前記燃料タンクの外面を軟質の第1の断熱材で覆い、前
記車体の下面と前記燃料タンク外面との間及び前記支持
部材と前記燃料タンク外面との間に、前記第1の断熱材
より硬質の第2の断熱材を配設したことを特徴とする。
【0008】この燃料タンクによれば、車体の下面と前
記燃料タンク外面との間及び前記支持部材と燃料タンク
外面との間に設けた硬質の第2の断熱材が支えとなり、
支持部材によって車体下面に固定する際に第1の断熱材
が押しつぶされることが防止される。
【0009】請求項3に記載の発明は、外面が軟質の第
1の断熱材で覆われた燃料タンクを、車両の車体の下面
と支持部材とで固定する燃料タンクの固定装置におい
て、前記車体の下面及び前記支持部材の、前記燃料タン
クに当接する面の一部に、前記第1の断熱材より硬質の
第2の断熱材を配設したことを特徴とする。
【0010】この固定装置によれば、車体下面及び支持
部材に配設した硬質の第2の断熱材が支えとなり、第1
の断熱材で覆われた燃料タンクを固定する際に第1の断
熱材が押しつぶされることが防止される。
【0011】なおこの場合、燃料タンク1の外面の、第
2の断熱材に対応する部分は、第1の断熱材を配設しな
いようにすることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0013】図1は本発明の実施の一形態にかかる車両
用燃料タンク1が、車両の車体の下面に固定された状態
を示す断面図である。燃料タンク1には、揮発性の高い
燃料であるガソリンが貯蔵される。
【0014】燃料タンク1は、比較的軟質の第1の断熱
材(例えばウレタン樹脂)2で、その外面のほぼ全体が
覆われ、さらに車体の下面10及びタンクバンド11が
当接する面の一部には、第1の断熱材2より硬質の第2
の断熱材(例えばセラミック、シリコンゴム)3が配設
けられている。タンクバンド11は、ボルト12で車体
下面10に固定され、燃料タンク1を下方向から支えて
車体下面10に固定する支持部材として機能する。
【0015】このように、本実施形態では、燃料タンク
1を固定する際に荷重が加わる部分、すなわちタンクバ
ンド11及び車体下面10に当接する部分に、硬質の第
2の断熱材3を配設するようにしたので、軟質の第1の
断熱材2が押しつぶされて断熱効果が低下することがな
く、且つ燃料タンク1を長期間に亘って安定して固定す
ることができる。しかも、比重が軽く且つ断熱効果の高
い第1の断熱材2を主体とし、荷重が加わる部分にのみ
第2の断熱材3を使用しているので、重量の増加を最小
限に抑え、高い断熱効果を得ることができる。
【0016】図2は、上記実施形態の変形例を示す断面
図である。
【0017】この例では、燃料タンク1は、タンクバン
ド11より厚い鋼板から成る支持部材13によって下方
向から支えられ、車体下面10に固定されている。同図
(b)は、支持部材13によって固定される前の状態を
示しており、燃料タンク1の外面はそのほぼ全体が第1
の断熱材2で覆われており、燃料タンク外面の、車体下
面10及び支持部材13が当接する面の一部(以下「切
り欠き部」という)4は、第1の断熱材2が除かれて燃
料タンク外面がそのまま露出するように構成されてい
る。そして、車体下面10及び支持部材13の、前記切
り欠き部4に対応する部分に第2の断熱材3が配設され
ている。
【0018】図2の構成によっても、燃料タンク1を固
定したときにおける軟質の断熱材2の変形を防止し、図
1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0019】なお、サスペンションなどが取り付けられ
るサブフレームを、支持部材13として燃料タンク1を
車体下面10に固定するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載した
発明によれば、固定する際に荷重が加わる部分に配設し
た硬質の第2の断熱材が支えとなり、第1の断熱材が押
しつぶされることが防止されるので、第1の断熱材によ
る断熱効果が低下することがなく、且つ燃料タンクを長
期間に亘って安定して固定することができる。しかも、
比重が軽く且つ断熱効果の高い第1の断熱材が主体とさ
れ、荷重が加わる部分にのみ第2の断熱材が使用されて
いるので、重量の増加を最小限に抑え、高い断熱効果を
得ることができる。
【0021】請求項2に記載した発明によれば、車体の
下面と燃料タンク外面との間及び支持部材と燃料タンク
外面との間に設けた硬質の第2の断熱材が支えとなり、
支持部材によって車体下面に固定する際に第1の断熱材
が押しつぶされることが防止されるので、請求項1に記
載した発明と同様の効果を奏する。
【0022】請求項3に記載した発明によれば、車体下
面及び支持部材に配設した硬質の第2の断熱材が支えと
なり、第1の断熱材で覆われた燃料タンクを固定する際
に第1の断熱材が押しつぶされることが防止されるの
で、請求項1に記載した発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる車両用の燃料タ
ンクを示す断面図である。
【図2】図1の燃料タンクの変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 第1の断熱材 3 第2の断熱材 10 車体下面 11 タンクバンド(支持部材) 12 ボルト 13 支持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面が断熱材で覆われた燃料タンクにお
    いて、前記断熱材は、軟質の第1の断熱材と、該第1の
    断熱材より硬質の第2の断熱材とから成り、前記第2の
    断熱材を、当該燃料タンクを固定する際に荷重がかかる
    部分に配設したことを特徴とする燃料タンク。
  2. 【請求項2】 車両の車体の下面に支持部材によって固
    定される燃料タンクにおいて、 前記燃料タンクの外面を軟質の第1の断熱材で覆い、前
    記車体の下面と前記燃料タンク外面との間及び前記支持
    部材と前記燃料タンク外面との間に、前記第1の断熱材
    より硬質の第2の断熱材を配設したことを特徴とする燃
    料タンク。
  3. 【請求項3】 外面が軟質の第1の断熱材で覆われた燃
    料タンクを、車両の車体の下面と支持部材とで固定する
    燃料タンクの固定装置において、 前記車体の下面及び前記支持部材の、前記燃料タンクに
    当接する面の一部に、前記第1の断熱材より硬質の第2
    の断熱材を配設したことを特徴とする燃料タンクの固定
    装置。
JP5426997A 1997-02-24 1997-02-24 燃料タンク及びその固定装置 Expired - Lifetime JP3828231B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461361B1 (ko) * 2001-08-21 2004-12-10 현대자동차주식회사 자동차용 연료탱크의 설치구조
JP2010202155A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Toyota Motor Corp 燃料タンク取付構造
US8480033B2 (en) 2011-06-02 2013-07-09 Lockheed Martin Corporation Integral thermally insulated fuel bladder

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461361B1 (ko) * 2001-08-21 2004-12-10 현대자동차주식회사 자동차용 연료탱크의 설치구조
JP2010202155A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Toyota Motor Corp 燃料タンク取付構造
US8480033B2 (en) 2011-06-02 2013-07-09 Lockheed Martin Corporation Integral thermally insulated fuel bladder

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