JP2671795B2 - 防振ブラケット - Google Patents

防振ブラケット

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JP2671795B2
JP2671795B2 JP5349679A JP34967993A JP2671795B2 JP 2671795 B2 JP2671795 B2 JP 2671795B2 JP 5349679 A JP5349679 A JP 5349679A JP 34967993 A JP34967993 A JP 34967993A JP 2671795 B2 JP2671795 B2 JP 2671795B2
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美歌 小俣
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙航行体に搭載され
る各種装置を保持するブラケットに関し、特に、搭載装
置に外部から加わる振動、あるいは搭載装置から外部に
伝わる振動を防止する防振ブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、宇宙航行体に搭載される各種装置
に外部から加わる振動や、あるいは装置から外部に伝わ
る振動を防止するための方法としては、搭載装置1全体
が収納できる大きさのケース50及びこのケース50の
内側周方向に設けたばね51等の弾性部材とで構成され
る防振装置に、搭載装置1を収納,保持することにより
行なうのが一般的であった(図3参照)。
【0003】しかしながら、この従来の防振装置は、搭
載装置全体を収納できるだけの大きさのケースが必要で
あったため、防振装置自体が大型化するとともに、搭載
装置より一回り大きな設置スペースも必要となるため、
限られたスペースの宇宙航行体内にあっては搭載装置の
設置レイアウトが著しく制約され、宇宙航行体の小型
化,軽量化の要請にも対応できないという問題があっ
た。
【0004】一方、実開昭61−42104号,特開平
3−44883号,実開平4−35645号の各公報に
は、防振ゴム等の緩衝部材とブラケットの組合わせによ
り各種装置を支持することによって各装置の防振を図る
技術が提案されている。これら各公報に記載された各種
装置の防振方法は、装置,取付面及び取付ねじの各間
に、ブラケットの貼着,固定等した防振ゴム等の緩衝部
材を介在させることにより、装置側あるいは取付面側か
ら発生する振動をそれぞれ相手側に伝わらないような構
成としてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この実
開昭61−42104号,特開平3−44883号,実
開平4−35645号の各公報記載の防振手段は、いず
れも自動車用アンテナ,磁気ディスク装置あるいはファ
クシミリのモータ等の、緩衝部材を装置及び取付面の間
に介在させることが容易な小型,軽量な装置の場合に関
するものであった。従って、これら防止手段は、宇宙航
行体に搭載される装置のように、装置の位置決め、取付
け等の作業自体が困難で、しかも一度取り付けると再度
動かすことができない大型かつ大重量の装置には、作業
性等の点から適用することができなかった。
【0006】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、広い設置
スペースを必要とせず、しかも取付けの極めて容易な防
振ブラケットの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の防振ブラケットは、装置底部に設けたフラン
ジ部が取付面に固定される搭載装置の防振ブラケットで
あって、上記取付面に固定された底面プレートの前記フ
ランジ部と対応する部分をほぼ90度折り曲げて形成す
るとともに、このほぼ90度折り曲げた底面プレートの
上端に、上面プレートをヒンジを介して前記フランジ部
方向に回動可能に取り付け、さらに、前記底面プレート
の前記フランジ部側に底面弾性体を貼着し、前記上面プ
レートの前記フランジ部側に上面弾性体を貼着し、これ
ら前記底面プレート及び底面弾性体並びに前記上面プレ
ート及び上面弾性体に、前記フランジ部のねじ孔と貫通
するねじ孔を穿設した構成としてある。
【0008】
【作用】上記構成からなる本発明の防振ブラケットによ
れば、取付面から取付ねじに伝わった外部振動は、弾性
体により減衰されて搭載装置には伝わらない。また、搭
載装置内部で生じた振動も弾性体により減衰されて取付
面には伝わらない。さらに、上面プレート及び上面弾性
体を回動させることにより、取付面に固定された防振ブ
ラケットに対する搭載装置の設置容易に行なうことが
でき、かつ、設置スペースも搭載装置底面の大きさとほ
ぼ同じだけですみ、広い設置スペースを要しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の防振ブラケットの一実施例に
ついて図面を参照して説明する。図1は本発明の防振ブ
ラケットの一実施例を示す正面図であり、図2は図1の
一部拡大断面図である。これらの図面において、1は搭
載装置で、底部両側面にはフランジ部2が形成してあ
り、このフランジ部2のほぼ中心にはねじ孔2aが穿設
してある。3は搭載装置1が取り付けられる取付面であ
る。4は前記フランジ部2のねじ孔2aを貫通して取付
面3に螺合し、搭載装置1を取付面3に固定する取付ね
じである。ここで、この取付ねじ4とフランジ部2のね
じ孔2aは、互いに振動を伝えないように、ねじ孔2a
が取付ねじ4よりやや太径に形成してあり、ねじ孔2a
と取付ねじ4が直接接触しないようになっている。な
お、このような場合、ねじ孔2aの内周面と取付ねじ4
の外周面の間に防振ゴム等の弾性部材を介在させること
もできる。
【0010】10は本実施例の防振ブラケットで、搭載
装置1及びフランジ部2の底面と取付面3の間に配設さ
れる底面弾性体21及びフランジ部2の上面を覆う上面
弾性体22とが分離可能に形成された弾性体20と、こ
の弾性体20を貼着,支持するプレート30とで構成し
てある。ここで、弾性体20としては、振動吸収性の面
から粘弾性体により形成することが好ましい。
【0011】プレート30は、フランジ部2と対応する
部分をほぼ90度折り曲げ、取付面3に固定ねじ5で固
定される底面プレート31と、上面プレート32とから
なっている。具体的には、搭載装置1底面及びフランジ
部2側面に配設され底面弾性体21を貼着,支持する底
面プレート31と、フランジ部2上面に配設され上面弾
性体22を貼着,支持する上面プレート32とからな
り、底面プレート31のほぼ90度折り曲げた上端に、
上面プレート32ヒンジ40を介して回動自在に取り
付けてある。また、この弾性体20及びプレート30の
底面弾性体21,上面弾性体22及び底面プレート3
1,上面プレート32には、上記フランジ部2のねじ孔
2aに対応する位置に前記取付ねじが貫通するねじ孔2
1a,22a,31a,32aがそれぞれ穿設してあ
る。
【0012】なお、本実施例では、この防振ブラケット
10を取付面3に固定するため固定ねじ5を設けてあ
る。この場合には、底面弾性体21及び底面プレート3
1の搭載装置1底面部分の任意の位置に、この固定ねじ
5が貫通するねじ孔21b,31bをそれぞれ穿設して
おく。また、底面弾性体21及び底面プレート31は、
本実施例においては搭載装置1及びフランジ部2の底面
に配設してあるが、搭載する装置の大きさ,重量,設置
スペース等により、必要に応じてフランジ部2の底面だ
けに配設することもできる。
【0013】次に、このような構成からなる本実施例の
防振ブラケットにより搭載装置を保持,固定する場合に
ついて説明する。搭載装置を固定する場合、まず防振
ラケット10を固定ねじ5により取付面3の任意の位置
に固定する。この際には、上面弾性体22及び上面プレ
ート32はヒンジ40を中心に回動させて開いた状態
(図2における点線で示す位置)にしておく。次に、搭
載装置1を、防振ブラケット10上に、フランジ部2の
ねじ孔2aを底面弾性体21及び底面プレート31のね
じ孔21a及び31aに合わせて設置する。その後、開
いた状態にしておいた上面弾性体22及び上面プレート
32をヒンジ40により回動させ、フランジ部2上面に
被せる(図2における実線で示す位置)。次いで、取付
ねじ4を上方から弾性体20,プレート30及びフラン
ジ部2の各ねじ孔32a,22a,2a,21a,31
aを貫通させて取付面3に螺合して締め付ける。
【0014】これにより、搭載装置1は取付面3に固定
されるとともに、取付面3,取付ねじ4に外部から振動
が加わっても、振動が弾性体20により減衰され、搭載
装置1には伝わらない。また、搭載装置1内部に振動が
生じた場合も、弾性体20により振動が減衰されるの
で、取付面3に振動が伝わることはない。
【0015】なお、本実施例の防振ブラケットは、取り
付ける装置の下部両側面全体に配設することも、あるい
は任意の箇所、例えば装置下部の側面四隅に配設するこ
ともできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防振ブラケ
ットによれば、取付面に固定された防振ブラケットに対
する搭載装置の取付け作業をきわめて容易に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防振ブラケットの一実施例を示す正面
図である。
【図2】図1の一部拡大断面図である。
【図3】従来の防振装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1…搭載装置 2…フランジ部 2a…ねじ孔 3…取付面 4…取付ねじ 5…固定ねじ 10…防振ブラケット 20…弾性体 21…底面弾性体 21a…ねじ孔 21b…ねじ孔 22…上面弾性体 22a…ねじ孔 30…プレート 31…底面プレート 31a…ねじ孔 31b…ねじ孔 32…上面プレート 32a…ねじ孔 40…ヒンジ 50…ケース 51…ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置底部に設けたフランジ部が取付面に
    固定される搭載装置の防振ブラケットであって、上記取付面に固定された底面プレートの前記フランジ部
    と対応する部分をほぼ90度折り曲げて形成するととも
    に、 このほぼ90度折り曲げた底面プレートの上端に、上面
    プレートをヒンジを介して前記フランジ部方向に回動可
    能に取り付け、 さらに、前記底面プレートの前記フランジ部側に底面弾
    性体を貼着し、前記上面プレートの前記フランジ部側に
    上面弾性体を貼着し、 これら前記底面プレート及び底面弾性体並びに前記上面
    プレート及び上面弾性体に、前記フランジ部のねじ孔と
    貫通するねじ孔を穿設したことを特徴とする防振ブラケ
    ット。
JP5349679A 1993-12-27 1993-12-27 防振ブラケット Expired - Lifetime JP2671795B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5457314U (ja) * 1977-09-29 1979-04-20
JPS5592945U (ja) * 1978-12-20 1980-06-27
JPH01121782U (ja) * 1988-02-10 1989-08-17
JP2681690B2 (ja) * 1989-04-28 1997-11-26 日本航空電子工業 株式会社 等方性防振装架装置

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