JP2603578Y2 - 圧縮型ロードセル - Google Patents

圧縮型ロードセル

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JP2603578Y2
JP2603578Y2 JP7039293U JP7039293U JP2603578Y2 JP 2603578 Y2 JP2603578 Y2 JP 2603578Y2 JP 7039293 U JP7039293 U JP 7039293U JP 7039293 U JP7039293 U JP 7039293U JP 2603578 Y2 JP2603578 Y2 JP 2603578Y2
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spherical
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seating surface
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洋一 三昌
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A&D Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、圧縮型ロードセルに
関し、特に、その耐久性を向上させる技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ホッパやタンクなどに収納される粉粒体
や液体の重量を計量する手段として、圧縮型のロードセ
ルが知られており、その一例が、例えば、特開昭58−
80534号公報に開示されている。この公報に開示さ
れているロードセルは、荷重伝達部とストレインゲージ
とを有している。荷重伝達部は、中央に下方に湾曲した
球面座部が設けられた荷重導入部と、球面座部の外周に
設けられ、ストレインゲージが添着される薄肉状の起歪
部とを有し、起歪部の外周側が支持される起歪体と、こ
の起歪体の球面座部に載置される球体と、球体の上部側
に当接する上方に湾曲した球面部が設けられた荷重入力
体とから構成されている。 しかしながら、このような
従来の圧縮型ロードセルには、以下に説明する技術的課
題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、この種のロ
ードセルが用いられるホッパやタンクは、風雨に晒され
る屋外に設置されることが比較的多いが、このような環
境下に設置した場合に、上記公報に開示されているロー
ドセルでは、球体と起歪体の球面座部との間に異物が侵
入して、荷重の計量精度が低下するという問題があっ
た。また、上記構造のロードセルを屋外に設置した場合
には、起歪体や球体および荷重入力部が風雨に晒される
ので、これらの各部に錆が発生し、ロードセルの機能や
耐久性を低下させる一因となっていた。
【0004】このような問題に対しては、例えば、ロー
ドセルの外周をカバーで覆うことが考えられるが、単に
ロードセルの外周をカバーで覆う構造では、カバーがス
トレーンゲージに伝達すべき荷重を吸収し、ロードセル
の荷重計量精度が低下することになり、計量精度を低下
させることなく、耐久性を向上させる手段の開発が強く
要請されていた。
【0005】本考案は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、簡単な構
成により、計量精度を確保しつつ耐久性を向上させるこ
とができる圧縮型ロードセルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、荷重伝達部とストレインゲージとを有す
る圧縮型ロードセルにおいて、前記荷重伝達部は、下方
に湾曲した球状着座面が中央に設けられた荷重導入部
と、前記球状着座面の外周に設けられ、前記ストレイン
ゲージが添着される起歪部とを有し、前記起歪部の外周
側に支持部が設けられた起歪体と、この起歪体の前記球
状着座面に載置される球体と、前記球体の上部側に当接
する上方に湾曲した球面部が設けられた荷重入力体とを
備え、前記起歪体の支持部と荷重入力体の側面部との間
に介装され、これらの各部分の外周側面を覆う可撓性カ
バーを設けるとともに、前記起歪体と前記荷重入力体と
の間に、前記荷重入力体の水平方向移動を規制するスト
ッパを設けたことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】上記構成の圧縮型ロードセルによると、起歪体
と荷重入力体との外周側面を覆うカバーを設けているの
で、球体と球状着座面との間を含む荷重伝達部内に、異
物や雨水の侵入を防止することができる。また、起歪体
と荷重入力部の位置関係は、カバーにより保持される。
カバーは、可撓性を有しているので、荷重入力体から球
体を介して起歪体に添着されたストレーンゲージに伝達
される荷重を抑制することがない。
【0009】
【実施例】以下本考案の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本考案にかかる圧
縮型ロードセルの一実施例を示している。同図に示すロ
ードセルは、荷重伝達部10とストレインゲージ12と
着脱可能なカバー13とを有している。荷重伝達部10
は、起歪体14と、球体16と、荷重入力体18とを備
えている。起歪体14は、全体が略円盤状で、縦断面が
略H形状に形成されたものであって、中心に筒状の荷重
導入部20が設けられている。
【0010】この荷重導入部20の上端には、下方に向
けて湾曲した球状着座面22が形成されており、この球
状着座面22には、焼き入れ加工が施されている。ま
た、起歪体14の荷重導入部20の外周側には、環状の
起歪部24が設けられている。この起歪部24は、リン
グ状の空間部25を形成することにより薄肉状に形成さ
れ、その下面側に複数のストレインゲージ12が接着な
どの手段により添着されている。
【0011】起歪部24の外周には、筒状の支持部26
が形成され、この支持部26には、ネジ孔28が垂直方
向を指向するように複数個穿設されており、このネジ孔
28に図外の取付ボルトを螺着することにより、支持部
26の下端面が取付基台30に当接するようにして、起
歪体14が取付基台30側に固設される。支持部26の
下端面外周縁には、環状の切欠部31が形成されてい
る。
【0012】起歪体14の起歪部24の下方には、円形
状の空間が形成され、この空間内には、ストレインゲー
ジ12を起歪部24に添着した状態で、軟性の樹脂充填
材32が注入され、これにより、ストレインゲージ12
は、外部から遮断された状態に封入される。なお、図1
において符号34で示した部分は、支持部26の径方向
に貫通形成された貫通孔であって、この貫通孔34に
は、各ストレインゲージ12から導出されるリード線3
3が挿通される。
【0013】球体16は、例えば、鋼製のものであっ
て、高精度に加工された球面を有している。荷重入力体
18は、略円盤状に形成されたものであって、その上面
側に平坦な荷重印加面36が形成されるとともに、下面
側に上方に向かって湾曲した球面部38が形成されてい
る。この球面部38は、球状着座面22上に載置された
球体16の上部側に当接するように配置され、球状着座
面22と同様に焼き入れ加工が施されている。
【0014】荷重印加面36の外周縁には、環状の凹溝
40が形成され、この凹溝40の外側に環状突起42が
設けられている。一方、カバー13は、例えば、可撓性
を有する硬質ゴムから構成され、円筒状の側胴部44
と、この側胴部44i連なる蛇腹部46とを有してい
て、その全体形状は、両端が開口した略筒状に形成され
ている。
【0015】カバー13の上端側の開口端縁には、荷重
印加面36に設けられた凹溝40と環状突起42とに圧
入嵌着される凹部48が設けられ,この凹部48と蛇腹
部46との間には、荷重入力体18の側面に密着する小
径筒部50が設けられている。蛇腹部46は、この実施
例では、略S字状に屈曲し、2条の山部を有している。
側胴部44は、起歪体14の支持部26の外周面に密着
する径を有し、その外面側には、外方に突出するように
してリード線33のカバー部51が一体的に設けられて
おり、リード線33のカバーの取付が不要になってい
る。
【0016】また、側胴部44の下端縁には、内方に突
出する環状部52が形成されており、この環状部52の
上下面には、一対の環状突起54が形成されている。こ
の環状部52は、起歪体14の支持部26に設けられた
切欠部31内に収納され、起歪体14を取付基台30に
固設した時に、一対の環状突起54が切欠部31と基台
30とに接触して弾性変形することにより、支持部26
と取付基台31との接触面から雨水の侵入を防止するパ
ッキンの機能を発揮する。
【0017】さて、以上のように構成された圧縮形ロー
ドセルでは、起歪体14の支持部26の外周面にカバー
13の側胴部44が密着し、かつ、荷重入力体18の側
面にカバー13の小径筒部50が密着しているので、起
歪体14と荷重入力体18の外周側面がカバー13で覆
われる。このため、例えば、ロードセルを屋外に設置し
たとしても、球体16と球状着座面22との間や、球体
16と球面部38との間に、異物や雨水が侵入すること
を確実に防止でき、荷重伝達部10に錆が発生するのを
阻止する。また、偏荷重により、ロードセルに水平方向
の力が作用した場合に、前述したように可撓性カバー1
3を採用しているので、荷重入力体18と球体16と
は、伝達力を吸収されることなく水平方向に動し、そ
の後水平方向の作用力が無くなると、球体16の上下面
を球状着座面22と球面部38とで挟持した構造になっ
ているので、荷重入力体18と球体16は、球状着座面
22の屈曲形状に沿って元の状態に復帰する。
【0018】なお、このような復帰作用を有効に発揮さ
せるために、本実施例では、図1に仮想線で示すよう
に、荷重入力体18の下面側に環状のストッパ56を設
け、水平方向の力が作用した時に、ストッパ56が支持
部26に当接して、球体16が球状着座面22から逸脱
しないように規制している。この場合、ストッパ56
は、必ずしも荷重入力体18側に設ける必要はなく、支
持部26の上端を上方に延長し、起歪体14側に設けて
もよい。
【0019】さらに、本実施例のカバー13は、蛇腹部
46が成形されているので、より可撓性を増しているの
で、荷重入力体18から球体16を介して起歪体14に
添着されたストレーンゲージ12に伝達される荷重を抑
制することなくよりスムーズに伝達するので、高精度の
計量が長期間継続して行える。なお、上記実施例では、
カバー13に蛇腹部46を形成したものを例示したが、
カバー13に可撓性があれば、この蛇腹部46は、必ず
しも必要としない。また、カバー13の取付構造は、上
記実施例のように環状部52を設け、この環状部52を
取付基台30と支持部26との間に挟持する構成だけで
なく、例えば、この環状部52を除去し、Oリングやバ
ンドなどでカバー13の下端側を支持部26の外周に締
めつける構成であってもよい。
【0020】
【考案の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本考案にかかる圧縮型ロードセルによると、荷重伝達部
への異物や雨水の侵入が防止されるので、計量精度を確
保しつつ耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる圧縮型ロードセルの一実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 荷重伝達部 12 ストレインゲージ 13 カバー 14 起歪体 16 球体 18 荷重入力体 20 荷重導入部 22 球状着座面 24 起歪部 26 支持部 38 球面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−239640(JP,A) 特開 平5−118935(JP,A) 特開 昭58−80534(JP,A) 特開 昭58−34332(JP,A) 実開 平5−92656(JP,U) 実開 平2−5039(JP,U) 実開 平6−2168(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 1/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重伝達部とストレインゲージとを有す
    る圧縮型ロードセルにおいて、 前記荷重伝達部は、下方に湾曲した球状着座面が中央に
    設けられた荷重導入部と、前記球状着座面の外周に設け
    られ、前記ストレインゲージが添着される起歪部を有
    し、前記起歪部の外周側に支持部が設けられた起歪体
    と、 この起歪体の前記球状着座面に載置される球体と、 前記球体の上部側に当接する上方に湾曲した球面部が設
    けられた荷重入力体とを備え、 前記起歪体の支持部と荷重入力体の側面部との間に介装
    され、これらの各部分の外周側面を覆う可撓性カバーを
    けるとともに、 前記起歪体と前記荷重入力体との間に、前記荷重入力体
    の水平方向移動を規制するストッパを設けた ことを特徴
    とする圧縮型ロードセル。
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WO2003102526A1 (fr) * 2002-06-03 2003-12-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Capteur de charge
JPWO2014175376A1 (ja) * 2013-04-26 2017-02-23 昭和電工株式会社 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器

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