JP2526711Y2 - モータのフローティング保持構造 - Google Patents

モータのフローティング保持構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はモータのフローティング
保持構造、特にモータを防振ゴムを介してモータホルダ
に取付固定するモータのフローティング保持構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、モータは各種分野において広く用
いられており、特にモータの使用環境によっては、モー
タの発生する振動を抑制し、良好な騒音対策を施すこと
が望まれる。
【0003】例えば、車両用に用いられるブロアモータ
では、モータの振動に起因する騒音がそのまま車室内の
騒音の大きな要因となる。このため、ブロアモータで
は、防振ゴムを用いたフローティング保持構造を採用す
ることが多く、これによってモータの振動の低減、騒音
の抑制等が図られている。
【0004】図8には、従来のモータフローティング保
持構造の一例が示されている。この従来技術は、モータ
10の外周面に、ゴムバンド状に形成された防振ゴム1
2を巻き付け固定し、2つ割りのモータホルダ14a,
14bを防振ゴム12の外周から取付け、捩子16によ
り両モータホルダ14a,14bを一体的に固定するも
のである。
【0005】この構成によれば、モータ10で発生した
振動は防振ゴム12で減衰されモータホルダ14に伝わ
るため、モータ振動に起因する騒音を低減することがで
きる。
【0006】また、図9には、他の従来技術の一例が示
されている。この従来技術によれば、モータ10の外周
側面にゴムバンド形状をした防振ゴム12を巻き付け固
定し、その後、防振ゴム12の外周に120゜間隔で形
成されたリブ12bに切欠部18aを係合するようキャ
ップ18を取付け固定する。そして、防振ゴム12を介
して樹脂製キャップ18が被せられたモータ10を、モ
ータホルダ14に取付け、この状態でネジ16,16を
モータホルダ14のネジ孔14cを介してキャップ16
の突部18に形成された捩子孔に螺合させることによ
り、モータ10をモータホルダ14に一体的に取付け固
定する。
【0007】この従来技術は、モータ10の側面に巻き
付けられた防振ゴム12のリブ12が、キャップ18の
切欠き部18aと係合し、キャップ18が防振ゴム12
を3点支持するような形でモータ10をモータホルダ1
4に取付けている。従って、モータ10に発生する振動
が、モータホルダ14に伝わることを抑制し、騒音の低
減を図ることができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記図8,
図9に示す従来技術は、いずれも防振ゴム12がゴムバ
ンド形状をしているため、これをモータ10の外側面に
取付ける作業を自動化することができず、作業員が手作
業で行なわざるを得ず、その組み付け作業性が極めて悪
いという問題があった。
【0009】さらに、これら各従来技術では、いずれ
もモータ10の振動がモータホルダ14に伝達されるこ
とは防止できるものの、モータ10に発生する振動その
ものを抑制することはできない。このため、モータ振動
に起因して発生する騒音そのものを根源から抑制するこ
とができないという問題があった。
【0010】例えば、図8に示す従来技術では、防振ゴ
ム12の周囲に複数条にわたって設けられた突条部12
aがモータホルダ14bの内周面と線接触している。従
って、モータ10に対するモータホルダ14の保持強度
が不十分であるため、モータ10の振動そのものを抑制
することができず、モータの騒音対策が十分でないとい
う問題があった。
【0011】また、図9に示す従来技術では、防振ゴム
12の外周面に設けられた3つのリブ12bが、キャッ
プ18の各切欠き部18aと係合した3点支持の状態
で、モータ10をモータホルダ14に取付け固定してい
る。従って、モータ10に対するモータホルダ14の保
持強度が不十分であるため、モータ10の振動そのもの
を抑制できず、モータの騒音対策としては十分でないと
いう問題があった。
【0012】さらに、これら従来の技術では、モータ
10の外周面全体を防振ゴム12で覆っている。従っ
て、使用する防振ゴムの分量は多くなり、全体重量が大
きくなってしまうという問題があった。さらに、高価な
防振ゴムを使用する場合には、モータフローティング構
造全体のコストアップをまねくという問題があった。
【0013】本考案は、このような従来の課題に鑑みな
されたものであり、その目的は、組み立てが簡単で、か
つモータの振動そのものを十分に抑制することができ、
かつ安価なモータのフローティング保持構造を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、モータ周囲の少なくとも一つの振動節部
に対応する箇所を切欠き部とし、モータ周囲にその振動
腹部と面接触するよう取付けられる防振ゴムと、前記防
振ゴムの外側を保持するサブヨークと、前記モータが、
前記防振ゴム及びサブヨークを介し取付け固定されるモ
ータホルダと、を含むことを特徴とする。
【0015】ここにおいて、前記防振ゴムは、モータ周
囲の振動腹部に面接触するよう分割形成された複数の側
面防振部を含むよう形成することが好ましい。この場合
には、必要に応じ前記各側面防振部を、連結部を介して
互いに連結固定するように形成すればよい。
【0016】
【作用】一般的な、モータ、特に直流モータは、モータ
固有の振動モードを有する。
【0017】図1(A)には、振動モードが2.5KH
zのモータの振動モデルが示され、同図に示すようこの
モータでは、図中矢印で示す4箇所が振動の大きい腹の
部分となっており、それ以外の部分は振動の小さい節の
部分となっている。
【0018】図1(B)は、振動モードが900Hzの
モータの振動モデルの一例が示され、同図に示すようこ
のモータでは、矢印で示す方向が振動の大きな振動の腹
の部分となっており、それ以外の部分は振動の小さな節
の部分となっている。
【0019】従って、振動そのものを抑制するようモー
タをフローティング保持する場合には、モータの振動の
節の部分を防振ゴムで保持しても何の意味もなく、モー
タの振動の腹の部分を、振動を抑えこむように保持して
やることが有効な手段となる。
【0020】図2には、本考案のモータフロティング構
造の原理図が概略的に示されている。同図において、モ
ータ20は、図1(A)に示す振動モード2.5KHz
のものを用いている。このようなモータ20では、図中
1点鎖線で示す方向100,100に振動の腹が位置す
るため、防振ゴム22は、モータ20の側面の振動の腹
の部分に面接触するように取付けられる。振動の節に位
置する部分には、図中破線で示すよう防振ゴム22の切
欠き部24が位置する。
【0021】そして、前記防振ゴム22の外周をモータ
20との間にサンドイッチ状に保持するサブヨークを設
け、このサブヨークを介しモータ20をモータホルダに
取付け固定する。
【0022】これにより、モータ20は、防振ゴム22
により、その振動腹部が面接触保持されるため、モータ
20の振動そのものが抑制され、騒音を大幅に低減する
ことができる。
【0023】これに加えて、防振ゴム22は、従来のよ
うにゴムバンド状に形成されるものでは無く、切欠き部
24を有するように形成される。このため、防振ゴム2
2をモータ20の外側面にその接触抵抗などに影響され
ることなく良好に組み付けることができ、しかも防振ゴ
ムが取付けられたモータ20は、その周囲をサブヨーク
によって覆われた構造となるため、モータ20のモータ
ホルダへの取付け作業も、防振ゴム22の接触抵抗など
に影響されることなく良好に行うことができ、その組み
付け性能が大幅に向上することになる。
【0024】特に、本考案によれば、防振ゴム22を従
来のゴムバンドのようにモータ20の側面に巻き付ける
という作業がなくなるため、防振ゴム22,サブヨーク
の組付を自動化することができ、フローティング保持構
造のコストダウンを図ることができる。
【0025】さらに、従来のように、モータ20の節部
をも含めたモータ全周を防振ゴムで締付けることもない
ため、使用する防振ゴムが少なくて済み、軽重量化、コ
ストダウンを図ることもできる。
【0026】
【実施例】次に本考案の好適な実施例を図面に基づき詳
細に説明する。
【0027】図3,図4には、本考案にかかるモータの
フローティング保持構造の好適な第一実施例が示されて
いる。なお、図3はその分解斜視図、図4はその組み立
てた状態の断面の概略が示されている。
【0028】実施例のモータのフローティング保持構造
は、モータ20の外周の振動腹部に面接触するように取
付けられる防振ゴム22と、前記防振ゴム22の外周側
に取付けられる一対のサブヨーク40,40と、モータ
20が前記防振ゴム20及びサブヨーク40,40を介
して取付け固定されるモータホルダ50とを含む。
【0029】前記モータ20は、図1(A)示す2.5
KHzの振動モードを有するものであり、同図に示すよ
う4つの振動腹部を有している。
【0030】前記防振ゴム22は、図2,図3に示すよ
う、モータ20の振動腹部と面接触する一対の側面防振
部26,26と、両側面防振部26,26の下端部を連
結する連結部30とを有する。前記一対の側面防振部2
6,26は、モータ20の側面外周に沿った所定の円弧
形状をしており、その上端部の所定位置には、図4に示
すモータヨーク21の端部を覆うよう内側へ突出した係
合突部27が設けられおり、またその外周側には、サブ
ヨーク40の内周面に設けられた突条部47と係合する
溝28が形成されている。さらに、防振ゴム22の連結
部30には、その中央にモータ20の先端部21と係合
する係合穴32が設けられている。
【0031】従って防振ゴム22は、係合穴32にモー
タ20の先端部21を係合した状態で、その一対の側面
防振部26,26が、図2に示すようモータ20の外周
面の振動腹部に面接触するように取付け固定される。ま
た、この防振ゴム22は、各側面防振部26,26の間
が切欠き部24,24として形成され、モータ20の振
動節部を覆うことがないように構成されている。
【0032】前記一対のサブヨーク40,40は、それ
ぞれ所定の強度をもった合成樹脂を用いて形成されてお
り、モータ20に防振ゴム22が取付けられた状態で、
その側面防振部26,26に外周側から取付けられる。
このサブヨーク40,40の取付けは、その内周面側に
形成された突条部47を溝28に係合させ、かつその上
端側に内側に折り曲げるようして形成された係合部44
を側面防振部26の先端に係合させることにより行われ
る。また、サブヨーク40の下端部には、後述するネジ
58と螺合するネジ孔が下方に向けて設けられた突部4
6が形成されている。
【0033】このようにしてモータ20の外周面に、防
振ゴム22,サブヨーク40が取付けられた状態で、モ
ータ20は、モータホルダ50のモータ収納部52内へ
取付け固定される。このとき、防振ゴム22の外周はサ
ブヨーク40で覆われているため、防振ゴム22の接触
抵抗などに邪魔されることなく、モータ20はサブヨー
ク40を介しモータ収納部52内へスムーズに収納保持
されることになる。
【0034】前記モータ収納部52は、合成樹脂製のモ
ータホルダ50の中央部に有底筒状に形成されており、
その両側部には、側面防振部26およびサブヨーク40
部分を収納する一対の拡張収納部54,54が形成され
ている。そして、各拡張収納部54の内面には、上下方
向に向け所定間隔で6個のリブ56が設けられている。
従って、防振ゴム22,サブヨーク40が装着されたモ
ータ20をモータ収納部52内へ収納する場合には、モ
ータ挿入方向に設けられた複数個のリブ56によりモー
タ20の収納がスムーズに行われるばかりでなく、これ
ら複数個リブ56によりサブヨーク40が側面防振部2
6を次第にモータ20に押し付けるように作用し、側面
防振部26がモータ20の外周面、特に振動腹部と圧着
状態で面接触することになり、モータ20の振動そのも
のを効果的に抑制することとなる。なお、モータ20の
他の箇所は、モータホルダ50に対し非接触のフローテ
ィング状態となっている。
【0035】そして、モータ収納部52の内へのモータ
20の収納が終了するとモータホルダ50の下方から、
図示しないネジ孔を介しネジ58をサブヨークの突部4
6に設けられたネジ孔に螺合する。これにより、モータ
20は防振ゴム22により完全にフローティングされた
状態でモータホルダ50へ取付け固定されることにな
る。
【0036】以上説明したように、実施例のフローティ
ング保持構造によれば、図2に示すよう、モータ20の
振動腹部と面接触するように防振ゴムで形成された側面
防振部26,26が位置するため、モータ20は振動そ
のものが抑制されるようにモータホルダ50に取付け固
定されることになる。また、仮にモータ20から多少の
振動が発生したとしても、防振ゴム22がモータホルダ
20側への伝達を有効に防止するため、モータ20の騒
音を効果的に抑制できる。
【0037】特に、実施例のフローティング構造によれ
ば、図4に示すようモータのヨーク21の端部を覆うよ
うに側面防振部26の上端部に係合突部27が形成さ
れ、モータ20とサブヨーク40は直接接触することが
ないように、さらにモータ20とモータホルダ50とが
直接接触することがないように配慮されている。このた
め、防振ゴム22が振動抑制部材および振動規制部材と
して有効に機能し、騒音の発生をより有効に防止するこ
とができる。
【0038】さらに、実施例によれば、防振ゴム22を
従来のようなゴムバンド状のようなものではなく、モー
タ20の外周部全体を覆わないように形成している。こ
のため、従来のように防振ゴム22をモータ20の周囲
に巻き付けると言うような作業がなく、モータへの組み
付けの自動化が図れ、作業性が大幅に向上することにな
る。さらに防振ゴム22として、高価なものを用いた場
合には、この切欠き部24分だけ防振ゴムが不要になる
ため、その分、軽量化、コストダウンを図ることができ
る。
【0039】さらに、両側面防振部26,26は、連結
部30で一体的に連結されているため、防振ゴム22を
一体物として取り扱うことができ、その取扱が容易にな
るばかりでなく、モータ20に対する位置決めもより正
確に行うことができる。
【0040】図5ないし図7には、本考案の好適な第2
実施例が示されている。ここにおいて、図5は本実施例
の分解斜視図、図6は組み立てた状態の平面概略説明
図、図7は図6のA−A断面概略説明図である。なお、
前記第1実施例を対応する部材には、同一記号を付しこ
こではその説明は省略する。
【0041】本実施例の特徴は、前記サブヨーク40,
40の外周に、モータ20の露出部21aとモータホル
ダ50との間に位置するリング状の防水用水切りつば部
48を形成したことを特徴とする。この水切りつば部4
8は、モータ20に防振ゴム22,サブヨーク40を組
み付けた状態で、かつモータ20をモータホルダ50に
一体的に取付け固定した状態で、図6に示すようほぼリ
ング状のつば部を構成するようになっている。
【0042】なお、実施例の防振ゴム22では、一対の
側面防振部26のみを設け、前記第1実施例のような連
結部30は用いていない。従って、各側面防振部26,
26は、それぞれモータ20の側面所定位置へ別々に位
置決めする必要がある。
【0043】以上の構成とすることにより、例えば図7
に示すよう、モータホルダ50から水滴が図中矢印30
0で示すようにモータ20の露出部21aへ向かって流
れようとしても、この水切りつば部48により阻止され
るため、水がモータ20内へ侵入し故障を引き起こすこ
とを防止できる。
【0044】特に、実施例のモータは、車両用のブロア
モータ等として用いられた場合、車両の洗浄時に水滴が
モータホルダ50を介してモータ20内へ流れようとす
ることも想定されるが、このような場合でもモータホル
ダ50からモータ20に矢印300で示すように流れる
水は、水切りつば部48により有効に阻止され、モータ
20の露出部21へ流れ込むことが防止され、モータ2
0の故障の発生を有効に防止することができる。
【0045】なお、本考案は、前記実施例に限定される
ものではなく、本考案の要旨の範囲内で各種の変形実施
が可能である。
【0046】例えば、前記各実施例では、モータ20の
振動モードとして、図1(A)に示すような2.5KH
zの振動モードのものを例にとり説明したが、本考案は
これに限らず、他の振動モードのモータ、例えば図1
(B)に示すような900Hzの振動モードのモータな
どに対しても適応可能であることはいうまでもない。
【0047】また、前記実施例では、防振ゴム22とし
て、側面防振部を複数パーツに分割するように切欠き部
24を複数個設けたものを例にとり説明したが、本考案
はこれに限らず切欠き部24を1箇所だけ設け、モータ
側面に取付けるように形成してもよい。このようにした
場合でも、防振ゴムをベルト状に形成したものに比べ、
モータ側面への取付けが容易となる。
【0048】さらに、本考案のフローティング構造は、
車両用のモータ取付けのみならず、これ以外の各種分
野、例えば騒音対策が必要となる各種環境下で使用され
るモータのフローティング構造として広範囲に使用する
ことができる。
【0049】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
モータは防振ゴムにより、その振動腹部が面接触保持さ
れるため、モータの振動そのものが抑制され、騒音を大
幅に低減することができる。
【0050】これに加えて、防振ゴムは、従来のように
ゴムバンド状に形成されるものでは無く、切欠き部を有
するように形成される。このため、防振ゴムをモータの
外側面にその接触抵抗などに影響されることなく良好に
組み付けることができ、しかも防振ゴムが取付けられた
モータは、その周囲をサブヨークによって覆われた構造
となるため、モータのモータホルダへの取付け作業も、
防振ゴムの接触抵抗などに影響されることなく良好に行
うことができ、その組み付け性能が大幅に向上すること
になる。
【0051】特に、本考案によれば、防振ゴムを従来の
ゴムバンドのようにモータの側面に巻き付けるという作
業がなくなるため、防振ゴム,サブヨークの組付を自動
化することができ、この面からもフローティング保持構
造のコストダウンを図ることができる。
【0052】さらに、従来のように、モータの振動節部
をも含めたモータ全周を防振ゴムで締付けることもない
ため、使用する防振ゴムが少なくて済み、軽重量化、コ
ストダウンを図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は、モータの振動モードの説明図であり、同
図(A)は2.5KHzの振動モードの説明図、同図
(B)は900Hz振動モードの説明図である。
【図2】図1(A)の振動モードをもつモータに組み付
けられた防振ゴムの概略説明図である。
【図3】本考案のモータフローティング保持構造の好適
な第1実施例を示す分解斜視説明図である。
【図4】図3に示すフローティング保持構造の組立状態
での断面概略説明図である。
【図5】本考案にかかるモータフローティング保持構造
の好適な第2実施例の分解斜視説明図である。
【図6】図5に示すフローティング保持構造を組み立て
た状態での平面概略説明図である。
【図7】図6に示すフローティング保持構造のA−A断
面概略説明図である。
【図8】従来のモータフローティング保持構造の1例を
示す分解斜視説明図である。
【図9】従来のフローティング保持構造の他の一例を示
す分解斜視説明図である。
【符号の説明】
20 モータ 22 防振ゴム 24 切欠き部 26 側面防振部 30 連結部 40 サブヨーク 48 水切りつば部 50 モータホルダ 52 モータ収納部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ周囲の少なくとも一つの振動節部
    に対応する箇所を切欠き部とし、モータ周囲にその振動
    腹部と面接触するよう取付けられる防振ゴムと、 前記防振ゴムの外側を保持するサブヨークと、 前記モータが、前記防振ゴム及びサブヨークを介し取付
    け固定されるモータホルダと、 を含むことを特徴とするモータのフローティング保持構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記防振ゴムは、モータ周囲の各振動腹部を覆うよう分
    割形成された複数の側面防振部を含むことを特徴とする
    モータのフローティング保持構造。
  3. 【請求項3】 請求項1,2のいずれかにおいて、 前記サブヨークの外周には、モータの露出部と前記モー
    タホルダとの間に位置するリング状の防水用水切りつば
    部が形成され、モータ内部への水の侵入を防止すること
    を特徴とするモータのフローティング保持構造。
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